あと あと のあと 2023年 9月

9.30b
   よ 浮気なよ お前だけは 知っているだろう
   潮風がまき散らす 恋のいたずら

   おさげの少女に口づけをして 男は砂浜を 駈けていったよ
   ウ…


   
よつれないよ お前だけは 知っているだろう
   星かげを照りかえす 岩かげのこと        「夏よお前は

   瞳のきれいな若者だから たわむれの恋にさえ いつしかおぼれる
   ウ…


   今年は9月までがのようだったけれど、その9月は瞬く間に終わ
   ってしまいました。
9.30a







  駒ヶ根市立
  東中学校

  桑東祭

  9月29日
    ~30日
 
9.29

 井戸からを揚げるポンプは、今年の春故障して動かなくなっていた。
 修理をお願いしたポンプ屋さんの話では、毛布で覆って、冬期間の寒さ対策をするようにとのことだった。
 そういえばおじいさんは木枠のカバーで覆っていたけれど、それが私の代になって壊れてしまったのだ。

 そこでホームセンターで板材をカットしてもらい、画像のような木枠を組み立てたけれど、厚さ18ミリの板を
 使っているから、それは頑丈なものができた。

 この井戸は、毎年稲刈りが近くなり田にが張られなくと涸れてしまう。
 私の子供の頃は道なんかなかったから、この井戸のを飲みにしていたはずだ。お勝手の横に、を入れる
 大きな瓶(かめ)があったのを覚えている。
 あの頃と今と、何がどう変わってしまったのだろうか?
 
9.28
 23日にNHK BS4Kで放送された『名盤ドキュメント キャンディ
 ーズ
「年下の男の子」~彼女たちのJポップ革命~』は凄い内容だった。

 活動期間わずか5年で解散した伝説のアイドルグループ、キャンディー
 ズ
の4枚目のアルバム「年下の男の子」(1975年)を徹底解剖する
 内容で、16chで収録された音源からボーカルだけを抜き取ったり、作
 曲家が「キャンディーズに迷惑を掛けた〝迷盤〟だった」と言わせるよ
 うなアレンジを、当時のアルバム作成メンバーが解説をした。

 私は、録画しておいた番組を見終わると削除してしまうのが常なのに、
 この番組だけは永久保存だ。
 そればかりではなく、売価は1,500円だったアルバムの、その何倍もの
 値段が着いていた中古品を注文したくらい。

 ちなみに、10月7日に「NHK BSプレミアム」で再放送されます。
 NHKの番組作成能力はすごい!
 
9.27
 お客さんの会社で、来年度の高校生の学卒を採用しようと、先日応募者と面接をしたそうだ。
 担当の方が嘆いておられたが、事前にハローワークから通達が出ていて、ほとんど何も質問できないようである。
 そこでネットで調べたところ、次のような文書が現れた。

 面接で配慮するべきこと
  以下のような適性と能力に関係がない事を面接で尋ねて把握することは、
就職差別につながるおそれがある

 
本人に責任のない事項の把握
  ・本籍、出生地に関すること
  ・家族に関すること(職業、続柄、健康、病歴、地位、
   学歴、収入、資産など)
  ・住宅状況に関すること(間取り、部屋数、住宅の種
   類、近郊の施設など)
  ・生活環境、家庭環境などに関すること

 
本来自由であるべき事項
  ・宗教に関すること
  ・支持政党に関すること
  ・人生観、生活信条に関すること
  ・尊敬する人物に関すること
  ・思想に関すること
  ・労働組合に関する情報(加入状況や活動歴など)、学
   生運動など社会運動に関すること
  ・購読新聞、雑誌、愛読書などに関すること

 
採用選考の方法
  ・身元調査などの実施 (注:「現住所の略図」は生活環境などを把握したり身元調査につながる可能性があり
   ます)
  ・合理的、客観的に必要性が認められない採用選考時の健康診断の実施

 
思想・信条について聞いてはダメなことは理解できるにしても、これでは何も質問することができない。
 これからその人を雇用し、将来的に面倒を見ようとする企業が、その選択肢を奪われてしまっているのだ。
 そもそも「
就職差別」ってなんだろう? 日本の社会は、どこかが何かが狂ってきている。
 
9.26
 演劇界で注目を集める演出家・劇作家の加藤拓也が、映画監督デビュー作
 「わたし達はおとな」に続いてオリジナル脚本で撮りあげた長編第2作。

 「あのこは貴族」「愛の渦」の門脇麦を主演に迎え、ひとりの女性がある
 出来事をきっかけに周囲の人々や自分自身と向きあっていく姿を描く。

 夫・文則との関係がすっかり冷え切っている綿子は、友人の紹介で知りあ
 った男性・木村と頻繁に会うようになる。ある日、綿子と木村の関係を揺
 るがす決定的な出来事が起こり、日常の歯車は徐々に狂い出していく。

                         (映画.com)

 レイトショーを見に行く気力はないけれど、移動する時間をやりくりして
 も何かをしないと、ただ時間が流れていくだけ。

 CGを使ったアクション映画はいっぱいあるのに、それらを見たいとは思
 わず、人間そのものを描いた作品を探している。

 観客は私を含めて二人で、もう一人は若い女性だった。
                     (MOVIX 昭島 にて) 
9.25  
 2本ある甘柿の木のうち、1本の方は全く実を付けず、も
 う1本の方もこの部分にだけ実がついている。

 甘柿の木は去年剪定したわけではないから、陽気の他には
 変化点はない。

 は1年おきに実をたくさん付けたり付けなかったりする
 と言われているが、それにしてもこれは極端な現象だ。
 
 干し柿にする方は渋柿で、これは昨年ほど多くはないけれ
 ど、こんなことはない。
 だから、1ヶ月後には干し柿作りの作業を予定しました。
9.24b
 今の刈りはほとんどコンバインで刈り取ってそのまま籾
 にし、すぐに乾燥機に入れて水分を取り除いてしまうか
 ら、画像のようにはざ掛けをしている光景はほぼ見られな
 くなってしまいました。

 本当は、はざ掛けをして自然乾燥させたおの方が美味し
 いはずですが、そんな労力をかけることはどこもしなくな
 りました。

 はざ掛けは、おじいさんとおばあさんと、月明かりの中で
 やったことを思い出します。
 日が暮れるまでにやりきれなかったからです。
 それが毎年のことでした。あの頃はよく働きました。
 だから今もじっとしていられないのです。 
 
9.24a

 刈払機で刈ったあとの草を集めないと、に陽が当たらなくなって膿(う)んでしまうから、その都度集めて堆
 肥にしていた。
 しかし今年は、体力を必要とするこの作業から逃げて、草が乾燥した後でそのまま燃やしていた。

 そうするとが焼けてが露出することはわかっていたけれど、想像以上にたくさんの小石が現れてしまった。
 この手のは今までにかなりの量を拾ったのに、この冬はまた拾いを再開しなければなりません。
 
9.23
 
 今週はまるまる自宅にいなかったから、野菜たちのサポートをすることができなかった。
 その結果、2本を1本に間引いておいた白菜が、虫に喰われていた。

 左側の穴だらけのやつは、新しいが出てくるから何とかなるけれど、問題は左の真ん中がやられているやつで、
 これは著しく成長が遅れてしまう。
 もう苗を植え替えることはしないので、なんとか踏ん張って欲しいものだ。 

9.22
 シャインマスカットの店頭価格が下がっていて、先日もスーパー値段を見たら
 その安さに驚き、いつもなら手が出せないのに、すぐに買い物カゴに入れて
 しまった。

 その安さの理由のひとつは、2011年には26の都府県で栽培されていた
 ャインマスカット
が、2020年には沖縄と岐阜以外の45都道府県に広が
 り、10年で全国の栽培面積は7倍に広がったからだという。

 もうひとつは、シャインマスカットの栽培を新たに始めた農家が多いため“味は
 良いけれど粒が不ぞろい”といった規格外品も数多く流通しているのが理由のよ
 うだ。

 いずれにしても、「秋の味覚」を存分に楽しみたいものです。
 
9.21b
 今週は土曜日に自宅に帰ることになるのだが、念のために
 券売機であずさのチケットを事前購入しようとしたとこ
 ろ、午前中は朝からどの便も全席満席の表示が出てきた。

 三連休最終日の月曜日の上りの便も、茅野駅に表示されて
 いた表は、夜の最終便だけがまだ空いているだけという状
 態だった。
 だだそれは何日か前に気が付いたため、「えきネット」で
 確保してあったから事なきを得たけれど、あれはヤバかっ
 た。

 そして明後日の土曜日、9時発の便に続いて9時2分発の
 便がまだ空いていて、なんとか取ることができたのだが、
 茅野駅まで3時間近くをかけているから、臨時便だったの
 かもしれない。

 ホテルは半年先まで予約をするのだけれど、コロナ禍が収束して人の移動が戻ってきたから、あずさについても
 気を付けなければいけないのだ。
 
9.21a
 「なぜ君は総理大臣になれないのか」「香川1区」などの大島新監督が、
 安倍晋三元首相の
国葬当日の人々の姿を記録したドキュメンタリー。

 世論調査では
国葬に反対する声が増えていく中、2022年9月27日に
 東京・日本武道館で執り行われた安倍晋三元首相の
国葬。その当日に東京
 ・下関・京都・福島・沖縄・札幌・奈良・広島・静岡・長崎の10都市で
 取材を敢行し、
国葬や安倍元首相という人物について、人々のリアルな思
 いを映し出す。
                 (映画.com)

 国葬当日の国内の現象を切り取ったドキュメンタリーだから無理かもしれ
 ないが、「なぜ君は総理大臣になれないのか」や「香川1区」から感じた
 メーセージ性が、この作品からは感じられなかった。

 「国葬の日」という映画が上映されるのを知ったのは、先週の「週刊文春」
 の「阿川佐和子のこの人に会いたい」のゲストが大島新監督だったからだ。

 この手の作品は、あまりマスコミでは取り上げないし、小さな映画館でし
 か上映されない。              (ポレポレ東中野 にて) 
9.20
 日本海に面した秋田県由利本荘市の高台。松ヶ崎灯台があった一
 帯は地元住民の憩いの場でもあったが、17年に
灯台が廃止され、
 砂利を敷いた更地になっている。今は
灯台の隣にあった屋根付き
 の休憩所が残るだけだ。

 海保によると、
灯台は松ヶ崎灯台のように岬の先端などにある
 「沿岸
灯台」と、港湾の防波堤の突端場にある「防波堤灯台」の
 2種類がある。3千基のうち約2100基が防波堤
灯台で、廃止
 された大半がこれにあたるが、100年以上の歴史があったり地
 元の名所であったりする沿岸
灯台も廃止の対象だ。

 夜間に航行する際に自船の位置を知るのに重要だった
灯台。廃止
 される理由はさまざまだが、全地球測位システム(GPS)など航
 海計器が進歩してきたことが大きい。

        「リストラ灯台 第二の輝き」 
        朝日新聞 9月19日夕刊からの抜粋です。

 灯台が廃止されることまで思いが至らなかったが、時代の流れから行くと確かにそうだ。
 岬から灯台がなくなっていく中で、少数ながら地元が中心になって保存しようという例があることを、この記事
 は伝えている。
 旅に出たときに、岬の先の灯台を目指したことが何回もあった。 あれらの灯台がなくなってしまうことなど考
 えたくないけれど……。
 
9.19
 日本海軍が産み落としたさる特攻兵器について、潮騒の彼方から届く呟きの
 ような物語を、一つの記録として遺したいと思っている。
 その人間
兵器の名を「震洋(しんよう)」という。

 膨大な蓄積を誇る世界史を繙(ひもと)いて見ても、このような兵法を組織
 的に採用した例は、他に存在しない。
 戦時中、6000隻以上も建造されたというこの特殊
兵器は、ベニヤ製の小
 型モーターボートの先端部に炸薬を搭載し、乗務員もろとも敵艦に突撃する
 ことを目的として開発された。

 零戦による「空の
特攻」に比して、「海の特攻」については概して知られて
 いない部分が少なくないが、そんな中でも
震洋の存在は、人間魚雷「回天」
 よりも謎が多く、靄(もや)に包まれたままの状態となっている。

 水上特攻
兵器である震洋は、全長5.1メートルの一人乗りである。耐水性
 の高い特殊なベニヤで造られた船体には、250キロ爆弾が入った半円形の
 缶を艦首に装填することができる。
 エンジンはトヨタ製で、既存のトラック用のものが転用されていた。ベニヤ
 板の厚さはわずか約7ミリ。喫水線の上は深い緑、下は赤色のペンキで塗装
 されていたが、
震洋はその外観から「青蛙」とも称されていた。
       「大東亜戦争 秘録」 早坂 隆  育鵬社 からの抜粋です。

 おじいさんの男の兄弟は4人いて、東京に就職していた本人は20歳前に志願して戦闘機乗りになったのだが、
 4歳年上の長男はその後召集されたあと、輸送船で移動中にフィリピン沖でアメリカの潜水艦の攻撃を受けて戦
 死した。

 なぜおじいさんは志願で長男は召集なのかという疑問があったのだが、それは「長男や一人っ子は志願の対象か
 ら除外」という当時の国策があったからだということを、この本で知った。
 なお一つ下の弟は、徴用で造船所に派遣され、石川島造船所にあった船の艦橋から落下して死亡した。
 つまり、4人兄弟の半分は先の太平洋戦争で「戦死」したことになる。
 
9.18

敬老の日

 麻雀Mリーグ2023-2024が今日から始まった。
 毎週、月・火・木・金とAMEBAで生中継されるので、
 見るとなるとこれにかなりの時間を取られることになる。

 大変なものにはまってしまったと思うのだけれど、レイト
 ショーに行く気力も衰え、本を読むのにもエネルギーを必
 要とするから、ぐうたらとなってしまった今の私にはちょ
 うどいいのかもしれない。

 生中継のこの高揚感は、子どもたちがやっているゲーム
 同じようなものではないかと、最近は思っている。
 
9.17
 この子は本当に動物大好きで、グリーンファームに連れて
 行ったところ、放し飼いのウサギがいる場所から離れよう
 としない。

 そしてウサギの体をなでて、「なついてきたから抱っこし
 たい」と言いながらも、「驚かせないでください」という
 貼り紙があるので、それ以上手を出せないでいる。

 野菜をあげられる場所では、人参や葉物が入っている10
 0円のポットを、「これで最後だよ」と言っても、まだ買
 おうとして手を出してくる。

 動物が大好きなのは、心が優しいということだよね。 
9.16

 今日の駒ヶ根の15時の気温は33℃。 これでは野菜たちも参ってしまいます。

 夕方如雨露で水をやるのですが、土の表面が湿るだけで、中まで浸透してくれません。
 の細かい粒子が待たれるところです。

 そんな中で、ほうれん草は順調に芽を出してくれました。
 
9.15
 先週植え付けた白菜

 が虫食いだらけだったので、育ってくれるかどうか心配
 だったけれど、1箇所だけ枯れてしまった場所があるだけ
 で、思っていたよりも大きくなっていてくれました。

 植えたのは、収穫可能な時期が65日、75日、85日の
 3種類を16本ずつ、合計で48本です。

 が小さなうちは毎日水やりをして、日曜日に2本を1本
 に間引きます。 
9.14
 今日はコスモスの日だとい
 う。
 八王子の花屋さんでそのこと
 を知った。

 画像は、自宅の田んぼの土
 手に咲いているコスモス
 が、今年は生育状態が思わ
 しくない。

 雨が少なくて土が乾いている
 こともあるのだろうが、それ
 にしても一斉ではなくて、特
 定の枝がしなびている。

 そして、通常は花が咲いた後は種を付けるのだが、そうではなくて、花が萎んでし
 まっている。
 植物は気候の変動に敏感なわけだが、今年はコスモスにとって厄年のようだ。 
9.13
 信濃毎日新聞社からメールが届いた。

 信濃毎日新聞社は10月1日から、本紙朝刊の月ぎめ購読料を3,900円(税込み)に改定
 させていただきます。
 また夕刊は9月30日をもって休刊いたします。


 ローカル新聞である信濃毎日新聞が、よく夕刊を続けていられるなと常々思っていたけれど、
 ついにギブアップだ。
 今までよく頑張ったね。

 8月のはじめに、こんな内容は採用されないだろうと思いつつ、読者の投稿欄である「建設
 標」に送った原稿。
 もう1ヶ月以上経ったからブログに載せました。

 新撰組ゆかりの京都の壬生寺では、7月16日、新選組の副長・土方歳三の胸像の完成を祝
 う式典が行われた。土方の兄の子孫の土方愛さんが式典に出席したわけだが、
を引き継ぐ
 ことのない「
選択制夫婦別姓」をどこかで採用していたなら、出席した子孫が「土方の子孫
 であった」という客観的な事実が、消えてしまっていたこともあったわけだ。

 両親の
が異なっている場合、結婚している夫婦に子供が生まれると、その子供には両親の
 どちらかの
を名乗らせることになる。そうすると、そこでは離婚した場合の「親権」を誰に
 するのかという問題が、必ず先走るかたちで発生することだろう。現実的な問題としては、小学校に通う兄弟・
 姉妹の
が異なるという、子供には到底理解をすることができない、おかしな現象も起きてくるのだ。

 「
選択制夫婦別姓」は、選挙による多数決なんかでは決められない、日本の文化構造の土台を成す部分をはらん
 でいる。それを推進する人の中には、「両性の平等と基本的人権を掲げた憲法に反する」などと主張する人もい
 るが、そもそも平等とは「イコール」ではなくて、それぞれの特性を尊重し活かしていくこと指すのだと私は捉
 えている。だから、賛成か反対かなどという単純な議論にはして欲しくはない。

 どなたか反論をしてください。
 
9.12
 山田洋次監督が吉永小百合を主演に迎え、現代の東京・下町に生きる家
 族が織りなす人間模様を描いた人情ドラマ。
 同じく
山田監督と吉永主演の「べえ」「と暮らせば」に続く「」3
 部作の3作目にあたり、劇作家・永井愛の戯曲「こんにちは、
さん」を
 映画化した。

 大会社の人事部長である神崎昭夫は、職場では常に神経をすり減らし、家
 では妻との離婚問題や大学生の娘との関係に頭を抱える日々を送っていた。
 そんなある日、
・福江が暮らす下町の実家を久々に訪れた彼は、の様
 子が変化していることに気づく。

 いつも割烹着を着ていた
は艶やかなファッションに身を包み、恋愛まで
 している様子。実家にも自分の居場所がなく戸惑う昭夫だったが、下町の
 住民たちの温かさや今までとは違う
との出会いを通し、自分が見失って
 いたものに気づいていく。
            (映画.com)

 さすが山田洋次監督だと思わせる作品で、吉永小百合はいくつになっても
 可愛らしさを失わない。
 それにしても、大泉洋の「大会社の人事部長」は、キャラクター的に無理
 がある。                 (MOVIX 昭島 にて)                  
 
9.11  
 昨夜、ノートパソコンがフリーズして固まってしまった。
 最近はこんなことは滅多にないから、面食らってしまう。

 アイコンをクリックしても全く反応しないので、再起動させてみるわけにも
 いかない。
 Ctrl+Alt+Delで対応しようとしたのだが反応しない。
 そこで、スマホで「Windows11 フリーズ」と入力して検索してみた。
 すると、フリーズの原因に、「マウスに問題がある場合」というのがあった。

 そこでタッチパッドで操作をしたところ問題なく動いた。
 ここで気が付いたのは、この何日間か、マウスでクリックをしても反応しない
 ことが何回かあり、電池を変えても治らなかったこと。
 だから、マウスを新品に取り替えてみることにした。

 Amazonがすごいのは、22:44に注文したものが、翌日の今日の午後には届いたこと。 2024年問
 題で輸送環境が変わるかもしれないが、Amazonもクロネコ宅急便もすごい!

9.10
 おじいさんが、河原で石割りをしているときに使っていた
 道具です。

 いちばん小さなのは石頭(せっとう)。
 これでノミの頭をたたいて、石に矢が入る穴を空けます。

 一番大きなのが矢じめ。これで穴にセットした矢を打ちま
 す。
 柄には、「ヨウズミ」とか「ウシコロシ」とかいった、細
 くてよくしなる木を使うのですが、よくおじいさんと東山
 に採りに行きました。 

 中くらいの大きさのやつは玄翁(げんのう)。割った石の
 形を整えます。
 
 通っていた高校の帰り道に、石を割っている現場に寄って、私も矢を入れる穴を掘れるまでになりました。
 この仕事で、使いすぎた右手が曲がらなくなったり、石の粉を吸い込んで肺が弱くなったりで、おじいさんは身
 を削りながら子供3人を育ててくれたのです。
 
9.9  
 稲刈りが始まっている。

 私の家の田んぼの稲作りをお願いしているのは個人農家だ
 から、一度に乾燥させる量が限られているため、毎日少し
 ずつの刈り取りになっている。

 土手に座っている女性は見学者ではなく、コンバインから
 排出されるを積む軽トラを待っている人です。

 すぐに軽トラが2台やって来て、今日乾燥させる分の
 積んでいきました。
9.8
今日の信濃毎日新聞の朝刊に、次のような記事が載っていた。

松本署は7日、松本市の70代女性が現金100万円をだまし取られたと
発表した。

松本市の女性宅には1日、税務署職員を名乗る男から「
息子さんが2年間
税金を滞納している」、さらに
息子を名のる男から「100万円足りない」
などと電話があった。女性は自宅付近で男に現金を手渡した後、
家族に相
談して被害に気付いた。

「電話でお金・それは詐欺」の欄には、かなり頻繁にこのような記事が掲
載される。
氷山の一角とまでは言わないが、中には公にしない人もいるだろから、こ
れだけあちこちで騒がれていても、一向に減少する傾向にないのだ。

それぞれに共通しているのは、「
後で家族に相談して気が付いた」という
ものだから、最初にそれをすればいいのにと思うのだが、それだけ犯人の

やり方が巧みであるということなのだろう。 
9.7
        ふんすい

      おしめをはずすと決まって
      おまえはおしっこをする
      ピューと 勢いよくとばし
      顔の上にも降りかかる

      雨が
      塩からいなんてことを
      覚えたら困るじゃないか

      おかあさんは
      またコリコリしてきたと
      おまえのオチンチンを
      いじくっている          (たぶん1976年の作品) 
9.6
 一馬 岸本さんはさ、ヤマメサクラマスを知ってる?

 
聡里 え……? 両方とも魚、ってことくらいしか知りませんけど。

 
一馬 正解。両方とも魚。川で生まれる魚だ。で、この両方の魚、もともと
 はまったく同じサケ科の同種なんだ。それが成魚になると、
サクラマス
 マメ
というふうに違った名前で呼ばれる。どうしてか、わかる?
 名前の違いは川で育ったか、海で育ったか、その区別なんだ。

 
聡里 川で育つか、海で育つか……。そんなことで名前が変わるんですか?

 
一馬 実はそうなんだ。じゃあなぜ川と海、違う場所で育つかということな
 んだけれど、それは稚魚時代の個体の強さに由来するんだよ。
 つまり体が大きくて個体として強い稚魚は、生まれた場所で餌を得ることが
 できるから、そのまま川で育ち成長する。その一方で、体が小さくて弱い稚
 魚は餌を求めて川を下り、海に向かうんだ。海には川とは比べものにならな
 いくらい豊かな餌があるからね。もちろん大海原では、川以上に捕食される
 危険も高まる。それでも、海で無事に生き延びた稚魚は、川に残ったものよ
 りはるかに大きく育つことができる。川で育った
ヤマメは最大でも30セン
 チそこそこだけど、海育ちの
サクラマスは50センチにもなるんだ。

 
聡里 大逆転ですね。

 
一馬 そう大逆転だ。それで、やがて海で育ったサクラマスもまた、産卵のために川へ戻る。川へ還った時、海
 に出てひと回り大きくなった
サクラマスは、産卵期の川の中で一番いい産卵所に陣取ることができる。

 
聡里 体が小さくて弱くて海へと追いやられた稚魚でも、最後は強くなって遺伝子を残せる……ということです
 か。

 
一馬 その通り。逃げることは悪いことじゃない。逃げなきゃ死んでしまうことだってある。逃げた先で踏ん張
 ればいいんだ。いま辛いことから逃げたとしても、時間を経て変わることはできる。苦しんだ人のほうが、初め
 から何でもできるやつより強いよ。


               「リラの花咲くけものみち」  藤岡陽子  光文社 からいただきました。
 
9.5  
 今はそんなことはほとんど聞かないが、私の子供の頃は「ねぶつ」とい
 うできものが結構頻繁にできた。

 「ねぶつ」というのは粉瘤(ふんりゅう)と呼ばれているもので、角質
 をつくる細胞でできた袋が皮膚の中に生じ、徐々に袋の中に角質がたま
 って大きくなっていく腫瘍で、中心部に黒点状の開口部がある。

 そこに「たこの吸い出し」という青色の軟膏をガーゼに塗って貼ると、
 やがて「ねぶつ」は口を開き、白い「根」が姿を現す。
 それでやっと快方に向かうわけだ。

 子供の頃と何が違うのかと考えてみるのだが、食生活から衛生管理まで
 大きな変化を遂げていることだろう。
 だから、「たこの吸い出し」のメーカーに利益が出ているかが心配だ。 
9.4
 1923年、澤田智一は教師をしていた日本統治下の京城(現・ソウル)
 を離れ、妻の静子とともに故郷の千葉県福田村に帰ってくる。

 澤田は日本軍が朝鮮で犯した
虐殺事件の目撃者であったが、静子にもその
 事実を隠していた。その年の9月1日、関東地方を
大地震が襲う。

 多くの人びとが大混乱となり、流言飛語が飛び交う9月6日、香川から関
 東へやってきた沼部新助率いる行商団15名は次の地に向かうために利根
 川の渡し場に向かう。

 沼部と渡し守の小さな口論に端を発した行き違いにより、興奮した村民の
 集団心理に火がつき、後に歴史に葬られる
大虐殺が起こってしまう。
                          (映画.com)

 土曜日にネットで予約をしたときには3席しか埋まっていなかったのに、
 今日の1回目の上映はほぼ満席で、終わって会場から出て行くときには、
 次の回を見る人たちで溢れていた。
 こういう作品こそ大きな映画館でやって欲しいのに……。
                       (テアトル新宿 にて)  
9.3b
 漢字を見ただけでは読むことができないが、華やかな印象
 があるものを、「キラキラネーム」と呼ぶそうだ。

 男の子は「澄海(すかい)」、「在波(あるふぁ)」、
 「今鹿(なうしか)」、颯琉(そうる)」、「煌理(きら
 り)」、女の子は「心愛(ここあ)」、「王冠(てぃあ
 ら)」、「希星(きらら)」、「栞來(かんな)」、「心
 結(みゆ)」、「月(るな)」などがそれに充たる。

 名付け親の感覚を疑ってしまうのだが、自分で自分の名前
 を決められないのだから、本人にしてみればどうしようもないことだ。
 就職試験の面接の場なんかでは、それが不利になっているという話を聞いたことがある。

 6月に行われた戸籍法の改正では、出生届や戸籍に名前の「読みがな」を登録することになったが、そもそも「
 社会性」を伴う人の名前は、一定の制限をすべきことであると思う。
   
9.3a  
 大根人参ほうれん草の種を蒔いた。

 9月になれば大根の種を蒔いていいと言われているが、このところ全然雨
 が降らなくて、畑の土はカラカラの状態だから、来週の頼りになる。

 人参はいつもうまくいかなくて、ほうれん草は春から夏にかけて何度も種
 を蒔いたのだが、ほとんど発芽しなかった。
 だから、今年こそはという思いがある。

 しばらく前の天気予報では、来週は続きとなっていたので期待したのだ
 が、時間が経つにしたがって雲マークが多くなってきた。

 来週末に家に帰ったときに、それぞれ芽を出していてくれるだろうか。
 
9.2b
 洗濯物を取り入れようとして外に出たわずかな時間に、両足のクルブシ
 辺りそれぞれ2箇所に刺された。

 そのうちひとつは、途中で気が付いたので叩き潰したところ、吸ってい
 た赤い血がそこに残った。
 それは、イラストのような立派なではなくて、ちっぽけなヤブ蚊だ。

 半ズボンで外に出るときは気を付けているのだが、ちょっと油断をして
 いるとこうやってに襲われる。

 少しくらいは血をあげたっていいけれど、そのあと膨らんできて、
 なってくるからかなわない。
 「ムヒ」や「ウナ」を塗り込んでも、みはしばらくは治まらない。 
9.2a
の、「花咲舞が黙ってない」には
まっている。

8月28から、平日の13時に放
 映されているものだが、その日の午前中に、テレビの画面
 の番組表を見ていて偶然見つけたもの。

 池井戸潤の単行本は読んでいるけれど、ドラマが放映され
 た2015年ころはテレビドラマを見る習慣はなかった。

 今回の放送は(第2シリーズ)で、(第1シリーズ)は1
 0月末から放送される予定。

 ドラマそのものも面白いが、何よりもいいのは、途中でコ
 マーシャルが全然入らないことだ。
 
9.1
 毎年苗を買って植えているアスターが見頃となっていま
 す。

 今年は、苗のうちに2本が、キリウジ(キリウジガガンボ
 の幼虫で、土中に住んでいて植物の茎を切ってしまう)に
 やられました。

 野菜の苗の場合は、植えるときに、穴の中に殺虫剤を施す
 のですが、アスターのときは油断をしてしまいました。

 道を通る人の目には届かない、キウイの下に植えてありま
 す。