あと あと のあと   2019年6月 

6.30
 新聞に載っていた広告でこの本の存在を知り購入しました。

 「個人事業主は税金を払いすぎている」というフレーズに惹かれて手にしたのですが、ま
 だ中身は読んでありません。

 それでもここで取り上げたのは、エアコンの設置が「経費」になることを、目次を見て知っ
 たからです。そんなことは考えたことがありませんでした。もっと「経費」にシビアになって
 もいいのではないかと思っているところです。

 「経費で落とす!」という表現はよく使われていますが、「落とす」という感覚はなく、ただ
 「経費」を使えば現金がなくなっていくという実感しかありません。
6.29
 桜の木の下にあるタチアオイ。「爛漫と咲き誇る」とは、このような状態を言
 うのでしょう。

 先週はまだ7分咲き程度だったものが、今週は満開になりました。たくさん
 の人に見て欲しいけれど、自宅は街道沿いではなく奥まった場所にあるの
 で、気が付く人はそんなに多くはないでしょう。

 1週間ぶりに見る畑や庭には、がはびこっています。
6.28
 名前を明らかにすることはできないが、ゴルフの女子プロの中に、私がお父さんを知って
 いる人がひとりいる。
 彼女は昨年のQT(クォリファイングトーナメント)を通過し、今年初めてシード選手になっ
 た。
 ところが、なかなかリーダーボードの上位にくることがなく、予選を通過したのは1試合だ
 けで、その試合も最終結果は最下位だった。
 だから、どのトーナメントでも、リーダーボードをスライドしていけば、下の方に彼女の名前
 を見つけることができる。 
 今週のアース・モンダミンカップも予選落ちしてしまった。
 プロの世界は厳しいものだけれど、これはこれで辛いことだ思う。仕事の世界でも、実力
 のない人が管理者になることほど辛いことはない。
 だからそういう立場になった人は、他人の何十倍もの努力が必要だ。
6.27
 琉クンがいつか、「皮を剥くと白い果物が食べたい」と言ったのを覚えていたの
 で、3週間くらい前から「ライチ」を探していた。
 先週なんか、新宿の伊勢丹の食品売り場に行ったところ、あるにはあったがそ
 れは化粧箱に入っていて、6500円の値札が付いていた。これでは手が出ない。

 そして今日、八王子駅に隣接するデパ地下に行ってみたところ、ひとパック580
 円
のものが売られていた。台湾産だけれど、一応「生ライチ」だ。
 今夜はホテルの冷蔵庫に入れておいて、明日家に持ち帰る。琉クンは喜んでく
 れるかな?
6.26b
 私の記憶に間違いがなければ、長州力の引退試合は「5人掛け」だったはずだ。そこ
 でネットで調べてみると、案の定1998年1月4日に東京ドームで試合をしていた。
 
 長州力引退試合 5人掛け・各20分1本勝負
   1 ◯長州 (体固め、3:57)       藤田和之🌑
   2 ◯長州 (片エビ固め、1:42)     吉江豊🌑
   3 ◯長州 (サソリ固め、1:21)     高岩竜一🌑
   4 🌑長州 (アキレス腱固め、2:02)  飯塚高史◯
   5 ◯長州 (体固め、5:09)        獣神T.ライガー🌑   
 これが引退試合で、私はたぶんテレビで見た覚えがある。
 
 映画館は満席で、スクリーンに映る後楽園ホールのリングは、自宅の65インチのテレ
 ビ画面とは比較にならず、もしかしたら会場にいるよりも迫力があるのではないかというくらいで、頭突きをしたときの
 「ガツン」という音には、見ている方も痛くなるくらいだった。
 試合を終えて、バックステージでインタビューを受ける長州力は、いつもピリピリしている怖い印象とはかけ離れた、満
 面の笑みを振りまいていた。
 何かをやり遂げた開放感は、こんなにもいい表情を醸し出すものなのだろうか。

6.26a
 長州力の引退試合が、今日、後楽園ホールであるのを知ったのは、2月のことだった。
 チケットを探したところ、指定席券は完売で、発売された立ち見券もわずか1日で完売
 となり、開催4ヶ月前にしてソールドアウトになるという人気ぶりだった。
 どうしてもこの試合を見たいと思ったのは、
長州力の付き人を務めた真壁との対戦が、 
 組まれる可能性が高いことからだった。でもチケットはない。
 そんな私の期待に応えるかのように、全国の映画館を使い、ライブビューイングを開催
 することが急遽決定した。当日は熊谷で仕事をしているから、帰る途中に上映される
 「MOVIXさいたま」に立ち寄ることができるので、その映画館のチケットを購入した。

 
長州力は、新日本プロレス時代の1997年8月31日、横浜アリーナで引退記念興行
 を行っている。だから、今回が「引退試合」だというのはおかしいのだが……。
6.25b
 本日の衆院本会議では、安倍内閣の不信案が野党から提出され、各党か
 ら賛成・反対のそれぞれの意見が出された。
 「報道ステーション」では、それぞれの政党の演説のエキスの部分を紹介し
 ていたのだが、日本維新の党の議員は、「
念のため申し上げますが、私たち
 日本維新の会は内閣不信任決議案に反対と申し上げたのは、別に自民党
 や公明党と行動を共にしたいからではなく、
共産党と同じ行動を取るのが、
 
死んでもいやだからであります!」 

 国会は餓鬼の喧嘩の場かい? 政策も何もあったものじゃない。

 「民主党政権の3年間、年金支給額は増えるどころか、引き下げられていた。はっきり言っ
 て無為無策だった。安倍政権では今年、年金支給額はプラスとなった。民主党政権の『負
 の遺産』の尻拭いをしてきた安倍首相に感謝こそすれ、問責決議案を提出するなど全くの常
 識外れ。『
愚か者の所業』とのそしりは免れません

 これは、24日の「問責決議案」に対する与党代表としての発言で、さらにこう言い切った。

 「野党のみなさん、もう一度改めて申し上げます。恥を知りなさい!

 国会の場で、あなたに「恥を知れ」と議員が言われる筋合いなんかないし、どこのお偉様か
 知らないけれど、国会はそんな軽い言葉を言い合う場ではなかったずだ。

 テレビを見てて、国会のさらには議員の権威や品位が、これほどまで落ちてしまっているの
 が悲しくなってしまった。

6.25a
 おじいさんは、「昔は
貧乏だったけれど幸せだった」といつも言っていた。そして、「まさ
 るは貧乏を経験しているから、それが財産だ」とも言った。
 だから私は、何かを食べたとき、「美味しい」と言うことはあるが、これは「まずい」と言う
 ことはない。それは、食べるものがあるだけでありがたいと思う気持ちがあるからだ。
 餃子という食べ物がこの世にあることを知ったのは、中学生の時だった。子供のころの
 おやつは、何も入れずに小麦粉をこねて焼いただけの「おやき」だった。

 おじいさんの兄弟・姉妹は9人。そしておばあさんの兄弟・姉妹は10人にも及ぶ。最近
 思っていることは、
貧乏なのになぜこんなにたくさんの子供を育てるのができたのかと
 いうこと。
貧乏ではないはずの現代では、とても考えられないことだ。

 
貧乏って、そしてそれとは逆の豊かさって、いったいどんな状態のことを指すのだろう。
 そして私たちは、何を目指して生きているのだろう。
 
6.24
 私の寝室の引き戸に、これだけ衣類が挟まっているだけでも、ピタッと閉まらないと言って、舜クンは
 何回もやり直しをしている。
 お風呂で衣類を脱いだときに、袖がひっくり返ってしまうのを、その都度直さないと風呂場に入らない。
 靴のかかとを踏んで履いている琉君を、見つける度に注意している。
 こんな舜クンのきちんとした性格は生まれつきのもので、おじいさん、私、長女、そして舜クンと、受け
 継がれてきたDNAではないかと思っている。
 私は同類だと思っているから、このような行動を好ましく感じているが、それで「幸せ」な人生が送れ
 るかというと、それは必ずしもそうではないと、私は自分自身の経験から受け止めているよ。
6.23  
 ジャガイモの葉っぱの様子です。
 去年はあっという間に葉っぱが枯れてしまったから、今年は頻繁に消毒をし
 ています。
 農協さんに相談して紹介されたのが「ボルドー粉剤」で、植物に散布された
 粒子が葉や果実、幹などの表面を覆い、外部からの病原菌侵入を防止する
 のだという。
 だから葉っぱは緑の状態を保っていて、たくさんの収穫が期待できます。
6.22
 家のまわりのタチアオイが咲き揃ったので、親戚の叔母さんたちを招待した。
 昨年よりも、2週間近く遅い開花だ。

 系統の花でも、微妙に違う色のものが発生したり、一重(ひとえ)や二重(
 ふたえ)のものが表れるのは、交配の結果なのか、それとも閉じ込められて
 いたDNAが目覚めたのかはよくわからないけれど、何種類ものパターンの
 花が、咲いてみないとわからないから、そんな楽しみもあるタチアオイです。
6.21
 小林よしのりの「ゴーマニズム宣言」にはまっている。
 今週は、画像の2冊を持って出かけてきた。

 カテゴリーは「漫画」だけれど、絵は補助的な役割で文が
 中心だから、2冊を読み切るのにやっとだった。

 以前にもこのブログに書いたことがあるが、日本の歴史を
 勉強するのには最適な本だ。
 それに加えて彼の主張が歯切れいいから、読んでいて面
 白い。

 彼の闘う姿勢を評価しているから、いつか「ゴー宣道場」に
 参加してみたい。
6.20
 昨夜は、つくばでの仕事が21時過ぎまでかかり、そのあと社員の方に車で習志
 野
まで送ってもらい、ホテルに着いたのは23時少し前になっていた。

 なでしこジャパンの試合が4時からあったけれど、それまで起きているというわけに
 もいかないのでいったん眠りについたが、目覚ましもセットしてなかったのに、自然
 に目が覚めたのは4時5分前だった。
 そして後半の2点目を取られたところで見るのをやめた。

 今日は、久しぶりに福島県の郡山にやってきた。いつ以来だったのかは定かでは
 ないが、たぶん震災に遭ってから初めてのことだと思う。
 東北新幹線の各駅停車は途中の駅に止まってばかりいて、ずいぶん遠いところの
 ように感じた。
 明日の金曜日、家に帰り着くのは何時ころになるだろうか。
 
6.19
 昨夜の22時22分、私は茨城県の土浦市のホテルの8階の部屋にいて、「BSテレ東」
 の「プラス10」を見ていた。
 そこに飛び込んできたのは、「緊急地震速報が出ました。強い揺れに警戒してください。
 落ちてくるもの、倒れてくるものからは、離れてください。けがをしないように身を守って
 ください。テーブルや机の下に隠れてください。倒れやすい家具などからは離れてくださ
 い。各地の震度は情報が入り次第お伝えします。緊急地震速報が出ています。強い揺
 れに警戒してください
」という放送。
 本当に地震が来るのかと身構えていたところ、しばらくして部屋が揺れ出してそれが長
 い間続いた。
 今までは、揺れが来る前に本当に警報が出されるのかを疑っていたが、これだけ前もっ
 て知らされると、少なくても心構えだけはできる。

6.18
 背骨を骨折してからは、駅ではできるだけ階段を避けようと、エレベーターやエスカレ
 ーター
を探している。
 「バリヤフリー化」が叫ばれて久しいが、駅には意外とこれらの設備が備わっていない。

 エスカレーターは、お決まりのように左側に立っているのだが、右側を急いで歩いて行
 く人がいっぱいいる。特に危ないのは下りの場合で、少し躓けば転倒して大けがをして
 しまうだろう。
 
 JR東日本は、「エスカレーターでは歩かず、立ち止まるように」と呼びかけていて、それ
 に対する論議が巻き起こっているが、万一の場合他人を巻き込まないためには、やっ
 ぱりエスカレーターでは歩かないことだ。
6.17b
 なぜ「死にたいなら一人で死ね」と言うべきではないのでしょうか。「無差別殺人で
 家族を奪われた人の気持ちを考えたらごく自然な感情ではないか。偽善者ぶるの
 もいい加減にしろ」という声に共感した人も少なくないでしょう。

 でも、言っちゃいけないと思う。胸の内で思っても、言葉にするべきじゃない。なぜ
 ならそれは憎悪の言葉だから。憎悪の言葉は憎悪を生むから。きれい事ではなく
 リアルに次の事件を防ぐためにも、呪詛は口にしてはならないのです。

 人を巻き添えにしてこのクソみたいな世界と人生に別れを告げてやろうと考えてい
 る人に「死ぬなら
一人で死ね!」と言ったら「そうか、ならやめよう」となるか。ならな
 いでしょう。「
一人で死ね(お前なんか死んでもいい)」と言われたら、そいつへの憎
 悪も込めて復讐しようと思うかもしれない。だったら世間に当てつけをしてやろうと
 思うかもしれない。だから「死にたいやつは
一人で死ね」には何の効力もないばか
 りか、むしろ新たな犠牲者を生む手助けをしてしまう呪いの言葉なのです。憎悪の
 発散と正義感を取り違えないで。


   「小島慶子の幸複のススメ!」  AERA 6.17号からいただきました。

6.17a  
 新日本プロレスの、「HEIWA presents G1 CLIMAX29」の出場選
 手と、組み合わせの全日程が発表になった。
 アメリカのテキサス州ダラスで行われる開幕戦から、8月12日の武道
 館での決勝戦まで、A・Bブロックごと10人による総当たり戦で、全20
 試合
にもおよぶ。
 ひとつでも見逃すと次へのストーリーが繋がらないから、全試合を追い
 かけることになる。幸い今は、ネットなら当日の試合を時差で見ること
 ができるから、この期間中の夜間は、映画など見に行っていられない
 のです。
6.16
 アゲハチョウの幼虫が、山椒の木にいるのを見つけた。
 山椒の葉が食べられて、枝が丸坊主になっているところがあったのに、今ま
 でいるのに気が付かなかった。

 別の所にある山椒の木の枝も丸坊主になっていたから、探したのだが見つ
 からなかった。

 もしかしたら、私が隣の木の消毒をしたときに、液がかかってしまったのかも
 しれない。アゲハチョウの幼虫が成虫になるまでには、たくさんの試練があ
 るのだろう。
 
6.15
 タチアオイが咲き始めたけれど、まだ全体から見ると、1割くらいしか咲いて
 はいない。
 去年の日記を開くと、17日に親戚の叔母さんに見に来てもらっているから、
 そのときが最盛期だとすると、今年は1週間以上遅れている。

 今や我が家は
タチアオイ屋敷の様を呈していて、庭や土手や畑の隅には、
 大きくなった
タチアオイが林立している。
6.14b
 「やすらぎの刻・道」では、囲炉裏を囲んでみんながを綯(な)っている場
 面がよく出てくる。
 しかしながら、を綯うことができる私から見ると、あれは単に(わら)を手
 のひらでもてあそんでいるだけた。
 なぜ私がを綯えるかというと、小さいころはそれが日常の作業だったから。
 を叩いて柔らかくしたものを、両手の手のひらで縒(よ)るわけだから、そん
 なに太いができるわけではない。
 今はコンバインで稲刈りをするときに穂以外の部分も切断してしまうために、
 を手に入れることも難しくなってしまった。
6.14a  
 今日から「チケット不正転売禁止法」が施行された。

 吉田拓郎のコンサートは、当日会場で、本人確認が出来る身分証明書の提示が求め
 られていた。だから私は運転免許証を用意していったのだが、入場口の係員は、私の
 顔を見て確認することはなかった。
 その時に感じたのだけれど、あのものすごい人数の観客を、一人ひとり確認するなどと
 いうことは無理なことだ。今回は、ある程度の抑止力にはなったのだろうけれど、もう少
 し確認する方法を考えないと、「不正入場」を確実に防止することはできない。

 法律が施行された今日でも、神田共立講堂のチケットは、1枚2万円のものが15万円
 で売られている。
6.13
 2018年9月に他界した樹木希林が生前、自身初となる企画の下で製作された映画で、
 実在の事件をモチーフに、60歳を過ぎても38歳と偽って色香で男たちをだまし、最後は
 異国の地で逮捕された女の姿を描いた。

 渡部聡子=自称
エリカは、愛人である平澤育男の指示のもと、支援事業説明会という
 名目で人を集め、架空の投資話で大金を集めていた。しかし、平澤が複数の女と付き合
 い、自分を裏切っていることを知ったエリカは、平澤との連絡を絶ち、金持ちの老人をたら
 し込んで豪邸を手に入れた。老人ホームに入っていた母を呼び寄せ、今度は自ら架空の
 支援事業の説明会をおこない金を詐取していく
エリカだったが……。

 
エリカ役は、45年ぶりの映画主演となる浅田美代子が務めた。樹木は浅田の代表作に
 なってほしいという思いから今作を企画し、自らもエリカの母役で出演している。 

                                  (映画 . com)


 
こうやって映画の話題ばかり取り上げると、よほど暇で遊んでばかりいると思われるかも
 しれませんが、「長いお別れ」は、蒲田での仕事が終わったあと「
TOHOシネマズ日比谷」に移動して見たものだし、
 今日の「エリカ38」は、八王子での仕事が午後からだったため、朝から「
TOHOシネマズ南大沢」にまで行って見たも
 の。 こうやって、自分の
感性が錆び付くことを防いでいるということです。

6.12
 私は、老後の人生設計をしてこなかった。
 公的年金をあてにするとか、その代わりに生活資金を貯めるとかいったことを、まった
 く考えてこなかった。その理由は特になくて、単に
老後のことを真剣に捉えていなかっ
 たというだけのことだ。

 だけど、実際に70歳を目前にしている今、金融庁金融審議会の報告書にある、「
夫が
 65歳以上、妻が60歳以上の無職世帯が年金に頼って暮らす場合、毎月約5万円の
 
赤字が出るとの試算から、その後30年間生きると仮定すると、約2000万円が不足
 する
」という内容は、あながち的外れではないと思っている。
 ただ、60歳までに、2000万円の資産を残すということは、特殊な場合を除けば、ほ
 ぼ不可能なことだ。だけど、自分の
老後の生活は、自分で守るしかないことは極めて
 現実的な問題になってきた。

 こうなってしまった要因のひとつに、
家族の崩壊が挙げられるのだと思う。つまり、子どもが親の面倒を見るという図式
 が崩れてしまっているのだ。最近は田舎でも多くなっているが、特に都会では、両親と同居するというパターンはほぼ
 なくなってしまった。そして子どもには、親を養っていくだけの経済力がない。

 したがって事は深刻なのだけれど、この問題に限らず、物事を誰かに依存するという発想をベースにして組み立てるこ
 とは、避けなければいけないことなのだろうと思う。
 
6.11b
 初の商業映画監督作「湯を沸かすほどの熱い愛」が日本アカデミー賞ほか多数の
 映画賞を受賞するなど高い評価を獲得した中野量太監督が、
認知症を患う父親と
 その家族の姿を描いた中島京子の小説「長いお別れ」を映画化。これまでオリジナ
 ル脚本作品を手がけてきた中野監督にとっては、初の原作ものとなった。

 父・昇平の70歳の誕生日で久しぶりに集まった娘たちは、厳格な父が
認知症にな
 ったという事実を告げられる。日に日に記憶を失い、父でも夫でもなくなっていく昇平
 の様子に戸惑いながらも、そんな昇平と向き合うことで、おのおのが自分自身を見つ
 めなおしていく。そんな中、家族の誰もが忘れていた思い出が、昇平の中で息づいて
 いることがわかり……。                 
(映画 . com)

 
昇平に認知症の兆候が現れたのは70歳のとき。 明日は我が身だ。
 おじいさんは死ぬときまで全然ぼけていなかったし、おばあさんも最後までしっかりし
 ていた。だから私も、遺伝的にはぼけないだろうと思うけれど、少しでもその気配が
 みられたら知らせて欲しいと、周りの人たちにはお願いしている。

 
6.11a  
 昨夜は1時から、なでしこジャパンの、女子ワールドカップ対アルゼンチン戦を
 見た。
 最近は、眠ってから3時間経ったころ目が覚めるので、それを計算して22時に
 ベッドに横になったが、眠ることが出来ずにそのまま試合をむかえた。
 ただ内容はふがいない試合で、圧倒的にボールを支配しておきながら、なか
 なかペナルティエリアに入って行かれず、攻めないものだからファールをもらえ
 ることも少なく、これでは上位ランクの国と戦えるわけがないと思った。
 アグレッシブさが欠けていたのは、もしかしたら日本人の特性かもしれない。
6.10  
 移動日に充てている月曜日は、なるべく早い時間に家を出るようにしている。
 その理由は、東京のラッシュアワーに遭遇したくないからだ。

 今日は、同級生のお母さんのお葬式が14時からあった。遅い時間だなあと
 思ったが、義理受けくらいはしているだろうと、11時半ころ斎場に行ってみた
 が、駐車場はがら空きで場内には誰もいない。
 係員の方が言うことには、今焼き場に行っていて、戻るのは12時過ぎになる
 とのこと。出直すしかなかった。

 そして東京のラッシュアワーにかち合った。大きなキャリーバッグを引いてい
 る人なんか、迷惑この上ない。だから、山手線も京浜東北線も、乗ることができる電車をひとつやり過ごし、待っていた
 人が全部乗車したあとで、ホームの先頭に並んだ。次に来た電車に先頭で入れば、人と人との押し合いが少ない、奥
 の方に行くことが出来ることを狙ったのだ。

 片道5時間の移動時間。これだけでも体力を消耗してしまいます。

6.9
 手前の黄色くなって枯れかけているのが紫色の花の種類で、向こうのもの
 が白い花の種類のエンドウだ。
 白い花のものは春先に全部枯れてしまったので、新たに蒔いたものが育っ
 て、いつもなら短い収穫時期のものが、結果的に長いあいだ実を収穫できる
 ことになった。
 エンドウは、冬越しをさせなければならないはずなのに、春蒔いたものでもそ
 んなに差がなく収穫できる。ということは、わざわざ秋に蒔かなくてもいいこと
 になる。
 なぜ冬越しをさせなければならないのかは、これからの研究課題だ。

6.8
 霜にやられたあとに植え替えた野菜たち
 は、どれもが順調に育っている。
 先週はナスキュウリの整枝をし、今日
 はピーマンに手を入れた。
 トマトは脇芽を取るだけの整枝なのだが、
 1本だけ間違って本幹を切ってしまった。
 いちばん立派な実を付けているトマトに、
 かわいそうなことをしてしまいました。心
 が痛んでいます。

6.7
 山手線なんかに乗り込んでくる女の子の中に、すっぴんなのにもかかわらず、シミひとつ
 ない綺麗な肌の持ち主に出会うことがある。私はそれを、うっとりして見とれている。

 よく泊まるホテルには、机の正面に大きな鏡が備え付けられており、嫌でも自分の顔が目
 に入る。年相応と言えばそれまでだが、そこにはシミが浮き出た顔がある。
 
 ムダなことだとわかっているけれど、最近「ケシミン」というクリームを、寝るときに顔のシミ
 のある場所に塗っている。
 そして、シミが薄くなってきたと喜んでいるのだから、おめでたいと言うしかない。もっとほ
 かに努力しなければならないことが、いっぱいありそうなものだけれど……。
6.6
 田原 9条2項があるから、安全保障の大事な問題をまったく議論できないと。じゃあ、9条
     2項を削除したらどうなりますか?


 井上 9条の問題は、2つあるんですよ。ひとつは、安全保障政策についての実質的議論
     が棚上げされ、
9条解釈の「神学論争」にすり替えられてたという問題。もうひとつは、
     9条があるせいで、私の言う「戦力統制規範」(戦力が濫用されないよう、戦力の編
     成方法・行使手続きを統制する規定)、具体的には、武力行使の国会事前承認、文
     民統制、軍事司法制度などがミニマムな戦力統制規範ですが、こういった規定が憲
     法に盛り込めないという問題です。

 田原 なるほど。

 井上 私の言う「ミニマムな戦力統制規範」さえ、今の憲法には定められない。なぜなら、
     条
2項で、「戦力は持たない」と書いていますから。
     「戦力は持たない」と書いているのに、その後に「戦力の行使には国会の承認が必要」とか、「戦力の最高指
     揮令権は首相にある」なんて書けない。


 田原 うん書けない。

 伊勢崎 繰り返しますが、9条2項は単に欠陥条項です。「戦争はやめたと自分に言い聞かせているから、戦争犯罪
      をおかす場合については考えない」と言っているのですから。
9条2項の存在自体が国際人道違反です。

         「脱属国論」    田原総一朗・井上達夫・伊勢崎賢治   毎日新聞出版社 からの抜粋です。

6.5  
 舞台には、大道具や小道具の類いはひとつもなく、アル
 ミフレームとアクリル板が付いている透明な箱のようなも
 のにそれぞれの「場」が入っている。それが次々に登場
 し、場面の展開に合わせて舞台上を動き回っている。
 マイクは使われず、台詞は地声だから、集中していない
 と聞き取れない。
 見せる仕掛けでは、「血の赤さ、血のほとばしり」が強調
 されていて、猫の腹を切るシーンでは、中から血がどばっ
 と出る。 これが蜷川幸雄ワールドなのだろう。
 4時間近いという長い演劇を見るのは初めてのことだが、
 その質の高さには、ただただ圧倒された。
6.4b
 「ラジオでナイト」を聴いていれば、コンサート
 内容は予想できたのだけれど、スタートは拓郎
 一人が登場して、「今日までそして明日から」の
 さびの部分を歌い出したのは意外だった。
 今回のコンサートは、今までの「ヒットパレード」
 の様相とは一線を画し、拓郎のメッセージが伝
 わってくるような内容だった。
 それは、「やせっぽっちのブルース」、「ともだち」
 「恋の歌」といった、初期の曲を織り込んだこと
 からもうかがえる。
 今月のホームページの表紙にした「アゲイン」は予想通り入っていたし、最後の「今夜も
 君をこの胸に」も、私の思いとぴったりだった。
 今後コンサートをするかしないかについては断言しなかったが、これからも音楽活動を続
 けることは約束してくれた。
 私の今年前半のメインイベント。幸せなひとときを過ごすことができました。

6.4a
 毎年恒例となっている、新橋演舞場
 での「熱海五郎一座」の公演。
 今年は、「翔べないスペースマンと危
 険なシナリオ~ギャグマゲドンmissi
 on~」という題で、ゲストは、高島礼
 子と橋本マナミの二人だった。
 これを桟敷席で見ることが出来たの
 だけれど、橋本マナミの演技が思った
 以上に上手だったのが、印象に残って
 いる。

6.3b
 いつ、前のインプラントのオペをしたのかを、忘れてしまったくらい前のことになる
 が、それからずっと、茎の上の部分が下がってくるのを待っている。それは、
 見栄えをよくしたいがためだ。
 それに加えて、並びも修正しようとしている。その理由は、斜めに生えていた
 抜いてしまってあったので、前が2本そろって並ばないからだ。
 「テレビ」に出る予定なんかないから、そんなにきちんとしなくてもいいと言っている
 のに、医者さんは妥協したくない様子。それはそれでありがたいこと。
 ただ、仕事をしている今はいいとしても、家にいるようになったら体裁はどうでもいい
 し、だいいちお金が続かない。
 これだけの手入れをきちんとしてくれるのは、もっと長く仕事をやりなさいという、
 天からの思し召し(おぼしめし)なのだろうか。
 
6.3a
 舜クンが、「スイッチ」でゲームをしている最中に、何を急いでいるのか大きな声で
 パパを呼んでいる。そして、「かきん」をしてくれるように頼んだ。
 最初は何のことかわからなかったけれど、すぐにそれは「課金」のことだと気が付
 いた。小学校1年の子どもが、いまやこんなことを言っているんだよ。
 あとで琉クンに「課金」とは何のことか尋ねたところ、「強いアイテムを買うこと」だ
 という答えが返ってきた。まあ、それは知っていたけれどね。

 ちなみに、私はゲームは全否定。こんな生産性のないことで、貴重な時間を潰し
 てしまったのでは、どうしようもないではないか。
6.2b
 地上波で生中継されていたLPGAツアー第13戦「リゾートトラスト レディス」
 は、プレーオフ2ホール目の、原英莉花がバーディパットを打つ直前で、時
 間切れになってしまった。
 「この続きはBS放送でご覧ください」といわれても、録画したものだから切り
 替えることができない。
 そこで、恐る恐るネットで結果を見る羽目になったのだが、原英莉花のバー
 ディーパットが入り、初優勝を成し遂げていた。
 ここしばらくは彼女を応援していたから、ことのほか嬉しい。それにしても「
 金世代
」と呼ばれている選手たちの活躍はめざましく、ベテランはもちろんの
 こと、中堅層の人たちの影がすっかり薄くなってしまった。
6.2a
 茎の6割が倒れたときが、タマネギ
 の収穫時期。
 長袖と長ズボンを着て、軍手をして、
 たくさん引っこ抜けたね。
 今年のタマネギは、どういうわけか、
 半分近くが双子でした。いつもと品
 種は同じなのに、どうしちゃったの
 だろう。
6.1

 昨夜帰って来て、真っ先にテレビを点け、WOWOWにチャンネルを合わせた
 ときから、なんだかリズムが狂ってしまったようだ。そこには、全仏オープン
 の錦織圭が映っていた。

 昨夜は、ホームページの更新と、領収書の発行と、あわよくば録りためてお
 いた「やすらぎの刻」を見るつもりでいた。パソコンの調子が悪くて作業にも
 手間取ったけれど、なんといっても集中力を欠いた原因は、錦織圭の試合
 展開だった。いつまでも決着が付かなかったため、結果が気になって、何回
 テレビのスイッチを入れたり切ったりしたかわからないほどだ。

 そしてその影響は、運動会当日にあらわれた。ビデオで撮影している途中で、充電がなくなり、スペアーに切り替えた
 らそれを充電してなかった。つまり、事前の準備にまで気が回らなかったということである。