あと あと のあと  2019年11月 

11.30
 秋のG1は今が盛りだが、今年は馬券を1回も買ってない。
 その理由は、PATに使っている口座に入金するための、三菱UFJ銀行のキャッシュ
 カードが使えなくなってしまっているからだ。

 そのカードをATMに挿入すると、「このカードは使えません」という表示が出る。銀行
 員にどうすればいいかと訊いたところ、たぶんカードが壊れているだろうから、身分を
 証明するものを持ってきてくださいとのことだった。

 そのとき思ったのは、これは競馬をやめなさいという天からの啓示なのではないかと
 いうこと。たいしたお金を賭けているわけではないけれど、最近は競馬新聞を見てじっ
 くり検討している余裕がない。
 だから、カードは使えないままにしておきます。

11.29
 水曜日と木曜日の2日間、庭屋さんが入って、家のまわりの木々を剪定して
 くれた。

 画像に写っているのは、赤松と椿と檜葉とツツジなどの剪定後の状態。
 この赤松は、私が高校時代に、アルバイトに行った苗圃から持ち帰ったもの。
 50年余の歳月を経て、こんなにも立派になりました。

 さあ、明日は枝や葉っぱの後片付けです。
11.28
 昨日と今日の2日間は、お客さんの会社の、「ISO9001(品質マネジメントシステム)」
 の第2段階登録審査に立ち会った。

 私は、たとえば受け入れ検査での「やったやらない」の記録は残すなと言っている。それ
 よりも、異常を検出したときの現象と対応をきちんと記録することにエネルギーを注げと
 いうことだ。

 なぜかというと、市場で何らかのトラブルが発生して、過去の検査の記録をトレースして
 も、「やったやらない」の記録ではなんの役にもたたないからだ。だから、「やったやらな
 い
」の記録が、製品の品質を保証することにはならない。

 このあたりが、ISOの泥沼にはまるかはまらないかの瀬戸際である。誰のために記録を残すのか?それはISOのた
 めではなく、企業としての責任を果たすために、必要なことを記録しておくのである。

11.27
 安倍首相は憲法改正案の国会提出を急いでいるようですが、なかなか難しい
 と思います。野党との話し合いも平行線のままですし、何を根拠にそんなに急
 いで出さなければいけないのか、そこがまったく見えてきません。

 特に決定的なのは、国民の
憲法改正に対する盛り上がりが極めて少ないこと
 です。
憲法改正が必要だと言う人はそこそこいますけれども、しかしなぜ今す
 ぐやらなければいけないのかということになると、誰が見ても説得力に欠ける
 ので、なかなか盛り上がってこない。

 やはり経済の問題だとか、社会保障の問題だとか、それらが国民にとって一
 番身近で一番期待するものであって、
憲法改正をそう慌てて国会に出す必要
 が何も見えてきません。

 
憲法は国民のものですから、それを改正するという場合は、国民の盛り上がり
 をもっと大事にしなければいけない。とくに
九条というのは、憲法の根幹です
 から、国民の意思をしっかりと見て、国会で議論するなら徹底的に議論をする、
 そして最後に国民の審判を受けるわけです。

 そうであれば、国会で三分の二の議席を持っているからといって、あるいは安 
 倍さんが総裁選挙で三選されて力が強いからといって、進めるべきものでは
 ありません。国民のコンセンサスがどれだけ広がっているかということが大事
 であって、できれば全党、少なくとも政党の大半が理解し、機が熟するという状況が何よりも必要なことだと私は思いま
 す。

                 「憲法九条は世界遺産」   古賀 誠   「かもがわ出版」 からいただきました。

11.26
 映画「新聞記者」の原案者としても話題を集めた東京新聞社会部記者・
 月衣塑子
を追った社会派ドキュメンタリー。

 オウム真理教を題材にした「A」「A2」、佐村河内守を題材にした「FAKE」
 などを手がけた森達也監督が、新聞記者としての取材活動を展開する

 月
の姿を通して、日本の報道の問題点、日本の社会全体が抱えている同
 調圧力や忖度の実態に肉迫していく。

 2019年・第32回東京国際映画祭「日本映画スプラッシュ」部門に出品さ
 れ、同部門の作品賞を受賞した。
                (映画 .com)
                        
 今日は、この映画の上映開始時間に合わせて行動を計画した。

 若い頃、将来はジャーナリストになりたいと、漠然と思っていたものだ。その
 ベースとなっているのは「反権力」だ。これは、どこが政権を取っても変わる
 ことはないだろう。

 その一端が「くたばれ!ISO。」であるが、望月衣塑子さんとは、そのレベ
 ルは「月とすっぽん」ほど違う。
                        (新宿ピカデリーにて)

11.25
 毎年この時期になると花をつける、おかしなが1本ある。もちろん春にも花
 を咲かせるのだが、体力の消耗度が激しいのではないかと心配している。
 
 畑の東側に植えた5本ののうち、2本は枯れてしまったけれど、残りの3本
 が大きくなってしまい、野菜の日当たりを悪くしているので、この冬は大胆に
 剪定しようかと思っている。

 「切る馬鹿」を実践してみます。
11.24b
 お昼を食べに行った、駒ヶ根高原の菅の台。

 紅葉には少し遅かったかもしれないけれど、観光バスが何台も駐車場に停
 まっていて、トップシーズンといった雰囲気でした。

 カブトムシのオブジェに登っているチビたち。もっと遊んでいたかったようです 
 が、干し柿のパック詰めに追われていたので、長居はできませんでした。
11.24a  


 今日はおじいさんの命日

 早いもので、もう4年経ってしまいました。
11.23

勤労感謝の日

 吊してあった干し柿は、下ろしたあとこうやって日干しをします。

 篭はお蚕を飼っていたときに使っていたもの。もう少し欲しいのですが、今や
 手に入れることはできません。

 全部で3200個くらいあるので、この画像の2倍以上の量です。日干しが終
 わったものから、パックに入れる作業が始まります。 
11.22
  えんどう 

 朝の畑は、霜が降りて一面真っ白
 でした。
 この寒さの中、このふたつの野菜
 が冬を越します。

              キャベツ 
11.21
 「同じ過ちを繰り返してはならない」
 
日産を取り巻く最近の事情を見るにつれ、つくづく、そう思わざるを得ない。

 実力に見合わぬほどに海外戦略を拡大し、経営資源を分散させたことで疲弊し、つい
 には
ルノーに支援を求めざるを得なくなった旧日産
 ゴーン氏の手腕により高い潜在能力を顕在化させ、見事に復活した
日産だが、こんど
 は
ルノーの下請的な役割を担わされるようになる。しかも、ゴーン氏の拡大路線により
 経営資源が海外に分散し、行きすぎたコミットメント経営も加わり、再び「疲弊の悪循
 環」に陥っている。まさに「いつか来た道」である。

 そんな中、自らの権力濫用によりゴーン氏による絶対王政は崩壊することになった。
 だが、「金の卵を産む鶏」をやすやすと手放すわけにはいかない
ルノーとフランス政府
 は、スナール氏の新体制のもの、
日産への支配権の維持に努めている。
 一方で
日産も、独裁者の再来を防ぐべくガバナンス体制を強化するとともに、自主経
 営権を少しでも取り戻そうと懸命な努力をしている。
 だが、
日産の不利は否めない。日産の交渉相手であるルノーは純粋な私企業ではな
 い。つまり
日産の経営陣は、ルノーとその上に立つフランス政府という強大な相手と向き合っているのだ。

 20年前、日本政府は窮地に立たされた
日産になんら手を差し伸べることをせず、ルノーによる買収を座視した。その
 結果、
ルノーは膨大な含み益に加えて、日産、いや日本という国が150年以上にわたって磨き上げてきた人材やノウ
 ハウを格安で手に入れた。まさに国益が損なわれたのだ。

 今、同じような状況が繰り返されようとしている。今度こそ日本政府は積極的な介入を行い、
日産ルノーの意のまま
 にしてはならない。


     「名経営者」はどこで間違ったのか ~ゴーンと日産、20年の光と影~  法木秀雄 PHP研究所 から

11.20
         テントウムシ

     ナナホシテントウムシは いいてんとうむしで
     ニジュウヤホシテントウは わるいてんとうむしだ
     ツバメは 益鳥だから保護して スズメは 害鳥だから追っ払う
     花は 美しいから折らないようにして 毛虫は 気持ち悪いから踏みつぶす
     IQ35以下は重度精神薄弱者で 36から50は中度
     51から75は軽度 76から85が境界線だ

       みんな さして不思議に思わないで  過ごしているけれど・・・・・

     ナナホシテントウは アブラムシを食べて
     ニジュウヤホシテントウは ジャガイモやトマトの 葉っぱを食べるだけのこと
     ツバメは 昆虫を食べるのに スズメは 稲も食べるというだけのこと
     花は 受粉をしてくれる蜂などを おびきよせるために
     鮮やかな色をして 甘い香りを放っている
     毛虫は 外敵から身を守るために あんな姿をしているだけのこと

     人間だって みんな顔かたちが違い 背の高さだってバラバラだ
     歌のうまい人もいれば 音痴の人だっている
     足の速い人もいれば 遅い人だっている
     IQも みんなそれぞれ違う

     それなのに IQが低いと 生産性も低くて
     存在することそのものが かえって邪魔になるからと
     「施設」に収容されてしまっている

     現象に 価値観をくっつけたのは 当事者以外の者だ
     それぞれは それぞれの特性に応じて 生きていけばいい
     その生きる場を奪うことは 誰にもできないのだ              (1980.5.12)
 
11.19  
 土曜日に野良に出るとき、あまりにも寒かったのでズボン下を履いてから、もう脱ぐことができな
 いでいる。
 昨日は知多半島にいたので、足にまとわりつくような違和感があったのだが、今日の郡山から
 土浦にかけての気温は低くて、履いてきて良かったと感じている。
 若かったときは、冬になってもズボン下とは縁がなかったけれど、もうここしばらくは、私を守って
 くれるアイテムのひとつだ。 そう、体裁にかまってなんかいられないのです。
11.18

 今夜着いたJR郡山駅。

 「ビッグツリーページェント・フェスタ IN KORIYAMA2019」は、34
 万個のイルミネーションが、来年1月13日まで駅前を彩るという。
11.17
 久しぶりに名古屋にやって来た。名鉄線の「太田川」というところだ。

 一度会社を見てくれないかと言われていたが行くときがなく、移動日の月曜
 日をそれに充てるために今日出かけてきたもの。

 茅野駅では目の前を下りのあずさが通り過ぎていき40分待ち。塩尻では特
 急に間に合わずに1時間待ちと、効率の悪い移動になってしまった。

 夕食には、名古屋名物の手羽先をいただきました。
11.16
 昨夜、代行で自宅に着いたのは1時ころ。そのときの気温は1℃だった。

 当然のように今朝は霜が降りた。そしてジャガイモピーマンの葉は黒くな
 ってしまっていた。

 そこで今日は、このピーマンの幹と葉を刻んで堆肥に摘み、秋植えのジャガ
 イモを収穫。思っていたよりも大きなジャガイモを採ることができました。
11.15
 1年に1回、前に仕事でお世話になった上田の会社の方々が、だいた
 いこの時期に尋ねてきてくれる。

 以前はゴルフに興じたものだが、私が背骨を痛めてからはそれはなく
 なった。

 今夜は、伊那の北野屋さんでのしゃぶしゃぶパーティでした。
11.14
 日常は、0時を回ったあたりでベッドに横になると、朝は6時ころ目が覚める。もちろん
 睡導入剤を飲んでのことである。ところが、朝5時半に工場に入るために5時に起き
 ようと思っていると、全然りに入っていくことができない。

 昨夜なんか、2時過ぎまでベッドの中で悶々とした時間を過ごしていた。睡導入剤
 を追加して飲めばれるのだろうが、そんなことは怖くてできない。この睡不足によ
 るダメージは、1週間くらい快復しません。
 
 でも、待っていてくれる人たちがいる限り、手を抜きたくはないのです。 
11.13c
 内閣府が、「桜を見る会」の招待者名簿を既に廃棄したと発表した。
 誰だってまたかと感じるし、それは隠すことが目的なのだろうと思うことだろう。だいい
 ち、次の年の行事を計画する場合に、前年の実績を参考にすることなんかあたり前の
 ことだ。そのためには「データ」が必要になってくる。

 そう、「文書」を「紙」だという捉え方をするから、「廃棄した・しない」などという論議にな
 る。だから「文書」ではなく「データ」に置き換えればいいのではないか。
 
 「データなら、サーバーを用意しておけば、どんな重たいデータ」でも保存することが
 できる。それをネットと遮断しておけば、ハッカーの攻撃にさらされることもない。そして
 検索しやすい仕組みを作っておくことだ。
 
 だからもうこれからは、こんな幼稚なやりとりを、国会の場を使ってすることはやめようではないか。

11.13b  
 私が新車購入をやめた理由     浜尾幸一  70  会社員  (福岡県宗像市)

 今の
を買って今年でちょうど10年になる。新車買い替え費用もそれなりに準備して
 きた。若い頃から憧れていた
種もある。それで先日、ディーラーに相談してみた。驚
 いたのが下取り価格だ。何の支障もない愛
の査定額がわずか10万円。後日連絡
 するということで見積書を持ち帰った。

 じっくり考えてみた。高齢者による悲惨な交通事故を見聞きすることも多い状況の中、
 しわが目立つようになった白髪頭の私が
新車に得意げ?に乗っているのは世間にど
 う映るだろう。年を取ったとはいえ、それなりの美意識はある。

 折しも、県公安委員会から「高齢者講習通知書」が送られてきた。スポーツや筋トレ、ストレッチを行い、「ナナハン」通
 勤をしている私でも、そんな講習を受けなければ免許証の更新ができないというのだ。消費税増税のゴタゴタ騒ぎも気
 に入らない。
新車購入はやめよう、そう決めた。この愛が使用不適になって廃する際、同時に免許も返納しようと
 思う。

                 「毎日新聞」  11月13日 朝刊  「みんなの広場」  からいただきました。

11.13a  
 山本周五郎賞を受賞した帚木蓬生のベストセラー小説「閉鎖病棟」を、「愛を乞うひ
 と」の平山秀幸監督・脚本で
映画化。

 長野県のとある
精神科病院にいる、それぞれの過去を背負った患者たち。母親や妻
 を殺害した罪で死刑判決を受けたものの、死刑執行に失敗し生きながらえた梶木秀
 丸。幻聴が聴こえて暴れるようになり、妹夫婦から疎まれて強制
入院させられた元サ
 ラリーマンのチュウさん。父親からのDVが原因で
入院することになった女子高生の
 由紀。彼らは家族や世間から遠ざけられながらも、明るく生きようとしていた。

 そんなある日、秀丸が院内で殺人事件を起こしてしまう。笑福亭鶴瓶が秀丸役で「デ
 ィア・ドクター」以来10年ぶりに主演を務め、秀丸と心を通わせるチュウさんを「そこの
 みにて光輝く」の綾野剛、女子高生・由紀を「渇き。」の小松菜奈がそれぞれ演じる。

                                   (映画 .com)

 CGを使ったアクション映画と、ちょっと捻った「青春もの」が全盛の時代に、このよう
 な作品に挑戦するのはすごいことだけれど、本当は見て欲しい若者たちが、この
 画
を見るために、映画館まで足を運んでくれるだろうか。        (熊谷にて)

11.12
 こんな時間にホテルにチェックインできることは滅多にないのだけれど、そんなと
 きはテレビ東京の「よじごじ」にチャンネルを合わせる。
 16時30分頃からスポンサーである「ジャパネットたかた」の生放送が始まり、

 尾詩織
さんが登場することが多いからだ。

 今日も彼女が出演していたけれど、ショックな発言があった。なんと木曜日から産
 休に入るというのだ。
 本当は祝福しなければいけないのだけれど、「
アイドル」に対するファンの心理な
 んて、所詮このように自分勝手なもの。
11.11

 「品質月間」の講演を頼まれたので、朝から茅野市の会社にお伺いした。

 このところ講演する機会がなかったこともあり、土・日は
プレッシャーにさいなまれていて、
 休日の安らぎとはほど遠かった。

 なぜ今どき
プレッシャーを感じるのだろうか。それは話すことが苦手だということがある。
 誰も信じてはくれないが、私は人見知りが強く、内向性で、引っ込み思案で、人間関係を
 築くのが上手ではない。だから「孤独」な環境が大好きだ。

 それなのに、こんな仕事がよく務まったものだ。
そう、結構努力をしているのです。
 
 8日のブログで、14日まで更新が出来ないと書いてもらいましたが、仮のパスワードにて更新が出来るようになりま
 した。
 皆様お騒がせ致しました。                                        (by ピーワークス)
 

11.10
 昨日と今日は、JA駒ヶ根の「農業祭」でした。

 2日とも晴天に恵まれ、みかんの袋詰め放題1000円に
 人だかりができていました。

 琉クンの習字が展示されていたので、記念撮影をしたもの
 が右の画像です。
 各小学校の学年単位で2~3点選ばれた中に毎年入って 
 いるから、それはすごいことです。
 でも、小学校1年生までと入場制限がされている「トランポリン」に、なにげなく紛れ込んでしまうのは
 いただけません。二日間とも、昼食はここでうどんを食べました。
 
11.9
 舜    「じいじい。スイミングやめてもいい?」
 じいじ  「どうして?」
 舜    「知っている人がいないから」

 もう1ヶ月も前から、「足が痛いからバタ足ができない」と言って、スイミング
 行くのを拒否していた。そして今日、車の中でかけてきた言葉がこれです。

 自分の意志を表現したことを尊重して、スイミングの退会届を提出しました。
11.8
 NHKテレビ「プロフェッショナル・仕事の流儀~吉永小百合スペシャル~」
 の中で彼女は、「私は『れた』という言葉を口に出さない。そうすると本当
 にれてしまうから」と言っていた。

 私も「れた」と言いたくはないが、さすがに金曜日の夕方には、「れた」
 自分を感じている。
 さらに午後になると、集中力が低下してしまっているのがわかる。これでは
 「プロフェッショナル」とは言えないけれど、対策はみつからない。
 
   
 この度、私が契約しているNTTのBizメール&ウェブエコノミーサービスが終了となり、NTT子会社の運営するWeb 
 ARENA SuitXスタンダードへのサービスへ移行する事になりました。

 それにあたり、本日より14日までホームページ更新ができない状況となります。
 ブログを楽しみにしている皆さんには御不便をお掛け致しますが、15日朝にはまとめて更新が出来る予定でおります
 ので、しばらくの間お待ち下さい。                                    (by ピーワークス)

11.7
 確かに満州からの引き揚げ体験は過酷なものであったはずです。被害や労苦の側
 面から語られがちであるのは仕方ありません。ただ、そうした惨禍を生んだ根本に日
 本政府の政策があったことを忘れてはなりません。一つだけ例を挙げておきましょう。
 長野県は
満州への開拓移民が多かった県でした。長野県のなかでも、県庁所在地
 の長野市周辺や松本市周辺などの地域よりは、南信と呼ばれる県南部に開拓
移民
 を多く出した村が多かったのですね。

 飯田市の周辺で、開拓
移民を最も多く送り出したある村の満州移民の率は18.9%、
 つまり、村人5人に1人が満州に送りだされたということになります。飯田周辺は養蚕
 が盛んでアメリカ向けの良質な生糸を生産する地域として有名でしたが、世界恐慌に
 よる糸値の暴落で農家経済は打撃をこうむりました。そうしたなかで、30年代半ばか
 ら、養蚕から他の作物への転業がうまくすすんだ村では、
移民が少なかったことが検
 証されています。転業がうまくすすまなかった村というのは平坦な土地が狭く、山が
 ちの地域が多かったのですが、そのような地域では、国や農林省などが1983年か
 ら推進する、
満州分村移民の募集に積極的に応募する、というよりは、応募させられ
 てしまうのですね。

 どのような仕組みかというと、こうです。32年ぐらいから試験的な
移民は始まっていたのですが、初期に移民した人々
 から、
満州が「乳と蜜の流れる」土地であるなどという国家の宣伝はまちがいで、厳寒の生活は日本人に向いていな
 いのだとの実情が村の人々に語られはじめ、
移民に応募する人々は38年ぐらいから減ってしまった。そこで、国や県
 は、ある村が村ぐるみで
満州移民すれば、これこれの特別助成金を、村の道路整備や産業振興のためにあげます
 よ、という政策を打ち出します。

 このような仕組みによる
移民を分村移民というのですが、助成金をもらわなければ経営が苦しい村々が、県の移民
 政を担当する拓務主事などの熱心な誘いにのせられて分村
移民に応じ、結果的に引揚げの過程で多くの犠牲者を出
 していることがわかっている。ですから、
満州の引揚げといったとき、我々はすぐに、ソ連軍侵攻の過酷さ、開拓移民
 通告することなく撤退した関東軍を批判しがちなのですが、その前に思いださなければならないことは、分村
移民をす
 すめる際に国や県がなにをしたかということです。


         「それでも、日本人は『戦争』を選んだ」   加藤陽子   朝日新聞社 から抜粋しました。
 
11.6
 東京、パリ、ニューヨークを舞台に音楽家とジャーナリストの愛の物語を描いた芥川賞
 作家・平野啓一郎の同名ベストセラー小説を福山雅治、
石田ゆり子主演で映画化。

 パリでの公演を終えた世界的なクラシックギタリストの蒔野聡史は、パリの通信社に勤
 務するジャーナリストの小峰
洋子と出会う。2人は出会った瞬間から惹かれ合い、心を
 通わせていくが、
洋子には婚約者である新藤の存在があった。そのことを知りながらも、
 自身の思いを抑えきれない蒔野は洋子へ愛を告げる。

 しかし、40代の2人をとりまくさまざまな現実を前に、蒔野と
洋子の思いはすれ違って
 いく……。  
                          (映画 .com)

 この映画を見たかった理由は、小説を読んで面白かったことと、石田ゆり子に会いたか
 ったからだ。
 ところが、新聞や雑誌の評価はいずれも低く、日経なんかは今まで見たこともない★★
 (最高は★★★★★)というものだった。
 だけどね、小説の細かいストーリーは忘れてしまったけれど、よくできた作品だと思ったよ。これで、原作をもう一度読
 み返す楽しみができた。                                       (郡山にて)
 
11.5
 月に1回のペースでかかりつけ医に通院している。
 診察というよりも薬をもらうのが目的で、処方してもらっているのは、痛風と前立腺肥大の
 薬と、睡眠導入剤だ。

 「インフルエンザの予防接種は来月にしましょうか?」と私が言ったところ、「森田さんは外
 に出ることが多いから」と、今日打ってもらうことになった。
 2週間で効果が表れるというから、これで冬の備えは万全です。
11.4

振り替え休日

  越冬キャベツを植えて、エンドウ
    の種を蒔きました。

 今年のキウイは、数は沢山だ 
 けれど小粒です。
 藪をかき分けて採ったものだから、
 手が傷だらけになりました。
11.3b

文化の日
 
 毎年、文化の日の前後に行われるこの地区の文化祭
 チビたちの出品物を見るためだけに顔を出します。
 
 公民館の役員をしていた頃の週末は、なにか
 と行事が入って潰れることが多かったから、役
 員の方々の苦労がしのばれます。

 クンの絵は、眼の描き方が秀逸で、クン
 のは、黒系統の色で統一したところが見事で
 す。

 といった具合に、「じいじ馬鹿」は未だにとどま
 るところを知りません。
11.3a

文化の日


 去年の初は10月30日。が降りると、外に出してある鉢植えの植物が
 ダメージを受ける。だから、が降りる前に取り込まなければならない。

 今年は、根切りをして土を入れ替えました。これから春先まで、をやること
 が私の週末の日課のひとつとなります。
11.2b

 今年はきのこが極端に不作で、市場に出されたという話を聞かない。

 ところが、ご近所さんから「ズボウ」をいただいた。

 この貴重なきのこを、今夜はすき焼きにして食しました。贅沢なものです。 
11.2a

 昨日のニュースで、今夜の空が暗くなる19時ころ、三日月より少し太めの月が
 南西の空に輝き、この月の右に土星が輝くことを知った。

 だからカメラを構えて撮ってみたけれど、私のカメラの望遠レンズと解像度ではこ
 れが限度だ。マニュアル撮影の技能を習得していないことも影響している。

 いつか肉眼で、土星の輪を捉えたいものだ。
11.1

 1月17日の八王子のホテルにおける奇行のあと、外に出なければならないこの
 事
は続けられないなと思った。
 でもすぐにやめることはできないから、70歳になるのをひとつ区切りにできればと
 考えていた。だから今まで、来年のスケジュール帳は真っ白なままでいたけれど、
 そんなわけにもいかないと覚悟を決めたところ、来年の6月までの日程が埋まって
 いった。

 なぜこんなにも時間に追われているのだろうかと考えてみた。その理由は、体力が
 なくなり移動が苦痛になってきたこと。おばあさんやおじいさんがやっていた野良
 事
を、土・日にこなさなければならないこと。そして、自宅から通える仕事がなくなっ
 ていることなどだ。 

 仕事をやめた翌年に、収入がなくなっても払わなければならない税金のことを考え
 ると、徐々に仕事を減らしていくことが必要なのだろうけれど、そんな器用なことは
 できそうにもない。
 だから今までどうり、無計画な成り行き任せの人生を続けていくのです。