足あと 爪あと 夢のあと 2017年5月 |
5.31b | 長女から届いたLINEを見て驚いた。 駒ヶ根の家(私の自宅)でキュウリが採れたのだという。 日曜日に見たときは、まだ丈も30センチくらいで、実をつける兆候など微塵も感じられなか ったのに。 それからたった3日間経っただけだよ。 キュウリのこのすごい成長ぶりに、とにかく驚いた。 |
5.31a | 本を買うと、読んだあとの感想を書いて送るための葉書が挟まれている。パターンとし ては2種類あって、ひとつはそこに書名が入っているもの、もうひとつは書名が入って いなくて、出版社がどの書籍に対しても共通して使えるようになっているものだ。 書名が入っているということは、出版社がそれだけ力を入れているのだと思われるが、 私はこの手の葉書を出したことがない。 しかしこの作品については、著者に賛辞を贈りたくて、クリヤーケースに入れてずっと 取ってある。そしてこのあたりが私のダメなところだが、読んでしまってから少し時間 が経ってしまっているので、ストーリーを忘れてしまっているのだ。 「やめるときも、すこやかなるときも」 窪 美澄 集英社 |
5.30 | 羽越本線の運 行時間はひど いものだ。 新潟に行くため の特急が2時 間に1本あるか ないかだ。今の 時刻は12時4 0分だけれど、次のは14時46分になってしまう。前のやつは、11時6分 に出てしまっている。 ↑ 孟宗汁 仕方がないので、駅の待合室で佇んでいるけれど、今夜は名古屋まで 行かなければならないんだよ。 |
5.29b | 山形県の鶴岡市までやってきた。 自宅を7時に出てあずさに乗り、東京からは北陸新幹線で新潟まで行き、 そこで「特急いなほ」に乗り換えて、着いたのは17時になっていた。 この鶴岡という街にはいい思い出がない。まだ会社勤めの頃、ここにある 系列会社に、不良品の見直しと手直しに、何度となくやってきたことがあ るからだ。車でここまで移動することは辛かったし、また惨めだった。 今日はそんなストレスはなかったから、新潟の海岸沿いを走る羽越本線 の車窓からの眺めは、旅情をかき立ててくれるのに十分だった。 |
5.29a | 乗り継ぐための東京駅で、少し時間があったので、八重洲口に近い皇居 前広場に行ってきた。 駐車場には、「はとバス」をはじめとする大型バスが何台も停まっており、 私の目には、外人さんばかりが目についた。 「二重橋」というのは、橋にアーチが二つあるからではなく、後方にある橋 とが「二重」に見えるからそう呼ばれいることを、知っていますか? |
5.28 | 新緑の菅の台と西駒ヶ岳。 朝、自宅から眺めた駒ヶ岳が、いつもよりくっきり見えたので、駒ヶ根高原 の菅の台まで撮影に行ってきた。 10時ころの気温は20℃。 さわやかないい季節、「高原にいらっしゃい」です! |
5.27b | おじいさんが、井戸水を吸い上げ るために設置したポンプ。 野菜や鉢植えの植物に水をやる ために活用している。 でも、いざ作動させようとしたとこ ろ具合が悪くて、業者に見てもら い、正常に水を吸い上げるように なりました。 これで夏対策は万全です。 |
5.27a | 今年も、新日本プロレスの「G1クライマックス」が、全国15地区を会場とした 19日間にわたる戦いで開催される。そして最後の3連戦は、昨年同様東京 の両国国技館で行われる。 最終戦の「砂かぶりの席」は、昨年2万円だったものが、今年は3万円になっ ていて、新日本プロレスの強気さが窺える。 この両国の最後の2日間を見るべく、ホテルは半年前に申し込んでチケットの 販売開始に望んでいた。ところが、「砂かぶりの席」の抽選に外れてしまった。 それだけ、新日本プロレスの人気がもの凄いということだ。 |
5.26b | 8月までの、仕事や通院の日程を組み込んだところ、空いている日がほとんどなくなってしまっ た。 かろうじてお盆のお休みを確保したようなありさまだ。 土日と、日曜日に移動しなければならない仕事は入れないことは守っているが、祝日はみんな つぶれてしまった。 だから、この夏どこかに旅をしたいなどということは、どうやら実現できそうにもない。 でもこのこ とを愚痴っているのではなく、この歳で仕事をいただけるなんてありがたいことだと思っています。 |
5.26a | 別に裏付けかあるわけではないが、前川・前文部科学事務次官が言っていることは、全体 の流れからいってその通りなのだろうと思う。今さら記者会見を開いて「嘘」を言ったところ で、個人的には何の得にもならないことだ。 逆に管官房長官が、むきになって個人攻撃をする姿に、違和感を感じた。現役の時にとる べき行為だと言っていたが、現役の官僚がそんなことをできるわけがない。 これは民間企業を含めた組織共通の構図で、そんなことをしたら自分の地位を失うことが 目に見えているからだ。 政権から省庁への圧力がかけられたということだが、私たちが認識しなければならないこと は、「権力」とは元々そういうものだということ。そしてその「権力」を生み出した責任は、ひ とり一人の有権者が負わなければならない性質のものだということだ。 |
5.25 | 私のおばあさん(母ではなくて本当のおばあさん)がいた頃は、自宅でお茶を作って いた。 桑畑のまわりにはお茶の木が植えてあり、その新芽を摘んでくる。それをセイロで蒸 (ふ)かしたあと「むしろ(藁を編んでつくった敷物)」の上に置いて手で揉む。そのあと は、大きな火鉢にかけたこれも大きな鍋にいれたものを煎(い)って出来上がる。 おばあさん子(おじいさんはもう亡くなっていた)だった私は、横に座ってその作業を見 ていた。出来上がったばかりのお茶にお湯を注いで少し経つと、緑の葉っぱがそのま ま蘇るのが不思議だった。 仕事で訪れる埼玉県の入間市には、茶畑が一面に広がっていて、これが狭山茶に なる。ただ、車が走る道路沿いのものは、土埃をかぶっていそうでイメージが悪い。 |
5.24 | あれだけ「歩きスマホ」は危険だと、いろいろな機会を 通じて訴えられているのに、東京の電車のホームには いまだに「歩きスマホ」をしている人が後を絶たない。 今日なんか、私の足を踏んで行ったのに、それにも気 が付かないそぶりで通り過ぎていった若者がいた。 私も「勇気」がないものだから、その場で注意すること ができなかった。これは決めつけてはいけないけれど、 都会の若者は、すぐに切れそうな表情していて怖い。 電車の中でも、みんな一様にスマホを覗き込んでいて 異様な雰囲気だ。見るともなく覗いた隣の若者は、ゲ ームをしていた。 スマホは便利な「ツール」だけれど、こんなものに行動 を支配されているなんて、情けないではないか。 |
5.23b | 「プリズナーズ」「ボーダーライン」などを手がけ、2017年公開の「ブレードランナー 2 049」の監督にも抜擢されたカナダの鬼才ドゥニ・ビルヌーブが、異星人とのコンタクト を描いた米作家テッド・チャンの短編小説「あなたの人生の物語」を映画化したSFドラ マ。 ある日、突如として地球上に降り立った巨大な球体型宇宙船。言語学者のルイーズ は、謎の知的生命体との意思疎通をはかる役目を担うこととなり、“彼ら”が人類に何 を伝えようとしているのかを探っていくのだが……。 (映画.com) この映画は、新聞や雑誌の紹介記事を読んで、どうしても見たいと思っていた。 この手の作品は、どうしても内容が嘘っぽくなりがちなのだが、これはすごくよくできた ストーリーだ。彼らの意思を探ろうとする展開と、過去に娘を失ったという事実が絡み 合っているから、すぐれたヒューマンストーリーになったのだろう。 よかった! |
5.23a | 「共謀罪」の趣旨を含む組織的犯罪処罰法改正案が衆院本会議で賛成多数で可決された。 どうしても、あの金田勝年法相の顔を思い浮かべてしまうから胸くそが悪い。 この「共謀罪」の趣旨を含む組織的犯罪処罰法改正案をめぐり、全国の地方議会で反対や 慎重な審議を求める意見書が相次いで可決されている。 国に意見書を送ったのは沖縄県 の2町村など全国の計57自治体におよぶのだが、そのうちの21市町村が長野県のもの なのだ。 なんとなく嬉しい。 その中に隣の宮田村が入っているが、我が駒ヶ根市の名前は見つけることができない。 |
5.22 | ここしばらく「旅」に出ていない。 おじいさんが亡くなったときに喪主がいないのでは冗談にならなかったし、怪我をしてしまった ということもある。 私の旅の定義はひとりで行くことだけれど、計画をするのが煩わしかったので、ネットで検索し てみたところ、ひとり旅限定というツアーもあるのだ。そして嬉しいことには、70歳以上という制 限がついたものもいくつかあった。 だから、歳を取るのも悪いことばかりではない。 この夏行きたいところを挙げてみると、舳倉島、白神山地、函館、屋久島、美ら島くらいだが、 ツアーというのはどれも帯に短したすきに長しで、私の希望にぴったりというものはなかなかな いものだ。 だから、やはり自分で計画するしかないのだけれど、今の私の環境では、まとまった時間を確 保するのが難しいかな? |
5.21 | 毎年この時期、フローリングにワッ クスをかけるのですが、今年も長 女夫妻がお手伝いをしてくれまし た。 本当は、柊弥クンの子育てもある ので頼みにくかったのだけれど、 快く応じてくれました。 とのさまなんかは、昨日のブログ を見て、土手の草を集める支度ま でしてきてくれました。 だからご褒美は、「ふるさとの丘」にある「きりの実」で、焼き肉パーティで した。 いつも思うことで、このブログにも書いたことがありますが、中央アルプスが 一望できるこの「ふるさとの丘」に、今日のような日曜日でも、人がいないの です。 もしこんな環境の場所が都会にあったとしたなら、おそらく人であふれかえ っていることでしょう。まあそれだけ、私たちが住んでいる環境が素晴らしい ということです。 |
5.20 | 草刈りに手をつけたのは連休前からだけれど、やっと一番草を刈り終え た。 今日は真夏のような暑さの中、汗をダラダラ流して、土手の中でも、いち ばん高くて長い田んぼの土手の、草刈りをした。 あとはこの草をどうやって処理すればいいかということ。集めて堆肥にす るか、土手で燃やしてしまうかのどちらかだ、 土手で燃やすと土が焼けて石ころが露出してくる。だからあまりやりたく はないのだけれど、草を集めるだけの体力があるかどうかだ。 |
5.19b | 今日は、名古屋から高速バスで帰ってきた。 途中休憩の恵那SAでいつも腹立たしい思いをしたのは、バス用に区 切られた駐車場に、いつも一般の車が停まっていることだった。 ところが今日久しぶりに降り立った駐車場は、今までよりもきちんと識 別された上に、入り口にあたる場所に赤い「カラーコーン」が置かれて いて、バスはいったん前に出てから、バックしてこのスペースに駐車す る仕組みになっていた。 人の善意に頼るのでなく、こうやって、誰にもわかるような、物理的な 対策を講じなさいということだね。 |
5.19a | 「開運 なんでも鑑定団」が駒ヶ根にやって来るという。 収録日は8月20日だ。 先日床屋さんに行ったときに聞いたのだが、そのときに 「森田さんのところにお宝はないですか?」とも言われ た。なんでも、応募が少ないのだという。 その昔、私の父のおじいさんだという人が浄瑠璃にの めり込み、身上を潰したということを聞いた。土地はもち ろん蔵まで売ってしまい、自宅は、それだけは止めろと 他人に諭されて思いとどまったくらいだから、そんな貧 乏屋に「お宝」が残っているわけがない。 でも本当の「お宝」は物質ではなくて、それぞれの心の 中にあるのだと、思いたい。 |
5.18c | 世界大戦をきっかけに、人工授精が飛躍的に発達した、もう一つの日本(パラレルワー ルド)。 人は皆、人工授精で子供を産むようになり、生殖と快楽が分離した世界では、夫婦間 のセックスは〈近親相姦〉とタブー視され、恋や快楽の対象は、恋人やキャラになる。 そんな世界で父と母の〈交尾〉で生まれた主人公・雨音。彼女は朔と結婚し、母親とは 違う、セックスのない清潔で無菌な家族をつくったはずだった。 だがあることをきっかけに、朔とともに、千葉にある実験都市・楽園(エデン)に移住す る。そこでは男性も人工子宮によって妊娠ができる、〈家族〉によらない新たな繁殖シ ステムが試みられていた……。 「消滅世界」 村田沙耶香 河出書房新社 この年になってやっとわかったことだが、男の「愛情」なんて、いたって物理的なものだ。 |
5.18b | 今日、金田勝年法務大臣の不信任決議案が、衆院本会議で「予定通り」 否決された。 私も何回かニュースでその答弁ぶりを目にしたのだが、その答弁する態 度があまりにもひどすぎると思ったものだ。ネットには大臣としての資質を 問う意見が氾濫しているから、きっと多くの人がそう感じているのだろう。 ところが国会では、議席の数の通りの票が、賛成・反対の両方に入って いる。党議拘束だかなんだかわからないが、反対した自民・公明・維新の 中に、だれかひとりくらい「まともに」その適性を判断してもいいのではな いか。そんな現象を見せてくれたなら、国会の議論を信用しようという気 にもなるのに、これではわざわざ採決する意味がないではないか。 |
5.18a | 森友学園問題は、一言でいうと、安倍昭恵氏の関与は真っ黒に近いグレーという 状況だ。国会で真相をしゃべってもらうしかないのだが、安部氏が拒んでいる。そ れが安倍政権のモラル崩壊の根っこになっている。閣僚の一連の失言にも示しが つかず、ジワジワと政権を蝕んでいく。 安倍氏にはその答弁の仕方について、言っておきたいことがある。過去の歴代首 相との国会論戦を考えてももっとかみ合っていた時代があった。90年代の橋本龍 太郎首相などは共産党の私の主張にも正面から答えた。立場が違っても論戦が気 持ちよかった。それに比べると、安倍氏は議論をいかにかみ合わせないように腐心 している。すぐに民主党政権時代のことを持ち出し、自己正当化を図ろうとする。あ れはもうやめるべきだ。私たちは民主党政権を批判したが、あの時はリーマンショッ ク、大震災があり、そこから抜け出す中での苦闘もあった。野党を安直に批判して 自分たちの延命を図るのは本物の政治家とは思えない。 「安倍首相の『くせ球』改憲論 ここが危ない」 日本共産党委員長 志位和夫 「サンデー毎日」 5.28号 からいただきました。 |
5.17 | 3月頃から、今日の車検を予約してあった。 朝、ディーラーが車を取りに来てくれて、そのときに、「悪 いところがあったら全部直して下さい」と伝えたけれど、夕 方になって電話がかかってきた。 お願いしてあった後部座席のシートベルトの不具合は、 部品代が4万5千円かかるけれど、取り替えてみなけれ ばわからないとか、10万㎞になるからプラグを交換しな ければいけないけれど、工賃込みで3万円以上かかると かいった具合に、お金がかかることばかりだ。 でも仕方がないね。もう車を買い換えることなど想定でき ないから、この車を維持するための必要経費だと、あきら めています。 |
5.16 | 例年だと、4月も半ばを過ぎると花粉の症状は治まるのに、今年はそれから 1ヶ月も過ぎたというのに、鼻がクチュグチュして目が痒い。 花粉情報を見ると、すでに杉花粉は飛散がほぼ終わり、ヒノキについてもピ ークを過ぎて、表示は「少ない」の段階になっている。 先日、かかりつけ医に行ったところ、待合室にマスクをしている人が何人もい た。「この時期に風邪ですか?」と尋ねたところ、「黄砂によるアレルギー症 状です」という答えが返ってきた。 これでは、1年中体と共に心が安まるときがないではないか。 |
5.15 | 去年の5月15日は、やまびこ公園の「ジャンボすべり台」で、胸椎を骨折した日。 それから半年はコルセットを外せず、そのあとは左側の腰のあたりがしびれていて、それ が治まったこの冬は、背骨の側面の左側の筋肉が張って、湿布を貼ってなだめる毎日だ った。 そして今は、暖かくなったためか筋肉の張りは治まってきたが、背骨の骨折した部分を 中心にして、違和感を常に感じ続けている。 この骨折は痛かった。単に体で感じる痛みだけにとどまらず、これからの人生を生きてい くにあたって、大きな障害となってくるだろう。自宅にいるときは相変わらず体を酷使して いるが、絶えず不安と隣り合わせだ。だから、怪我をする前とあとでは、人生観が著しく 変化している。 おばあさんが亡くなった年齢まであと14年。これから何を目指して生きていけばいいのだ ろうか。海が見える有料老人ホームに入るのも悪くはないかと思ったりするのは、連続ドラマ「やすらぎの郷」の影 響だ。 |
5.14b | ← トウモロコシ 続々と発芽した野菜たちです。 だから、ほとんど一日中野良に 出ていても、これで作業が完了 ということはありません。 インゲン → |
5.14a | ← 田植えが本格的になってきました。 |
5.13 | 1週間ぶりに戻った自宅のまわ りは、様変わりしていた。野菜の 生長がめざましいのだ。 左の画像は、手前は紫色、向こ うは白色の花で、種類が違うエ ンドウ。 右の画像は、もう実をつけている 様子です。 |
5.12b | 4月27日に「バルーン・カテーテル」を外してから1週間くらいは、やっぱりおしっこ の出が悪くて、排尿を済ませても残尿感が残り、すぐトイレに行ってもまたおしっこ が出る状態が続いていた。 だからまた出なくなってしまうのが怖くて、たまる前に 出すことを繰り返していた。つまり頻繁にトイレに行っていたのだ。 そのときに処方してもらった飲み薬の効果があったのか、最近は以前の状態に戻 ってはいるが、おしっこが全部出切るのに時間がかかってしまう。 どこかで泌尿器科に行かなければならないのだが、前回の通院の時は数値が改 善されていたから様子を見ようということになっていたので、しばらくは飲み薬を処 方してもらって、血液検査の結果待ちにしたいと思っているけれど、どうだろうか? 全国亭主関白協会」さんのホームページからいただきました。↑ |
5.12a | 昨夜、千葉のホテルでスマホを充電しようとしたところ、充電器がキャリーバッグに 入っていないことに気が付いた。 拙い記憶を辿っていったところ、水曜日にチェックアウトした熊谷のホテルに忘れた のではないかということに思い至り、早速電話をしたところ、確保してくれてあった。 それにしても、水曜日の夜に気が付いてもいいはずなのに、何をやっているのだろ う。最近はこういうことが多いから、ホテルの部屋を出るときは入念にチェックをする のだが、その精度たるやこの程度のものだ。 今朝、新幹線を使って取りに行ってきたが、サインを求められたホテルの「忘れ物リ スト」には、受け取りのサインが全然されていない。その理由を尋ねたところ、忘れ 物を「わざわざ」取りに来る人は、ほとんどいないのだということだった。 |
5.11b | 団塊、団塊と言われますが要は全共闘です。大学生たちが何かできるんじゃない かと、セクト(党派)を超えて集まった「運動体」でした。 全共闘がやったのは東大入試を1度無くしたことぐらいです。4年続けば東大がなく なり、何かが変わると思って翌年も続けたらめった打ちにあった。組織化されていな いエネルギー体だから、発散してバッと消えたらそれきり、あとは個人の行為が残 るだけで、多くは大企業に散っていき、私は小説を書き続けた。 結局、団塊が目立つのは数が多いのと、時代との巡り合わせだと思います。世界 一の経済大国を目指せと言われ、質より数字とばかりに、がむしゃらに働いた世代。 バブルがはじけたときには元凶だと言われたけれど、その後、少しずつ混乱を収め ていったのも、各企業でそれなりの地位にいた団塊です。落とし前はつけたと思い ますよ。 「語る・人生の贈りもの」 北方謙三 「朝日新聞」 5月11日の朝刊から。 |
5.11a | 結婚報道がされている桑子真帆アナが キャスターをやっているからということで もないが、夜9時にテレビを見られる状 態の時は、必ずといっていいくらい、NH Kの「ニュースウォッチ9」を見ている。 そしてそのあとの流れとしては、テレビ 朝日の「報道ステーション」にチャンネル を合わせることになる。 だから、それぞれの報道の内容を比べることができる。 私のイデオロギーが リベラル寄りだということもあるが、NHKが報道する内容は、ちっとも「色」 がついていないので、見ていて面白くないのは、ある程度仕方がないことなのだろうか。 |
5.10 | 自宅では生まれた頃から「毎日新聞」を購読しているが、東京に出てきたときの夕刊は、 「朝日新聞」と「日本経済新聞」を買っている。長野では、全国紙の夕刊を手に入れるこ とができない。 そして読むのを楽しみにしているのは、「朝日新聞」水曜日版に連載されている、「黒木 瞳のひみつのHちゃん」というエッセイだ。 「Hちゃん」とは、おそらく自分のことだと思われるが、内容も日常家庭で起きている出来 事がクローズアップされていて微笑ましい。 こうやって読み続けていられるのは、彼女の文章の表現力が確かだということだろう。 |
5.9 | 今、日本人の大人の男はあまりにも軟弱である。少し前のことだが、「ちょい不良 (ワル)オヤジ」という言葉があった。バカもやすみやすみ言え。そんな呼ばれ方を されるために人生半ばまで歳を重ねた男がいるわけがない。大人の男の生き方は 他人から茶化されるものであっていいわけがない。 ワルはワル以外の何ものでもない。 不良だろうが、小悪党だろうが、大悪党だろうが、容赦のないものである。だから 妙な善人より、うそぶくようなモラルより、ワルどもはあざやかなのである。或る種 の鋭敏な神経を持った女たちが、ワルの匂いを嗅ぎつけ、闇の中のかすかな光を 探しあて、女たちは蜜をもらすのである。 ワルの提言をしているのではない。さりとて善人を肯定しているのでもない。大人 の男の軟弱さを嫌悪しているのだ。そんな考えはもう古い?古くて結構。ここ20 年(いやもっとか)、新しいものでまともなものがひとつでもあったのか。新しいもの はすべてクズだったではないか。 なぜ軟弱なのか? それは連(つ)るむからである。一人で歩かないからである。“孤”となりえないから である。連むとはなにか?時間があれば携帯電話を見ることである。マスコミが、こ うだと言えば、そうなのかと信じることである。全体が流れ出すほうに身をまかせることである。その行動はどうして 起こるのか? 孤を知らないからである。なぜ知らないのか?孤を知るのを怖がるからである。 おじけづく者はぬるま湯に身をかかめていればいい。そうしていてもしぬことはないのだから‥‥‥。 孤を知るにはどうすればいいか。 さまようことである。 「旅人よ どの街で死ぬか。」 伊集院 静 集英社 旅をすることである。 からいただきました。 |
5.8 | ひとつの殺人事件の刑事・容疑者・被害者として再会した幼なじみ3人が、心の奥に 封印してきた過去と向き合う様子を描く。 1992年、冬。親に捨てられた13歳の少年・四方篤は、似た境遇の田所啓太、川端 悟と共に、軽食喫茶を営む仁科涼子と山形光男のもとで家族のように暮らしていた。 しかしある事件をきっかけに幸せな日々は終わりを迎え、彼らは離れ離れになってし まう。 25年後、成長して刑事になった篤は、無残な刺殺体となって発見された悟と再会を 果たす。そして捜査が進められていく中、啓太が容疑者として捜査線上に浮上し…。 篤役を岡田、啓太役を小栗旬、悟役を柄本佑がそれぞれ演じる。 (映画.com) 映画を観る場合、私の中で何らかの動機が必要なのだが、この作品は、監督が降旗 康男だったということ。だから期待を裏切られることはなかった。 |
5.7b | 柊弥クンのお節句のお祝い。 風が強かったので、鯉のぼりがよく風になびきました。 いつもはこんなに人がいない静からところで暮らしているので、柊弥クンは興奮気味でした。 私は、なんか疲れがどっと出た感じで、ソファーの上で横になっているありさまでした。 これが遊び疲れならいいのですが、連休中はずっと外の作業をこなしていたことによるものみ たいです。 こんな状態で、明日は仕事に出掛けて行かれるかしらん。 |
5.7a | ベッドに入って本を読みながら、考え事をしている。だから、気が付くと文字を目で追 っているだけなどということがある。 昨夜思い浮かんだのは、お節句の飾り物をしてなかったということ。今日は何日な のだろうかと考えてみたが、どうやっても5月5日は過ぎてしまっている。 いつまで飾っていいのかをネットで検索してみたところ、「端午の節句の飾りは5月 5日を過ぎてしまえば、あまり意味のないもの」だという。 確か昨年も、私が途中で気が付いて飾っている。こんなことは、私ではなくて、もっと 気が付かなければならない人がいるのではないのかい? |
5.6 | 畑が野菜たちで埋まった。 東側から順に挙げると、カボチャ、ほうれん草、とうもろこし、キャベツ、イ ンゲン、オクラ、ピーマン、ジャガイモ、玉ねぎ、レタス、キュウリ、ナス、エ ンドウ、長ネギ、トマト、大根、人参、二十日大根、ラディシュ、春菊、小松 菜といった具合に、オールスターキャストだ。 今年は、野菜をまったく作らない選択肢もあったけれど、じっとしていられ ない性分のままに、目的が薄くなってしまった野菜作りです。 来週は、また1週間不在になるけれど、野菜たちは私がいるいないに関 係なく、すくすくと成長することでしょう。 |
5.5 こどもの日 |
昨日、蛇の話を何気なく書いたけれど、3歳児(当時)が、 1年前のことを覚えているなんてすごいことだ。私など、最 初は何のことを言っているのかわからなかった。 今の子供は誰でもそうらしいが、舜クンは、100まで数え ることができ、ひらがなやカタカナはもちろん、アルファベッ トまで読むことができる。 スマホの操作など、私よりもはるかに上手で、ゲームをし ながら「コンプリート!」などと叫んでいる。表情からも窺えるが、まあしっか りしていて、安易にごまかすなんてことはできない。 恐るべし4歳児。 |
5.4b みどりの日 |
チビたち二人を連れて、岡谷の「やまびこ公園」に行ってきた。 そう、そこはあの忌まわしい、「ジャンボすべり台」がある場所です。 移動中に、琉くんには「ジャンボすべり台」には乗らない約束をさせたので すが、それを目の前にしたとたんに見事に破棄されてしまいました。 舜クンは、前に行ったときに道路で蛇に出くわしていたことも覚えていて、 さすがに滑りたいとは言い出しませんでした。 諏訪湖と八ヶ岳を展望できるこの公園は、この時期人であふれています。 |
5.4a みどりの日 |
中国や韓国が靖国神社の参拝に反発する理由の一つに、儒教に基づく死生観と、日本 人の死生観の違いがあります。 古代中国人は次のような考え方を持っていました。「人間は精神(魂)肉体から成り立っ ており、死とはこの二つが分離することである」と。死によって肉体から離れた魂は消え ることなく、いずれ肉体と共存するようになれば、再び蘇ることができる、そう考えていた のです。 これは儒教における先祖崇拝と密接な関係にあり、中国人が家族や親族だけを信頼し、 他人に信頼を置かない気質も、そこから来ているといわれます。 一方、日本人の死生観に大きな影響を与えた仏教では、死後の世界は、生前の世界か ら完全に解放されると解釈しています。そして、別の世界に生まれ変わったり、あるいは 別人間や別の生き物に生まれ変わるとしています。 このように、仏教的思想の日本と儒教的思想の中国・韓国とでは、死者に対する解釈 が大きく違います。 日本ではたとえ罪人であっても、死んでしまえばその罪から解放されると考えます。しかし中国人や韓国人はそう は考えません。罪人は例え死んでも、永遠に罪人なのです。 だから中国人や韓国人にしてみれば、靖国神社に祀られている「A級戦犯」は、終戦から何百年経っても絶対に許 されない存在なのです。 彼らには「罪を憎んで人を憎まず」という概念が欠如しているのです。 「儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇」 ケント・ギルバード 講談社+α新書 からの抜粋です。 |
5.3 憲法記念日 |
今までに行ったことのある外国。 ソ連(まだ崩壊する前だった)、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国と呼んでいた)、中国、シンガ ポール、マレーシア、タイ、香港(中国に編入されていなかった)、アメリカ、メキシコ、フィリピン、 韓国。 ほとんどの渡航目的は仕事で、それも一人で移動することが多かった。だから、この中 にツアーはひとつもない。 上海の知り合いから誘われているし、ハワイに知人がいるうちに一度行ってみたい。そして、ア メリカ大陸を2週間かけてバスで横断する旅も、いつしか視野に入っていた。 しかし、これだけ健康不安を抱えていては、もう海外に行くことは無理だろう。連休に海外に行く人たちで混雑して いる空港の様子をテレビで見ながら、漠然と思っている。 |
5.2b | 「宮田ふれあい広場」で見つけた、少し遅い春たち。 |
5.2a | いつもこの時期は、代掻きまでに田んぼの畦の草刈りをしなければと焦 る。耕作を他所に頼んでいるから、自分の計画どおりにいかないのだ。 特に、下の田んぼが違う所有者の場合は、迷惑をかけてはいけないと気 を遣う。 画像の田んぼは自宅の下にあって、その下は畑だからそんな気遣いは 無用だが、家の西側にある大きな田んぼは、所有者が草刈りにきたの を見てから慌てて取り組んで、なんとか間に合わせることができた次第。 |
5.1 | 2月18日にBS-TBSで放送された、「~祝デビュー55周年~舟木一夫永遠の青春スタ ー」の中で、内館牧子さんから寄せられたメッセージが朗読された。 その内容は、「舟木さんの歌は全部歌えるけれど、いちばん好きな曲は『夕月の乙女』です」 というもの。私も、この手の「叙情歌」が好きだ。 今月は大阪の新歌舞伎座で特別公演がある。、第一部はいつものようにお芝居を演じ、第 二部ではオンステージで歌をうたう。それも昼・夜の2回公演というタフネスさだ。 昨年12月の新橋演舞場での公演に行かれなかったけれど、ちょっと大阪まで行く余裕はな い。 だから、次の東京での公演を狙っています。 |