あと あと のあと  2017年2月

2.28
 上海から南京へ新幹線で移動したとき、普通席が満席だったので日本でいうグランク
 ラスを取ったんです。座席で仕事をしようとしたら、横に座った経営者が携帯片手に湖
 南弁でまくしたてている。とにかく
うるさくて、仕事どころではありませんでした。
 さらに南京に到着してみると、学生時代に足しげく通った地元の図書館が高級ホテル
 開発のためになくなっていた。これもショックでした。市の中心にある大きな図書館で
 すよ。なぜこんな国になってしまったのだろうかと、考えさせられました。 (中略)
 中国はアヘン戦争以降、さまざまな改革や革命が行われました。しかし欧米の制度
 や思想を学ぶことをずっと拒否してきたことがここにきて響いているのではないか、と
 ふと思い当たったんです。新幹線の乗客の
マナーも図書館を壊してしまうのも、その
 影響ではないかと。


 「中国に『明治維新』は無理だ」 渡辺利夫✕柯 隆  「文藝春秋 3月号」からの抜粋 
2.27  
 JR八王子駅の売店で、おにぎりサンドイッチと野菜ジュースを買った。お昼ご飯を食べる
 時間がなかったので、金子駅でタクシーを待つ間に食べる予定だった。
 乗り込んだ八高線の優先席の壁に、ちょうど適当なスペースがあったので買ったものを置い
 たのだが、それを持って降りるのを忘れてしまった。おそらく終着駅で車掌さんがみつけ、処
 分していることだろう。
 健康を維持するためには食生活が大事なのだけれど、旅に出るとどうしてもこのようなパタ
 ーンになってしまう。そして、不規則極まりない生活が健康のためにいいわけがない。
 今日は、何も食べないわけにはいかないから、自販機でコーンスープを買って飲みました。
2.26b
 生に生えてきた雑草は緑色をしているから、まだ枯れているの中で
 目立ちます。それを全部引っこ抜きました。
 焼きはしばらくためらったあと、風が吹いていないのを見計らって、
 つけたわけです。手許に水を入れた如雨露を用意していたのですが、思
 いのほかゆっくりと燃え広がってくれたので、危険を感じずに済みました、
 左の画像は、がこちらに向かってやってくるところです。
 これを手始めに、ほぼ一日中で作業をしていたので、腰が痛いです。 
2.26a
 嫁さんの実家のお母さんに、「写真を送ってもらうだけで、本物にはなかなか会えません」と、柊
 弥クンについてのLINEを送ったところ、「それが、外孫ですよ。でも近くにいるから、良いですよ。
 私達も、そうですから。
」という返事が返ってきた。
 琉クンや舜クンと一緒にいる日常があたりまえだと思っていたけれど、同じでも、内と外
 では全然向き合い方が違うことを、ここで思い知らされました。
 だから、我が家のチビたちも、もっと実家に連れて行ってあげて下さい。
 
2.25  
 ソニッケア(電動歯ブラシ)を買い換えた。
 前から故障の兆候はあったけれど、いよいよ振動が刃
 先に伝わらなくなってしまったもの。旅先にも携帯し、常
 に使用しているから、寿命が来たのだろう。
 購入した家電量販店では、なんと5年保証だという。メー
 カーは、よほど品質に自信があるんだね。

2.24b
 松本に住んでいる弟に触発されて、花をつけるサボテンが欲しいと
 思っていた。ネットで販売してくれるところを探していたところ、県内
 の塩尻市に、「サボテン園」があるのを見つけた。長野県に「サボテ
 ン園」があるなんて考えてもみなかった。そして、今日、車で1時間
 もかからないその「サボテン園」に行ってみた。
 私が欲しかったのは丸い形をしたサボテンだったから、その希望を
 告げたところ、店員さんがいくつかを選んでくれた。
 購入したのは9鉢で、中にはもう花をつけているものもある。このと
 げとげのサボテンから、どんな花が顔を出すのか、今から楽しみだ。 

2.24a
 衆院予算委員会の模様を、移動する車のラジオで聴いていた。そこでは「森友学園」
 の問題に対して、安倍首相がかなり感情的になって答弁していた。
 その中で、「父兄のみなさん」と発した言葉が気になった。これはひと昔前の「家長
 制度」の名残の表現で、今は「父母」というよりも「保護者」という言い方に変わってき
 ている。
 この言葉を聞いた瞬間に、私には、安倍首相の衣の下の鎧が少し見えた気がした。

2.23  
 今年初めて、私の目が杉花粉を感知した。
 火曜日にいた静岡の杉花粉情報は「やや多い」だったから、もう飛んでいることは認
 識していた。
 そして今日いた名古屋では飛散がないということだったが、昼頃から目がクシャクシ
 ャし始めた。
 カルピスの「アレルケア」を3年間飲み始めて、今年の1月からはかかりつけ医で処
 方してくれた「抗アレルギー剤」を飲んでいる。
 いつもより遅く発症したということは、それだけ症状が軽くなっていると思いたい。
2.22  
 「チャーリーとチョコレート工場」「アリス・イン・ワンダーランド」のティム・バートン監督
 が、ランサム・リグズによる全米ベストセラー小説「ハヤブサが守る家」を映画化し、人
 とは異なる奇妙な能力を持った
子どもたちが織りなす物語を描いたミステリアスファン
 タジー。
 周囲になじめない孤独な少年ジェイクは、唯一の理解者だった祖父の遺言に従い、森
 の奥にある古めかしい屋敷を見つける。そこには、美しくも厳格な女性ミス・ペレグリン
 の保護のもと、空中浮遊能力を持つ少女や透明人間の男の子、常に無口な双子とい
 った、奇妙な
子どもたちが暮らしていた。                (映画.com)

 ミステリアスファンタジーだという宣伝文句だったし、ネット上の評価は決して低くはな
 かったけれど、私にとっては期待外れだった。
 私は映画鑑賞に、いったい何を求めているのだろう?
2.21  
 伊集院静が書いている何冊かのエッセイに、松井秀喜が登場する。それも、帰国するたび
 に食事を伴にしているのだ。
 どういう知り合いなのかということが不思議だったが、この小説を読んでそれが明らかにな
 った。NHKが2003年に放送した、「NHKスペシャル「松井秀喜 ベースボールの神様に
 抱かれて ~作家・伊集院静が見つめた1年~」がきっかけだったのだ。
 こんなことがわかるくらい、前半は私的小説の要素が強かったが、後半は一転してバイオ
 レンス的な要素が強くなってくる。
 この作品は、昨年の10月まで「信濃毎日新聞」に連載されていたようだが、そのことには
 気が付かなかった。
 以前このブログで、彼の作品は面白くないと書いたことがあるが、ごめんなさいでした。
2.20  
 最近は、連続ドラマを見ることなどなかったのだが、新聞の番組表で、1回か
 ら3回を再放送するのをみつけて、録画しておいた。
 あまり期待はしていなかったが、NHKのBSプレミアムで放送されていたこの
 ドラマにはまってしまい、6回目までをドキドキしなから見た。
 そして最終回は昨夜22時からの放送だったのだが、読書の時間を取りたかっ
 たので、今週の週末に見るように録画をセットしておいた。
 だから、週末に得られる「ごちそう」が、今から楽しみなのです。
2.19b  
 9人いたおじいさんの兄弟姉妹は2人だけになっています。その二人のうちのお姉さ
 んが、明日88歳の誕生日を迎えるのを前にして、今日、お祝いの席を設けました。
 
 花束を贈って、黄色いちゃんちゃんこを着て記念写真を撮ったあと、叔母さんがお礼
 の言葉を述べたのですが、感極まって涙声になっていました。
 叔母さんのあんな姿を見たのは初めてのことです。

 幸い二人とも市内に住んでいるので、私は家にいるときはできるだけ顔を見に行くよ
 うにしています。
 それが私にとっての励みのひとつになっているから、もっともっと長生きをして欲しい
 です。
 米寿おめでとうございました。
2.19a  
 昨日の午後行った作業は、土手のを取り除くこと。左の画像は、その中
 でも大きなものを並べたものです。
 このたちは、土から少しだけ顔を出していたものを掘り起こしました。草
 を刈るときにが刃にあたり、欠ける原因になるからです。
 この他にも小を、肥料袋6袋分拾いました。これらのは、親戚のおじ
 さんのトラックに積んで、近所の土場に捨てに行きます。
 こうやって着々と、作業の準備を整えています。
2.18  
 柊弥くんが生まれて100日が経過して、今日は食い初めのお祝いで
 した。
 左の画像は、先週長女が送ってくれたもの、右のものは、を口元に
 あてがわれている、今日のお寿司屋さんの様子です。
 生まれたときの体重は2686gだったのに、今は5360gと倍になって
 います。先日少しのあいだ風邪気味だったけれど、順調に成長してい
 るようです。
 私は2週間に1回会える程度、これが「外孫」というものなのでしょう。
2.17
 高齢者の交通事故が相次いでいるから、免許証返納を検討している人も多いことだろう。そ
 の場合も、長期間かけ続けて割引率がアップした自動車保険を、安易に解約せずに契約の中
 断をし、「中断証明書」を発行してもらっておくことがいいという。
 その理由は、契約者と同居する親族が新たに車を入手した際に、10年間を上限として、その親
 族が中断時の割り引き等級を引き継ぎ、契約をスタートさせることができるからだ。
 対象はおそらく孫になると思われるが、問題は、それまで生きていられるかどうかだ。

2.16  
 北朝鮮に行ったのは、1985年のことだから、32年も前のこと。
 入国にあたっては、国名を「朝鮮民主主義人民共和国」と呼ぶようにとか、
 「本土」という言葉を使ってはいけないとか、事前にいろいろ注意をされた。
 当時の北朝鮮は、貧富の差がないとか、税金がないとかいった、「理想の
 国家」という捉え方が一部ではされていた。私は、社会主義国の子どもた
 ちの表情が見たかった。子供たちは嘘がつけないだろうから、幸福の度合
 いが表情に表れると思ったからだ。
 平壌の公園で見かけた北朝鮮の子供たちは、生き生きとした表情で伸び
 伸びと遊んでいた。そのときは、こんなにもひどい独裁国家になることはと
 ても想像できなかったのだけれど・・・・・。
2.15  
 今週は、中間日の今日が一日空いた。だから昨夜、埼玉から帰ってきた。
 帰ってきたかった理由は、今週から来週にかけて、床屋さんに行く機会が
 得られないことと、もうひとつは南天剪定をしたかったこと。
 「5年連用日記」を見ると、昨年は2月3日に手をつけ始めている。しかし
 今年は寒い日が続いていたため、その気になれなかった。
 画像の右側が剪定が終わったもので、左側がこれから剪定をするもので
 す。家の周りには何箇所も植わっているけれど、すべて完了しました。
2.14
 自己破産というのは、「破産法」に基づいて行われる「救済措置」で
 あるが、これはひどい制度だ。
 自己破産を申請した当人は、裁判所に認められれば「免責決定」と
 なり、その時点での借金を返さなくてもいいようになる。
 ところが、その借金の連帯保証人になっている人には、本人に代わ
               って返済する義務が生じてしまうのである。
   したがって、連帯保証人の方が多額の借金
   を抱えることになり、後を追うようにして自己
   破産
する例が後を絶たないという。
   もし連帯保証人が返済を肩代わりした場合
   にも、自己破産をした本人にはそれを請求することができないというのだから、まことにもっ
   て不公平な制度だといわざるを得ない。
2.13  
 「ザ・コンサルタント」という題名だけを見れば、普通は経済的な側面のある作品だと思うでは
 ないか。ところが、人が銃で撃たれてバタバタ倒れる場面しか印象に残っていない。内容をよ
 く調べないまま、時間的なタイミングを優先するから、こういうことになる。
 「田舎のさえない会計士と裏社会の殺し屋という2つの顔をもつ男が、犯罪組織や企業の不
 正を暴いていく様を描くサスペンスアクション」というのが触れ込みだが、なんだかよくわから
 ない映画だった。
 貴重な時間を映画鑑賞に割くのだったなら、もう少し計画的な行動をしなければダメだ。最近
 は、映画を観ることそのものが目的となってしまっている。
2.12b
 秋に採れたリンゴは、年が変わると「ほけ始め」、本来の美味しさがなくなってしまう。
 だから早く食べようと思い、家にいるときは皮を剥いて食べるのだが、チビたちを交えて食べられ
 るのはせいぜい2個までだ。
 だからいただいたものがまだ残っており、自分が買ったものには手がついていない。
 このようなことを想定してジューサーを買ったはずなのに、あとの清掃の面倒くささもあって、その機能をは
 たせずにいる。 だからこのリンゴたちは、最終的に捨てられる運命にあるのだろうか。

2.12a  
 昨夜の「堺でございます」で、坂崎幸之助と長谷川きよしが演奏した曲
 は「イムジン河」。
 この曲は、1968年にいったん発売されたが、その後「政治的配慮」か
 ら発売中止になった曲。だから音源が存在しなかったはずなのに、多く
 の人の記憶に残っていて、私も歌うことができる。

  イムジン河水清く とうとうと流る 水鳥自由に 群がりとびかうよ
  我が祖国南の地 おもいははるか イムジン河水清く とうとうと流る
2.11b  
 「高遠だるま市」は、毎年2月11日に行う、五穀豊穣や
 合格祈願、家内安全などを願う鉾持神社(ほこじじんじ
 ゃ)の祈年祭に合わせて、参道にだるまを売るお店が現
 れるためにそう名付けられたもの。
 その歴史は古く、約400年前の昔から受け継がれてき
 た伝統ある行事だという。
 本堂へと続く細い石段は321段もあり、登っても登って
 もなかなか行き着かない。そして境内ではお参りをする
 人たちの長い列ができていた。
 底冷えがする中、チビたちとお参りをしてきました。
2.11a
 共栄火災海上保険は、バレンタインデーに職場で女性社員がチョコ
 レート
を配る習慣をなくし、その分でアフリカ・マリの難民を支援して
 いる。
 1993年に、「儀礼的なチョコに費やすお金をもっと有意義に使おう」
 と女性社員が発案し、買うのをやめたチョコ代や返礼品代で、これま
 でに約3,500万円が現地の水田作りや医薬品購入に役立てられた
 という。
 こんなことをするとチョコレートメーカーは困るだろうけれど、義理チョコを送り、それに対する返礼をホワイトデー
 行うような「習慣」は止めたほうがいい。
 ただ、経済活動というのは消費行為のことだから、「本命」の人にはチョコレートをいっぱい贈ろう!

2.10b
 文部科学省の天下り問題で、保険会社が「月2日勤務で1千万円」の顧問報酬を支
 払っていたことについて、該当する保険会社は「妥当な報酬である」との見解を述べ
 ている。
 確かに、その保険会社が文部科学省の職員の保険を一手に取り扱うことができれ
 ば、金額としては「妥当」かもしれないが、その保険会社で働く社員の心情を考えた
 ことがあるのだろうか。
 私は自分自身のポリシーとして、改善のお手伝いをする会社の社員の方の給料よ
 りも高い報酬を、いただいてはいけないと思っている。成功報酬という方法を採用し
 ないのも、改善の成果を得る権利があるのは、そこで働いている社員の方々である
 と考えているからだ。
 ある人が、「森田さんは自分の手柄を立てたいのではないのですね」と言ってくれた
 けれど、本当にそれができているかどうかは別としても、常々そうありたいと思って
 いる。 だけど、「ボランティア」の考え方とは一線を画しているよ。

2.10a
 平日に家にいられる日はそんなに多くはないけれど、チビたちは保育園に行って誰もいない
 から、娘たちが誕生日プレゼントに買ってくれた、8日発売の「吉田拓郎 LIVE 2016」を、大
 音量にして見た。
 これは、コンサート最終日の「パシフィコ横浜」の模様を収録したもの。おまけとして、リハーサ
 ルの様子も入れられている。
 アンコール前の曲は「流星」だったが、最後の「僕の欲しかったものは何ですか」と歌うときの
 声がうまく出なかった。それは、彼が感極まって涙ぐんでいたからだった。こんな様子までは
 ライブ会場にいただけでは気が付かない。 
 
2.9b  
 これは、夜9時頃の茅野駅の駐車場の様子。凍える手で、ウ
 インドウのを取り除いた。
 この仕事を始めて間もなく、ひと月に2回、富山の会社に4年
 間通った。上越道の戸隠のあたりは大で、ひどいときは豊
 科から富山まで260kmにわたりチェーン規制なんてこともあ
 った。
 それにしてもよくもまあ今まで動きまわってきた。ではなく、今
 も動きまわっている。
2.9a  
 2週間前の1月25日と昨夜、名古屋の同じホテルに宿泊し、まったく同じような展開
 になった。
 睡眠導入剤を1錠飲んだだけでは眠りに入っていくことができずに、翌日の仕事のこ
 とを考えると睡眠を取らなくてはいけないから、もう半錠を追加して飲んだ。
 今朝起きてスマホをチェックすると、自分でLINEを使って不完全な文書のメールを送
 っているのだ。2週間前もそうだったが、そのことを全然覚えていない。
 電気を消してベッドに入ったから、再び起き上がってスマホを手にしたことになる。考
 えてみれば恐ろしいことだ。 だから最近は、ドアチェーンをかけることを欠かさない。
2.8  
 今よりも寒かった期には、巨大な床が北米と南米の極域やスカンジナヴィアなど
 に出現し、最も寒かった2万年前頃にはそれらが想像を絶するほど巨大化していた。
 特に北米のものはスケールが大きく、現在のカナダ全体とニューヨークを含むアメリカ
 合衆国の北部が、厚く巨大な1枚の
の下に敷かれていたほどだ。その巨大さに呼
 応して、当時の海面は現在よりもなんと130メートルも下がっていたのだ。
の形成
 は高緯度地域に集中するが、その海への影響は地球全体に及ぶ。


  「日本人はどこから来たのか?」  海部陽介  文藝春秋   から抜粋しました。

 太古の時代には、日本列島とユーラシア大陸は陸続きだったけれど、いまのように
 で隔たる状態になったのは、地殻の変動によるものだとばかり思っていた。しかしそう
 ではなくて、海面が低かったから陸地が露出していただけのことだ。
 このように、知的な好奇心を満足させてくれる読書は、私にとって知識のなのです。
2.7  
 黒澤明監督の「七人の侍」と、同作をリメイクした「荒野の七
 人」を原案にした西部劇だというが、なんとも荒っぽいストー
 リー展開だった。
 偶然出会った7人が、どうして命をかけるほどまで結びつくの
 かというプロセスも希薄で、ヒューマニズムのかけらも感じら
 れなかった。
 だったら見なければよかったと言われるかもしれないけれど、
 新聞や雑誌の映画評には、いいことが書かれているのです。
2.6
 カルビーは4月以降に、自宅など社外で勤務する「テレワーク」の上限日数(週2日)を撤
 廃する。制度上は毎日テレワークが可能になる。多様な働き方を認めることで、優秀な人
 材を確保するねらいだ。
                      (Yahoo!ニュース)

 私が常々言っていたことは、ものを消費する場である自宅と、新しいものを生み出す会社とでは、ベースとなる価値
 観が180度異なるから、会社の玄関を入った瞬間に、意識を切り替えて欲しいというものだった。だから私には、
 宅
にいて「仕事」をすることなど考えられない。
 それと同時に思うのは、足で稼がなければならない営業担当や、時間に追われて作業をしている現場の人たちと
 の棲み分けを、どうしていくのかということだ。記事では「対象はパートや工場勤務の人を除き」とあるが、この運用
 はどこかで限界がくるのではないだろうか。 

2.5b
 アメリカが奈良や京都を空襲しなかったのは、文化財保護の観点
 からだと思っていた。それができるアメリカは、大したものだと思っ
 ていた。
 このことを覆されたのは、NHK・BS1スペシャル「原爆投下 知られ
 ざる作戦を追う」の中で、京都が原爆投下の第一候補地になってい
 たことを知ったことによる。
 軍部が推し進めるこの方針に待ったをかけたのは、時の大統領トル
 ーマンだった。そしてその理由は、京都の住民は知的水準が高い
 から、そこに原爆を落とすことにより、戦後の日本が反米で固まって
 しまうことを恐れたからだという。
 なんだ、文化財保護の視点なんかなかったのだ。
 
2.5a  
 毎週土曜日にBSフジで放送される「堺でございます
 は、いつも録画をして見ているが、昨夜はめずらしく放送
 されているものを見た。
 その理由は、坂崎幸之助が登場する場面を見逃したくな
 かったからだ。彼のギターテクニックはすごい。最後は長
 谷川きよしと「別れのサンバ」を競演した。
 ふたりのトークの中で、坂崎が保有するギターは250本
 で、高見沢俊彦に至っては600本も持っているのだとい
 う話になった。いつかは二人でミュージアムを作り、そこ
 に展示したいということだった。
 それとはまったく規模が異なるが、私の本棚の書籍を処
 分する方法をいつかは考えなくてはならない。ざっと数え
 てところ、1000冊を超える数だ。
 
2.4
 スイミングの、琉クン担当のコーチがインフルエンザで休んでいて、男性のコー
 チがふたつのクラスをかけ持ちしていた。今日は途中まで順調に進んでいたの
 だが、最後の方になって琉クンの動きがぎこちなくなり、コーチが話しかけても
 動こうとはしなくなった。そしてそのあと、琉クンは更衣室から不機嫌そうな顔
 をして出てきた。どうもこのコーチとは相性が悪い。
 先日は、歯科医院の院長が
インフルエンザで休んだ。その代替えの日に行っ
 たときに「
予防接種は受けましたか?」と訊いたところ、受けなかったという。私
 は有給休暇がないから、
予防接種は欠かせない。
 
インフルエンザ、それもホンコンA型が大流行だという。私も水曜日あたりから様
 子がおかしくなったけれど、葛根湯を飲み続けてなんとか風邪が悪化するのを
 食い止めています。
 
2.3
 この土の盛り上がりは
モグラの仕業だ。こんなに固くて石ころだらけの土
 手を
モグラくんはどうやって掘り進むのだろう。
 おじいさんは、
モグラ取り機を仕掛けたり、地下に振動を伝える風車を設
 置したりしていたが、あまり効果はなかった。
 畑に堆肥を入れると
ミミズが増え、それを食べるためにモグラがやって来
 るそうだが、堆肥は土壌の改良には欠かせない。
 まだモグラによる直接の被害はないから、このまま放っておきます。
2.2  
 「沈黙」は、ご存じ(と言っても今の若い人たちには通じないが)遠藤周作原作の小
 説の映画化だ。

 キリシタンの弾圧が行われていた江戸初期の日本に渡ってきたポルトガル人宣教
 師
の目を通し、人間にとって大切なものか、人間の弱さとは何かを描き出した。17
 世紀、キリスト教が禁じられた日本で棄教したとされる師の真相を確かめるため、日
 本を目指す若き
宣教師のロドリゴとガルペ。2人は旅の途上のマカオで出会ったキ
 チジローという日本人を案内役に、やがて長崎へとたどり着き、厳しい弾圧を受けな
 がら自らの信仰心と向き合っていく。
                  (映画.com)

 宗教は、自分の心を安らぐために必要かもしれないが、それが宣教になると、単な
 る押しつけになってしまうことになる。
2.1
 みんな、自分がぬと思わないので、を覚悟できない。よりよく生きられないし、
 が不安で怖くていたたまれなくなる。人間誰でも、老いて
にます。けれど、それがど
 ういうことかわかって、それに備えて自分はどう生きようか考えてあれば、やたらと不
 安に苛まれて嘆かなくてすみます。
ぬその時まで笑って生きられる。そのためにも、
 
ぬ覚悟が必要です。

 福岡県太宰府にある有料老人ホーム「アクラス五条」の施設運営者・吉松泰子さんか
 ら、萩原さんが問われた「
の覚悟」について。

   「幸せな老後への一歩」  萩原博子    「サンデー毎日」  2月12日号から

 私は、にたくはないし、が怖いけれど、「の覚悟」だけはできている。それは、
 何回もに目に会ってきたし、今までにやりたいことはほとんどやってきたからだ。