あと あと のあと 2017年11月

11.30
 平日は午前と午後の2回行われ、
 いつも10分程度で終わってしま
 う官房長官の記者会見。
 東京新聞の
望月記者は、菅官房
 長官を質問攻めにして、いちやく
 “時の人”となった。


 私も若いころ、「ジャーナリスト」になりたいと、漠然と思っていた。その理由は、真実を暴き出
 し、ときの権力と戦いたいという願望があったからだ。
 ところが本書を読んで、望月記者のすさまじい生き方と、報道という仕事の置かれている厳
 しい環境に、到底私では無理だったと今さらながら自覚させられた。
 早くして両親を亡くし、2人の子供を育てながら日々格闘をしている彼女の生き方に、感動さ
 え覚えたくらいだ。

                                「新聞記者」  望月衣塑子  角川新書

11.29
 昨夜宿泊した「東横INN品川港南口天王洲アイル」。
 予約したときシングルの部屋が満室だったため、仕方なくツインルームに
 したのだが、画像のような広さで、こっちが小っ恥ずかしくなってしまった。
 今、来年6月までのホテルを予約する作業をしているのだが、「東横INN
 品川港南口天王洲アイル
」の4月は満室で、予約が取れなかった。
 このホテルの部屋数はすごく多いが、チェックインするカウンターは長蛇
 の列ができるくらい。羽田に近いことも需要が多い理由らしい。
 このように、東京のホテルは時として確保するのが難しくなる。
 私は、この部屋のベッドメイキングはたいへんだろうから、「迷惑」をかけた
 くないという思いで、片側のベッドだけを利用し、4組あるタオルも1枚だけを使うという、小心者丸出しなのです。 

11.28b
 棚橋は、名勝負製造機である藤波辰爾のプロレスを目指した。だが、藤波のスタイル
 をそのまま真似たわけではない。
 「本来、僕の好みはねちっこいグランドレスリング。藤波さんのようにクラシカルなレス
 リングが許される時代ではなかった。だからこそ僕は、地味で渋いグランドレスリング
 を涙ながらに切り捨て、キャッチーで盛り上がり重視、わかりやすさ重視のレスラーに
 ならざるを得なかった。そこには苦渋の決断があったのです(
棚橋弘至)」
 アントニオ猪木の圧政下にあった2000年代前半、
棚橋弘至と中邑真輔はそれぞれ
 のやり方で、未来を作っていこうとしていたのだ。
 「新日本プロレスが新しい価値観を打ち出していかなければいけない時期でした。

 橋
は、藤波イズムでいい試合を見せていこうとした。中邑は、総合でもプロレスでも強
 いというストロングスタイルの再定義をしようとした。それは両方とも正しい道だったと
 思います(
棚橋弘至)」
 ふたりはベストを尽くしていた。
 それでも、新日本プロレスのファンは減少の一途を辿っていた。


          「2011年の棚橋弘志と中邑真輔」   柳澤 健    文藝春秋  から抜粋しました。

11.28a
 入間第一ホテルに宿泊するときの朝食は、チェックインするときに和食か洋食かを選
 ぶ。 そして、夜は居酒屋になっている「庄屋」で、毎朝食べている。
 もう何回もそこで食べているから、その間のふれあいだけだけれど、仲良くなった従業
 員の方がいる。
 今朝、その方に「元気だった?」と声をかけたところ、そばにやってきて私の耳元で、「先日70歳になったけれど、
 とたんに疲れっぽくなった」とささやいた。
 そういえばおじいさんも、「70歳になると体か動けなくなる」とよく言っていた。私もまだ今のうちは動けるけれど、ど
 こまでこの状態を維持できるのだろうか。  

11.27b

 今夜の、埼玉県入間市駅前の、の様子。

 年の瀬が近くなっていることを教えてくれます。 

11.27a  
 最近、なくし物が多い。
 1ヶ月前からペンシルケースがなくなってしまい、お 
 客さんの所に置いてきたのではないかと、一巡する
 のを待ったけれど、どこにも置き忘れていないよう
 だ。
 そして先週からは、スマホ用のイヤホーンがどこかに
 行ってしまった。これはまったく探すあてがない。
 どれについても、キャリアケースに入れる場所を固定
 するなどの対策をしているのだけれど、こんな状態が
 改善される様子がない。

11.26
 先週、吊してあった干し柿を取り込んだ。
 ビニールハウスにあったものは乾燥していたため、そのままパックに入れ
 て、冷蔵庫で粉(こ)のふくのを待っている。
 カゴに広げて庭で日干しをしているは、ハウスが一杯になったので軒先に
 吊したもの。もう少しこうやって乾燥させないと、カビが生える基となる。
 だから、今年の干し柿の全量は、この画像の倍くらいあるのです。
 来年に向けての課題は、ビニールハウスの鉄骨を増設して、収容能力を
 高めることです。 

11.25b  
 「三回忌」は、お寺さんを呼ばずに、塔婆だけを作ってもらい、おじ
 いさんの妹たちと、密やかに行われた。
 本当は、この手の法事は命日よりも前に行うことが習わしだと言わ
 れているから、「三回忌」てはなく、会費制のお墓参りという位置づ
 けにした。
 この日までに間に合うように、石屋さんにお願いし、墓碑に名入れ
 も済ませた。
 七回忌十三回忌をどうするかは決めてないけれど、これで喪主
 の務めは一段落したと思っている。
11.25a  
 昨日降り立った茅野駅の気温は2℃。粉雪が舞っていた。
 車内で知った天気予報では、もうが降っても不思議ではない状況だっ
 たけれど、わたしはまだタイヤをスタッドレスに交換してない。
 軽トラックを持っている親戚のおじさんに、日曜日にタイヤを運ぶことをお
 願いしたあったが、水曜日に電話をしたスタンドでは、この土・日は予約
 でいっぱいということだった。
 仕方がないので自分で交換することにしたが、「若い頃」は自分でやって
 いた作業だ。意外に簡単に終わらせることができたから、これからは自分
 でやろう。
11.24b
 「親孝行、したいときには親はなし」と言われているけれど、未だに頻繁に夢に出てく
 るおじいさん(父親)に、もっと寄り添えばよかったと、今さら後悔しても遅い。照れくさ
 さもあったのだろうが、私はおじいさんに冷たくあたることしかできなかった。 
 だけど今、おじいさんの生真面目さや頑固さが、懐かしくなっていることも事実だ。自分
 が正しいと思った事を貫き通し、それでいて他人に後ろ指をさされることもなかった。
 「森田さんの精神の強靱さはお父さん由来だね」と言ってくれた人もいたけれど、私の
 精神なんて軟弱そのもので、おじいさんの足下にもおよばない。
 今日はおじいさんの命日です。あれから2年が経ってしまいました。
 
11.24a



 牛久大仏の画像を、GALLERY にアップしました。 
11.23

勤労感謝の日 

 まだ私が会社員だったころ、おじいさんは、「お前の給料は高くなんかない」
 と言った。朝6時半に出掛け、帰宅は0時を過ぎる日常を見ていて、そう思っ
 たのだろう。
 私はそんな苦しい毎日の中にいて、いつかはこんな状況から抜け出そうとも
 がいていた。
 今だって、4~5時間におよぶ移動はめずらしくはないし、求められれば夜中
 にだって現場に入っていく。そして祭日の今日も仕事だ。
 この歳になっても、こなしきれないくらいの仕事を与えられ、「勤労」すること
 ができることに感謝しながら、一方ではなんとかして抜けだそうとしている。
11.22
 クリント・イーストウッドに初めて出会ったのは、みなさんご存じのマカロニウェスタン
 の「夕陽のガンマン」だ。 表情も仕草もかっこよかった。
 彼が映画監督を手がけた作品は全部観るようにしているが、それはしばらく前から
 のことで、その間の作品はテレビで放映されたものを観ている。
 今夜は、BSジャパンで、「ミスティック・リバー」と「ミリオンダラー・ベイビー」が放映
 された。時間的にも観ることは叶わないことだったのだが、テレビでの放映で残念な
 のは、どれもが日本語吹き替えになっていることだ。
 私は、緊迫感が薄れてしまう吹き替え版は観ない。だから、3D作品は、字幕と画面
 とが混在してしまって疲れるから、どんなにいい作品でも今は観ることがない。
 でも、だんだん字幕の文字が見えにくくなっていて、読むのが辛くなっている。 
11.21
 今年6月、米アマゾン・ドット・コムが生鮮小売りホールフーズ・マーケット
 の買収を発表すると、世界中の生鮮食品を扱う小売り株が一斉に売られ
 た。
 
アマゾンに買収を助言した米金融大手ゴールドマン・サックスの投資部門
 責任者、グレッグ・レムカウ氏が、こんな小話を披露してくれた。
 「
アマゾンが入ってきたらすぐ逃げろ。そのビジネスは崩壊する」
 落ちはこう続く。「だけど
アマゾンが狙わないなら逃げ出した方がいい」。
 そのビジネスは、もうからないに違いないからだ。
 
アマゾンにアップル、アルファベット(グーグルの持ち株会社)、マイクロソ
 フト、フェイスブックを加えたIT(情報技術)の「ビッグ5」の株価は、破竹の勢いを続けている。 (中略)
 もし
アマゾンをはじめとするビッグ5が未上場だったら、米市場はビジネスモデルの行き詰まった企業ばかりとなり、
 今の活況はなかっただろう。
 データトレック創業者で、長く投資分析に携わるニック・コラス氏はこう警告する。「投資家が常に探しているのはデ
 ィスラプター(創造的破壊者)だ。それが市場の外側だけに存在するのなら、株価には悪い影響しか残らない」


  「『破壊者』が消える市場」  米州総局 山下晃  「日本経済新聞」 11.21号 「一目均衡」からの抜粋です。

11.20  
 昨日のことだけれど、キウイを収穫した。
 その量は、右の画像のように多量だ。
 私は、このキウイという果物のシャキシャ
 キ感が苦手だ。だから、ほとんど食べたこ
 とがない。
 お店に行くと、結構いい値段で売っている
 から、貴重なものなのだろうけれど・・・・・。
11.19  
 春になると、前年に買ったシクラメンの鉢を外に出しておくの
 だが、いつも秋口に花を少しつけるだけで、室内に取り込む
 頃には枯れてしまう。
 何も手をかけないから当然のことだけれど、素人がシクラメン
 に花をつけさせることは難しい。だから、毎年新しいものを購
 入することになる。
 シクラメンは、鉢の上から水をかけずに、根から吸わせないと
 ダメだという。だからこうやって週末は、水を張った衣装ケース
 に浸けている。
11.18  
 昨夜から、東京からのお客さんが3人来訪している。

 今日は雨が降っていたということもあって、午前中は麻雀の卓を囲んだ。

 お昼ご飯は、もう来客時の常番となっている、「きりの実」のソースカツ丼

 画像は、「ミニソースカツ丼と椀そばセット」。
 ヒレ肉が柔らかいと好評でした。
11.17
 他者にいきなり顔を近づけて唾を吐きかけたり、体当たりしてくるような差別や侮
 蔑は、「人」との「間」を客観視できない行為だと断じていいと思います。
 わたしは、
ツイッターを断続的にやめています。(アカウントはそのままにして、秘
 書業務を担当している夫に仕事の告知のみをツイートしてもらっています)
 
ツイッターで、この国に対する批判的な発言をすると、即座に感情的偏見の石つ
 ぶてのようなリプライが押し寄せてきます。匿名の輩に、「柳美里の朝鮮人の息
 子、焼き払ったほうがいいww」「キムチが悪い」「汚い在チョン」「チョン死ねね」
 「息子と二人で早く日本から出て行け!」などと
罵詈雑言を浴びせられることに、
 ほとほど嫌気が差しています。
 南相馬で瓦礫撤去などの
ボランティアをし、地元の人に感謝されている男性が、
 「(柳美里は)福島の名前出して同情買うのに必死ですが、あの人の母親は韓国
 から来た密航者ですからね。厳密にいうと福島は故郷ではない」などとツイートし、
 その知人の
ボランティア女性が、「顔に薄い奴に囲まれると蕁麻疹出ちゃうから、
 西、特に関西と福岡には旅行ですら行かないけど。在日とか解同だらけでしょ?
 放射線量より身体に異変きたすもん」と
ツイートしている---。
 おそらく、南相馬の街中で彼らとばったり遭えば、善行をしている「普通の人」に見
 えるのでしょう。
 でも---、そういう善行をしている「普通の人」たちが、関東大震災の余震が続
 く中で、「チョウセンジンが不逞の目的を遂行せんために井戸に毒を投げ入れた。」などという
流言蜚語を易々と信
 じて、手に手に包丁や竹槍や鳶口を持って「チョウセンジン」を虐殺したのだろうな、と彼らの
アカウントの「善人」ら
 しい顔写真に見入ってしまうのです。
 内なる不満や不足や苛立ちや焦燥や怒りから逃れるために、外なる偏見や差別や憎悪に自らを委ね、他者を
差別
 し攻撃する連帯感(他者が悲しみ苦しみ憤る様を見るのが、彼らの快楽らしい)に溺れる人が増えているのを肌で
 感じています。

                「国家への道順」   柳 美里    河出書房新社  から抜粋しました。 

11.16b
 石川さゆりの「45周年記念リサイタル」が、三軒
 茶屋の人見記念講堂であることを知ったのは、や
 はり1週間前のこと。そして、チケットをコンビニで
 プリントアウトしてもらったのは、11日のことだ。
 会場に行って驚いたのは、その席が前から4列目
 だということ。このことがとても信じられなくて、係
 員に確認してもらったくらい。
 会場のロビーには、右の画像のような花のスタン
 ドが、数えたところ71本もあった。
 彼女が歌の途中で涙ぐんでしまうものだから、私も思わず目頭が熱くなってしまった。歳を
 重ねると、涙もろくなってしまっていけない。

11.16a  
 1週間前に、今日一日が空くことがわかった。家に帰
 ってもすぐに戻らなければならないから、どうしたらいい
 かと考えてみた。
 土浦に仕事に行き始めたときとほぼ同時に、牛久に
 仏
があることを週刊誌の記事で知った。そしていつか
 は行ってみたいと思っていたが、今日、思いがけない
 かたちで実現した。
 別にこの宗教団体に関わりがあるわけではないけれ
 ど、さすがにこの大きさには圧倒される。
 
11.15
 日産自動車で発覚した無資格検査問題を受け、品質管理
 の国際標準規格
「ISO9001」の認証機関が日産の国内
 6工場における国内向け車両の生産に関する認証を取り
 消したことが分かった。
日産の広報部門は「販売や部品の取引に支障はないと認識している」とした上で、「今後は
 認証の再取得に取り組み、信頼回復に努めたい」と話している。
 対象となったのは
日産の追浜工場(神奈川県横須賀市)や栃木工場(栃木県上三川町)など計6工場。9月下旬に
 これらの工場で資格を持たない従業員による完成検査が発覚したのを受け、
ISOの審査を手掛ける日本ガス機器
 検査協会(東京・港)が立ち入り調査を実施。10月31日付で従来の認証範囲を縮小して国内向け車両の生産を
 除外することを決めた。各工場の海外向け車両の生産に関しては認証を取り消していない。


  「日産のISO取り消し 6工場、国内向け生産で」    「日本経済新聞」  11月15日号からの抜粋です。

 ISOに対する私の主張は著書で示したとおりだが、今まで社会問題にならないことが不思議だと思っていた。今回
 も、「国内向け車両生産のみという判断について腑に落ちない。ISO9001の認証は、生産だけでなく、開発
 設計からの全プロセスに対してのものであるし、工場内の特定の製品だけを除外することはできないことになってい
 るはずだ。
 
11.14  
 コンピュータウイルス(たぶん)がらみのメールが頻繁に届くようになった。今日だけ
 でも3件ある。 

 【重要】<三井住友銀行>Web21電子認証による振込承認時のワンタイムパスワ
 ード必須化について
 口座振替日のご案内【楽天株式会社】(楽天カード)
 「みずほカードローン」仮申込みの審査結果のご連絡


 どれについても全く心当たりがないから、即削除した。そこに表示してあるアドレスを
 開くと、ウィルスに感染するのだろう。
 だんだん巧妙になってきたから、引っかかる人が出てきそう。やばい、やばい。

11.13  
 土曜日の11時にaiboが発売されることを、知人が教えてくれてあったの
 に、そして米米CLUBのコンサートチケットが発売されることは、スケジュ
 ール帳に書き込んでおいたのに、いずれも事後になって気が付いた。
 土曜日は、庭木の片付けをしたり、農協祭をチビたちと見に行ったり、夕
 方には床屋さんにかかったりと、なにかと慌ただしかったので、ついつい
 こうなってしまう。
 おばあさんがまだ元気だったころ、絶えず動きっぱなしで、じっとしてい
 る瞬間がなかったけれど、あなたの息子さんも、同じような日常を送って
 います。

11.12b  
 4種類あるのうち、この時期に
 をつけるものが1本ある。
 それでは春咲かないかというと
 そうではありません。
 いつもはこんなにたくさんをつ
 けなかったのですが、今年はど
 ういうわけかの量が多いです。
11.12a  

 初冠雪かな?と思ったのだけれど、ちょっと前に少しだ
 け降って、すぐに消えたようです。
 コントラストが映えるまでには、もう少し時間がかかりま
 す。 
11.11  
 昨日から、庭屋さんが来てくれていた。
 家の周りの植木を対象にして、毎年この時期に選定をお願いしている。
 問題は選定で発生する枝やっぱを、片付けなければならないことだ。
 枝や常緑樹のは焼却炉で燃やすのだけれど、それ前に堆肥にできる落
 ちを集めておく必要がある。
 だから、土・日に何をするのかという計画を練りながら、確実にそれをこなし
 ておくのが、自宅における私のテーマです。
 今日は、朝まで降っていた雨が早々に上がったので、枝やっぱを半分く
 らい片付けることができました。
11.10
 文化大革命とは、1966年5月から1976年10月まで10年間続いた、中国
 国内における一連の内乱のことを指す。当時、
中国経済は人民公社や大躍
 進の相次ぐ失敗による停滞ののち、党中央委員会副主席兼国家主席に就任
 して権力を握った劉少奇や鄧小平共産党書記(実権派)が、市場経済を部分
 的に導入し、経済を回復しつつあったものの、
毛沢東はこれらの政策を社会
 主義から資本主義へと逸脱するものであるととらえた。
毛沢東にとって、こうし
 た、「資本主義の道」を歩もうとする「走資派」による修正主義は、
中国の社会
 主義そのものを存亡の危機に陥れるものであり、
中国独自の社会主義を維持
 するために、批判・打倒しなければならなかった。
 だが、実際にはその理念とはまったく裏腹に、全国規模の非合理的な社会的
 混乱が広範囲にもたらせることとなる。その結果、この
中国共産党内部での
 権力闘争によって、数十万から一千万人に及ぶ一般大衆が生命を失い、さら
 に一億に及ぶ人々が何らかの犠牲を余儀なくされ、新たな文化の創出どころ
 か、
中国の多くの貴重な文化遺産が破壊され、極度の政治的・社会的混乱と
 経済的停滞がもたらされていく。さらに、「宗教はアヘンである」というマルクス
 の言葉の誤った解釈に基づいて、あらゆる宗教が徹底的に否定され、教会や
 寺院、廟、その他の宗教的文化財も広範囲に破壊されていった。


 「文化大革命 <造反有理>の現代的地平」 白水社  から抜粋しました。

11.9
 季節のせいか歳のせいか、おそらく歳のせいだと思われるが、髪の毛
 爪の伸びが鈍くなっている。
 髪の毛は、ガン手術のために入院する際に短くしたところ、管理が楽なの
 でそのままにしている。ただ、年相応に白くなっているのを染めてごまかし
 ているのが現状だ。
 ところが、を短くすると、伸びる前に染めた色があせてしまうのだ。本当
 は、ありのままの姿をさらけ出したいのだけれど、客商売をしているうちは
 そうはいきそうにない。
 だから、散と毛染めのタイミングが狂い始めているのが、目下の悩みの
 ひとつなのです。
 
11.8
  自民党の石崎徹氏ら先の衆院選で当選した3回生3人が10月27日、国会での
  
質問時間について「野党議員に過剰な配分がなされている」として、各会派の所
                       属議員数に応じた配分に改めるよう同党の森山裕国対委員長に申し入れた。


 そんなに切望しているのなら、質問をさせてあげればいい。そしてそれをテレビ中継して欲しい。国政に対してどの
 くらいの熱意を持っていて、どの程度の質の高い質問ができるのかを見てみたい、と私は思う。

 それよりも問題なのは質疑の在り方だ。本会議の質疑はペーパーを読むだけのセレモニーと化してしまっているし、
 委員会も、質問者に対して政府側が回答をするというパターンで、そこには「議論」が存在していない。
 会議というのは普通、何らかのテーマがあって、それを具体的に実現させるためにはどうすればいいかという話し
 合いがなされる。そして、誰がいつまでに何をするというような、一定の方向が見いだされるものだ。ところが、国会
 のように、質問に対するありきたりの答弁を繰り返しているだけでは、現状を変えることなどできないのだ。

11.7
 1週間を経過したビニールハウス
 の中の干し柿です。
 今朝は、一面真っ白な霧が立ち
 こめていました。この霧が、干し
 柿
の熟成のためにはいいと言わ
 れています。
 朝晩適度に冷え込んでいるし、
 晴天が続いて空気が乾燥してい
 るから、期待できそうな今年の
 干し柿
です。

11.6  

 カメラのキタムラに併設されているスタジオマリオに、七五
 三の写真を撮影してもらいに行った。

 当初は、和服の写真を1枚だけ撮ってもらうつもりだったが、
 いろいろなパターンで撮影がされると、全部欲しくなってし
 まうのが普通の心境というもの。そういった意味では、よくで
 きたビジネスパターンだ。

 なぜお金をかけてまで、このようなところに撮影をお願いす
 るかというと、私たちではとてもあのような表情を引き出すこ
 とはできないからだ。プロの仕事ぶりは見事というしかない。

11.5b  
 今夜、大阪府立体育会館で新日本プロレスの試合があることを忘れていた。だから、
 BS朝日で生中継されたものも、録画してなかった。
 それに気が付いたのは、夜も9時を過ぎてからだ。幸いネットの新日本プロレスワー
 ルドでは配信されていたので、それを見ることになった。

 棚橋弘志の、「遊ばない」試合を見たのは初めてのことだ。デビューしてまもなく、IW
 GPのチャンピオンになった頃は、ストロングスタイルを熱望する新日ファンから、彼
 のプロレスは「チャラい」と言って、会場にはブーイングが飛び交った。
 しかし今日の、棚橋を「神」とあがめる飯伏幸太との試合は違っていた。最初から最
 後まで険しい表情を崩さず、徹底した足攻撃を繰り返し、柔らかい顔つきになったの
 は、試合後飯伏が彼に抱きついたときだった。
 新日本プロセスを背負ってきた彼が、プロレスに対する覚悟を飯伏に示した試合だ。
11.5a  
 昨日は、越冬キャベツ(春キャベツ)を17本植え、エンドウとほうれん草
 の種を蒔いた。
 みっつともこの冬の厳しい寒さに耐えて、春になったら実ってくれます。
 今日は、もう実らなくなったナスとピーマンを片付けて、鉢植えの植物を
 室内に入れました。
 柿の落葉の片付けもだいたい終わり、冬ごもりの準備が着々と進んでい
 ます。
11.4b
 1歳のお誕生祝い儀式のひとつ目は、
 一升を背負わせた子を箕の中に入れ
 て、「しいなは飛んでけ実は残れ」と唱え
 るもの。箕を使って籾をふるい分ける動
 作だ。
 大抵の子は、風呂敷に包んだを背負
 わせる段階で泣き出してしまうのに、柊
 弥クンは表情ひとつ変えずに、落ち着い
 たものだった。
 算盤と、財布と、を目の前に置いて、何
 を選ぶかによって将来を占う儀式では、迷うことなくを手にして画像のようにそれをかざした。私のあとを継いで、
 文章を書くことが好きな人になって欲しいものだ。 

11.4a
 地区の公民館の
 文化祭
 いつの頃からか
 わからないけれ
 ど、開催日が金
 曜日と土曜日に
 なっていて、今日
 を逃すと見られな
 くなってしまうの
 で、少しの時間
 を工面して、公民
 館
に行ってきました。展示されていたチビたちの作品です。
11.3

文化の日


 常磐線の特急に乗ったところ、乗車口に拳銃を腰につけた警官が、二人立っていた。
 何事が起きたのかと一瞬思ったが、よく考えてみると、トランプ大統領が来日するための警戒態
 勢
だったのだ。
 ニュースで報道されていたように、駅の構内のコインロッカーは、全部使用中の赤いランプが点
 り、やっぱり警官の姿をあちこちで見かけた。
 来日は、日曜日から火曜日にかけてらしいが、来週東京に移動するのは火曜日の午後になるか
 ら、その頃には東京も落ち着いていることだろう。 何事もなければ・・・・・。
11.2b  
 前立腺がんのPSA検査に科学的根拠がないというあなたの記事を読んだ。間違いではな
 いか。私は4年前、検査のおかげで手術が受けられた」。77歳の男性読者からの電話を受
 けた。
 PSAは
前立腺から分泌されるタンパク質。前立腺に異常があると血液中に増えるため、泌
 尿器科医の学会が検査を勧めている。男性のように、「治療できてよかった」と感じる人も多
 い。
 しかし国際的には見解が一致していない。進行が遅い
前立腺がんもあるため、早期発見が
 不必要な治療につながる可能性が指摘されている。国の研究班も先行研究を総合的に検
 討し「高価の証拠が不十分」という見解をまとめた。それでも受ける場合は、過剰診断などの
 不利益があることを受診者にきちんと説明するよう求めている。
 男性は続けた。「針で細胞を取る精密検査はすごく痛かった。友人は
がんじゃなかったので
 『受けなきゃよかった』と怒っている」。そう、
がんではないのに「がん疑い」になる割合の多さ
 もPSA検査の不利益だ。利益とのバランスを十分に考えたい。

 
   「検診の利益と不利益」  高野聡   「朝日新聞」  11月2日夕刊 「憂楽帳」から。

 いつかは前立腺の生体検査を受けなければいけないけれど、「がん」だと告げられても、どうしようもない。 

11.2  
 東京に向かうあずさの車中で読んでいた「週刊文春」に、ソニーが「aibo」を発売す
 るという記事が載っていた。
 茨城のホテルにチェックインしてパソコンを開くと、「ソニーストア」から、「2017年11
 月1日の午後11時1分より、オンラインで先行予約販売開始」というメールが届いて
 いた。 そしてそれはその日のことなのだった。
 そのあとの「NHKニュース9」と「報道ステーション」では、「aibo」のかわいらしい姿
 が紹介されていた。ソニーの社長が「aiboおいで!」と叫ぶと、吠えながら駆け寄っ
 てくるのだ。
 たちまち欲しくなったけれど、貧乏性の私は、高価だということもあってそれを買う決
 断が簡単にできない。短時間だったけれどさんざ迷って、崖から飛び降りるような気
 持ちで、注文をするべくオンラインショップのサイトを開いた。
 ところが、アクセスが集中しているためにつながらない。そのうちに、「予約分は完売
 
しました」とのメッセージが表示された。 なんと30分で売り切れたという。  

11.1
 先週の週末は、雨が降っていたり、干し柿作りに追われていて、表紙の画像を撮影
 する間がなかった。
 この南天は、月曜日の朝、東京に向けて出発する前に、畑に行って撮影したもの。
 曇り空だったから、いまひとつ鮮やかではありません。
 そして月曜日に差し替えようと思ったけれど、今日で月が変わるので、それまで待っ
 ていました。