あと あと のあと    10月

10.31b
 中央線茅野駅の、線路沿いに植わっている桜の葉が
 色づき始めました。
 高校を卒業して、この土地に就職したわけですが、茅
 野駅のホームの長さに、驚いたことを覚えています。
 飯田線の短さとは段違いでした。
 スマホを使うと、こうやって手軽に写真が撮影できるの
 ですが、例えば一眼レフに比べると、画質が全然異な
 るので、やっぱりレンズが大事だということです。
10.31a
 去年はおじいさんのこともあって庭木の手入れをしなかったから、2年間
 放置しておいた庭木はうっそうと繁り、庭屋さんの手を煩わせたようだ。
 しかしそこはプロの腕前、家のまわりの木々は見事に蘇った。
 松の木なんかは、葉っぱをひとつひとつつまんで剪定するのだから、手間
 のかかる作業だ。
 庭屋さんを頼んだあとの、切った枝がいっぱい散らかっているのを、昨日
 みんなで片付けました。干し柿作り、玉ねぎの苗の植え付け、庭木の後
 片付けと、この2日間は皆さんの応援をいただきました。
 これで、すっきりした状態で、おじいさんの一周忌を迎えることができます。

10.30
 今年は地元のがうまく育たな
 かったようで、県外から仕入れた
 を予約しておきました。
 自分でから育成するお隣さん
 は先週植えたのに、我が家では
 予定よりも1週間遅れの、玉ねぎ
 の植え付けでした。
 穴の空いたマルチシートを敷いた
 畝(うね)に、700本のでした。

10.29  
 今日、明日の土・日でやらなければならない外仕事は、干し柿作りと、玉
 ねぎの苗の植え付けと、できれば室内に取り込む鉢植えの土を交換する
 ことだった。 だから今朝は6時に起きて、柿の実を採り始めた。
 干し柿作りは、明日に持ち越すことを覚悟していたが、朝から長女夫婦
 が、昼からは弟夫婦と次女が手伝ってくれたので、思いがけず今日の鍋
 に入れてしまうことができた。
 今年は例年に比べれば数が少ないといっても、こうやって吊してみると結
 構な数があります。 ただ今夜は暗くなってしまったので数えてありませ
 ん。
10.28  
 著者の清水潔さんは、日本テレビの報道局記者で解説委員を務めている。
 私はそれを見てないのだが、日本テレビが去年の10月4日に放送した「NNNドキュメ
 ント『南京事件 兵士たちの遺言』を担当することになり、実際に南京に行ったり、兵士
 たちの書き残した日記を検証したりして、「南京事件」の真実を突き止めていった経緯
 が、この本には収録されている。
 想像や憶測でものごとを判断するのではなく、すべて事実をもとにして実際に起こった
 ことを証明しようとするのだが、そのおぞましい展開内容に、読んでいてやるせなくなる
 ことの連続であった。
 結局「南京事件」は、自分たちの食料の調達にも困っていた日本軍が、何万人もの捕
 虜(民間人も含まれる)への対応に手を焼いた結果、その人たちを殺し、揚子江に投げ
 込んでいったことが、まぎれもないひとつの真実だったのだろう。
 この本を、是非多くの人が読んで欲しいし、また読まなくてはいけないと思う。 
10.27
 今週は5日間、目いっぱい仕事が入っていたけれど、そんな中で、インプラント手術2週間
 後の検診のために、どうしても歯医者さんに行かなければならなかった。それを土曜日に
 できればよかったのだが、あいにく歯医者さんは休診日だった。
 だから昨日の夜は群馬からいったん家に帰って来て、9時からの検診を受けたあと、午後
 からは八王子の工場に入るスケジュールをこなした。その歯医者さんであるが、なんと5分
 間で終了してしまった。
 おじいさんが、「勝は仕事がハードだから長生きができない」と言っていたけれど、こんな様
 子を普段から見ていたから、それは無理もないことだ。
 歯医者さんの待合室に、こんなAIロボットが設置されていた。前を通るとセンサーが感知し
 て、何か話したいような顔をしてこちらを向く。以前に家電量販店で見かけた光景は、ご婦
 人がこのロボットと会話している様子で、そのときはほとんど会話が成り立っていた。
 私はまだ話しかけたことがないけれど、琉クンを連れてくれば喜ぶかなと思ったところです。

10.26  
 の衰えに気付かされているこの頃だ。
 土曜日のことだけれど、ケーズデンキ(家電量販店)に行ったところ、室内の照明が眩し
 くて、大げさなことをいうと、白い霧が張り詰めているような感覚だった。
 そして日曜日は、干し柿作りを行っていたのだが、外が暗くなってくると、車庫の薄暗い
 照明だけでは柿の皮を剥くことができなくなったので、スタンドを持ち込んで手許を明る
 くした。 去年はこんなことはなかった。
 たぶん白内障が進行していると思われるが、半年に一回の眼科通院がもうじきある。
10.25  
 南北戦争直後のニューメキシコ周辺。ジェーンは夫のハムと娘と平穏な毎日を送って
 いたが、ある日、夫が銃弾を受けて瀕死の状態で家に戻ってきた。
 夫に傷を負わせた悪名高きビショップ一家の首領ジョン・ビショップの手から夫と娘を
 守るため、
ジェーンは南北戦争の英雄でかつての恋人ダンに、わらにもすがる思いで
 助けを求める。 
                  (映画.com から)

 22日に封切り(もうこんな表現は使われないか?)されたばかりなのに、作品ランキ
 ングは22位と低迷している。
 前にも書いたと思うけれど、身近な映画館では、私にとって「どうでもいい」作品しか上
 映されておらず、新聞や雑誌で紹介されている、「骨太」の作品にはなかなか出会うこ
 とができない。
 だから、映画館に行く前にネットで検索しても、どれを観ようかと迷うことはないのです。
10.24  
 中央線の「特急あずさ」が、今年の
 12月で運行開始から50周年を迎
 える。画像は、座席の背面に貼ら
 れたシールです。
 「あずさ」は毎週利用しているけれ
 ど、エンブレムとロゴをラッピングし
 た車両(1編成だけ)に、どこかで
 出会えるだろうか。
10.23  
 干し柿作りに手をつけた。
 本当は来週の予定だったけれど、あまりにもお天気がよかったことと、庭
 やさんが作業に来たのに誘われて始めたもの。来週の負担を少しでも軽
 くしたいとの思いもあった。
 今年のは、例年に比べると数は少ないが、木の上で熟したものがあま
 りなくて、それに大ぶりなような気がする。
 急に思い立ったので、朝になって応援を要請した長女夫婦に迷惑をかけ
 た。
10.22  
 「第二次世界大戦・傑作機コレクション」は、定期的に
 届いて、それを収納するために備えたガラスケースに
 陳列されている。
 プラモデルと違い、プロペラやアンテナをはめ込むだけ
 なのに、まだ開封されずに、従ってこのケースに並べら
 れていないものが、4機も背中の本棚に積み上げられ
 ている。
 苦労して作り上げてはいない物には、愛着が湧かない
 と言われているが、そうではなく、組み立てることが、
 私の中では優先順位が低いというだけのことです。

10.21  
 保育園の祖父母参観日
 顔を出さないと、チビたちが納得しないだろうと、前々か
 ら空けておいたもの。
 それぞれのクラスが歌や踊りの出し物をして、そのあと
 教室で交流をして、楽しいひとときを過ごしました。
 去年まで気になっていた、「いつまでも元気でいてね」と
 いう言葉が、どうしてなのかはわからないけれど、今年
 は全然出てきませんでした。
 両側の列からそれぞれはみ出しているのが、我が家の
 チビたちです。
10.20
 最近、物を探している無駄な時間が多い。
 土曜日の例は、運転するときのメガネがなかったことだ。眼鏡使用が免許
 証の条件になっているから、たとえもらい事故の場合でも、メガネをしてい
 なければ不利になると思い、運転中はメガネをすることにしている。その
 ガネ
が、いつも置いてあるコンソールになかったのだ。前日の夜の行動を
 思い出したのだが、茅野駅から家に帰る途中にサークルKによっただけ
 だ。レジで小銭を数えるときに、眼鏡を外してテーブルに置くことがあるか
 らと、そのお店に聞きに行ったけれどなかった。そしてメガネは、助手席の床に落ちていた。
 昨夜の例は、ホテルの部屋に入って新聞を読もうとしたところ、読書用のメガネがケースの中に入っていない。そこ
 でそれまでの行動を思い出してみたが、前の日に泊まったホテルで使った以外には考えられない。そこでホテルに
 電話をして忘れ物がなかったか問い合わせたところ、部屋の中にあったものが保管されていた。いつもチェックアウ
 トの時に、忘れ物がないかをちゃんと点検をするのだが、どこかに置かれてあったのに気が付かなかった。
 メガネだけを取り上げてもこの状態だから、あとは推して知るべしである。 

10.19
 ボブ・ディランがノーベル賞を取らなかったなら、拓郎の「風に吹
 かれて」の演奏はなかっただろう。みんな、拓郎が、ボブ・ディラ
 ンの影響を受けたことを知っていたから、このサプライズに大興
 奮だった。
 一昨年のコンサートの質も高かったけれど、今年の抽選に当た
 ったチケットは2階席だったから、なおさら観客の熱気が伝わっ
 てきたような気がしている。
 昔は、会場の外にギターを手にした人たちが何人もいて、コンサ
 ート
が終わったあと、みんなを巻き込んで演奏をしていたのをよく
 目にした。
 最近は、そんな光景とはとんとご無沙汰だったが、今夜はJR有
 楽町駅の前で若者が一人「シンシア」を演奏していて、やがて会
 場を出てきた人たちがそれを取り囲んでの合唱が始まった。
 次に、「外は白い雪の夜」のリクエストがあって演奏が開始された。私はもっとそこにいたかった
 けれど、途中まで聴いただけでその場をあとにした。だって、これから千葉まで移動しなければならないのだもの。
 
10.18  
 農林水産庁省が行っている事業のひとつに、「中山間地域等直接支払交付金」制度というのがある。
 その趣旨は次の通り。

 中山間地域では、高齢化が進展する中で平地に比べ自然的・経済的・社会
 的条件が不利な地域があることから、
 担い手の減少、耕作放棄の増加等により、多面的機能が低下し、国民全体
 にとって大きな経済的損失が生じることが懸念されている。
 耕作放棄地の増加等により多面的機能の低下が特に懸念されている
中山間
 地域
等において、担い手の育成等による農業生産の維持を通じて、多面的機
 能を確保する観点から、国民の理解の下に、法、関連する政省令及びその他
 通知に定めるところにより、交付金を交付する。


 私が住んでいる地域もその協定農地になっているのだが、27日に監査が入
 るとの連絡が、地区の営農組合からあった。聞くところによると、管理されてい
 ない農地(具体的にはひざ丈以上のが畦畔や法面に生えている田んぼ)がひとつでもあると、その地区に対する
 交付金が打ち切られてしまうというのだ。
 我が家の田んぼは他所に耕作をお願いしているのだが、山の合間に2枚だけ、稲作をしてない田んぼがある。そ
 のことが心配になったので、耕作をお願いしている先に「草刈りをした方がいいかどうか?」問い合わせてみたとこ
 ろ、「こっちで草刈りをするから大丈夫」だとの返事があった。
 このように、草刈り一つにしても、地域の利害と繋がっているから、いい加減なことをしておけないのです。

10.17b  
 年に一回の「特定健康診断」。 昼には移動しなければならなかったので、一番札を取るべく6時
 半に家を出て、7時の開門と同時に伊那保健所に到着、見事一番札をゲットした。
 ふだん、いろいろな形で病院に罹っているから、これと言って特別検査する項目がなくなってしま
 っている。
 そのなかで昨年と変わっていたところは、身長が2センチほど短くなっていたこと。担当の方が驚
 いて「もう一度測りましょうか」と言ってくれたけれど、骨折の影響はこんな所にも出ているのです。

10.17a
 昨夜は夜からが降りだして、今朝なんか土砂降りになっている。
 土・日といいお天気が続いたので、畑の畝(うね)の間に生えている雑草を、ハンディタイプの草搔きで
 全部土から引きはがした。
 晴れている日が続くと、そのままにしておいても枯れるから、集めるところまではしなかった。
 まさか、が降るとは思わなかった。 これで、あの雑草たちは、また根を張ってしまう。
 
10.16  
 今年はどの家でもトマトが不作だったから、雨よけを設置した効果があったかどう
 か判断しにくいが、去年から使い出したこの雨よけから問題が発生した。
 先日、取り壊しているときにわかったのだが、鉄パイプをコーティングしてある樹脂
 製の皮膜が、ボロボロ剥がれてきたのだ。
 自然の土壌に、プラスチックやビニールが混ざるなんてとても許容できないから、
 この雨よけはもう来年は使えない。
 インターネットで購入したメーカーに問い合わせたところ、どの商品にもコーティング
 がされており、経年変化による劣化は保証できないとのことだった。
 「安物買いの銭失い」。来年は農協で調達したいと思っています。
10.15
 怪我をしてから、ちょうど5ヶ月が経った。
 最初は、左の肩甲骨の外側がしびれていたが、最近は、骨折した少し下の腰のあたりがしびれ
 ることがある。
 いろいろな人から「半年はかかるよ」と言われていたけれど、まだ不安だからコルセットが外せな
 い。それでも、夜寝るときは腰にかかる負担が少ないからと、コルセットをはずして横になれるよう
 にはなった。
 駅ではエスカレーターとエレベーターの世話になり、お客さんのところに行くとみんなが気を遣って
 キャリーバッグを運んでくれる。
 野良仕事はきついけれど、季節の進行が待ってはくれないので、草刈りや、野菜作りを、ヒイヒイ言いながらこなし
 ています。

10.15a  

 武蔵は、手もなく簡単に沈められたと、見たこともないくせに、見てきたことを言う人もい
 た。 「あんたは
戦争を見てきたのかね」と、言ったのを覚えている・・・・・。

 何が壮烈だ。あんな
悲惨なことはないですよ。なにが散華だ。冗談言っちゃいけない。
 あんな死に方ぐらい
惨めなものはない。戦争というのは、非情そのものだ。他に言葉は
 見付からない。

                 ~武蔵生き残りの鈴木正義・元機関兵長による証言~

     「戦艦武蔵 忘れられた巨艦の航跡」  一ノ瀬俊也  からいただきました。
 10.14  
 友だちがやってきたのを機会に、あらかじめ手に入れていた吉
 田拓郎のアナログレコードを試聴してみた。
 途中で針が飛ぶから、これは不良品なのかと思ってみたけれ
 ど、よく考えてみたら、それはレコードのダイナミックレンジが大
 きすぎて、レコード針がはじかれてしまうわけだ。
 カートリッジは、名器と呼ばれていたDENONのDL-103。こ
 れは針圧が重い方なのに、それでも付いていくことができない。
 同じアルバムのCDと聞き比べてみたが、明らかに音質が違う。
 何しろどのレコードも2枚組で、十分カッティングの余裕を持たせ
 た贅沢な作り。 アナログレコード恐るべしだ。
10.13  
 長野銀行のATMにチ
 ラシが備え付けられて
 いた。そこには、「全
 国のセブンイレブン店
 舗内に設置されたセブン銀行ATMで、手数料が無料で引
 き出しができる」と書かれていた。
 ネットで確認したところ、なんと7時~23時まで(土・日・祝日は21時まで)引き出しが可能だというのだ。長野銀行
 以外の銀行で引き出す場合、その都度手数料が取られていたから、県外にいることが多い私にとって朗報だ。
 手数料もあるが、それ以上に嬉しいのは、通帳への記入が1行だけで済むこと。お金を使わないためには持ってい
 ないことだというから、必要なだけこまめに引き出せることを歓迎しています。

10.12  
 6本目のインプラントは初めての上顎(あご)。前の時よりも、設備も方法も随分進化
 していて、心配していたよりも体に対する負担は少なかった。
 超音波ブラシを使って丁寧に磨きをしているから、周病は全然ないのだけれ
 ど、正常なに生活反応がなくなり、神経を取ってしまうともろくなるのは時間の問題
 だから、これからのの衰えにどうやって対処していけばいいのだろうか。
 一度インプラントを施してしまうと、その具合の良さも相まって、なかなかブリッジで対
 応するというわけにはいかなくなってくる。かといって、いつまでもこの治療費を負担
 することはできない。
 歯だけに限ったことではないが、健康への不安がますます増大している。
10.11
 1週間仕事をして、次の1週間は家にいてなどということを夢見ていたこと
 もあったけれど、そんなパターンにはほど遠い日常になってしまっている。
 結局は、頼まれれば断ろうとし
 ない自分が作り出したことだけ
 れど、冗談ではなく、これで体
 が持つのだろうかと思ったりす
 る近頃
 今年は怪我をしたこともあって、
 近場も含めてどこにも出掛ける
 ことができなかった。
                           駅に貼ってあるJRのポスター
 の魅力的な紅葉の風景が誘いかけてくるけれど、今は横目で見て通り
 過ぎるだけなのです。

10.10

体育の日
 
 移動時間の都合で、昼食も取らずに仕事に入ったけれど、夜になってホテルに着いた
 とたん、近くの映画館で何を上映しているかを探している。
 ちょうど時間が合ったのは、福山雅治が主演した「SCOOP!」だった。そして、それ
 は掛け値なしに面白かった。

 彼の私生活がどんな様子なのかを推し量る術はないが、主人公のカメラマンは野性
 味に富んでいて、人間の部分をむき出しにして「仕事」にあたっていた。
 二階堂ふみが演じたアシスタント役は「行川野火」という名前。「野火」というと、つい
 つい大岡昇平の小説を思い出してしまうが、みんなから「のび!」と呼ばれる響きが、 
 心地よく伝わってきた。

 スクープとは、 水などをすくうこと、または刃物などで物を深くえぐることを指すという。
10.10a

体育の日
 
 管理機で畑を耕す場合、湿っていると土が軟らかいので、深くまで掘り起
 こすことができる。逆に乾いていると、このあたりの土質は固くなってしま
 うので刃が立たない。
 しかしながら、湿りすぎていると土がドロドロになってしまうので、とても畝
 (うね)を作れる状態にならない。このところ雨が降り続いていたため、右
 のようにマルチシートを被せるのは金曜日の作業だった。
 畝(うね)の間に水がたまっているのは、昨日の夕方に撮影したから。
 カメラを斜めにして撮影したので見にくいです。シートに穴がいっぱい空い
 ているのは、ここに玉ねぎの苗を植えるためです。
10.9
 昨日と今日は地区のきのこ祭り
 昨日は長女夫婦と、今日はおじいさんの妹たちと行って、
 うどんを食べてきました。

 これは
 昨日そこ
 で買った
 松茸
 す。
 この地区
 は松茸の
 産地なので、他所で買うよりも安いと思います。ばあばの手によって
 年に一度の松茸ごはんに加工され、家族の胃袋に治まりました。 

10.8
 中島みゆきの「トリビュートライ
 ブ」をテレビで見て、研ナオコ
 コンサートが伊那と岡谷で行わ
 れることを思い出して、岡谷は
 土曜日だから行かれるかなと
 思いネットで検索したところ、チ
 ケットが4枚だけ余っていたも
 の。
 家にいるときはやることばかり
 あって、コンサートに行く余裕
 など本当はないのだけれど、感性で仕事をしている私は、絶えず感性を磨く努力が必要だから、こうやってわざわざ
 岡谷あたりまで出掛けていく。ホテルに着いてから、映画のレイトショーを見に行くのと同じ感覚だ。
 だから今夜は、鳥肌を立てながら、「あばよ」を聞けただけで満足だ。 

10.7  
 先週、「日本脳炎」の1回目の予防接種に連れて行ったとき、
 琉クンは診察室のベッドの下にもぐり込んでしまったので引っ
 張り出した。そして舜クンは、いい子でくつろいでいたのに、
 予期していなかった出来事に、「痛い!」といって泣き出した。
 今週は、それぞれ「日本脳炎」の2回目に加えて、琉クンは
 「麻しん・風しん」の、舜クンは4種混合の予防接種をしなけれ
 ばならなかった。つまり、両手に注射をされるわけだ。
 二人とも「学習機能」が働くだろうから、連れて行くのが私には
 負担で、今週はずっと気が重かった。
 琉クンに対しては、「Kのお店(サークルK)」で欲しいものを
 買ってあげるからとなだめ、舜クンはスマホのYouTubeの画
 面に気持ちを集中させて、なんとか病室までは連れて行くことができた。
 琉クンは、1本目の注射をしたあと、「休憩する!」と言い続けて、なかなか2本目を打たせなかったが、そこはもう
 6歳だから、泣きもせず終わったあとはすっきりしていた。
 舜クンは、途中から疑惑を浮かべた表情になり、注射の時も泣き叫んだけれど、なんとか押さえつけて終わらせた。
 二人のチビに、こうやって注射をさせることはけっこう重労働だ。琉クンはこれで一段落だけど、舜クンはまだ1週間
 後に、「ヒブワクチン」と「小児用肺炎球菌」の予防接種が残っている。

10.6
 41歳の時に、生涯でふたつ目の工場を立ち上げることになり、それ前の1年間
 は、仕事と設備と人を移動させるために、埼玉の会社に単身赴任をした。
 工場立ち上げの仕事は、それは悲惨なものだった。受け持ったのは24時間稼
 働の部門だったため、夜の10時を過ぎた頃になって、「さあこれから残業をする
 ぞ」と声を掛け合うようなありさまだった。
 1ヶ月に1日休みが取れるかどうかという実態で、最初の3ヶ月間で体重が10
 キロも減ってしまい、あとになって聞いたことだが、家族の人たちははやがて
 イローゼ
になるだろうと思っていたようだ。
 道路を車で走行しているときに、対向車線の車が突っ込んできてくれればいい
 と、半ば本気で思っていた。その理由は、自分の責任ではない理由で、仕事を
 「休める」からだった。夜中に家に帰る途中、高速道路の方向を間違えて入って
 しまったことも何度かあった。
 それでも投げ出さずになんとか乗り切れたのは、私を慕ってくれていた部下たち
 の頑張りを実らせてあげたかったことと、逃げることをよしとしない、自分自身に対する厳しさを持ち続けたかかった
 からである。あのときの「修羅場」を経験したことが、今では私の宝物のひとつとなっている。
 稲刈りをしていたときに自宅に電話がかかってきて、それを途中で投げ出して職場に飛んでいったことを覚えている
 から、あれはちょうど今頃の時期のことだったのだろう。

10.5
 最近、映画を観る時間も取れずにいたけれど、これだけは見逃してはい
 けないクリント・イーストウッドの監督作品。
 これは、乗客乗員155人を乗せた航空機が、ニューヨークのマンハッタン
 の上空850メートルでコントロールを失ったものを、ハドソン川に着水させ
 ることに成功した、奇跡的な生還物語を映画化したものである。
 見たあとの感想は、「素晴らしかった」のひと言に尽きる。当然画像はCG
 を駆使して作られているのだが、実写もしくはそれ以上の緊迫感と迫力が
 あった。
 最近の映画に比べて、上映時間は96分と短かったが、どの映画もこれく
 らいの長さでいいのではないか。 

10.4  
 本屋さんで平積みになっている本を眺めていたところ、松本清張賞を受賞したという帯が目に
 入ったので、あまり中身を見ずに買ってしまった。
 小説の内容は、人間の成長が「年をとる」ではなく、「若がえる」という話なのだけれど、松本
 清張
の「社会派推理小説」をイメージしていたから、それとはほど遠いストーリー展開に、そし
 て現実離れをした物語に、1/5も読まないうちに投げ出してしまった。
 本は、買う側にとっては一発勝負でやり直しがきかないから、読み始めてから期待外れであっ
 てもどうしようもないことだけど、文学賞における評価が、必ずしも読者の指向と一致しないこと
 もあることだけは、これからも留意しなければならないと思っている。
10.3
  昨日しおれていた白菜は、
 お隣のご主人がおっしゃるよう
 に元気になり、ひと安心です。

 渋柿のっぱが散り始めま 
 した。これからこのような状態が、
 霜が降りる頃まで続きます。
 そのうちに柏のが散り始める
 でしょう。やることばかり続いて、なかなか楽にさせてもらえないですね。
10.2b  

 神明宮(氏神様)の秋祭り
 部落の四つ辻から、お宮に向けて獅子が練り歩いている様子です。
 お囃子をする人たちがかなり若返って、参加する子供たちの姿も随分増
 えてきました。
10.2a  
 昼近くに畑に行ったところ、白菜の葉っぱがしおれてダ
 ランとしている。雨が降り続いているから、水分は十分
 供給されているはずなのにおかしい。
 農協に勤めていたお隣のご主人に訊いたところ、気温
 が暑いから、野菜が自分の身を守るために、生育活動
 を弱めているのではないかとのことだった。
 白菜の生育に適した気温は15~17℃前後がベストな
 のに対して、今日の日中の駒ヶ根の気温はなんと28℃
 にもなった。
 はたして、明日の朝までに、回復しているだろうか?
10.1  
  今月はいよいよ吉田拓郎と会える。この何年かは、いつもこれが最後かもしれない
  という悲しさを伴って、その日が来るのを待っている。
  吉田拓郎のコンサートに初めて行った北沢会館での出来事。「リンゴ」を演奏してい
  る最中に音響のトラブルで音が出なくなったとき、彼がその曲を最後まで演奏したこ
  とが、強烈な印象となって脳裏に残っている。
  コンサートに出るたびに「帰れ!」コールを浴び、さぞかし気落ちしているのではない
  かとファンが思っているときに、LP「元気です」が発売された。
  「リンゴ」はその中の1曲で、アコースティックバージョンです。