あと あと のあと  2013年10月

10.31
 今週の「週刊朝日」に、ソニーから11月15日に発売されるデジタルカメラ
 「α7」の記事が載っている。なんでも、「誰も作らなかったカメラ」で、レンズ
 交換式のデジタルカメラとしては、世界最小・最軽量を誇っているという。
 このカメラの能力は、「写真を畳3枚くらいに伸ばしてもキレイで、とても細
 密な部分まで解像するので、逆にいえば、ピントが合っていなければ、細
 かいところまでブレた状態で写ってしまう」のだそうだ。
 このカメラ本来の性能を引き出すためには、「たとえば人物を撮る際には、
 まつげ1本まで写しだしてしまうので、ピントを合わせるのは、まつげなの
 か、瞳なのか、目尻なのか、目頭なのかを考えない」というのだ。
 私など露出もピントもオートだけど、写真はそれだけ奥が深いということだ。

10.30
 「動く」壇蜜を見るのはこれが初めてのこと。
 それは、私がテレビの地上放送を、スポーツの試合中継以外のものはほとんど見な
 いからだ。あの有名な「半沢直樹」も「あまちゃん」も、全く見ることはなかった。
 ただ、壇蜜は、いくつかの週刊誌の対談やインタビューに登場していて、言葉の表現
 がユニークで、なおかつ奥深さがあるものだったから、この映画を見てみようとずっと
 狙っていたもの。
 「甘い鞭」は、ストーリーの展開がはらはらさせるものだったから、常に集中力を途切
 れさせずに、最後まで付き合うことができた。ただ、全編を通じて血の赤い色が画面
 を覆っていて、おぞましいさを感じずにはいられなかった。
 壇蜜には、このようなシリアスな作品ではなく、もう少しコミカルな部分があるものに
 挑戦した方がいいのではないかと、私自身は勝手に思った次第です。
  
10.29  
 郵送されてきた健康診断の結果は、精密検査を要する事項はなかったが、いつ
 ものように、血糖値と、コレステロール値と、尿酸値の数字が高めだ。
 かかりつけ医にこの結果をお見せしたところ、尿酸値を抑える薬を増やすことを
 提案された。今は、朝一錠飲んでいるものを、夜も飲むということで、昨日から実
 施している。
 私の体は、ほとんどの部分が医師の管理下にあり、少しでも変化があればすぐ
 に対応できる体制が整っている。それでも、押し寄せる老化の波を少し出も食い
 止めるためには、今まで通り、緊張感を持って、動き回ることが必要なのだろう。
10.28
 朝、起きた状態のベッドのシーツにこんなにもしわが寄っているということ
 は、眠っているときに何回も寝返りを打ったのだろう。
 今は、ホテルのシングルの部屋でも、ベッドのサイズは180cmあるとい
 うのに、このベッドは90cmしかない。おまけに、片側は壁にくっついてい
 るから、もしかするとストレスと隣り合わせかもしれない。
 このベッドと掛け布団はマグネットが入っているやつで、この仕事を始め
 たときに、何十万円も出して買ったもの。自由業には有給休暇はないか
 ら、健康管理に投資しようと思って、その頃通っていた整体屋さんの勧め
 にしたがって、生命保険の解約金を充てた。
 その布団メーカーが、マルチ商法まがいの営業をしていることは聞いてい
 たけれど、整体の効果が出ていたときだったから、信じてみようという気になった。
 使い始めのころは、この布団に横になっただけで体が熱くなり、額に汗が浮き出てきたものだが、最近はどのくらい
 の効果があるのか疑わしい。昨年、隣の伊那市にそのメーカーの営業所ができたから、一度覗いてみるのもいい
 かなと思っている。
 
10.27
 今年は柿が全滅かと思ってい
 たのに、葉がなくなってみると結
 構あるではないか。そこで、まだ
 薄暗いうちから採り始めた。
 ヘタを吊せるように成形して、頭
 の部分の皮は手で剥いて、その
 あとは工具を使って剥いた。 
 そのあと、畑にあるハウスに吊し
 た数は447個。昨年の1/3し
 かありませんでした。 

10.26  
 今日の、国際フォーラムでの、岩崎宏美のコンサートがあることを知ったのは、6月こ
 ろに届いた、「ぴあ」のメールマガジンによってだ。そのとき、「聖母たちのララバイ」を
 生で聞きたいと思った。そして、抽選だった先行予約に当たり、1階席をゲットしてあっ
 た。
 今年発売されたアルバム「Love」を、予習のために聞いておかなければと思ったのは、
 ほんの10日くらい前のこと。それから注文して1週間前に届いたそのアルバムは、車
 の中で2回くらいしか聞くことができなかった。
 歳とともに声量や声質が衰えていく歌手が多い中、岩崎宏美はアイドルだったころと
 少しも変わらないのびのある声で、バイオリンとビオラとチェロとピアノを中心としたシ
 ンプルなバンドのもとで、バラード曲を中心にして歌っていった。
 お目当ての「聖母たちのララバイ」を最後に歌ったあと、アンコールは1回しか予定してなかったらしく、そのあと何
 を歌うのか検討するのにずいぶん時間をかけたあと、ピアノだけの伴奏で、「月見草」という曲を、マイクを使わずに
 歌ってくれた。 だから、予約しておいたあずさに飛び乗るのが、綱渡り状態でした。

10.25
 今夜、後楽園ホールで新日本プロレスの試合があることなど全然
 意識していなかったから、行くことを決めたのはお昼ころのことだ。
 16時ころになって、当日券を買うために並ぼうとしたところ、知ら
 ないおじさんが、「友達と観戦しようとしてチケットを買ったけれど、
 ひとりが来られなくなった」と、リングサイドのチケットが1枚あると
 いう。それは、最前列の席で、願ったりかなったりだったので、譲
 ってもらうことにした。
 今日は、ジュニアタッグのトーナメント戦があり、レスラーがトペ・ス
 イシーダでリングの外に飛んでくるため、客席とを隔てている鉄柵
 がなかったので、最前列というのは迫力満点だった。
 録画しておいたテレビに、私の姿は映っているだろうか?
 
10.24
 21時23分に、東横イン赤羽駅東口一番街から電話がかかってきた。予約の時
 に、到着時間を19:00にしていたのに、それを2時間以上オーバーしたからだ。
 まことにもってしっかりしている。
 東横インを利用している最大の理由は、どこも最寄りの駅から近い距離にあるか
 ら。未だにホームページを更新するサーバーに、東横インのネットワークからは接続することができないけれど、手
 持ちのdocomoのアダプタを使えば支障ないから、いつも、まず、宿泊する土地に東横インがあるかどうかを確認
 することにしている。
 支配人が全部女性であることも好感が持てると、阪神阪急ホテルズの社長の、「メニュー偽造」に対する高慢ちき
 な記者会見の場面を見て感じているところ。
 
10.23
 今夜は、大宮で、最近懇意にしていただいている、東京の税理士さんと、社会労
 務士さんとの交流を、ファミレスで行った。
 東京は、人口が多いから、ビジネスチャンスが多い反面、同業者もたくさんいて、
 士(サムライ)業としての資格だけではなかなか食べていけない。
 そこにいかにして付加価値をつけるかだが、そのためには共同戦線を張ることも
 必要になってくる。
 ビジネスを真剣に考えている人たちとの協業が、実現できればいいのだけれど。 
10.22
 玉ネギの苗を植えるタイミングを見計らっていたのだが、お隣さんでも、お
 嫁さんの実家でも植えたということだったので、日曜日に手をつけて、雨
 で中断した残りを昨日植えた。
 サラダ用の赤玉ネギ50本と、普通の玉ネギ2種類500本、合計550本
 の大世帯になった。
 ホームセンターで売れ残っていた、萎びた玉ネギの苗を買ってからちょう
 ど1年、私の野菜作りがふたまわり目のサイクルに入っていく。 
10.21
 反社会的勢力へ融資し続けていたと報道されたみずほ銀行へ預けていた私の定額預金を
 全額解約することにした。私のささやかな意思表示である。
 事前に担当者に用件を伝え時間を打ち合わせた上で指示通りに通帳、印鑑、公的身分証
 明書を持参して銀行へ行ったのだが、本人確認に疑問が残るのか窓口で待たされた。そ
 の間、担当者はたびたび席を離れ別の行員が出て来て暗証番号は……と。40分も窓口で
 待たされやっと現金が手元に戻った時には、営業時間も終了しシャッターも下りて店はガラ
 ンとなっていた。
 顧客に時間をとらせたことは一切顧みず、事務効率の悪さ、そして反社会的勢力へは融資
 を止められず、善良な一般市民のわずかな個人資産は疑ってなかなか返さないという大銀
 行の体質が実感でき、あの半沢直樹の顔が浮かんできた。
 我が社の利益だけを最優先する銀行経営に携わる方々は、そもそも人として生きる道を考
 えたことはないのだろうか。


         「ああ、みずほ銀行」  無職  山田 泉 64 (東京都豊島区)
        毎日新聞  10月21日  「みんなの広場(投書欄)」  からいただきました。
 
10.20
 夜中から降り始めたは朝まで残っていて、予定されていた区民運動会が中止になった。
 産直市場から玉ネギの苗を仕入れてきて、お嫁さんと植え始めたところでまたが降ってきて、途中で
 中断しなければならなくなった。
 菊花賞は、本命のエピファネイアを1着にして3連単を流したのだけれど、外出中の車の中でバンデが
 重馬場に強いことを知り、こいつが来そうな気がしたので、慌てて家に戻ったけれど馬券の購入締め
 切りに間に合わず、それ以外は5着まで全部買っていたのに、結局外してしまった。
 今日うれしかったのは、レットソックスの上原が、「いつもどおり」のナイスピッチングでMVPに選ばれたこと。彼は、
 巨人軍にいる頃から大リーグに行きたかったけれど球団が許してくれず、それでも腐らずに努力を続け、を叶え
 る結果に結びつけた。は、馬券で望むのではなく、努力の延長線上に捉えて行動しなければダメだ。
 
10.19b
 ミステリーには、殺人をテーマにしたものが多いが、その展開には大きく分けてふたつの
 パターンがある。
 ひとつは、犯人が誰だかわからなくて、読み進める読者が推理を働かせるもの。もうひと
 つは、犯人は大体わかっていて、そこに辿り着くまでのストーリーにはらはらさせられるも
 のだ。「祈りの幕が下りる時 ~東野圭吾~」は後者だが、複雑な人間関係が入り組んで
 いて、誰がどのポジションにいるのかがわからなくなり、何回か前に戻って読みなおしたく
 らいだ。
 これには自分自身にも原因があって、読書中にいろいろなことを考えるから、目は文字を
 追っているものの、内容がちっとも頭に入っていない場合がある。それだけ集中力が落ち
 ているということなのだろう。 
10.19a
 野生の動物は、子供を一定期間育てると、その後はのそばに置いておかずに突き
 放してしまう。そうしないと、この厳しい自然や外敵から身を守って、生き残っていくだけ
 のたくましさが身に付かないからだろう。
 それに引き替え人間は、いつまでも寄り添って暮らすことが多い。それは「家族」といっ
 て、人間特有の温かい環境作りかもしれないが、野生の動物たちに比べると、どこか
 に甘ったるさがあることは否めない。
 子供が3人とも30歳を超えたは、ぼつぼつ自ら離れしなければいけないのではないかと思っている。それは、
 子供たちを今まで育ててきた段階で、しっかり抱きしめてきたことが前提にはなるが、いつまでも一緒にいることが
 優しさではないことは確かだ。
 離れとは、具体的には、が生きる場所を変えるということである。そのためには強固な意志が必要となってく
 るが、そうでもしないと、ずっと続いているこのイライラ感が、少しも治まる方向に向かわない。
 
10.18
 おじいさんが、公証人役場に行って「遺言書」を作るにあたって、私は財産を相続しな
 くていいし、手続きが面倒だから、私を飛び越して孫に相続させるようにしてもらうこと
 を希望した。しかし事務処理を代行してくれた行政書士の方は、「それは法律上でき
 ない」とおっしゃられた。
 例えば子供が2人いた場合は、財産を1/2ずつ相続できるということだが、これは
 現実的ではないと思う。長男が家を継いだ場合、親の面倒をみて、土地を守り、義理
 を果たしてきたことに対して、どのような評価がされるのだろうか。
 私の場合なら、土地をもらったわけではないのに、一年に4回も田んぼの畔の草刈り
 をして、夏の暑い盛りに家のまわりの草取りをして、畑を荒らさないようにしてきた工
 数などを、考慮されたものでなければおかしい。
 幸い、年金暮らしのおじいさんには蓄えもなく、田舎の土地の価値なんてたかが知れているからたいした金額には
 ならないが、世間では、普段は寄りついたこともないような人たちが、そのときだけ「権利」を主張して、もめることが
 かなり多いようだ。
 
10.17
 高校の時に買ったスピーカーユニットは、コーラルの「6CX-50」という16cmの同軸型タイプだ。
 当時の価格で2,900円/1台だった。本当は、20cmの「8CX-50」が欲しかったのだけれど、
 1台4,800円もしたから、とても手が出なかった。
 ベニヤ板ではなく、安かったラワン材の板を加工して、自分でバスレフ型のエンクロージャーを作
 り、中には吸音材の役目をさせるように、古くなった布団の綿を詰めた。
 物質的にはとても豊かだとはいえなかったが、今よりもはるかにロマンに満ちていた。
 
10.16
 昨夜は21時前に床に入り、途中何回かトイレに起きたが、今朝抜け出したのは9時ちょっ
 と前だった。したがって、当日のうちにブログの更新ができなかった。
 どこか具合が悪いわけではなくて、張り詰めた状態が続いていたことの跳ね返りだと思わ
 れるが、「何もしなかった」何時間かが終わってみると、きわめて後味が悪いものだ。
 ついこの間まで気温が30度を超えていたのに、この台風を境に冷え込むようになり、昨
 日は物置からストーブを出してきたくらいだ。そして遅ればせながら、夏物から冬物への
 衣替えを実施した。
 中島みゆきのCDをかけておいて、それが終わるまでに完了したから、作業としては1時
 間もかからなかった。いつも思うことだが、この夏、一度も着なかった衣類が沢山ある。 
10.15  
 先週、夜中に仕事から帰ってホテルの
 部屋で何気なくテレビをつけたところ、
 BSでテレビショッピングの放送をして
 いた。
 ちょうど柿のヘタの部分の皮を剥く小型
 の包丁が欲しいと思っていたところでタ
 イミングもよかったのだが、何よりも30
 分以内に注文すると、定価の半額にな
 るというのが魅力に思えた。
 貧乏性で、なかなか物を買うことができ
 ない私が、衝動買いに似た行動をとる
 なんてどうしちゃったのだろう。
 定価は、翌日になってネットを見たけれど半額のままで、11本にもなる包丁を収納する台は、次の商品を買わない 
 と手に入れることができなかったりで、今さらこんなことを言っても負け惜しみに聞こえるけれど、ビジネスモデル
 してはたいへん優れていると思う。
 あとは、テレビで行われていたとおりのパフォーマンスの性能を、この包丁たちが発揮してくれるかどうかだ。

10.14
 田澤と上原を見たかったので、アメリカ大リーグのプレーオフ、ア・リーグのリーグ優
 勝決定シリーズ、レッドソックス対タイガース線を録画しておいた。
 ふたりの登板は8回以降になるので、そのあたりまで早送りをしていったのだが、8
 回表までレッドソックスは5-1で負けていたので、これは出場機会がないとあきら
 めていた。
 ところが8回の裏の攻撃で、4番オルティスが満塁ホームランを放ち、なんと同点に
 追いついてしまったのだ。
 そして9回の表、ほとんど準備をしていなかった上原に登板の機会が訪れ、彼は打
 者3人をきちんと討ち取り、9回裏のサヨナラ勝ちに結びついたのだった。
 朝6時から田んぼの土手の石を一輪車4杯分拾い、9時30分からは伊那国でゴル
 フをし、16時からは新日本プロレスの生中継を、ビールを飲みながら見た。だから、
 ブログを更新する気力が失せていたけれど、やっぱり「継続は力なり」なので
b/ 
10.13  
 雲ひとつない快晴のふるさとの丘。お嫁さんのご両親と、弟夫婦と、マレ
 ット・ゴルフに興じました。
 ここには、32ホールが整備されているのですが、今日は、その半分しか
 まわれませんでした。3連休の中日にしては、プレイする人が少かったの
 ですが、みんなどうやって過ごしているのでしょうか?
 10月にしては異常な暑さの影響で、渋柿は木の上でみんなしてしまっ
 たので、今年は干し柿が望めそうにありません。
10.12b  
 地元のJAが中心になって開催される「きのこ祭り」に、みんなで繰
 り出しました。
 地鶏の焼き鳥、きのこごはんのおにぎり、そしてきのこがいっぱい
 入ったうどんと、こういう所で食べるのは、本当に美味しいです。
 もう松茸の時期が過ぎてしまったのか、店頭で売っているのは、
 リタケ
クロカワなどでしたが、並べるはしから売れてしまい、ひと
 りでいくつも買うのが目立つ、格安価格でした。
10.12a
 今日から明日にかけての2日間は、おじいさんを含めた家族と弟夫妻の、大人
 10人と子供2人が、3台の車に分乗して、栃木県まで行く予定だった。
 2ヶ月以上前に計画し、みんなのお休みを調整し、ホテルを予約し、7つの高速
 道路を乗り継ぐという詳細な工程表を作り上げ、万全の体制で準備をしてきたの
 ですが、ほんの1週間前に実現が不可能になり、心の中にぽっかり穴が空いて
 しまったような心境です。
 ゴルフの日程を変更して対応していただいたみなさん、申し訳ありませんでした。
10.11
 たった4日間見なかっただけなのに、野菜たちはめざましい成長を遂げてい
 た。手前のキャベツは、もともとたくましかったけれど、モンシロチョウに好か
 れて青虫が繁殖するために、お嫁さんにパトロールをお願いしておいた。
 むこうの白菜は、種から発芽したものがほぼ全滅で、小刻みに苗を買ってき
 て植えたものも芳しくなくて、こまめに水をあげることを心掛けたが、その水
 源である井戸も涸れてしまい、一時はどうなることかと思ったけれど、今週の
 途中で一度雨が降ったことが大きかったようだ。
 こうやって、精一杯の愛情を注ぎながら、野菜たちの成長を見守っています。
 
10.10
 森田周達   もりたしゅうたつ     ~1886年

 幕末の医者。
 若年の頃、関西美濃の地で、某家の養子になった後、高遠領の木洗
 馬村に移って、此の地の蘭法医熊谷珪碩に学び、医業が進んで、天
 保末頃、高遠領内中沢郷栗林村(現駒ヶ根市)片桐家に寄寓した後、
 隣村下塩田の地に移って、廃屋森田の家を継ぎ、嘉永2年、苗字帯
 刀を許され、後に森田家の別家となった。
 塩田の在医として優れ、藩主から重んぜられて、褒美、盃を下賜され、
 また在医として別段の筋を以って、医業出精・新開所助成・献金等の
 功によって、永々苗字帯刀高足差免となった。
 そして準典医となり、時には藩主の医療に応じた。

 下塩田というのは、いま私が住んでいる地区、そしてこれが、私のご
 先祖様です。
 
10.9
 日曜日の朝、目が覚めたときに気が付いたのは、喉が重ったるいことだっ
 た。そして口の中にのどちんこを引き寄せてみると、先端が腫れて丸くな
 っているのがわかった。のどちんこの腫れは治まったものの、それからず
 っと、体のだるさと微熱がとれないでいる。
 ちょうど舜くんが風邪を引いて鼻水を垂らしていたから、それが伝染したの
 かと思ったけれど、それ以外にも要因がありそうだ。
 それは、眠りにつくときは掛け布団を掛けないでいるのに、夜中に体が冷
 たくなって、目が覚めてしまうことがあることだ。特に今週は陽気が暑いく
 らいだから、そんなときに風邪を呼び込んでしまうのだろう。
 
10.8  
 木村拓哉が主演するドラマや、福山雅治が出演する映画は、今まで一度として観たい
 とは思わなかった。それはもしかすると、イケメン同士が感じる、ライバル心からくるも
 のなのかもしれない(???)
 だから、「そして父になる」も、軽っぽい映画なのではないかと思っていたが、新聞や雑
 誌に書かれいる評判があまりにもいいものだから、それでは観てみるかという感じで映
 画館に足を運んだのだった。
 ところが、ドキュメンタリータッチのこの作品は、観る者にいろいろなことを訴えかけてき
 た。エリートサラリーマンを演じる福山雅治も、冴えない電気屋さんのリリーフランキー
 も、それぞれの奥さん役の尾野真千子真木ようこも、そして何よりも子役たちが、そ
 れぞれ演技を超越したような存在感を見せてくれた。
 こういう映画を観ると、自宅のテレビでバラエティ番組を見て時間をやり過ごしているこ
 とが、きっともったいないことだと思えるはずです。
10.7
 伊那健康センターでの健康診断は、受け付けをした順序で検査が進められる。案
 内書には、施設の開錠は7時30分と書かれていたので、その10分前に到着した
 ところ、すでに8人の人が受け付けを済ませていた。 この案内はウソじゃん!
 身体測定を担当してくれた人が、「体重が減っていますよ。腹回りもですよ」と、心
 配そうに言ってくれた。去年に比べて体重は2.4kg少なくなっているから、それに
 応じて腹回りも細くなっているわけだ。
 今年は、土手の草刈りと、庭の草取りと、畑での野菜作りで体を酷使した。昨日な
 んかも、さつまいもの茎を刈って、マルチシートを剥がして、乾燥でコチコチになった
 土を掘り起こすのに、汗まみれになるくらいだった。だから、病気ではなくて、健康
 的な痩せ方だと、今はまだそう思っています。
 
10.6b  
 私は剪定に対する知識は全くないから、「庭木の剪定は庭屋さんを頼むからやらなくて
 もいい」というおじいさんの主張にも一理ある。だから、NHKの「趣味の園芸」で使われ
 た教科書を購入して、一通り勉強をしてみた。
 剪定の心得、基本の切り方、そして種類別のポイントを読んでいったのだが、今回、私
 が実施した方法はほとんど正しくて、ちゃんといろいろな急所を押さえていたのだ。
 今までの認識と違ったのは、樹木によって剪定の時期が異なるということ。単に活動が
 治まった秋に行えばいいというものではなくて、特に花芽を付けるものは注意が必要だ。
 もうひとつは、切り口にばい菌の侵入を防ぐ癒合剤を塗らなければならないこと。これは
 早速ホームセンターで買ってきて、遅ればせながら塗布をした次第です。
10.6a
 さつまいもの収穫時期がわからないから、お隣さんに合わせようと思って
 いた。そして遅れること1週間後の今日、掘り起こしてみた。
 野菜作りの教科書には150日後とあったり、ネットでは植え付けから4ヶ
 月後というものもあったりで、よくわからなかった。そして結果は、亀裂が
 できているものもあったから、少し遅かったということになる。
 かたちはあまりよくないけれど、右の画像のさつまいもが収穫できました。
 冬になったら芋干しに加工して、楽しむことができそうです。
  
10.5b
 小淵沢の、リゾートホテル「リゾナーレ」で行われた親戚の結婚披露宴は、16時45分開始という
 異例の時間帯。ここは人気が高くてなかなか取れないようで、その日の4組目だということだった。
 薄暗い会場で写真を担当していた方は、 フラッシュも焚かずに撮影していたので、「感度はいくつ
 に設定しているのですか?」と訊いたところ、なんとISO2500に設定していた。
 私もデジタルカメラで感度設定を変えられることは知っていたけれど、今までチャレンジしたこと
 はなく、暗い場所で撮影するときは自動でフラッシュが機能してしまうから、それを切って撮影していた程度だった。
 フイルムを使っていた時代の感度はISO100とか400とかだったから、2500というのはすごい数字だ。
 ただ、手ぶれ防止装置がついていないとうまくいかないかもしれないけれど、今度挑戦してみます。

10.5a  
 今日は、地区にある神社「神明
 宮」のお祭り。獅子舞と、子供た
 ちの山車が、お宮までの道中を
 練り歩きました。
 住民が、こうやってまとまってひ
 とつのことに集中できるというこ
 とは、素晴らしいことなのです。
10.4
 今日お伺いしたお客さんの担当者の方が、「そうですね、経営者の
 みなさんと対峙しなければなりませんものね」みたいなことをおっし
 ゃった。
 朝、山に登ることを決めてすぐ出かけたり、ホテルのベッドに寝転が
 らずに夜10時のレイトショウを見に行ったりするのは、絶えず感性を磨いていないと、この仕事は務まらないなど
 という話をしていたあとだ。
 そう言われて気がついたのだが、経営者のみなさんは、従業員やその家族など、何百人も、何千人もの人たちの
 人生を抱え込んでいる。つまり、私などに比べると、背負っているものの大きさと重さが違うのだ。だから、自分自
 身に厳しくあらねばならないし、楽をしたいという自分の中の弱さに、打ち克たなければならないのです。 
 
10.3
 極楽平に登り着いたところにある案内標識です。右側に行くと、宝剣岳と
 駒ヶ岳の本嶺、左に行くと空木岳と檜尾岳に至るという表示があります。
 いつかは空木岳に向かう稜線を歩いてみたいけれど、ひとりでは不安な
 ので、市民登山なんかの企画を探しているのですが、未だに思うようなも
 のに出会いません。
 昨日なんか、ロープウエイを使って下り、自宅に着いたのが正午前でした
 から、いつの日か、この稜線を2時間くらいかけて行かれるところまで行
 き、また戻って来る行程なんかもいいなと、考えているところです。
 昨日の写真を、「GALLERY」にアップしました。
 
10.2
 突然仕事の穴が空いた1日を、ただ漠然と過ごすのか、目的を持って行
 動するのかでは全然違う。朝、目が覚めて外に出ると、駒ヶ岳のあたりに
 は一片の雲も見当たらなかったので、駒ヶ根駅発6時30分発のバスに
 乗り込んだ。平日ということもあってか、ロープウェイには待たずに乗るこ
 とができ、8分後には、紅葉で錦絵のような千畳敷カールに降り立った。
 昨日のブログで書いたように、今回は、空木岳に至る稜線に向かってい
 るルートを登っていった。標高400mも上に続く道は険しくて、何度途中
 で止めようと思ったかしれないが、頻繁に休憩を織り交ぜながら、目的地
 である極楽平に辿り着いたのであります。
 
10.1  
 自宅から眺めた、雲ひとつない朝の駒ヶ岳
 もし家にいるときにこんな日があったなら、ロープウェイを使って登ってい
 き、いつもとは違ったルートの、空木岳に至る坂道を辿ってみたい。
 ネットの紅葉情報によると、千畳敷カールの紅葉は、もうすでに見頃を迎
 えているようです。
 そしてそんなに遠くない時期に、初雪で白くなることでしょう。