あと あとのあと  2012年7月

7.31
 あっという間に、
7月が終わってしまいます。
 4日間も北海道に行っていて偉そうなことを言えないけれど、やらなければならない
 ことがたくさんあって、オリンピックを落ち着いて見ていられる状況ではありません。
 明日からは、恒例の新日本プロレスの「
G1クライマックス」が始まり、12日の最終
 戦までの全9試合、全部テレビ中継がされます。それぞれ録画をしておいて長女の
 婿と見なければならないのだけれど、どうにもこうにもそんなスケジュールは組めそ
 うにないのです。

7.31a
 特急あずさが、甲府駅で20分以上も立ち往生していたこともあって到着が遅れたの
 で、八王子駅では
タクシーを拾った。
 いつもなら徒歩で移動する工場までの距離は、初乗り料金710円の範囲だ。
 乗るときに、「近くてすみません」と声をかけ、降りるときにも「お世話になりました」と
 私が行っているのに、「八王子交通事業(株)」の運転手は、
不機嫌さを隠そうともせず、ひと言も声を発することは
 なかった。
 商売の基本としては、1万円も1円の積み重ねの結果だから、態度に差をつけることなどあってはいけないこと。

 ービス
を提供されたお客が不快な思いをしなければならないなんて、どうしたっておかしなことではないか。
 
7.30
 
出産を終えたお嫁さんが、土曜日に帰って来ました。
 今日は、私が家にいたので、
琉くんを中心に面倒をみたけれど、明日から昼間は
 お嫁さんが一人で対応しなければならないから、たいへんなことだ。
 気持ちは、私が家にいてお子守をしてあげたいけれど、それは無理なこと。今まで
 も、家にいられるときはできるだけ
琉くんと遊んであげてきたけれど、これからは、
 1日でも仕事が空けば、小刻みに自宅に帰ろうと思っています。
 
赤ちゃんの名前は(しゅん)くんにしました。 漢字一文字の伝統を守っています。
 
7.29  
 なでしこジャパンの試合の録画や、LPGAの「エビアンマスターズ」の中継を見ていたら、
 眠るのが午前2時くらいになってしまったが、朝は、5時頃目が覚めてしまった。
 昨日のうちに、おじいさんから
ジャガイモを掘ることを頼まれていたから、気になっていた
 からだ。畑に行ってみると、もうおじいさんはやってきていた。
 3種類を作付けした
ジャガイモはいい出来で、万能鍬で土を掘り起こすと顔を出してくる。
 
ジャガイモに傷つけないように気をつけながら掘り進めて約1時間半の作業、あまりにも
 豊作だったから、松本に住んでいる弟に、取りに来るようにと電話をかけた。
7.28b
 一昨年行った利尻・礼文では、定期観光バスを利用して効率よくまわることが
 できたので、広大な
釧路湿原もそれを狙ったのだが、有料の施設を連れ回され
 ただけだった。 小太りのガイドさんは、バス
 の中で説明をするだけで、どこでも私たちと
 一緒に行動しようとはせず、運転手との話
 ばかりはずんでいた様子。
 湿原からの帰りは、左の写真の「ノロッコ号」
 に乗って釧路駅まで帰ってきた。
 普通の旅行では叶わないけれど、
釧路湿原
 を「征服」するためには、カヌーを使った川下りがいちばんいいのだろう。

 
7.28a
 釧路の今朝の
日の出は、4時9分。遮光カーテンを閉めてなかったものだから、
 ホテルの窓からは、まばゆい朝日が差し込んできて、目が覚めてしまった。
 昨夜、夕食を食べに行った居酒屋には、カウンターの隅に
ストーブが据え付け
 られており、4日前には実際に火を入れたという。今日は気温が20度を超えた
 から、「暑くてしょうがない」と、女将さんが言っていた。
 この3日間の、
レンタカーの走行距離は647km。 高速道路はひとつもなかっ
 たから、車を走らせている時間が、かなり長かったことになる。
 これですべての土地を訪れたことになるから、もう北海道は卒業かな?
 
 
7.27
 釧路から150kmもの距
 離にある、
納沙布岬を訪
 れる
観光客はほとんどい
 ない。
 その納沙布岬には、北方
 領土返還のモニュメント
 があるだけで、観光を目
 的にした場合には、これと
 いって見るものがないことも、人が近づかない理由なのだろう。
 お昼ご飯を食べたくても、道路沿いに食堂もレストランもなく、本当にたまにあったとしても、目立たないから行き過
 ぎてしまい、こんどは道路が1本走っているだけだからUターンをすることができずに、すぐに10kmくらい車を走ら
 せてしまう。むろん、コンビニなんか存在しない。
 「便利」な生活に慣れてしまっていると、この広大で自然が主人公の大地に、しばらくの間なじめないくらいだ。今
 日の納沙布岬の午前中の気温は19℃。寒かったから長袖を着て、霧に包まれて見えることのない、北方領土の
 島影を想像していました。 

7.26  
 22日のブログで「にっぽん縦断・こころ旅」を取り上げたのは、今回の旅行でそ
 こに行く予定があったから。そして今日、野付半島にある「トドワラ(立ち枯れた
 トドマツ林の跡)」を見に行った。
 「トドワラ」までの遊歩道は片道1.3kmとのことだったけれど、とにかく長くてい
 っいっぱい歩かなければならなかった。
 そして目にしたものは、何本かの枯れ木が、ただ立っているだけの光景だ。
7.26







          
道路脇にいた野生動物たち

 今回の旅行のメインは、「知床五湖」の約3時間のトレッキングだった。ところが、この時期はヒグマの活動期で、ガ
 イドと一緒でなければ、コースに立ち入ることができない。したがって、事前に申し込んでおいた。
 今朝の説明によると、何組かのグループのひと組でもヒグマに遭遇すると、その瞬間に全部が中断しなければなら
 ないという。そして昨日は、コースを完歩できたのはたったの2グループだけだったという。
 私のグループは全員で8名。勇んで出発したのに、わずか10分後に無線で連絡が入り、前を行くグループのところ
 に親子の熊が出没したのだという。
 みんな大慌てで出発地点に戻ったが、再開されるのは、最低でも2時間後になるというから、料金を払い戻してもら
 って、今回はあきらめました。

7.25  
 知床半島の付け根の、ウトロにいます、
 左の石碑は、「知床旅情」の歌詞がきざんである
 もので、42年前に訪れたときにも、ここで写真を
 撮りました。

 左は、ウトロ港の全景です。一昨年の利尻・礼文
 に比べると、全然観光客が少ないです。
 去年直前にキャンセルしたコースを、そのまま辿
 っています。
7.25  
 北海道は広いから、移動に時間がかかるという先入観があったが、道
 路はまっすぐでほとんど信号がなく、速度規制(60kmで走ればいい)
 もなされていないから、計画していたよりも早く目的地に着いてしまう。
 走っている車の台数も極端に少なくて、
 そのほとんどが「(レンタカー)」のナ
 ンバープレートだ。
 だから、エアコンを切って、運転席の窓
 を空けっ放しにして、あまりストレスを感
 じることなく、車による移動をすることが
 できるのです。
 北海道はいまジャガイモが花盛り。広い畑に何種類かの色の花が咲いていて、その中でちょっと珍しい色のものが
 あったので、車を路肩に停めて撮影してみたのが、このふたつの画像です。

7.24  
 それにしても、イチローの突然のトレードには驚いたね。それも相手が、あの名門ヤンキー
 スなんだもの。
 今までも、
イチローがヤンキースに行けばいいなと考えたことがないわけではないけれど、
 それでも実際に実現してしまうと、やっぱり驚きだ。
 かわいそうなのは、
イチローと一緒に試合をしたいばかりに、昨季の年俸2億4000万円
 を捨てて、年俸1000万円以下のマイナー契約でマリナーズに移った川崎だ。
 どこからも声がかからなかった松井の今季の実績を見ていると、
イチローも時期が遅かった
 のではないかと思ってしまうけれど、ワールドシリーズに出場できることを期待しています。
7.23  
 「会社の運営に行き詰まる前に読む本
 の手作り・プレミアム版の予約を開始し
 ました。
 「
他人に聞こえるひとりごと」も手作りで
 よみがえりました。
 少しは在庫を確保しますが、基本的には
 ジャスト・イン・タイム、つまり、受注生産
 になります。
 サブページの「BOOKS」をご覧になって
 ください。 
7.22
 女子ゴルフの「サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナ
 メント」は、2日目を終わったところで、
木戸愛(めぐみ)が4打差をつけ
 て首位だった。
 長野ではテレビ中継を放送する局がないので、インターネットのリアル
 タイム速報を垣間見ていたところ、1打差まで追いつかれたところで、
 速報はストップしていた。テレビ中継に影響がないようにするためだ。
 そんなわけでやきもきしていたけれど、
木戸愛が初優勝したということ
 をニュースで知った。彼女の父は新日本に所属していたプロレスラー。
 反則とは縁のない、真面目なレスラーだった。うれしいね、お父さん。
 
 
7.22a
 火野正平が自転車で旅をする「にっぽん縦断・こころ
 旅」。今日放映されたのは、北海道の野付半島だった。
 この番組は、読者から届いた「こころの風景」を訪ね歩
 くもので、63歳の彼が、息を切らせながら自転車を走
 らせている。
 自転車は無理だけれど、軽自動車のキャンピングカー
 を仕立てて、私も、全国を巡り歩く、気ままな旅に出て
 みようか。
7.21
 光源氏の兄と境遇がよく似た主人公が、平安時代の、「源氏物語」の世界にタイムスリップし、
 「
源氏物語」のストーリーを知っていたがために、陰陽師として活躍できたという物語だ。
 内舘牧子はその風貌から、とても官能的な場面と結びつかなかったのに、男女の機敏さを表
 現できているから驚きだ。人は、顔で判断してはいけない。 
 「
十二単を着た悪魔」という題名は、「プラダを着た悪魔」から拝借したという。 私は、今まで
 「
源氏物語」にふれたことがなかったけれど、この本に出会って、いつか現代語訳を読破した
 いという気持ちになっている。
 自宅の枕元に置いていたから、読み終わるのに時間がかかったけれど、これは面白かった。
7.20
 もう2年くらい前から購読しなくなったので確認はできていないけれど、たぶん18日付
 の「長野日報」に掲載された、
暑中お見舞いの広告です。
 毎年この時期になると、担当者から電話がかかってくるので、お付き合いだと思って掲
 載しているものです。
暑中お見舞いの特集版で、たくさんの広告が載っているから無理
 なのだけれど、案の定、誰からも「見たよ!」という連絡はありません。

 書籍は、30日に納入される運びになっています。
手作りプレミアム版は、表紙のデー
 タを入稿する段階ですから、8月1日には間に合わないかもしれません。
                       
※ お嫁さんの実家のお父さんが見つけてくれました! 
7.19  
 琉くんがお兄さんになりました。
 5時15分に、「陣痛が始まったから、これから病院に行く」との電話が入り、そのまま分娩
 室に入って1時間後、つまり7時になる前に、2960グラムの
男の子が産まれました
 これだけなら「安産」なのだけれど、6月21日から絶対安静のために2週間も入院していた
 から、決して楽な道のりではなかったのです。
 その間、琉くんに会えなかったおかあさんは、辛かっただろうと思います。そして、みんなで支えながら、今日の日
 を迎えました。おかげさまで、母子とも元気です!


7.18  
 「別にイ…」
沢尻エリカを見たかったわけではないけれど、蜷川実花監督の「ヘルタ
 ースケルター
」の話題が飛び交っていたから、私も参加してみた。
 素の彼女の「わががま」ぶりがいかほどかはわからないけれど、この映画の中の

 りこ
はまさにはまり役といった感じで、妖艶で、綺麗で、とても魅力的だった。
 クランプアップ後体調を崩したというのが、まんざら嘘ではないかと思われるほど、
 彼女がこの作品の撮影に全力投球していた様子が、映像からもうかがえる。

7.17
 昨夜は、セブンイレブンで、冷やし中華を買ってホテルの部屋で食べた。ちっとも旨
 くなかった。

 試作品を一口食べた鈴木会長が、「とんでもない」と激怒しました。何度改良しても
 OKが出ず、役員試食で11連敗です。夏に人気の
冷やし中華を販売できなければ
 加盟店のクレームも必至です。会長に訴えても「いいじゃないか。まずいものを出す
 より」とけんもほろろ。そこで会長が一番おいしいと思う冷やし中華の店を聞き出し、
 麺やつゆをもらって帰りました。


 これは、今日の日本経済新聞に掲載された、「私の課長時代・セブン-イレブン・ジャパン社長 井阪隆一氏」の
 中にある内容だ。美味しくないはずだよ。セブンイレブンは、お客さんに気に入られる商品を開発するのではなくて、
 会長の好みに合わせた商品を目指しているのだもの。サラリーマンの鏡だね、彼は。

7.16
 
移動日が、三連休の最終日だと気が付いたのは1週間前、慌てて座席の確保をしたのだが、
 残っていたのは4席しかなかった。
 当日は、何本か臨時便が出ていたのに、指定席はすべて満席で、自由席も乗車率が100%
 を超えていたから、みんな立って移動していたのだろう。
 夏休みを控えているためか、子供連れの乗客は少なくて、年配の、それも法事帰りの人たち
 が目立った。こういう人たちは、おしゃべりが絶える間がないから、平日の車両の雰囲気とは
 かなり異っている。
 これはあずさの話で、そのあと乗り換えた東北新幹線は、自由席に座れた。 
7.15
 プールに空気を入れて、水を張った。
 簡単な水着を着せて済ませようとしたのに、琉くんは、スイミングで着るフ
 ル装備を要求し、黄色いキャップもかぶることになった。
 7月も中旬にさしかかっているというのに、梅雨が明けていないこともあっ
 て、まだ日差しは弱い。
 プールに入った後、からだが冷え切っていたので、まだ昨夜の残り湯があ
 ったお風呂に入れて、からだを温めなければならなかった。
7.14
 「
ハッピードリンクショップ」という名前の自動販売機が、近所に設置された。耳慣れ
 ない名前だったので、「ウィキペディア」で調べてみた。
 おもに山梨県、長野県、静岡県に設置されている自動販売機のドライブインで、通常
 の自動販売機よりも価格が数十円安価に設定されており、山梨県甲斐市の「株式
 会社フローレン」が展開している。 
とのことだった。
 車が
駐車できるスペースのある空き地に、複数台の自動販売機が設置され、安さ
 を売りにした広告が飾られており、すべての場所に店舗名が記載されているという。 
 本当に安いのか見に行ったところ、150円のペットボトルが130円だった。 
7.13
 家に帰ってきたところ、印刷会社から校正用のゲラ刷りが届いていた。先週に
 続いて、2回目の校正作業となる。
 ショックなのは、原稿を送る前にもチェックし、先週もかなり時間をかけてチェッ
 クしたのに、まだ見落としが何カ所もあったということ。
 校正作業は1冊あたり3時間くらいかかるので、今夜は1冊しかできません。も
 のをかたちにするということは、たいへんなエネルギーを必要とするのですが、
 すでにAmazonに登録して、発売日を8月1日と予告してしまっている以上、何
 が何でもやりきらなければなりません。

7.12
 「
きっと ここが帰る場所」は、雑誌に載っている評価が高かったので、これは
 どうしても観なければいけないと上映館を探し、
ヒューマントラストシネマ有楽
 町
まで行った。 
 しかし、「亡き父の願いを叶えるために、ナチの残党を探してアメリカ横断の旅
 に出る」というストーリーを事前に知らなかったとしたならば、きっと展開が理
 解できなかったことだろう。難解な映画ほど、映画評論家の評価が高いなんて
 ことが、ありはしないだろうか?   
7.11  
 茅野駅で
駅そばを食べようと、食券の販売機に500円玉を入れた。ところがおつりの120
 円は出てきたけれど、食券が出てこない。
 店員のおばさんは、おつりが落ちる音を聞いていたので、食券がなくてもおそばは作ってく
 れた。そのあとで、2回もお金を入れて試していたが、その都度食券は出てきたようだ。
 「機械は人を見ているね」なんて冗談を言いながらその場を後にしたけれど、ホームに出て
 お茶を買おうとしたところ、なんと、財布の小銭入れの中に食券が入っているではないか。
 どうやら、最初に食券を手にして、そのまま財布に入れてしまったらしい。
 それにしてもひどいお客だ。おばさんごめんなさい。これもボケの始まりかもしれない。
    
7.10
 1月24日に、武道館で行われた
ザ・タイガース」のコンサートを収め
 たDVDが届いたので、そのノーカット版を昨夜見た。
 次女の帰りが遅かったり、琉くんがいなかったこともあるけれど、部屋
 の窓を網戸にしたまま、大音量を放っても誰からも文句を言われること
 がない、この田舎の環境が素晴らしい。
 まだ長時間テレビに向かっている余裕はないけれど、このDVDだけは
 一日も早く見たかったのです。年を重ねた、メンバーの表情がいい。
 
7.9
 1月以来6箇月ぶりの、
MRIを使った頭の中の検査をしたところ、動脈から静
 脈への
血液の漏れは止まっていて、影ひとつないきれいな画像だった。
 何らかの理由によって
血液の流れが悪くなり、体が静脈のバイパスを作った
 ために発生した症状。人間だって楽な方向に向かうから、
血管だってそれを
 使わない方向には行かないだろうに、「治ることもあるんだ」というのが、担当
 医師の感想だ。そして、「何もしないでいてよかったね」ともおっしゃられた。
 1年後にまた今回のような検査をして、異常がなかったら終了にしようというこ
 とで、来年7月の
検診の予約を入れました。
 これで、不安材料がひとつ消えました。この10年あまりの間に、「
命拾い」を
 2回もしたことになります。

 
7.8
 直径が2~3センチになった
柿の実が、ばたばたと落ちてくる。今朝ほうきで掃き取ったばかりなのに、
 夕方になるとまたたくさん散らばっている。
 少し前までは
黄色い花が散ってきて、毎朝掃除をしなければならなかったのに、こんどは柿の実だ。
 柿の木は、こうやって自身にかかる負荷量を調整しているというけれど、カキヘタムシの影響もあるよ
 うだ。その場合は、枝にヘタが残っているというから、明日の朝観察してみよう。
 

7.7  
 今日はおばあさんの命日だった。毎年七夕の日だからわかりやすい。お墓のお掃除は
 先週のうちに済ませたおいたから、今日はおじいさんを連れてお墓参りに行った。
 早いもので、もう6年も経ったことになるが、今でもおばあさんは私の夢の中に登場して、
 いろいろな世話を焼いていてくれる。もう何もしてあげられることはないけれど、これから
 も見守っていてください。
 私が持っているお守りはふたつ。ひとつは車の中にいつも置いてあって、もうひとつは、
 仕事に出掛けるときに持っていくキャリーバッグに入れてある。 
 これは内緒だけれど、ふたつのお守りの中には、おばあさんの遺骨を入れてあるのです。
7.6
 昨夜は名古屋のホテルに前泊して、今日の仕事は午後の開始だったから、
午前中に4時間も
 時間があったのに、ただグダグダと過ごすことしかできない私です。
 代打で出た松井の凡打をテレビで見たり、うとうととして車を盗まれた夢を見たりで、次に仕事
 をしなければならないと思っていると、いつも無駄に時間を使うことしかできないのです。
 もっと自分に厳しくしなければいけないのに、いつもこんな状態を繰り返しているから、今回もま
 た自己嫌悪感に苛まれています。
 
7.5
 書籍の表紙の
デザインは、結局専門家にお願いした。土曜日までに、
 色校正用の印刷物が届く予定。
 書籍の印刷製本についても、業者にお願いすることにした。用紙代と、
 レーザープリンターのランニングコストよりも低い価格できるところがあっ
 て、本文はもう面付け作業に入っている。
 自分でする製本は、貴重な休日を全部充てても対応できないからあきら
 めたけれど、せっかく身に付けたノウハウを活かすために、「手作りプレミ
 ア版
」として、併行して販売するつもり。 8月1日発売の予定です。
7.4  
 大宮の飲み屋街は、
中国の女の人たちに席巻されている。通行人の数よりも、呼び 
 込みの人たちの方が多いような通りの両側は、そのほとんどが中国系のクラブやス
 ナックだ。
 聞くところによると、パトロンがいる人は少なくて、みんな女の人が個人で経営してい
 るようなのだ。日本人の女の人が、中国や韓国で、同じような展開ができるであろう
 か。彼女たちはしたたかで、旺盛な生命力を備えている。
7.3
 フジテレビの
「そのとき私は」に出演した瞳みのるは、文芸評論家の福田和也インタビューの
 に答えて、そんなに遠くないごく近い将来、加橋かつみを加えたザ・タイガースのメンバーが
 再結集するだろうことを明らかにした。
 そして、今週発売された「週刊女性」の広告には、「独走スクープ」と題して、「トッポが独占告
 白、もうわだかまりはない。すでに都内スタジオで練習開始」という内容のものが載っていた。
 このことが実現すると、ザ・タイガースは44年ぶりに完全復活することになる。もしこれが、フ
 ァンの求めているものを小出しにしていくという、計画的なものだとしたなら、その企画力に感
 服するのだけれど、またコンサートのチケットを手に入れるのに苦労しそうだ。 
7.2b  
 映画館に到着した時間にちょうど合致したのが、レイトショーの「アメイジング・スパイダーマン
 だった。
 観る前は単純なアクション映画だと思っていたから、あまり内容に期待はしていなかったけれ
 ど、ヒューマニズムあふれるストーリー展開で、いい意味で期待を外された。
 本編が終わったあと、
クレジットが流れはじめ、観客が帰りだしたところにもう一度映像が表れ、
 次作に繋がるような謎かけがされた。だから、通路で立ち止まってそれを見ている人がいると
 いう、こういう意外性も面白かった。
 映画館で観る映画は、それに集中するしか他にすることがないので、いい気分転換になります。
7.2a
 今月から、本格的に仕事を始める会社で、小セミナーが開催され、1時間半しゃべりっぱなしで
 喉がかれた、そしてなんだかとても疲れた。
 通常のセミナーは6時間もの長さだから、それに比べればはるかに短いのだが、最近はこうい
 う機会がなかったせいもあって、ホテルの部屋に入ったらぐったりしてしまった。
 もともと私はしゃべりが得意でなく、思っていることがスラスラ口をついて出ることはない。だか
 ら、これだけのセミナーのために、かなりの時間をかけて準備をしているのです。
7.1
 今日から、
レバ刺しが禁止された。飲食店などが客に提供すれば2年以下の懲役か
 200万円以下の罰金という罰則付きだ。
 このようなときいつも感じるのは、
異物を食べれば体が反応するのだから、何も行政
 が制限することではなくて、自己責任で食すればいいではないかということ。
 怪しいものを食べる前には匂いを嗅ぐし、口の中に入れるときも、すぐ吐き出せるよう
 に体が準備しているではないか。こうやって、人間の
野生みたいなものがどんどんそ
 がれ、無難だが、ちっとも面白くない社会が出来上がっていく。