あと あとのあと  2012年 3月

3.31
  ちょっと前に、とある出版社が私に提案をしてくれたのは、新書サイズの書籍を、3
  百冊60万円で請け負うというもの。なんと、コストは1冊あたり2000円にもなる。
  そして、一昨日毎日新聞に載っていたその出版社の広告には、36冊もの新刊の宣
  伝がされていた。
  私が本を出したい人に伝えたいのは、まずはなんか売れないということ。そして、
  自分で手作りをすれば、20分の1くらいのコストでできるということ。
  二つ折りにするのが難しかった厚手の書籍用紙は、ひと晩浴室に置いておくと、湿
  気を含んでしなやかになることがわかりました。これで全ての問題が解決されたわ
  けです。 そして昨夜、2冊目のの編集が完了しました。

3.30  
 スカパーがBSに進出したから、一気にチャンネルが増えて、もう番組表でチェックし
 きれない。今夜は、ドイツで行われている卓球の世界選手権団体戦が、Jスポーツ
 で生中継されていたので、6時間にも及ぶ試合を観てしまった。
 そして、福原愛石川佳純が韓国と戦った試合は、2回のマッチポイントをものにす
 ることができずに、6大会連続のメダル獲得は叶わなかった。
 それにしてもこのスポーツは心臓に悪い。特に「カットマン」という戦法のやつを相手
 にすると、いくらスマッシュを決めても打ち返してくるので、見ている方もイライラして
 くる。 最後に敗れた石川佳純が泣いていたけれど、見ている方も悔しかったよ。
3.29
  新宿駅の南口にある、紀伊國屋書店に立ち寄ったときのこと。
  スーツ姿の営業マンらしき人が、店員となにやら話をしている。店員は本の入れ替
  えのためにあちこちの棚を移動しているのに、その営業マンはずっとつきまとってい
  るのだ。
  本屋さんにしてはちょっと異質な雰囲気だったので、そばに行って観察してみたとこ
  ろ、営業マンの持っている資料から、ビジネス書を手がけている某出版社だというこ
  とがわかった。どうやら、自社で出版した書籍の売り込みをしているらしい。
  かなりの時間話しかけをしていたけれど、最後に店員が「じゃあ15冊お願いします」
              と、何かの書籍を注文した様子。「それでは、明日にでも届けさせていただきます」
 と営業マンが答えてその場は終わったが、熾烈な営業戦線のひとこまを垣間見させていただいた。
 書店には取次店が配本しているだけじゃなくて、こうやって出版社も売り込みをしているんだ! 
 
3.28  
 自民党が最近発表した「憲法改正原案」なるものをみて相当あきれた。主な
 新設条項は次のようなものだという。
  ① 天皇は日本国の元首である。
  ② 日本国民は国旗及び国歌を尊重しなければならない。
  ③ 自衛隊の保持を明記する。
  ④ 内閣総理大臣は緊急事態を宣言することができる。
  ⑤ 緊急事態が宣言された場合、何人も内閣が独断で発した命令に従わな
    ければならない。
 途中で政権を投げ出した安倍晋三に近い磯崎陽輔らが執筆を担当したという
 が、津波、原発事故、円高の三重苦に悩まされて、明日の生活もままならぬ国民が大勢いる現実を前にして、

 法
改正に血道を上げる精神は異常である。多くの国民は憲法改正案など考える暇があれば、目の前にある惨憺
 たる状況を少しでも好転させる方途を示してくれないか、と思うに違いない。

        「池田教授の机上の放論」  池田清彦     「週刊朝日」   4月6日号から抜粋しました。

3.27  
 コンビニの数よりも医者の数の方が多いといわれて久しいけれど、月曜日に通院
 した私のかかりつけ医は、待合室が人で溢れている。
 いつも会計が終わったあと次回の予約をするのだが、次はなんと連休過ぎの5月14
 日になってしまった。これでは、治す早さよりも虫になるスピードの方が早いんじゃ
 ないかと思ってしまうほど。
 治療中の神経を抜いてあったは、なんとか抜かなくてもいいようになりました。
3.26
 イチローがバッターボックスに立ち、サムライポーズをするたび
 に、観客席のカメラのフラッシュが焚かれ、まるでミラーボール
 が輝いているようだった。
 3打席目からは「大イチローコール」が起き、守備につくたびに
 グラブを上げて歓声に応えていた。
 ヒットが出なかったのは残念だったけれど、1回だけバックホー
 ムをしたときに、「レーザービーム」を見ることができました。
 
3.25
 いつも明るくてぐずったことがない琉くんが、今日は朝から機嫌が悪くて泣
 いてばかりいる。そこで気分転換をさせようとしたが、屋外は寒かったから、
 大型店舗の中にあるプレイランドに連れて行った。そしてそこで、左手を動
 かそうとしないことに気が付いた。
 休日当番医を調べたところ内科病院だったので、総合病院の救急センター
 に連れ行った。診断の結果はの関節がはずれていたということで、成長
 期にはよく見られる症状だそうだ。を動かすと痛かったので、元気がない
 のはあたり前だった。
 よくしたもので、治してもらったとたんに、今までダランと垂れ下がっていた左手を使って、ジュースを飲み始めた。
 それにしてもお医者さんはたいしたものだ。ひと目見ただけで病状を判断して、それを治してしまうのだもの。
 それに比べて「企業のお医者さん」はどうたろうか?病状はわかっても、こんなに鮮やかには治せないな!
  
3.24  
 この3月で終了する地域の役職は、「遺族会」の班長と、「土地改良組合」の理事。
 「遺族会」は6軒で構成されているからまた回ってくるかもしれないけれど、「遺族」
 がいなくなれば対象外になる。
 「土地改良組合」は、土地改が終わってもう何年も経つから、ぼつぼつ組織そのも
 のがなくなってしまうという。
 若いときから始まって、これで、いろいろな役職をほとんど全部こなしたことになる。
3.23b  
 今夜、NHK・BSプレミアムで、1月24日に日本武道館で行われた
 「沢田研二LIVE2011~2012 ツアー・ファイナル」が放映された。
 これは、全国38ステージで行ったコンサートツアーのファイナル公演
 で、ちょうど41年前の1月24日が、ザ・タイガース解散コンサートが
 行なわれた日だ。
 私もその場にいたかったけれど、チケットが取れなかったので、録画し
 てもらっておいたものを、1週間ぶりに帰って来た自宅で見ています。
3.23a
 あずさの乗車券は新宿~岡谷・辰野の回数券だったから、乗り換えた飯田線の駒ヶ
 根駅で降車したときに、差額を払わなければならない。
 ワンマン列車だから先頭の車両に移動して、料金の570円を渡そうとする、運転手は
  「切符は改札のボックスに入れて行ってください」、と言った。 
 だから、料金を支払わずに無人の改札を出ることはできたのだけれど、私は切符と一
 緒に600円を入れておいた。
 こういうことの積み重ねが、いつかは自分にはね返ってくると思うからです。
3.22b
 紀伊國屋サザンシアターの座席数は468。その10列
 めで生の演劇を見られるなんて、かなり贅沢なことだ。
 最近涙もろくなってしまっているけど、ハンカチを出して
 拭くのもみっともないからと、じっと我慢していた。
 4人のおじさんの出演者の中で、20歳の朝倉みかん
 が好演していて、一発でファンになってしまいました。
 それにしても、ジュリーは激太りで、動くことさえ苦し
 そう。後ろの座席のお客さんなんか、「若い頃のジュリーからは想像できないね」と言
 っていた。 
3.22
 月曜日から履いている「リーガル」の靴。かかとのアキレス腱の部分に靴擦れがで
 きたので、コンビニで買ったバンドエイドを貼ってしのいでいた。
 靴をよく見ると、へりの内側の部分が盛り上がっているから、これでは靴擦れができ
 るのも不思議ではない。そこで新宿の「リーガルショップ」に行って文句を言った。
 ところが、この靴は「リーガル」のものではなく、OEM(生産委託)をしているメーカー
 の製品だという。靴の底に「REGAL」の表示がなかったから気になっていたけれど、
 だから、アウトレットにあるお店は今ひとつなんだ!
 新宿の「リーガルショップ」では、かなり時間をかけながら、トントンと金槌でたたいて
 皮をなめして柔らかくしてくれた。今度買うときには、こんなところまで注意を払わなければならないのです。

3.21b
 この仕事をしていると、無力感にさいなまれることが、ときにしてある。実は今日がそ
 うだった。
 現場に足を運んで、問題やムダを見つけ出し、それを改善するための提案をするまで
 はいい。しかし、自分はたまに顔を出すだけで、そこに居続けることができないから、
 実際には何もお手伝いができないのだ。
 それの罪滅ぼしになるかどうかはわからないけれど、私ができる精一杯の努力とし
 て、みなさんの行動に結びつくような活動記録を、今夜もこうやって書いています。
 
3.21
 「啐啄(そったく)の機」ということばがある。禅のことばである。“かけがえのない好機”の意味
 で使われる。比喩である。孵化(ふか)しようとしている卵を外からつつくのが「
」。それを中か
 ら殻を破ろうとするのが「
」である。
 両者の呼吸がピタリと合ってヒナは生まれる。絶対的なタイミングである。もし親鳥のつつきが
 早すぎれば卵はまだその準備ができていなくて、死んでしまう。逆に遅すぎればヒナは殻の中
 で窒息する。ヒナが中からつつく「
」と親鳥の外からつつく「」とが一致しないとヒナは生まれ
 ない。
 これは鳥のことであるが、人事の比喩としても用いられてこの後は古来、有名である。師が弟子
 に大事なことを教えようとしているとき、師が早まって教えると弟子の方は受け入れる準備がで
 きていなくて失敗する。逆に弟子が早まって教えを求めても師にその備えがなくては、やはり不
 首尾になる。教える側、教わる側のタイミングが大切だ、というのが「
啐啄の機」の意味である。

   「忘れる」力 ~人は「忘れる」ことで前に進める生きものである~  外山滋比古   から抜粋しました。

3.20  
 首都圏の駅の構内には、たくさんの人が溢れていた。よく考えてみたら、今日は春分
 の
日だった。
 お彼岸のお中日に、お墓参りに行けないことがわかっていたから、土曜日のうちにお
 花を上げておきました。
 そういえば、おばあさんが最近夢の中に出てきたけれど、いつのことだかも忘れてし
 まっています。
3.19  
 人には方と型のタイプに分かれるというが、私はどちらかというと夜型人間だ。ただ、
 は起きられないというのではなくて、そのあとに仕事が入っていると何も手がつかずに、ベッド
 の中でグダグタしているだけで、有効に時間を使うことができずにいる。
 今日と明日と明後日は、たまたまではあるがいずれも仕事が入っているのは午後からだから、
 今はちょっとだけルンルン気分なのです。
 しかしながら、体力がなくなっている今は、遅くまで起きていると疲れがどっと出てくるから、
 できるだけ眠ることを心掛けているので、人間も返上しなければなりません。
3.18
 月曜日の朝から仕事を始めるためには、前日の夜のうちに現地まで行っておく必要があるから、
 曜日
の夕方に自宅を出発するのが常だった。そうすると、日曜日の朝目覚めたときから心は仕事モ
 ードになっていて、休んだという気がちっともしなかった。
 あるときから月曜日には仕事を入れないようにしたから、日曜日をゆったりと過ごすことができたの
 だが、本当に久しぶりに今日は、16時44分伊那市駅発の、飯田線の電車に飛び乗った。そのた
 めに、「Tポイントレディス ゴルフトーナメント」の決勝ラウンドや、宮里藍が最終日を首位で迎えたL
 PGAを、テレビで見ることができない。
 でもこれは、誰かに押しつけられたものではなく、自分で決めてそうしていることだから、どうのこうの
 言える問題ではない。自由業というのは、自分でやりたいことをやって生活の糧を得ること。それに加えて私の場
 合は、広く社会に向けて自己主張までできるのだから、こうやって弱音を吐いていてはいけないのです。
 
3.17
 杉花粉の飛散がピークをむかえている。右の今日の図はまだ治まった方で、昨日の
 東海地方なんかは、「極めて多い」の表示で真っ赤っかだった。
 症状は当日よりも次の日の方が顕著に表れるから、今日は頭の奥が痛い、体がだ
 るい、目が痒い、鼻水が出るで、薬を飲まずにはいられなかった。
 テレビのニュースでは、すでに今年の飛散量の半分は飛んでしまったというから、こ
 れから徐々に落ち着いていくのだろう。
 そんなわけで、昨日はブログさえ書く気力が起こらなかったので、18日の朝になって
 から後追いで、この文章を書いています。 
3.16
 たぶん3年間くらい使ったのではないだろうか。仕事の時に履いていた
 
リーガルの、側面にひび割れが生じ、中の白い部分が見えるよ
 うになってしまった。購入したときの価格は少し割高だと思っても、日割
 りにしてみるとコストパフォーマンスはかなりいい。そこで次のもリー
 ガルのものにすることにした。
 岐阜県の土岐にあるアウトレットのリーガルショップには、たくさんの種
 類のが並び、目移りがするくらいだった。この時期はちょうど決算の
 バーゲンの最中で、2足を一度に買うとさらに安くなる様子。
 を2足持っていて、交替で休ませるようにして履けば長持ちをすると
 言われているが、私にはそんな余分なものを持つ気はないし、1足で
                   3年間も使えればそれで十分だ。
 
3.15
 第一次世界大戦中、イギリス軍とドイツ軍が戦う戦場
 で、逃げてきたが鉄条網に絡んで動けなくなる。
 そのを救うために戦いが一時中断し、両軍から兵士
 が1名ずつかけつける。そんなことができるのなら、戦
 争なんかはじめからやらなければいいのに。
 「戦火の馬」。本当の戦争には、この映画みたいな感
 動的なシーンはありえないのだろう。
3.14
 何かの新聞か雑誌の書評で仕入れたのだろうか、携帯電話の保存BOXのメモ欄に「PK」とい
 う言葉が入っていて、それが何だったのかをすっかり忘れていた。
 駅の構内にあった書店で、この本が平積みになっていたのを見つけたときに、やっと記憶が戻
 ってきた。そうだ、「群像」の4月号に載っていたこの小説が気になっていたんだ。
 「PK」とは、サッカーのペナルティ・キックのことで、全3編のうち2編について、それがテーマ
 になっている。小説の内容はさておいて、気に入っているのはこの表紙だ。サッカーのピッチを
 イメージした深緑の地に、同色のドミノのピースが描かれている。
 書籍は表紙と題名が重要だから、私の書籍の表紙をデザインしてくれる人を募集中です。 
3.13b
 製本の試作品4冊目をお師匠さんに送ったところ、わざわざ電話で「100点」をく
 ださるとの連絡をいただいた。
 今回は、指導してもらった製本に関する技術の要素を全部反映させて、さらに実
 際の原稿を書籍として編集したものになっているから、これの表紙を実際に印刷
 したものにすれば、市販できることも可能になったということだ。
 10日のブログに書いたように、あとは用紙の選択という課題が残されているけれ
 ど、もっと悩ましい問題は、3冊目として計画している本の原稿を書く作業が、遅
 々として進まないこと。そう、私は、追い込まれないと本気になれない性分で、昨
 夜も、明日は仕事があるからという、理由にならない言い訳を自分自身にして、早
 めに横になってしまいました。
 
3.13a
 大阪府立和泉高校で今月2日にあった卒業式で、教職員が君が代を歌っていたかど
 うかを学校側が口の動きでチェックしていたことが、府教育委員会の調べでわかった
 という。
 教職員約60人のうち3人の口元が動いていなかったのを確認し、1人は君が代を歌
 っていなかったことを認め、府教委は、歌わなかった教員を処分するか検討するのだ
 そうだ。「大阪維新の会」代表の橋下徹大阪市長は、「校長が口元を見るのは当たり
 前で素晴らしいマネジメント」と述べている。
 私が君が代を「歌わなければならなかった」機会はそんなに多くはない。地域の消防団に所属していたときの訓練
 の開会式のときや、公民館の分館長の立場で参加した市の成人式のときくらいだ。そんなとき、私は当然のように
 口を開かなかった。
 しかし、家族の生活を支えている給料取りの立場で、口を開かないことによってそんな環境が失われてしまうとした
 ならば、はたして自分の意志を貫き通すことができたかどうか、正直言って自信がない。

3.12
 神経を取ってしまったが2本あって、そのうちのひとつの冠りものをはずしたところ、
 根っこがかなり傷んでいて、肉よりも低くなってしまっているから、このを土台に
 する場合には、3ヶ月くらいかけて引き上げなければならないという。
 「インプラントにした方が早いんじゃないですか?」という私からの問いかけに、今日
 は不在だった院長先生が、後日判断してくれることになった。ただこのままの調子で
 インプラントにしていったら、簡単にベンツが買える金額になってしまう。
 私がの手入れを始めたのは、長女が科衛生士の学校に行って、実習台になっ
 たことがきっかけ。若いときに放っておいたことが悔やまれるけど、どうしようもない。
 
3.11
 今日は親戚で法事があったから、「名古屋ウィメンズマラソン」は録画したものを見ることになった。
 1,575日ぶりの本番レースのぞんだ野口みずきは、17キロを過ぎて先頭集団から遅れはじめ、
 最大150mも離されたところで、誰もがもうダメだと思ったことだろう。
 ところが、27キロあたりから先頭集団を猛追すると、折り返し地点では再びトップに立ってしまっ
 た。私なんかすぐにあきらめてしまう人だから、彼女の追い上げは感動的だった。そしてこのまま
 いけるかもしれないと、ソファーに座り直したものだった。
 17キロ付近で左膝が抜けるようになって遅れ、追いつくところで足を使ったので勝負まではいか
 なかったということで、最終的には6位という結果だったが、順位だけでは評価できない、決して
 あきらめないという気持ちを、私に与えてくれた。 「15キロやハーフよりマラソンがいちばん私に
 向いている」と言っている野口みずきが、マラソンに再挑戦する日を待っているよ。
 
3.10  
 書籍用紙は、両面印刷ができるように、裏側にインクが抜けないような仕様になって
 いる。それに加えて、長時間見ていても目が疲れないようにと、黄色っぽい色になっ
 ているのが特徴だ。
 今回、厚さの違うものを2種類仕入れて印刷してみたところ、薄い方のやつがしわくち
 ゃになって詰まりを起こしてしまう。レーザープリンターの場合は高熱で転写をさせ
 るため、柔らかい書籍用紙の場合はうまくいかないのだ。
 製本するときはA4の紙を二つ折りにしなければならないので、厚いやつではとてもじ
 ゃないが作業がはかどらない。
 それで、プリンターメーカーやの問屋さんとやりとりをはじめたのです。いろいろな壁にぶち当たりながら、それを
 解決させると次の壁が待っているといった具合に、不可能なことを可能にするための挑戦は、まだまだ続きます。

3.10
 レーザープリンタを手に入れた。機種はブラザーのHL-534DNで、
 決め手になったのはランニングコストの低さだ、
 トナーカートリッジが、メーカー小売価格のものだと2円/枚で、2回目
 以降リサイクル品を使用すると、0.7円/枚になる。それと同じように、
 ドラムは0.3円/枚だから、ランニングコストとしては1円/枚になる
 計算だ。それで装置の寿命が20万枚なんてやつが、価格2万円ちょ
 っとで手に入るのだから驚きだ。
 ちょっと不具合があってメーカーにメールを送ったところ、しばらくして電
 話がかかってきた。そして懇切丁寧に問題を解決してくれようとした。
 いいまでいろいろな製品のメーカーとやりとりをしてきたけれど、こんな
 に素早くて質の高い対応をされたのは初めてのことだ。
 
3.9
 上田市から、毎年この時期においでになるお客さんが、今年も見えられた。
 駐車場に車を停めがてら、あらかじめリクエストがあったお店の下見に行っ
 たところ、真っ暗で看板さえないように見えたので、てっきりなくなってしまっ
 たものだと思ってしまった。
 食事を終えて、それでも確認のためにと足を運んだら、ちゃんとネオンも点っ
 て営業をしているではないか。不況が続いて、普段から飲み屋街は閑散と
 しているから、このような勘違いをしてしまうのです。ごめんなさいでした。
3.8
 舟木一夫・芸能生活50周年記念コンサート~ありがとう、そして明日へ~」が、東京・
 国際フォーラムであった。これは昨年プレオーダーで申し込んで抽選に当たったものだ
 が、前の方の席はファンクラブの人たちで占められているため、1階席でも後ろから2列
 目という位置だった。
 舟木一夫のコンサートは、花束やプレゼントを渡すファンが舞台の前に列を作り、それを
 歌いながら受け取るものだから、そしてそのために座席にいるファンがかわりばんこに立
 ち上がるものだから、ちっとも落ち着いて聴けないじゃないかと思っていたけれど、それ
 は最初のうちだけで、デビューから10年間くらいの間に流行った歌をたくさん聴いている
 うちに、心はその時代に自然と戻っていった。
 「高校三年生」は、全員のアカペラでの合唱。67歳になった舟木一夫は、このコンサー
 トを皮切りにして、これから全国をまわる予定です。
 
3.7  
 首都圏に滞在している私の目が、今年初めて杉の花粉を感知した。いつもなら2月のバレ
 ンタインデーの頃から症状が始まっていたから、今年はかなり遅いことになる。
 1月のはじめからずっと抗アレルギー剤を飲んで、予防処置を講じていたけれど、ついにそ
 の日がやってきてしまった。
 花粉情報を見ると、今まで飛ばなかった分が、暖かくなったために一気に飛び出すだろうと
 いうことだ。それまで何でもなかった人にも、ある日突然花粉症の症状が現れるというから、
 その逆のパターンで、朝起きてみたら花粉症が治っていることが…、ないだろうな。
3.6b
 今夜のレイトショウは「ヒューゴの不思議な発明」。この春は観たい映画が
 たくさんあるから、それに時間を割かなければならない。
 この作品は、吹き替えが3Dで、字幕が2Dで上映されている。3Dの状態
 で字幕を追うのはたいへんだからとの配慮だろうが、吹き替え版は作品の
 価値を半減させてしまうから、あまり好きではない。
 「ヒューゴの不思議な発明」は、今年のアカデミー賞で5部門で受賞したか
 ら期待していたけれど、訴えたいことがよくわからなかった。
3.6
 沢が体調不良で出場できなかったということもあるけれど、まさかなでしこジャパ
 ンがアメリカに勝てるなんて思わなかった。
 なでしこの攻撃が、ハーフウェーラインから敵陣に少し入ったあたりから前にボー
 ルを出せなかったのにくらべ、アメリカチームはサイドに気持ちよいくらいボール
 を散らし、何度もなでしこのゴールに迫ってきた。
 よくて引き分けではないかという私の予想を裏切って、残り5分というところでゴ
 ールを決めてしまったではないか。それからあとの残り時間とロスタイムの3分
 間は、冬だというのに本当に手に汗を握りながら応援をしたのです。
 
3.5
 を製作する作業にいそしんでいる。これから作成しようとしているは当面3冊で、
 まずは紙の書籍から取り組んでいるところだ。
 そんなわけで、コンピュータに向き合っている時間が長いから、が凝って仕方がな
 い。理学療法士の長女の婿に診てもらったところ、筋肉だか骨だかわからないくらい、
 硬くなってしまっているそうだ。
 を編集する過程で、自分が10年くらい前に書いた文章にふれる機会を得たのだ
 が、なんとも拙い文章の連続で、たいへん恥ずかしい思いをしている。そのことの見
 方をちょっと変えてみれば、まだ私は成長し続けているということなのだろうか。

3.4
 女子ゴルフの国内ツアー開幕戦、「ダイキンオーキッド・レディスゴルフトーナメント」は、ル
 ーキーで22歳の斉藤愛璃が初優勝を飾った。彼女の他にも、若い新しい勢力の台頭が
 目立った大会だった。
 新日本プロレスの「旗揚げ40周年・後楽園ホー
 ル大会」は、24歳のIWGPチャンピオンのオカ
 ダ・カズチカ
が内藤哲也の挑戦を退けた。
 1・4東京ドーム大会では観客のブーイングを浴
 びていた彼が、今夜は多彩な技を繰り出して、
 棚橋に勝ったのがフロックではないことを証明し
 てくれた。
 どの世界でもこのように勢力図がめまぐるしく入れ替わるから、それを見
 る私たちも、固定観念を打ち破らなければいけないと、感じた次第です。 
3.3
 スキーのジャンプ女子ワールドカップ蔵王大会、スーパー中学生の高梨沙羅が初優勝を成し遂
 げた。1月の第1回冬季ユース五輪と、2月の世界ジュニア選手権に優勝している逸材だ。
 ワールドカップはこれまで4試合連続で2位が続いており、午前中に行われた第10戦でも僅差
 の2位だった。そして午後に行われた第11戦では、ただ一人100mを超えるジャンプで、圧巻
 の勝利をつかみ取ったのだ。
 両試合とも録画しておいたものを夜になって見たのだが、明日の第12戦も目が離せない。
3.2
 「一太郎2012」を使い始めてぼつぼつ1ヶ月が経過するが、1年バージョンアップをとば
 してしまったからかもしれないけれど、あちこちが変わっていることへの対応に時間がか
 かっていて、その都度取説を開いているような状態だ。
 これは毎回感じていることで、単に慣れていないという理由だけではないように思ってい
 る。しかしながら、この歳になってWORDに挑戦するのは骨が折れるから、「一太郎」と
 は一生お付き合いをするつもり。
 でも、先日「冊子印刷」についての質問を電話でしたところ、いつになく丁寧に「無料」で
 対応してくれたから、仲良くしようと思い直しているのです。電子書籍の主流プログラム
 になると思われる「EPUB」への変換には、まだ挑戦してありません。
 
3.1
 子供の頃の暖房は掘り炬燵(ほりごたつ)。畳の部屋の真ん中に穴が空いていて、床より下の空間に素
 焼きの囲炉裏(いろり)が仕込まれている。そこを灰で満たし、その中に(おき)を入れておくと、いつま
 でも熱い状態を保つことができる。
 その中に(あかぎれ)でひび割れた足を入れて暖をとった。掘り炬燵の暖かさは、今の電気のものに比
 べると、身体にじっくりとしみわたるような気がした。
 こうやって文字にすると、今は使われていない言葉がいっぱい出てくる。それだけ時代が激しく移り変わり、人々
 の生活様式も変化しているということ。決してその頃に後戻りはしなくてもいいけれど、いろいろな経過を辿ってき
 た結果として現在があることを、決して忘れてはならないのです。