あと あとのあと  2012年 6月

6.30
 梅雨とは名ばかりで、このところ全然雨が降らないので、先週刈っておいたがカラ
 カラに乾いている。
 土手でやすと土が焼けて石ころが出てくるから、本当は集めて堆肥にすればいい
 のだけれど、そのために畑を使うことは、おじいさんの領分を侵略してしまうことにな
 るし、だいいちこのい中を、ゴミ掻きでを集めるのは重労働だ。
 そこで、土手でやしてしまうことになるのだけれど、最近は、できるだけ斜面の土手ではない、平らなところに集
 めてやすようにしている。そうすれば、土が焼けて、石ころが顔を出すことがないからだ。

6.29  
 東京・永田町の首相官邸前で毎週金曜日の夕方行われている大飯
 原発3、4号機再稼働への抗議行動が29日、一気に拡大し、人の
 波が官邸前から霞が関への車道を埋め尽くした。
 警察の機動隊も出動し、警戒に当たった。ツイッターやフェイスブック
 での呼び掛けなどで集まった人々は組織化されておらず、デモ行進
 はなし。官邸前でひたすら「再稼働反対」と叫ぶのが特徴だ。なぜ、
 これほど多くが集まるのか−−。騒然とする官邸周辺を歩いた。
 人が集まり始めたのは午後4時ごろ。「再稼働に断固反対」と書かれ
 たプラカードを手にしている人がいれば、帰宅途中の会社員や手ぶら
 の家族連れもいる。埼玉県蓮田市の会社員、田中秀行さん(38)はさいたま市の勤務先からスーツ姿で訪れた。
 参加はこの日が初めて。「集会やデモに出たことはないが、もう無関心ではいられないと思って。政治色もなさそう
 だったので抵抗感はありませんでした」と言う。

                              「毎日JP」 2012年06月29日 21時32分 より

6.28
 「知るだけで体が改善する『4つの意識』」というキャッチコピーを見て、「そんな馬鹿な」と思った
 けれど、この本を読んでいくうちに、なんだか治りそうな気がしてきた。
 その4つの意識とは、
  ① 知れば、
呼吸が深くなる!       ② 知れば、猫背が治る!
  ③ 知れば、
腕力が上がる!        ④ 知れば、速く歩けるようになる!
 だんだん丸くなる背中に抵抗して、無理をして体を反らせているけれど、そんなことをしなくても
 治せる方法が、論理的に解説されている。
 著者は、東京の荒川区で気功治療院を開業しているから、一度治療を受けてみたいけれど、
 今現在も、この本のAmazonのランキングはが4位という人気だから、予約を取ることはかな
 り難しいのだろうな。
 
6.27
 の製作は、歩みはのろいけれど続いているが、いくつもの壁にぶつかって、何度と
 なく挫折しそうになっている。
 結局、エプソンのLP-S3200という
プリンターを購入したのだが、灰色に設定した
 文字も、真っ黒に印刷してしまう。サービスセンターに問い合わせたところ、なんと全
 部黒色のデータとして認識してしまうのだという。
 アプリケーションが一太郎ということもあるけれど、かなりランクの高い機種を購入し
 たのに、これでは泣きっ面に蜂の状態だ。 
6.26b
 消費増税に賛成か反対かと問われれば、ほとんどの人は「反対」と答えるだろう。税金に対す
 る出費が多くなり、それによって生活が苦しくなることを許容できるはずがない。
 ただ、政策や理念とは無縁の、個人崇拝が中心のような「小沢グループ」を、私は認めることが
 できない。組織論から言えば、代表選挙で雌雄を決したのだから、執行部の方針に従うべきな
 のだ。
 今日の国会の本会議場。投票を終えた小沢一郎がもらした笑みは何だ。自分中心の発想から
 くる、してやったりという感情がもろに出ていた。
 私は群れることが嫌いだから、「小沢グループ」のメンバーに、嫌悪感を持つのかもしれない。 
6.26a  
 昨夜、夜の仕事(工場に入っての改善活動です。念のため。)が終わってホテルに戻り、さ
 てろうとしたところ、常用している睡導入剤が、ケースの中にないことに気が付いた。
 今週は1泊だけで家に戻れることもあって、どこか油断していたところがある。
 はたしてりにつけるかどうかと心配しながらベッドに横になったのだが、そんなに時間が
 かからないうちにりに入ることができた。ただ、浅い眠りが続いて、目が覚めること度々だ
 った。そしてりの最中も夢を見るのだが、私のマイナス思考がここでも作用して、滅入って
 しまうようなストーリーばかり。
 朝はいつものように仕事に出掛けて行ったが、スッキリしない気分を引きずったままだった。
 私の入障害はいっこうに改善される気配がなく、こんなことばかり繰り返しているから、本
 当に健康によくない。

 
6.25
 自らが一流メディアだと思っている大新聞やテレビ局は、二流とみなす週刊誌の後追いはしない
 という風潮が40年近く経った今もある。〈「週刊文春」がこう書いているのを受けて、我々はこのよ
 うに検証した〉と普通に書けばいいのに、それができない。アメリカならあの記事(注:「小沢一郎
 妻からの『離縁状』」)は他の
メディアに直ちにクオート(引用)され、あっという間にジャーナリズム
 全体の共有資産になっていただろう。日本では一流
メディアのプライドのために、ニュースを共有
 するためのクオートという社会装置が働かない。


    「小沢の謎がすべて解けた」   立花 隆    「週刊文春」 6月28日号からの抜粋です。
 
6.24  
 今年は梅が不作で、家のまわりには7本くらいの梅の木があるのだが、全部で小魚籠(びく)
 に半分くらいしか収穫することができなかった。
 そのせいかどうかはわからないけれど、葉っぱの量が多くて、わずかばかりの梅の実を探す
 のがたいへんだった。にエネルギーをつぎ込まなくてもいいから、その分が葉っぱにまわ
 ったのかもしれない。
 朝顔の苗を農産市場に買いに行ったところ、つやつやした梅の実がたくさん並んでいた。近
 所の家も不作だと言っていたのに、この地域でも採れたところはあるんだ。これも陽気の加
 減か、朝顔も種を蒔いたのに芽が出ないから、苗を買うことになったのです。
6.23
 吉田拓郎は歌詞を覚えられないから、一曲歌い終わるたびに、目の前の譜面台にあ
 る歌詞カードを一枚ずつ放り投げたので、コンサートも終わりの方になると、ステージ
 の上に歌詞カードが散乱していた。
 今は、モニターによる表示になっているから、そんな風景は見ることはできないが、2
 009年に、体調不良で中止になった全国ツアー以来、3年ぶりとなるライブが、この
 秋、首都圏で開催されるという。
 彼にはファンクラブがないから、チケットを確実に手に入れるには、どんな方法を取っ
 たらいいのだろう。 新しいアルバム「午後の天気」が発売されました。 
6.22
 今日は夕方の6時ころ家に着くことができたので、7時までの1時間ほど、田んぼの
 土手の草刈りをすることができた。 先週の土・日に半分くらい進めてあったので、明
 日・明後日の2日間で、2回目の草刈りを完了させることができそうだ。
 この時期は雨が多くて暖かいので、がものすごい勢いで伸びてくる。おじいさんは
 自走式の草刈り機を買いたそうだけれど、急斜面が多い我が家の土手ては、コント
 ロールするのがきつそうだから、二の足を踏んでいるところ。 
6.21  
 映画脚本家のギルは、婚約者イネズの父親の出張に便乗して憧れのパリにや
 ってきた。脚本家として成功していたギルだが虚しさを感じ、現在は本格的な作
 家を目指して作品を執筆中だ。そんなギルの前にイネズの男友達ポールが出現。
 心中穏やかでないギルだが、真夜中の
パリの町を歩いているうち、1920年代に
 タイムトリップしてしまう。そこはヘミングウェイ、ピカソ、ダリなど、ギルの憧れの
 芸術家たちが活躍する時代だった。
               「goo映画」より 

 第84回アカデミー賞では、自身3度目となる脚本賞を受賞した、
ウッディ・アレン
 監督・脚本によるラヴ・コメディ。
 現代のパリから、1920年代、1890年代にタイムスリップするという、奇想天外
 な物語だが、ヘミングウェイやピカソやダリについての知識がないと、いまひとつ
 楽しめないのだろう。 だから観客は、みんな年配の方たちばかりだった。
6.20  
 昨夜の雨でびしょ濡れになった、生地が薄い夏物のズボン。ひと晩、衣紋かけに掛
 けておいたところ渇いたけれど、折り目がすっかりなくなってしまった。
 今は、形状記憶の繊維を使っているズボンが多いのに、こんなに簡単に折り目が消
 えてしまってはいけない。
 手術をする前の、メタボだった頃の、ウエストが92センチもあるズボンはいっぱいあ
 るけれど、今の体には合わないから、2本くらい買わなければこの夏を乗り切れない。
6.19
 結局、朝食も取らずに出掛けてきたが、旅先で体調が悪いのは不安なもの。それでも、あらかじめ予
 定されていたお客さんとの会食にはきちんと出て、台風で風が強くなる中を、ホテルに帰ってきたとこ
 ろ。
 駅からの道すがら、こうもり傘はに煽られて役に立たず、びしょ濡れになったけれどホテルにたどり
 着いた。部屋の中は、の音も聞こえない別世界。天気予報を見ると、明日の朝起きた頃には
 もう通りすぎて、雨は上がっている模様。これは風邪かもしれないので、腰湯を使ってから寝ます。 
6.18  
 駒ヶ根市のご当地グルメは「ソースカツ丼」だから、どこのお店でもメニューに取り入れてい
 るが、菅の台(駒ヶ根高原)にある「ガロ」というお店が有名で、お昼どきにはいつも行列が
 できている。
 昨夜のうちから、お客さんとこの店に行こうと決めておいたので、楽しみにしていたけれど、
 確かに量は多いが、お客さんも私も特に美味しいとは思わなかった。
 まずはご飯が美味しくない。その上に刻みキャベツがたくさん乗っているから、ご飯まで
 ース
が届いていない。カツも脂身が少ないから、私の好みではなかった。
 半分も食べられな私は、さらに夕べのお肉の影響も相まって具合が悪くて、夕食は完全
 絶食で胃を休ませた。
6.17
 埼玉からお客さんがやって来て、連休に引き続き芝生の上でバーペーキュー
 大会を催した。
 今朝まで降っていた雨もお昼前には上がって、暑くもなく寒くもない絶好の陽
 気のもと、飲んべえが集まったのでビールがたくさんはけた。
 まわりが暗くなって寒さを感じるようになったから室内に入ったが、灯りに誘わ
 れて小さな虫たちがいっぱい集まってきたので、蚊取り線香を焚いたくらい。
 明日はソースカツ丼を味わってから、茅野駅まで送っていきます。  
6.16
 大阪府立体育会館で開催された、新日本プロレスの「DOMINION6.16」は超満
 員札止めとなり、全9試合とも過激な戦いが繰り広げられた。
 2月にこの会場で、オカダ・カズチカにIWGP王座を奪われた棚橋弘志は、勝負ど
 ころでオカダのパイルドライバーを切り返し、チャンピオンの決め技である「レインメ
 ーカー」を3回もスカして、念願だったIWGPのチャンピオンの座に返り咲いた。
 プロレスだって興業だから、この先のお客の動員のことを考えれば、どのような展開
 にすればいいのかというビジョンがあるはず。そんなあらかじめ決められたストーリ
 ーを予測しながら、試合の進行を追っていくというのも、プロレスの楽しみ方のひと
 つなのです。
 勝った棚橋は、リングを取り囲んだたくさんの観衆と、ハグやタッチを何度も繰り返し
 ながら、喜びを一緒になって表現する、今までにないタイプのプロレスラーだ。
 
6.15
 大震災の後、小沢の行動を見て岩手、国の
 為になるどころか、害になることがはっきりわ
 かりました。
 小沢は放射能が怖くて秘書と一緒に逃げ出
 しました。離婚の慰謝料を受け取ったら、岩
 手に義捐金として送るつもりです。


 「週刊文春」 6月21日号からの抜粋です。
6.15  
 青に見えたり、紫に見えたり、アジサイは咲く場所や時期によって、虹のよ
 うに色が変わる。じっと見つめれば青でもなく、紫でもない。名前で呼べな
 い中間の色合いに、どこまでも続く底知れぬ深さがある。その深さの中に、
 何か大切な秘密が隠れている気がする。 
 経営不振が続くある会社で、こんな話を聞いた。頑張れば会社は立ち直れ
 るのか、それともこのまま落ちていくのか。振り返れば
社員が会社を「うち」
 と呼ばなくなり、「この会社」と言い始めた時が、転落の始まりだったのでは
 ないか。人々の顔色は少しずつ変わっていたが、
経営者は分岐点のサイン
 
                 に気づかなかった。
 
                     「日本経済新聞」  6月15日 「春秋」 から抜粋しました。

6.14
 facebookからメールが届いて、アカウントの登録をしませんかという。
 義弟が写真や近況をシェアしているから、あなたも登録して、友達や家族
 と楽しく交流しましょう、というメッセージだ。
 こうやってブログで一方的な発信をしたり、携帯電話ではメールを使ってい
 るから、こんなことは言えた義理ではないが、facebookツイッターには
 挑戦する気にならない。 会話によってコミュニケーションを取ることが苦手だからかもしれないけれど、文字を打ち
 込んで「たわいもないこと」のやりとりをする時間が、いったいどこにあるというのだろう。
 
6.13
 今日は、東京にあるふたつの会社を訪問した。
 何か新しいことを始めるときは、できるだけお付き合いをすることになる会社
 にお伺いし、担当の方と顔を合わせるようにしている。そうしておけば、その
 あとのやりとりがスムーズに進むからだ。
 私は極めつけの方向音痴で、常に駅の場所を意識していないと迷ってしまう
 くらいだから、地図だけを頼りに目的地に辿り着くのはたいへんなことだ。
 地図で描いた印象と、実際の町並みの風景は異なるから、今日もやっとの思
 いで辿り着いた。都会での行動は、自宅にいるときの何倍もの距離を歩かな
 ければならないから、前向きに捉えればいい運動になる。
 こんなことを書いていて、携帯電話にナビゲーションの機能があることに気が付いた。せっかくの便利なツールも、
 使わなければ宝の持ち腐れだ。
 
6.12
 ときどき、駅の構内にあるパン屋さんで、食事にするパンを買うことがある。ホテルの部屋で食べ
 られるという利点があるが、ご飯ではなくパンを食したいときがあるではないか。
 食事の代わりにしようとするのだから、たいていは甘いやつではなくて、ポテトとかソーセージが
 入ったものを買うのだが、これが結構いい値段がする。
 今夜買ったものは3個で906円で、パンは腹一杯になったという感覚に乏しいから、食べてしま
 ったあとで損をしたような気分になるのだが、それはいた仕方のないことだ。
 
6.11
 午前中は自宅にいることができたから、芝生に生えている雑草の、昨日の続きの抜
 き取り作業をした。昨日は長女夫妻がお手伝いをしてくれたから助かったけれど、一
 人でやっているとちっともはかどらなくて嫌になってしまう。
 雑草を抜き取るには、芝生をかき分けて根っこの部分を探さなくてはならないから、
 結構手間がかかる。「雑草」と定義しているのは人間であって、「本人」たちは一所懸
 命を繋ごうとしているのになと思いながらも、ひとつずつつまんで抜き取っている。
 
6.10
 車を運転する時に使用する眼鏡が、どこかに行ってしまってからもうずいぶん経つが、眼鏡を買うとなる
 と数万円の出費になるだろうから、なくてもなんとかなることもあって、今まで手が出ないでいた。
 今日は、子供たちが父の日にプレゼントしてくれるというから、「眼鏡市場」さんに行って見た。驚いたの
 は、どれも2万円を切る値段で、それにどんな機能を附加しても、追加料金は一切かからないという。
 そこで目の診断をしてもらったのだが、今まで体験したことがないような方法で測定がされ、次々と仕様が決まって
 いく。フレームは3.5グラムという超軽量のものに、調光レンズ(これだけは追加料金2,000円)をつけてもらった。
 市場競争の原理が働いていることは確かだが、レンズの主流が、ガラスからプラスチックに変わったことも、コストダ
 ウンが実現した理由のようだ。
 
6.9
 乾ききっていた畑に、お湿りを与えてくれる恵みのだった。
 親戚からもらったいちごの苗を植えたのに、葉っぱが枯れてきてしまいもうダメかと思っていた
 けれど、こので持ち直すかもしれない。
 田んぼの土手の草たちも、このを受けて一斉に伸び始めることだろう。だから、来週の週末
 は、2回目の草刈りをしなければならないかもしれない。梅に入ると何もかもがじめじめしてイヤだと思っていたの
 に、こうやって久しぶりにが降ると、水が命の基(もと)だということがよくわかる。
 
6.8
 八王子の定宿のそばにデニーズがあって、そこには
 カウンター席があるから、ひとりで入るのが抵抗ない
 ために、立ち寄ることが多い。
 この時期になるといつもマンゴーフェアーをやってい 
 て、マンゴーを使ったデザートのメニューが揃っている。そして会計をするときに
 目に入ったのは、お持ち帰り用に単品で売っているマンゴーだ。
 しかし、翌日に自宅に帰るというパターンはなかったので、今までは買うチャンス
 がなかった。
 今日は、塩尻のデニーズを使って打ち合わせをしたから、3個セットになったやつ
 を買ってきた。 まだ味を見てないけれど、暖めていた課題をまたひとつクリヤーしたことになります。
 
6.7
 名刺の増し刷りを依頼した。今までのものは、の文字の部分が見にくかったために、青色にし
 てみてもらえないかと希望したところ、緑色でなければダメだという。
 その理由は、「森田さんは、社員のみなさんに働きかけをして、一緒になって改善活動をする人
 だから、緑色のイメージです」とおっしゃられる。
 結局、書体を変えて、緑色を濃くしてくれたけれど、私と直接仕事で関わっている方ではないの
 に、こうやって断言することができる、彼の慧眼に感服した次第です。 
 
6.6
 やっても何も変わらない国政選挙よりもはるかにインパクトがある、「AKB48 27th
 シングル選抜総選挙 ~ファンが選ぶ64議席~」は、大島優子の圧勝だった。
 そして何よりも驚いたのは、彼女たちのスピーチ力。 涙ながらに、心の奥からほとば
 しり出る言葉たちは、いずれも説得力のあるものだった。
 そこで思い出したのは、「地獄の訓練」における最終審査である、「私の抱負」という
 テーマの3分間スピーチのこと。自分自身の行動を客観的に捉えて、今後の方向を
 明確に示し、それが審査員に伝わらないと、いつまでも合格にならない。そこでは、
 スピーチの内容よりも、訴える姿勢とひたむきさが求められるものだった。
 ファンの投票によって順位を決めるというのは、見方によっては残酷な方法で、いろ
 いろなことを曖昧にしたい日本人にそぐわないかもしれないけれど、プロの世界は、
 このように極めて厳しいものなのだ。
 
6.5
 6年前に手術をして以来、毎年胃の内視鏡の検査を受けている。担当してくれる医師
 は、私のガンを見つけてくれた方だから、今日もそのときの写真を交えながら、検査の
 結果異常がなかったことを丁寧に説明してくれた。
 先月受けた、血液造影剤を注入してのCTと血液検査からの分析では、各内臓への
 転移は認められず、リンパ節の腫大もなかったという。
 これで来年の検査までの命が保証されたわけではないが、常に「死」を意識しながら
 生きるというのは、6年前以前にはなかったこと。決して時間を粗末に扱っているので
 はないけれど、これからもいちばん貴重になってくるのは、あっという間に過ぎ去って
 しまう、1分1秒なのです。
 
6.4
 「『記者クラブ』に所属している報道機関の記者たちが作成した取材メモ」を、なぜいま、私は
 公開しようと思い立ったのか。
 もちろん、特定の記者や政治家を個人攻撃するのが目的ではない。あくまでも、日本のメディ
 アシステムの
不健全さを象徴する存在として、日本国民にその是非を問うためだ。アメリカ外
 交当局の公電を暴露したウィキリークスに対して、私のそれは「官報複合体」の恥部をさらす
 ものとして語り継がれることになるであろう。
 当然のことながら、これは国家の中枢をも揺るがす問題であるだけに、自分の身になんらかの
 ことが起きた場合、仮に事件・事故に巻き込まれるようなことがあったときには、その死因・逮
 捕用件にかかわらず、40万枚の
メモを世の中に出して欲しい旨、すでに手はずは整えてある。
 信頼している複数のメディア、記者たちに、分散して保管してもらうようにお願いしてあるのだ。


   「新聞・テレビはなぜ平気で「ウソ」をつくのか」  上杉 隆  から抜粋しました。   

 彼は、昨年いっぱいをもって「ジャーナリスト」を休業し、メディアではない非営利団体「自由報道協会」を立ち上げ、
 「世界標準」のジャーナリズムをめざしている。

6.3  
 ワールドカップの最終予選という真剣勝負、香川真司、本田、長友佑都など
 現在考えられる最強のメンバー、そして埼玉スタジアムを埋めた63,700人
 のサポーター、このような背景がある試合が面白くないはずがない。
 90分という時間があっという間に経過して、もっと長い間見ていたかったと思
 うのは、開始早々ゴールを決めて、その後も日本のペースで試合が進んだか
 らなのだろう。
 今夜に限って言えば、今までの課題であったひ弱さや得点力不足は影を潜
 め、来週以降の2試合についても期待が持てそうだ。
6.2
 「やまんた」と呼んでいた土地改前の山間(やまあい)にあった田んぼは、3畝(100
 ㎡)くらいの面積が、10枚(田んぼの数)ほどで構成されていた。
 まだ耕耘機がない時代は、万能鍬で土を起こして、近くの山の芝を刈って入れてか
 ら、田起こし用の下駄を使って、足で踏んで代掻きをした。
 当然田植えは手作業で、その日のうちに終わらせなければならなかったので、おじ
 いさんとおばあさんと私の3人で、月の光を頼りに作業をしたものだった。
 土地改後はそれが2枚になったけれど、陽気の加減で米があまり採れないから減反
 の対象になっており、さらに他所に預けているから、最近は行ったこともない。
6.1  
 中島みゆきのコンサートツアー「縁会2012~3」の、チケット先行予約が
 始まった。
 10月25日の神戸を皮切りに、2月10日の福岡までの全28公演だ。
 このチケットを手に入れることだけのために、ファンクラブの会員になって
 年会費を収めている。
 同一会場での3日間連続の、それも日を飛ばしての公演が多いということ
 は、年齢による体力の衰えを考慮してのことかな?