6.30 |
「今日の東京は、溶けそうなくらい暑いです」というメールが、友
達から届いた。ニュースでは35.1℃の猛暑日だという。
先週、扇風機を買いに行ったところ、欲しかったのは展示品のも
のしかなくて、包装箱のないそいつを抱え帰ってきた。
直径40cmの風力の強いやつが8000円と少しで買えてしまう
のだから、なんだか申し訳ないような気がしている。
エアコンではなくて、扇風機の方が体のためにいいのです。
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6.29 |
琉くんのスイミングクラブに付き添っていくと、入り口の壁に会員の子供たちの名前が掲 示され
ている。
昆、遥斗、来望、茉凛、楓花、胡珀、柚花、聖翔、誠智、遥翔、拓望、日向香、菜和葉、乃杏、
綺羅、寧音、萌々、暖斗、諒真……。 こんなのばっかりだ。
自慢にもなんにもならないけれど、私には自信をもって読める漢字がひとつもない。
どんな名前をつけるのも親の自由だけれど、こんなに凝ったものにしなくたっていいと思うよ。
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6.28 |
女子サッカーの希望の星は岩渕真奈(18)。U-19女子アジア選手権では、MVP
に選出された逸材だ。
昨夜の女子ワールドカップ・ドイツ大会で途中出場すると、身長153センチ、体重
44キロの小さな体で走り回り、試合のムードを一変させた。
なによりも素晴らしいのは、ドリブルで敵陣深く切り込んでいくスピリットがあること。
2点目のフリーキックによる得点も、彼女が奪い取ったファールから始まった。その
小気味よさは、見ているものを引きつけるのに十分だ。
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6.27 |
用事があったので、大阪の岸和田まで、日帰りで行ってきた。
名古屋高速を四日市に抜け、ほとんど高速道路みたいな、それでいて制限速度60キロの国道
25号線を経て、天理から西名阪自動車道に入る片道345キロの長丁場だった。
つくづく思うのは、こうやって仕事で長距離運転をやっていた時期に比べると、気力が衰えてき
ているのではないかということ。 よくもまあ、今まで無事でやってこれたものだ。
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6.26 |
マジェスタの走行距離が24万キロを超えた。ぴったりの数字を撮影するつもりだっ
たけれど、うっかりしていて1キロオーバーしてしまいました。
気温26℃と今日にしては低かったのは、安曇野に来ていたからです。NHKテレビ
ドラマ「おひさま」のロケ地をまわりました。テレビの影響だけではないかもしれませ
んが、「大王わさび農場」はものすごい人出でした。
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6.25 |
72kgあった体重が、手術で10kg減って62kgになった。その後3kgくらい回復して、65kgあた
りを前後していたのに、この頃67kgを超えることが度々あるようになっている。
やせ細るよりもずっといいかもしれないけれど、心配されるのは生活習慣病がまたぶり返してしまわな
いかということ。
血糖値やコレステロール値が高くなって、薬を飲むようにならないよう、気をつけなければいけない。
草刈りなどで汗を流すからと、ランニングをすることをサボっているから、心を入れ替えなければ…。
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6.24b |
信州型事業仕分け第二弾は、9月3日(土)は伊那市で、9月4(日)〜5(月)日は長野
市でそれぞれ開催されます。
前回と同じように、仕分け人となる県民委員を募集しているけれど、今回は応募しませ
ん。初回の仕分けに参加できればそれで十分だし、あの切羽詰まったような準備段階の
ことを考えると、なかなか手を上げる気にならないのです。
何事にも共通して言えることですが、継続することはそれだけで力になりますが、たえず
マンネリと闘わなければなりません。
第一回目の事業仕分けの議事録が届いたので、仕分けの「サブページ」を作成しました。
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6.24a |
すごい選手が現れたものだ。
0時15分からNHKテレビで放映が始まった、テニスのウインブルドン選手権。
土居美咲の2回戦、中国の鄭潔との試合を、結局最後まで観てしまった。
昨年の全日本選手権で初優勝を成し遂げた20歳の彼女は、今回のウインブルド
ン大会で予選を3試合勝ち上がって、本戦に臨んだのだという。
試合ぶりは冷静そのもので、感情を顔に表すことなく、正確なショットをたたき込ん
でいく。テニスの世界はほとんどの選手が右利きなのに、土居がサウスポーであ
ることも有利に働いているようだ。
今大会の3回戦も楽しみだが、それ以上に、これからの彼女の活躍に期待したい。
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6.23 |
昨日今日と、東京は暑かった。暑いといっても、気温は30℃を少し超えたくらいだから、真夏
になったらどんな状態になってしまうのだろう。
企業は、節電のために、エアコンを入れなかったり、温度設定を高くしたりして努力している。
私は「お客様」扱いされているから、涼しい部屋を与えられるので、なんだか申し訳ない気持
ちだ。
田舎も日中は一人前に暑いけれど、日が落ちるととたんに涼しくなるのに、都会のアスファル
トジャングルの中にいると、人いきれもあって息が詰まる思いだ。
昔はエアコンなどなかったから、暑さに耐えることができる体ができていたけれど、今は軟弱
になってしまい、簡単に熱中症になってしまう。だから、このような環境で汗を流すのも、体に
とってはいいことだと思うのです。
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6.22b |
今夜のレイトショーは「スカイライン−征服−」。エイリアン(異星人)の襲撃から逃げ
まわる人類を描いたものだが、結果から言うと、面白くも何ともなかった。
この手の映画には、人間の心理状態を上手に折り込まれているから観ていて面白
いのに、ストーリーの構成からして陳腐だった。
せっかくたくさんの費用を使って映画を作るのだから、もっともっとなんとかならない
ものだろうか。 「貴重な時間を返せ!」という感じだ。
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6.22a |
どうでもいいことかもしれないけれど、江口愛実さんのことを15日の話題にしてしま
ったから、最後までフォローします。
そのときに載せたCGのパーツの予想ははずれていました。詳しい組み合わせは、
CMの提供元である江崎グリコがウェブ上で発表しています。
賛否両論があるみたいだけれど、CGの技術が向上していることは確かだ。
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6.21 |
午後2時から6時までは昼の、そしていったんホテルに帰って休んで、そのあと夜中
の10時から0時までは夜の、それぞれ工場の改善活動を行った。
今日なんかは、今まで顔を出したこともなかった若い人たちが参加してきて、徐々に
底辺が拡がっていっていることを実感している。
改善活動は、いろいろテーマを設定して取り組んでいるけれど、最終的には人を育
てることでしか、継続して結果を出すことには結びつかないと思っているから、担当
者ひとり一人と意見交換をしながら、目的を理解していただくよう心がけています。
だから、それらの人たちの成長を実感できることが、なによりもの喜びなのです。
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6.20 |
京大原子炉実験所の小出裕章教授が16日、テレビ朝日の番組に登場し、こう発言して反響が
ひろがった。
「東京電力の発表を見る限り、福島原発の原子炉は、ドロドロに溶けた核燃料が、圧力鍋のよう
な容器の底を破ってコンクリートの土台にめり込み、地下へ沈みつつある。一刻も早く周辺の土
中深く壁をめぐらせて地下ダムを築き、放射性物質に汚染された地下水の海洋流出を食い止め
なければならない」。
早速政府高官に聞いてみると、いかにも地下ダムの建設を準備中だという。ところが、さらに取
材すると、東電の反対で計画が中に浮いている実態がわかった。原発担当の馬淵澄夫首相補佐官は小出教授
と同じ危機感を抱き、地下ダム建設の発表を求めたが、東電が抵抗している。
理由は資金だ。ダム建設に1000億円かかる。国が支払う保証はない。公表して東電の債務増と受け取られれ
ば株価がまた下がり、株主総会を乗り切れぬというのである。
筆者の手もとに、東電が政府に示した記者発表の対処方針と応答要領の写しがある。応答要領の中でも愚答の
極みは「なぜ早く着工せぬ」という質問に対するもので、ぬけぬけとこう書いている。
「地下水の流速は1日5〜10cmなので、沿岸に達するまで1年以上の時間的猶予があると考えている」記者発
表は14日のはずだったが、東電の株主総会(28日)の後へ先送りされた。
「株価より汚染防止だ」 山田孝男 毎日新聞 「風知草」 6月20日号 から抜粋しました。
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6.19 |
まだ早かったかもしれないけれど、このところ雨が降り続いていて土が乾燥すること
がないと思ったので、プランターで芽を出した百日草を、花壇に移植した。
長さ2cmくらいの苗は、白くて細いたくさんの根を持っていたから、たぶん大丈夫だ
と思う。
もう蕾をつけている実生のものの間に植えたから、かなり密度が濃くなってしまった
けれど、もったいなくて1本も間引くことができなかった。
← これはウェブで見つけた画像です。
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6.18b |
朝5時半に支度をして外に出たのに、お隣の夫婦はもう畑に出て、ブロッコリーの収穫に励ん
でいた。上には上がいるものだ。
このお湿り続きで、土手の草の成長が早い。草刈り機を担いでそれから2時間半奮闘し、今
日の目標は達成した。残りは明日の朝刈るのだけれど、雨は大丈夫だろうか?
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6.18a |
一週間ぶりに自宅に帰ったところ、「不幸の手紙」が届いていた。今年度の、「国民
健康保険税」と「市民税・県民税」の納税通知書だ。
自動車のローンが終わったり、南箕輪の事務所の賃貸料がなくなったりで、経費が
少なくなっていたことはわかっていたけれど、この現実離れしたような金額にはあら
ためて驚いている。それを長男夫婦に見せたところ、しばらく固まった状態で見つめ
ていた。
収入が減っているから、一所懸命経費を使わないようにしていると、このように税金
で打って返しを食ってしまう。このほかにも、所得税、消費税、個人事業税、固定資
産税がかかってくる。これを、どうやってやり繰りしろというんだい。
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6.17 |
経済産業省が、この夏、東京電力と東北電力管内の大口需要家に求めている電力
の削減目標は「15%」。大口需要家とは、電力500kw以上の需給契約を行ってい
る企業や工場などで、対象期間は、東京電力の場合が、7月1日〜9月22日の、平
日の9時〜20時になっている。そしてこの「法的処置」には罰則が設けられており、
「故意による使用制限違反」に対しては100万円以下の罰金が科せられる。
各企業は、「15%」を削減するために、綿密な計画を立ててそれを実行に移そうとし
ているのだが、対象の数字を昨年の実績にされてしまうと、たいへん厳しいものがあ
る。なぜならば、昨年は「リーマンショック」の影響で、生産量が落ち込んでいた時期
だったからだ。 こんな内容の交渉を東電や官庁としたけれど、まったく聞く耳を持って
くれなかった、ということを、今週お伺いした企業から聞いた。
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6.16b |
「週刊朝日」に掲載されている「数独」を毎週解いているけれど。今週のやつには手こずった。いつもは
考えれば解けるのに、これはきっかけがなかなかつかめなかった。
ちなみに難度は★★★★☆。まだ最高難度の★★★★★には出合ったことがありません。
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6.16a |
朝8時ころ、京都駅でタクシーに乗って行き先を告げた
ところ、ちょっとだけ嫌な顔をされた。こちらは少し長い
距離をお願いしているつもりなのに、想像していなか
った反応だった。
タクシーの中で聞いた話によると、修学旅行生の貸し
切りのために、9時半までに二条城まで行かなければ
ならなかったのだという。だから、頭の中で所要時間を計算していたらしい。
この不況下で安定した収入が得られるのはありがたいが、観光地の中まで一緒に
行かなければならないのだという。いちばん困るのは迷子になることだから、絶えず目を離せないのだというから
たいへんだ。
今は修学旅行のシーズン。京都駅は児童や生徒たちで、身動きできないような状況だ。
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6.15 |
グリコの「アイスの実」の、CMのセンターに登場している江口愛実は、CGで合成されたもの
ではないかということが、ネット上で論議を呼んでいる。
そうするとテレビからこのコマーシャルが流れる前に登場した、「プレイボーイ」誌の表紙も合
成写真だったことになる。
名前が、「江」崎グリコの、一「口」サイズの、「アイ「愛」」スの「実」ということのほか、江口さ
んの誕生日は江崎グリコの創立記念日と同じ、2月11日になっていのだという。
CGは、髪 → 高橋みなみ、眉 → 渡辺麻友、目 → 前田敦子、鼻・輪郭 → 板野友美、口
→ 篠田麻里子、体 → 大島優子だなどという想像が飛び交っていて、なんだかかまびすしい。
でも私は、このような「遊び心」が大好きだよ。
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6.14 |
通勤電車の中を見渡すと、ネクタイを着用しているビジネスマン
はほとんどいない。クールビズの取り組みが理解され、世の中
に行き渡っている様子がよくわかる。
かくいう拙者も、今週からは半袖のワイシャツにネクタイを着用
せず、ズボンも夏物に切り替えて出掛けてきている。
こうしてみると、夏期以外の季節に当てはめても、ネクタイを着
用する意義があまり感じられない。私の場合は、管理職になっ
て、お客さんを相手にしなければならなくなったころから、ネクタ
イを締めるスタイルが常番になっているが、それは単に周りの
人たちに合わせているだけのこと。
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6.13b |
駒ヶ根発13時48分の電車に乗って、沼津駅のホームに降り立ったのが18時51
分だった。5時間余におよぶ行程だったけれど、30分くらいしかかからなかったよう
な感覚だ。
飯田線は、脱線するのではないかと思うほどガタガタ揺れたから、「新宿鮫(大沢在
昌の絆回廊)」を、岡谷−甲府間はあずさの中で「AERA」をそれぞれ読んで、甲府
からの身延線はパソコンを開いて原稿書きに集中した結果だ。
列車を4本乗り継いだけれど、どれも冷房が効いて寒かった。世の中は節電モード
なのに、JRは同期がとれていないのだろうか?
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6.13a |
1週間前にプランターに蒔いた百日草の種が、一斉に芽を出した。いろいろな色や
かたちを長期間楽しむことができる百日草。花壇にはすでに今までのものが芽を出
しているけれど、もっとたくさんの種類のものが欲しくて、市販の種を買ってきて蒔い
たもの。
もう少し大きくなったら植え替えなければならないが、問題はその場所がないこと。
広い庭は全部おじいさんの支配下にあって、庭に「花」を植えることを嫌うおじいさん
の意向とは相容れない。仕方がないから家族はプランターを利用しているのだが、
先日もその置き場所のことでバトルがあったようだ。
「『花』は『箱』なんかに植えるものではない」とおじいさんは言ったみたいだけれど、それは仕方なくやっていること
なんだよ。ただ家族が反省すべきは、管理がいい加減になってしまっていること。これだけのせめぎ合いの中で行
っていることなのだから、プランター植えの花の面倒をもっとみなければいけないと、私は思います。
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6.12b |
この間から、地元にある「風雲庵」に通って、整体の治療を受けている。右手がマヒし
た原因がはっきりわからず、また再発する可能性があるので、そのもとを断ちたいとい
う狙いもあるが、なによりも私の体が何らかのメンテナンスをすることを求めていた。
きっかけは、お嫁さんの骨盤治療ができるところを探していて、最初のときに付き添っ
て行ったところ、説明と治療の内容が論理的であったから、私も受診してみようと思っ
たもの。
ここは、基本に私が求めている「気功」の考え方があるから、気の通り道を刺激し、気
の流れをよくすることを狙っている。素人が効果を判断する方法として、治療のあとの
「揉み戻し」があるが、ここでの治療のあとは体がだるくなる。
こうやってみると、「揉み戻し」が全然感じられなくて、脂汗を浮かべながら痛さに耐え
た沼津での治療は、いったい何だったのかと思えてくる。
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6.12a |
ハエよけグッズ求む 「毎日新聞」 6月12日号から
岩手県陸前高田市気仙町の被災者が、ハエよけグッズを求めている。
海沿いの水産加工場の魚が津波で内陸部まで押し流され、散乱したまま腐って異臭を放ち、
大量のハエも発生している。「巨大化して、太りすぎて飛べず、それをウミネコがついばむ異様
な光景」(地元住民)という。
必要なのは、ハエ取りシート、食卓ハエよけカバー、殺虫剤、虫よけスプレー。送付先は、
〒028−0541 岩手県遠野市松崎町白岩訳研淵1の3、「遠野まごころネット」 (0198−62−1001)。
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6.11 |
「八日目の蝉」は、映画を観たあと原作を読みながら、同時進行でNHKでのドラマ
の再放送を観たところ、ストーリーがごちゃごちゃになってしまった。
原作は情報量がいちばん多く、映画やドラマはその内容を全部取り入れることがで
きないから、脚本で調整することになる。その結果、原作とは食い違ってしまう箇所
がいくつか出てくることになる。
映画は147分、ドラマは45分×6の270分。時間的にはドラマの方が有利なのに、
映画の方がまとまっているのではないかというのが、私の今のところの判定です。
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6.10 |
菅さんの失敗の第一は、公約に掲げた「政治主導」がうまくいかず、それでも「政治主導」 を
印象づけるための「パフォーマンス」が過ぎたことだろう。本来の「政治主導」とは、「日本の
将来」に対するビジョンを明確にし、それを達成する細かい戦術は官僚に任せることだと思う。
しかしながら民主党は思想が異なる人々の集団で、党として明確なビジョンが打ち出せなか
った。これでは「政治主導」などできっこない。
第二の失敗は、今回のような危機の際に最も重要なリーダーシップが発揮されなかったこと
だ。外資系企業は、トップによって業績が大いに変わる。トップダウンで意志決定がなされる
からだ。ただ、それがうまくいくには条件がある。外銀時代の私の上司は、「彼が私の上司な
のは当たり前」と思う実力者ばかり。私よりも明らかに頭脳明晰、経験も能力もある人たちだ
った。
その組織でいちばん知識も経験も実力もある人がトップに座るからからこそ部下がついてい
く。それゆえリーダーシップが発揮され、業績を向上させることができる。つまり、管内閣の布陣ではどだい無理な
話だった。
「案ずるよりフジマキに聞け」 藤巻健史 「週刊朝日」 6月17日号からの抜粋
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6.9 |
WOWOWの放送で2回ほど観てから、いつかは「伊東四朗一座・熱海五郎一座」
の公演に行きたいと思っていた。チケットが発売された3月はとても無理だと思って
あきらめていたけれど、6月のスケジュールが確定したころ、行かれそうな日(今日)
のチケットがちょうど残っていたので、購入しておいたもの。
場所は赤坂ACTシアター、席は前から18列目のいちばん右端。ライブのいいところ
は、お互いが緊張感を持って向き合えること。特にこの一座の公演は、アドリブが飛
び交うから観ていて本当に楽しい。
遠くでもしっかり観られるようにと、車を運転するときに使うメガネをわざわざ持参した
ため、真矢みきの表情も目に焼き付けることができた。
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6.8 |
たとえば私のお気に入りのアオスジアゲハは、透き通るような青い斑点を黒地の翅
(はね)に持つ美しい蝶ですが、幼虫はクスノキの葉っぱしか食べません。
キアゲハはパセリかニンジン、クロアゲハはミカンかサンショウ、ジャコウアゲハはウ
マノスズクサという具合に自分の食べる植物をかたくななまでに限定しています。ど
んなにお腹をすかせていても他の植物には目もくれません。栄養価的にみればどん
な植物を食べてもさほどかわりがないはずなのに、自分の分を守っているのは、限
られた地球の資源をめぐって種のあいだでできるだけ競争が起きないように互いに
棲み分けているからです。
こういう「分際」のことを生物学用語ではニッチといいます。今ではスキマ産業みたいな意味で使われますが、ニッ
チとは生態的地位、ネスト(巣)と同じ語源を持つ言葉で、自分の居場所という意味です。すべての生物は自分の
ニッチを守ってつつましく生きているのに、ヒトだけが、あらゆるものをむさぼり食い、他の生物の棲み処を踏み荒
らしているわけです。
「ドリトル先生の憂鬱」 福岡伸一 「AERA」
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6.7 |
「ブラック・スワン」のレイトショーを観に行った。
アカデミー賞の主演女優賞をもらった作品だから見て
おかなければならないと思ったのだが、よく理解でき
なかった。こういう難解な展開に、私の頭はついてい
かれない。
同じく作品賞の「英国王のスピーチ」も、難しそうだか
ら、もう観たいとは思わない。
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6.6 |
物置から、母子手帳がみつかった。昭和25年のこの頃の駒ヶ根市東伊那の住所は、上伊
那郡伊那村だった。
出生予定日が3月2日だったのに、実際に生まれたのは1月27日だから、1ヶ月以上の早
産だったことになる。母子手帳には、「分娩異常有、早期破水、原因不明」と記されていて、
体重は2700グラムだから、かなり軽かったわけだ。
取り上げてくれたのは「上羽(うわば)さん」という産婆さんで、この地区のこの頃の子供は、
みんなこの人のお世話になったと思う。
出産はたぶん母の実家で行ったのだろう。弟が自宅で生まれたときに、部屋に入って行って
しまった私に、上羽さんが胎盤(たぶん)を差し出して、「お帽子だよ!」なんて言ったことをか
すかに覚えている。
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6.5 |
マジェスタのライトがおかしくなっていたので、ついでにクラウンハイブリッドの話でも
聞こうと思い、トヨタのディーラーに行ってみた。
普段なら5台くらい入る展示ルームには、車が1台しか置いてなくてガラガラだ。
震災の影響で車が作れないために、売る車が全くないのだそうだ。今どの車を頼ん
でも、納車されるのは来年になってしまうという。
マジェスタはもうすぐ走行距離が24万kmに達する。さすがにガタがきはじめて、最
近は走行時にコトコト音がするようになってきた。
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6.4b |
毎年、6月の第一週の土・日に駒ヶ根市で開催される「く
らふてぃあ杜の市」。年々出展数が増え、今ではほとん
どの方が抽選で選ばれるそうです。
今年の出展数は約300。天候にも恵まれて、緑に囲ま
れた駒ヶ根高原は、たくさんの人出で賑わっていました。
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6.4a |
民主党の鳩山由紀夫前首相は3日、菅首相を「ペテン師」と酷評したが、前言を翻
すのは鳩山氏も同じ。昨年6月の首相退任時に「今季限りでの引退」を宣言したの
にもかかわらず、12月に後援会の会合で「次期衆院選で皆さんと一緒に行動した
い」と撤回した。そんな鳩山氏に不信任案への同調を期待し、裏切られた自民党。
伊吹文明元幹事長は「普天間と同じ。『ドント・トラスト・ミー』だ」とため息をついた。
原口一博前総務相は不信任案への態度を「反対→賛成→反対」とめまぐるしく変え
た。1日夜、民主党の小沢元代表を囲んだ会合で「われわれ国民の代表が『だめだ』
という選択をするのだから、明日は堂々と行動しよう」と呼びかけたが、採決当日の
2日には「自民党に政治を戻してはならない」とひょう変。党関係者は「朝昼晩、3人
の原口がいる」とあきれる。
野党側の言葉も軽い。自民党の古賀誠元幹事長は先月19日の古賀派会合で「早く首相を退陣させ、力を合わせ
て復旧、復興のできる政治体制を作るため頑張りたい」と「管抜き大連立」に意欲を見せた。不信任案提出で民主
党の分裂を誘った古賀氏だが、もともとは管政権との大連立も容認していた。
「言葉の軽い『永田町』」 毎日新聞 6月4日号から抜粋しました。
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6.3 |
2011年−12年の沢田研二のソロ・コンサートは、1967年から4年間の活動を経
て1971年に解散したバンド、ザ・タイガースのメンバーの3人(瞳みのる・森本太郎
・岸部一徳を迎えてのステージになります。
全曲をザ・タイガースの曲で構成、ゲストの3人は全公演に参加し全曲を演奏する。
そして、柴山和彦(G.)、下山淳(G.)、泰輝(Key.)、GRACE(Dr. Per.)がサポートと
して参加する。40年の時を経て、“熱く燃えたあの4年間”が蘇る。
2011年9月8日『東京国際フォーラム・ホールA』より始動。2012年1月まで全国
35ヶ所を予定。
加橋かつみが参加しないから、「ザ・タイガースコンサート」と呼ばないみたいです
ね。明日からチケット発売です。とりあえず抽選だけれど、当たればいいな!
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6.2 |
いちばんひどい行動を取ったのは鳩山由紀夫だ。昨夜は賛成票を投じると言っておきな
がら、今日の両院総会では、みんなに不信任案に反対するよう説得しているのだからど
うしようもない。あんたは、キングメーカーを気取っているつもりなのかい。
その次にひどいのは、あれだけ仲間をあおっておきながら、決議案の採決に欠席した小
沢一郎だ。あんたに振り回された議員たちはやるせないと思うよ。田中真紀子だって同じ
ようなものだ。
その中で男を上げたのは、堂々と賛成した松木謙公さん。今まではあなたを好きではな
かったけれど、今回の行動で見直したよ。
結局、政治の場というのは、現実の社会とはかけ離れた欺(だま)し合いの世界だ。
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6.1b |
「政治は権力闘争している場合か」
東日本大震災と福島原発事故はいまだに復旧・復興のめどすら立たず、被災者の方々は先の
見えない不自由で過酷な避難所生活を余儀なくされています。
国難ともこのたいへんな時でありながら、政界では権力闘争が行われています。今はそんなこ
とをしている場合ではないでしょう。「菅直人首相は指導力も責任もない」などと批判されていま
すが、どれだけ素晴らしい指導者が現れたとしても、このような非常事態においては一人では何
もできません。各政党、議員はこの難局を乗り切るための協力、団結がどうしてできないのでしょうか。
主義主張を振り回すだけなら、誰が首相になっても同じことを繰り返すだけでしょう。被災地の方々や復興を真剣
に考えているなら、今は菅首相を補佐して支え、一致協力すべきです。世界各国から支援が寄せられ、日本の復
興を見守っています。またぞろ首相交代となると、「一体何をやっているんだ」と世界の笑いものになりかねません。
毎日新聞6月1日・「みんなの広場」 財団法人職員 奥村昭治(69) 大阪府和泉市
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6.1a |
まだ緑が濃くなっていない木々の間から、紫色の藤の花が顔を覗かせていたのはつい先日までのこと。今は、ニ
セアカシアの白い花が甘い香りを漂わせています。野山の植物たちは、この季節を待ちかねていたかのように、
一斉に生命の息吹を発散させているようです。
田植えが終わった田んぼから、夜遅くまで蛙が合唱をしているのが聞こえます。蛍が、やわらかいを放って飛び始
めるのももうすぐでしょう。
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