あと あと のあと  2011年10月

10.31
 「肺がんらせんCT検診」のために、市役所の健康センターに行ってきた。
 駐車場に停まっている検診車の中で行われた肺の部分のスキャンは、ものの1分程度で終了した。
 この検診は初めての経験だけれど、私はタバコを吸っていないから、はたぶん大丈夫だろう。
10.30  
 弟のお嫁さんが教えてくれるまで、おじいさんの部屋のカーテンの状態に気がつ
 かなかった。もう取り付けて20年以上経っていて、レースの部分なんか破れてし
 まっている。
 近くの大型店に見に行ったのだが、長さは3種類しか置いてなくて、欲しいサイズ
 のものが手に入らない。
 そこで、インターネットで検索してみた。すると、長さの寸法は10センチ単位で選
 ぶことができ、値段だってお店のものよりもはるかに安い。
 注文してから1週間で届き、おじいさんのいない時を狙って、取り付けてみました。
 あとで気がついたおじいさんが、なんて言うだろうか楽しみな気がします。

10.30  
 今日は、お隣のおじいさんの、三回忌の法要。
 今にはじまったことではないけれど、和尚さんの法話が長ったらしい。みんなが座布団の上に座っ
 てから、お経が開始されるまで20分、「これから本番です」と、別のお経を唱えだしたのがそれか
 ら30分後。以前よりもまた長くなって、これはもう異常な事態だ。
 そう感じてしまうのは、いつも同じ内容を押しつけられるかたちになっているからかもしれない。
 これくらいのことでイライラしてしまうのは、聞く側の修行が足らないということだけれど、その場にいると、血圧
 上がっていくのが自分でもわかる。

10.30  
 ホームページの修正作業に苦戦している。
 ホームページ・ビルダーを使って、新しく作れば何のことはないのだけれど、私のホームページはおび
 ただしいページ数で、いちいち文字入力をしていたのでは、時間がいくらあっても足りはしない。
 そこで、フロントページの画面をコピーしてくるのだが、そこでいろいな「ゴミ」が発生してしまうようだ。
 現象としては、プレビューにしても、編集画面がそのまま表示されないこと。仕方がないので、たどたどしい手つき
 でHTMLデータを修整する。このような試行錯誤の繰り返しだから、なかなか作業が進まないのです。
 録画してあったこの秋のドラマは、どんどんたまっているだけだから、今回はもう観るのをあきらめました。

10.29  
 天竜川沿いの国道を走っていたところ、異様な光景が目に入りました。川の浅瀬
 に、(サギ)だか(ウ)だかよくわからないけれど、おびただしい数の黒いがい
 るのです。一瞬、背中がゾモゾモっとしました。
 こうやって魚を狙っているのですから、たまったものじゃありません。近年、が少
 なくなったので、シーズンでも釣り人が全くいなくなりました。
 毛針を使った釣りの対象となる、アカウオガゴなんかも、ほとんど絶えてしまった
 ようです。そんなわけで、「リタイヤ」してからの楽しみが、ひとつ減ってしまったみた
                    いです。

10.28
 
 朝6時から、渋柿を採った。途中からは長男も手伝ってくれて、午後2時頃には完
 了した。
 今日採ることを予告してあったので、おじいさんはビニールハウスの中に、をつ
 るす用意をしておいたから、明日からしばらくは、むきに専念するはずです。
 天候だけが心配だったけれど、快晴に恵まれて、我が家のイベントのひとつが、無
 事終了しました。ただ、ずっと見上げていたから、が疲れました。

10.27  
 昨夜遅くに、10月のNHKスペシャル、「“中国人ボス”がやってきた〜密着レナウ
 ンの400日〜」を見た。
 去年の5月、100年前に創業し、長年リーディングカンパニーとして存在してきたが、
 ここにきて深刻な経営危機に直面していた「レナウン」が、中国の繊維大手である
 「山東如意科技集団」に株式の約41%を引き受けてもらうとともに、「山東如意」の
 協力の下で中国市場に進出し、経営再建を目指すことになった。
 中国に渡った日本人たちは、今まで展開してきた日本のパターンをことごとく中国
 側に覆され、プライドみたいなものをずたずたにされる。それでも、中国人が支配す
 る組織の中で、中国に市場を見いだすしかないから、気持ちを切り替えてやるしかない状況下の、「苦悩」みたい
 なものがテレビに映し出されていた。
 私がショックだったのは、“中国人ボス”が移動用に買ったジェット機の値段が、レナウンの株を購入した価格とほ
 ぼ等しいという現実。とてつもない中国の経済力に、日本はこのまま飲みこまれていくのだろうか。

10.26  
 毎月2日間(ときには3日)、コンスタントに3年以上通い続けた会社から、来年6月
 までのスケジュールが提示された。
 「あと半年生きていろということですか?」と私が冗談を言うと、「そうでなければ困
 るよ!」という答えが返ってきた。
 この会社の常務さんが、新宿の紀伊國屋書店で、偶然「くたばれ!ISO。」に出会
 ったことがきっかけとなり、お付き合いが始まったのです。
 今まで何人もの人と出会って、いろいろな影響を受けてきたけれど、このような「
 ぐり会い
」に、これからもたくさん遭遇できればいいなと思っています。

10.25  
 食わず嫌いかもしれないが、私にはツィッターにはどのような付加価値があるのか
 がわからない。ここでの付加価値とは、何かを宣伝して効果を生み出すことをいうの
 ではなく、何らかの人生の肥やしになる要素があるかということだ。
 ブログも同じではないかとおっしゃられるかもしれないが、ブログは一方通行のため
 に短時間で作成できるのに対して、ツイッターは反応に応じて「つぶやき」を何回もくり返すことになる。
 テレビゲーム(モバゲーも)が時間の浪費であると思っているのと同じく、ツイッターの時間もムダだとの捉え方し
 かできないのだ。どなたか、ツイッターの効用についておわかりだったなら、私に説明してくれませんか。


10.24  
 6ヶ月ごとの科検診。インプラントの状態と周ポケットは問題なかったけれど、
 小さな「虫」がいくつか発見された。
 先生には、「いつも甘いものを口に入れているなんてことはありませんか?」と言わ
 れてしまった。
 対策としては、
   @ 水分を補給するときは、ポカリスエットでなく水かお茶にする。
   A 朝食後もを磨く。
   B 科専用キシリトールガムを常用する。
   C おやつによく食べていた「こしあんパン」をやめる。
 糖分をできるだけ採らないことは、糖尿病の予防にもつながるので、上記の対策を
 今日から実施します。

10.23b  
 今週の「マスターズGCレディース」は、地元のテレビ
 局やBSでは放映されなかったから、22時からのGA
 ORAの放送を見ていた。
 このところずっと応援していたけれど勝てなかった大山
 志保
は、最終18番ホールの15mのバーディーパット
 を沈め、ボーラ・クリーマーとのプレイオフにのぞんだ。
 その3ホール目のティーショットは大きく右に曲がり、な
 んと、ギャラリーの右腕に当たったボールがフェアウェ
 イ
に出てきた。
 アメリカに渡っても結果が出ず、そのうえ左ひじを手術
 するという苦難に遭遇し、さまざまな苦労を重ねて3年ぶりに手にした勝利は、なんとも感動的でした。
 人生の中で、「}というのは大きな要素になるんだと、実感させられた試合です。

10.23a  
 新日本プロレスの「G1・TAGLEAGUE」が始まり、連日のように試合の生中継が
 放送されている。昨日は東京・後楽園ホール、今日は埼玉・久喜市といった具合だ。
 テレビの前にいる効率を上げるために、録画をしておいて時差を作りながら、試合の
 合間を飛ばすようにして見ているが、それでも、1回あたり3時間はかかってしまう。

 秋のテレビドラマが新しくなったので、米倉涼子の「ハ
 ンター」と、菅野美穂の「蜜の味」と、深田恭子の「専
 業主婦探偵」を録画してある。おまけに、NHKドラマ
 の「ビターシュガー」と、WOWOWのW連続ドラマ「パンドラ」も録っているけれど、
 それらを見る時間が全然作れないで困っている。だから、ハードディスクの録画可
 能時間がどんどん減ってきて、今に録れなくなってしまいそうです。
10.22  
 ホームページの作成プログラムを、フロントページからホームページビルダーにするために、60の手
 習いを実践している。何についても言えることだが、プログラムの機能が多すぎて、なかなか使いこな
 すことができない。そこで、パソコン教室に通うことを思いついた。
 大型店舗の中にある、全国規模のパソコン教室に行ったところ、女性の事務員がひとりしかいない。  
 教室の内容を説明してもらったところ、ここはビデオテープを見ながら操作を覚える方式で、指導員は
 配置してないのだという。そう言いながら、彼女はVHSのビデオテープが並んでいる棚を指さした。室内には、ブ
 ラウン管式のコンピュータが何台か並んでいたけれど、生徒はひとりもいなかった。
 できれば土・日を使って、個別指導をしてもらおうとした思惑は見事 にはずれた。それにしても、パソコン教室
 あり方としては、あまりにもひどすぎるんじゃないのかい。 

10.21  
 私が左翼活動のまねごとをしていた まだ若かった頃、「日和(ひよ)る」という言葉がよく使われた。その意味は、
 「積極的にかかわらないで傍観する」というものだったが、それを言われるのが嫌だったから、活動の手抜きをしな
 いでいられたようなものだ。
 同じように、「惰眠(だみん)」という言葉はムダに眠っていることであり、「怠けている」ことを意味している。ふたつ
 とも、「活動家」にとっては屈辱的な意味を持っていた。
 今日の仕事は12時にスタートだった。いつもの時間に起きればいろいろできるものを、私は、朝食も採らずに、ホ
 テルのベッドの中で時間ぎりぎりまでウダウダしていた。これが「惰眠」なんだろうなと思いながら、それをセルフコ
 ントロールするだけの、意志の強さがなくなってしまっています。

10.20b  
 最近のニュースキャスターの物言いが気になっている。たとえば、「猛毒きのこがあ
 なたの身近にも、さてその原因とは…」というように思わせぶりな言い方をしたあと、
 CMに入っていくようなことだ。さすがにNHKにはこのようなことはないが、なんだか
 このやり方が民放では流行っているようだ。 

 もうひとつ気になっていることは、フジテレビの「NE
 WSJAPAN」で、短時間の解説をする和田圭さん
 が、いつも原稿を棒読みしていること。
                    秋元優里キャスターの、感情を外に表さないさわや
 かなしゃべり楽しんでいるのに、解説の場面になったとたん興ざめしてしまう。
10.20a  
  
  毎朝、鏡の中の自分に問いかけなさい。今日やるべきことは本当に人生でやりたいことな
  のか。 もしもノーという答えが3日続いたら、あなたは自分の人生を考え直すべき時なの
  だ。

                                        スティーブ・ジョブズ

10.19  
 読売新聞そのものは好きではないから、ほとんど読むことはなかったけれど、なぜかこの本
 だけは雑誌の広告が目に入ったので購入したもの。
 ところが、3月11日の東日本大震災から、8月26日に退陣を表明するまでの6ヶ月間の、
 事実経過だけを並べただけのドキュメントなのに、不謹慎な言い方になるけれど、たいへん
 面白かった。
 市民運動からスタートした、菅直人の思考のベースにあったのは、徹底した官僚不信だ。日
 本の真珠湾攻撃を受けた後の、そして9.11の世界同時多発テロの後のアメリカは、国民
 がひとつになって「災難」に立ち向かっていった。日本がそうならなくて、逆に指導者を否定
 する方向に走ったのは、はたして宰相の資質だけが原因なのだろうかと、考えさせられた書
 籍だった。

10.18  
 今夜のレイトショーは、「猿の惑星・創世記(ジェネシス)」。
 今どんな作品を上映しているのかは、テレビや雑誌を見て承知しているから、対象
 をいくつかにしぼっているのだけれど、最終的には、上映時間が近いことが優先さ
 れている。
 「観ているうちに、いつの間にか猿たちを応援している…」と、何かに書かれていた
 が、この映画では人間たちが完全な悪役になっている。

10.17  
 伊那中央病院のMRIの設備が新しくなっていて、7月のときの画像と比較すると鮮明さが増している。
 前と違っていたのはそれだけではなく、脳に近いあたりで、星雲のようにぼやけて写っていた静脈が、すっ
 かりなくなってきれいになっている。ということは、静脈から吹き出る血液の量が少なくなっているのだ。
 耳に響いてきていた拍動の音も、たまにではあるが弱くて聞き取れないときが出てきた。脳神経外科の先
 生の評価も、だんだん治ってきているというものだった。
 ここで放射線の治療をしていれば、漏れを完全に防ぐことができるから、3ヶ月後の検診の結果を見て、や
 るやらないを判断することになった。

10.16  
 自宅から2kmくらいのところにある「ふるさとの丘」には、36ホール・パー144を備えたマレ
 ットゴルフ
場がある。5年くらい前まではよく行っていたけれど、このところマレットゴルフその
 ものをプレイする機会がなかった。だから本当に久しぶりに、今日は、松本からやってきた弟
 夫婦と、マレットゴルフに興じることができた。
 そこでは何かの大会が開催されていて、あたこちから「カーン」というボールを打つ音が響い
 てきた。その人たちの合間を縫うようにしてまわったので、目の前で彼らのプレイを見ることが
 できた。年齢は60から70代だと思われる人たちが、見事なスティックさばきで、いいスコア
 たたき出していた。
 私はといえば、久しぶりにやったことを口実にしていたが、まったくひどい状態だった。こんな
 に近くに素晴らしい施設があるのだから、もっと利用すればいいのにね。

10.15  
 昨夜の激しい雨も昼ころには上がって、JAの「きのこ
 祭り」になんとかお天気が間に合った。
 今年はきのこが不作だということで、開催が危ぶまれ
 たようだったが、写真のように松茸だけは結構な数が
 並んでいた。
 しかし、値段を見たら、手が出なかったのです。


10.14  
 自分がいま・ここに居るということを時間軸を遡って考えて欲しい。
 まず浮かぶのは、両親の存在である。人間である以上、誰にでも父と母がいる。たとえ、すで
 に他界していたとしても、現在いっしょに暮らしていなかったとしてもである。
 では、その父や母はどうだったかというと、やはり同じで、二人とも
まれいづるためには、そ
 れぞれ二人の親を必要とした。あなたにとっての祖父母である。つまり、あなたがいま・ここに
 存在する上で必要だった人は、一世代前だけを考えれば二人だが、その二人がこの世に

 受けるためには、二世代前に4人が必要だったということになる。同様に、三世代前には8人、
 四世代前には16人…。世代を遡るごとに、あなたの
命に直接関わり合いのある人が倍増
 していく計算だ。
 さらに計算を推し進めて20世代前を考えてみよう。だいたい500年前、いわゆる戦国時代だ。
 ここまで遡ると、血の繋がった祖先の数は膨大なものになる。2の20乗で104万8574人。
 あれだけ大勢の人が戦乱に巻き込まれ、耕作地も荒れたであろう戦国時代にあって、あなたの
命に直結する
 100万人以上の人びとは、男性も女性も少なくとも次世代を宿すまでは
きながらえた。その後の人びとも命を
 つないできた。
 私たちは、この世に
を受けた初めから「一人ぼっち」などではなかったのである。むしろ、困難な時代をき抜い
 てきた祖先のDNA、そして思いを託されて、この世に
まれ、いまをかされているのではなてだろうか。
 いまを
きることが、奇跡のような命のバトンリレーの上に成り立っていると実感すること。これこそ歴史と自分
 との接点を考える上でのスタートラインになると、わたしは考えている。

  
             「世界を知る力 〜日本創世編〜」   寺島実郎  PHP新書 から抜粋しました。

10.14a  
 中央道は大型トラックの洪水だった。なぜなのかと考えをめぐらせていると、先日のニュースで、
 東名の集中工事が実施されると報道されていたことを思い出した。
 大型トラックは、少しでも早く目的地に着きたいようで、頻繁に前の車の追い越しにかかるのだ
 けれど、なかなか加速がきかない。今の大型トラックは、スピードが一定以上にならないように、
 リミッターが取り付けられているからだ。
 だから、大型トラックの谷間に挟まれた私のような普通車は、威圧感に押しつぶされそうで怖い。

10.13  
 「プライドは価値を示したい煩悩」

 今の世にあふれるモンスターペアレンツもクレーマーも、ネット上にたくさんある匿名での悪口も、相手をボコボコに
 たたいて
屈服させることによって「自分は価値=力がある」と錯覚したいプライドが原因だと思われます。
 学校や企業や有名人へのクレームは、される側は失うものが多いためほんのちょっとした過ちでも「すみません、
 不手際でした」と
屈服せざるを得ないですからね。そんな卑怯な戦いを挑みたくなるほど心が惨めになる前に、自
 分の価値をつり上げたくてしょうがない愚かさに、ハッと気づいてあげましょう。


       「小池龍之介の心を保つお稽古」    朝日新聞 10月13日 夕刊 から抜粋しました。

10.12  
 眼圧と眼底検査をする部屋に入っていったところ、「最近目の病気をされましたか
 ?」と聞かれた。「網膜に穴が空いたのをレーザーで治療し、そのあと定期的に通
 院しています」と答えたところ、それでは今回の検査はもったいないから止めたほ
 うがいいと言う。担当者が正直な方で、ここでの検査と眼科医の検査とでは、まっ
 たくレベルが違うのだそうだ。
 最後に診察をする医師は、総合病院の戦闘意欲ばりばりの専門医とは違って、も
 う第一線を退かれたと思われる、穏やかだけが取り柄の方だった。あの程度の触
 診で、複雑な病気が見つけられるわけがない。
 総合病院で受ける検査は、心電図にしても、胃の内視鏡にしても、脳のMRIにしてもすぐに結果が出て、そのあと
 医師が解説をしてくれるのに、ここでの結果は郵送で、それも1〜1.5ヶ月かかるのだという。
 かかりつけ医に2ヶ月に1回、眼科医に3ヶ月に1回、脳のMRIは3ヶ月に1回、胃のがん検診は年に1回といった
 具合に、定期的に通院している私には、もうこのような官製の健康診断は意味をなさないのだろう。

10.11b  
 昨日は午後から6時間かけて福島県まで移動し、今夜もまた6時間かけて家まで帰ってきた。なぜこんな行動を
 取らなければならないかというと、明日、保健センターでの健康診断があるからだ。
 はじめに通知があった日が都合悪かったため、市役所の窓口と調整したのだけれど、期限が10月いっぱいとい
 う条件の中ではもう予約がいっぱいで、明日しか空いている日がなかった。
 胃や脳の検査をするために、頻繁に病院に行っているのだから、わざわざ上っ面をなぞるような健康診断はする
 必要もないのだが、この検診が5年前に胃ガンを発見するきっかけになったから、そんな巡り合わせみたいなもの
 を大切にしているわけです。

10.11a  
 ホテルの部屋を出るときには、室内に忘れ物をしていないかどうか、念入りに調べ
 ることにしているのだが、それでも今日は、「命の次に大切な」点鼻薬を置き忘れて
 きてしまった。
 ベッドの棚に置いたことは覚えているが、出口から見ると死角にもなっていため、ど
 うやら見逃してしまったようだ。
 仕事が始まってからでは買いに行くわけにもいかないので、辛い一日を過ごしたこ
 とになる。秋の花粉の影響は全くないけれど、日常的に鼻の粘膜が充血するような
 ので、点鼻薬が欠かせなくなっています。

10.10  
 昨日の夜、うっかりしたのに気がついたのだけれど、もうJRの駅は開いていない
 時刻。三連休の最終日なのに、今日の特急あずさの座席を予約してなかったの
 だ。平日なら予約なしでもガラガラだけれど、休日の午後はかなり混むことが予想
 される。それなのに、何も手を打ってなかった。
 朝、駅の窓口に行くと、予定していた便はすでに満席だという。あまり遅い時間に
 なってしまうと、東北新幹線に連絡できなくなるのでやばいのだが、運良く次の便
 の席がひとつだけ空いていた。手にしたチケットは窓際の席だったから、きっと誰か
 がキャンセルをしたのだろう。
 電車に乗っているのはもったいないような、秋晴れのいい天気だけれど、これから移動をはじめます。

10.9  
 今日はほとんど一日中、北倉(きたぐら母屋の北側にある物置)の片付けをした。大
 げさな表現をすれば、自宅を新築してから今まで約23年間の垢を整理したことにな
 る。
 真っ赤にさびた缶詰の中に何が入っているのかを楽しみにして開けたところ、トマト
 ソースとサバの水煮だった。まだ食べられるかもしれなかったけれど、念のため捨て
 ました。
 このように、昔は捨てることがなかなかできなかったから、いろいろな物を大事取っておいたけれど、今の時代は
 分別しなければならないので、捨てるのも大変な作業になってしまいます。

10.8b  
 ロンドン五輪予選を兼ねる、体操の世界選手権。
 東京体育館で行われた女子の予選をテレビで見ていた。そして見事にオリンピッ
 クの出場権を獲得した。
 飯塚友海が3種目目の跳馬の練習中に負傷し、4針を縫うほどのアクシデント。そ
 んななかでの最終種目、段違い平行棒は圧巻だった。ひとつ間違えると転落して
 しまう緊張感の中、あれだけのパフォーマンスができるということは、精神力もさる
 ことながら、凄まじい練習をした裏付けがうかがえて、感動的だった。

10.8a  
 お風呂に入って、湯船に肩まで浸かると、もうすぐに出たくなってしまう。落ち着いた気持ちにな
 って、しばらくゆったりしているということがきついのだ。だから、温泉に行くのはあまり好きでは
 ない。
 せっかちな性格がゴルフのスイングにも現れているから、どうしてもクラブがおりるのが早くなる
 ので体が開いてしまい、ボールはスライスして飛んでいく。
 今日言った練習場で、トップからヘッドが動き出すのを少しだけ遅くしたら、面白いようにボール
 をとらえはじめた。だからといって、次に行ったときに同じスイングができるわけではない。
 休日は休むためにあるのに、なにか「意味のある」ことをしていないと落ち着かないために、ちょこまか動いている。
 性格は変えられないけれど行動は変えられると他人には言っているけれど、自分自身のことは「紺屋の白袴」な
 のです。

10.7b  
 高速バスの座席は狭いので、隣にどんな人が座るのかで、疲れ具合が大きく変わる。
 今夜の相手は気遣いができない人で、私のエリアまで膝頭がはみ出てくるし、携帯電話を2台
 も目の前に置いて、ひっきりなしに操作をしていて落ち着きがない。
 私の前を通って窓際のに移動したときにも、「すみません」とひと声かけるわけでもないから、
 私のストレスはたまるばかりだった。
 こんなときにも、体を硬くしてじっと耐えているのだから、代表的な日本人の私は、いたって「
 ゆかしい
」ものです。

10.7a  
        「マネジメントはリベラルアーツ(教養)である」            ピーター・ドラッカー

10.6b  
 小沢一郎氏の会見の模様をテレビのニュースで見た。
 記者に、国会での証人喚問に応じるかを問われると、「君はどう考えているの?」と逆質問を
 した。あのときの顔は怖かったね。
 私がその記者だったら、「私が答える必要はありません。なぜならば立場が違うからです」と
 答えるだろう。会見の場の記者は質問をする立場で、たとえ自分の意見を持っていたとしても、
 それを主張してはいけないからだ。でもあの場にいると主張したくなってしまう。
 このように、一場面を切り取って伝えることにより、マスコミはイメージを作り上げていくのだろ
 うけれど、それを割り引いたとしても、小沢一郎氏の高圧的な態度が目立った。
 逆の見方をすれば、彼ならば官僚システムをなんとかしてくれるだろうという、期待感に繋がっ
 ているのだろうけれど…。 

10.6a  
 命題を出し、現実をこれに合わせようとしました。しかし経験のないところから命題が出ていま
 すから、
現実がそれについていかない。するとGMは「現実のほうが間違っている」と考えてし
 まい、さらなる迷走に陥ってしまったわけです。
 イノベーションは、必ず何かの連続の上に起こるものです。モノづくりにかかわることですから、
 突如として大きな変化が生まれることはない。昨日までの
現場の持続的な努力があってこそ、
 今日の小さな変化があるのです。「神は細部に宿る」と言いますが、その細部における変化を
 積み上げていくことが重要でしょう。
 それを一挙に演繹的に解決するのは、ほぼ不可能と言ってかまいません。あくまでも個別の
 具体的な
現実から出発し、間違いを恐れずに新しい理論を打ち立てようとする帰納的飛躍か
 ら始まります。帰納法的な個別具体の積み上げのなかから普遍を紡いでいくことによって、そ
 こからより大きな関係性が見えてくる。
 これは「凡事の非凡化」とでも呼ぶべき連続的な努力なのです。 
   〜野中郁次郎〜

  「日本企業にいま大切なこと」  PHP新書  ¥756  からの抜粋。 やっぱり現場・現物・現実なのです。

10.5  
 今朝お伺いした会社の社長の第一声は、「森田さんは元気ですね!」というもの。本当はあまり元気ではないけ
 れど、気持ちを奮い立たせないとこの仕事には立ち向かえない。
 夕方は、埼玉から静岡に移動して、21時から夜も稼働している工場に入り、日付が変わってからホテルに帰って
 きた。
 何が私の行動の支えになっているかというと、それは社員の皆さんが待っていてくれること。何か新しいことを修
 得し、前に進みたいという気持ちがびんびん伝わってくるから、まだ頑張れます。

10.4  
 今夜のレイトショーは、一瞬「セカンドバージン」にしようかどうか迷ったけれど、上映
 開始時間が近かった「探偵はBARにいる」を見ることにした。
 ストーリーがあまりシリアスでないところが、この手の作品のいいところなのだろう。
 だから、「拳銃には弾が何発込められるのだろうか?」などという、疑問を持ってはい
 けないのだ。
 冬の札幌もいい雰囲気で、この時期に北海道に行くことも、選択肢としてはあるのだ
 ろう、と思った。

10.3  
 物置からストーブを出してきて、リビング件書斎に据えた。まだ火を点けるわけでは
 ないけれど、朝晩はそれほど冷え込んでいるということだ。
 イラストのストーブにはヤカンが乗ってお湯が沸いているが、今使っているのはファ
 ン式のものだから、停電になってしまうと使えない。我が家にあるいくつかのストー
 ブ
は、全部電気がないと使えないものだから、ひとつくらいは燃焼式のものを用意し
 ておかなければいけないのかもしれない。
 もうひとつ違っているのは、我が家にはがいないこと。を飼いたいとずっと思っ
 ていてそれができないのは、家具に爪を立てるだろうことと、外から病気を運んでき
 はしないだろうかという心配からだ。

10.2c  
 父親が蓼科に別荘を残してくれたから、子供の頃によく訪れたというCharが、茅野市民
 会館にやってきた。
 まず、アコースティックギターで、ベンチャーズの「パイプライン」と「急がば回れ」を弾き、
 それからビートルズのナンバーに入っていった。
 しかし、Charの魅力は、なんといってもエレキギターによる烈しいサウンド。会場のマル
 チホールは760席という手頃な広さもあって、会場の観客との一体感が心地よかった。
 東京に行かなければ見られないと思っていたCharのコンサートを、こんなにも近くで見
 ることができて、最高でした!!

10.2b  
 日本女子オープン選手権は、NHKで4日間の生中継があったので、それなりに楽
 しむことができた。
 それなりというのは、フェアウェイを狭くして、ラフの芝を伸ばして、グリーンを堅くして
 あるから、解説者が「完璧です!」と言ったショットでさえパーに結びつかず、プレー
 している選手ではないのに、見ていて疲れたからだ。いくらメジャータイトルだとはい
 え、ちょっとやりすぎじゃあないのかいと、思った次第。

10.2a  
 夏物から冬物への衣替え。タンスにあった夏物を衣料ボックスに収納し、冬物はすぐ
 着られるようにタンスに移した。半袖のポロシャツは、外出するときくらいしか着ない
 ので、1回も袖を通してないものが多い。
 他人と比較する術がないからよくわからないけれど、私は衣類に興味はないから、
 購入することもほとんどしない。だから、「おしゃれ」ではないということになる。
 きざな言い方になるけれど、人間の魅力は内面から湧き出るものだ。
10.1b  
 今日は氏神様の秋のお祭り
 昨日は雨が降ったのでお天気が心配だったけれど、
 秋晴れの暑いくらいの陽気で、獅子舞いも滞りなく行
 われました。
 写真は、獅子が地区内を練り歩いている様子です。


10.1a  
 転がらない石には苔が生え、崩壊がはじまっていく。流れない水は酸素を失い、腐敗が進行していく。競争にさら
 されない企業は価値観が固定され、柔軟性がなくなっていく。
 守りに入るとごまかしがはじまり、驕りの気持ちが自分自身を見えなくさせてしまう。正直に生きることは苦しいこ
 とだけれど、死んでいくときに後悔だけはしたくないから、常に挑戦する気持ちを失いたくないのです。