あと あと のあと  2010年 6月

6.30
 朝、6時20分発のフェリーに乗って、礼文島に渡った。 観光バス「花爛漫コース」
 は、4時間30分かけて島全体をまわってくれるもの。午後から雨が降るという天気
 予報ははずれ、利尻富士を海の彼方に望むことができた。
 午後は、レブンウスユキソウを見たくて、片道1時間か
 けて徒歩で群生地まで行ってみた。
 写真を撮りながらだから往復3時間もかかったけれど、
 私もまだまだ体力があることを認識できたよ。
 「花の浮島」礼文島は、今の時期がいちばん花が多くて、60歳代の観光客であふれ
 ている。 今日は、いろいろな花に出合うことができました。
6.29  
 誰にも告げないで、北海道にやってきた。(正確には、お客さん2人が知っている)。
 みんなは信じないようだけれど、去年のタイも北海道
 も、今年の韓国もこの北海道も、全部ひとり旅なので
 す。
 今日はレンタカーで、宗谷岬 → サロベツ原野 →ノシ
 ャップ岬をまわった。
 明日はフェリーで、礼文島に渡る予定です。
6.28b  
 「たちあおい」の花が欲しくて、この2年間くらいインターネットで探していたけれどみ
 つからなくて、つい最近やっと出合えたのにもう品切れでと、今年は手に入れるのを
 あきらめていた。
 ところが、今日の仕事帰り、農道沿いの広場で無人販売しているのをみつけた。白、
 薄いピンク、ピンク、黄色、紫のものを各1本ずつ買った。合計で1000円。
 早速庭に植えてみたけれど、こんどは一重の花のやつが欲しい。

6.28a  
 「こんな女になら殺されてもいい。」という、横山秀夫さんのキャッチコピーに惹かれて、書店で
 購入したものです。
 射殺事件の対象者ふたりのうち、どちらが加害者でどちらが被害者なのかわからないまま、
 ストーリーは4分の3くらい進んでしまい、裁判の最終弁論に立った証言者の言葉から真相が
 明らかになっていくという、よく練り上げられたミステリーです。
 宝島社は、「『このミステリーがすごい!』大賞シリーズ」として、たくさんのミステリーを刊行し
 ていることも、今回知ったことです。

             「最後の証人」  柚木裕子     宝島社   ¥1,470(定価)

6.27b  
 春のG1の最終戦は、第51回宝塚記念。 最後だから「大穴」を狙おうと、大本命のブエナビスタをはずして、3連
 単
で5頭のボックスの馬券を買ってみた。
 レースは順調に進み、ゴールの100メートルくらい手前では、私が買った5頭が全部先頭グループにいるではない
 か。ただひとつの誤算は、その中にブエナビスタもいたこと。
 結局、私が買ったのは1着・3着で、配当77,160円という「中穴」を逃してしまったのです。

6.27a  
 長男の嫁の実家のご両親を誘って、「山荘ミルク」に
 ラ
の花を見に行きました。
 ここは、結婚披露宴の会場だったところです。
 雨の合間に撮ったバラの写真を掲載しました。
 ビーフシチューのランチの他に頼んだ、手作りのピザが
 美味しかったです。

6.26  
 次女からはベージュ色のハーフパンツ、長女夫妻からはネクタイ、長男夫妻は私のリクエストに応えて靴下セット
 と、子供たちが父の日のプレゼントをそれぞれしてくれました。私はおじいさんに何もプレゼントをしてありません。
 おじいさんは、今日は雨が降っていることもあってか、3回の食事以外は自分の部屋から出てきません。ずっとベッ
 ドに横になってテレビを見ています。それでいて、あたりまえのことなのですが、夜眠れないことを訴えています。
 法事を取り仕切って緊張感が緩んでしまったのか、ここにきて何か気力が衰えてしまったような気がします。

6.25  
 私がお世話になっている、埼玉県蓮田市の「岩崎食品工業」さんが、直売店「翁の
 里
」のホームページをリニューアルしました。
 長男の結婚披露宴や、琉くんの出産祝いの引き出物
 に利用させていただき、大好評でリクエストがでるくら
 いの、美味しい麺類を販売しています。
 7月4日(日)まではお中元セールの真っ最中で、拉麺セットつけ麺セットがお買い
 得になっていますので、ぜひ一度ご賞味いただければと思っています。

6.24  
 全店舗黒字営業だという「餃子の王将」、その秘訣を探る
 ために沼津店に寄ってみた。
 料理の内容は他店とあまり変わらないと思うのに、店には
 たくさんの客が次々と入ってくる。
 店の雰囲気が親しみやすいという以外には、これといった
 特徴は見られなかった。
 この店では、「レバニラ炒め」ではなく「ニラレバ炒め」という
 表現をしている。どちらが正しいのだろう?

6.23  
 インターネットでビジネスホテルを予約しようとすると、いろいろなプランがありすぎて、どれにしたらいいのか迷って
 しまう。
 不思議だったのは、1000円のプリペイドカードがついているプランがあることだ。プリペイドカードなんかもらうより
 も、宿泊料金が安い方がいいのになぜだろう思っていたけれど、昨日の毎日新聞の記事でその理由がわかった。
 それはビジネスマンの出張精算の形態が、定額支給から実費精算に変わってきたからだという。手当ならば、安い
 ところに宿泊すると差額がお小遣いになったのに、実費精算では払った分だけが補充されるだけになってしまう。そ
 れを補うために考え出されたのが、プリペイドカードの支給サービスのようだ。
 だけど私にはそんな恩恵は必要ないから、いろいろなサービスがつかないシンプルなプランを選んでいる。

6.22  
 我が家から、100mも離れていない家のご主人が、昨日お亡くなりになった。膵臓ガンだっ
 たという。
 常会が別だったのでお付き合いはなかったけれど、ついこの間まで、庭で植木の剪定をして
 いるところを見かけたくらいだから、たいへん驚いている。
 今日は、私の内視鏡(胃カメラ)検査の日だった。結果は再発の疑いは全くなし。いろいろな
 部署の画像を見せてもらったけれど、小さくなってしまった私の胃の内部は、ピンク色をして
 いてとても綺麗だった。
 胃ガンの心配は当面なくなったけれど、いつ何時それ以外の場所にガンが顔を出すかもしれ
 ないから、予防措置としては、よく睡眠を取って、適度な運動をして、いつも 健やかな精神状
 態を保ち続けることなのでしょう。

6.21b  
 宮里藍が出場した「ショップライト・クラシック」はゴルフチャンネ
 ルで、石川遼が前日まで7位だった「全米オープン」は地上波で、
 それぞれ録画しておき夜になってから見た。
 宮里藍が優勝したことを朝のニュースで知ってしまわなければ、
 もっと楽しい展開になったのだろうけれど、スポーツの放送は、
 結果を知ってしまったあとではおもしろさが100分の1くらいにな
 ってしまう。
 石川遼の結果はわかっていなかったのに、コースの難しさとメジ
 ャーの重圧に押しつぶされてしまったみたいだ。
 こうやって家にいると、いろいろな世界が広がってくる。

6.21a  
 長い時間がかかったけれど、「1Q84 BOOK 3」をようやく読み終わった。
 1週間に1回帰る自宅のベッドで、就寝前の時間の、それも睡眠誘導剤が溶けて作用するま
 での間を活用するのだから、この長編を読み切るのに時間がかかったのはあたりまえのこと。
 こんな場合はいつも、1週間前に読んだストーリーを忘れてしまい、元に戻って読み返さなけ
 ればならなかった。しかしこの作品は、不思議と状況が頭の中に入っていて、すんなり新しい
 項に入っていくことができる。それだけ、村上春樹の展開力が優れているということだろう。
 最後に天吾と青豆が出合って、月がひとつしかない世界に戻ってくることができた。しかし、読
 む人に明確な暗示を与えてくれないところが、村上春樹ワールドなのだろう。

6.20  
 今日の法事は、春先におじいさんが思い立って実施したもの。企画から運営を全部
 おじいさんに任せ、子供たちは全然「口出し」をしなかった。
 直会(なおらい)でのおじいさんの挨拶は、20分の予定が延々と40分間も続き、全
 然終わりそうもなかったので中断させた。これがただひとつの「口出し」だった。
 あとで挨拶の草稿を見たら、21項目のうちやっと3項目終わっただけ。おじいさん
 もっと話したかったのかもしれないが、物事には限度というものがある。

6.19b  
 新日本プロレス・大阪府立体育会館の「DOMINION 6.19」。
 スペシャルシングルマッチ ルーザー・ボールド・ルール(髪切りjマッチ)の棚橋弘至
 vs 矢野通は、棚橋が勝利したあと、矢野の急所打ちから棚橋の髪の毛が切られて
 しまう危機に、飛び込んできたのはなんとTAJIRIだった。
 それまで棚橋と遺恨試合をくり返し、観客のブーイングを一身に浴びていたTAJIRI
 が、この瞬間にベビーフェィス(善玉役)になってしまった。
 こんな展開があるから、プロレスはこたえられない。

6.19a  
 「いったい誰さまのおかげでメシを食っていると思っているんだ」。昨年、私のホームページに入った一通のメール
 である。 (中略)
 かねがね本来モノを作る側と買う側は対等であると私は思っている。本を書く。それにはそれ相当の、時には大き
 なリスクを伴った労働がある。読者はその労働に対して対価を払う。だがこの極度に進化した資本主義社会におい
 てはモノを買う側、つまり
消費者というものが流通の頂点に立ち、売る側はへりくだる関係となる。その結果が文頭
 のような言動となって表れるわけだが、これはおそらく学校において近年発生した
モンスターペアレントという存在
 とも無縁ではない。
 というのは学校は利潤を上げる機構でもないのにもかかわらず、昨今の一部の父母はお金を払っている学校に対
 して自分は“
消費者”であると錯覚している。だから児童が不当な扱いをされたと言って学費や給食費を納めないと
 いう現象が生まれる。それは企業に対するクレーマーが近年増大していることと根っこは同じ現象のように思える。


          「天窓からのながめ」  藤原新也     「信濃毎日新聞」 6月19日号から転載しました。

6.18  
 彼女は旧来型の女性政治家ではなく、優秀な政治家がたまたま女性だったという
 だけ。
 今度の参院選のため、谷亮子さんと一緒に並んで演説してほしいという要請があっ
 たけれど、
蓮舫さんは絶対嫌だと、固辞したようです。もちろん候補者としては頑張
 って欲しいのだろうけれど、票集めのために担ぎ上げられた
タレント候補と一緒にし
 て欲しくない、という思いがあったのでしょう。


                  AERA 2010.6.21号 から 抜粋しました。

6.17  
 赤坂ATCシアターの「ミュージカル・シカゴ」は、申し込んだのがかなり遅かったにも
 かかわらず、前から15列目といういい席だった。
 舞台の上に楽団が陣取って、その前で米倉涼子が歌い踊るという、なんたる幸せな
 ひとときだろうかという感じだった。
 観客の9割以上は女性客、みんなおしゃれな服装をしてきて、劇場ははなやかな雰
 囲気に包まれていた。 やっぱり、生のステージはいい!

6.16  
 中島みゆきのコンサートツアー「TOUR 2010」のスケジュールが発表された。
 10月24日から1月26日までの全27公演、大都市での開催が中心になっていて、
 地方都市にはやってこない。 
 先行チケット予約は第3希望までだから、東京と名古屋の、できるだけみんなが行き
 そうにない日を選んで申し込んだ。
 抽選結果は7月12日に明らかになるけれど、何とか当選して欲しい。

6.15b  
 さいたま新都心駅に着いたのは、18時を少しまわった頃。 何も下調べをしないまま
 行ってみた「MOVIXさいたま」では、開始時間がいちばん近かった「プリンス・オブ・
 ペルシャ/時間の砂
」を観た。
 GC編集があたりまえになってしまったこの手の娯楽映画は、見ている瞬間を楽しむ
 だけで、あとに残るものは何もない。
 「MOVIXさいたま」は、最終上映の開始時間が21時を過ぎた設定になっているから、
 これからも映画を観るチャンスが増えそうだ。

6.15a  
 ワールドカップのカメルーン戦は、浦和のホテルの小さな画面のテレビで、決して鮮
 やかではないアナログ放送のものを見ていた。
 最初のうちは「ブブゼラ」の騒音が耳について仕方がなかったけれど、試合にのめり
 込んでいくにしたがって、それが気にならなくなったから不思議だ。
 ひとりで見ていたのに何度となく歓声を上げ、本田のゴールの瞬間には手をたたい
 て喜んだ。それまではあんなに酷評していたチームを、世間は手のひらを返したよう
 に賞賛するのだから、関係者はほっとしたことだろうね。

6.14  
 親知らず = 赤ん坊の歯の生え始めと違い、多くの場合親元を離れてから生え始めるため、親が歯の生え始めを
         知ることはない。そのため親知らずという名が付いた。
 右下のあごから、斜め横に突き出ていた親知らずを、抜いた。 怖かった。
 虫歯になり始めていたし、咀嚼の役に立っていないから抜いてしまおうと、先生と相談して決めたもの。
 この親知らずの先端が、上の一番奥にある歯に当たっていたので、その歯は窮屈な思いをしていたと思う。
 親知らずは、あごの骨にしっかりくっついていて、抜くのに苦労することが多いそうだが、今回は意外と簡単に抜くこ
 とができた。 今日は、飲酒とお風呂と激しい運動が禁止されている。

6.13  
 諏訪大社の御柱祭のあとは、各地区ごとに同様のお祭りが開催される。その名は
 「小宮の御柱」と呼ばれていて、今日は、原村の払沢地区の催しにお呼ばれした。
 本宮の御柱祭はどこかに緊張感があるのにくらべて、小宮のには和やかさがある。
 たとえばめどてこには女の子が乗っていたり、途中でみんなで記念写真を撮影した
 りで、本当に楽しんでいる様子がうかがわれた。
 1日で建て御柱まで終了してしまう「小宮の御柱」も、次は7年後 にならなければ参
 加することができない。

6.12  
 国民健康保険と市民税・県民の納通知書が届いた。
 確定申告の時にだいたいの金額はわかっていたけれど、それでも実際に届いてみると安
 心する。それは、市県民なんか、去年の4分の1以下の金額になっているからだ。
 収入の落ち込みがそんなに大きいとは思わないから、額の算出方法がよく理解できな
 い。
 これくらいの額ならば、何とか収めることができそうだからうれしい。

6.11  
 駒ヶ根インターで、名古屋から乗った高速バスを降りると、チャイルドシートに乗った琉くんが、お母さんと一緒にお
 出迎えに来ていてくれました。
 1週間ぶりに会った琉くんは、ほっぺのあたりがふっくらと膨らんで、かなり太ったように見受けられました。
 「クーイング」 = 落ち着いた機嫌のよいときに、「アーウ」「クー」などといったゆったりとくつろいでいるような声を出
          すことがあります。これはクーイングと呼ばれるもので、泣き声や叫び声とは違って、口やのどの
          形に変化が表れたために出る声で、言葉の発達の始まりです。
 が多くなったということですが、ずっと眠っているので、私はまだその様子に出合っていません。

6.10  
 お客さんから「顔色がいいですね」と言われる。 これは、田んぼの土手の草刈りと、御柱祭の見物のときにできた
 日焼けだ。それでは体調までいいかというと、やっぱり毎日疲れっぽくて、朝起きたばかりなんかはだるくてぐった
 りしている。
 昨夜は沼津で何回目かの整体をしてもらった。治療時にあれだけ痛かったのが、背中はどこを押されても心地よく
 なり、首の右側の筋の痛みもだいぶ和らいできた。
 体にひねりを加える治療の段階になってきたのは、最終的に背骨を動かすためなのだという。  

6.9  
 昨日買った夕刊で知ったのは、熱海五郎一座が6月18日から7月4日まで、池袋の
 サンシャイン劇場で、「男と女と浮わついた遺伝子」という公演を実施すること。早速
 インターネットでチケットの有無を検索したところ、まだ余っている日がある。
 自分のスケジュールと照らし合わせてみたのだが、残念ながら今回は行くことができ
 る日がなさそうだ。
 伊東四朗一座が本家で、伊東四朗が出演できない場合は、熱海→伊東、四朗
 朗
と名前を変えて、三宅裕司が座長の公演を行っている。

6.8  
 郡山での仕事が16時で終わるめどがついたので、今夜東京に何かイベントがない
 ものかとインターネットをのぞいたところ、なんと、なんと、なんと、ディファ有明で
 日本プロレス
の試合があるではないか。
 17時01分発の新幹線に飛び乗り、東京駅で京葉線に乗り換え、新木場でりんか
 い線に乗り継ぎ、国際展示場駅からタクシーを利用して、19時の試合開始に間に
 合った。
 当日行ってもリングサイドのチケットが手に入るなんて、以前には考えられなかったけれど、観客の中には若い女
 性もたくさんいて、黄色い声で声援を飛ばしていた。
 前から4列目の席が取れたディファ有明は、収容人員が1,246名と後楽園ホールよりも狭いくらいで、リングサイド
 の鉄柵が設置されていない。そのためもあってリングが客席に溶け込んでいて、観客とレスラーとのやりとりが楽し
 い。 やっぱりプロレスはおもしろいと再認識をした、至福の2時間半でした。

6.7b  
 毎週購入している「週刊朝日」と「サンデー毎日
 を、先週は買わなかった。鳩山さんが辞任したあ
 とだったから、情報が陳腐化していると思ったから
 だ。
 今日、茅野駅を発つときのキオスクで見かけた両
 誌を買ったのに、到着した新宿駅にあふれていた
 のは菅首相の写真たち。
 つまり、茅野駅で買ったのは、先週発行されたや
 つだということ。
 よく確認しなかった私が悪いのだけれど、ずいぶ
 ん損をしたような気分になっている。

6.7a  
 4日のブログには、仙石幹事長と枝野官房長官になりそうだと書きました。テレビも新聞もそう報道していたからで
 す。 私も、党内の「力関係」から、枝野官房長官は無理だと思っていたので、そのときは納得することができたの
 です、
 ところがふたを開けてみると、実際には逆で、枝野さんが幹事長で仙石 さんが官房長官でした。私が勘違いした
 かのかと思い、友人にも聞いてみたのですが、彼も最初はそういう情報だったと言っていました。
 なにごとにも先入観を持って望んではいけないのですが、「小沢さんは民主党から出て行って欲しい」と常々言って
 いた枝野さんを官房長官に据えたことは、従来の政治の「常識」からはずれた、すごいことだと思います。

6.6  
 新緑の駒ヶ根高原で毎年この時期に開催される 「くらふ
 てぃあ・杜の市」。
 今年は、2年前から欲しかった、木彫りのホオズキを手に
 入れました。
 この茎の部分は、あとから差し込むのではなく、無垢の木
 材から削り出したのだそうです。
 自宅の書斎の、私の机のマスコットになりました。

6.5  
 今日は、琉くんのお宮参り。 地区内にある神社にお参りをしたあと、近所の家々に
 立ち寄って、額に墨を塗ってもらいました。 これは昔から伝わっている「魔除けの」お
 まじないです。
 産まれたときの体重が3052gだった琉くんの体重は、1ヶ月で約4.5kgに増えて、
 かなりしっかりとした体つきになってきました。
 2週間後におじいさんが法事を計画しているため、今回は、出席していただく親戚を
 最小限にした経過があります。

6.4  
 私は、民主党の管総理大臣を中心にした新体制を、好感を持って受け止めている。
 仙石幹事長と枝野官房長官になったのなら、現状では最適の布陣だとも思っている。
 ただしこれはあくまで個人の感想で、仕事をベースとした捉え方をするならば、資本
 主義
経済体制の中で、民主党が試行しようとしている方向は、「社会主義的経済活
 動」の側面があることは否めないから、はたしてこれで景気が上向きになるかどうか
 は疑問の残るところである。
 ただ、人々の心が疲弊しきってしまっている現状に、なんとか光を与えて欲しいから、
 そしてそれができると思っているから、期待をせずにはいられないのです。

6.3  
 1日、首相は小沢氏と興石東参院議員会長との2度目の会談に臨んだが、首相は続投の意志
 を崩さなかった。会談は約30分間。硬い表情で姿を現した小沢氏らとは対照的に、
首相は「続
 投ですか」と記者団から声をかけられると、ゆっくりと左手の親指を立て、笑みを浮かべた。
 「
首相続投」と受け止められたこのしぐさがくり返しテレビ映像で流されると「不謹慎」との怒りが
 党内で一気に渦巻いた。党内の反発を抑えきれないと判断した小沢氏は1日夜から2日朝にか
 け、
首相に電話したとみられる。
 「両院議員総会で代表の解任動議を出してもいいのか」。小沢氏の最後通告に
首相は言った。
 「分かりました。では、幹事長も引いてください」。 政権のツートップが刺し違えた瞬間だった。


                    「日本経済新聞」   6月3日の朝刊からの抜粋です。

6.2  
 五木寛之さんの小説「親鸞」(講談社)がインターネットで公開(11日まで)されている。
 なかなかいい。フォントはきれいだし、文字の大きさは選べるし、マウスでページをめく
 る感覚もスムーズだった。ただなあ。なんだろう、この物足りなさは。30分近く小説世
 界に入り込みながら、最後は本が「逃げていく」感じがある。
 今年は「
電子書籍元年」という。過去何回か言われてきたが、今回は読むための電子
 端末
が充実。本当の「元年」になるらしい。先月末の新型携帯端末「iPad」の発売日も、
 東京都内の店に長い行列ができて騒ぎになった。私は信じないが、この数週間、紙の
 本がなくなってしまうような雑誌やテレビの特集も多かった。
 ネットで読むには苦労はいらない。何度かクリックすれば、すぐ読める。ただ、端末で読
 む本は、私には「情報」にしか思えない。何か別の作業を始めるための。
 だから、別物なのだ。
ネットの「親鸞」の最終ページには「全国書店で絶賛発売中」とあった。出版社は紙の本も買
 って欲しいのだ。少しほっとした。


                「発信箱」   社会部・滝野隆浩     毎日新聞 6月2日号から抜粋しました。

6.1  
 高校を卒業してから約1年間は、独身寮の4人部屋で生活をしていた。 そのあとは、茅野市の上川沿いにある大
 島新聞店の3階にある四畳半の部屋に下宿をした。
 一人暮らしのおばあさんが、朝食を食べない私を気遣って、卵の入った味噌汁をよく運んできてくれたものだった。
 その部屋の外壁にはスチールのハシゴがかかっていて、友達が夜中にそこを登ってきた。
 家賃がいくらだったかはっきり覚えていないが、今でも夢に出てくるのは、家賃の支払いがたまってしまい、どうしよ
 うかという場面。
 大島のおばあさんをはじめとして、一度はお線香を上げに行かなければならない、その頃にお世話になった人たち
 が何人もいます。