あと あと のあと  2010年 4月

4.30  
 伽藍造営には四神相応の地を選べ 伽藍造営の用材は買わず山を買え山の木
 は生育の方位のままに使え 木組みは寸法で組まず木の癖を組め


 これは、法隆寺の宮大工に代々伝わる教えで、古代の工人(宮大工)の智恵だ
 という。
 法隆寺の南大門の柱に節があるのが目立つわけは、柱に使った木の南側が成
 長が早いのが、そのまま現れているのだそうだ。
 南向きの南大門だから、山にある木の生育の方位のままに使ったわけだ。この
 ように、何事も自然体でのぞめられれば、それがいちばんいいのです。

4.29  
 −−大臣に就任して7ヶ月がたち、4月20日に「厚労版マニフェスト」とでも言うべき、省
 体と局ごとの半年間の目標を発表しました。そこでは、「
からの『驕り』の一掃」などを課題
 に掲げ、「
に不足する7つの能力の向上」として、「実態把握能力」や「コミュニケーション能
 力」、「新政策立案能力」といった、仕事をする上での基本的な能力も足りないとされています。

 たしかに官僚の人たちにとっては屈辱的なことでしょうね。これまでの人生で、「能力が不足し
 ている」と言われたことはないでしょうから。でも、
内の実態を見たら、書かざるを得なかった
 んです。
 大臣になって本当に驚いたのですが、厚労
という組織は、これまで明確な組織目標を定め
 たことがなかった。
の目的がないから、局や課の目標があるわけがない。組織目標が定ま
 らないと、個々の職員も自分の目標を立てられません。そこで今回はじめて
の目標を立て、
 それに基づいて
の目標を立てた。「目標を立てるのは面倒くさい」と言っているもありますが、「やってよかった」
 という
もある。なにせ、長と課長が集まって今後半年間の目標を話し合う場を持つこと自体が初めてだったとい
 うんですから。
民間の感覚からすれば、あり得ない話です。

               「省内改革に挑む・長妻昭厚労省インタビュー」 週刊朝日  5.17号からの抜粋です。

4.28  
 朝、八王子のデニーズで遅い朝食を採っていたところ、後ろの方で何かが倒れたよう
 な大きな音がした。慌てて振り返ってみると、お客さんの一人が床に横たわっている。
 一緒にいた人たちがまわりを取り巻き、レストランの従業員もかけつけて、一時は騒
 然とした雰囲気になった。
 少し経ってその人は立ち上がったのだが、2〜3歩歩いただけでまた倒れ込んでしま
 った。今度は倒れる様子を見ていたけれど、意識がなくなった人の倒れ方は、腕で頭を保護しようとしないから、崩
 れるように倒れて床に頭をぶつけ、ゴツンという鈍い音をさせた。
 一緒にいた人は、「大丈夫です」と従業員に言いながら介抱をしていたから、これは突発的なことではなかったから
 だろう。 私は朝食を食べ終えてデニーズから出てしまったので、その後どうなったのかはわからない。

4.27  
 先週水曜日の21時から、TBS系テレビの地上波で放送された韓国ドラマ「アイリス」。韓国での初回視聴率は24.
 5%、平均視聴率は30%を超え、最高瞬間視聴率は50.2%を記録したという。
 そんな宣伝文句に惹かれて録画しておいたのだが、最初の5分間くらい見ただけでやめてしまった。そして毎週連
 続で録画を予約しておいたものも解除した。
 ドラマの中に入って行かれなかった理由は、日本語による吹き替えになっていたからだ。そして、私にとっての韓国
 ドラマ
の魅力は、会話の歯切れの良さにあるのだということがわかった。
 3D映像を見ていると疲れるから、吹き替えで見るのがいいと言われている「アバター」だって、私は吹き替えでは
 臨場感が伝わってこないためにもの足らない。 それと同じことだと思った。

4.26  
 会社の中では序列やルールがあるから、権力や腕力を使えば社員や上の人の指示に従うの
 は当たり前だ。しかし、
権力やルールで社員に指示しても、本当に人は動いてくれるものでは
 ない。
権力によってではなく感動によって人を動かすのが真の経営者ではないのか。

            「ガラスの巨塔」  今井 彰   幻冬舎  ¥1600+税

 「この小説を書くためにNHKを辞めました」 巨大公共放送局を舞台に渦まく野望と嫉妬。
  会長の寵愛、出世と金、怪文書、元NHK看板プロデューサーが書き下ろす問題小説。
 これが、この小説のキャッチコピーです。作者は「プロジェクトX」のプロデューサーでした。
 ちょっと一方に偏っているような気がしますが、半官半民のNHKらしい内容です。

4.25c  
 夕方、病室をのぞいてみました。
 保育器に入っているとばかり思っていた赤ちゃんは、病室の、お母さんの横の小さいベッドにいました。
 お母さんがだっこすると、安心したような表情をみせます。 まだこの世の中に出てきたばかりな
 のに、もう一人前の雰囲気です。
 おっぱいの飲み方がまだわからないから、上手に飲むことができないとお母さんは言っていました。

4.25b  
 今日は、横浜の緑区まで、親戚の法事に出席するために出向きました。
 今朝、自宅を出発するときに見た屋外の水が入ったバケツには、しっかりとが張っており、夜中に病院に行ったと
 きの外気温は0度、とても4月の陽気ではありません。
 それと関係あるのかないのかわからないけれど、もう終わっていたと思っていた花粉に悩まされた一日でした。抗
 アレルギー剤の服用を3日前にやめ、今日は緊急用の対鼻炎カプセルを持参しなかったため、鼻が壊れたと思うく
 らい鼻水が出っぱなしで、今季いちばんのひどい症状でした。
 持っていたハンカチを3枚だめにして、鼻のまわりは真っ赤っかでヒリヒリ状態です。

4.25a  
 0時48分に男の子が生まれました。 予定日より4日早い出産でした。
 お母さんの横のベッドにいる赤ちゃんは、もう目を開けて、大きな声で泣き、おっぱいをねだ
 るように、口をもぐもぐさせていました。
 男の子か女の子かを内緒にしておくように頼んだ私は、病院ではじめて男の子だということ
 を知ったのです。 寅年の子どもだから、たくましく育って欲しいです。

4.24  
 ほとんど 一日中、車庫の片付けに時間を取られた。 いろいろな荷物に占領されて
 しまった車庫に、もう半年間も車を入れられないでいる。
 電化製品は分解して、金属とプラスチックと基板や配線類に分別しているから、思う
 ように進まない。
 アルミでできたコーヒー缶(ボトル)には、タバコの吸い殻が思いっきり詰められてい
 て、それを取り出したのだが、写真のようなすさまじい状態だ。 タバコを吸わない私
 が、どうしてこんなことをしなければならないんだい?
 マジェスタを停められるようにするには、あと一日くらい必要だ。

4.23  
 地元の開業医「すこやかクリニック」に、2ヶ月に1回のサイクルで定期検診に行っている。
 今日の血液検査の結果、100以下でなければならない血糖値は91という値で、努力をしている結果が出ているよ
 ってほめられた。 前回の検査で良くなかったコレステロール値は、次の通院までわからない。
 その足で伊那中央病院に、術後1年経過の検査をお願いに行った。私の担当医の外来診療は火曜日と木曜日だ
 から、スケジュールが合うのは1ヶ月後になってしまうけれど、予約を入れてきたところ。
 この5月で手術してから丸4年経ったことになる。最近空腹時でも胃がもたれるような感じだから、少しだけ心配している。

4.22  
 かつてわが国には、260余年に及ぶ平和で幸福な時代があった。その江戸時代
 の前はどうしようもない内戦の時代であり、その後はさらにどうしようもない戦争の
 世紀がやってきた。
 口で言うのは簡単だが、なにせ260年である。これほど長きにわたって戦をしなか
 った国家というのは、人類史上に例がない。どこの家でも十何代もの家族が、悲喜
 こもごもはあったであろうがともかく畳の上で死んだのである。
 平和が長く続けば、
階級社会が確立する。手柄の立てようはなく、またその必要も
 ないから、おのおのがその生活に甘んじていればよい。人々は生まれ育った環境
 に安住するので、ヒエラルキーは自ずと強固になっていく。そうしたいわゆる
封建社
 会
が、不公平なものだと決めつけるのは後世の価値観であろう。真の幸福は客観
 では測れず、個々の幸福感がその実体であるから、無理な夢や希望のはなからな
 い
階級社会は、あんがい幸福に満ちていたはずである。
 
階級社会の確立によって人生は世襲される。殿様の子に産まれれば、いずれ殿様
 かそれに準ずる人生が約束されており、百姓に生まれればこれもまた同様である。
 
階級間の超越はありえず、階級内においても序列の変更はまずないと言ってよい。
 すると、おのおのはその生まれついての職分を全うしていればよいわけで、これは
 どう考えてもヒエラルキーにかか わらずラクチンな人生であろう。


                        「ハッピー・リタイアメント」  浅田次郎    幻冬舎  1,575円

4.21  
 長男と吉祥寺で待ち合わせて、波動スピーカーを視聴しに行きました。
 「今までのスピーカーは、2つからバラバラの音が聞こえていました。もともと1つ の
 場所で鳴っていた音を分解してしまうことが、そもそもリアル感を損ないますが、さら
 に『リスニングポイントにいないと良い音は聞こえない』という状況であり、そのような
 制約がある中では音楽は楽しめないのです。
 もともと音楽は、お茶を楽しみ、くつろぎ、リラックスしながら聞いて欲しいという作曲
 家達の願いが込められています。それをある一点で座って聞くように、と強制するの
 は、音楽家の願いに反します。波動スピーカーは、より音楽家達の願いを叶えたス
 ピーカーなのです」 というのがメーカーの解説です。
 視聴の結果、その場で注文してしまいましたが、決して衝動買いではありません。

4.20  
 東横イン新宿歌舞伎町に宿泊している。 
 ホームページ転送ソフトに接続できない東横インは、宿泊の対象ではなかったけれど、無線でプロバイダーとの通
 信ができるようになってからは、手頃で過ごしやすいホテルとしてよく利用するようになった。なによりも、駅のそば
 にあるから便利だ。
 久しぶりに歌舞伎町に来て驚いたことは、旧コマ劇場周辺にあった映画館が減ってしまっていること。確か、4館く
 らいあったはずのものが、たった1館しかない状態だ。
 映画離れが加速しているのか、はたまたコマ劇場という核になる施設がなくなったためなのか、何とも寂しい限りだ。

4.19  
 このところ月曜日は空けていたのに、仕事を入れることになってしまった。その仕事
 が15時に終わったので、近くにある、岡谷市の早出(いずはや)公園に行ってみた。
 先日、ラジオのニュースで、カタクリ祭りをやっていることを聞いたからだ。
 そこには、広い境内に、たくさんのカタクリの花が群生してた。静かなたたずまいの境
 内は見学者もまばらで、しばしの間、落ち着いた時間を過ごすことができ、精神修養
 になりました。 撮影した写真は、週末に表紙にアップします。 

  これは公園のホームページにあった写真です。

4.18  
 楽天ショップのメールマガジンで、「独自の新発想で誰
 でも易しく打てる!強弾道ユーティリティー」の案内があ
 って、1本5,880円だという。
 宣伝を見ていると私でも使いこなせるように思え、さらに
 ポイントを充当できたので、4番を注文してみた。
 結果はいうまでもなく、ゴルフは道具できないことが、再
 認識できただけのこと。

4.17  
 朝、目が覚めたところ、窓の外がいやに静かだった。カーテンを開けると、なんとぼたもち雪が降っているではない
 か。雪と桜のコラボレーションなんか滅多に見られないからと、カメラを持ち出して撮影をした。 
 午前中は床屋さんに行って、昼ころ家に帰ってきて土手を見たところ、もう「アズキッパ」が顔を出している。そこで、
 ビクを腰につけて摘み草を始めた。
 額に汗を浮かべて、2時間くらい田んぼの土手にいただろうか。かなり大きなびくにいっぱい、「アズキッパ」が採れ
 た。冬の間地面の下で暖かくなるのを待っていたのに、顔を出したとたん摘み取られていい迷惑だったろうけど、夕
 食のときにおひたしにして食べさせていただきました。

4.16  
 昨日と今日は、今月から改善活動が始まった会社に、それぞれお伺いしました。
 今朝なんかは5時半に起床して、本当に久しぶりの早朝の移動でした。
 私の自己満足かもしれないけれど、この2日間で、何人かの人に確実に「希望」をお渡しすること
 ができたと思っています。
 そういった意味では、私の仕事は、やりがいのある仕事なんだなと、再認識したところです。
 一般的には定年を迎える年齢なのに、こうやって仕事を持って働いていられること自体、ありが
 たいことなのでしょう。
 しかし一方では、最近70歳を過ぎたばかりの文化人が次々と亡くなっていくのを目にすると、心
 境は複雑です。 残された限りある時間を、どうやって生きればいいのでしょうか?
 とかく人は、自分にはないものをねだりたがります。私もこんなたわいもないことを考えながら、ま
 た来週も仕事に出かけていくことになるのでしょう。

4.15  
 朝は無事にエンジンがかかったので仕事に出かけていき、夕方、イエローハットでバッテリーを交換した。
 今日は一日中寒くて、昼近くには雪がぱらつくような陽気だった。 明日の朝は長距離移動だから、雪が積もること
 を心配したけれど、それ以上降らなかったからひと安心。
 この陽気で野菜が高値になっているというけれど、これじゃあいろいろなことが狂ってしまうね。

4.14b  
 夜9時20分にあずさが茅野駅に着いた。
 駐車場に停めてあったマジェスタのそばに行っても、ドアのところの照明が点らない。仕方がないのでキーで開け
 て入り込んだけれど、エンジンは始動してくれない。どうやらバッテリーが上がってしまったようだ。
 バッテリーが劣化していたことはわかっていたけれど、なかなか事前に交換できるものではない。JAFに電話をし
 て来てもらったのが30分後。あっという間にエンジンがかかり、こんなときだけ会員になっていてよかったと思う。
 24時間営業をしているガソリンスタンドを紹介されていってみたけれど、作業時間外だとのこと。バッテリーは渡せ
 るけれど自分で取り付けなければならないようだ。
 これから自宅に帰れば夜中になるし、明日の朝は早く出かけなければならないから、自分で交換するなんてことは
 不可能だ。 あとは、明日の朝、エンジンがかかってくれるのを祈るだけ。

4.14a  
 週刊誌に載っている数独に、5回に1回くらいはチャレンジする。 今週のサンデー毎日のやつ
 は、初めて出会った★★★★という難度の高い問題だ。
 全部クリアーしたときの快感を味わいたくて、鉛筆を片手に数字を入れはじめた。なぜ鉛筆かと
 いうと、途中でつまづいてしまうと、全部消さなければならないため。
 間違いやすいのは、印刷してある数字と手書きの数字と見た目が違うため、ついついダブって
 記入してしまうことだ。今までも何回悔しい思いをしたことか。
 それでもだんだんコツを覚えてきて、今回の★★★★は22分で完成させることができた。

4.13  
 今日の関東地方の気温は、朝の最低気温と昼の最高気温との差が15℃もあったという。これでは健康な人でさ
 え体調を維持するのがたいへんだ。 さらに、このところ、埼玉地方の花粉の量は非常に多いという。
 そのようなことも影響していると思われるが、この1週間ほど体調が優れない。微熱が抜けずに、倦怠感に覆われ
 ている。ホテルに帰って、ブログを更新する気力も湧かないのだから困ったものだ。
 どうすればいいかわからないけれど、私の体が何らかの信号を発信している。

4.12  
 大宮の定宿になっている某ホテルは、宿泊するたびにいらいらさせられる。
 まず部屋に入って真っ先にすることは、狭い机にいろいろなものが置かれているから、
 それを冷蔵庫の上に移してコンピュータを置くスペースを作ること。ところが、AC100
 Vのコンセントが備わっていないから、その冷蔵庫を移動して、壁のたこ足配線になっ
 ているところのコンセントの空いた 部分を使うことになる。
 いちばん都合が悪いのは、枕元に読書灯がないこと。薄暗い天井の照明では、とて
 も読書をする体勢に入れない。
 柔らかすぎるベッドに横になると、頭にカーテンのすそがあたり、窓際ではそよそよとがそよぎ、隣の部屋の声が
 もろに響いてくる。 さらにユニットバスは狭くて足を伸ばすことができない。
 古い造りのホテルだから、仕方がない部分があるのだけれど、ビジネスマンを対象にしたホテルとしては合格点を
 つけられない。

4.11b  
 10時から、NHK・BS1で、ロサンゼルス・エンゼルスの野球中継を見ていた。
 松井が、第2打席と第3打席で2塁打とヒットを打ったことで安心して、チャンネルを
 「開運なんでも探偵団」に切り替えてしまった。
 そのまま昼ご飯に呼ばれ、そのあとソファーに横になってうとうとしているうちに、
 井
のことはすっかり忘れてしまっていた。
 さよならヒットを打ったのを知ったのは、夜7時のNHKニュース。そんなわけで、大興
 奮の瞬間を、見逃してしまいました。

4.11a  
 冬期間だけ室内に置いてある植物を、もう霜が降りる心配はなさそうだということで外に運び出した。
 室内なのに、鉢にはアリが群れていて、箱庭のようになっていた。以前は、蛙が住み着いたこともあった。
 こうやって、季節の移り変わりに、ひとつずつ対応していきます。

4.10b  
 長男夫婦と、桜で有名な高遠城址公園にお花見に行った。
 高遠のコヒガンザクラは紅いことで有名なのに、今日見た印象は白っぽく感じたのだけれど、これは先入観のなせ
 る技なのだろうか。そう、訪れたのは、それほど久しぶりなのです。
 もうひとつ印象が違ったのは、思ったよりも人出が少なかったこと。開花日が例年よりも10日近く早かったから、ツ
 アーのスケジュールがずれてしまったのかもしれない。
 満開の桜を GALLERY にアップしました。 お花見の気分のお裾分けです。

4.10a  
 やっと、スタッドレスタイヤをノーマルタイヤに交換した。
 休日は混んでいると思い、ガソリンスタンドに予約を入れてあったのだが、「もうほとんど終わって
 いますよ」とのことで、そんな心配をする必要はなかった。
 この冬は走行距離が少なかったため、また来シーズンもこのスタッドレスタイヤが使えるようだ。 
 車が身軽になったから、さあどこに出かけましょうか?

4.9  
 ずいぶん昔に読んだことがありそうだと思いながら、KIOSKの本棚に並んでいた文庫本の題
 名に惹かれて購入した。
 読み始めたところ、どんどんストーリーに引き込まれて、一気に読み終えてしまった、
 1975年に発表された作品なのに、少しも時代が色あせておらず、展開がちょっと大げさなと
 ころを割り引いても、第一級のミステリー小説だ。
 インターネットで検索していくうちに、1976年に映画化され、日中国交正常化の直後に上映
 され、中国で有名になった映画だったことを知った。
 2007年の8月に亡くなった、西村 寿行(にしむら じゅこう)さんの作品です。これで、彼の作
 品をいくつか買い求め、読むことになりそうです。

4.8  
 西武池袋駅で、特急のレッドアロー号に乗ろうと思ったけれど、当然のように満席だ
 った。仕方がないのでキャンセル待ちを求めて並んでいたところ、私の前の前の人で
 売り切れてしまった。
 次の便のチケットを手に入れたが、30分の待ち時間があったので、夕食をすることに
 した。
 駅構内の立ち食いそば屋さんで注文したのは豚汁定食。出てきたのは、お米の味が
 ちっともしないパサパサしたご飯と漬け物と豚汁のセット。
 豚汁の中身を注意しながら食べたけれど、具は野菜ばっかりで、豚肉らしきもの は一切れも入っていなかった。
 350円の値段では無理かもしれないが、あれは豚汁とはいえないぞ。

4.7  
 本日、14時30分現在のAmazonのブックランキング。「くたばれ!ISO。」は、
 6106位。 数字が4桁になるのはかなりすごいこと。
 「続・くたばれ!ISO。」は、18,409位。 未だかって、「続」の方の数字が上
 回ったことがない。
 「製造現場ではじめるコスト削減法160」は、95,369位で低迷中。 だいいちこんな本があることを、みんなはどう
 やって知ればいいのだろうか。
 それでも、こうやってブックランキングを見る楽しみがあるのだから、ありがたいことだと思っています。

4.6  
 御柱祭のダメージがまだ残っているのか、頭の後ろ側が重かったり、足がほてったりして、体がだるい。
 今夜は、新幹線の中で途中まで書いた原稿を仕上げようと思っていたけれど、ホテルに着いたとたん何もしたくなく
 なってしまい、ぐうたら決め込んでしまった。
 仕事をしているときは疲れているような仕草を表に出したくないから、いつもよりは張り切ってしまいがちになるので、
 その反動も大きいようだ。
 緊張感を維持し続けることはたいへんだけれど、いったんだらけてしまうとなかなか元に戻すことはできないから、
 本当は強靱な精神力が必要なのだけれど、私にはまだまだそれが不足している。

4.5  
 新幹線の自由席の乗客は、どうしてこんなにマナーが悪いのだろう。
 大宮駅で乗り込んだ上越新幹線。みどりの窓口で「指定席ですか?自由席ですか?」と訊かれ、どういうわけか
 今日は自由席にしてしまった。
 車両に乗り込んでまず目に付いたのは、入り口の座席の窓際に座っている女性の乗客が、通路側の席に荷物を
 置いていて、それを動かそうとする気配も示さないこと。前後の客は網棚に荷物を載せて席を空けているのに、そ
 の乗客は我関せずといった感じ。
 もう少し奥の夫婦らしい二人連れの客は、座席を向かい合わせにして、それぞれが前の席に足を投げ出している。
 そして、二人とも目を閉じて、居眠りを決め込んでいるではないか。
 車内がガラガラならまだしも、乗車率も結構高く、ほとんどの席が埋まる状態なのにこの有様だ。これらの乗客は、
 全部私よりも年配(たぶん)の人たちだから、よけいに腹立たしくなってしまうのです。

4.4b  
 25年くらい前に、友達から買ったタンノイのスピーカーHPD/295/8。 確か、2本
 で10万円だったと思う。 
 物置を整理していたところ出てきたこのスピーカーは、コーンのウレタンエッジの部分
 がぼろぼろになったために、ガムテープで補強されていた。
 手に入れてから5年後くらいに家を新築したので置く場所がなくなって、物置にあった
 ものを長男がみつけて、すこしの間使ったのだと思う。
 柔らかないい音がしていたから、メーカーに出してエッジを修理することも考えたけれ
 ど、インターネットオークションに出品されていたものの値段が12,000円だったの
 を見て、壊して捨てることに決めた。

4.4a  
 夕方、張り切ってジョギングに出かけたのに、が重くてちっとも動かない。たぶん、昨日の御柱祭でたくさん歩い
 たせいだろう。
 いつものルートの半分も行かないうちに、もうれなくなって歩き出してしまった。
 そんな私の横を、地元では有名なママさんランナーが、「こんにちわ!」と声をかけて、ものすごいスピードで通り過
 ぎて行った。

4.3  
 御柱祭の2日目。自宅を5時に出て諏訪に向かった。
 今日のクライマッマクスは木落し。8本ある御柱のうち4本が落とされた。親戚の家の
 地区が所属しているのは「前宮2」という柱で、前宮に立てられるもの中では2番目に
 太いもの。
 親戚がはっぴを用意してくれたので、木落しの会場の中にまで入ることができて、
 柱祭
の醍醐味を満喫することができました。
 たくさんの写真をギャラリーにアップしましたので、ご覧になってください。
              MOVIEもアップしました。

4.2  
 今日からの3日間は、諏訪の御柱祭にべったり張り付こうとしていたのにあいにくの
 雨降り、したがって、明日の朝早くから行くことにした。
 事務所から持って来たものの片付け作業に引き続き、車庫やその二階の物置にあ
 る不要なものの整理に着手した。
 いちばん手間取っているのがVHSカセットテープ。子どもたちがテレビの番組を録
 画したものの、見ることなくそのままになっているものがたくさんある。「片付けてもい
 いか?」と聞いたところ、「いい」という返事だ。
 今やDVDが主流で、VHSは再生機もテレビのラックにセットされていない。画面も鮮
 明なデジタルのものに慣れてしまったから、きっと再生しても鑑賞に耐えられないのだろう。
 ネジを5本外して、中にある細い金属のバネなどを分別してとなると、解体に結構時間がかかってしまうのです。

4.1  
 おばあさんがいた頃は、家に帰ってくると皮をむいたリンゴがお皿に盛ってあったので、それをつまんで食
 べることができたのに、今は誰もむいてくれる人がいないので、たくさんのリンゴが箱に入ったままになっ
 ている。
 じゃあ自分でむけばいいのにと思うでしょうが、私は子どもの頃から、リンゴの皮の感触が苦手なのです。
 あの皮に触れるだけで、体全体がこそばゆくなってしまうのです。
 だから、あのリンゴたちは、陽気が暖かくなるのにしたがって、腐っていく運命にあります。