あと あと のあと  2010年12月

12.31
 昨夜は早めに床についたけれど、今朝目が覚めてもまだ頭の奥の方に痛みが残っていました。
 だから、昨日発送してくれたという、おせち料理が届くのが楽しみです。
 今も慌ただしいまま1が終わろうとしています。還暦を迎えました。孫の顔を見ることができ
 ました。こんな表現をすると、人生の終着点に向かっているようですが、まだ自分自身に突き付
 けなければならない課題はいっぱい残っています。ただはっきり言えることは、自分でやりたいこ
 とが躊躇なく実行できた1だったということです。
 今間たいへんお世話になりました。来も引き続きよろしくお願いいたします。

12.30  
 昨夕の6時30分ころ京都の会社に入って、今朝の6時30分までの12時間、おせち
 料理
の盛り付けに立ち会った。アルバイト約120名を動員して、6種類をふたつのフ
 ロアで順次生産したもので、前段取りのお手伝いをした成り行き上、運用までを見届
 けたかったもの。
 15℃にコントロールされた室内で、ほとんど立ちっぱなしの完全徹夜という、私の身
 体にいちばんよくないことをトリプルで押しつけて、今年の客先での仕事は完全に終
 了しました。
 このような「修羅場」を体験すると、時給というかたちでアルバイトの皆さんに支払わ
 れる、お金の価値がよくわかります。私が帰って来たあとも生産は続けられて、14時半に全部終了したとの連絡
 が、その会社の常務から、自宅に帰っていた私のもとに届きました。本当に、お疲れ様でした。

12.29  
 今、中国の人たちと個人的に話をすると、彼らが何を恐れている
 のかがわかります。それは日本の政治情勢なのです。
 彼らは鳩山氏や菅氏、あるいはその後に来る人のことを心配し
 ているのです。何とも皮肉なことではないですか。彼らが言わん
 としているのは、日本の
右傾のことなのです。
                (アーミテイジ 米・元国務副長官)

      「日米同盟vs.中国・北朝鮮」 から抜粋しました。

 私も同じように、もうずっと前から、自民党政権が崩壊するようなことがあれば、シビリアンコントロール(文民統制)
 が維持できない局面が来るのではないかと考え、それを恐れていました。なぜかというと、日本には、本当の意味
 での民主主義が、定着しているとは言えないからです。

12.28b
 「印鑑証明や住民票が、コンビニでも簡単に取得できます」という市役所の働きかけ 
 に応えるかたちで、「住民基本台帳カード」を作成した。これも電子化されていて、使
 い方によっては便利になるのだろう。
 クレジットカードはできるだけ作らないようにしているが、手元にはこんなかたちでい
 ろいろなカードが増え続けていて、管理するのがたいへんになっている。 
12.28a  
 来年になるといつ行かれるかわからないので、昨日から可能になった運転免許証
 書き換え手続きをするために、地元の警察署に行った。
 この3年間は違反がなかったので、ビデオテープの映像を見るだけでいいと思ってい
 たのに、なんと1時間の特別講習が必要なのだという。それも1月27日が誕生日の
 私が受けられるのは2月の講習会で、当然のように私のスケジュールは埋まってい
 る。なんとか調整をして予約をすることができたが、あてがはずれてしまった。
 去年の国の事業仕分けで、使い途のいい加減さがわかってしまった、交通安全協会費は収めなかった。受付の可
 愛い女の子がいくら笑顔を振りまいても、今回だけは妥協できない。

12.27b
 午後は県庁で、事業仕分けの説明会と模擬仕分けの実演。事業仕分けの目的と進め方については、運営をリー
 ドする「構想日本・事業仕分けチーム」の説明でよく理解できたけれど、そのあとの「広報事業」を対象にした模擬
 仕分けは、枠にはまっていて全然もの足らなかった。
 そこで私の質問 = 松本で仕分けをしなければならないけれど、切り口としてどの程度まで許容されるのか。
          私の「事業」に対する認識は、何かを実施して新しい価値を生み出すことだと思っているけれど、
          ここには税金を使うことばかりで収入を得るといった発想がない。テレビの広報番組の視聴率
          が11%もあるのなら企業広告を募ればいいし、ホームページのアクセスが月に74万件もある
          のなら、やっぱりバナー広告を貼ればいい。
          つまり、「公共事業の公平性」のような、従来の価値観からはみ出てもいいのか。

 それに対する回答はさておくとして、いただいた事業シートに対する質問の提出期限は1月5日。民間企業に軸足
 を置いていて、行政のことについては全く興味のなかった私は、相当勉強しないと仕分け人の役目を果たすことが
 できない。やっぱり今年の正月は、遊んではいられないのだ。
 
12.27a  
 携帯のアラームを6:50分にセットしてあったのに、胃液が気管に詰まって苦しくなって、30分前に目
 が覚めた。それでもよくしたもので、月曜日には仕事ができる身体になっている。
 昨夜の安藤美姫のスケーティングに魅了されたから、昼ころビックハットに寄って、フィギュアスケート
 のエキシビジョンのチケットを手に入れようとしたけれど、15時から発売で、すでに人が並んでいたか
 らあきらめた。

12.26b
 年賀状をようやく仕上げ終えた。
 昨年はすべての年賀状に添え書きをしたけれど、今年はそれだけの気力がなかっ
 た。 ごめんなさい。
 差し出し期限の25日には間に合わなかったけれど、元旦に届いてくれるかな?
 
12.26a  
 昨夜は、子供たちと松本に住んでいる弟夫婦が我が家に集まってクリスマスパーテ
 ィ
の開催でした。
 ピザにケーキにローストチキンに手巻き寿司と、ごちそうがいっぱいテープルの上に
 並べられたけれど、私はほとんど口にすることができずに、途中で退席して寝室で横
 になるような状態でした。
 今日も午前中はベッドの中でぐだぐだしていて、今年最後のG1・有馬記念は外しま
 した。バイオリズムが下降線をたどっています。

12.25  
 午前3時ころ、激しい嘔吐感に襲われて目が覚めた。そのままトイレに直行して胃液中心の内容物を吐き出した。
 そのあとベッド横になっていたが、胃のあたりがしくしく痛んで眠れない。
 2回目の嘔吐感が訪れたのは7時30分ころ。さらに吐き出すものがなくなっているので、ゲーゲーとうなっているだ
 けだった。
 この状態が長引くといろいろなことに影響するので、早めに治そうと思って地元のかかりつけ医に通院した。何が
 原因かわからないが、1年に1回くらいこんな症状になる。お医者さんでは点滴と飲み薬を処方してもらい、だいぶ
 楽になった。
 はっきり自覚できるのは、手足や身体が冷え込んでいること。だからこのあと腰湯に浸かります。これは、身体が静
 養を求めているのではないかと、私自身は思っている。

12.24b  
 21日の夜遅くに届いたメールは、長野県の総務部行政改革課からのものでした。
     「『信州型事業仕分け 県民委員選考委員会』で慎重に選考を行った結果、下記により
      県民委員としてご参加をお願いすることとなりましたので、ご連絡申し上げます

 という内容 でした。
 選ばれた県民委員は全部で8名。4つのグループを2人ずつが受け持ち、私はD班の「商工労
 働・企画・建設」の担当です。スケジュールを見ると、1日で7つの事業を「仕分け」ることになっ
 ています。
 仕分け作業は広く公開されて傍聴自由。一部がケーブルテレビとインターネットで中継されま
 す。気楽に応募してしまったけれど、よく考えてみるとたいへんなことだ。
 来週の27日(月)に、県庁で事前説明と模擬仕分けが実施され、本番は来月の15(土)に長
 野市、16(日)には松本市で、それぞれ開催されます。
 事前説明会で仕分けシートが渡されるから、正月休み返上で予習をしなければなりません。

12.24a  
 芽衣子は愛する人の腕の中で息を引き取りました…。「あなたの命で償いなさい」と
 言い続けながら復讐を終えて、彼女は、最後に自分の命ですべての精算をしたので
 す。
 歳のせいかすっかり涙もろくなっちゃって、「ギルティ 悪魔と契約した女」の最終シー
 ンには泣かされました。
 菅野美穂さん、あなたの演技には感服です。また次のドラマで会いましょう!
12.23  
 営利のもっとも自由な地域であるアメリカ合衆国では、営利活動は宗教的・倫理的な意味を取
 り去られていて、今では純粋な競争の感情に結びつく傾向があり、その結果、スポーツの性格
 をおびることさえ稀ではない。将来この鉄の檻の中に住むものは誰なのか、そして、この巨大な
 発展が終わるとき、まったく新しい
預言者たちが現れるのか、あるいはかつての思想や理想の
 力強い復活が起こるのか、それとも−−そのどちらでもなくて−−一種の異常な尊大さで粉飾
 された機械的化石と化することになるのか、まだ誰にもわからない。それはそれとして、こうした
 文化発展の最後に現れる「末人たち」にとっては、次の言葉が
真理となるのではなかろうか。
 「精神のない専門人、心情のない享楽人。この無のものは、人間性のかつて達したことのない
 段階にまですでに登りつめた、とうぬぼれるだろう」と。


            「プロティスタンティズムの倫理と資本主義の精神」  〜ウェーバー〜

        「だめになる会社 〜企業はなぜ転落するのか?」  高橋 伸夫(ちくま新書)からの抜粋です。

12.22b  
 今夜はお客さんと大宮で忘年会。祭日の前夜ということもあってか、大宮駅の東口付近の繁華街は、ものすごい人
 出で通行するのもたいへんなくらいだった。
 2次会に連れて行ってもらったのは、女の子がたくさんいるお店。この類のお店に顔を出すのは本当に久しぶりのこ
 と。何人ものホステスさんがいたけれど、お客さんが怒濤のように押し寄せてくるので、彼女らの顔は引きつり気味
 で笑顔が少なかった。
 忙しいのは今夜くらいで、週末の金曜日はクリスマスイブだから、お客さんは家に帰ってしまってたぶん暇だろうと、
 私の横についたJUNちゃんは言っていた。

12.22a  
 もし私が菅首相の立場だとしたなら、今何をするのだろうかということを、無責任に考えてみた。
 まず小沢一郎は除名する。執行部の指示に従わないのだから仕方がない。そして、総選挙の
 時に500万円を個人的に渡した人たちを引き連れて、新党を立ち上げていただく。
 私がいちばんイライラするのは、民主党の代表選挙で雌雄を決したのに、そのあとはノーサイド
 だと言っていながら、菅内閣の足を引っ張る輩たちがいることだ。せっかく政権交代を実現した
 のだから、内輪もめをしているときではないのだ。
 そして次は、民主党に残った人たちと、野党の全議員に対して、意思表示をしてもらう。「この
 問題ばかり抱えた日本をなんとかするために自ら行動を起こす
」のか、もしくは「批判勢力の一
 員であり続ける
」のかのどちらかを選択してもらう。政党単位ではなくて、国会議員個人として
 の判断をしてもらうのだ。
 次に、前者を選択したメンバーでプロジェクトチームを構成する。「経済浮揚対策」とか、「外交
 問題解決」とか、「公務員制度改革」とか、「雇用促進対策」とかいったような、日本が直面している課題について
 だ。
 ここまでやっておいて、衆議院を解散し、「民意」を問いたい。それを、できれば来年度予算の審議前にやりたいの
 だが……。

12.21b  
 夜、22時41分に届いたメールは、嬉しいけれど少し緊張するお知らせ。 12月24日(金)に報道発表を行う予定だ
 というから、私の報告もそのあとにします。

12.21a  
 夜の仕事(本業です、念のため)がなくなったので、新宿の映画館に行ってみた。
 お目当ては「ノルウェイの森」か「ロビン・フッド」だったけれど、上映時間が合わなか
 ったので「トロン : レガシー」にした。
 「父親が創造した“トロン”と呼ばれるコンピューターの世界へ導かれた若者が、 命
 を狙われながらも人類の存亡を賭けた死闘に挑むSFムービー大作
」といううたい文
 句だが、全然面白くなくて、早く終わることだけを願っていた。
 夕方の映画館はほぼ満席状態。みんなは満足しているのだろうか?この手の映画
 になじめないということは、私の方が時代から取り残されてしまっているのかもしれ
 ない。なんかもったいない2時間余を過ごしてしまった。

12.20
 秋のテレビドラマをたくさん抱え込んでしまったから、週末にまとめて見るのがたいへんだったけれど、
 ここでようやく一段落した。
 戸田恵梨香の「SPEC」は集中力がもたずに途中で見るのを挫折し、米倉涼子の「ナサケの女」と
 原涼子
の「黄金の豚」は最終回まで見たけれど今ひとつのめり込めなくて、結局残ったのは菅野美穂
 の「ギルティ」と鈴木京香の「セカンドバージン」で、「ギルティ」だけは今週が最終回だ。
 こうやって並べてみると、いずれも女優が主人公のものばかり。しかし来春は田村正和のドラマが始まるから、そ
 れを見るようになりそうだ。
 
12.19  
 Charの曲は、「気絶するほど悩ましい」を知っているくらいで、今までにテレビやCDで実際
 に触れる場面はほとんどなかった。
 WOWOWで先月末に放映された「TRADROCK by Cher」を録画しておいて見たけ
 れど、ギターテクニックがすごいばかりでなく、彼のボーカルは大人の乾いたような魅力があ
 って、ついつい引き込まれてしまった。
 ウェブサイトで検索してみたけれど、「TRADROCK by Cher」シリーズは販売され
 ておらず、中古品がオークションに出品されているだけだった。手に入らないとなると、ますます
 欲しくなるのが人の常なのです。

12.18  
 日本気象協会の発表によると、来春のスギ・ヒノキ花粉の飛散開始時期について、関東甲
 信地方では例年よりやや早い2月上旬頃になるという。さらに飛散量については、今春の
 2〜10倍にもなるというではないか。
 10〜11月の花芽の成育状態を調査したところ、猛暑の影響でよく育っていることが確認さ
 れたため、花粉の飛散量が多くなることはほぼ確実なのだそうだ。
 予防処置としては、抗アレルギー剤の服用を、早めにはじめることくらいしかない。これだけ
 医学が発達しているのだから、早くなんとかして欲しい。どうしようもなかったら、花粉症患者
 の税金を安くして欲しい。

12.17  
 この1週間、スポーツ新聞には一切目を通さなかった。その理由は、12日の日曜日の新日本プロレス・愛知県大
 会の試合が翌日の夜サムライTVで放映され、それを録画してあったからだ。結果がわかってしまった試合を見るこ
 とほど、つまらないものはない。
 年の瀬も押し迫って、みんなあわただしい暮らしをしていることだろうけど、私も例によって土・日にやらなければな
 らないことをリストアップしてみた。今週も処理しなければならない課題が目白押しだけれど、今夜は割り切って
 ロレス観戦
を堪能するのです。

12.16  
 トランクスの裾の部分を引っ張ったら破れてしまった。そいつは、何年も履いていたため
 に色褪せて、繊維も弱くなっていたようだ。
 私が高校を卒業して入社した会社の寮の、同室だった先輩は、どぎつい色のブリーフ
 履いていた。私がその理由を尋ねると、「下着が華やかだと気持ちも明るくなれる」と答
 えてくれた。
 私が選ぶトランクスは、そんなに派手ではないけれど、決して大人しい模様のものでは
 ない。いまこんな行動を取るのは、その先輩の影響かもしれない。
 破れたトランクスは、ホテルのゴミ箱に捨てた。今朝部屋を掃除した人の、戸惑う表情が
 目に浮かぶ。

12.15  
 身体の衰えも顧みず、仕事の新しい展開を探ろうと、今月の初めにひとつの契約を行っ
 た。そうするとよくしたもので、外から次のオファーが届くようになる。この引きの強さが、
 私の真骨頂なのです……と、本人は勝手に思っている。
 今夜は渋谷まで足を運んで、次の仕掛けを申し込んだ。中途半端ではなくて、進むとき
 は徹底しなければならないのです。
 それにしても、首都圏の鉄道の人身事故の多いこと。電車のダイヤが乱れるから、みん
 なに迷惑がかかるじゃないか。

12.14  
 「今まで仮免許だったが、いよいよ本免許。菅直人らしさを出していきたい」。
 支持者の会合で首相が語ったそうだ。では、初の一票と初の税金を返してくれ、
 と言いたい人も多かろう。
 半年とはいえ、仮免に日本の進路を任せていたと思うと空恐ろしい。教習中でも、大
 型ダンプや暴走車に出合う。東南アジアの情勢が緊迫する中、また、民主党らしさ
 が問われる予算作りを前に、のんきなことを言うものではない。
 という字には、間に合わせ、偽物の意味がある。政権交代後の混迷は、本物の政
 治が根づくまでのの姿と思いたい。とても時宜ではないのだが、大政党の液状化
 が避けられないのなら早く溶け、さっさとあるべき姿に固まり直してもらうしかない。

                 「天声人語」    朝日新聞  12月14日の朝刊から抜粋しました。

12.13  
 携帯電話の電池が長持ちしなくなった。自宅の机の上に据え付けられている、前に
 使っていたノートパソコンは、電池が完全にだめになって、バックアップの機能さえ果
 たせない。
 となると、電気自動車の電池も、使ううちに劣化してしまうのだろうということが当然
 心配になる。
 新しもの好きの私は、日産のリーフにも魅力を感じている。こうやって、いろいろな自
 動車を話題にあげてみるものも、結局は新車など購入できないのです。
 マジェスタ君は、走行距離が23万キロを超えたけれど、元気で走っています。

12.12  
 家に帰ってくると、フローリングの床に仰向けで横たわって、背骨を伸ばそうとする。最初のうちは
 まっすぐになれない身体も、時間が経つにしたがって床になじむようになる。それだけ、いつも前
 屈みになって生活をしているということだ。
 沼津の整体屋さんは、大泉学園に移動したら連絡をくれると言っていたのに、1ヶ月以上音沙汰
 がない。だから、身体の油が切れて、あちこちの筋肉がギスギスいっている。

12.11b  
 今夜のPPSは、新日本プロレスの大阪府立体育会館で行われた試合の完全生中継。
 お目当ては、セミファイナルの棚橋弘志vs後藤洋央紀と、メインイベントの小島聡vs中邑
 伸輔のIWGP選手権だった。ふたつともものすごい試合で、なによりも棚橋が勝利したか
 ら私は大満足だ。
 生中継のテレビの画面は、居ながらにしてリングサイドの雰囲気が味わえるのだから、こ
 れでは会場に行く必要がなくなってしまう。
 嗜好を同じとする長女の婿が、「お父さんと一緒に見なければ面白くない」と言ってくれ
 て、一緒に批評をしながら楽しむことができるのが嬉しい。それでもどこかで一度、後楽
 園ホールのリングサイドの席で、新日本プロレスの試合を見ようねって、約束をしている。
 同じ時間にK1の試合も放映されていたけれど、そっちには全く興味がない。

12.11a  
 信州型事業仕分けを行う「県民委員」の募集に応募した。今朝の朝刊に事業仕分けを行う旨の記事が載っていて、
 そのなかに仕分け人を公募する内容も含まれていた。
 長野県公式ホームページを検索すると、募集期間は10日〜17日の1週間という慌ただしさだ。そこで、「事業仕分
 け
に参加してやりたいこと」というテーマの論文をささっと書き上げて、申込書と一緒にポストに投函した。
 募集人員は10名程度だというから、私なんかはかすりもしないだろうな。

12.10  
 金曜日の夜、八王子からあずさに乗るときは、グリーン車を利用する。それは、1週間頑張った
 ねという自分へのご褒美と、もうひとつの理由は、週末の夕方は指定席が満席になってしまうか
 らだ。
 今日も、指定券発売機に並んでいたところ、空席残少を示していた△が、目の前で×になってし
 まった。ところが、茅野駅を通過していったあずさの指定席はガラガラだ。多くの客が甲府で降り
 てしまい、長野県にまでやってくる乗客の方が少ないのだ。
 甲府まではかいじという特急があるのに、松本行きのあずさの席を占有してしまうなんて、効率
 が悪いことこのうえないけれど、それで普段は乗客があぶれるわけではないから、仕方がないことだね。

12.9  
 12月4日(土)の夜フジテレビで放映された「FNS歌謡祭」で、Kinki Kidsや郷ひ
 ろみのバックでバイオリンを弾いていた、きれいな女性が目に入った。
 一緒に見ていた次女に「これは誰なの?」と訊いて、宮本笑里という名前のバイオリ
 ニスト
で、日本テレビ「NEWS ZERO」の「カルチャーコーナー」のキャスターを担当して
 いることを初めて知った。
 そんなこともあって見ていた昨夜の「NEWS ZERO」では、その宮本笑里を取り上げて
 いた。8日が、新しいアルバム“for”の発売日だったから、その宣伝を兼ねていたの
 だろう。
 そんな流れに乗ってしまった私は、早速“for”を注文した。週末には自宅に届いてい
 るから、彼女が演奏する「ツィゴイネルワイゼン」を聴くことができるだろう。

12.8b  
 新横浜で夕食を食べるために入ったこぢんまりとしたレストランは、まだ9時前だというのに
 客が一人もいなかった。ついついそれにほだされて、少し高いステーキセットを頼んでしまっ
 た。
 お肉の量はどのくらいにしますか?と訊かれたから、普通どのくらいですかと問い返すと、
 150とか200gですという答えが返ってきたから、少なめの150gにしておいた。
 出てきた肉は、米沢牛の霜降り肉で、それはそれは美味しくいただいた。
 ところが、お勘定のときびっくりしたのは、メニューにあったセット料金の倍の金額を請求さ
 れたからだ。文句を言うわけにもいかないから、平然とした顔をして支払い済ませたけれど、いったいどういう仕組
 みになっているのだろうか。
 日本の景気をよくするために、内需の拡大に努力しなければならないのに、このようにいつまでも貧乏くさい私なの
 です。そんなわけで、少し食べ過ぎたので、貧弱な私の胃は悲鳴を上げています。

12.8a  
 コンピュータのソフトウエアを作成し販売している会社の社長がおっしゃるのには、日本の製造業からの引き合いが
 ほとんどなくなってしまった状態だという。
 また別の知り合いの話によると、企業に新しいことに挑戦する雰囲気がなくなって、ものを購入することに臆病にな
 ってしまっているそうだ。
 資本主義経済というのは、資金をいろいろなかたちで投資して、新しい価値を生み出す機能が基本にあるはずなの
 に、リーマンショック以来、経営者の前向きさがすっかりなくなってしまい、職場も暗いムードに包まれているのであ
 る。それほど、今回の不況が大きな打撃であったことを物語っている。
 政治が悪いと言ってしまえば簡単だけれど、そんなことを主張したって何の解決策にもならないから、こうやって日
 々皆さんと壁にぶつかりながら、それをなんとかして乗り越えようとあがき続けているのです。

12.7  
 少し前に、TVの討論番組である政治家が、「国歌を斉唱したくない人間は日本から出て行け」と
 怒鳴り声を上げていたのを聴きました。
国旗国歌は法律で決まったのだから、それを順守せよ
 と言うのです。私はびっくりしました。というのは、この政治家が属している政党は、党是として、
 「改憲」を掲げていたからです。
 憲法は国の最高法規です。「国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重
 し擁護する義務を負ふ」と99条の公務員の憲法尊重義務には明記してある。ですから、公務員
 である彼はその職に就くときに「この憲法を尊重し擁護する義務を負う」という誓約書に署名して
 いるはずなのです。
 
国歌を斉唱したくないという人に向かって「法律を守れないなら日本から出て行け」と言う彼のロ
 ジックにもし理があるとするなら、彼はそのロジックを自分自身にも適用して、「公務員でありな
 がら、最高法規を尊重し擁護する義務を忌避している人間」として自分自身に
日本追放を宣告し
 なければならない。

                            「日本辺境論」  内田 樹  から抜粋したものです。

12.6  
 中央道の駒ヶ根インターの入り口の電光掲示板に、「駒ヶ根・伊那間に動物進入中」
 という表示がされていた。車を走らせていくと、やがて道路脇の土手の斜面で、野生
 のサルが日向ぼっこをしている姿が確認された。
 毎年のことだけれど、今朝の朝刊に、サル温泉に入っている写真が載っていた。
 これを見ていつも思うのは、温泉に入っているうちはいいけれど、そこからあがったあ
 と湯冷めをしないだろうかということ。タオルで身体を拭くわけではないから、濡れた
 ままで冷たい外気にさらされるんだよ。温泉に入る前よりも身体は冷えてしまうんじ
 ゃあないかと、余計な心配をしている。

12.5  
 今年の干し柿は失敗したみたいです。乾きすぎて水分がなくなったために、堅くて小
 さなものしかできませんでした。 これではよそ様にはあげられないと、おじいさんが
 言っています。
 から採るのをもう少し遅らせなければだめなのに、おじいさんはせっかちだからな
 あというのは、おばあさんの実家の叔母さんの評価です。

12.4  
 ガソリンスタンドに行って、タイヤをスタッドレスのものに交換した。昨夜、高速バスで
 名古屋から帰ってくる途中で、雪がちらつくのを目にしたからだ。
 そのあとでオイルを交換してもらいに行ったトヨタのディーラーで、営業の人と少しだ
 けお話をした。省エネ対策車に対する補助金制度が切れてしまったために売れ行き
 が急降下し、リーマンショックの時よりもひどい状態だという。
 テレビで放映される中国のの売れ行きは絶好調で、一つのディラーで1年間に3千
 台も販売する例があるのだそうだ。消費者にお金の余裕ができ、欲しいを手に入れ
 られる時代が、日本に再びやってくるのだろうか。

12.3  
 高とは、日本が評価され、の価値が上がっている状況です。ニクソン・ショック当時の36
 0
から見たらの価格は今は4倍です。黙っていても給料が4倍になっているのですよ。日
 本人は、なのに文句を言う。
 「俺たち日本人がbPの商品を作り続け、業界に類のない安全かつ効率的な社会を作ったか
 らこそこれだけの
の価値が上がったのだ」となぜ菅首相はこの前のG20で演説しなかった
 のか不思議でならないのです。というか、なぜ皆さん本当に不思議に思わないのですか。
 自国通貨が安くなって倒産した国はアルゼンチンやギリシャを筆頭に世界史に数限りなくあ
 りますが、高くなりすぎて破綻した国なんてありません。この事実だけを持ってしても、

 推進論は実は恐るべき暴論なのです。


         「くっちーさんのここだけの話」  AERA 12.6 から抜粋しました。

12.2b  
 昨夜の「報道ステーション」の特集は、古舘キャスターによる日本電産の永守社長
 へのインタビュー。テーマは「リストラせずに経営再建、その秘策とは…永守社長
 聞く」だった。
 その中で、永守社長がおっしゃっていたことは、企業再建のいちばんの原動力は社
 員のモチベーションが高いことだということ。社内の整理・整頓が行き届いていて、
 社員の動作がきびきびしていて挨拶もしっかりできる、そんな会社が赤字であった
 場合はどうしようもないけれど、多くの会社は社員がヤル気なっていないことが停滞
 の原因なのだから、そこに焦点をあてればいいのだという。
 社員に本当のやる気が出れば、生産性は上がるし、売り上げは増えるし、企業力は
 向上する。まさに、私がいろいろな企業で実践しているのはこのことなのだ。
 永守社長はワンマンで厳しいと見られているが、叱っても伸びる人とそうでない人を
 見分け、叱った場合にはその3倍くらいのアフターケアーをしているという。
 なによりも、社員6,000人に対して、その人ごとにふさわしい言葉を自筆で書いた年賀状を差し出すというのだか
 ら、「人」を大事にしようとしていることは事実だ。朝は6時半に出社し、1年365日働き続けるという永守社長、怠
 け者の私には、到底真似のできることではない。

12.2a  
 蓼科の老舗旅館「蓼科グランドホテル滝の湯」は、会社更生法の適用を東京地裁に申請した。そこは、私の義弟が
 仕事をしている場所。だから心配になっているのだが、それとは別に新たな発見をさせてもらった。

 八十二銀行(長野市)は29日、日本政策投資銀行(東京)とともに、茅野市蓼科高原の温泉旅館「蓼科グランドホ
 テル滝の湯」を経営する蓼科グランドホテル(茅野市)など2社に
会社更生法を適用するよう、債権者として東京地
 裁に申し立てたと明らかにした。地裁は同日までに保全管理命令を出した。ホテルは大正年間の創業で、蓼科で
 はトップクラスの知名度がある老舗旅館。
 同行によると、ホテル側は今年9月、金融機関側に相談せず、会社分割で完全子会社の蓼科・滝の湯(茅野市)
 を設立。借入金債務と担保に入っている旅館の不動産を残し、ほぼすべての資産・負債と旅館事業を子会社に引
 き継ぎ、登記上の本店を名古屋市に移転した。両行は「事前の相談もなく行われた会社分割は借入金の返済を免
 れるため」と判断。2社への
会社更生法適用の申請を決めた。
                                       (信濃毎日新聞 11月30日)

 私の新たな発見というのは、第三者(この場合は債権者)が会社更生法の適用を申請し、経営者を入れ替えるべく
 行動を起こしたこと。実務能力のない経営者の下で、モチベーションの上がらない社員たちを救うために、もしかした
 らこの方法が採用できるかもしれない。

12.1b  
 夜、大宮で時間が空いたので、「SPASE BATTLES
 HIP ヤマト
」を観に行った。
 原作を読んだこともないし、作品自体にも興味がなかっ
 たけれど、ほかに観る映画がなかったもの。
 ところが、不覚にも、最終シーンで涙を流してしまった。
 さすがに話題になる映画は、観る人の心理をあらかじめ
 読んで、うまく構成されている。

12.1a  
 「フォーライフレコード」を設立したのは、吉田拓郎と、小室等と、井上陽水と、泉谷しげるの4人でした。
 歌い手が消耗品のように扱われている現状に反発し、自分たちでレコードを出そうとしたのですが、業界からは総
 スカンを食らい、かなりの締め付けがあったようです。
 そんな反骨精神にあふれていた4人も、私と同じように還暦を過ぎて、泉谷しげるなどは人間味あふれる顔になっ
 て、ドラマに登場しています。