あと あと のあと  2010年 1月

1.31  
 今年になってから、土曜日と日曜日の休日はジョギングをすることにしている。
 自宅を出て、天竜川沿いの堤防の上を、下流に架かっている橋まで行って帰って来る道のりだ。 距離はまだ計測
 してない。
 わざわざ
フイットネスクラブに会費を払って、月に一度行くか行かないかの利用状況は、どう考えても効率が悪いこ
 とだ。 身近にこんなに恵まれた環境があるのに、その中にいるとその良さがわからないでいる。
 朝の寒気を振り払うようにして、体が徐々に暖まっていく過程が心地よいから、今朝も
走ってきて、今汗にぬれた下
 着を着替えたところです。

1.30   
 「君たちがいて僕がいた」と「夢のハワイで盆踊り」のDVDを買った。
 舟木一夫の映画はほとんどが日活で製作されたけれど、このふたつは
 東映の作品だ。
 中学校の修学旅行で京都に行ったとき、新京極に「君たちがいて僕が
 いた
」の大きな看板がビルの屋上に掲げられていた場面を、今でもはっ
 きり覚えている。
 本間千代子は、当時のトップアイドルだったけれど、あまり華やかな活
 躍をしないまま消えてしまった。21才の時、守屋弘と結婚したのは知っ
 ていたが、Wikipediaで調べたところ、長野県の伊那市で生まれたことが
 わかった。 私の住んでいる隣の市だ。

1.29  
 アップル社が発表した「ipad」。
 B5判の雑誌とほぼ同じ大きさで、9・7型の高精細の液晶を搭載。画面を指で操作する
 タッチパネルを採用し、電子書籍や動画、ゲーム、電子メールなどの多彩なコンテンツ
 (情報内容)の閲覧に特化したもの。電子書籍の販売サイトも開設し、電子書籍市場に本
 格参入するという。
 テレビのニュースで見たデモンストレーションでは、画面を指でなぞると、本のページをめ
 くるように画面が変化する。 
 これで、ペーパーを媒体とした書籍が、淘汰されてしまう動きが加速されてしまうのだろう
 か。情報を伝達する手段が、ついにここまできてしまったのかという感じだ。

1.28  
 昨日のことだけれど、渋谷の駅前で、「20才(はたち)の献血」というのぼり旗をみつけた。
 誕生日くらいいいことをしようと思い、「20才ではないですけれどいいですか?」と冗談を言いながら、
 受け付けで手続きをしようとした。
 結局、終わるまで1時間くらい必要で、待ち合わせに間に合わなくなってしまうからと献血は取りやめ
 たけれど、「お気持ちだけ頂戴します」と受け付けの女性に笑顔で言われた。
 これからの10年間は、1日1日を大切にして生きていきたいと、思っているところです。

1.27  
 お客さんの会社の社長に、「背中が丸くなっていますよ」と言われた。生まれつき猫
 背で、さらに胃を無意識のうちにかばっているからだ。このところ、無理をして背筋を
 伸ばしていようとするから、肩がこって仕方がない。
 女友達に、「昔は本当にかっこよかったのに…」と、何か懐かしむような言われ方をし
 た。本人は今でも「かっこいい」と思っているのに。
 親戚のおじさんに、「勝さも歳を取ったねえ。これで孫でもできると立派なおじいさん
 だ」と昨日言われた。 もうすぐ産まれる孫の生育は順調みたいだ。
 還暦というのは、干支(えと)によって年齢を数えるとき、数え年61年目に、生まれ年
 と同じ干支に返るからだという。
 そんなわけで、今日、無事に還暦を迎えました。

1.26  
 1日コンピュータを開かないでいると、おびただしい数のメールが着信している。
 メールマガジンは自分で選択できるからいいのだが、困ってしまうのは「迷惑メール」と呼ばれているやつ
 だ。
 既存の相手先は「受信トレイ」に登録してあるから、確実に読むことができるけれど、新規のメールについ
 ては「迷惑メール」に紛れ込んでしまう可能性がある。
 届いたメールをひとつずつ確認する時間がもったいないからと、送信者と件名の内容で判断しているが、今日見た
 ものは誤って消しそうになってしまった。
 今までにも、こういうことがなかったとはいえないから、相手側に確実にとどいて開いてもらえたことを確認できない
 のが、メールの欠点だ。かといって、一時はやったような方法で、1件ずつ届いたことを返信してもらう方法も現実的
 ではないから、本当に重要なことは電話を使って伝えるべきなのだろう。

1.25b  
 ものすごい映画に出会ってしまった。
 「Changeling(チェンジリング)」、先日WOWOWで放映されたものだ。
 クリント・イーストウッドがアンジェリーナ・ジョリーを主演に迎え、1920年代のロサン
 ゼルスで実際に発生した、ゴードン・ノースコット事件の被害者家族の実話を元に映
 画化したの。
 こんな映画を見ると、どうしても邦画が軽っぽく思えてしまう。
1.25a
 今朝の自宅の外気温は-2℃。韓国の寒さに比べると大したことはないが、布団か
 ら抜け出すと冷え込んでいることが実感される。
 子どもの頃は、住んでいる部屋と屋外とを仕切っているのは障子紙1枚だった。たが
 って、そこに小さな穴が空いていたりすると、今よりも厳しかっただろう寒気が吹き込
 んできた。
 その部屋には天井がなくて、降りの日には、屋根の隙間からが舞い込んできて
 枕元に積もった。天井を張るだけの余裕が、我が家にはなかったのだ。
 そんな状態だから、指先やかかとはあちこちひび割れて、固形のあかぎれ膏薬(こう
 やく)をいろりで熱した火箸(ひばし)でやわらかくしてそこに詰め込んだ。 
 今の「恵まれた」環境からは考えられないような日常だった。
 
1.24b  
 問題は、政治資金についての感覚が、小沢氏と、一般有権者とで大きくずれていることだ。
 沢氏
は法律にぎりぎり触れなければ潔白だ、と考えているのだろう。おそらく微妙な部分はシ
 ロとして切り抜けられると思っているのではないか。
 しかし、一般有権者は「法律的にシロかクロかではなく、与党の幹事長が検察の事情聴取を
 受けるという事実事態を重大に受け止めている。個人の資金で土地を購入したのならば、陸
 山会を通さなくてもいいはずなのだから。このため、小沢氏がいくら「潔白だ」と説明しても、
 民
の見る目は変わらないだろう。この点を民主党全体はきちんと受け止めなければいけない。

                      高村薫・談   「毎日新聞」 1月24日号から 

1.24a  
 「運命の人」 山崎豊子 文芸春秋 全4巻を読み始めた。
 沖縄返還をめぐる外交機密文書の漏洩(ろうえい)に関与したとして、新聞記者と取材源の外
 務省女性職員が逮捕、起訴され有罪となった「西山事件」をモデルにした小説。
 社会派の視点で、現代史の闇を見据えてきた山崎豊子さんは84歳。この小説の取材と執筆
 に8年をかけたという。
 小説の中での法廷闘争では、報道の妥当性であるはずの争点が、記者と女性職員の肉体関
 係という醜聞に塗り替えられていく、「国策捜査」の危うさが浮き彫りになっている。
 私はこれを読みながら、小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」の、土地購入をめぐる政
 治資金規正法違反事件で、逮捕された元私設秘書の石川衆院議員の、拘置所内での生活
 に、なぜか思いを馳せている。

1.23b  
 左目の眉のあたりに、新しいシミをみつけた。 ショック!
 内面よりもルックスが売り物の私だから、そして女性のようにファンデーションで装うことができないから、いつまで
 も若々しさを保ち続けていたいけれど、これは致し方のないことなのだろう。
 だから最低限、貧相な表情にならないように、の方を磨く努力をしていこう。

1.23a  
 名前は言えませんけれども、皆さんご存じの、ある有名な企業での話です。ある日、私はコン
 サルティングの一環でその会社の
工場に行きました。午後2時頃でしたか、工場の入り口に赤
 い絨毯がしかれたんですね。私は外国の賓客が来られるのかな?と思いました。ところが、時
 間になったら、何とこの会社の本社の
社長が来たんですよ。
 そして、その社長の車が到着する前に、
工場の事務の女子社員がですね、携帯電話を持って、
 工場に通じる一本道の木の陰に隠れていてですね、
工場長に「ただいま社長の車が通過しま
 した」と報告したんです。それで、
社長の車が玄関に着く前に工場長も走り出してですね、迎え
 に行ったんです。
 この
社長は有名な方で、たびたび新聞や雑誌で「現場をよく見る」と話していました。しかし、彼
 の現場というのは、“赤い絨毯がしかれた現場”なんです。皆さんご存じのように、社員というも
 のは、「今から行きますから」と言ったら、本当の現場など見せてはくれません。
 それは社員というよりも、そのように言う
社長が悪いんですね。いい経営者というのは、社員に知らせずに、一人で
 ふらっと行って、パッと帰るんです。そうやって、やっと本当の現場が見られるんです。
 だから、テレビとか雑誌とか新聞でね、「現場、現場」とよく言う
社長に限って私は、大して現場を見てないと思
 います。 

             「ここが変だよ日本の会社」  宋 文洲  PHP研究所  ¥1,155  から抜粋しました。

1.22b  
 電子書籍販売の「米アマゾン・キンドル」が、印税を35%から70%に条件付きで引き上げるという発表をした。
 著作者を囲い込んで、紙の書籍を駆逐するのが目的のようだ。
 日本の書籍の場合、通常の印税は7~10%。 私の知り合いなんか、「森田さんは印税で暮らせるからいいね」な
 どとおっしゃるけれど、原稿を書く時間とエネルギーの代償として、とても見合う額ではない。
 これを機会にして、本の出版の主人公は著者であるという価値観が、構築されればいいななんて思っている。

1.22a  
 京都駅の構内で、「しぼり豆丹波黒大寿」を買った。前から目を付けていたけれど、荷物にな
 ってしまうことから躊躇していた。今日は、このまま自宅に帰ることができるのでと、手提げ袋に
 入れてもらったものを持ち帰った。

  「古くから「丹波黒大豆」の品質と味は日本一と高い評価を受けております。『黒大寿』はそ
   の丹波黒大豆の中でも、特に高品質で、大粒のものだけを、 ゆっくりと炊き上げ、ほんの
   りとした甘さと、独特の風味を大切に心をこめて仕上げました。保存料は一切使用してお
   りませんので、安心してお召し上がり下さい


 上品な甘さが絶妙で、これは美味しい和菓子だ。

1.21  
 沼津での仕事が早く終わったので、整体にかかろうと思い電話をしたところ、予約を入れられるのは2時間後になっ
 てしまうという。
 それではその間に「アバター」を観ようと、映画館に行ってみたが20分前に始まってしまっている。このように、もの
 ごとがかみ合わない日もたまにはある。 案の定、携帯電話の星座ランキングによると、みずがめ座の本日の運勢
 は11位だ。
   恋愛運  疑心暗鬼に陥りそう。過干渉はあなたの評価を下げてしまうので要注意。
   仕事運  指導にはしっかり耳を傾け、アドバイスを受けたら素直に改善するように。
   健康運  半身浴をして、じっくり汗をかこう。こまめな水分補給でさらに汗をかけます。
   金運    間違った情報が元で、余分な出費をさせられそう。正確な情報収集が大切です。
 こんな日はおとなしくしているに限るので、早めにホテルに入って半身浴をしてみます。

1.20  
 たとえば、テレビニュースなどで繰り返し映されるガサ入れ時の光景、あれも「ヤラセ」の一種
 だといえる。NHK職員のひとりが解説する。
 「まず当局からおおよその
捜査の時刻と場所の情報が記者クラブを通じて事前に局に上がる。
  現場にカメラを派遣し、撮影の準備をさせる。
捜査官も、ちょっと離れた場所に2列隊列で待
  機する。ここで重要なのはガサ入れ先の建物に対して曲がり角にカメラを設置することだ。カ
  ーブを曲がって歩く
捜査官の姿が“絵”になるからだ。こちらはなるべく捜査官全員の顔が写
  るように、検察官は服装に気を使いカメラ目線にならないように歩くんだ」
 まるで笑い話のようだが、これが
霞ヶ関とメディアで作られる「官報複合体」の実態なのだ。密
 室であるはずの取調室の会話がなぜ、即時に漏れてくるのだろうか。それは検察の
リーク
 報にしか他ならない。取材と検証を欠かしたストレート報道は、取材源からの情報操作の可能
 性を増大させる。

                「検察の狂気~これは犯罪捜査ではなく権力闘争である~」  上杉 隆
                                         「週間朝日」 1月29日号からの抜粋です。

1.19  
 この前、仕事のパーティーで知り合った29歳の女性と仲良くなり、何度かデートをした。
 はっと目をひくような面立ちだった。でも社会人としてのマナーに問題あり。待ち合わせを、寝
 坊を理由にドタキャンされたこともある。もちろん、食事をおごっても、ごちそうさまは聞いたこ
 とない。愛車の青いアルファロメオを磨き、車内清掃もして彼女をピックアップしても、まったく
 無反応だ。脱力する。
 3年前までは、5歳年下の彼女がいた。7年つきあった。切れ長の目が特徴的だった。結婚
 に踏み切れなかったのは、つき合えばつき合うほど。彼女に思いやりがなくなったから。特に
 旅行先ではっきりと見えてしまう。
 東北を旅した時、バス停の時刻を僕がチェックするから待ってて、と言ったのに、彼女は気が
 向くままにどこかに行ってしまう。バスが来てしまったらと思うと気が気でない。
 群馬の温泉に出掛けた時も、そうだった。連休中の列車で、座席を確保するのは大変。上野
 発の始発で一緒に行こうと言うのに、彼女は自分の家の最寄り駅から乗ると言ってきかない。たかだか20分、戻る
 だけなのに。
                    「アエラ」 1月25日号  「結婚できる人、できない人」  から抜粋しました。

1.18  
 名古屋のセントレア空港で、ANAのソウル行きの便に乗ったときの私の席は5F(窓際)だったから、早めに前から
 5番目の席に座ってくつろいでいた。
 ところが、私の席のまわりが騒がしくなって、そのうちにスチュワーデス(今はキャビンアテンダントというらしい)がや
 ってきて、ひとつ前の席に移動させられた。壁の表示をよく見ると、の数字が欠番になっていたのだ。
 今夜宿泊したホテルでも、末尾にの数字を使った部屋は存在していない。だったら4階や9階までなくしてしま
 えばいいのに、01や10はあっても、はないのだ。
 伝統ある風習とビジネスにおける効率をどのように捉えるのかであるが、国際線に対してまで縁起が悪いからと
 とを使わないのは、ちょっと行きすぎだと思うよ。

1.17c  
 今日は隣組の新年会。 昨年組長だった我が家が幹事で、6 軒の夫婦12名が集ま
 った。
 7年前、我が家が組長だったときに、隣組にいろいろとよくないことばかり起こったか
 ら、厄払いをしようと忘年会を企画したのがきっかけで、今年でちょうど幹事がひとま
 わりしたことになる。
 隣組の皆さんは穏やかな人たちばかりだから、温泉に浸かって、お料理を食べて、
 お酒を酌み交わしてと、和気あいあいのうちに交流をすることができた。
 来年は、大鹿村の鹿塩温泉でやろうということになりました。
                                                        駒ヶ根高原 すずらん荘
1.17b  
 昨日の土曜日に、家人パンジーを軒下からツツジの木の根元に植え替えていた。軒下の土は乾
 燥してしまうため、パンジーが枯れてきてしまったというのだ。これを見ていて思ったのは、またお
 じいさんとのトラブルになりはしないかということ。
 軒下のパンジーは、昨年の秋おじいさんがドウダンツツジの下のあったものを移動させたもの。
 植木を中心とした日本庭園を思い描いているおじいさんには、庭に花を植えることを受け入れる
 ことができずに、来客があるたびにこのことを嘆いて訴えていた。
 そして案の定、朝食のときに「なぜ植え替えたんだ」と問い詰めてきた。このようにガーデニング
 志向する家人とはいつまでたってもかみ合うことがない。
 もし長男夫婦が、庭をこうしたいという意志があって実行するとしたなら、私だったら喜んでそうさせてあげるのだけ
 れど……。

1.17a  
 警視庁と宮城県警が、交際相手を装った「さくら」の女性らを使い、出会い系サイトの客から利用
 料をだまし取ったとして、詐欺の疑いで役員や社員を逮捕した、「ラポルテ」など三つの名称の
 イト
では、会員数が延べ約140万人にも及ぶという。
 驚いたのはこの会員の人数の多さ。日本国民の、100人に1人以上がこの3つのサイトに加入
 していたことになる。
 それが独身の人か既婚者なのかは明らかではないが、出会いのチャンスくらい自分の力で切り
 拓けよと思ってしまう。 不特定多数の人たちに対して、それもサイトの力を借りなければならな
 いなんて、だらしないったらありゃしない。

1.16b  
 丸4時間にわたりひとときも休まずぶっ通しで作業にあたり、2回目の校正を完了させた。 首筋が痛い。
 今回は猶予を1週間いただいたけれど、旅先に持っていくのもしんどいし、他にもやらなければならないことがたくさ
 んあるから、優先順位が高い校正をいち早く片付けたかったもの。
 校正でさえこれだけのエネルギーを使うのだから、私の原稿を料理する編集者の方のご苦労がしのばれます。 

1.16a  
 管野美穂が主演するからという理由だけで録画しておいたドラマ「曲げられない女」
 はやっぱりおもしろい。
 「働きマン」、「キイナ〜不可能犯罪捜査官〜」と、このところコミカルな役がはまって
 いた彼女だが、今回のドラマでの深刻な表情もまた冴えている。
 「女優」とは「優れた女の人」という意味。役者さんは、表情の変化だけでストーリー
 を引っ張っていき、見る人をドラマの中の世界に引きずり込んでいかれるのだからす
 ごい。 これで約3ヶ月間、このドラマを見る楽しみができた。

1.15  
 焼きがまわってしまったのか、はたまた帰巣本能に目覚めてしまったのか、週末に自宅に帰るのが待
 ち遠しくなっている。
 入間市の工場を17時15分に出て、八高線と中央線を乗り継いで茅野駅に降り立ったのが20時11
 分。
 それから高速道路を走らせて自宅に着いたのは21時を少しまわった 時間。 
 自宅の駐車場は満杯で、仕方なく田んぼの土手の平らな部分に車を 乗り入 れた。5人に増え
 た子どもたち全員が集まっているからだ。
 私など、お風呂に入ってから夕食を食べると、1週間分の疲れがどっと出てしまい、すぐにベッド
 に横になってしまうので、たいした交流はできないのだけれど、確かな充実 感みたいなものが
 宅
には漂っているから、きっと帰りたくなってしまうのであろう。

1.14  
 夕方になって、マフラーをどこかに忘れてきてしまったことに気がついた。 昨夜宿泊した郡山の
 ホテルに問い合わせたところ、「預からせていただいています」とのこと。
 今朝は、3時30分にホテルを出発して、4時から仕事を始めた。 いつもホテルの部屋を出ると
 きには、忘れ物をしていないかどうか念入りに確認するのに、今朝はまだ完全に目が覚めてい
 なかったようだ。
 マフラーをして外出するのも初めてのことだったから、やっぱり慣れないことをするものではない
 ですね。

1.13  
 お金がなくて海外旅行に行けない。これは不幸なのかと言われれば、一見、海外旅行に行
 ける方が幸せに見えます。でも、「海外旅行に行けることが幸せで、行けないことは不幸だ」
 という、凝り固まった価値観に支配されていることこそ、不幸なんじゃないでしょうか。
 自分の価値観で判断した結果、散在して海外旅行に行くよりも、お金を使わないで広告の裏
 にでも絵を描いていられたら楽しい、と思えば幸せになれる。幸せのカギは、既成の価値観
 にとらわれず、信に自由になることにあると思います。
 常に、自分が既成概念に支配されていないか、疑ってみることが大事です。真に自由になる
 とは、選択肢自体を、自分で作り出すことだと思います。もっと「自分発の幸せ」に気づくべき
 です。究極の幸せは、自己満足の中にしかないのではないでしょうか。

 「既成の価値観を疑って『自分発の幸せ』に気付け」    森 博嗣 (作家・工学博士)

                                                AERA 1.18号より抜粋しました。
1.12b  
 久しぶりに日本経済新聞の夕刊を買ったら、今まで1部50円だったものが70円になっていた。 このデフレスパイ
 ラルの時世に、40%も値上げをするなんてたいしたものだ。
 しかしながら、日本経済新聞の夕刊には、一般紙の何倍もの情報量が入っていたと常々感じていたから、あまり抵
 抗はなかった。 この新聞の購買層を考えても、売り上げ部数が減ることはたぶんないのだろう。

 ※ 朝刊も20円値上がりしてた。正月休みは日経は買わなかったし、韓国に行っていたし、値上がりしていたことを
   全然知らなかった。 (13日追記)


1.12a    
 今年から活動を始める工場に初めてお伺いした。 慣れてくると楽になるということではないが、やっぱり初めて
 時は緊張する。
 現場を見せていただき、工場長と時間をかけて意見交換をしたが、かなりの部分で方向性が一致し、ひと安心とい
 ったところ。
 結果を出さなければ存在価値が認められることがない私にとって、トップの方との意思統一ができるかできないか
 は、その後の活動に大きな影響をおよぼしてくる。
 次のステップとしては、社員の皆さんが本音を言ってくれる環境作りをし、活動のテーマを共有することです。

1.11   

 駒ヶ根駅の構内にあったキオスクが閉鎖されていた。 身延線の西富士宮駅のキオスクも昨年なくなって、そこに
 行ったときに日本経済新聞を手に入れる手段がなくなってしまった。
 ウェブで検索すると、JR東海グループはキオスクという名称で、JR東日本は2年前にリテールネットという名前にな
 っている。
 鉄道を利用する客が減少し、キオスクで販売されているものはコンビニで手に入れることができるから、存在価値が
 なくなってしまったのだろう。
 駒ヶ根のキオスクのシャッターにあった張り紙の表示では、閉鎖されたのは昨年の10月だというから、私自身も駅
 に足を運ぶことがなかったということになる。
 地方の人口の少ない市町村では、駅を中心とした商店街がさびれていく一方だ。

1.10b  
 長女が厄落としをしたいと言うので、光善寺に電話をしたところ今日・明日の2日間はちょう
 ど受け付けているという。 そこで付き添って行くことにした。
 光善寺の受け付けの表示によると、昭和25年生まれは今年が本厄だというではないか。
 私も厄払いの対象者なのだ。 
 願木に「厄災消除 健康でいられますように」と願い事を書いて、本堂でお祓いをしてもらい、
 それを火にくべた。
 願い事を書くときに、どんな内容にしようかと一瞬迷ったけれど、やはり私の場合は体が健
 康であることがいちばんだと思った。
 1月も10日になるというのに、光善寺の境内は、参拝する人たちで大賑わいだ。

1.10a  
 今日はお休みだから、昨夜は睡眠導入剤の助けを借りずに眠ろうと思い、ベッドに横にな
 って本を読み出した。
 そのうちに少し睡魔がやってきた気配を感じたので、ライトを消して目をつむったのだけれ
 ど、なかなか眠りに入っていかれない。 時間は1時を過ぎていたように思う。
 そのままウトウトしては夢を見て、少し経ったらまた目が覚めることの繰り返しで、熟睡でき
 ないまま5時頃完全に目が覚めてしまった。
 そこでまた本を読み始めたのだが、頭が重くて内容にまで入っていかれない。
 困った体質だなあとつくづく思ったけれど、私の主治医は「この薬は常習性はありません」と
 おっしゃってくれているから、しばらくはこの睡眠導入剤のお世話になるのが得策のようだ。

1.9  
 3日間の旅行でしたが、いちばん気を付けたのは体調面でした。 特に食べるものの量を抑え、睡眠を十分取るよ
 うに心がけました。
 セントレア空港から自宅まで車で移動をし、昨夜自宅に着いたのは0時をまわっていました。そして今朝はいつも
 の時間に目が覚めたのですが、全然疲れが残っていません。 キムチの効果なのかなとも思ってみるのですが、
 体調面での自信を取り戻すことができた3日間でした。
 あまりたくさん写真を撮ることができなかったけれど、GALLERYにアップしましたのでご覧になって下さい。

1.8  
 今のレートは、100ウォンが約8円。 5万円を両替すると10,000ウォン札が62枚
 にもなってしまい、とても財布には収納しきれなくなってしまいます。
 それに、物の値段の表示のケタ数が大きくて戸惑ってしまうのです。 ちょっと食事を
 しただけでも、請求額は3万ウォンといった具合で、金銭感覚がおかしくなってしまい
 ます。
 この2年間くらいのあいだに極端なウォン安が進行したため か、「明洞」辺りには日
 本人観光客があふれ、あちこちで日本語が飛び交っていました。
 空港には2時間前に行って手続きをしなければならないけれど、仁川→名古屋間の
 フライト時間は2時間もかからないから、国内の移動とたいした変わりはありません。
 もしチャンスがあれば、韓国の企業のお役に立てることができればと思っています。 初めての韓国は、寒かったけ
 れど楽しく過ごすことができました。

1.7  
 この日の朝の最低気温はなんとマイナス14℃。 この冬いちばんの冷え込みだとい
 うことです。 
 10:30 に、今回の韓国行きの目的であるビジネスコンサルタント会社を訪問しまし
 た。
 打ち合わせのあと、役員の皆さんと昼食を ご一緒させていただいたのですが、いろ
 いろな料理に加えて日本酒まで出されるというすごい内容のおもてなしに、恐縮して
 しまったところです。
 韓国の食堂に入ると、まずキムチが小皿に盛られて出てきます。日本でいうお通しの
 ような感覚です。これにはニンニクがたくさん入っていて、私のか弱い胃では対応できそうにありませんでした。タイ
 に行ったときに入院をした経過があったので、今回は体調維持には神経を使いました。

1.6  
 名古屋のセントレア空港を10:30に飛び立ったANAの機内で放送された到着の気
 温は、マイナス8℃というもの。 到着時間は12:40分だから、真昼だというのにこ
 の寒さだ。
 仁川空港からリムジンバスに乗って、ソウル市内に向かった高速道路沿いを流れて
 いる漢江の水面は一面が張っている。
 ソウルの寒さも今まで経験したことがないような厳しいもので、ズボン下を履いてい
 るのに寒気がそのまま通過してくるし、つま先が痛みを帯びてくる。 だから、ホテル
 の近くにある「徳寿宮」を見に行って、ソウル随一の繁華街「明洞」を少しだけ散策で
 きた程度でした。

1.5b  
 明日から韓国に行ってきます。 
 新聞に書かれているソウルの状態は、気温が氷点下10℃。 路面凍結による交通事故が多発し、航空便の運行
 に大幅な乱れが生じているという。 大丈夫かなあ?

1.5a  
 プロレスが終了したのは9時を過ぎていた。 何気なく外を見るとが降っている。 本当は明日の朝出発する予
 定だったものを、夜のうちに移動することにした。
 高速道路は、駒ヶ根から甲府の辺りまで降状態。スピードを出したくても、舞い降りてくるで視界が遮られて
 しまう。 その上にあちこちで渋滞が発生。
 甲府南で降りて静岡に向かう道は、途中からが積もって真っ白の状態。 前を行く車が何台も道を譲ってくれた
 結果、0時少し過ぎにはホテルに着くことができた。 久しぶりの道は本当に疲れた。

1.4c  
 「レッスルキングダムⅣ in 東京ドーム」。 いちばん面白いのはなんといってもシングル戦。 それが今夜は終盤に
 5試合も組まれている。
                 真壁刀義 vs モハメド ヨネ      タイガーマスク vs 丸藤正道
                 棚橋弘至 vs 潮崎 豪         杉浦 貴 vs 後藤洋央紀 
                 中邑真輔 vs 高山善廣

 PPVは、自宅にいながらにして会場の臨場感を味わえるという、素晴らしいシステムだ。
 格闘技好きの長女の婿は、仕事が終わってから駆けつけてくる。

1.4b  
 元旦の夜、BSフジで放映された「俺たちは戦ったンだ」は、富良野演劇工場で公演された「歸國
 のメイキングもの。 もちろん作・演出は倉本聰である。

   「8月15日、終戦記念日の深夜。静まり返った東京駅のホームに、ダイヤには記されていな
    い1台の軍用列車が到着した。そこに乗っていたのは、六十余年前のあの戦争中、南の海
    で玉砕し、そのまま海に沈んだ英霊達。彼らの目的は、平和になった故国を目撃すること。
    そして、かの海にまだ漂う数多の魂にその現状を伝えること。
    永年夢見た帰国のとき。青春を捧げ、故国の為に死に、今や忘れられた彼らが見た今の日
    本の姿、子孫の姿とは?」

 
 倉本聰が開設した「富良野塾」では、毎年このような質の高い演劇を世に送り出している。
 私が気になったことは、インタビューや演出をしている間、75歳になった彼が常にタバコを手にし
 ていたこと。 もっともっと創作活動を続けて欲しいから、健康に留意していただきたいのです。 

1.4a  
 年末年始にかけて読んだ本は「ブラック・ローズ」。

   実の父親を自殺に追い込んだドラマ界の帝王・仁科を蹴落とすため、テレビ制作会社のプ
   ロデューサー・唯は、累計発行部数500万部を超える大ベストセラー小説のドラマ化を画
   策した。あまりにも切なく美しい復讐劇が幕を開ける―。

                                    新堂冬樹  幻冬舎 ¥1,680

 このような社会派の物語を読んでいると、私も小説を書きたくなるのですが、それはどうやら無
 理みたいなのです。 なぜかというと、フィクションを描くことができないからです。
 
1.3b  
 ゲラ刷りの校正が終了し、さきほど出版社に向けて発送しました。
 まだまだ仕事の仕掛かりは残っているけれど、いったんこれで正月モードに突入します。
 午後には親戚の人たちがやってくるというので、それまでに片づけることができてほっとしている
 ところです。
 あっという間に終わってしまいそうな三が日だけれど、これから精一杯ぐうたらを満喫します。

1.3a  
 チェ・ジウが出演した韓国ドラマ「天国の階段」が、暮れの28日から6日間にわたり、
 BS朝日で再放送されたことを今になって知り、ショックを受けている。
 去年の6月にも、再放送されたことを後になって知ってがっかりしたものだが、このよ
 うな見逃しが起こらないように、雑誌「月刊ハイビジョン」を1週間ずつ前もってチェッ
 クしようと思っている。
 「天国の階段」は、DVDを購入すればことが足りることだけれど、そうするのもしゃく
 だし、コレクターというのは、自分で録画をしたものをディスクにダビングして保存する
 ことに、喜びを感じるものなのです。

1.2  
 昼ご飯のときに、小さな胃袋に食べたものが入ったら、そのあと動くのが辛くなった。 仕事をして
 いるときはこんなことはないから、いつもはそれだけ気が張っているということだろう。
 お休みが続いているから、このように解放感に包まれているというのに、夜はなかなか眠りに入
 ることができずに、睡眠導入剤のお世話になっている。
 私の恩師は、5月の連休とお盆と年末年始のお休みには、必ず海外旅行に出掛けていた。その
 理由は、国内にいたのでは、精神が仕事から解放されないからだとおっしゃっていた。
 私も同じような仕事をするようになって、その気持ちがよくわかる。

1.1  
 第6番 大吉   ふる雨は あとなく晴れてのどかにも ひかげさしそう 山ざくらばな

 願事(ねがいごと):思いがけぬ人の助けありて叶うことあり  待人(まちびと):来る つれがある
 失物(うせもの):出る 近いところ  旅行(たびだち):行く先利益あり  商売(あきない):売買何れも吉
 学問(がくもん):安心して勉学せよ  相場(そうば):山気を出すな  争事(あらそい):勝てども後に恨みあり
 恋愛(れんあい):誠意を尽せ  転居(やうつり):さしつかえなし  出産(おさん):安産 心を穏やかに
 病気(やまい):信心で平癒す  縁談(えんだん):思いがけぬよき事あり騒がずに待ちなさい

                                                   光善寺のおみくじです。

元旦  
 あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いします。