あと あと のあと 2009年 8月

8.31
 今月は、住民(市県民)と、個人事業と、消費の前納分を納しなければならなかった。
 合計金額は笑ってしまうようなケタの額で、当然そんなお金は手持ちとしてはない。 そこで、こつこつと貯めてきた
 定期預金を解約して支払わなければならないことになる。
 身をすり減らして働いて、その結果が貯金が減っていくなんて、どこか納の構造がおかしいとしか思えない。
 理士の先生は法人にする優位性を主張してくれるけれど、ひとりでやっていて、それもいつまでできるかわから
 ない現状では、それも現実的ではないような気がしている。
 住民税はあと2期分、事業と消費はあと1回、同じような納の時期が今年中にやってくるから、またその都
 度憂鬱な気分にならなければならない。
 今はこの納額の負担が、頑張って働こうという気持ちを阻害している一因になっている。

8.30  
 昔の選挙速報は、開票が進行していくにしたがって数字の変動があり、手に汗を握りながらテレビを見ている雰囲
 気があった。
 ところが今日なんかは、20時の投票終了と同時に当確が出はじめて、またたく間に民主党の圧勝を伝える状態だ
 った。 中には、
開票率0%でも当選が打たれるような選挙区も出現した。
 それだけ出口調査の精度が高いということなのかもしれないけれど、
開票業務そのものが後付けの片付け仕事に
 なってしまっているようで、何だか不自然だ。  

8.29b  
 昨夜自宅に帰ってきて、ハードディスクレコーダー録画リストをチェックしたところ、NHK教育
 テレビで4夜連続で放送された 「LIFE 井上陽水 ~40年を語る~」と、映画「結婚しようよ」が録画
 されていた。
 いつも家にいない私に代わって、私の好みを知っている長男が、私が喜びそうな番組の録画
 セットしておいてくれたようだ。
 そこで、4時間にわたる井上陽水の特別番組を、一気に観てしまった。
 私も毎朝朝刊を一応チェックして、録画をしておきたいものがあったら電話で頼もうと思っている
 のだが、長男と私とでははるかに検出力に差があるようだ。
 こんなときに、1テラの容量を持ったハードディスクレコーダーが、その威力を発揮する。

8.29a  
 月末の締め切りに間に合わせるために、木曜日の夜沼津のホテルで書いた原稿を、今朝仕上げてメールで編集部
 に送信した。
 本当に久しぶりに、どうしてもやらなければならないという、仕事上の仕掛かりがゼロになった。 いつも何かに追い
 立てられていた状態が、ここでいったん解消されたのだ。
 録画しておいたドラマや映画を見なければならないし、村上春樹の新作を読むのも途中になっている。 ゴルフの
 習
だってずいぶんご無沙汰しているし、フィットネスクラブで汗も流さなければならない。
 こんなことを考えていると、仕事の関係の課題がなくなったというだけで、いつも何かに向かっていなければ落ち着
 かないという、悲しい私の(さが)は変わらない状態なのがわかる。

8.28  
 1週間の仕事を終えて長野に帰ってくると、マジェスタが茅野駅の駐車場で待っていてくれる。
 カーステレオスイッチを入れる時間帯はだいたい決まっているから、長野FM放送から流れて
 くるのは 「国分太一 Radio Box」 という番組だ。
 ところが、国分太一が何かひと言話をするたびに、バックの「笑い屋さん」が乾いたような笑い
 声を立てる。 それがわざとらしくて、しかも頻繁に発生しているから、私はそれを聴のが嫌で
 チャンネルを変えてしまう。
 テレビショッピングで、司会者が商品の使い勝手の紹介をするたびに、スタジオにいる観客が
 感嘆の声を上げる様子にも嫌悪感を感じていた。
 番組を商品として捉えるとこのような脚色も必要かもしれないが、ちょっと行き過ぎているので
 はないかと思っているのです。

8.27  
 新幹線に乗り込んできた私の前の座席の乗客が、座る前に後ろを振り向いて「席を倒してもいいでしょうか?」と声
 をかけてきた。
 新幹線は席と席との間隔が広いから、前の座席を倒してもさほど支障はないのに、その乗客は断りの声をかけて
 きて、その表情がとてもさわやかだった。
 私など、今まで一度としてこのようなことはしてこなかったけれど、この乗客に触発されたから、これからは後ろの
 席
の人に声をかけてから席を倒すようにすることを決めた。

8.26  
 官僚の統制の害悪のわかりやすい例が、飲酒運転の過度の取り締まり強化です。
 日本で
飲酒運転による現行犯逮捕の基準は、呼気中のアルコール濃度が1gあたり0.15
 _グラムですが、フランスやアメリカなど世界で一般的なのは0.4_グラム、緩い国では0.
 45_グラムまで認めています。
 お手洗いに行くと「ワインは2杯まで」なんていうビラが貼ってあります。ところが日本はコップ
 一杯のビールまでダメ。 このことを言うと、官僚が必ず引き合いに出すのが、例外的に厳し
 いノルウェーの0.1_グラムです。
 その結果、地方の飲食店は軒並みつぶれています。 いまや人口20万以下の都市に行く
 と、夜7時を過ぎたら全く人が歩いてはいない。 この悲惨な状況を作った大きな原因のひと
 つが、
飲酒運転の取り締まり強化、厳罰化なのです。

                 「飲酒運転の厳罰化が日本を滅ぼす」 堺屋太一  「週刊朝日」 2009.9.4 より抜粋

8.25  
 昨日は4時間もかけて山を登り、下り、歩いたものだから、体は疲れ切っているはずなのに、ベッド横になっても
 りに入っていくことができない。
 このように、私の場合は、夜、たくなるということがないのです。
 明日のことを考えると、らないといけないと思うから、無理矢理ろうとするのだけれど、なかなか睡魔は訪れて
 はくれなくて、タイミングを逃すと逆に目が冴えてきてしまうから、睡誘導剤に頼ることになってしまいます。
 特に夏なんか、睡を取らないと体がバテてしまうのに、やっとりに入っても2時間程度で目が覚めてしまい、熟
 睡とはほど遠いから、体力の維持がたいへんです。

8.24  
 この夏、我が家を訪問してくれた3組目のお客さんと、駒ヶ岳に登りました。
 駒ヶ根駅始発のバスに乗り、ロープウエイの待ち時間もなく、しかも快晴という最高
 の条件で、いろいろな花が咲き乱れる駒ヶ岳を堪能しました。
 今回は、鎖場をたどって、宝剣岳の頂上にもチャレンジできました。
 撮影した写真は230枚。 デジタルカメラは、フィルムの枚数を気にしなくていいから、
 気軽にシャッターを押すことができます。

8.23  
 今日の信濃毎日新聞に掲載された、共同通信社が行った衆議院選挙についての電話世論調査の数字は、たいへ
 ん驚くべき結果であった。
 解散時112議席の民主党が318議席を獲得し、同じく303議席の自民党は115議席になってしまうというもので
 ある。
 もう政権交代は確実な情勢で、信濃毎日新聞は同じ紙面に、「総選挙で何が変わるか・官僚政治から脱皮を」とい
 う論文を掲載しているほどだ。 
 私が心配しているのは、民主党以外の野党が伸び悩んでいること。 その中でも社民党は、解散時の議席7が4に
 減少してしまうという予測である。
 なにごとにもバランスというものがるから、極端なひとり勝ちは望ましくないなんて思うくらい、民主党の勢いはすさ
 まじいものがある。
 もはや関心は総選挙の結果ではなく、選挙後に、民主党が社会の構造をどう変えることができるかということに移
 っていると言ってもいいようだ。

8.22  
 天竜ふるさと祭の花火が、自宅からよく見える場所で上がっており、その音が腹に響いて心
 地よい。
 目の前の土手にある木々が伸びてしまって、最近は自宅の庭から眺めることができなくなっ
 てしまったけれど、やっぱり花火は近くで見ないと迫力が伝わってこない。
 一方、NHKテレビのハイビジョン放送では、秋田県大曲で開催されている全国花火競技大
 会の模様を映し出していた。
 この大会は、課題と自由のふたつのテーマに挑戦する、全国の花火師たちがその技術と出
 来映えを競う場だ。
 いくらハイビジョン放送と言っても、目で見るような鮮やかな色彩は捉えることができないか
 ら、花火は現場に行って、音や光を浴びて楽しむものなのです。 

8.21  
 ふだん市街地の道路を走っている車も、たまには高速道路に乗り入れて、エンジンの回転数を
 思い切り上げることをしないと、持っている能力を発揮できなくなってしまう。
 これは人に対しても同じことが言えて、いつもリミッターをきかせて力をセーブしていると、それが
 その人の能力になってしまい、いざ力を発揮しなければならなくなったときにも、空回りしている
 だけになる。
 能力が錆び付かないように、いつも全力投球を自分に課そう。 楽な方向に流されることなく、常
 に厳しさの中に自分を追い込もう。 そうすれば、それがその人の財産となり、いつかは大きな収
 穫に結び付くはずです。

8.20  
 東海道線の、沼津発浜松行きのホームライナーに乗車するのには、310円の「乗車整理券」が必要になる。
 それをホームにある自動発券機で購入すると、そこには座席が指定されている。 
 乗車すると、車内放送では、「乗車整理券」を前の座席のカバーのポケットに入れるようにと言っている。 最初は
 何のことかわからなかったが、まわりの乗客がやっている動作をみて納得することができた。
 つまり、指定された座席に座っていることを、「乗車整理券」を掲示することで証明しているわけだ。 車掌さんは、
 掲示がされていない座席だけをまわって料金を回収すればいいから、たいへん効率的だ。
 JRもいろいろ工夫しているじゃん。 旅をしていると、いろいろな出来事に出合えるから楽しい。

8.19  
 金大中元大統領が亡くなった。
 李承晩大統領の時代は、日本海に「李承晩」ラインが引かれ、それを「侵犯」した日
 本の漁船が、頻繁に拿捕されていた。 そんなニュースを聞きながら私は育った。
 朴正熙大統領は軍人のイメージしかなく、さらに全斗煥大統領は、軍事クーデターに
 より実権を掌握した。
 このように、韓国の大統領に対しては、そして韓国の政治に対しては、悪いイメージ
 しか抱いていなかった。それを根底から覆してくれたのが金大中氏であった。
 1973年に東京で拉致され、光州事件の首謀者として内乱陰謀の罪で死刑判決を受け、米国での亡命生活を続
 けながら、それでも大統領にまで駆け上がってしまう、その生き方と事実が凄い。

                                       「力のない叫び」 1980.7.15の作品です。

8.18b
 今日の「長野日報」に、インタビュー記事が掲載されました!   「ISOの効率的運用法解説」 ← クリック

8.18a  
 今回の取材で、両党に職員 数など基本情報を尋ねた。
民主党からは回答をもらったが、自民党は、次のような文
 面の「全文掲載」を求めてきた。
 〈昨今の「週刊朝日」の記事は、誰が見ても明らかに
民主党寄りの記事であり、ご質問に真摯に回答したとしても、
 公正な記事をつくるとは到底期待できませんので、今後「週刊朝日」からの取材につきましては、一切回答を控えさ
 せていただきます〉
 
自民党はすでに、批判にさらされる与党の立場を捨てたとしか思えない。

          「週刊朝日」 8月21日号の記事から抜粋しました。    衆議院選がいよいよスタートです。

8.17  
 午前中に自宅にかかってきた電話は、「簡単な箱をつくる作業ですが、やってもらえますか?」という
 ものだった。
 これだけだと何のことかちっともわからないが、これは我が家にとってよくある現象なのです。
 それは、自宅の電話番号が83−8183なのに対して、駒ヶ根伊南広域シルバー人材センターが83
 −8184の1番違いなので、よく間違い電話がかかってくるのです。

8.16  
 朝食前に仏様をお墓まで送って、今年のお盆も終わってしまいました。
 夜勤上がりの長男は、午前中だけ少し休んで、午後は新婦と一緒に披露宴の招待
 状配りです。
 できるだけ手渡ししたいという主旨から、今日は隣組と、近隣の親戚をまわったので
 すが、まだどの家がどこにあるのかがよくわかっていないので、私が案内役を務めま
 した。
 披露宴の会場は「山荘ミルク」。 アウトドア志向のパーティーになるため、礼服ではな
 く平服での参加をお願いしました。

8.15  
 新しい家族が全員揃って、自宅の庭先で花火大会。 こうやって家族で花火に興じ
 るのは何年ぶりのことだろう。
 そのあとは、子どもたちの小さい頃の様子を記録したDVDを、みんなで大騒ぎしな
 がら鑑賞した。
 その頃は無声の8ミリ撮影機しかなくて、子どもたちは「グングン写真」と表現してい
 た。 その映像をデジタル化して、DVDのディスクに保存したもの。
 こうやって昔の記録を見ると、いろいろな人たちに支えられて大きくなってきたことが、
 よくわかります。

8.14  
 長女が本日入籍しました。
 去年の今日、お付き合いをはじめたから、その日に入籍したいということでした。
 長女とはいちばん感性が合うみたいで、いつまでも一緒にいたかったけれど、そういうわけ
 にもいきません。
 立派なお婿さんを見つけてくれたから、喜んで送り出すことができるけれど、ちょっとだけ
 の父を実感して、感傷的になっています。

8.13  
 いつも冷房が効いている場所で仕事をしているから、(特に食品工場など寒いくらい)扇風機もクーラーもない我が
 家の日中は暑くて、脳みそがとろけてしまいそう。
 朝の涼しいうちに草刈りを済ませて、さて仕事に取りかかろうとしたのだが、頭がものを考えるという状態ではない。
 そこで涼を求めてパチンコ屋に繰り出した。
 やっとのことで引いた確変は、小当たりばかりなのになかなか終わってくれなくて、新盆に行く約束の時間に間に
 合いそうにもない。 考えたあげく、次女にメールをして代打を頼もうとした瞬間に、確変はあっけなく終了してしまっ
 た。
 迎え盆で、おばあさんが家に帰ってきました。 弟夫婦がやってきた我が家は、新しい家族も加わって大賑やかで
 す。

8.12b  
 NHKテレビで放映されている、「中森明菜・歌姫スペシャル第2夜」を観ながら録画をしてい
 たところ、突然ニュース速報のテロップが入った。
 そいつは、「東名高速 通行止め区間 下りのみ 明日午後0時に再開へ」という大きな表示
 で、あとでストップウォッチで計測したところ、58秒間も続いていた。
 ニュース速報が入ることは仕方がないと思うけれど、せめて録画をしている画面には影響の
 ないようにはできないものなのかい?

8.12a
 あずさを茅野駅で降りて、諏訪 I.C.から中央道に乗ったところ、東名を回避したたくさんの車
 が、隙間もないくらい流れてきていた。
 諏訪 S.A.は満車の表示が出ているのに、どんどん車が乗り入れていくし、いつもは何でもな
 いところが渋滞していて、これから夜中にかけて、長距離移動しなければならない人たちの、た
 いへんさが思いやられる。 
 私は明日からお盆休み。 のんびりしたいところだけれど、いくつか仕事を持ち帰っているから、
 そうとばかりも言っていられない。 でも、1日くらいは、ボーとしていられる日を作りたいものだ。

8.11  
 私のスケジュールを家族の人たちには教えていない。 したがって、今日どこにいるのかも、今度はいつ帰るのかも
 知らないでいる。
 私の行動範囲は多岐にわたっているので、こんなことに気を遣っていると心配が絶えないだろうから、これはこれで
 いいと思っている。
 したがって、家族からの電話で私の携帯が鳴るのは1年間の間で数えるほどしかない。 そしてそのほとんどは親
 戚や知人に不幸があったというものばかり。
 ところが今朝は、5時21分に携帯電話のベルが鳴って起こされた。 電話の向こうでは「大きな地震があったけれ
 ど、どこにいるの?大丈夫?」と言っている。 郡山では感じなかったけれど、長野ではよほど揺れが激しかったん
 だね。

8.10  
 朝9時に間に合うようにP−Woks(コンピュータのメンテ会社)に行ったのに、まだ会社は開いていない。 このあた
 りから今日はリズムがちょっとおかしいなと思いはじめた。
 結局コンピュータの修理は午後の3時半頃までかかってしまい、こんな状態で1日が終わってしまうことにイライラ
 はじめる自分を感じていた。
 あずさに乗るために茅野駅に向かったのに、交差点の信号機は軒並み赤に変わってしまう。 ようやくたどり着いた
 駅の駐車場で車から降りたところで、上りのあずさがホームに入ってきてしまった。
 そして、1時間遅れのあずさの中で携帯電話で受けたP−Woksからの伝言は、コンピュータの電源コードを置いて
 きてしまっているというもの。 これじゃあメールを開くことも、ホームページを更新することもできないし、さらには仕
 事にも支障をきたしてしまうではないか。

 夜の10時頃、郡山のホテルに着いて携帯電話の「12星座ランキング」を見たところ、みずがめ座は12位で最下位
 だった。 そしてそこにあったコメントは、「予定が変更になったり、邪魔が入るかもしれません。イライラしては時間
 の無駄。割り切りましょう」だって。 なるほどね。

8.9  
 昨夜の「ニュースキャスター」は、放送時間のほとんど
 を酒井法子に関する報道に費やしていた。
 その中で、ビートたけしが「不謹慎かもしれないけれど」
 と断っておこなった発言は、「いつかはばれるかもしれ
 ないけれど、『は覚醒剤を使ってはいません』と、
 主
はどうして守ってやらないのだ」というもの。
 「自分のものではない」ではどうしようもない。人間は、
 本当に追い詰められたときに、その人のもっている本性
 が現れてしまうのです。

8.8  
 朝5時半に起きて(目が覚めてしまったから)、家のまわりの田んぼの土手の草刈りをした。
 いつもなら1時間くらいでへばってしまうけれど、お盆前にできるのは今日くらいしかなかったので、混合油が空っぽ
 になった草刈り機に2回も油を注いで、朝食も食べずに作業に集中した。
 前に刈った草は、お天気がよくなったら燃やそうとまとめておいたのに、雨ばっかり降っていたのでそんな機会もな
 いまま、土手の上で腐ってしまっていた。
 梅雨が明けたというのに、また今日も午後になって雨が降り始めた。 こんな状態だから、庭の草も伸びてしまって、
 おじいさんひとりだけが草取りをしても、とても間に合わない。

8.7  
 ができることは、子供の邪魔をしないこと。
 父
になったんじゃない、君が生まれて父にしてもらったんだから。

            「親子のカタチ」  永六輔      「週刊朝日」   2009.8.14号からの抜粋です。

8.6  
 「コピー・アンド・ペースト」とは、文章やデータなどをコピー(複写・複製)し、そのコピーしたものを貼り付け(ペース
 ト)するという操作を表すコンピュータ用語である。 
 ネット世代は、インターネット上の情報の
コピペに抵抗がなく、ここ数年、コピペだらけのレポートを提出する大学生
 が急増し、単位の取得も、ネットの検索力や自作風に装うセンスが問われるようになっているのだそうだ。
 したがって、レポートや論文の審査をしなければならない教職員の悩みの種になっているという。
 そこで、「
コピペルナー」なるソフトが開発され、12月には発売の予定なのだそうだ。 デジタルデータで提出された
 論文をパソコン画面上に表示し、この
ソフトでチェックすると、文章を文節や単語に分解し、類似した文章がネット上
 に見つかれば、その部分を赤く表示する優れもの。
 開発者は、「うそ発見器のような判定
ソフトではなく、全く頭を使わない丸写しを防ぐのが狙いの、教職員支援ソフト
 です」と言っている。

                                「AERA」 2009.8.10号  からいただきました。

8.5  
 駐車場に入るときと出るとき、紫色の光を見たことありませ んか?
 実は、ナンバープレートをパシャッと撮ってるんです。
 その写真から車両ナンバーを解析して、あなたの入庫時間、出庫
 時間をシステムで管理しているというワケ。
 事前精算を済ませると出口のゲートが勝手に開くのも、こんな最新
 システム
のおかげなんです♪

              私のブログを見た友達が教えてくれました。

8.4b  
 名古屋のセントレア空港の駐車場に車を停めて、駐車料金の精算をブロックごとの入り口で済ませる。 そうして
 車
場全体の出口にあるゲートにさしかかると、「精算済みです」というメッセージとともにゲートが開く。
 この、自動的にゲートが開く仕組みが、私にはわからないのです。
 駐車券から電波を発生させているわけではないし、車のナンバーを読み取ることだってできないはず。
 こんなことを考えていると、熱帯夜と相まって、余計に熟睡ができなくなってしまうのです。

8.4a  
 新聞社の取材の時間を1時間間違えていて、約束の時間に遅刻してしまった。 
 「時間厳守」を基本行動にしている私が、こんなお粗末な状態であったことに対して、
 自己嫌悪に陥ってしまった。
 そのあとで寄り道をしたコンピューターのメンテナンスをお願いしている会社には、読
 書用のメガネを置き忘れてきている始末。
 さらに、身延線を利用して静岡に行きたかったのに、うとうとしていて甲府駅を乗り過
 ごし
てしまい、八王子まで運ばれてしまった。
 そして極めつきは、長女から入った「じーさんがメロン(北海道から届いた)を食べちゃ
 った(怒)」という内容のメール。 買ったときに4日後が食べ頃だと言われたから、そ
 れまで取っておいたのに……。 そんなわけで、今日はんだりったりの一日でした。

8.3  
 兵庫県豊岡市職員課から速達が届いた。

 「豊岡市副市長候補者公募に際し、ご応募いただきましてありがとうございました。慎重に一次選考を実施しまし
  た結果、誠に残念ではありますが、あなたをお選びすることはできませんでした。
  この公募につきましては、1,371名もの多数の方から応募をいただきましたが、二次選考に進んでいただける
  人数には限りがありますことをご理解いただき、ご了承賜りたいと存じます」

 課題であるテーマ、「目指すまちの将来像『コウノトリ悠然と舞うふるさと』の実現に向けて、民間での経験を基に、
 あなたなら職員と組織をどのように鍛えますか?」のなかの、「どのように鍛えますか」という部分がが気に入った
 ので、論文を書いて応募したもの。
 世の中に自分がどのくらい通用するのかという挑戦だったから、一次選考くらいは通りたかったけれど、結果はま
 だまだあなたは力足らずですという宣告だった。
 今はもう全然高望みだったことがわかったけれど、もし仮に副市長を要請されたなら、私はどのような判断をしてい
 たのだろうか。

8.2b  
 「財源を伴わない」というのは、今まで予算を編成してきた人たちの固定観念。 民主党は考え
 方が違います。
 税金の使い道を全面的に変える。 
自民党の批判は当たりません。自民党のイメージは、従来
 ある予算の山から少しずつ削ってきて新たな予算に回す、というもの。
 我々はまず、何もないところに
マニフェストで掲げた政策の山を作る。 少なくともマニフェスト
 予算はつくわけです。 イメージは「削る」ではなく「組み替える」です。
 官僚に丸投げすると変な風になっちゃう。 天下り団体のカネを残して、必要な社会保障分の予
 算を削ったり、あまり目立たないけれど、今回の
マニフェストの最大の争点は、官僚の手綱を政
 治家が握るという「統治機構の改革」なんです。 ここが
自民党と全然違うところです。

          「全省庁の金庫をひっくり返す」  長妻 昭     「AERA」 2009.8.3号より抜粋しました。

8.2a  
 北海道の写真を GALLERY にアップしました。  たくさん、たくさん撮りました。

8.1   
 北海道に行くことを決めたのは7月15日のこと。 JALマイレージクラブから届いたメール、「スーパーバーゲン・札
 幌3日間」を見て即決したもの。 今年は無理だと思っていたけれど、行ってよかったと今は思っている。
 この旅でみつけたことは、私にはまだ時間があるではないかということ。 仕事に追われていると毎日があっという
 間に過ぎてしまうのに、パソコンも持っていかなかったこの3日間は、時間がゆっくりと流れてくれた。
 1日目は朝6時に家を出たのに、北海道には昼頃には着いて、夕方は大通り公園で生ビールを飲んでいた。2日目
 は、富良野で時間をもてあましてしまい、午後4時頃には札幌に帰ってきて、またビアガーデンに繰り出した。3日
 目は、小樽を散策したあと空港に行って、最終便までの3時間をのんびり過ごしていた。
 時間というのは、誰にも共通の条件として与えられているけれど、その使い方はその人に委ねられている。だから、
 もっと自分だけのために使ってもいいんじゃあないかと、そんなことを感じた北海道の3日間でした。