5.31b |
今年のダービーは熱かった。
購入したのは3連単で、@、A、F、Kのボックス。
そして結果は、1着@、2着K、3着Iで、配当はなんと20万1960円にもなった。
4着にはFが、5着にはAが入ったのだから、熱くなるのも無理はない。ゴール前で
FとAがIを追い上げたけれど、もう一歩のところで届かなかった。
FもAも人気薄だったから、どちらかが3着に入線した場合の配当はものすごい金
額になっていたはず。 だから、本当に、本当に、本当に、惜しかった!
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5.31a |
地元の大型店舗に半袖の下着を買いに寄ったところ、土・日は衣類が表示価格の2割引きだとの掲示がしてあっ
た。 ただし、会員カードを提示した人に限ってということだ。
そういえば夏物のズボンがなかったなと思いながら売り場を歩いていると、薄いベージュ色をした薄手のズボンが
何本もつるしてあった。
その価格を見てびっくり、なんと2990円だ。 それが2割引きになるのだから、2392円で買えるということだ。
嬉しくなって2本も買ってしまったけれど、そして成り行きで会員カードを作ってしまったけれど、こういうことをや
っていると「安物買いの銭失い」になってしまうのかな?
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5.30 |
ブルーレイのハードディスクレコーターが欲しかったのは、フルハイビジョンの画像と、5.1チャン
ネルのサラウンドの音声を保存しておきたかったからだ。
テレビから流れてくるたくさんの良質の番組の中から、これはいつかもう一度見てみたいと思った
ものを録画しておくのだが、問題は、はたしてそれを見る機会が、これから先あるかということだ。
若い頃はFMラジオの音楽をエアチエックし、テレビのアナログ放送をVHSのビデオテープに録
画し、さらにはパソコンでインターネット上のアダルト画像を取り込んだりと、いろいろな努力を重
ねた結果が、ただライブラリーとして残っただけで、もう一度見るなんてことはほとんどなかった。
ただ残しておくことだけが目的になってしまっていた。
それなのに、ハードディスク上にある見終わった番組を、ただ消去してしまうのは忍びないからと、決して安くはない
ブルーレイのディスクを買ってきて、またダビングを行っている。
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5.29b |
山梨県の甲府から乗った、20:55分発松本行きの普通列車。 社内は家に帰る高校生たちでいっぱいだ。
私がつり革を握って立っているドアのそばの2人用の座席には、暗い雰囲気をした若い男がひとりで座って
いた。 そして、その横の座席には、そいつのものらしい黒いバッグが置かれている。
目の前に人が立っているのに、そいつにはバッグをどかしてもうひとりが座れるようにしようという気配がな
い。しばらくは携帯電話でゲームみたいなことをしていたが、やがて目をつむって眠りだしてしまった。
「通路に立っている人がいるのに、荷物で座席を独占してしまっているはまずいことだ」という、社会人としての基本
的なことが本人はわかっていないのだろうか。だとしたら、それは何が原因なのだろうかと考えていた。
まわりには私の他には年配者がいなかったし、突然切れられても困るからと、勇気のないのを他人のせいにして、
私には注意をすることができなかった。
私がその座席に座ることができたのは、6つくらいの駅を通り過ぎた頃、たくさんの高校生たちがみんな降りてしま
って、車内ががらがらになった頃だった。
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5.29a |
フィル・ミケルソンの傍らには、いつだって愛妻エイミーがいた。「無冠のグッドプレイヤ
ー」なんて屈辱的称号を与えられたミケルソンがメジャーで勝ちそこなうたびに、優しく
抱き締めていたのは彼女だった。04年マスターズで、ついにメジャータイトルを獲得し
たとき、はじけんばかりの笑顔で熱いキスをしたのも彼女だった。
06年全米オープンで目前の優勝を逃し、「オレは、なんてバカなんだ」と崩れ落ちたミ
ケルソン。クラブハウスの片隅でほおづえをつき、放心状態になっていた夫と向き合い、
一緒にほおづえをつきながら長い間、静かに話をしていたのも彼女だった。
あれは、エイミーが初産を控えていた99年全米オープン。ミケルソンはポケベルを携
帯して最終ラウンドに臨んだ。「エイミーの身に何かあったら、僕はたとえ優勝が目の
前まで来ていても棄権して彼女のもとへ駆けつける」。
ポケベルは鳴らず、「緊急事態」は起こらなかった。ミケルソンは優勝争いの末、ペイ
ン・スチュワートに敗れた。エイミーは翌日の月曜日に第一子を無事出産。その4ヶ月後、勝者スチュワートは飛行
機事故でこの世を去った。
あれから10年が経過した今、エイミーが乳がんと診断され、ミケルソンは「僕はツアーを欠場してエイミーの傍らに
いる」。10年前の言葉は皮肉な形で現実になろうとしている。人生、何が起こるかわからないと言うけれど、人間
の運命や宿命は時として残酷すぎる。
「素顔のプロたち」 船越園子 「朝日新聞」 2009.5.28 夕刊 より抜粋
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5.28 |
鴻池祥肇前官房副長官が人妻との不倫旅行を報じられたとき、「彼女の方が『旅行に行きましょう』と積極的だっ
た」という旨の発言をしていたが、あれは男を下げた。
不倫や浮気の発覚時、人はその本性を曝(さら)す。何を捨て、何を守ろうとするか。 鴻池祥肇前官房副長官は、
「彼女が積極的だった=(自分はたいして乗り気でもなかった)」というニュアンスの発言をすることで、不倫の主
導権を相手になすりつけ、自分は誘惑された側という立場を主張していることになる。主犯はあくまで相手の女性、
自分は従犯だというのだ。
妻に対してそう主張するのは、言い訳としてある程度功を奏す場合もあるし仕方がないが、世間に対して発信する
情報ではあるまい。相手の女性の立場を踏みにじる、卑怯な言い逃れに聞こえる。
「女心が凍えて乾くフリドラ男」 倉田真由美 「週刊朝日」 2009.6.5号からの抜粋
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5.27 |
先月と今月で、私の知り合い二人の就職のお世話をした。
この不況下で、新しく人を採用する会社などないと思われるかもしれないが、企業の中にはこの時期に力をつけよ
うとしているところもある。
しかし、中途採用をしてもらうには、人材を求めている企業に、認めてもらえるだけの力量がなければだめなことに
は変わりない。
長い間サラリーマンの世界 に身を置いていると、能力を発揮したくてもできないようになってしまうから、常日頃自
分を鍛えるべく、切磋琢磨し続けなければだめだ。
先日久しぶりにあった友人に、精気がまったく感じられなくなってしまっていたから、特にそんなことを思うのです。
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5.26 |
興福寺の創建1300年を記念して、東京上野の国立博物館で「国
宝阿修羅展」が開催されている。
60年ぶりに寺から外に出たのを機会に、いろいろな角度から撮影
し、それを科学的に分析した「阿修羅・天平の謎を追う」が、NHK
総合テレビで放映された。
漆を何度も塗り重ねることで表現された表情は、現代を生きる私
たちに、何を伝えようとしているのだろうか。
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5.25 |
岐阜羽島駅で購入した新幹線の座席指定は7号車の1E。
いちばん前の席だから、足が伸ばせてうれしいなと思いながら通路を歩いて行ったところ、そこには週刊誌と、新聞
紙と、駅弁の器と、半分くらいお茶が残ったペットボトルが散らかっていた。 おまけに、座席の背もたれは倒したま
まだ。
通りかかった車掌さんを呼び止めて片付けてもらったが、モラルも何もかもあったものじゃあない。こんなことひとつ
で、降りるまでずっと気分が悪かった。
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5.24 |
蔵前国技館の天井に飾られている額は全部で32枚。 そのうち、日本人力士のものは2
枚しか残ってないという。
30枚は、モンゴル勢と琴欧州のもの。 もう日本人力士のふがいなさを嘆くレベルではな
くなっている。
今場所の優勝争いも、最期に稀勢の里がからんできたものの、実態はモンゴル出身の3
力士のものだった。
優勝した日馬富士は、練習をしすぎて吐くことが何度もあったという。 軽量力士が力をつ
けるには、練習をする以外にはないのだが、それは強靱な精神力に裏付けされたもの。
だから、日馬富士の優勝を、素直に喜びたい。
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5.23 |
ここまで来た以上、もう後戻りはしない。女としてまだ間に合う間に、この先どれだけ、 身も心
も燃やし尽くせる相手に出会えるだろう。何回、脳みそまで蕩けるセックスができるだろう。
そのためなら・・・・そのためだけにでも、誰を裏切ろうが、傷つけようがかまわない。そのかわ
り、結果はすべて自分で引き受けてみせる。
「ダブル・ファンタジー」 村山由佳 文藝春秋 ¥1780
「週刊文春」に連載されているときから、気になっていた小説です。
自宅の枕元において読んでいたのですが、496ページもある長い小説のため、読破するのに
ずいぶん時間がかかってしまいました。
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5.22 |
単行本の原稿締め切りは6月20日だったけれど、それを約1ヶ月早めるかたちで原稿の納品が終了
した。
あとは編集されたゲラを校正して、ページ単位で発生する余白を埋める作業が残るはず。
書いているときはたいへんな思いをしていても、終わってしまうと心にぽっかり穴が空いてしまった感じ
で、もう次のものを書きたくなってしまっている。こんどは、一般向けのビジネス書のたぐいに、挑戦して
みたい 。
こんな夢みたいなことを考えている一方では、連載している原稿の締め切りが迫っているのに、テーマが思い浮か
ばないで困っているのです。
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5.21 |
手術をしてからちょうど3年が経ったので、節目としてのCT検査を実施した。
静脈から血液造影剤を注入して撮影した、首からお尻の穴までの間を輪切りにした画像を、私も見せてもらった。
結果は異常なし。
これでひとまず、今回の手術のあとをケアーする検診は、卒業ということになりました。
中山先生は、「前立腺が少し大きくなっているのが気になるなあ」とおっしゃっていたので、機会を作って前立腺の
検査をしてみようと思っています。
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5.20 |
職場のコミュニケーションが不足しているというから、コミュニケーションっていったいどういうこと
を指すのですかと尋ねると、「報連相(報告・連絡・相談)」ですという答えが返ってくる。
職場運営は民主主義のルールではなくて、上司の命令とそれに対する部下の報告によって成り
立つものだとしたなら、報連相が不足しているのは、上司の命令が的確ではないのではないかと
疑ってみなければいけない。
的確ではないとは、部下の動機付けが伴っているものになっているのかとか、期限を指示してあ
るのかとか、途中でちゃんとフォローしているのかといったことだ。
そういうこともしないでおいて部下ばかり攻めていると、問題解決の能力が少しも向上していかない。
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5.19 |
東北新幹線の車窓から眺めるみちのくの田園風景は、緑が多いから眺めていて気持ちが安らぐ気がする。
窓際の座席に座ると、トンネルに入るときの風圧で壁が揺れることや、里山を走っているからまわりの風景がせま
ってきて怖いけれど、最近は本を読むことよりも窓の外を見ていることの方が多くなった。
いつか近い将来、のんびりとみちのくを旅して歩きたいものだ。
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5.18 |
「冬のソナタ」が巷で話題になっていた頃、私は韓流ドラマにまったく興味がなかった。
だけど、チェ・ジウだけはなんて魅力的な人なんだろうと思っていた。
そんなこともあって、この5月1日から始まったWOWOWの「スターの恋人」を見はじ
めた。
韓国の人気女優イ・マリ役を演じるチェ・ジウは、豊かな表情で感情を表わすことがで
きるから、すごいなあと思いながら見ている。そして、ハングル語の歯切れのいい響
きも心地いい。
毎週金曜日に、1回に2話ずつ放映されているから、見るのが追いつかないというの
が今のところの悩みだ。
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5.17 |
体の具合が悪いからと6つの病院に通い、それぞれ単独でもらった薬を飲んでいれば、体調が余計に悪くなるなん
てあたりまえのこと。
私がそれを指摘すると「じゃあ飲むのをやめてみるね」と言う。
飲むのをやめて問題が解決するわけではないから、「どこかの病院で総合的に診てもらったら?」という問いかけに
対しては、「人間ドックに入ってみる」と答えてくる。
人間ドックなんて一般論としての感覚でしか検査してくれないからと、1週間程度の検査入院を勧めると、「原因は
ストレス」だと言う。
確かに母親の介護で心身が疲れていることはわかるけれど、もうすこし論理的な思考にならないと、いつまでたっ
ても明日を見通すことはできないのではないか私が思う、これは従姉妹の例だ。
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5.16b |
民主党の代表選挙をテレビで見ていた。
「逆風に対しても幹事長として党内をとりまとめてきた人に、党内の舵取りを任せたい」という極めて日本人的な発
想と、自民党とさほど変わらないパターンである、「党内の派閥力学に依拠した」投票の結果、当面の敵である自
民党から、「正直、ほっとした。闘いやすい」と歓迎されているようではどうしようもない。
本当に「変わりたい」のならば、誰が見たってそれを感じ取れるような方法を取らなければだめだ。日本の選挙は、
政策による論争よりも、イメージに委ねる部分がまだまだ大きいのだから。
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5.16a |
NHK・BS2で、2001年2月2日に放映された「沢田研二の寒中御見舞・獅子奮迅ワンマ
ンショー」の、再放送が水曜日に行われた。
これは旅先で新聞のテレビ欄を見ていて偶然みつけたもので、急いで家に電話をして録画
しておいてもらった。
いまから8年前のことだから、沢田研二は52歳。 まだこの頃は十分若々しかったけれど、
昨年の還暦コンサートのときの彼は、あの頃よりもかなり太っていて、顔にも精気が感じら
れなかった。
ジュリーをルックス面でのライバル(?)だと思っている私だけれど、今ならおそらく勝ってい
るんじゃないのかい?
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5.15 |
身延線の特急が甲府駅に近づいてくると、私は車両のいちばん前に移動する。 それは、下りの列車との連絡時
間がほとんどないからだ。
そこにはガラス張りの運転席があって、中にいる運転手の挙動をすべて見ることができる。
運転手は、目の前に貼り付けてある「行程表」やこれから進んでいく前方を絶えず指さしながら、大きな声を出して
確認している。 いわゆる指差し呼称というやつだ。
それを眺めていて思ったことは、会社での動作もあのくらいきびきびとやれば、もっともっと効率が上がるだろうとい
うこと。単に運転手は人命をあずかっているからというだけで、済ましてしまうことができないのではないだろうか。
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5.14 |
SMAPの草gクンが逮捕された日に、「午前中休みます」と言って、友達と一緒にカレが拘置さ
れた警察を張っていたらしい新人ちゃん。お昼に電話がかかってきて、「一大事なので今日は有
給とさせて下さい」と言ってのけていました。
「Y部長、銀座のクラブ○○のY様から緊急のお電話です」と言ってのけたSちゃん。
皆が忙しく働いている午後3時に携帯電話を受け、「うん、今? 大丈夫、大丈夫」と言って私用
電話を始めたIクン。
新人歓迎会で、私に「○○さんってモロ、僕のタイプです」と言ってのけたFクン。
今年も新人たちは元気です。
「それってどうよ!?」 池野佐和子 「サンデー毎日 5.24」 からの抜粋
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5.13 |
今年の夏は「風のガーデン」がある北海道の富良野に行きたいと漠然と思っていた。
連休前に北海道の観光ガイドブックを買ってきたけれど、ゆっくり見ている余裕がなく
て、やっと今日インターネットでいろいろなことを探り出した。
驚くべきことは、富良野のホテルではシングルルームが設定されていないこと。そし
て、行きたいのは観光シーズンまっただ中だから、飛行機もホテルもどんどん埋まっ
てしまっている。
貧乏性で優柔不断な私だから、なかなか決めることができないのです。
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5.12 |
日曜日に長男と BMWZ4 の新型を見に行った。
マジェスタを手元に置いておくのなら、セカンドカーを持
つのもいいのかなと、少しだけ思っている。
Z4 は、遊び心のある、魅力的な車だ。
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5.11 |
高校1年生のときの昼休み、お弁当を食べていると先輩たちが教室になだれ込んできて、新入生に向かってお説
教を始める。 そのなかにこんなのがあった。
「お前たちは割引料金の定期券を使って電車に乗っているのだから、座席に座るなんてことはせずに一般の人に
席を譲りなさい」というものだ。 先輩たちは、こんなかたちで社会人教育をしてくれたのだと思う。
東京近郊のローカル線、学生たちが座席をひとりじめにして、わいわいがやがや大騒ぎをしている。 もう一方では、
すぐそばに老人が立っているのに、携帯電話のメールに没頭している人もいる。
今の時代は、「社会常識」ってやつを、誰も教えてくれなくなってしまったんだね。
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5.10 |
長野県の伊那地方は、田植え作業がピークを迎えている。
私の家の田んぼの稲作は、耕作してくれる近所の人に頼んでいるから、もう田植えをしなくなっ
て何年も経つ。
もともと土いじりが嫌いだった私は、田畑を守っていかなければならないことが苦痛だった。その
くせ、今は時間的にそんな余裕もないけれど、他人に依存していることに対して、どこかに後ろめ
たさを感じている。
自宅に隣接している畑は、おばあさんが元気だった頃はいろいろな野菜を作って、近所や親戚に
あげていた。
今はおじいさんが自家用の野菜を少しだけ作っているけれど、この間、何か木でも植えようかと言い出した。せっか
くある畑だから、いつかは私が野菜を作るようになりたいなんて思っているけれど、はたしてそんな日はやって来る
のだろうか。
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5.9 |
私のパソコンのメンテナンスを担当していただいているピーワークスさんが、新しいマウスを
提供してくれた。
それまでのものは光学式で、マウスの下に敷いているものの色や透明度によって、動作が
不安定になってしまうために、できるだけ専用のパットを使うようにしていた。 ところが、出
張のときには持っていくことができずに、不便を感じていた。
今度のマウスはレーザー式のもの。マウスの下がどのような状態でも、安定した操作を行う
ことができる。そしてコードレスタイプ。
USBの端子をひとつ専用にしなければならないけれど、それを補ってあまりある機能に満足している。
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5.8 |
その存在自体が革新だと思ったのが、ミケランジェロだ。血管、ツメ、毛髪など細部に至るまで彫り
込まれた石像は、遠くから眺めてもはっきりと彼の作品とわかる。初めてダヴィデやモーゼの像を見
たとき、その天才性と異常性にあぜんとなった。
ダヴィデ像の高さは4メートル以上。それを作るための大理石の原石の大きさを想像してみて欲しい。
横向きの頭。軽く持ち上げた左腕、重心を軽く傾けた右足など、いずれも個々に細部を彫るだけでた
いへんな労力と技術を要するが、それを硬く巨大な大理石からバランスを崩さずに彫り出すのだ。仮
に粘土を使って修正しながらでも難しい作業を、こともあろうに彼はいきなり足から始めた!
「革新的アーティスト 十選」 アートディレクター 佐藤可士和
「日本経済新聞」 5月8日号より
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5.7 |
朝8時半頃になって目が覚めたところ、家族は全員出勤したあとで誰もいない。
夕食の残り物のカレーをご飯にかけて食べたのだが、頭の芯が重たかったのでまた布団にもぐり込む。
夕方のあずさを予約してあったのだけれど、少しでも早く移動をしてゆっくりしようと、12時ころ自宅を出る。
到着した大宮のホテルではパソコンを開く気にもなれず、駅で買ってきた弁当を食べてから、ベッドに横になって本
を読み出す。
そのうちに眠たくなって、浅い眠りの中で仕事の夢を見続けながら、朝になってしまいました。
連休もいいけれど、こうやってだらけてしまうから考えものなのです。
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5.6b |
自宅にいると食卓にいろいろな食べものが並ぶので、ついつい食べ過ぎてあとで苦しい思いをすることに
なる。 そのくせすぐにお腹がすくので、がまんできずに間食をしてしまうから、胃に負担がかかってしまう。
ゴルフの練習場に3日連続で行ったけれど、体力の限界を感じてそれも続かなくなってしまった。
2日のブログに登場したお師匠さんがまた電話をくれて、「おじいさんよりも先に死ぬなんてことのないよう
にしなさい」 とおっしゃられる。 戦後を生きてきた人たちに比べると、私には生きることに対する執念が不足
しているというのだ。
確かに、私は自分の人生にもう満足しているし、これからどうしてもやりたいことはなくなってしまっている。弱気に
なっているのとは少し違うけれど、連休も終わりに近づいた今頃になって、体と精神に疲れを感じているのです。
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5.6a |
カメラを手にして家の外に出ると、そこには画材がいっぱいあふれている。
全部をホームページの表紙に採用することはできないので、それらを 「2009年春の花たち」として、
GALLERYにアップしてみました。
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5.5 |
当たり前のことだが、自然の土地にバリアフリーなんてことはない。エスカレータもエレベータ
もついていない。どんなところも、自分の足で乗り越えていかなくちゃいけない。
ところが社会が文明というものにどっぷり浸かるようになって、足腰の頼りない年寄りでも、平
気で外出できるようになった。いかにも自分の足でどこへでも行けるように錯覚していた。
それで思うんだよ。真の老人福祉とは、手すりをつけたりバリアフリーにすることではないとね。
足腰の弱った老人に必要なのは、そんなものではなく、手を貸してくれる人なんだよ。それが
家族であれば理想的だ。近所の人でもいい。ところが国は、家族がばらばらに生きていかざる
をえないような国づくりをしてしまった。他人と関わりを持たないほうが得をする世の中にしてし
まった。
「バラドックス13」 東野圭吾 より
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5.4 |
おじさん(義母の妹の連れ合い)のお葬式が先週あったけれど参列できなかったので、今日は神奈川県の大和市
までお線香を上げに行った。
朝6時に自宅を出発して、中央道相模湖 I.C 辺りの下り線で発生していた22kmにも及ぶ渋滞を横目で見なが
ら、現地の到着したのは9時ちょっと過ぎ。
帰りは12時頃出発したところ、下り線の渋滞は解消されていて、何の障害もなく戻ってくることができた。
気になるのは、何かの花粉が襲ってきて、くしゃみや鼻水が出ること。 杉花粉の症状が治まって安心していたの
に、今度はいったい何に対して私の抗体が反応しているのだろう。
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5.3 |
4月7日に採取した血液検査の結果は、尿酸値だけが基準範囲を超えていて、数値は7.3 だった。
仕方がないので、尿酸の発生を抑える薬を飲み始めることにした。
心配していた血糖値は、少し高めだったけれど、まだ治療はしなくてもいいとのこと。 ただし、体を動かす機会がな
かなか取れないから、改善させる手立てが見つからない。
とりあえず、この連休中は、毎日ゴルフの練習場とフィットネスクラブに通おうと思っている。
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5.2 |
登山やマラソンの場合は、温泉に入ったりマッサージをすれば疲れは取れるけれど、原稿を書く
仕事の疲れはいつまでも頭の芯に残っていて、それが蓄積されていくものだ。
病気になったのもそのことの影響が大きいし、こんなことばかりしていたら長生きなんてできない
からと、私のお師匠さんは、原稿の締め切りを2ヶ月延ばすようにと、出版社と交渉してくれてい
るそうだ。
私のことを、自分のことのように心配してくれているのは、涙が出るくらい嬉しいけれど、いつか
はやらなくてはならないことだから、そして早く終わらせて楽になりたいから、今日からの連休は
執筆活動に精を出すのです。
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5.1 |
「風よ」の歌詞を貼り付けるにあたり、ギターを持ち出して久しぶりに演奏してみようとした。
ところがコードを忘れてしまっている。 それも、最初のコードがAmだったかEmだったかがわからないのだ。
そればかりでなく、どちらではじめてもコード進行を忘れてしまっているから、曲になってくれない。
昔から記憶力がたいへん悪いことは自覚していたが、これはこれでショックが大きい。
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