あと あと のあと 2004年5月



     若い芽たちは、太陽の光をいっぱい吸収して深い緑の葉っぱへと成長していきます。
     自らを成長させるためには、外部からエネルギーを取り入れるしかないのです。


    
5.31
 浜名湖花博は、だだっ広い会場にいろいろな花々が咲き乱れていた。
 ものすごい入場者の数だったから、団体用の大型バスさえ会場の駐車場に停めることができず、あらかじめ決めら
 れた時間割にそって乗客を迎えに来る。
 入場者の人いきれと、植物が発するオーラみたいなものが満ちており、まだ5月だというのにとにかく暑い。これで
 は、これからの季節が思いやられるぞ。

5.30  
 日曜日〜月曜日は、分館長・主事会の研修旅行。
                                   
 舘山寺のホテルでの宴会の後、ストリップ劇場に行ってみた。
 入り口には、若くて綺麗なストリッパーのポスターが貼ってあったのに、出演者はたぶん50歳に
 近いと思われる年齢の踊り子ただひとり。
 劇場を出た後で確認したら、そのポスターには「近日出演予定」と書かれていた。
 
5.29  
 1ヶ月前に実施した前立腺がんの検査結果が届いた。 
 PSA(前立腺特異抗原)値は1.7ng/ml、正常値 4.0ng/ml以下とのこと。
 初めての検査だったから、封筒を開くときは少し緊張するね。

5.27  
 同伴者にわざとOBを打たせ、キャディさんがその処理をしている留守にアルバトロスやホールインワンを作り出し、
 ゴルフ保険をだまし取った男がいるという。 それも2回もだ。
 私もゴルフ保険に加入しているけれど、ホールインワンはロマンだと思っている。それを現実と一緒にして欲しくな
 いものだ。

5.26  
 2週間ほど前に田植えが行われた田んぼでは、稲の苗が根付き葉っぱの緑に勢いが出始め
 た。
 このことを「活着(カッチャク)」という。
 これから茎の部分が何本にも分かれ、は大きくなっていく。これを「分蘖(ブンケツ)という。
 このように、理屈はわかっているけれど、それを自分で実践しようとは思わないのです。
5.25  
 部下が斬新で画期的で真っ当なアイデアを出すのを、上司は本能的に嫌う。なぜなら、そのアイデアは現状を否
 定するものであり、(だから画期的)、
上司の過去と現在を否定するものだからだ。
 アホでマヌケな
上司の前で部下はどうすればいいのか。それは『あきれる』ことだ。すっとんきょうな声を上げて、
 正しく
あきれること。『そうですね』なんて言ってはいけないし、『NO』なんて威勢のいいことを言うのでもなく、
 ただひたすらに『ええーっ!』とあきれてみせる。

 
                    「上司は思いつきでものを言う」  橋本 治  集英社新書  ¥660

5.24  
 佐藤江梨子主演のキューティーハニーが楽しそうだ。
 ときには浮き世のしがらみから抜け出して、おとぎの世界に身を置いてみることも必要だよ。
5.23  
 この一番に勝てば優勝という条件でのぞんだ北勝力は、モンゴル出身の白鵬の変わり身に合い前のめりになって
 負けた。そして、朝青龍との優勝決定戦は、圧倒的な力の差を見せつけられ轟沈。
 今場所の北勝力の立ち会いはいただけなかった。悔しかっただろうけれど、その悔しさをバネに出来るか出来ない
 かも、大きな意味ではその人の実力だ。

 (後日談:本人は悔しくはなく、「ここまで行かれたことが喜びだ」と言っているそうだ。そんなことじゃだめだ!)

5.22  
 はつねに反社会的な魔物である。その牙には猛毒があることを知っているがゆえ、妻は夫の行動
 に対して用心深くなるのであろう。

                                              
               『さくら伝説』  なかにし礼    新潮社  ¥1800(税別)

5.21  
 銀行から、定期預金が満期になったお知らせのはがきが届いた。
 50万円預けて、1年間でついた利息が150円。そこから、国税22円と、地方税7円が引かれて、私の手元に残
 るのはたったの121円。
 こんな状態だから、貯金をしている意味が見いだせない。

5.20  
 コンビニの雑誌売り場は、いつも誰かが立ち読みをしている。そんなことが気になって仕方ない。
 ひとつはを探すのに邪魔だ。もうひとつは、他人が手をつけたなんか買いたくない。
 お店の側は、店内に人がいる状態になることを歓迎しているというから、余計に始末が悪い。

5.19  
 プールの中を歩く運動はいい。
                         
 全身にかかる水の抵抗をはねのけ前に進むと、無理をせずに体を鍛えることができる。
 泳ぎの出来ない私は、の中で歩を進めることからフィットネスクラブでのトレーニング
 を始めた。

5.18  
 小沢一郎が党首の立候補を辞退したのは残念だ。
 やらせてみなければどうなるかはわからないけれど、物事を変革するためには、強烈な個性とリーダーシップもとき
 には必要だ。

5.17  
 予約をしてから1ヶ月も待って、やっと歯医者に行く日がやってきた。
 全部の歯をチェックしてくれたけれど、歯茎のポケットはどれも1oから3oの範囲に収まってお
 り、極めて良好な状態だ。
 これも、長女が歯科衛生士の学校に行っているときに、歯磨きの仕方の講習を受けた成果だ。 
 身近に何人か口臭のすごい人がいるのだけれど、その人に歯周病の検査を勧めていいものだ
 ろうか?

5.16  
 友達がお金を落としたから貸して欲しいという。
 今までにも何回か貸しているけれど帰ってきたためしがない。
 人がいいのも限度があるし、貸すことが長い目で見るとその人のためにならないから、心を鬼にして、突っぱねよう
 と思っている。

5.15  
   土曜日の夜ともなると、インターネットのつながりが悪くなる。
   この地区も、今年の秋には光ケーブルが敷設されるみたい。
   だから、それまでの我慢だ!
5.14  
 地元のわき道みたいな道路、それも普段あんまり通行量が多くない道で、速度取り締まりをやっていた。
 私のレーダーは、「ステルスです!ステルスです!」と大騒ぎ。
 すぐにブレーキを踏んだ私は、おかげさまで捕まらなかった。

5.13  
 ゴルフのドライバーを買った。 
 友人がドライバーを2本仕入れたから打ってみようと誘ってくれた。普通初めて持つクラブは何らかの違和
 感があるのに、そいつは自分の体の一部のような感覚でなじむ。
 そして、打球は芯を捉えている。
 貧乏性の私が、こうやって衝動買いをするのは極めてめずらしいことだ。

5.12  
 北陸自動車道。前をブルーのスカイラインが走っている。
 近づいていくと私の車のレーダーが反応し始めた。後ろから見ただけでは覆面かどうかわからない。しかし、スカイ
 ライン
は覆面に多い。追尾している私のレーダーは鳴りっぱなし。
 私の車の横を猛スピードで走り抜けていく車がいても、スカイラインは追いかけようとはしない。しばらくの間あとを
 ついていったけれど、どうも覆面パトカーではなかったみたいだ。
 じゃあレーダーに反応したのは何の電波なのだろう?

5.11  
 昨日の夕方5時頃、自宅から2qくらい離れた特定郵便局に強盗が入った。
 お金を奪った犯人は、小学校のそばに停めてあった車に逃げ込み、包丁で胸を刺して自殺するという血なまぐさい
 事件。
 のどかで穏やかだった田舎にも、とうとうこんなことが起きるようになってしまった。

5.10  
 テルメリゾート INA というフィットネスクラブに入会した。
 3年くらい前から考えていたことだけれど、入会金が無料になるキャンペーンがはじまったので、
 思い切って入ったもの。
 私は泳ぐことはできないから、水の中を歩いたり室内を走ったりと、インストラクターの組んでくれ
 るプログラムにそって体を動かすつもり。
 とにかく体力をつけなければ、押し寄せてくる仕事にきちんと向き合えない。

5.9  
 上社もそうだったけれど、下社の御柱祭も天候に恵まれなかった。
 しかし、これといって何かしなくてはならないことが何もない日曜日は、このが心地よい。

5.8  
 毎月連載しているコラム、「他人に聞こえるひとりごと」に送った原稿 「平成の南無阿弥陀仏」はボツになってしま
 いました。
 「税制度の問題,特定の宗教団体に対する記述の面など、この文章からは、『税金を払わなくてよいお坊さん=悪』
  という図式が読み取れる
」からとのことです。
 「悪」とまでは思っていませんが、今の時代、お布施が税金を免除されているということが、問題ではないとは思え
 ないのです。

5.7  
 世の中の人間というのは、どうしてこれほど気軽に、人に悩みを打ち明けるのだろうか。相談
 するということは、毒素を口から吐き出し、それを相手に吸い込ませることである。それを解毒
 するために、相談された人間は心も体も消耗していく。どうしてみんな、そのことがわからない
 のだろうか。

                     『anego』  林真理子  小学館  ¥1680
5.6  
 新聞に「花粉予想」が掲載されなくなったのと時を同じくして、私の症状も消えていった。
 連休に入ったばかりの頃はまだ鼻がむずむずして、こんどは「ヒノキ」が影響しているのかなと思ったけれど、どうや
 ら取り越し苦労だった。 
 本当に効くのかどうかはわからないけれど、これからの1年間もヨーグルトを食べる努力をしよう。

5.5  
 栃木県に住んでいる弟夫婦が、2匹のチワワを連れてやって来た。
 テレビのコマーシャルでよく見るあの愛らしい顔が、居間の中を飛び回っている。
 長野にやってきたのは何年ぶりになるのだろう。年老いた両親に顔を見せることが何よりもの親孝行なのだから、
 都合をつけてまた出掛けてきて欲しい。

5.4  
 いつも購入している週刊誌、発売の曜日になったのでコンビニで購入したところ、なんだか雰囲
 気がおかしい。
 グラビアをめくってみるのだが、どこかで出会ったことがあるような写真だ。
 よくよく表紙を見るとゴールデンウイークの合併号、1週間前に買った週刊誌をまた購入してしま
 った。

5.3  
 何年ぶりになるだろうか、塩尻の健康ランドで「垢すり」をしてもらった。
 お姉さんが何回も「大丈夫ですか?」と訊いてくるくらい肌をこするのは痛かったけれど、これを我慢をしないと
 取れないと思って耐えた。
 途中で私の手を導いてくれた先には、ものすごい量のがよれた状態になっていた。
 なんだか体が軽くなった気がする。

5.2  
 諏訪の御柱街道はものすごい人出。
 騎馬行列、長持ち、花笠踊り、龍神舞いなどが繰り出され、華やかなことこの上なし。
 次にこれ見られるのは7年後だから、年配の人たちは毎回「これが最後かもしれない」と思いながら
 参加しているという。

5.1  
 「晴れた五月の青空に、歌声高く響かせて、進む我らの先頭に、なびくは赤い組合旗
 5月1日はメーデーに行くものと決めていたのはいつの頃までだろう。
 集会でアコーディオンを演奏したり、そんなことが生き甲斐だった時代もあった。
 いまは、大型連休にも縁がなく、仕事をしている私だ。