あと あと のあと 2003 4月

4.30
 「
他人に聞こえるひとりごと」の原稿を仕上げて送付した。
 森田さんは「コラムの打ち出の小槌」だなんてみんな言ってくれるけれど、書くテーマがなくなって苦戦している。
 だから、週刊誌に
毎週連載している人を尊敬しているよ。

4.29
 午後1時から、常会の共同作業があった。
 水田に水を引いている水路の井ざらいと道普請。井ざらいはコンクリートのU字溝が埋められて
 いて、道普請はアスファルトの塗装になっているため、それぞれ昔に比べるとずいぶん楽になった。
 終わったあとは「春祭り」と称して一杯飲むのだけれど、私の所属する常会のメンバーは、みん
 な素朴でいい人たちばかりだ。

4.28  
 長野ICをすぎた頃、派手なテールランプのスカイラインに追いついた。さらに近づいてよく見ると「88ナンバー」
 覆面パトカーだ。
 しばらくの間うしろを走りながら観察していると、私を勢いよく追い越していった車は、パトカーと並んだ瞬間急にス
 ピードを落としている。
 夜だというのに、よくしたものでみんな気が付くんだ。

4.27  
 ガソリンスタンドに洗車を頼むと、素人ではなかなか取ることができない水垢やタールピッチまで、見事なまでに取
 り除いてくれる。
 当然お金がかかるわけだが、半日もかけて固形ワックスと格闘する労力と出来映えとを天秤にかければ、もう自分
 で汗をかこうとは思わなくなってしまう。

4.26  
 今日から5月5日まで、多いところは10連休だという。
 私は、仕事と、地域のおつきあいと、分館の行事で、ほとんど自由になるまとまった時間がない。

4.25  
 この雨で、桜の花は全部散ってしまった。
 かわりに、いろいろな色調のが、野山をキャンバスにしてを描いている。
 それにしても、市議会議員選挙はにぎやかだ。
4.24  
 上田の日置電機さんが開催したサプライヤー(部品調達先)対象のセミナーには、なんと80名もの人たちが参加
 した。
 テーマは「調達リードタイムの短縮」についてだったけれど、みんな熱心に私の方を見て聞いていてくれたよ。
 こうやって、関係する人たちに理解をしてもらいながら活動を進めていくことが大切なのです。

4.23  
 中国大陸にはビジネスチャンスはあるけど、そんなに簡単なものではないということを、日本の企業はイヤというほ
 ど知らされた――これが現実である。
 商習慣が違う、メンタリティが違う、そして何よりも中国が日本の企業より欧米の企業の方に興味と関心を寄せて
 いることが、日本大苦戦の原因であろう。
 全ての面で“日本方式”は中国では通用しない。“郷に入っては郷に従え”という諺通り、日本人の偏狭な常識を
 捨てて、中国人のマインドになって、同じ条件で闘うしか生き残る道はない。
 日本企業に求められていることは柔軟な対応性であろう。 

                              弘兼憲史 「取締役 島 耕作 B」  講談社

4.22  
 平安堂・伊那店に「4月30日で閉店します」という垂れ幕がかかっていた。
 平安堂は地元長野県の書店のチェーン店だから応援していたけれど、最近急速に駐車場の車が減ってきたのが
 気になっていた。
 ここにきて、全国チェーンの書店が進出してきたのが原因のひとつだろう。 商売ってつくづく難しい。

4.21  
 4月のある朝、道路公団の八王子工事事務所で40代の男が時間をもてあましている。
 8人乗りのバンの車体をから拭きしていたのははじめだけで、飽きるとあたりをうろうろし、腕を上
 げて伸びをしたり膝を曲げて屈伸したり。
 事務所の建物から若い女性が出てきて配車表らしき紙を渡したのが10時前。いよいよスタンバ
 イか。
 男は車に乗り込むとエンジンをかけたが動いたのは3メートルくらい、事務所の入り口に寄せ、
 それから1時間。運転手席を降りてベンチに腰をかけてタバコをふかしたり、屈伸運動を繰り返し
 たり。結局、事務所から2人の乗客、つまり
道路公団の職員を迎えたのは11時頃である。
 こうした車を
道路公団は683台も所有している。車両管理員(ファミリー企業が派遣している)への支払いは、ひと
 りあたり月額69万円にもなる。
 工事事務所の職員が工事現場へ移動するのに、専属運転手が送迎とは贅沢すぎる。


                            「ニュースの考古学」 猪瀬 直樹  (週間文春)

4.20  
 4月9日の神宮球場。昼は東都大学野球で夜はヤクルト対巨人戦。
 
ストップウオッチで打者の一塁到着時間を測定したところ、亜細亜大のほとんどの選手が3.9〜4.2秒であったの
 に対して、プロでこのレベルだったのはヤクルトの飯田・稲葉と巨人の斉藤の3選手だけだった。
 打者走者の足が速ければ、相手内野陣も素早い打球処理と一塁送球を心がけるはず。プレーの
レベルアップは、
 こういう目に見える部分にこそ現れなければいけない。  
                   (小関 順二)

4.19  
 第一生命保険が発表した「サラリーマン川柳・100選」(2月発表)の人気投票結果。

   1位   「タバコより 体に悪い 妻のグチ」         (−小心亭主−)
   2位   「やめてやる 3億当たれば 言ってやる!」   (小心者)
   3位   「ついに来た 俺も週休 7日制」          (山川 草木)
   4位   「髪型は 息子ベッカム 父ジダン」         (P・K)
   5位   「化粧とり プールに入った ママはどこ      (迷える羊)
   6位   「いやし系 うちにいるのは いあつ系」       (ますお)
   7位   「年収は ゴジラ松井の 一打席          (上段赤7) 
   8位   「上司ども パソコン見ないで 現場見ろ!!」  (営業ウーマン) 
   9位   「本物の ビール買ったら 妻 激怒」        (発泡美人)
  10位   「『オーイお茶』次の言葉は『入ったぞ』」      (調味料)

 上位10句のうち4つが、に頭が上がらないを描いた作品だったという。

4.18  
 梅、桜、水仙、木蓮と、一斉に花が咲き始めたから、どうにも落ち着かない心境だ。
 私が焦ってみたところで仕方のないことだけれど、春先のこの時期、季節の移り変わりの早さについて行かれない
 もどかしさを、いつも感じている。

4.17  
 その高遠に、お客さんを案内してを見に行った。
 はまだほとんどの状態だけど、前々から予定を組んでいるとみられるツアーのお客さんがいっぱい来ている。
 「うぁー!」とか「すごいね!」とかいった感嘆の声があちこちで聞こえたけれど、満開のときのきらびやかさはこん
 なもんじゃないんだよ。

4.16  
 昨年よりも12日遅く、高遠のの開花が宣言された。平年に比べると2日遅れだという。見頃
 20日前後らしい。
 もうすでに先週あたりから、大型の観光バスが高遠に向かっている姿を何回も見かけた。
 14日までの入園者は、すでに8万530人にも及んでいるそうだ。
4.15  
 探していたけれどなかなか見つからなかった「凍頂烏龍茶」を富山で手に入れた。今日お伺いした富山の会社の
 人が紹介してくれたもの。
 これから毎日飲もうと思っているし、ヨーグルトだって気がついたときには食べている。
 体が苦しいときはそういったことを心がけているが、問題は、花粉の症状がなくなったときにも継続できるかどうか
 だ。

4.13  
 長野県議会議員選挙結果 諏訪郡 定数1

     清水 保幸 12,264
   次  小口  剛   9,889
       小林 光夫  1,251

 「選挙中、陣中見舞いに来てくれた人の3分の2は、全然知らない人たちだった」と本人も言っていたけれど、いろ
 いろな人たちに助けられて当選することができました。

4.12  
 今年初めてのゴルフはパーでスタートしたけれど、全部終わってみればひどいスコアだった。
 でも、納得のいくショットは何本かあったよ。初めてだからこんなものさ!
 今年は、もっと集中力を高めなければいけない。
4.11  
 ISO9001を2000年版に改訂するために、今までの「品質マニュアル」をお預かりした。
 それを拝見した感想をひとことで言うと、品質の匂いが少しもしてこないということ。もうひとつは、品質を良くするた
 めに何をするのかといった、その組織の意志が全く感じられないこと。
 その会社が取得したのは1993年。この10年間、ISOはなんて罪作りなことをしてきたのだろう。
 担当の方は早く塾縛から解放されてよ。品質マネジメントシステムは、審査機関のために作るのではなくて、自分
 たちの会社の総合的な品質を良くしていくために築くのだよ。

4.10  
 「オレがトランプをやっているとき、もし妻から電話がかかってきてもオレは出ない。そんなことをするなら列車に飛
  び込んで自殺するか、そうでなかったら妻とは離婚する」

 3月30日の「K−1ワールドGP・2003」で、ボブ・サップを破ったミルコ・クロコップ、徹底した勝負師にな
 ることができる男の言葉。

4.9  
 インターネットで申し込んだゴルファー保険の資料が届いた。
 そこには「自動継続型」と書かれていたので、1年の期限のものはないかと電話で問い合わせたところ、「ウチでは
 用意しておりません」と事務的な冷たい返事が返ってきた。
 その会社は、自動車を購入したとき加入させられたり、会費を自動継続で徴収するのでみんなが問題だと思ってい
 るところ。
 インターネットで検索したら、期間限定型の方が一般的で、自動継続なんて他には存在しないよ。

4.8  

 「新海物語」でサムに初めて出会った。
 赤い魚群(普通の魚群よりもっと赤いやつ、「クマノミ」という名前の魚らしい。これ
 もプレミヤだ!)が流れたあと、現れたのはサムのダイビングリーチ。
 海の中をサムが泳いでいるうちに確率変動に突入して、そのあとは6連チャンだっ
 たよ。
4.7  
 月曜日の朝、八十二銀行のロビーには30人ほどの人がいて、整理券を手に順番待ちをしている。
 同じ時間、長野銀行にはひとりも待っている人がいない。いったいこの差は何なのだろう。
 地方銀行と第二地方銀行との差はあるかもしれないけれど、利用する人たちがもっと対応の仕方を
 変えてもいいのではないの?

4.6  

 NHK・連続テレビ小説「こころ」を1週間観たけれど、このまま見続けることになりそうだ。
 ヒロインの中越典子さんのキャラクターがいいし、母親役の蘭ちゃんも、おばあちゃん役の岸恵
 子
さんも、いい持ち味を醸し出している。
 今後の青柳祐美子さんの脚本展開に期待です。
4.5  
 桜前線が富山まで行ったというのに、長野県は雪が降っている。
 自動車の外気温表示は1℃を示し、高速道路はチェーン規制になってしまった。
 タイヤチェーンを変えてしまったので、移動ができなくなってしまっている。

4.4  
 県議会議員選挙の告示日。諏訪郡区から立候補した義弟の事務所に一日中詰める。
 候補者がまだ40代ということもあって、選挙活動を若い人たちが支援してくれている。  
 保守系無所属という立場だから、親田中知事派ではないこともあり情勢は厳しそうだけれど、
 立候補したからには当選して欲しい。
4.3  
 ホームセンターに行ってサイコロの形をした木片を買った。
 それに1から43までの番号をふって皿に入れ、目をつむって6個だけ拾いロト6の番号を決めるのです。
 無作為に拾ってくるのだけれど、不思議と同じ数字を何回も続けて持ってくる。ということは、私の引きに何らかの
 法則があるということ。
 やがていつか当選番号とうまくかみ合えば、2億円を手にすることも夢ではないかも。

4.2  
 薬を飲まないと花粉の症状を止められない。
 夜中に目が覚めるとくしゃみが連続で出て、鼻水がどこからか湧いていてくる。
 仕方がないのでちり紙を両方の鼻の穴につっこんで眠りにつくと、今度は口でしか呼吸をすることができないため
 にの奥までからからに乾いてしまい、それでまた目が覚めてしまう。

4.1  
 つい1週間前とはうってかわって、暖かい毎日が続いている。
 春眠暁を覚えず」。季節の移り変わりについていこうと体がエネルギーを使うので、この時期は
 眠くなるのだという。
 今日はエイプリルフールだから、誰かに何か気の利いた嘘をプレゼントしようかな!