あと あと のあと 2003 12月

12 月

   師走。
   先生も走る というけれど、私はマイペースなのです。
  
   
 
12.31  
 地元の消防団のラッパの演奏に導かれて出棺し、道路に並んだたくさんの人たちに見送られて焼き場に向かいま
 した。
 5人しかいないいとこのひとりを亡くした私の子どもたちも、いっぱい泣いて悲しんだ3日間でした。
 こんな状態を引きずったまま、我が家も静かに新しい年を迎えます。
 1年間お世話になりました。来年もよろしくお願いします。

12.30  
 「森田さんは大晦日にどのテレビ局の放送を見るの?」って、何人もの人に聞かれた。

     日本テレビ →  INOKI BOM-BA-YE 2003 神戸ウイングスタジアム  
     TBSテレビ →  DYNAMITE!  名古屋ドーム 
     フジテレビ →   PRIDE 男祭り さいたまスーパーアリーナ

  といった具合に、いずれも魅力的なカードを折り込んだ格闘技が目白押しだ。 
  自宅にある全ての録画装置を駆使して、全部をもれなく見るつもりでいる。

12.29  
 「虫が知らせる」ということは確かにあるもので、23日に自宅の大掃除をしておいたから、
 暮れになってからのこの突発的な慌ただしさにも対応することができている。
 今回の一連の出来事から感じることは、人生には、大きくて誰にも逆らえないような流れ
            があるのだろうということだ。

12.28  
 病名は「羊水塞栓 (そくせん)症」といって、発症する率は3万分の1という確立だという。
 何らかの原因で、羊水が血管の中に入り込み、血液を固めてしまい、それをやわらかくしようとする体との間でせ
 めぎ合いながらバランスをくずし、やがて心臓を停止させてしまう。
 お通夜に来てくれる学生時代の友達がみんな泣きじゃくるものだから、そのたびにそこにいる人たちはもらい泣き
 している。

12.27  
 夜中に鳴った電話は、とても悲しい知らせを届けてくれた。
 男の子を無事出産した義弟の長女が、心肺が停止し危篤状態で、会わせたい人がいたら連絡するようにと病院か
 ら言われたという。
 すぐに駆けつけた茅野市の病院のICUでは、意識はないけれど必死に生きようとしている彼女の姿があった。

12.26  
 新しい会社にお伺いして、来年の実践内容とスケジュールの打ち合わせを行った。
 最後に担当の部長さんが、「あとは森田さんにきちんと来ていただけるかどうかだから、病気
 どに罹らないようにしてください」とおっしゃってくれた。
 私の主張と先方の要求とがかみ合って、充実した時間を過ごしたあとは、「この仕事をやってい
 てよかった」と、本当に思うことができる。
12.25b  
 熱狂的な巨人ファンだった私は、思い入れのひとつの行き場として、金にあかして選手を集めてくるやり方にそっぽ
 を向いていた。
 そしてヤンキースの松井を応援していたが、そんなことをしているうちに、思い入れそのものがなくなってしまったこ
 とに気が付いている。
 だから、ローズが高い年俸でやってきても、もう何も思わない。

12.25a  
 干し柿は、収穫数が少なかったことと、11月の暖かさの中でカビが生えてしまい、ほとんど全滅の状態です。
 いつもはお裾分けをしていたのですが、今年はそんなわけで発送できません。
 ごめんなさい!

12.24  
12.23  
 空気は冷たいけれど、お天気もよくなんてさわやかな祭日なのだろう!
 暮れになるとあわただしくなるから、家の中の大掃除に取りかかった。

12.22  
      いちばんぼし

      いちばんぼしが でた 
      うちゅうの
      目のようだ 

      ああ
      うちゅうが
               ぼくを みている 
                  まどみちお
                            
12.21  
 マイケルジャクソンの例にも表れているように、「ペドファイル(子どもに性衝動を覚えること)」の男
 性が増えているという。
 東京都内にある「ダッチワイフ」の専門店では、シリコン製で60万円もする身長140センチ前後
 の幼児体系の商品が断然人気で、過去2年間に500体以上が売れたという。
 そして、買い求めた客の大半が、20〜30代なのだそうだ。
 巷には、大人になりきれない男たちが、いっぱいあふれているようだ。

12.20  
 隣組の忘年会を初めて実施した。
 よそのでは前々からやられていたところもあったが、私たちの組では初めての試みだった。
 女性陣は、こんなときしか着る機会がないからと着物姿でのぞんだ。
 特に今年はいろいろとの中で「事件」があったので、神主に頼んでお祓いも盛り込んだ。
 これで来年はいい年になるはず。

12.19  
 が降った、そして積もった。
 上信越道の【上越高田】から長野道の【豊科】までの120q余がチェーン規制、真っ白になった道を延々と走り続
 けて、やっと自宅に帰ってきた。
 あとでニュースを見たらそれからずっと降り続いていたから、夜中に通る車はもっとたいへんだっただろう。

12.18  
 「小中学校の学級崩壊を防ぐには何が大切か?」  〜大阪大学のアンケート結果〜

 子どもたち →  「授業が楽しかったら学級崩壊は起こらない」
 教師側   →  「教師と子どもたちとの関係がよければ崩壊は起こらない」

  両者のズレはものすごいものがあるという。
  だから「教育」は難しいということなのか?

12.17  
       人の死ぬ 星のとろんとした 夜かな         新子

12.16  
 7時前に家を出た長男からの電話は、「道路がツルツル状態だから気をつけるように」とのこと。
 しばらくして長女にかかってきた職場の同僚からの電話は、「渋滞に巻き込まれて身動きが撮れないから遅刻し
 そうだ」というもの。
 いよいよ嫌な季節がやってきたよ。

12.15  
 用事があったので市役所に行った。
 中に入ってまず感じたことは、「なんてたくさんの人たちがいるのだろう」ということ。
 私は税務課の受付カウンターの前に立っていたが、誰も応対してくれようとはしない。
 目の前では15人くらいの職員が机に向かって仕事をしている。しかし、手元の書類だけに集中
 しているのではなく、前の人と会話を交わしたりときには立ち上がって棚まで行ったりする。それ
 でも私の存在には気が付かないようだ。
 すぐ前では、女性の職員がふたり立ち話をしていた。話が終わったら対応をしてくれるのだろうと
 思っていたところ、そのふたりはそのままどこかに行ってしまった。
 結局待つこと10分間、通りがかった人が「誰かが対応していますか?」と言ってくれたけれど、お役所がもっている
 ひどい体質の一部をかいま見た気がした。
 もっと驚いたのは、午前11時40分なのに、ジュースやパンを乗せたワゴンが職場を巡回し、昼食だと思われる商
 品を売り歩いていたこと。
 市役所では、仕事に対する感覚が、すっかり麻痺してしまっているんだね。

12.14  
 今朝もが降りて外はガチガチの真っ白な世界だった。 
 11月は暖かかったのに急に寒くなったため、体が急な変化に対応できないみたいで、とにかく寒くて仕方がない。
 去年は冬の間全然暖房に頼らなかったけれど、今年は早々電気敷き毛布を使うようになってしまった。

12.13   
 このページを更新しようとして開いたけれど、何か変だ。いろいろな文字や絵がずれてい
 る。
 しばらく格闘したけれど、原因がわからない。だからごまかしてある。
 コンピュータと付き合っていると、こんなことが多いね。
12.12  
 おととい発売された「文藝春秋・新年特別号」は内容が盛りだくさんだ。
   ・緊急提言 この国を変える        奥田硯・井出伸之
   ・自衛隊イラク派遣 白熱の討論     佐々淳行/平沢勝栄/仙谷由人/大野元裕
   ・「総理・管直人」は妻に作られる。
   ・父が子に教える昭和史(戦後編)                                 などなど
 新聞広告も大きかったが、ひとつひとつの記事も魅力的だ。
 本は寝る前に布団をかむってから読むことが多いが、いつもすぐに眠くなってしまうから、たくさんの読みたい本を
 どうやってこなしていけばいいんだろう。

12.11  
 金子竜仁がプロレスラー高田伸彦の半生を書いた、「泣き虫 幻冬舎 ¥1,600」を購入した。
           
 これはプロレス業界の暴露本だとして一部の人たちから猛反発をくっているようだが、中身はい
 たってまともなプロレスの世界が描かれている。
 プロレスは喧嘩や殺し合い出はなくてショーであるから、相手に怪我をさせない受け身のとれる
 技をかけて、それを対戦相手は鍛えた体で受け止める。そしてそれを見る者たちをも巻き込んで
 スイングする。私はそれでいいと思うし、「純粋な」格闘技よりもプロレスの方が格段に面白い。
 この本を半分くらい読んで眠りにつこうとしたが、しばらくの間は興奮が治まらず睡眠モードに入ることができなかっ
 た。やっぱり私は相当プロレスが好きなんだ。

12.10  
 小泉内閣がイラクへの自衛隊派遣を決めた次の朝の新聞の社説は、それぞれの新聞社のイデ
 オロギーがどのあたりに位置付けされているのかが鮮明に表れていた。
 その夜見たニュースステーションの解説者は、社説を書いた人はその後の結果に対して責任を
 取れと言っていたが、マスコミを通じてしか「事実」を知ることができない私たちにとって、マスコミ
 の取るスタンスはかなり大きな影響力をもってくるのだ。
12.9  
 私の携帯電話は、2001年5月に購入したN210i。
 最近バッテリーの電池(?)がすぐになくなってしまうので困っている。
 だからといって、新しい機種を購入するまでもないし、デジタルカメラやテレビが映る機能なんか必要ではない。
 子どもたちは頻繁に買い換えているけれど、そうしようとちっとも思わないのは、それだけ古くさいということなのか
 な?

12.8  
 「三好屋」という、生家の商店名がニックネームになっていた高校のときの現代国語の教師が亡
 くなったことを、新聞の葬儀の広告で知った。
 その教師は名物教師で、1時限全部を授業以外の話に充てることなど頻繁にあった。
 先生は、室生犀星が好きだったことを漠然と覚えている。萩原朔太郎の「月に吠える」の意味は、
 「臆病な犬ほどよく吠えるんだ」と言っていたことを、今思い出した。

12.7  
 中島美嘉のアルバム「LOVE」を買った。
 さらに、「雪の華」というを覚えるために、楽譜集まで購入した。
 なぜかというと、このは音程が急にあがったり、シンコペーションが駆使されていて、すごく難しいからだ。

12.6  
 まだ開店まで2時間もあるというのに、そしてこんなにも冷たい雨が降っているのに、国道沿い
 のパチンコ店の前では、傘をさした人たちがいっぱい列を作って並んでいる。
 出玉にかける、そのエネルギーたるやたいしたものだ。
12.5  
 帽子をまっすぐかぶったはずなのに、鏡を見るとに5度くらいずれている。
 ゴルフのとき、「どうしてもボールがに出て仕方がないんですよ」と私が言うと、「だってアドレスが右を向いてしま
 っているよ」と、見ている人は言ってくれる。
 何か見えない力が、私の方向で作用しているようだ。
 思想信条は決してそうではないんだけれどね! 

12.4  
 宮部みゆきの「誰か」を読み始めたけれど、今ひとつしっくりこない。 
 本を数ページ読むと、のめり込むことができるかどうかがわかるではないですか。
 この小説は、どうしても読むことに加速がつかず、途中で投げ出すことになりそうだ。
 刺激の強いハードボイルドタッチのミステリーに、毒されているからなのかもしれない。

12.3  
 スタッドレスタイヤに履き替えた。時期的には去年よりも1ヶ月遅いことになる。それだけ今年
 は暖かいということだろう。
 今度のタイヤはどのくらいスピードを出しても大丈夫かを調べてもらったところ、なんと160q
 まではOKだという。
 普通の道を少し走らせてみたけれど、まだなじんでいないせいか安定感に欠けるので、そん
 なにスピードは出せそうにもない。だから安全運転でいくのです。
12.2  
 WOWOWが、吉田拓郎の神奈川・グリーンホール相模大野でのコンサートを生中継した。 
 仕事が早く終わったので、家に飛んで帰ってテレビの前に座り込んで、しばし至福の時間を味わった。
 2階席からオペラグラスで眺めるのもいいけれど、テレビは見たいところを拡大してくれるから便利だ。

12.1  
 雨ばっかり降って、おまけに陽気が暖かいから、干し柿にカビが生えてきた。
 去年の1/4の数しか収穫できなかった上にこのような状態だから、今年の干し柿は貴重品になるだろう。