あと あと のあと  2020年 9月

9.30
 昨日、かかりつけ医で測定した血圧の高い方は142だった。今までの最高値だ。
 前月は108で喜んでいたのに、この異常さは何だ。
 念のためもう一度測ってもらったのだが、全く同じ数値を示していた。

 今朝、親戚の簡易測定器で計測した数値は
154、その後床屋さんで測ったもらったの
 は
148。高いことには変わりなさそうだ。

 寒くなると
血圧は高くなる傾向にあるらしいが、それだけではなく、ストレスなどの精神
 的なものが影響しているのだろうと、自己診断している。
               
 
9.30a
 新型コロナウィルスの感染者が韓国で出たとき、イスラエル政府は韓国
 の旅行者の入国を拒否しました。すると、我が外交部(日本で言う外務省)
 はそのことに強く抗議し、再びそうした措置を取らぬよう要請しました。私は
 その点が理解できません。
イスラエル政府の措置は、自国民の健康のため
 に自然を相手に繰り広げる戦争の一環なのです。
韓国人だけを対象にした
 差別でも何でもありません。それなのに、
イスラエル国民の国民の健康に責
 任を持たない我が政府が抗議をしました。

 要するにこの国の政府は、各国が自国民の健康のために一種の自然権とし
 て保有する防疫の権利と、双務的交渉の外交を混同したのです。
イスラエル
 政府の措置に対して我が政府ほど不快な態度を示した国はないと思います。
 それほど、この国の政府を支配する精神文化は独特なものだと言うことがで 
 きます。

 さらに私が理解できないのは、新型コロナウィルスの発生地である
中国に対
 する、我が政府の態度です。去る1月20日、
中国から渡航してきた女性が
 最初の患者として確認されて以来、大韓医師協会をはじめ多くの専門家団
 体は、
中国から渡航する旅行客の入国禁止を政府に要請しました。しかし、
 政府は無視しました。
中国湖北省から出発する旅行客の入国だけを禁止し
 ました。その間、新型コロナウィルスに感染していたかもしれない
中国からの
 旅行客が、一日1万人以上国内に入ってきました。2月の中旬以降、国内で
 新型コロナウィルス急速に猖獗を極めたのは、政府のこのような安易な防疫が大きな原因の一つに見えます。

 その渦中、文在寅大統領は
中国の習近平主席に慰労の電話をかけ、韓国中国は「運命共同体」だと言いました。
 補佐官たちとの会議で大統領は、「
中国の痛みは、そのまま我らの痛みだ」と言いました。大統領が中国から来る旅
 行者の入国を禁止しなかったのは、そのような親善外交の立場からです。しかし、問題のレベルは自然を相手に闘う
 戦争です。政府間の外交や通商のレベルではないのです。

 
中国の血盟とも言える北朝鮮さえも迅速に中国との人的交流を遮断したのは、そのレベルからすれば当然で賢明な
 措置です。
北朝鮮の措置に対して、中国政府が遺憾の意を表明したり、抗議をしたという話を聞いたことがありませ
 ん。ともあれ、文在寅大統領は、防疫の問題を外交レベルで取り扱い、その結果、新型コロナウィルスが国内に広く伝
 播することにひと役買いました。
中国の痛みは、本当に我々の痛みになってしまいました。

                 「半日種族主義との闘争」  李栄薫(編著)    文藝春秋 からの抜粋です。

9.29
 「2週間ルール」に固執していないかかりつけ医に、月一度の通院をした。

 待合室では、おばさんが二人並んで話をしていた。
   「東京は人が多いから感染者が多いね」
   「菌がうじゃうじゃしているよ。おっかねえなえ」
   「目や鼻や耳からも感染するみたいだに」

 そしてそのあと、マスクをしてだけれど、稲刈りが遅れているとか、カメムシが多か
 ったとか、どうでもいい話を「大声」で、ずっと続けていた。

 お前たちの方が、余っ程おっかねえよ。
 
9.28c
 クリント・イーストウッドの名前が登場する作品は、無条件で録画をする。

 今日「NHK・BS」プレミアムで放映されたのは、1993年に制作された「ザ・シークレッ
 ト・サービス」。

 NHKでは日本語吹き替え版はないと思っていたから、最初に日本語の台詞が聞こえ
 てきたときは拍子抜けした。

 でも、クリント・イーストウッドの声に近い声優を採用していたから、最後まで違和感なく
 楽しむことができた。

 前にも書いたけれど、吹き替え版は、字幕では表現することができない細かいところま
 で織り込まれているから、これはこれでいい。
9.28b  
   お風呂から上がったばかりの舜クンと廊下ですれ違った。
   「トランプをする?」と声をかけると、「いいの?」って答えてきた。
   そしてしばらく立ち止まっていたが、「バイバイ!」と言って2階に上がっていった。
   誰が悪いというわけでもないけれど、悲しいね。
9.28a  
 松本の弟の家の庭にある石榴の木です。

 この木から生まれた苗を自宅のガーデンにも植えてありますが、少し前から実をつけ始めてい
 ます。

 市内に住んでいる叔母さんは、毎年いただいたものを石榴酒にしていますが、もういらないか
 と思って今夜訊いたところ、またもらったら、今度は輪切りにして漬けるそうです。
 料理を作るのも面倒くさくなったと言っていたのに、石榴に挑戦する気持ちになれるということ
 は、まだまだ元気な証です。

 親孝行をしたいのに親がいない私は、その代わりに叔母さんたちに孝行をしたいと思っていま
 す。
9.27b
 さつまいもの収穫はたいへんな作業だ。

 まず生い茂っている茎の部分を刈り取り、押し切りで細かく刻んで堆肥に積
 む。
 そのあと万能鍬で掘るのだが、ジャガイモと違って根を張っているから、それ
 に傷つけないように気を遣う。

 今年は掘る時期もちょうどよかったようで、まずまず豊作でした。  
9.27a





 今日の「信濃毎日新聞」の「建設標」欄に掲載されました。

 以前に投稿したときには、記者が原稿をかなり書き換えてしまってあったのです
 が、今回は概ね原稿通りの内容です。

 朝コンビニに行って5部購入し、応援してくれている叔母さんに届けてきました。 
9.26
 昨日は約1ヶ月ぶりに自宅に帰ってきた。
 正確に言うと、洗濯物を持ってきたり、仕事の書類を取りに来たりしたから、2週間に1回は帰って来
 ていたけれど、自分のベッドに横になるのはほぼ1ヶ月ぶりだった。
 夕食を食べ終えたところ、今までの緊張感が解けたのだろう、とたんに疲れが出てぐったりしてしま
 った。

 2週間前にを出るとき、お隣さんに「証明書」を持っていき、「帰るときには検査をしてくるので安心
 してください」と伝えた。これで問題なくに帰られると思ったのだが・・・・・。

 当然舜クンは私の部屋にやってくる。すると「舜クンこっちに来て!」と引き剥がそうとする。舜クンが躊躇していると、
 さらに執拗に声をかける。
 ウィルスを持っていない私が、どうやれば感染させることができるのだろうか。ピアノ教室の規制を、まだまともに受け
 止めているのだろうか。

 家庭は安住の場所ではなかった。だから、いつもお泊まりに来ていたチビたちは、私の寝室にはやって来ない。

9.25c
 午後7時、自宅から見える限り、少なくとも5箇所で花火が上げられた。
 自宅にいなかったから予告されたことかどうかはわからないが、ネットで検索してもその情報はない。
 
 花火の打ち上げは10分間続いたから、きっとたくさんの人が勇気をもらったことだろう。

9.25b
 特急「あずさ」のグリーン席の、通路を挟んで3列後ろに座っていた男女の会話が障りだった。

 そんなに大声ではなく、普通の会話だとはわかっていたけれど、「うるさい!」と怒鳴りつけたい気分
 になった。 特に女性の屈託のない笑い声が耳に付いた。

 仕方がないので、イヤフォンをに当て、スマホで音楽を聴き始めたが、それだけ私の精神がすさん
 でいるということだろう。
 
9.25a  
 予約してあった「抗原検査」の結果は、当然のことだけれど陰性だった。

 証明書を発行してもらうとはコストがかかるから、みなさんキットの画像
 を撮影するだけですよと言われたけれど、家族への証明のためにはこ
 れが必要だ。 ちなみに、検査費用とは別に3000円かかります。

 女医さんに、「2週間ルール」はなぜあるのですかと尋ねたが、「我々医
 療関係者からみてもおかしなことです」との答えだった。

 10月も、2週間に1回の検査を予約してあります。
 
9.24b
      おまえたちに

    お母さんが外泊した夜
    おまえたちは 甘えられる人がいないものだから
    妙にしゃきっとしている

    あつしは 全然やってなかった宿題を ひと晩でかたつけたし
    みやびちゃんは 泣くことを忘れている
    しゅくちゃんは いつもと同じで陽気だけれど
    やっぱり表情が引き締まっている

    親ができなかったことを おまえたちに賭けたいと  
    そんなよくある親心を このおやじは持っていない
    のびのびと 思うままに 生きてくれればいい

    おやじは 自分の世界を作る
    おまえたちを抱くのと まったく同じあたたかさで
    自分の人生を抱きしめる

    だから あまりもたれかからずに
    今夜のように しゃきっとしていておくれ                       (1985.1.5 34歳)
 
9.24a
   ファイト! 闘う君の唄を 闘わない奴らが笑うだろ
   ファイト! 冷たい水の中を ふるえながらのぼってゆけ

 
台風の影響で交通がマヒしてしまうことを考慮して、町田のホテルに2連泊
 した。
 でもそれは杞憂に終わり、台風は熱帯低気圧になってしまった。
 

 中島みゆきの「ファイト」を井上堯之が編曲していることを、最近になって知り
 ました。
 
9.23b
 公共政策やメディアを研究する社会学者が、新型コロナウィルスに直面する日本
 を概観した。社会の様相を「感染の
不安不安の感染」と呼び、政府やメディア、
 市民の動きを幅広く検証した。

 公開資料によれば、厚生労働省などは当初、2009年の新型インフルエンザ流行
 を受けて作った計画に従い、迅速に対処していた。しかしメディアや野党は政府の
 対応の遅れを批判。感染者が増えるにつれ、政治不信が広がった。すると政権は
 効果が不透明な人気取り政策を乱発。対策費が増え、人々に
被害意識が残った。

 世間は過去の感染症対策を忘却し、誤認を正す報道は不在。政治は民意におもね
 り、SNSが悪感情を増幅させる。著者は余剰や余力を意味する「
冗長性」を社会が
 確保するべきだと提言する。的確に現状を分析し、指針を示した一冊だ。

                                        (内山菜生子)

 これは、「週刊朝日」に掲載された書評です。まだこの本は注文しただけで読んで
 ありませんが、現状を適切に分析している文だと思ったので、掲載しました。 
9.23a  
 新型コロナウイルスの水際対策をめぐり、政府は、全世界を対象にしてきた入国制限措置を来月にも緩和し、中長期
 の在留資格を持つ外国人には、日本への新規の入国を認める方向で検討を進めることになりました。

 政府は日本に入国する外国人に対し、PCR検査などのウイルス検査の実施や、ホテルなどでの
14日間の待機を求
 める方向で調整を進めています。

                                   (2020年9月23日 17時58分  NHK NEWS WEB)

 入国制限措置が緩和されることはいいことだけれど、PCR検査で陰性を確認した人が、そのあと2週間の待機をしな
 ければならない理由がわからない。
 そんなにPCR検査が信用できないのなら、翌日もしくは翌々日にもう一度検査をすればいいではないか。この「2週
 間ルール
」に私も苦しめられている。

9.22b

秋分の日

 長野の友だちからのメールは、「連休中は県外車バリバリでどこも混雑、久
 々に日頃の街の姿になったような気がしました」というもの。

 今まで閉じ込められていたから、開放感が爆発したのだろう。これで確実に
 感染者が増えるだろうけど、それを「世間」がどう捉えるのかが問題だ。
 
 いちばんいいのは、政府が、「感染者が増えるのは織り込み済みで、それを
 前提にした上で経済活動を進めます」と宣言すればいいのだ。
 重症化する人が増えたら、それはその時にまた対策を講じればいい。まさか
 今になって、「普通の風邪です」とは言い出せないのだから。

 ゴーツートラベルに東京都も加えられると、私みたいに検査で陰性を確認しない東京の人が、長野県内になだれ込む
 ことになるけれど、それを長野県内の皆さんは受け入れることができますか?

9.22a

秋分の日 

 半沢直樹が登場する池井戸潤の作品はほとんど読んでいる。

 新作で書き下ろしの「アルルカンと道化師」も、この4連休の間に読んでしま
 った。
 集中して読むことができるということは、内容にそれだけ引き付けられるもの
 があるということだ。

 TBSテレビ・日曜劇場の「
半沢直樹」は見たことがないが、高視聴率のうち
 に27日の最終回を迎えるようだ。

 
半沢直樹が登場する作品が読者を引き付けるのは、理不尽な体制と闘い最
 後には2倍返しをするという痛快さを得られるからだ。
 どこかで自分の人生と
シンクロする部分があるからなのだろう。

 だったら、安倍政権の隠蔽・改竄・ごまかしにもっと反応しても良さそうなもの
 なのに、日本人は基本的には「大人しい」。
 まだ何も実績を上げてない管政権の内閣支持率が、75%(読売新聞)という
 数字になったのにはあきれている。
9.21

敬老の日

 「東横イン」のチェックアウトは10時で、チェックインが15時だ。移動日は、この空白
 の時間をどう埋めようかということになる。

 チェックアウトを2時間延長させることもできるが、3連泊したホテルに長居はしたくな
 い。コロナ禍でなければ選択肢もいろいろあろうが、この時期は都会の
映画館も敬遠
 したくなる。そこで、移動先の郡山で
映画館に入ることにした。

 「TENET」は、何日か前にテレビの番組で紹介されていて、実物の飛行機が破壊さ
 れたり、CGを使わずに俳優が「逆行」の動作をしていることが説明されていた。
 ただ、観客動員数は順調だとのことだったので、他に見たい
作品がなかったこともあ
 り、今日見ることにした。

 そのときにも、「この
作品は2回目を見なければ理解することができない」と言われて
 いたが、その通り難解で、何が何だかさっぱりわからなかった。
 
9.20c
 佐高 運動というのは、でちゃんとしている人はほとんどいないよ(笑)。
 
望月 あ、そうなんですか?やっぱり(笑)。
     どこかに矛盾をかかえているのかな。
でも族と真っ当な関係をつく
     って、外に出ると活動
というタイプはいないのかしら?
 
佐高 私の知る限りでは、いないね。
 
望月 みなさん激しい?
 
佐高 怒りの激しさもあるけれど、やはり運動というのは常にいらだつでしょう。
     愚かしい権力を相手に、ときには虚しい闘いをやるわけだから。
     うまくいくことなんて、ほとんどない。それに活動
はしょっちゅう出かけ
     ているわけだし、子供や
事をパートナーまかせとなれば、そりゃあ、喧
     嘩にもなるでしょう?
     あなたのお母さんは、親父さんの運動には理解があるかただったの?
 
望月 父と一緒に運動に携わっているという感じではなかったですね。でも母
     は、私が小学校のとき、「戦争への道を許さない女たちの連絡会」に所
     属していて、会議とかの場に一緒に行った記憶はありますけど、その後
     歳を取ってからもやっていたわけではなかったと思います。
     父は晩年、癌になった後も、北九州の労働争議の集会に行ったりして、
     私は「癌になっていても参加するんだ」と思いましたけどね。
     だから闘いは父の生涯のテーマで、彼は死ぬまで活動
というイメージ
     でしたけれど、母はそこまで活動に入れ込んだりというのはなかったで
     す。
 
佐高 二人ともやっていたら、庭が崩壊する(笑)。
     それに親父さんも、うちに帰ってきても安保法制の話じゃ、逃げ場がなくなるわね。なんて言うから私は頭が古
     いと批判されるんだけど。
 

9.20b  
 「デサントレディース・東海クラシック」の、プロ9年目28才の浩子と、20才の
 江
彩佳との優勝争いはすごかった。

 同スコアで迎えた18番ホール、古江に先に18メートルの超ロング・バーディーパ
 ットを沈められたあと、浩子は外せば負けの7メートルを入れ返した。

 プレーオフでは古江にスーパーショットが出て、浩子は涙を飲むことになったが、
 まだ若い古江にはこの先チャンスがいっぱいあるから、に勝たせてあげたかっ
 たと思うのは、「勝負師」の思考としては失格なのだろう。
9.20a  

 月曜日に家を出てくるときは、ジャケットを着るような陽気ではなかったけれど、9月と
 いう時期の2週間後の気温を想定して、薄いやつを持ってきてよかった。
 八王子の今日の最高気温は22℃、明日は東北に移動だから、もっと寒くなることだろ
 う。

 夕食の時にビールを飲むことができない私は、昨日・今日と昼食時に生ビールをたし
 なんでいるが、やっぱりビールは暑いときでないと美味しくない。

 
9.19b  
新日本プロレスの「G1クライマックス」が始まった。

例年は真夏に開催されていたのだが、「コロナ」の影響で秋の開催にな
ったもの。

開幕戦はエディオンアリーナ大阪。自宅にいれば大画面で見られるもの
を、今年はホテルでパソコンのネット配信を見るしかない。

でも、いずれも楽しみな組み合わせで、これから1ヶ月間堪能することが
できそう。  
9.19a  
 府中に住んで仕事をしている次女と、半年ぶりに会った。

 八王子で、スマホのナビで焼き肉店に導いてくれる次女の歩きは早く、追い
 ついていくのに精一杯だった。

 子供が、だんだん親を超えていくことを感じたひとときだった。 
9.18b
 1941年12月7日、日本軍は戦争の早期終結を狙う連合艦隊司令官・山本五十六
 の命により、真珠湾の
アメリカ艦隊に攻撃を仕掛ける。

 大打撃を受けた
アメリカ海軍は、兵士の士気高揚に長けたチェスター・ニミッツを新た
 な太平洋艦隊司令長官に任命。日米の攻防が激化する中、本土攻撃の脅威に焦る
 日本軍は、大戦力を投入した次なる戦いを計画する。

 真珠湾の反省から情報戦に注力する
アメリカ軍は、その目的地をハワイ諸島北西の
 ミッドウェイ島と分析し、全戦力を集中した逆襲に勝負をかける。そしてついに、空中・
 海上・海中のすべてが戦場となる3日間の壮絶な戦いが幕を開ける。
(映画 .com)

 当時の飛行機を再現し、武器を設計図から作り、軍艦の甲板はほぼ実物大という
 ケール
の作品だ。日本をただの「悪者」にしていないところに好感が持てた。

 今週はあちこちを飛び回り、4日間(も)仕事をしたので疲れているだろうに、それで
 もレイトショーを見に行こうという気持ちになるから、まだまだ元気なのだろう。 
                                    (TOHOシネマズ 南大沢)
 
9.18a  
 昨夜、琉クンからめずらしく電話がかかってきた。

 「じいじい、△△△△というゲーム知らない?」
 「どんなやつ?」
 「四角くて黒いやつ」

 最初は、どこかにいってしまったからそれを知らないかと訊かれていると思った
 から、私は家に帰らないから知っているわけがないので、もしかしたら声を聞き
 たかったのかもしれないと考えた。
 しかしあとで思い直したのは、それを買って欲しいというアピールであったという
 のが、正しい解釈なのだろうということだ。 

  ※ 琉クンからの電話の真相は、最初に思ったように、ゲームがどこかに行ってしまったことの問い合わせでした。
    家族の「暖かさ」に期待を寄せなければならないくらい、自分の精神が疲弊しているということです。
 (19日・夜)

9.17
 今朝目が覚めて、パソコンを立ち上げて届いたメールをチェックした画面
 がこの状態でした。

 日中はいろいろなメールが入るのでこんなに連続してまとまってはいませ
 んが、夜中はこの類いのメールしか入ってこないので、その異常さがよく
 わかります。

 このような迷惑メールを受信拒否する機能もあるのですが。相手もその都
 度コンピュータでランダムのアドレス作って送り出すので、いまのところひ
 とつずつ消去するしかありません。 
9.16b
 9月16日。長野県内全域の感染警戒レベルをレベル1に
 引き下げ、「新型コロナウイルス警報」及び「新型コロナウ
 イルス注意報」を解除します。 
       (長野県)

 これでも、陰性を確認して帰ってきた人を、ホテルに隔離
 しなければいけませんか?

9.16a   
 このブログを書いたときは、投稿した原稿はボツになったと
 思っていたけれど、今日(17日)信濃毎日新聞から電話が
 あり、採用されることになりました。
 未発表品に限るという条件なので、本文を削除しました。ただ、12aに書いたような分析内容は含まれていないので、
 500字制限と相まって、消化不良の内容だと思います。

9.15
 14日に管新総裁が選出され、16日に新首相の任命と新内閣の発足という運びだからね。
 オレも辞表をしたためて、
官邸4階の住み慣れた参与室を一気に片付けてさ。主席首相
 書官だった小泉純一郎内閣とあわせると、優に10年を超す
官邸暮らしともおさらばよ。

 
首相にお供したり、隠密で訪れた世界各国でいただいた記念の品々なんか所狭しと並ん
 でいたんだけど、昵懇の福山通運に引っ越しをお願いしてね。すっきりさわやか、部屋には
 もう何も残っていないな。どうやらオレが先陣を切って片付け始めたことが、
官邸内に波紋
 を広げてるらしいね。

 来客も空っぽの部屋を見てびっくりするんだけど、安倍
首相に任命された立場なんだから、
 当たり前よ。いろいろ聞くと、どうやら
官邸スタッフの中でも、さっそく管内閣でも引き続き居
 座りたいって陳情を始めている御任もいるらしいぜ。

 安倍
首相の側用人よろしく、対ロシア・中国外交は外務省を外しましょう、アベノマスクを配
 りゃパッと不安が消えます、記者会見は私が仕切りますって我が物顔でやってた連中は二君に仕えずさ。
首相と命
 運を共にするのが当たり前よ。管内閣でも残りたいって欲が事実なら、情けないな。恥を知れだよ。


                  「飯島 勲の激辛インテリジェンス」    週刊文春  9月17日号から抜粋しました。 

9.14b
 ホテルで朝食を採って家に帰り、旅立ちの用意をして名古屋行きの高速バスに乗
 る間の僅かな時間に、映画「糸」のサウンドトラックのCDを聴いた。

 私は、そんなことは簡単にできないけれど、映画は3回見るべきだと思っている。
  1回目は先入観なしにストーリーを受け止めて。
  2回目はハッキリしなかったところを確認するために。
  3回目は目を閉じて台詞と音楽だけを聞くのだ。

 音楽は、ストーリーを追っているときにはあまり意識しないが、情景を描写するとき
 の大きな役割を担っている。だから音楽を聞いてまた情景を思い浮かべるのです。
9.14a  
 ダイアモンドリリーの球根を植え付けてある。

 ネットの育て方マニュアルによると、「植えつけ後、すぐにをやると
 鉢内が過湿になり、発根部にカビが生えてそこから腐るので、

 やらない代わりに湿らせた土を使って球根を植えるようにします。
 植えつけ後2週間くらいは光の当たらない涼しい所に置き、3週間
 目に土が乾いたら球根を濡らさないようにして、土を湿らす程度に軽
 く
を与えます」とあるから、家にいない私にちょうどいい。
9.13b
 結構しつこい性格の私は、県が開設している「新型コロナウイルスお困りごと相談センター」に電話をして、今までの
 ブログに書いてあるような実情を説明した。

 そしてその答えは、「行政ではそのような指示はしていないし、指導もしていない」とのことだった。
 だから「2週間ルール」というのは、9月9日のブログで書いたような、「同調圧力」とか「世間」が生み出した代物なの
 だろう。
 
9.13a
 駒ヶ根市内にもいくつかホテルがあるけれど、その中で「ルートイン」を
 選んだのは、WOWOWが見られるからだった。

 今朝は3時頃から「ANAインスピレーション」の渋野、畑岡、河本を応
 援し、続いて大坂なおみの「全米オープンテニス」女子決勝になった。

 第1セットを奪われた大坂なおみは苦しい戦いで、続く2、3セットもち
 ょっと流れが変われば危ない展開が続いたけれどき、彼女の精神力
 が成長していることを感じさせてくれた。
 なによりもWOWOWは、わずらわしいCMがないことがいい。
 
9.12b
 月曜日に、「東横イン郡山」のフロントでチェックインの手続きをしている
 と、隣のお客さんが「GoToトラベル・・・・・」と言っているのが聞こえた。

 それより前に、ホテルのスタッフが、私に対しても「GoToトラベルを適
 用されますか?」と訊いてきたのだが、私は何も考えずに「いいえ」と
 答えた。「GoToトラベル」の詳細を知らなかったためだ。

 それから部屋に入ってネットで検索したところ、ホテルでの宿泊にも適
 用されていたのだ。「東横イン」はチェックイン時に、自動的に35%を割
 り引いてくれる。ただ、東京都内のホテルと東京都に住所がある人は対象外だから、都内にじっとしていてたまたま県
 外のホテルに泊まる人は対象とならないが、毎日都内を飛び歩いていても、都外に住所がある人には適用されるとい
 う矛盾が発生する。

 昨夜から宿泊している「ホテルルートイン」もキャンペーンを行っているが、私は不安になって事前に電話で確認した。
 それは、「県内の人でも、もっと言うと市内に住む人でも対象になるかどうか」ということについてだ。だって、私は「トラ
 ベル」をしているわけではないもの。

9.12a  
 冷静になって考えてみると(あまり冷静ではないが)、感染地域(これの定義
 も曖昧だ)に行った人を2週間規制するのは、それしか感染者を特定する方
 法がなかったからだ。
 つまり、感染した人が発症することでしか、感染していたかいなかったかを
 明確にすることができない現状、それが2週間だったのだろう。

 だから私みたいに、検査によって陰性を証明するというパターンがなかった。
 自費で検査をしてから帰る人などいなかっただろうし、第一、検査をしてくれ
 る機関が保健所のルート以外にはなかった(今もないけれど)。したがって、
 「2週間様子を見る」という今の方法では、無症状者については発見に結び
 つけることなんかできないのだが・・・・・。

 検査によって陰性を確認した人がいくら他人と「接触」しても、コロナウィルスをそもそも保有していないのだから、感染
 させるわけがないのだが、「それでも2週間は接触するな」という価値観は、従来政府や行政が取り組んできた「自粛」
 させることをベースにして組み立てられている。

 検査
を行ってその場でハッキリさせる方が、2週間後の状態を見て感染していなかったと「想像」する今のやり方より、
 明らかに問題解決の方法としては優れているのだが、そんな例は過去にはなかったから、病院やいろいろな施設も
 「検査で陰性を確認して帰ってきた人」に対する判断ができないのである。
 だから、検査で陰性が明らかになった人がホテルに籠もらなければならないという、おかしな現象が発生する。
 感染しているかいないかの事実は、検査によって証明することができるのだから、このことを基本にして対策を組み立
 てるべきなのだ。
 
9.11c
 早い時間に家に着いたので畑に出たところ、お隣の人たちが変な目で見ていたから外に出るなという。そして、これで
 舜クンがピアノ教室に行かれなくなったと、まるで帰ってきたのが悪かったみたいだ。
 だから、慌ててホテルの部屋に戻ってきた。

 家族にも汚いものを見るような目で見られて、四面楚歌状態。いったいどうしたらいいのかわからなくなった。鬱状態の
 人が増え、それが自殺者の増加につながっている背景が理解できる。
 
9.11b  
 今日は、泌尿器科医院への通院日だった。
 正確な表現をすると、5週間分処方されている薬を取りに行く日だった。

 前回通院したときに確認したところ、感染地域に2週間以内に行った人は、薬を
 受け取りにも来ないで欲しいとのことだった。だから家族にお願いしていたのだ
 が、陰性が確認できたから条件が変わったと思い、電話で本人が受け取りに行
 ってもいいかと問い合わせてみた。

 返事が来るまでに少し時間があったけれどやっぱりダメで、薬局にFAXを入れて
 おくからそこに取りにいって欲しいという結論だった。「病院と薬局と条件が違う
 のですか?」という問いには、「そういう決まりですから」との答えだった。

 こんな決まりをどこで決めたのだろう。 こういうのを一般的には「ご都合主義」と表現している。

9.11a
 コロナウィルスの「抗原検査」。
 唾液で行われるものとばかり思っていたので、唾をいっぱい溜めて臨
 んだところ、そうではなくて、綿棒みたいなものを鼻の穴に突っ込まれ
 てグリグリされた。それも両方にだ。

 結果は15分くらいで出たので、「早いですね」と言ったところ、新型の
 設備を導入したとの答えだった。だったら、なぜもっと多くの施設(医療
 行為ではないから病院でなくてもいい)で対応してくれないのだろうか。
 私を診察してくれたきれいな女医さんに、長野のピリピリした様子をお話ししたところ、「重症化しないのにねえ。はっき
 り言ってただの風邪ですよ」とおっしゃられた。

 こうやって陰性を確認しても、ピアノ教室が「接触をしてはいけない」と言うから、今夜から3泊市内のホテルに泊まりま
 す。 バカみたい

9.10b
 安倍首相が病気を明らかにして退陣表明をしたからといって、支持率が20%も上がってしまう、日本人
 の「政治」に対する反応が理解できない。
 では今まで、不支持が多かったのはどうしてなのだろう。「政治」の何に対して不支持を表明していたの
 だろうか。

 立憲民主党と国民民主党が統合されるときに、民間系労組の組織内議員たちが、「原発ゼロ」を受け入
 れられないとして参加しなかった。今やこれらの労働組合は、たとえば弱い立場の非正規労働者の立場
 に立たず、そして地域住民に不安と悪影響を与えている原発を自分たちの雇用にしか結びつけられない。
 だから正社員である「労働貴族」を守るだけの、エゴ丸出しの団体となってしまっている。だったら、自民
 党と合流した方が分かりやすい。

 私がのめり込んでいたころの労働組合は、少なくともこんなスタンスではなかった。やがて発足する管政権も、スタート
 時はきっと高い支持率を示すのだろう。

9.10a
 東京にいるとかいたというだけで白い目で見られるけれど、今週だって私は東京に滞
 在していたわけではない。
 月曜日は神奈川県、火曜日は福島県、水曜日は千葉県、そして今日は茨城県だから、
 東京は途中で通り過ぎただけだ。だからといってどうこう言うわけではないけれど、首
 都圏と長野県とでは明らかに、そしてかなりの温度差がコロナに対してはある。

 私は毎日着替えなければ気持ちが悪い方だけれど、2週間分の着替えを持って家を出
 てきたわけではない。だから、できるだけ何日も同じものを着る努力をしてきた。そして
 あと1日になった段階でキャリーバッグの「在庫」を確認したところ、肌着やワイシャツが
 まだ余分に残っているではないか。
 この大きなキャリーバッグを引きずって移動するのはたいへんだから、来週はもう少し
 小さなものにすることを考えている。
9.9b
 あなたを苦しめているのは「同調圧力」と呼ばれるもので、それは「世間」が作り出し
 ているものです。それがコロナで凶暴化したことによって、「荒れるSNS」や「自粛警
 察」や「自粛の強制」が生まれたのだと、伝えたいと心底思いました。

 インターネットを配信しているだけのライブハウスに「営業をやめろ」と匿名の文書を
 貼り付ける自粛警察も、自殺にまで追い込むSNSの誹謗中傷も、休業補償のない
 自粛要請の中で「夜の街」という犯人扱いの結果の倒産も、感染したら自己責任と
 責められてしまう重苦しい雰囲気も、すべて「
同調圧力」が強大化した結果です。

 そして、「
同調圧力」を生み出す根本のメカニズムが日本特有の「世間」なのです。
 「
世間」の特徴は「所与性」と呼ばれる「今の状態を続ける」 「変化を嫌う」です。
 苦しみに打ち勝ち、幸福な生活を手に入れる大切な一歩は、あなたを責め、悩ませ
 るものの正体を知ることです。
 正体がわかれば、戦い方も逃げ方も無視の仕方もごまかし方も分かるのです。急い
 で、とにかく早く、「
世間」について伝えたいと思いました。

   「同調圧力 ~日本社会はなぜ息苦しいのか~」  講談社現代新書
                      鴻上尚史・佐藤直樹 著  からいただきました。

9.9a
 私が仕事を始めたのは、全く裏付けがなかったわけではない。それは、コロナウィルスの
 感染経路がだんだん明らかになってきたからだ。

 空気感染や電車のつり革などによる接触感染はほとんどなく、マスクをしないで対面し飛
 沫を飛ばし合うことが要因の大部分で、それにしても相手が感染していなければ感染
 至らず、そのような場面を避けていれば、感染する確率は極めて低いものになる。

 単なる確率論で解決できる問題ではないが、マスクをして、ことあるごとに手を洗い、うが
 いを怠らなければ、まず感染しないだろうと判断したわけだ。

 今回の出来事を、日常の生活が戻ってきている首都圏のお客さんに説明すると、皆一様
                    に驚かれる。
 経済活動をしなければ日本の国は滅びてしまう。つまり、最終的には国民の生活基盤が失われてしまうということだ。
 それなのに世間は、まだ私に家に籠もっていろと言うのかい。 

9.8c
 下(b)のブログを書いている最中に、自宅からメールが届いた。
 今日ピアノ教室があったのだが、先生に確かめたところ、「検査の結果にかかわらず、
 感染地域からの方と接触した場合、2週間はレッスンができない」のだという。

 今回家に帰らなかったのは、25日に舜クンのピアノの検定試験があるからだった。2
 週間分の着替えを用意してきたが、それだけではなく、家に帰らないと仕事の資料も
 補充することができない。だから、不自由なホテルの3連泊を選択して、検査で感染
 ていないことを確認してから帰るつもりだった。

 長野県は昨日、新型コロナ検査の簡易キット導入などで多くの医療機関が検査を行え
 るようにし、1日最大5千~6千人まで対応できるようにするのを、10月中に整えること
 を明らかにした。
 でも、検査で感染していないことを確認したすぐ後に、何らかの原因で感染してしまうこともあることを、どう考えている
 のだろう。

 こんなにかたくなだとは思っていなかった。
 海外出張する人が事前に検査をしたり、ゴーツートラベルを利用する人が出発する前に検査をして安心することも、み
 んなみんな意味がないわけだ。
 これで、週末に駒ヶ根には帰るけれど、洗濯物を届けたあとは、市内のホテルに宿泊することが現実味を帯びてきた。
 そもそも「感染地域」とはどこのことを指すのだろう。今や、日本中どこに行っても感染する可能性はある。 

9.8b
 東北新幹線が福島県の郡山駅を出て上野駅に着くまで、ずっとスマホを操作し、「抗原
 検査 東京」というワードを入力して検索していた。コロナウイルスに感染していないこ
 とを証明しないと、家に帰ることができないからだ。

 検査の種類には、PCR検査と抗原検査と抗体検査とがあって、そのうち抗体検査
 過去に感染したことがわかる検査だから意味がなくて、PCR検査が一番だけれど結果
 が出るのが3~4日後になってしまうから、現実的には抗原検査が最も相応しいことに
 なる。
 ただ、首都圏においても、検査ができる病院が本当にない。今回のコロナ禍を通じてつく
 づく思うのは、政府・行政の無策ぶりだ。

 とりあえず金曜日は渋谷の病院を予約できたから、抗原検査を受けてみたいと思う。
 
9.8a
 サテンゴールドメタリックのマジェスタは、八王子の市街を走っているの
 を目にして、どうしてもこの色のものが欲しくなり、大阪の岸和田までわ
 ざわざ1年落ちの中古車を買いに行ったもの。

 今年で11年目に入ったわけだが、最近ショックアブソーバーの「キュッ
 キュッ」と鳴る音が耳障りになってきた。
 それと同時に、足回りが堅くなったような気がしていたが、お客さんが私
 を送迎してくれている、カローラ・フィールダーの方がクッションがいいと
 感じるくらいだから、もう相当いかれているのだろう。

 マジェスタはエアサスだから、1本10万円近くする。

9.7
 私がまだ子供だったころの茅葺きの家の玄関を開けると、裏口まで土間が通ってい
 て、右側には居間が、そして左側には小屋があった。つまり、農耕用のと同居
 していたのだ。

 その小屋の入り口には1本の棒が渡されているだけで、その棒のことを馬塞棒(ま
 せんぼう)と呼んでいた。それは、潜れるのでなく、乗り越えられるのでもない微妙な
 高さに設定されていたから、それだけでを通せんぼしていたわけだ。

 この塞棒(ませ)という言葉は、「下塞棒にした」と言えば、平均より低くしたというよう
 に使われた。このような廃れゆく言葉は、どうやって伝えていけばいいのだろうか。
 
9.6b


       朝鮮虐殺/Massacre in Korea

       1951年  パプロ・ピカソ

       パリ国立ピカソ美術館所蔵
9.6a
  第二次大戦が終わり、1945年9月6日、朝鮮の人々は、南北一体の国、
  「
朝鮮人民共和国」を立ち上げました。しかし、南下してきたソ連の軍政、そ
  して急遽駆け付け、38度線以南を支配した米国の「軍政」によって、この構
  想は消えました。統一
朝鮮はなくなりました。分断された二つの国家ができ
  ました。

  ソ連は金日成を、米国は李承晩を外から持ち込みました。両者は
朝鮮人で
  すが、長い間、
朝鮮半島には住んでいません。彼らが住民の意思をくみ取
  れる一番いい政治家になれるでしょうか。どう見ても、
朝鮮に住んできた人
  たちの方が適切な政策を出し、人々に評価されるでしょう。それで両者とも、
  力での南北統一を最優先課題にします。最初は宣伝、そして武力の小競り
  合い、最後に戦争となりました。ここに米国、中国、ソ連が絡み、多くの国民
  の犠牲者を出し、国土は荒れに荒れました。

  第二次世界大戦以前の植民地、さらにソ連の支配等で他国の支配の下に
  あった国々は、戦後、次第に植民地から脱し、ソ連の崩壊で独立しました。
  国家が二分されていたベトナムもドイツも統一を果たしました。
  しかし
朝鮮半島は大国の思惑で、いまだに二分されています。

  金日成、李承晩という外から移入された政権の存在理由は、たがいに南北
  を敵視することで成立しています。住民の要請をいかに政策に結びつける
 かでは「民族派」の方が優れているのに違いありません。ところが「民族派」といわれる人々は、静粛や排除されてい
 きます。
 
朝鮮民族を統一する道は、朝鮮民族自身が選択することです。外部勢力の介入によって分断されたのですから、外部
 勢力抜きで統一を模索するのが一番です。


                         「朝鮮戦争の正体」   孫崎 享    祥伝社   から抜粋しました。
 
9.5
 1998年にリリースされた中島みゆきのヒット曲「」をモチーフに、菅田将
 暉、小松菜奈演じる
平成元年に生まれた男女の18年間を、生活者からの
 視点から見た
平成史とともに描いていく、瀬々敬久監督作品。

 
平成元年生まれの高橋漣と園田葵。北海道で育ち、13歳の時に出会った
 2人は初めての恋をするが、葵は母親に連れられて北海道を去ってしまう。

 8年後、21歳になった漣は、友人の結婚式のため訪れた東京で葵との再
 会を果たす。しかし、漣は北海道でチーズ職人、葵は東京、沖縄へと自分
 の世界を広げ、2人は別の人生を歩み始めていた。

 さらに10年の時が流れた
平成最後の年、2人は運命の糸によってふたた
 びめぐり会うこととなる。

                                   (映画 .com)

 久しぶりに劇場で映画を見たせいか、歳を取って涙腺が緩くなっているため
 かどうかはわからないが、いやに感動した。
  中島みゆきが歌う「」が心に沁みる。     (TOHOシネマズ 南大沢)
9.4b
 今夜の毎日新聞夕刊の「見る探る」は、「『朝鮮人虐殺』否
 定 今なぜ」という見出し。
 この記事が1面全体と9面のほとんどを占めるという、力の
 入りようだ。
 
 内容は、関東大震災(1923年)から97年になる9月1日。
 東京都内の公園で、大震災のさなかに軍や日本人の群衆
 に多数殺害された朝鮮人を追悼する慰霊祭が例年通り開
 かれたが、近年はその横で「大虐殺はなかった」などと主
 張する集団が集会を開いており、全国レベルでは、朝鮮人
 に関わる展示物や碑文などで、「歴史の書き換え」が進んでいるというもの。

 私が子供のころの記憶で強烈に残っているのは、誰かが言った、「関東大震災のときに、朝鮮人の片足を木に縛り付
 け、もう片方を牛に引っ張らせた」というもの。その時に思い浮かべた情景さえも目に浮かぶ。
 あれは小学校に入学する前のことだったと思うから、おそらく昭和20年代のことだ。 

9.4a
 家に帰られないことだけはわかっていたが、ではどうしようかというあてもないまま、あ
 りったけの着替えをいちばん大きなキャリーバッグに詰め込んで出掛けてきたのが火
 曜日。
 今週は八王子のホテルに3連泊し、来週は家に帰るけれど、洗濯物だけを届けたら市
 内のホテルに宿泊しようと思っていた。

 一方では、感染の有無を検査してくれる病院を探していたが、今日になってお客さんが
 見つけてくれた。早速電話をして確認したところ、誰でも検査を受けることができ、3時
 間後には結果がわかるという。今できる最善の方法はこれ、突然未来が明るくなったよ
 うな気がした。

 6月から7月にかけてのホテル住まいの時は、対面にあるコンビニに食料を買いに出掛けるだけでずっと部屋に籠も
 っていたが、今回は、映画鑑賞と外食を解禁させます。

9.3
 今でも、毎晩「今夜はれるだろうか?」という不安を抱えながら床に入って
 いる。

 「マイスリー」(ジェネリックでは「ゾルピデム」)は10mgの錠剤を一日1錠処
 方されている。常習性がないからということだったが、最初のうちは半錠で眠
 れたものが、今は3/4錠飲まないとれなくなってしまった。

 他人にもらった睡眠薬を2~3回飲んだことがあるが、そのときはスムーズに
 りに入ることができた。ところが睡眠導入剤というやつは、本人がその気に
 ならないとりに入って行かれない。つまり、本を読んだり音楽を聴いている
 といつまで経ってもれないわけだ。

 「マイスリー」を3/4錠飲んでじっとしていてもれないときがある。20分くらい経ってもれない場合は、残った1/4
 錠を飲めば大体れる。問題はそれでもれないときだ。今までの奇行(記憶が飛んでいる)はそんな時に発生した。

 最初の奇行は2019年1月17日のことで、最近では今年の6月にまた起きてしまった。朝、ホテルの部屋のカードキ
 ーが2枚あったことだ。前回の経験から、そのときはフロントでお礼を言うことで済んだが、この人はどうして無意識の
 うちに部屋の外に出ようとするのだろうか。
 その日はいつまで経ってもれないため、もう半錠飲んでしまったのだ。そして自粛していたビールも飲んでいた。

 それ以来、自宅から外に出たときは、再度次のことを徹底しています。
  ① アルコール類を一切口にしない。
  ② できるだけ早く夕食を採り、薬が効きやすい空腹状態を作る。
  ③ 0時前には眠らず、睡眠飢餓状態にする。
  ④ 1錠以上は絶対服用しない。                   こんな状態が、おそらく一生続くのでしょう。
 
9.2
 私のコロナウィルスに対する恐怖は、自分が感染することではなく、それを長野に持ち帰っ
 て他人にうつすことだった。

 それに踏ん切りがつけられたのは、可愛くない言い方だけれど生活のためではなく、お客
 さんの会社の方々から伝わってくる熱意だった。
 ここで自分の方が大事だと言って逃げてしまえば、これまでの生き方及び人間としての価
 値まで否定されてしまうような気がした。

 だから仕事を再開しました。最初の一日が終わったわけだけれど、そして自己満足にすぎ
 ないけれど、自宅にいては得られない達成感がいま私を支配しています。
9.1c
 朝ご飯を食べているときに、舜クンが通っているピアノ教室に制約条件があることを知
 った。

 本人か、同居または頻繁に行き来するご家族の方が、一人でも当てはまる場合は、該
 当する日から2週間は、教室でのレッスンはできません。

  ・感染者の多い地域に行った。
  感染者の多い地域から来た人と接触した。
  ・濃厚接触者となった方と接触した。
  ・感染者の行動歴に重なる部分があった。

 後ろのふたつはわかるとしても、前のふたつがダメならば、上田や茅野に行くことも許
 されないわけだ。
 コロナの素性がわかってきたのに、こんな馬鹿げたことをいつまでも続けるのだろうか。

 仕方がないので、今週末にやる予定だった白菜の植え付けと、大根や菜類の種まき
 を午前中に終了させた。
 今日から社会復帰するけれど、そんなわけでしばらくは帰ってこられません。

9.1b
 去年は白菜の苗作りに失敗した。小さいまま全然大きくならなかった
 のだ。撒く時期が遅かったのが原因の一つらしい。

 今年はお盆が終わった17日に撒いて、すぐが出たのにそれに気が
 付かないでいたところ、もやしみたいにヒョロヒョロになった。
 あまり水を与え過ぎるとそうなってしまうというお隣のご主人のご意見
 を取り入れたところ、この暑さで土が乾きしおれてしまったりした。

 それらを乗り越えて、あと一週間で植えるまでに育ってくれるかどうか。
9.1a
 YouTubeのどこを探しても、「公式チャンネル」意外は、中島みゆきのオリジナル
 曲は出てこない。
 その代わりに、いろいろな人たちが歌うCOVERバージョンが登場する。

 琉クンが出演した「おかあさんといっしょ」をYouTubeに載せたときには、あっとい
 う間にチェックが入り、削除されてしまった。
 きっと中島みゆきサイドも、何らかの方法で常に見張っているのだろう。

 YouTubeはタダで動画が見られたり曲が聴けると思われているが、資本主義経
 済下でそんなことはなく、何らかのかたちで消費者が負担させられているのだ。
 頻繁に「広告をスキップする」ことを求められているのが、その証拠である。
 ただ、アーチストにそれが還元されているかどうかはわからない。