あと あと のあと  2015年 9月

30
 私が住んでいたアパートに頻繁にやってきた民青の活動家は、私が日本共産
 党
の戦略を快く思っていないばかりか、表面切って批判しているのを知ってい
 るのにもかかわらず、熱心にオルグを仕掛けてきた。彼は、私が抱いていた
 青
のイメージとは違って、無骨でどこか荒々しい雰囲気を持っていた。
 労働組合の産業別組織の活動で知り合った彼女とは、隣り合わせで雑魚寝をしたり、お互いの家を訪問し合ったり
 する仲だったが、その彼女が民青の活動家だと知ったときから関係が遠のいていった。まだ若かった二人には、「思
 想」が重要な意味を持っていた。
 私が日本共産党を批判していたのは、組織を守ろうとするばかりに、闘いを弱めてしまうことだった。みんなが「金太
 郎飴」のように、同じ内容のことを唱えるのにも違和感を感じていた。
 その日本共産党が、安倍内閣不信任案を共同提出した野党に対して、選挙協力の実施を呼びかけている。今回は
 「国民連合政府」と言っていたけれど、1970年頃の当時は「民主連合政府」と称していた。本当のところまだ全面的
 に信用しているわけではないけれど、ひとつの変化点として評価しているよ。

29  
 今日は、まつもと市民芸術館で、戦後70年平和祈念事業として市や市教委などに
 よる実行委員会が主催した、吉永小百合さんの朗読会「祈るように語り続けたい」
 が行われた。
 このことは7月中旬の新聞広告で知り、行かれるかも当選するかもわからなかった
 けれど、ダメもとで往復はがきで申し込んだところ、見事に当選した。
 しかしながらやっぱり仕事で行かれなかったので、その当選証は松本に住んでいる
 弟に「代わりに行ってよ」と郵送した。
 11月23日には、あの押尾コータローが駒ヶ根にやって来るけれど。これも行くこと
 ができない。7月のベンチャーズも同様だった。
 いったい私の人生は何なんだろうかと考えてしまうが、その代わりといっては何だけ 
 れど、来年2月の中島みゆきの東京でのコンサートに当選した。
 内容は11月に行くものと同じだろうけれど、11月11日に発売される新しいアルバ
 ムの曲を聞きこんでから臨むことができる。一般発売だから、たぶん席は後ろの方だと思う。
 このように、住居がある長野よりも、東京のスケジュールの方が調整できやすいなんて、どこかがおかしいね。

28
 家の庭に昔から2本ある甘柿に実がたくさんついている。
 数が多いためか、木が老朽化しているためか、それとも
 ほかの理由なのかはわからないが、今年の実は小ぶり
 だ。
 今や、甘柿など誰も見向きもしないため、このまま霜にさ
 らされて朽ちていく運命にあるのだろうか。
 問題は干し柿にしなければならない渋柿の様子だけれ
 ど、まだ葉があって詳しくはわからないが、去年(3600
 個)みたいなことはなさそうだ。あるものは全部皮を向いて、干し柿を仕上げないと気持ち悪いのだけれど、それだけ
 の工数を生み出すのがたいへんになってきた。 

27  
 今年の松茸は大豊作で、その勢いは衰え知らず。産直市場に初めて顔を
 出してから20日も経つというのに、入荷量が減らないようだ。
 気温があまり高くなく、雨が降り続いているから、まだまだこれからも期待
 できるという。
 そんなお店を覗いたところ、規格外品が置かれていて、値段も手頃だった
 ので買ってしまいました。
 したがって今日は、朝食も夕飯も松茸ご飯。ついでにクロカワも買ってきた
 ので、キノコ三昧の一日でした。
26  
 今週は東京にいても、長野の天気予報ばかり気にしていた。それは、今日
 保育園の運動会があるからだった。
 ずっと土日は雨の予報だったから、半分諦めていたけれど、今朝は曇り空
 で、雨が降る心配はない気圧配置だった。
 「判断がたいへんだったでしょう?」と園長先生に尋ねたら、「いいえ昨日か
 ら雨が上がると思い、グランドに万国旗を張りました」との答えだった。
 最期に、年長のすみれ組の園児に、今年が最期だからと金メダルが送られ
 た。これだけでもウルウルしそうになったのだから、琉クンが対象となる来
 年の運動会が思いやられる。

25
 最初の「くたばれ!ISO。」の原稿締め切りは7月末だった。ところがそれが決まった後にガン
 の手術(2006.5)をすることになり、とても原稿が書ける状態ではなかった。
 そんなとき編集担当者から「どうしましょうか?」という連絡が入った。締め切りに間に合わない
 ようだと、9月の発刊を見直さなければならないという。
 一度約束をしたことを自分の都合で覆したくなかったから、「なんとかします」と答えたけれど、
 逆算すると一日に2項目を書き上げなければならないことがわかった。
 それからというもの、移動先のホテルでは、ノルマを達成するまで夕食は食べないようにし、入
 院していた母(7月7日に亡くなった)の病院待合室でも、夜中に隅っこの電灯をつけておいて
 貰うようにし、ひたすら文章を打ち込み続けた。 よくもまあ踏ん張れたものだ。
 それに比べると今はどうだろう。パソコンに向き合えばすらすら文章が浮かんではくるのに、着
 手するまでに時間がかかり、集中力も維持することができない。ましてや移動する電車の中な
 んて、とてもできる作業ではなくなってしまっている。
 老化現象といえばそれまでだが、必ずやらなければならないという環境におかれていないのも、自分の中に甘さが顔
 を出す原因のひとつなのだろう。

24  
 先日、とあるところに折りたたみ傘を置き忘れてしまったので、雨が降るという週末に向けて
 傘が必要になってきた。
 そして入った大宮駅の近くにあった高島屋では、いちばん安いもので5千円もする。どこか別
 のお店を探そうとも思ったけれど、値段の高いものを買えば大事に扱うだろうからと、思い切
 ってそのを買った。
 レジでは、すぐ使うからいいというのに、骨が正常かどうかを確認しますと言ってそれを開いた。
 一度開いたは元通りに折りたたむのが難しいが、その店員さんは時間をかけてたたんでく
 れた。  きっとこれが、デパートの「付加価値」なのだろう。
23  
 
  先週の金曜日に、蓼科の「バラクライングリッシュガーデン」で撮影したダリヤの画像を、
  「
GALLERYにアップしました。

  拡大画像のサイズを、ひとつ大きくしてみました。
  みんないい表情をしていて、愛しくなってしまいます。
  ぜひご覧になってください。

22
 今回の国勢調査は、インターネットを使ったオンライン回答をすることができた。
 まず調査員が全ての家庭にインターネット回答用IDを配布し、20日までに必要事項を入力する。
 そして、インターネットで回答しなかった家庭に、後日、紙の調査票を渡す手はずだという。
 調査員にとっては二度手間になるかもしれないけれど、実際にネットで回答してみると、思ったよ
 り楽だった。その理由は、回答を記述せずにいくつかの項目から選択し、ひと項目ずつ次に進め
 ることができたからだった。
 国勢調査のホームページに掲載されている回答数は1,717万件だから、日本の世帯数を4,500万世帯とすると、
 かなりの割合でインターネットによる回答がされたことになる。 

21b
 一週間仕事をして、次の一週間は家にいてなどという夢のような話をしていたときもあったけれど、
 そんな本人の思いとは裏腹に、このシルバーウィークは全部仕事で埋まっており、今週は、金曜日
 も含めて5日間も仕事をする。
 上りのあずさの指定席券は確保してあったから、第一関門は茅野駅の駐車場だったが、2台分だ
 け空いていて、そこに車を停めたと同時くらいに、入り口のゲートの表示が「満車」になった。
 田んぼの土手の草刈りは日曜日の朝で終わり、今年はもう草刈り機を手にすることはなさそう。畑
 の草取りも間に合っていて、今朝は芝生の雑草退治に取り組んだ。
 落ち葉を掃除すべく、ほうきやちり取りを備えてきたけれど、家族の皆さんがやってくれるだろうか?

21a
 国民が今一番感じているのは、「民主主義には欠点がある」ということでしょう。選
 挙で両院の多数派を占めれば、次の選挙まで、政権党はどんな政策でも強権的に
 実行できてしまう。政策が民意と離れていても、有権者には政権の暴走を止める手
 立てがない。
 私たちが恐れているのは「民主制と
独裁は共存可能」という事実です。「独裁」の定義は「法の制定者と法の執行者
 が同一である」というものです。その反対概念は「民主制」ではなく、「法の制定者と執行者が別である」制度、「共和
 制」です。日本のように、立法府が事実上空洞化し、官邸が作った法律がほとんど自動的に国会で承認されている
 状態は、形式的には「
民主主義的」ですが「共和的」ではありません。
 首相は委員会で「早く質問しろよ」というやじを飛ばしました。この言葉は首相自身が国会審議を単なる「アリバイ作
 り」に過ぎないと思っていることを露呈しました。法律を決めるのは官邸で、国会はそれを追認するだけなら、限りなく
 「
独裁」に近い政体になっているということです。

   「独裁 若者が止める」 ~怒りのデモから選挙へ~ 内田 樹 「毎日新聞」 9.21 から抜粋しました。 

20
 ← 昨年の9月20日のブログで、小学校の運動会
 人テント
が問題なのではと書いた。そのあとにあった校長
 先生との懇談会の席でも、そのことをお話しした。
 だから、今年はどうなっているのか興味深かったのだが、
 それは去年よりも増幅していた。


 「一般」の人たちはもう一方の場所に押し込まれて、 
 どうにも不自然だと私は思うのだが、どうやら取り越し苦
 労のようだ、
 開会式のあとで、久しぶりにラジオ体操をしたのだが、身
 体が堅くなってしまっていることに愕然とした。こんな状態
 では、とてもゴルフなど無理だと思った次第。どこか、スト
 レッチ
を教えてくれるところはないだろうか。 

19  
 ちょっと家にいない間に、白菜も順調に成長しているけれど、それに負けず
 たちも元気だ。
 このところ雨ばかり降っていたから、それもあって気が狂うような状態になっ
 ている。
 こんな畝(うね)が4本あって、大根はもっと密集しているから、草を1本ずつ
 抜いた。白菜の畝は、午前中に小さな搔きで搔いておいたところ、天気
 がよかったこともあって、夕方にはほとんどが萎びてくれていた。
18b  
 この夏はどこにも行けなくて、あっという間に終わってしまったから、それを
 取り返す意味も込めて、蓼科の「日本初の本格的英国庭園」だという「BA
 RAKURA English Garden

 まで、ダリアの写真を撮りに行ってきた。
 家を9時半に出て、帰ってきたのが12時半。まだまだ身近なところに、それ
 まで知らなかった穴場があります。
 ちょうど雨上がりで、写真撮影には絶好の薄曇りだっから、いい写真が撮れ
 ました。 折を見て、GALLERYにアップします。
18a
 名古屋のとあるスナックに飾ってあった、「マーチン」のギターを貰ったので、片手に
 キャリーバッグ、もう一方の手でギターケースという状態で持ち帰ってきた。
 ギターに詳しい知り合いに鑑定を頼んだところ、それは偽物というか正確には類似
 品だった。国産ギターメーカーがかつて作っていたMartinの類似品なのだという。
 ネットで調べてみると、
 「マーチンもいまや年間数万本も作るただの1楽器大量生産メーカーです。もちろん
 他社の真似できない歴史がありますのでものすごい楽器も作りますが、それはほん
 の一部です

 つまりあたりまえのブランドになっているということ。
 「PRO MARTINのギターが3000ですか・・・残念ながら、価格相当の音とギターの仕
 上がりしか期待できないでしょうね。初心者向けギターとして、まあ基本的なテクニッ
 クを身に付けるという向きには十分だと思いますが、本家Martinのギターの様に長く
 弾き続ける「生涯の1本」には決してなり得ないギターとしか言えません」 ともある。
 よく見ると、ブリッジがはがれて浮き上がっているから、残念だけれど焼却炉行きの
 運命だ。
17
 Amazonに書籍の販売を委託していると、当然のことだけれど先方は在庫を持ちたくないから、売
 れただけを補充すべく、発送依頼がくる。
 それが1冊だったりすると、発送料で利益など吹っ飛んでしまうのだ。そこで、私がいつも書籍を購
 入している「セブン&アイ」に、取次店を介さなくても販売できる方法はないのかと問い合わせてみ
 た。
 そして、その回答は、「セブンネットショッピングでは、『取次店』と介し書籍等の発送を行っておりま
 す。ご要望に沿えず申し訳ございません」というものだった。
 書籍流通革命をコンビニに期待していたのに、軽くあしらわれてしまった。この規制緩和の時代に、一部の取次店
 が書籍流通を牛耳っているという現実を、何とかしなければダメだ。

16
 安倍首相が強行した集団的自衛権とは何か。つまりは兵隊が戦場へ行くということで
 す。自衛隊の人が行って死ぬこともあるでしょう。そういう創造力を持たなければならな
 い。
 私は、この国の軍事化を進めている政治家にかつて聞いたことがあります。「軍事化を
 進めるときは、実際に死ぬかもしれない自衛隊員のことも考えるべきではないですか」
 と。そうしたら、「自衛隊の人は、みんな誓約書を入れて入隊している。命令されれば、
 どこでも行くってことになっていますから、大丈夫です」と答えた。そんなことをよく言うな
 と思いましたね。
 
戦争に行けと言ったら、大勢の自衛隊員の中にには辞める人もいると思いますね。そう
 したら結局は徴兵制しかないんです。だから、
集団的自衛権みたいなことをやるのなら、
 戦って死ぬのは誰かということが常に想定されていなければならない。それを考えなけ
 ればいけない。
 「地球の裏側に行くのも厭わない」と
集団的自衛権を進めているある政治家は言いまし
 た。しかし、彼らの子供たちは決して行かないでしょう。なぜか?自分たちの息子は行
 かないようなシステムを作るからです。
 太平洋
戦争のときに、戦争政策を決めた最上位の軍事指導者の子弟は死んでいますか?太平洋戦争で指導者の
 息子たちが、激戦地へ行っていますか?ほとんど行きません。なぜなら、行かないですむ仕組みを巧妙につくるから
 です。徴兵の例外を幾つもつくるからです。そういうことを知らなければいけない。
戦争時の権力というのは、そういう
 ものなんです。そういうことを具体的に知るためには、太平洋
戦争を調べるとわかるけれど、行くのはいつも庶民たち
 です。
 だから私は、
戦争を進めるのであれば、決めた人から行け、戦争を決めた人の子弟から順番に行けと思う。

        『安倍首相の「歴史観」を問う』   保阪正康  講談社   から抜粋させていただきました。 

15  
 テレビで見られる女性の中で、私がいちばん綺麗だと思っていたのは、TBS
 の「NEWS23」でメインキャスターを務める膳場貴子さんだった。
 ところが、3度目の結婚をし、第一子を妊娠していることがわかってからは、夜
 11時から見るニュース番組を、日本テレビの「NEWS ZERO」に切り替えてしま
 った。
 そんな傷心の私を救ってくれたのは、BSフジの「堺でございます」にゲストで
 出演した若村真由美さん。あの透き通るよう眼差しで見つめられたら、もうどう
 しようもない。御年48歳、上手に歳を重ねているような、いい表情をしている。
14
 先週は木曜日の夜から家にいたが、何を思ったか琉クンが、突然「じいじとたい」と言い出
 した。
 家のチビたちはなかなかなくて、りにつくのは毎晩10時頃になっている。だから、10頃
 から添いを始めたのだが、立ち上がったり部屋の中をぶらついたりしていて、ったのは1
 時間後だった。
 私は、誰かが隣にいるとることができないから、ベッドの横に布団を敷いてったけれど、
 相の悪い流クンが返りを打つ気配で目が覚め、その都度毛布を掛けてあげた。
 このパターンは昨夜まで4日間続いたが、今夜からじいじはいないので、どういう展開になるのだろうか?

13  
 お嫁さんの実家のお母さんから、「野沢菜の種を蒔きます」というメールが入
 ったので、もうそんな時期なのかと思いながら種を買いに行った。
 一昨年、市内の小さな文房具屋さんで野沢菜の種を売っているのを見つけ
 て、昨年も購入した。これは野沢温泉村の、「野沢菜種を守る会」で生産し
 たものだ。そして、春菊小松菜の種も蒔き、レタスの苗を24本植えた。
 左の画像は、先週の土曜日に蒔いた大根の芽です。金曜日に次女が間引
 いてくれて、今は3本になっています。
12  

 地区の中で、過去に土砂災害が発生した場所や、災害が起きる危
 険性がある場所を出し合い、地図に印をつける活動が行われた。
 この地区が市のモデル地区に指定され、12月には大々的な避難
 訓練
が計画されている。
 過去の記録からは、35ミリの雨が降っただけで川が氾濫したのだ
 から、100ミリも降ればたいへんなことになりそうだ。
11  
 See you next...

 
H 「今年の夏は暑かったですね」
 T 「そうね。まあー、あんまり外に出てないけどね」
 H 「レコーディング中ですからね」
 T 「そうそう。ところで表紙のCHAINとは?」
 H 「“続く”とか“一連の”という意味です。レコーディングの次は、いよいよ・・・・!?」
 
T 「そうだね。来年は2回楽しみたいって思ってるよ」

 「TYIS」とは、おおむね季刊で発行される吉田拓郎ファンクラブの
 会報です。
 そして取り上げた文章は、裏表紙に書かれていたもの。
 もちろん「T」とは吉田拓郎のことだから、来年はコンサートが開催
 されることを期待できる内容なのだ。
 楽しみ!
10  
 大雨が降っている千葉県で午前中だけ仕事をして、電車が止まらな
 いうちに移動しようと、急いで帰ってきた。
 そして立ち寄った伊那市の産直市場には、もう
松茸が山のように積ま
 れていた。
 まだ値段の表示がされていなくて、欲しいだけザルに入れると値段を
 算出してくれるもので、
交渉の余地があるという。
 まだ高くて手が出ないから、代わりに「アミタケ」を買ってきた。これを
 茹でておひたしにして食べて、「」からの贈り物に感謝します。
 
 検挙率ナンバー1、バツイチ、子持ち、大酒飲み、そして無駄に美人―篠原涼子演じる
 女性刑事・
雪平夏見の個性的なキャラクター、陰謀と裏切りに彩られた先読み不能の
 ストーリー展開で視聴者から圧倒的支持を得た「
アンフェア」。
 2006年に連続ドラマとして幕を開け、以後、スペシャルドラマ、劇場版2作とアンフェア
 ワールドは広がりを見せた。
 そして、2015年。ついに
“the end”          (東宝 WEB SITEから)

 テレビドラマだった「アンフェア」は見ていなかったが、映画になった前作の“the answe
 r
は観た。篠原涼子の強烈な存在感が印象として残っている。
 そして今回の“the endはすごい展開で、最初から終わりまで息をつく間を与えてくれ
 なかった。この緊張感は、映画館だからこそ得られるものだ。
 副題が“the end”だったから、雪平が死んでしまうことは覚悟していたのだが・・・・。

 「自分の力の限りを出し切った。久しぶりに自分自身に納得ができる、そんな気分です」。
 自民党の
野田聖子前総務会長は8日、サバサバとした表情で記者会見し、総裁選の立
 候補断念を表明した。
 党内が「安倍一色」に染まる現状では、異論にも耳を傾け、多様な価値観を持つ国民ニー
 ズに対応できないという危機感があった。内々に支持を決めた議員から「『
民主主義では
 全会一致による決議は無効である』という言葉をもらった」ことが後押しとなった。
 しかし、20人という推薦人集めのハードルは高かった。
 直前まで、旧知の議員に電話をかけ続けた。中堅議員の一人は「最後まで頑張る」と言
 う野田氏に「たいしたものだ」と伝えたが、
推薦人にならなかった。所属する派閥が安倍
 晋三首相支持を決め、逆らうと人事などで不利になりかねないためだ。


      「朝日新聞デジタル」 9月8日(火) 11時24分配信 からいただきました。

 衆議院で290名、参議院で115名、合計で405名もの
自民党の国会議員がいるのに、たった20名の推薦人が生
 まれないという現状に落胆した。
 安倍政権は推薦人の切り崩しにやっきになったというが、こういう行動は、多様性を否定する、一種の
民主主義への
 挑戦ではないかと私は思う。
 一人ひとりの
議員に対しては、そんなに御身が大切なのかと言いたい。議員というのは、自分の利益を優先してい
 たのでは務まるものではないと指摘したならば、おそらく「自分の利益よりも国家の利益を優先した」と答えるのだろ
 うが、少しくらいは
自己犠牲の精神と気概があるところを見せてくれよ。 

 
  「働く人の法律相談」   ~有給、退職前に使い切りたい~ 
                   「
朝日新聞」  9.7 夕刊からいただきました。

 
質問  4月の頭に、今年の7月末で退職することを会社に伝えました。年次有
      給休暇が25日残っているので、使い切りたいと思い、上司に7月の1
      カ月を有休消化にあてたいと相談しました。しかし、「仕事が忙しいから
      無理」と認めてくれませんでした。

 
回答  上司に申し入れたのは退職の2カ月以上も前でした。会社は業務を引
      き継ぐ後任者の配置を行う期間があったはずです。この場合、忙しいと
      いう理由で有休を取らせないようにはできません。

 確かに、法の解釈はこの通りかもしれないが、私は違っていると思う。
 仮に4月1日に与えられた25日の内訳が、前年度の繰り越しが5日間で新規付与分が20日間だったとする。繰り
 越しの5日間については取得する権利があるかもしれないが、新規の20日間は来年の3月までを対象にして与え
 られたものではないか。だから、7月の末まででは、そのうちの4カ月分しか取得することができないという解釈だ。
 だいたい、辞める人に有休を与えるということは、「仕事から離れてリフレッシュする」という制度の趣旨にはそぐわな
 いと思う。だから、「
有休消化」という言葉には、嫌悪感さえ覚えるくらいだ。

 
 もうずいぶん前から、月曜日には仕事を入れないでいた。夜に工場に入ることはあ
 ったが、それもお昼ころ自宅を出ればよかった。
 
月曜日に仕事があると、前日の日曜日に移動しなければならないから、朝起きて
 も仕事モードになってしまい、休んだ気がしなかったのがその理由。
 ところが明日は、9時に埼玉の会社に入らなければならない。だから今日は、朝か
 ら「ふれあい広場」のテントを立ち上げて、土手の草刈りをして、少し横になって休
 んだあと出掛けてきた。
 こうやって仕事を依頼してくれるところがあるのに、
日曜日の移動は嫌だなんて言っ
 ているのは、なんて贅沢なことなのでしょう。

 明日の「ふれあい広場」の準備は、テント34張、机132台、椅子363脚を市内の施
 設から搬送し、会場で設置するというもの。
 テントを組み立てるために6名が1チームになったのだが、私のチームの体重が確実
 に100kgを越えていると思われるキツネ目の
あんちゃんが、ちっとも動こうとはしな
 い。
 まずはテントを縛っていた紐がほどけないのに、途中で投げ出して知らん顔だ。みん
 ながてきぱきと動き回っているのに手を出そうともせず、そのくせタオルで汗ばかり
 拭いている。
 これが仕事の場だったなら、確実に怒鳴り散らしているところだが、ここは「
ボランティ
 ア
」の人たちが集まっている場。よほど所属組織はどこなのか聞こうと思ったが、大人げないかと思い我慢をした。
 このように、人の「
善意」に頼らなければならない活動が、私は好きではない。 


 今月は、お客さんの会社のゴルフコンペがあって、本当は参加するのにこしたことはないのだけれ
 ど、不参加をお伝えしてある。
 コースに出るとなると、あまりみっともないスコアを出したくないから、事前に練習をしたくなる。ゴル
 フ練習場に行くと、すっかり打てなくなっていて、ある程度整えるまでには、何回も通わなければな
 らない。今は、そのことに割く時間がないのです。
 ゴルフをするくらいの余裕があってもいいと思うけれど、限られた時間の中で、何を優先するかです。
 まだゴルフを極めたわけではないから「卒業」ではないし、再開する可能性が残っていないわけでもないから、「引
 退」でもなく、「セミリタイヤ」というくらいでしょうか。
 


 物がぼやけて見えるのに、いつも「問題はありませんね」と言って、目薬を処方してくれるだけの
 眼科医に見切りをつけて、総合病院の眼科に通院した。
 レンズを入れても視力を矯正できないのは今までと同じだったけれど、瞳孔を開いて網膜に異常
 がないことを確認したあと、水晶体の濁りも少ないから白内障はそんなに進行していないことを
 教えてくれた。
 10年近くものあいだ、3ヶ月に1回というペースで通い続けた眼科医に、最期に通院したときに私
 が言ったことは、「医者は、患者の心のケアもしなければいけないのではないですか?」というも
 のだった。
 今日通院して感じたことは、患者に対するスタンスが、医者によってこれほどまでに違っているのだということ。「視
 力が両眼で0.7以上なければ免許証の更新ができないのですが‥‥」という私の問いかけに対する答えは、「(警
 察が)混んでいるときに行きましょうよ!」というものだった。 

 
 社員が本誌に決死の告発 「東芝腐食の原点」

 組織ぐるみで実行した不正な会計操作を「不適切会計」と言い換え、直接の指示を否定し
 つつも、歴代3人の社長が辞任した。
 第三者委員会は核心に切り込まず、お手盛りの報告書でお茶を濁す。
 そして辞任した3社長は、不思議なことに今なお出社を続けている。
 
東芝は根本原因に蓋をしたまま、問題の幕を引こうとしている。
 果たしてそれで許されるのか。試されているのは日本の正義だ。
 まずは現場から噴出する悲鳴に耳を傾けよう。腐食の原点はここにある。


           「日経ビジネス」  2015.08.31   1805  から抜粋しました。
 

 今週の日曜日に「ふれあい広場」が開催されるので、№10 は発行を前倒しにしました。

 民生委員というと、高齢者に対応するイメージが強いのですが、正式名称は「民生児童委
 」ですから、子どもたちもその対象になっていることを、今号では表したかったのです。
 だから、今月は、保育園と小学校の運動会に招待されています。

 それにしても、あっという間に夏が過ぎてしまい、どこに出掛けることもできませんでした。
 ただ、野良仕事でたくさん汗を流したので、それが健康につながっているはずです。