あと あと のあと  201511月

30
 もう何年も前から、お葬式が終わった晩には親戚の人たちが集まるから、四十九日まではいるけ
 れど、それが過ぎたら引っ越しをして、家を出ることを宣言するつもりだった。
 里心が起きないようにできるだけ遠くに行って、住民票も移してしまって戻って来ないから、もう親
 戚付き合いができなくなることを伝えたかった。
 精進落としの時に、「一周忌と三回忌の法要は近親者のみで営みます」と参列者の皆さんにお願
 いしたのは、おばあさんの兄弟に負担をかけたくないという想いもあったけれど、私がその場にい
 ないことがわかっていたからだった。
 しばらくは仕事を続けられそうだから、体が動かなくなる前に軽のレンタカーを仕立てて、桜前線とともに北上したい
 というささやかな望みも告げたかった。
 そのときに話す言葉も何度となく復唱して、もう頭の中にこびりついているくらいだった。 でも、それができなかった。
 父親の葬式の喪主というのは、重い鉄の靴を履いて立ち尽くしているような、身動きができない立場だった。 だか
 ら、とても言い出せなかった‥‥‥‥。


29
  朝はが降りて、がかか
    っていました。

 朝日が昇ると同時に、が晴 
 れ、初冠雪の西駒ヶ岳が望め
 ました。

 季節は、冬への階段を、確実に登
 っているところです。 

28  
 昨夜は、夜中までどんちゃん騒ぎ。これも、91歳まで生きられた人のお葬
 式
だからできること。
 今日は、片付けや喪中のはがきを作ることなど、やることがいっぱいあって、
 
大根をこぐのを、長女の婿や友人にやってもらった。
 幾晩も泊まってくれた叔母さんたちも帰って、これから、おじいさんがいなく
 なったことが、実感されるようになるのだと思う。
 根を詰めていたら、だんだんと
疲れが出てきたような気がする。
27

 正午から行われた告別式は、厳かに行
 われました。
 最後の退場の時は、「おやじの唄

 を流し、香典返しは、冊子「気高きも
 のへ」と、「戦争体験を聞く」という、
 おじいさんDVDを差し上げました。
26
 朝から雨模様だった空も、出棺の時刻になると薄日が差すくらいになり、
 像のようにみんなの手によって火葬場に運ばれました。
 おじいさんは最近はやせ細り、毎週金曜日の入浴サービスの時に垣間見る
 と、もう骨と皮だけの状態でした。
 そんなこともあり、荼毘に付されたあとのおじいさんの骨は、少ししかありま
 せんでした。
 今夜は、おじいさんが孫たちに作ってくれた喪服(着物)を出して、明日の用
 意をしました。そんなおじいさんの心遣いに、感謝するばかりです。 
25
 葬儀の日程が決まりました。

 
 25日  19時~       枕経     19時30分~  納棺
  26日  13時55分~    出棺     14時30分~  火葬
  27日  12時~       告別式 ・ 精進落とし  アルテホール光祥院
 
 たいへんお世話になります。

24b  
 夜の7時半頃家に着いて、おじいさんの部屋を覗いたところ手招きをする。近くに行って「何?」と聞いたけれど言葉
 にならなくて、もう行っていいというように手で合図をしたから、家族と一緒に夕飯を食べた。
 それから1時間くらいして自分の部屋にいると、家人が「おじいさんが変だ!」と呼びに来た。すぐにとんでいったとこ
 ろ、もうおじいさんは息をしていなかった。
 正式に目を落とした時間は20時50分。
 「もう入院はしない」、「点滴もしない」と言っていたから、本人の希望通りになりました。 享年91歳。大往生でした。


           2週間前に体調がすぐれなかったのは、干し柿作りが引き金になっていたようだ。土・日を使
 ってやりきらなければならなかったため、知らず知らずのうちに無理をしていたみたい。
 側頭部の帯状疱疹(?)は瘡蓋(かさぶた)になり、手の指の先端の薄皮が剥け落ち、ここに
 なってやっと
体調が元に戻ったような気がする。
 明日は、急に仕事がなくなったので、今夜は家に帰ってきた。家でなければできないことが、
 いろいろあるから、片道6時間をかけて戻ったことになる。
 「安定した不自由」でなく「安定しない自由」を選択したのだから、このような
柔軟な対応が必
 要になってくるのです。
 
 
23  
 新聞の折り込みに、「太陽光発電用地をお売りください」という内容の広告が入って
 きた。
 
お貸しください。(約21年間)  広さ 最低250坪~最大1000坪
 買い取り  6600円/坪 程度    借地料 660円/坪 程度  というものだ。
 私が最近違和感を感じているのは、農地に太陽光発電のパネルが設置されている
 こと。 本来、米や野菜などの食料を作らなければならない場所に、鉄骨で組み立て
 られた無機質な物体が突然現れるからだ。
 第一、「再生可能エネルギー」という表現がわからない。何をどうやって「再生」する
 というのだろうか。
 いつか訪れるだろう将来の食料危機を、単に早めているだけとしか思えない。

22
 白菜が盛りを迎えている。画像では大きさまでお伝えすることはできないけ
 れど、体積はよくスーパーにあるものの3倍くらいはある。
 それよりもすごいのは、パンパンに張って先端が張り裂けそうになっている
 こと。昨夜はスケトウダラを入れた鍋にしたけれど、とても畑にあるだけの
 菜
を、全部食べてしまえそうにない。
 この2週間くらい週末は雨が降ったので、エンドウの種を蒔くことができなか
 った。土が湿めると、耕耘機で耕すことができず、畝が作れないからだ。
 それが苦になっていたけれど、計画よりははるかに遅れて、昨日やっと蒔く
 ことができた。
 はたして、うまく発芽してくれるだろうか?

21
 セブン・イレブンで買い物をして、車のエンジンをかけようとし
 たけれど、うんともすんとも言わない。幸い自宅のそばにいた
 ので、ディーラーに電話をしてきてもらい診断してもらったとこ
 ろ、バッテリーが劣化しているという。
 先日、茅野駅の駐車場で充電が完全になくなったときに、JAFの担当者から「一回こうなるとバッテリーはダメージを
 負います」と言われたけれど、今週も1週間放置状態だったから、寿命が尽きてしまったのだろう。
 それにしても、こうやって急に動かなくなるのだから怖いことだ。本当に出先で起きたのではなくてよかった。

20  
 「ボジョレーとは、フランスのブルゴーニュ地方南部に隣接する丘陵地帯「ボジョレー
 のことで、ヌヴォー(プリムールまたは試飲新酒[要出典])仕様の赤ワインである。
 「ヌヴォー」は試飲新酒のことを指し、ボジョレーの通常の赤ワインとは異なり、軽い仕
 上がりのものになっているという。
 昨日は解禁日だということで、駅の構内では遅くまで売り子の威勢のいい声が響いて
 いた。
 ボジョレー・ヌボーといってもいろいろな種類があり、値段もピンからキリまであるから、
 どれが何でどれが美味しいのかわからない。
 そんなこと以前に、私にはワインの味などわからないのだけれど‥‥。
19  
 今夜のレイトショーは熊谷で、21時40分のスタート。遊んでいるばかりのように見える
 けれど、ちゃんと昼間(夜になることもあるけれど)は仕事をしています。
 映画 「起終点駅 ターミナル」は、北海道の釧路が舞台だから、もうそれだけでメロメロ
 なのです。

 愛した人と逢瀬を重ねた海沿いの街、その彼女が消えていった雪景色、裁判所へつづ
 くゆるやかな坂道、そして駅から駅へどこまでも続く線路──。そんな北海道・釧路の美
 しく悲しく力強い情景とともに描かれる、今を生きる2人の男女の未来への一歩。その一
 歩はすべての人の始発駅になる。

 貸し切りの映画館で、真ん中のいちばんいい席に座り、最高に贅沢なひとときでした。
 終わったのは12時近かったけれど、こうでもしないと観たい映画が観られません。
18
 ハンコを押すとき、まっすぐ押す人がほとんどだと思いますが、金融業
 界では左斜めに傾けて押す慣習が存在するそうです。最近、テレビや
 雑誌で取り上げられて話題になっています。そこに込められた意味は
 「部下が上司にお辞儀するように」。稟議書(りんぎしょ)などは地位の
 高い人が押す欄が左にあることが多いため、確かにお辞儀しているよ
 うに見えます。
ハンコメーカーのシヤチハタでは、ユーザーからの要望
 を受けて「電子印鑑」でも斜めにする機能を追加しています。

                                                           (withnewsから)
 私がまだ30代前半の会社員だったころ、最初に立ち上げた工場で、コストダウンのために新しい生産方式を導入す
 る機会があった。
 その内容を親会社の担当重役に説明に行ったのだが、「俺はあんまり好きじゃないけれど、お前の熱意が伝わってき
 たからやってみろ」と、承認の印鑑を斜めに押してくれたことを思い出した。 

17  
 「一会」は、東京だけで行われる
 コンサートのためか、地方での「ヒ
 ットパレード」とは違った雰囲気を
 持っていた。
 沖縄の唄をうたうバックには飛行
 機の大きな爆音が流れ、そのあ
 との曲に「命の別名」を入れるな
 ど、どこかにメッセージ性を織り
 込んだ内容だった。
16  
 こんな時期になっても、朝顔の勢いは衰えない。そのほとんどが「ヘブンリー
 ブルー
」という品種だ。
 これ以外にも、緋色のものだとか、斑入りのものの種を蒔いているのだけれ
 ど、どういうわけか毎年ブルーのものしか残らない。それだけ繁殖力が強い
 ということなのだろう。
 その向こうにあるのはゴーヤだけれど、今年は白いものの品種を選んでしま
 ったようで、お料理に貢献することはできなかった。
15b
 今日15時から、両国国技館で、「天龍源一郎引退試合」が行われた。
 天龍が大相撲を廃業してから、ジャイアント馬場の全日本プロレスに加入し、
 まだぎこちない試合をしていた頃から、私はテレビ中継を見ていた。
 ライバルはジャンボ鶴田、そして新日本プロレスから参戦した長州力。どちら
 かというと私は対戦者を応援していたから、天龍に対する思い入れは少ない。
 アントニオ猪木との東京ドーム決戦は現場にいたけれど、やはり猪木を応援
 していた。
 今日のメインイベントは、IWGPチャンピオンのオカダ・カズチカとの対戦。ここ
 で天龍が勝ってしまったらプロレスは「嘘」になると思っていたけれど、やっぱ
 りオカダは引退者に花を持たせた試合はしなかった。 

15a  
 雨が降る合間にキウイを収穫した。
 思ったよりもたくさんあって、さらに
 雨で濡れていたので、車庫に拡げ
 たもの。
 私は、キウイのシャキシャキした感
 触が嫌いで、今までほとんど食べ
 たことがない。
14  
 「『柿の匠』は、富有柿発祥の地である岐阜県の本巣地区で栽培した柿のな
 かで、よりすぐりの柿を集め商品化致しました」 という文が添えられた富有柿
 が届いた。
 光糖度センサーを使った測定で、糖度17以上の甘みがあるという。化学合成
 農薬や化学肥料を慣行比3割以上減らし、間伐・摘果も徹底したため、一つひ
 とつの果実により多くの栄養が行き届き、大玉で良食味の柿となったそうだ。
 こうやって綺麗に包装されていると、なかなか手をつけられないではないか。
 おじいさんには、包装された状態のものをひとつ、手に持たせました。
13
 毎月第2金曜日に行われる、民生児童委員の市の例会だけはどうしても出
 席しなければいけないと思い、仕事を入れずに確保してある。
 理事会が始まるのが13時だから、それまでの午前中は私にとってのかき
 入れ時
だ。
 今日はサツマイモを収穫して、ナスやオクラの枯れ木を処理して、耕耘機で
 畑を耕した。ただできたのはそれだけで、キウイを採ったり、エンドウの種を
 蒔く畝(うね)を作るところまでいかなかった。
 サツマイモは、芋干しにする「太白」と、蒸かして食べる「金時」を作ったけれ
 ど、画像のように大きさが不揃いで、いかにも素人の作品といった感じだ。

12  
 先々週の日曜日に、室内に取り入れた鉢植えの植物が、一斉に咲き始め
 た。中でもシクラメンは、昨年のものが夏を乗り切り、花を咲かせたもの。
 こうやって霜から隔離するのだが、今度は毎週水をやらなければならない
 し、床に落ちた葉っぱなどのゴミを掃除するという、余計な作業が発生する。
 これらの花についてきたのかはわからないけれど、二階の寝室で横になっ
 ている私の耳元で、「ブーン」という(?)の羽音がした。
 よほど取り線香を焚いてやろうかとも思ったが、めんどくさいから止めたの 
 で、今夜は血を吸われるかもしれない。
11
 本件は、あなたが利用又は登録を致しました未払い料金による給与等差押の事前予
 告書です。
 現在、債権の回収及び和解提示の任を受け、未納料金の請求の少額訴訟手続き開
 始前の段階にあります。
 あなたが過去利用又は登録を致しました情報番組では、有料期間の請求額未納状
 態となっており本件長期滞納となっております。
 再三に渡る警告及び支払いの勧告にも関わらず、あなたが無視を続けることから、運
 営法人はあなたの個人情報を信用情報機関へ登録作業を行いました。
 本通知以後、79時間以内に連絡無き場合は、少額訴訟手続きが開始され、即刻財
 産仮差押えの段階へと移行します。

 これは、私の「ガラケー」に届いたメールだから、自動的にアルファベットを組み合わせ
 てアドレスにする装置で送られたのだろう。 あまり気持ちがいいものではないね。 

10  
 2日間、仕事を休んでしまった。
 午前中は横になっていて、昼に外
 に出てみたところ、家のまわりはた
 いへんなことになっていた。
 左がキウイの葉っぱで、右が甘柿
 の落果だ。
 こういうのを目にしてしまうと、放っ
 ておけずに片付けることになるのだ
 が、季節との競争に後れを取ってし
 まっている。


  この仕事を始めてから約15年間、自分の都合で仕事にを空けたことはほとんどなかった。義父
 の葬式 にも参列しなかったくらいで、それがプロとしての行動だと思っていた。
  ところが今回は、目的地まで5時間かけて移動し、夜にかけての仕事に入ろうという気持ちにはと
  てもなれなかった。
  かかりつけ医の診断はやっぱり風邪で、側頭部の腫れは帯状湿疹に近いもので、頭痛には直接
  関係はないというものだった。
  いずれにしても体力が低下しているから、それを快復させることが必要ということで、仕事に出て行くことを諦めたも
  の。
  体力が落ちている原因はわかっているけれど、それにブレーキをかけることは、おそらくこれからもきっとできないだ
  ろう。

 朝からが降り続いていて、予定していたサツマイモの収穫ができなかった。
 もし晴れていても、たぶん畑仕事は無理だっただろうと思われるくらい、体調がよくない。昨日の、木曽
 への車での移動も、本当のことを言えばきつかった。
 頭の痛みは、市販の薬でなんとか抑えているけれど、側頭部の腫れは治まっていない。明日は、かか
 りつけ医の定期検診だから、症状を伝えて診断をしてもらおう。
 でも、茅野発11時35分のあずさに乗らないと、当日の仕事に間に合わないのだ。 


 今日明日と、地区の文化祭があって、毎年社会福祉協議会主催で講演会を行っている。しかしながら私
 は、その日(土曜日)に「義理(冠婚葬祭のたぐい)」があって、木曽まで行かなければならなかった。
 火曜日に行われた打ち合わせは、社協の会長に出席できないことを文書にして郵送しておいた。
 昨年の講演会の司会を私がしたから、放っておけば今年もそうなってしまうだろうと、民生委員の会長に
 電話をして、当日参加できない旨をお伝えしたつもりだった。
 打ち合わせに出られないことは社協の会長にお伝えしました。
 当日は「義理」で木曽に行かなければならないので参加できません。 → 義理ならしょうがないね。準備はほとんど
 公民館の側がやってくれるから大丈夫だよ。
 ということで内容が伝わったと思っていたのだが‥‥。
 講演会が始まる時間に、私の携帯に会長から電話がかかってきて、「今どこにいるか?」と言う。「木曽です」と答える
 と「打ち合わせには出られないけれど講演会には出られると思っていた」とおっしゃるではないか。
 このように、言葉というのは「言った、言わない」の世界になってしまう。だから、私はできるだけ文書にしてお伝えする
 ようにしているのだが、今回は出先にいたためにそれをすることができなかった。せめて、メールでのやりとりができる
 条件が整えればいいのだけれど、なんとも後味の悪い結末になってしまった。 

 
 あずさに揺られながら帰路についている。
 先々週から風邪っぽくて、干し柿作りのときも本調子ではなかった。それでも気が張
 っていたから何とか乗り切ったが、風邪は更に悪化していた。
 症状としては、喉が痛くて微熱があることだが、気になるのはそれに頭痛が伴ってい
 ること。30秒に1回くらい、「キリリ!」と差し込むような痛みが襲ってくる。
 側頭部が腫れっぽいから脳腫瘍の気があるのではないかなどと、旅先で具合が悪
 いというのは不安になるから、物事を悪い方向にばかり持っていこうとしてしまう。
 誰しもこの年齢になると、病気に罹るか罹らないかは運次第だと思う。
5b  
 エンドロールが流れ終わって、場内が明るくなると、「いい映画だったね」という声がま
 わりから聞こえてきた。その言葉どおり、本当にいい映画だった。
 ロバート・デ・ニーロが演じたのは、70歳の普通の老後を送っている人物。その彼が、
 自分の娘くらいの年齢のIT創業者の、インターン(研修生)になるのだから。
 この年代の人たちは、スマホを使えないかもしれないけれど、それを十分凌駕するだ
 けの人生経験がある。
 その人生経験とは、一つひとつの事例もあるかもしれないけれど、それよりも重いの
 は身を置いてきた時間の積み重ねだ。
 だから、私でも、まだ世の中の役に立つことができそうだ。
5a
 ソウルで3年半ぶりの日中韓首
 脳会談が行われ、合わせて日
 中・日韓・中韓と、それぞれ個別
 の首脳会談も行われた。
 個別の懸案には大きく踏み込む
 ことは避け、まずは「開催」と「継続」を優先した形にも見える中、打開に向けた糸口は見えたのか。
 次回ホスト国として、日本は今後何を優先していくべきなのか。ジャーナリスト・
桜井よしこ氏の目に映った核心を聞く。

 新聞のテレビ欄で真っ先に見るのは「BSフジ」の番組で、「プライムニュース」に櫻井よしこさんが出演するのを見逃
 さないようにしている。
 昨夜は、放送時間の2時間の間、テレビの前に釘付けでトイレにも行かなかった。それくらい彼女の情勢分析と解説
 は面白い。
 
 
 おじいさんが、近所の仲のいいおじさんに、「ひとつでいいから富有柿が食べた
 い」と話したという。
 2年前に、自宅の南側の庭に、もうあまり動けない身体で富有柿の木を2本植
 えていた。そして去年、その場所を私がガーデンにするにあたって、違うところに
 植え直した。それは成長が遅いが、今年も葉っぱはつけている。
 日曜日にも弟に、「木は無事でいるか。根元に藁を敷いて欲しい」と言っていた
 から、その木に成った富有柿の実を食べたいということだろう。
 しかしながら、「桃栗三年柿八年」と言われているように、実をつけるまでにはま
 だ5~6年かかるだろう。
 だから、気休めにはならないだろうけれど、岐阜県産の富有柿を今日注文した。
 

 「サンデー毎日」の今週号には、「寺内
 貫太郎一家
」大放談会が掲載されてい
 る。
 登場者は、小林亜星、左とん平、樹木
 希林、西城秀樹、浅田美代子の5人。
 向田邦子脚本、久世光彦プロデュース
 のこのドラマは、1974年からBS系列
 の水曜劇場で放送され、平均視聴率
 31.3%を記録した。
 私が24歳の時だから、それまで住ん
 でいた茅野市から、自宅に移った頃に
 なる。記憶力が悪い私が、一つひとつの場面をよく覚えてい
 るのはなぜだろう。

 JR茅野駅の線路の横にあるさくらの木の葉が色づいていて、ただ
 いま見頃です。
 もっと近づいて撮影したかったのですが、あいにくカメラを持っていな
 かったのと、あずさが入線してくる時間だったので無理でした。
 愚痴ばかり言っていてはいけないのですが、信州に住んでいながら、
 ゆっくり紅葉を観察する時間が取れません。
 「じいじ、お留守番をお願い」と言って琉クンは保育園に行ったけれど、
 今週もじいじは家にいません。 ごめんね。
 ←  私の「ガラケー」だから、解像度が低いです。 

 
 昨日と今日、松本に住んでいる弟夫婦と、長女夫婦の応援をいただき、今
 年の干し柿作りを終えることができました。
 去年より数は少なかったけれど、木の上で熟しているものが少なかったた
 め、約2000個余のを吊すことができました。
 あとは、気候次第で、いい干し柿ができるかどうかが決まります。やること
 はやったので、あとは運を天に任せます。
 それにしても、作業密度の濃い、たいへんな3日間でした。





 今月号は、「認知症」の特集をしました。
 テーマに事欠かないということは、それだけ「民生児童委員」の守備範囲が広いという
 ことです。