あと あと のあと  2015年 4月

4.30
 ひと月に、1冊もを読まない人が、なんと47.5%もいるという。を読む
 読まないは、その人の生き方に関することだからとやかく言うつもりはない
 が、問題はその時間をどのように活用し、これから先の人生に対する投資を
 しているかどうかということだ。
 私の机の後ろにある作り付けの棚は、ひとつの棚に奥と手前と並べてお
 いていたのに、それでも収容しきれなくなってしまった。この他にも、プライベ
 ートルームにはもうひとつ棚がある。
 要は捨ててしまえばいいのだけれど、一度読んだは手元に置いておきた
 いから、こんな状態を生み出してしまう。そして、私が急にいなくなってしまっ
 たら、これをどうするのだろうかなどと、余計な心配をしている。

4.29
 今日、畑に植えたは、左から、ピーマン、ナス、キュウリです。玉ねぎの
 畝(うね)の右側には、トマトを植えました。
 今朝、仕入れに行った産直市場には、いろいろな種類のがたくさん並ん
 でいて、もう少し遅くに着いたならば、駐車場に車を止められなかったかもし
 れません。
 お目当てので手に入らなかったのは、ゴーヤとオクラのふたつ。これらは、
 まだ時期的に早いのでしょう。
 明日は、大根や人参や菜類の種を蒔いて、花壇に手を付けることになるでし
 ょう。

4.28
 夜の、新宿から松本に向かう「あずさ」の自由席には、立川や八王子ま
 で移動する通勤客が、たくさん乗車している。
 ホームには、
自由席特急券の販売機があるのに、その多くはそれを買
 わないで席に着いているから、車掌さんが検札に歩いて料金510円を
 徴収することになる。
 新宿から立川までの短い時間にそれを終わらせなければならないから、
 車両のうしろの方になると、「立川までのお客さんを先にします!」など
 と叫ばなければならないなんてことになる。
 乗客が販売機で
自由席特急券を買わないのは、もしかするとこのような
 状態の中で、払わなくてもいいことが以前にあったからなのかもしれな
  い。
 

4.27  
 そもそも、今の日本の株式会社のうち生き残れるのはグローバルした企業だけです。
 
グローバル企業というのは無国籍企業です。株主も外国人、経営者も外国人、生産拠点
 も海外、従業員も外国人という企業です。
グローバル企業は日本列島の環境を保全した
 り、日本人の雇用を創出したり、日本の地域経済にトリクルダウンしたり、日本の国庫に
 法人税を納税することに何の意義も感じません。もっとも製造
コストの安いところで操業
 し、もっとも人件費の安いところで雇用し、もっとも公害規制の緩いところに工場を建て、も
 っとも買収しやすい役人から許認可を受け、もっととも法人税率の安いところで納税する。
 出資者も経営者も従業員でさえも、自分の帰属する国民国家に何の興味もない。どの国
 についてであれ、国土を守り、国民を食わせることに
グローバル企業は何の義務感も感じ
 ない。それどころか、本来企業が負担すべきコストをとうやって国民国家に負担させるか、
 それをまず考える。
 原発再稼働の話を先ほどしましたが、あれは製造
コストの外部化です。交通インフラの整
 備を国や自治体にさせるのは流通
コストの外部化です。廃液や排ガスを河川や大気に出
 すのは環境保護
コストの外部化です。使い勝手のよい低賃金高能力の「グローバル人材」
 育成を大学に要求するのは人材育成コストの外部化です。なんであっても外部化できる
コストはすべて外部化する。
 
グローバル企業的でない企業、つまり日本国民の雇用を確保し、地元企業の育成に責任を持ち、国庫への納税を義
 務と感じ、収益が上がったら、学校や美術館や図書館を建てて地元に寄付しようというような企業は、当然ながらコス
 ト競争で
グローバル企業に太刀打ちできません。だから、人々が「どんな企業の製品であろうと、1円でも安いものを
 買う」ことが消費者の権利であり、義務であると考え続けるなら、すべての非
グローバル企業は競争敗者となってマー
 ケットから退場することになるでしょう。

                        「街場の戦争論」  内田 樹   ミシマ社   から抜粋しました。

4.26b
 今年の「フジサンケイレディスクラシック」は、昨日と今日の2日間、BSフジで、1番ホール
 から最終ホールまでが生中継されるという豪華さだった。なんとそのために、カメラ53台と
 マイク160本が投入されたという。
 もちろん同時進行で見ることはできなかった
 から、録画しておいたものを夕食後に見るこ
 とになった。
 そして、6人がトップで並んで迎えた最終18
 番ホールで、グリーン左奥のエッジからパタ
 ーでバーディを決めた藤田光里が、みごと初
 優勝を飾った。北海道女子アマチュアゴルフ
 選手権5連覇を達成したという実力者が、LP
 GA
で花開いた瞬間だった。
 彼女が、最終日を最終組で迎えたのは、この
 大会で5回目だったから、その都度私も悔しさ
 を共有していたことになる。だから、18番ホールのパットが入った瞬間立ち上がって、彼
 女に負けないくらいに両手を突き上げた。

4.26a
 駒ヶ根市の今日15時の気温は22℃。ようやくネギ苗を植え終えた。
 その数は約500本。今度は雨が降らなくて日照り状態なので、昨日開通さ
 せた井戸のをかけてあげた。
 この井戸は、昔は汲み上げて飲料に使っていたものを、おじいさんがポンプ
 を設置し、干害対策に使用できるようにしたもの。
 ただ、まだ水田にを張っていないので、井戸にたまるだけのの量がな
 く、少し出しただけでなくなってしまいました。 
4.25
 今日は、琉クンの5歳の誕生日。
 誕生日がなんたるかもわからない舜クンのために、ケーキをふたつ用意し、
 ロウソクを2本と5本立て、それを吹き消しました。
 じいじからのプレゼントは、補助輪付きの18インチの自転車。タブレットにか
 じりついてばかりいないで、屋外で泥だらけになって遊んでよ、という願いが
 込められています。
 そして、誕生日の意味がわからない舜クンには、アンパンマンの三輪車のプ
 レゼントです。明日もお天気がよさそうだから、元気よく外に飛び出そうね! 
4.24
 生物が独自の進化をとげた「ガラパゴス諸島」なぞらえて、「ガラケー」と呼ばれている携帯電
 話だが、この呼び方は、「古くて現代にそぐわないもの」というように言われているようで、愛用
 している者としては、あまりいい思いがしていなかった。その「ガラケー」の生産が、2017年
 以降には中止になるのだそうだ。
 2014年4月から2015年2月の間に、国内メーカーから出荷された携帯電話の台数は198
 4万台、そのうちの55%は「ガラケー」だというのに、スマートフォンにシフトしていくグローバル
 化の波を無視できず、特に新製品の開発コストを抑えるためには、やむを得ない処置なのだろ
 う。
 電車に乗っていると、ほとんどの人がスマートフォンを操作していて、「ガラケー」を取り出すの
 が恥ずかしいくらいだった。ネットはパソコンを使って見ればいいといっても、あの大きな図体の
 ものを開くのは、指定席に乗ったときくらいに限られていた。
 だから、このままいけば私も、世の中の流れに飲み込まれることになりそうだ。 
4.23
 総武線で移動中に、電車の吊り広告で、「大関ヶ原展」が江戸東京博物館
 で開催していることを知り、両国駅で途中下車した。
 3月28日から行われているのに、まだたくさんの観客が詰めかけてきており、
 展示品の前を移動するのが困難なくらいの人混みだった。
 前々から一度行ってみたかった江戸東京博物館の常設館では、復元された
 日本橋をわたると、かなり広いスペースに「江戸ゾーン」として、当時の江戸
 の様子が展開されており、ここは半日くらいかけないと、きちんと見ることがで
 きない。
 外人さんが目立ったが、写真撮影が許されていることに好感が持てた。

4.22
 首都圏の駅前は、どこも市会議員の候補者の演説で、かまびすしい。
 総務省によると、町村長選では、全体の43.4%にあたる53町村が無投票になった
 という。
 今回の統一選挙では、首長の選挙でも、県議選でも市議選においても無投票当選の
 地区がたくさんあるけれど、そのほとんどが立候補者が定数ぴったりになっているの
 は、そこに何らかの「力」が働いているとしか思えない。
 確率論的に捉えるならば、欠員1名とか2名とかいう選挙区が、もっとあってもよさそう
 なものだ。
 私なんか、「議員になりたい人の気が知れない」といつも言っているけれど、そのような
 考え方の人たちが増えたのだろうか。一方では制度がオープンになりすぎて、議員
 なる「うまみ」がなくなってしまっていることもあるのかもしれない。
 
4.21
 夜になって、自宅からかかってくる電話が、いい知らせを運んでくるわけがない。おじいさん
 の具合が急変することについてはもう覚悟ができているけれど、今夜はおばあさんの実家
 の次男が亡くなったとの知らせだった。
 昨年、川崎から奥さんの実家のある奄美大島に移り住んでいたが、今日、事故で亡くなっ
 たということだ。
 家族は、明日の朝、セントレアから奄美に向かうというが、世の中、一歩先は何が起こるか
 わからない。
 
4.20  
 こうやって写真にすると綺麗な花で、庭に咲いている分には問題ないけれ
 ど、繁殖力が旺盛で、田んぼの土手のあちこちに見かけられるようになった。
 私の価値観なのかもしれないけれど、田んぼの土手には似合わないし、こ
 の「ムスカリ」には毒があるという。そこで種子が落ちてこれ以上増えないよ
 うに、花の部分を草刈り機で刈り取ったのが先週のこと。ところが、また花を
 付け始めた。
 この花は球根だから、来年はそれを掘り返さなければならないかもしれない。
4.19
 何かしなければならないことがあると、朝、自然に目が覚めてしまう。今日は
 降水確率が50%だったので、早く畑の作業を終わらせなければならなかっ
 たのだ。
 駒ヶ根市の日の出は5時10分だったから、5時にはもう外が明るくなってい
 た。まず1時間くらい田んぼの土手で摘み草をして、そのあと畑との格闘
 始まった。
 金曜日は午前中まで雨が降っていたので、昨日一日天気がよかっただけで
 は、畑の湿り気は取れていない。それで耕耘機は、悲鳴を上げながらも土
 をかき分けてくれた。
 そんなわけで、ずっと苦になっていたマルチシート張りが終了しました。 

4.18
 私の仕事量がいちばん多かったときは、8社をかけ持ちしていた。今週は関東方面、今週は関西方
 面といった具合に、1週間ごとの区切りをしなければこなせなかった。それに比べれば、今の方が余
 裕があるはずなのに、それを感じないのはなぜだろう。
 その頃はおじいさんがまだ元気だったから、私が機械を使わなければならない土手の刈りを、す
 すんでやったくらいで、野菜作りと庭の取りには手を出さなくてもよかった。そのおじいさんの野菜
 作りも、畑の一部を使う程度だった。
 今の私は、畑の野菜作りは全面展開をし、庭の取りも1年の間に何回もやらなければならない。
 それに加えて民生児童委員の活動に時間を取られ、チビたちの成長にも目をかけている。
 「森田さんは一所懸命生きていますね」と、ある人は言ってくれたけれど、最近、少しだけ体力的にきつくなってきまし
 た。
4.17
 もとももとは検察の不祥事が原因で開かれた会議であったはずなのに、その不祥事に
 対する批判も反省も忘れている人たちを相手に、
改革の必要性を訴える日々は、虚しさ
 に満ちたものだった。言葉を重ねても、手応えなく素通りしていったり、強く跳ね返される
 ばかりで、およそ意見を闘わせたという実感はない。それでも最後まで諦めずに言葉を
 尽くした。そうするよりほかなかった。
 そしてついに、交わることのない言葉の応酬に疲れ果て、思わず口をついて出たのが「
 
民主主義は大変ですね」ということだったのだと思う。
 しかし、この会議の成り立ちそのものが民主的なものであったのかという疑問は残る。郵
 便不正事件をきっかけにして設けられた「
検察のあり方検討会議」の提言を受けての会
 議なのだから、当然「捜査機関の不正」や「誤判・
えん罪」をどう防ぐかにフォーカスすべ
 きものであったはずだ。しかし、会議は「誤判・
えん罪を起こさないための刑事司法制度
 特別部会」ではなかった。「新時代の刑事司法制度特別部会」という名称は、明らかに
 焦点をぼかすネーミングだ。それが、
法務省の思惑だったのだろう。

  「それでもボクは会議で闘う ~ドキュメント刑事司法改革」  周防正行
                                       「おわりに」から抜粋しました。 

4.16
 来月に行われる研修旅行の打ち合わせを、民生児童委員の旅行委員と旅行業者とで行った。
 私が旅行委員長だといっても、みんなの意見を引き出して、それぞれの言い分を尊重しながら、最大公
 約数的な落としどころを見つけ出していくだけの役割。私の進め方も気を遣いすぎかもしれないが、つま
 り、何かを決めるための権限などないに等しいのだ。
 今の企業に対する仕事の進め方は、社員の方から本音を聞き出すことはあっても、基本的にはトップダ
 ウン
で行っているから、このような「完全民主主義」の打ち合わせには、なじめなくなってしまっている自分を感じてい
 ます。 

4.15
 今日から業務改善のお手伝いを始めた会社は、従業員が50人くらいの中小企業だ。
 ひとつの会社を担当すると、まずは実態をきちんと把握し、社員のみなさんとの信頼関係を築くま
 でに、ものすごいエネルギーを必要とする。
 それはそうだ。知らない人が外から入ってきて偉そうなことを言っても、まずは疑ってかかるだろう
 し、抵抗したくなるのがあたりまえの姿だ。
 2週間前にその会社を初めて訪問した際、とある駅の改札口の向こうで出迎えてくれた社長の顔
 を見たときに、ビビビっと感じるものがあった。それくらい親しみが持てるいい顔をしていた。
 これから何年間のお付き合いになるかはわからないけれど、このような出会いがあったりするから、私を必要としてく
 れる会社がある限り、まだまだ仕事をやめるわけにはいかないのです。 

4.14
 1年前に亡くなった関根憲一先生が、「森田さんの若いときに作った詩はすごい。当時
 の反権力の姿勢が、今の仕事にも役立っている」と、よくおっしゃられた。
 10代から20代にかけては、労働組合活動にのめり込んで、それは階級闘争であり、
 日本に本当に社会主義の時代がやって来ると思っていた。
 そして一方では、そんな姿を客観的に見つめながら、どこかの部分でしらけている自分
 がいた。
 「くたばれ!ISO。」などという本を書くくらいだから、実効を伴わない「権威」に対する反
 抗心はいまも健在だ。
 そして、絶えず自分の考えや行動を疑ってかかる、「自己否定」の精神も失ってはいな
 い。 
4.13  
 WOWOWの「誘惑・全20話」の放送が先週の金曜日で終わり、同時進行で全部
 を見終えた。
 「冬のソナタ」は未だに見てないから、どうしてチェ・ジウのファンになったのか思い
 出せないでいる。
 ドラマのストーリー展開もよかったけれど、チェ・ジウに対する思い入れがなかったと
 したなら、こんなにも楽しむことができなかっただろう。
 同じくWOWOWで、2月に放送された「天国の階段・全22話」も録画してあるから、
 もうしばらくはチェ・ジウと仲良しでいられそうだ。
4.12
 出先にいても、絶えず長野のお天気を気にしていた。乾燥したさらさらの
 の状態で、畑作業をしたかったからだ。
 しかしながら、雨が降り続いたため、は水気を含んでベトベトの状態。だけ
 ど、久しぶりに晴れた今日を逃すと、明日からまた雨が降るという。
 朝、明るくなるのを待って畑に出て、なんとか堀り割って、午前中に長女の
 婿の応援をいただいて、堆肥だけは入れ終わることができた。
 そして午後は、再び耕耘機で作業をしたのだけれど、耕せば耕すほど
 固まってしまうので、それ以上進行させるのはやめました。
 ジャガイモは、10日までに植えるのがセオリーらしいけれど、それを守るこ
 とはできませんでした。 

4.11
 家族に録画をお願いしておいた、木曜日のプライムニュ
 ース
を見た。なぜ録画をしたかったかというと、その日は
 櫻井よしこさんが出演していたからだ。
 イデオロギー的には私の対極に位置していたはずの、
 彼女の歯切れのいい論調に、今や「ファン」にさえなって
 いるくらいだ。その日のテーマは「靖国問題」について。討論の相手は元朝日新聞の主筆だったから、コテンパンに
 論破するのではないかと思っていたところ、この若宮さんという人がすごくて、きちんとした論理を組み立てて反論し
 ていく。
 2人とも事実を元にした組み立てだから、それぞれに説得力があり、どちらが勝ったとか負けたとかいうレベルの問題
 ではない、すこぶるレベルの高い討論だった。
 このような番組を、生で放送するBSフジや、進行を取り仕切るキャスターはすごい。だから、特にこの時期の、地上波
 のバラエティ番組の、お粗末さが際立ってしまう。 

4.10  
 この間の日曜日、4月から新しくなった自治組合長のお宅に、「民生児童委員だより №5」を
 全戸配布してもらうために持って行った。
 玄関に出てきたのはおばあさん(母親)で、私が「民生児童委員の森田です。よろしくお願い
 します」と言うと、にこやかな笑顔で対応してくれた。
 ともすると、どこかにいる息子を呼びに行ったり、「今はいないものですから」と答えるのが通
 常の行動だと思われるのに、このおばあさんは、あたかも自分のことのような受け答えをして
 くれたのだ。
 自治組合長という地域の役割を、家族みんなで果たそうとする様子が伺われ、たいへん好ま
 しく思えたものだった。
 「民生児童委員だより」は、何回かにわたって、「介護保険」の説明をしていきます。
4.9  東京地方の杉花粉情報が から に変わってきて、来週からはほとんどが になっている。
 つまり、杉花粉のピークが過ぎ去ったということだ。このことに伴い、私の体調は元に戻ってきた。やっぱり、杉花粉の
 影響が大きかったようだ。
 そして、体調の回復を精神面から応援してくれたのが、「パチンコCR真・
 の慶次
」の怒濤の34連チャン。4時間ほどのあいだ玉は出っぱなしで、そ
 の数47,233発にも達した。だから右の絵のような激アツを示すキセル予
 告
を何度見たことか。
 私など、ほんのたまにしかパチンコはしないのに、それでいてこのような「幸
 運(?)」を引き当ててくる。これは単なる確率論では説明することができな
 い現象だ。
 自分は、強い星の下に生まれてきているものと信じ切っているが、そうでも
 しないと、この世知がない世の中を、渡っていくことはできませぬ。  

4.8
 「ソロモンの偽証」は、原作を読んだ結果として映画になっ
 たものは見たいとは思わなかったため、この「エイプリルフ
 ールズ
」を見る羽目になったのだが、なんだか場違いの所
 に迷い込んでしまったようだった。
 結構入っていた観客はみな若くて、私のようなおじさんは
 ひとりもいない。それにそのほとんどがカップルだ。
 映画に対する違和感も、見始めてから5分も経つころには
 感じていた。
 ひとつだけ勉強になったのは、今の若者はこのような展開
 の映画が好きなのだということ‥‥。
 
4.7
 今月から始まるテレビドラマの原作を読んだ。
 「64」は、4月18日、NHKの土曜ドラマとしてスタートする。原作はベストセ
 ラーになっているようだが、展開がとにかくしつこくて、上・下を1冊にまとめ
 られないものかと思うくらい。

 「ようこそ、わがが家へ」は、4月13日にフジテレビで
 放送がスタートする。これは池井戸潤の作品だから、
 主人公は銀行員なのに、個人事務所で出版物の装丁
 などを手がけていることになっている。
 原作のストーリーは、家庭に降りかかった「災難」と銀
 行での仕事の理不尽さが、ほぼ並行で進行している
 のに、テレビドラマのこの設定は何なのだろう。きっと、9時から放送するホームドラマとしては、
 展開が難しすぎるからなのかもしれない。
 結論としては、このふたつのドラマを見ようとは思わない。BS放送、特にWOWOWでは、視聴
 者に迎合しない質の高いドラマが、いっぱい制作されている。 

4.6
 LPGA女子ゴルフツアーのメ
 ジャー初戦、「ANAインスピレ
 ーション」を、WOWOWが4
 日間生中継で放送した。
 これを落ち着いた気持ちで見
 られなかった理由は、ラウンド解説者の平瀬真由美の持つ雰囲気の暗さだった。放送席から呼びかけないと言葉を発
 しないから、アナウンサーや解説者が気を遣いながら意見を求めているようなありさまだった。
 どのゴルフ中継でも、ラウンド解説者は「なるほど」と思わせるような語り口だから、自然と試合に引き込まれていくの
 に、今回の中継は全く逆だった。

4.5
 知的障害者の施設に勤めていたときに、芽吹きのこの時期になると、みんなが精神的に不
 安定になって、職員の私はずいぶん手を焼いたことを覚えている。
 私の体調は、先週の水曜日に名古屋にいたころからおかしくなり、それがずっと尾を引いて
 いる。自律神経が乱れているような感じだ。
 花粉症の症状に加えて、身体がだるくて気力がわかないし、喉に痰が絡むようになったか
 ら、風邪も関係しているのかもしれない。
 そんなわけで、お風呂にも入らす、ブログも更新しないまま床についてしまった。
4.4  
 11時からの小学校の入学式と、午後3時からのスイミングの合間に、畑を
 堀り割って堆肥を入れようと思っていたのに、昨日一日中降っていた雨のた
 めに、土がぬかるんで作業が進まなかった。
 明日も雨降りの予報だから、畑の作業は1週間延びてしまいそうだ。お隣さ
 んはすでにマルチシートを敷いてしまっているから、少し焦っている。
 東京と長野では、の開花時期が2週間ほどずれているのが普通なのに、
 今年はそんなに遅れずに、我が家のも満開になっています。     
4.3
 4月1日から始まった今年度は、私たちの学年が区長を努める順番になっていた。
 先月の上旬に、私は出られなかったけれど、地区の学年のメンバーが集まって打ち合わせを持っ
 た。そしてその結果は、ある人が快く引き受けてくれたというものだった。
 それ以降の進展が気になったけれど、私などとても務まる環境になかったから、聞くことができず
 にいた。ところが、今日の保育園の入園式に行ったところ、それとは別の人が区長になっていた。
 そして、打ち合わせのあと、そのときの役員が正式にお願いに行ったところ、断られてしまったと憤
 慨していた。
 なんでも、彼は前年度の自治組合長をしていて、区長の選考委員をしていたから、責任を取る形でならざるを得なか
 ったようだ。
 このように、地方自治の議員も含めて、いろいろな役員へのなり手がいない。だから、だから、区長を引き受けてくれ
 た彼に頭が下がります。 

4.2
 今年は、近年になく杉花粉の影響が大きい。人によっては「今年は軽い」と言ってい
 る人もいるから、どうやら相性みたいなものがあるのかもしれない。
 症状としては目や鼻がおかしいだけでなく、微熱があったり身体がだるかったりして
 いる。そのために集中力に欠け、何事に対してもやる気が起きない。
 こんな症状が毎年発生したのではかなわないから、恒久的な対策を講じなければい
 けないと思っているが、何をすればいいのだろう。
 薬などの対処療法ではなく、根治を目指した「舌下減感作療法」が、昨年6月以降保
 険適用になったというから、今度試してみようと思っている。

4.1
 テレビ番組の年度末は31日だとばかり思っていたのに、実際は先週の金曜日だったから、報道
 ステーション
の古賀茂明さんと古館キャスターとのやりとりや、NHK「ニュースウオッチ9」の、大
 越健介キャスターと井上あさひアナウンサーの、最後の挨拶を見逃してしまった。
 それと同じくらいの関心を持っていたのが、NHK・Eテレの「おかあさんといっしょ」の交代。さいわ
 い、うたのお兄さんもお姉さんも、たいそうのお兄さんもお姉さんも交代しなかったから、ふたりの
 孫ともども、ホッとしているところです。