足あと 爪あと 夢のあと 2002 5月 |
5.31 | フランスがセネガルに負けた。 セネガルのメンバーのほとんどはフランスの国内リーグに所属しているという。それに比べて、フランスの選手はイ ギリス・イタリア・フランスのリーグ今季得点王を擁しているというのに。ジダンのいない穴はこれほどまでに大きい のか。 あと一ヶ月の間、サッカー漬けの毎日だ。 |
5.28 | NHK朝の連続テレビ小説「さくら」を初めから見ている。 気になって仕方がないのは、さくらの母親役の太田裕美の演技が下手なこと。 私がドラマの中に感情移入をしようとするのに、それが気になってなかなか中に入っていかれない。 それに比べると野口五郎は同じ歌手なのにいい味を出している。 |
5.26 | 岐阜から富山 まで車で移動した。 東海北陸自動車道が途中の5.7キロだけ工事中という情報を信じて行ったところ、富山まで100キロの所で高速道 路は終わっていた。 料金所で訊いても下の道を行くしか方法はないという。仕方なく、飛騨の山の中の道をカーチェイス顔負けの走行 でぶっ飛ばしたものだから、ホテルに入ってベッドに横になっても気が高ぶっているようで、体は疲れているのにな かなか眠りに入れないのです。 |
5.25 | さっきFMラジオから流れてきたリスナーからの投稿。 「きのう彼女とデイトしたのだけれど、体調が悪いというから早めに別れたの。ところが、今朝、男の人の車に乗っ ているのを見つけてしまった。 これって、ひと晩一緒にいたということ?電話をするのが怖〜い」 そうだよ、女の人ってね、悪魔の魂を持っているんだよ。 |
5.23 | 川沿いの道はニセアカシアの白い花が満開だ。 車の窓を少し開けると、甘い蜜の香りが飛び込んでくる。「アカシアの大連」 清岡卓行 著を読んで以来この時期 の大連に行ってみたいと思い続けている。 5月の末、つまり今頃がちたょうどいいようだ。今年はもう無理だから、この夢は来年に持ち越しです。 |
5.21 | 松本市でW杯前のキャンプに入っているパラグアイ・ナショナルチームが、ジェビロ磐田と練習試合を行った。 たまたま仕事で松本に行っていた私は、競技場が近かったこともあってそれを見に行った。 いつものテレビ観戦に比べると、広いコートの中を走り回る選手の表情なんてわからなくて少々物足りなかったけ れど、試合をしている現場に身を置いていることが、何らかのかたちで私のエネルギーを作り出してくれるのです。 |
5.20 | 日刊工業新聞社の「工場管理」誌への連載が、7月号に掲載されるbP8で終了します。 スタート時は1年間の予定でしたが、結果として半年間も延びてしまいました。 同じテーマがこれだけ続くとさすがにマンネリ状態に陥ります。でも、たいへん勉強になりました。今度は新しいテ ーマでまた記事を掲載していただけるようにがんばります。 |
5.18 | サッカーW杯の日本代表メンバーが発表された。 私個人としては中村俊輔を選んで欲しかったけれど、ノルウェー戦でのチームの状態を見て、中山と秋田のベテラ ンふたりを採用したのだと思う。 とにかく、トルシエ監督に任せてあるのだから、ひとつひとつの試合を精一杯応援しよう! |
5.17 | 例年のように、高額納税者が発表された。 その中で気になるのは、消費者金融会社の経営者がたくさん入っていること。それだけ利用する人が多いというこ とになる。 銀行が、裃(かみしも)を脱ぎ捨てて、もっと社会のためになる企業にならなくてはいけないと、私は思います。 |
5.16 | 落語家の 柳家小さん さんが亡くなった。 まん丸い愛嬌のある顔が特徴の、親しみがもてる噺し家だった。 朝ご飯の時間に起きてこないので家族が見に行ったところ、布団の中で亡くなっていたという。 こんな死に方が理想だね。こんなふうに死ぬときのことを考えるようになるなんて、私も年をとったということかな? |
5.15 | サッカーのノルウェー戦は完敗だった。 ボールをキープする力も、戦術も展開も、ヘディングの高さも、すべて格が違っていた。ワールドカップを直前にし て、日本チームに過剰な期待を寄せなくてもよくなったから、よかったのかもしれない。 それくらいレベルの差が際だっていた。 |
5.13 | バイロン・ネルソン・クラシック 最終日。 丸山茂樹の優勝に向けたプレイを、朝5時から衛星放送で見ていた。 やっている本人はプレッシャーに押しつぶされそうなのだろうだけれど、あまりそんなことは感じさせず終始落ち着 いていて、笑顔が素敵だった。 それよりも、見ている立場の方がはらはらし通しだったよ。 |
5.11 | 大蔵省を更迭された3人の事務次官経験者の退職金支給額が新聞に載っていた。 川島 裕 氏 9100万円 柳井 俊二 氏 8900万円 林 貞行 氏 9500万円 他人のことをねたむのは良くないけれど、はっきりしていることは、これが税金から出されていることと、普通のサラ リーマンの実態からはかなりかけ離れているということ。 彼らはやがて、どこかの国の大使として再就職するという。 |
5.10 | 『思いは実現する−成功への情熱』 講師・京セラ名誉会長 稲森和夫 長野市・ホテルメトロポリタン 「運命は宿命ではない。あなたの思いで変えることができる。いいことを思い、いいことを行っていけば、人生はい い方向に変わっていく」 経営の話を期待していったのだけれど、内容はお釈迦様の話だった。でも、今日本人がいちばん忘れてしまってい ることなのかもしれない。 |
5.9 | 歯医者さんに「年の割には歯がしっかりしています ね」と言われた。 長女が歯科衛生士の学校に行っている頃、父親が実験台として何回か引っ張り出されたから歯周病の発生要因 と歯の磨き方を教わった。どうやらそれが役に立っているみたいだ。 「は・まら・め」というけれど、まずは歯で食い止めなくっちゃね。 |
5.8 | 中国北方航空の旅客機が大連沖で墜落した。 富山空港から飛び立つ飛行機で、こんど大連に行ってみようと思っていたのに、やっぱり危険なのかな? |
5.7 | 「人は美人に生まれてくるのではなく、美人になるのだ」と、FMから流れてきた何かのコマーシャルで言っていた。 そうだね、人間はその人の内面が顔に表れてしまうから、私もできるだけマイナー思考にならないようにしてはいる のだけれど……。 |
5.6 | 吉田拓郎 アンソロジー NHK−TV BS1。 30年前のコンサートのフィルムが放映された。 あの頃、私は諏訪の北沢会館でのコンサートを見に行った。 生ギター1本で「リンゴ」を歌っていると、突然の停電で場内は真っ暗になり、アンプも働かなくなったのに、たくろう が最後まで歌いきったのを覚えている。 |
5.4 | NHKマイルカップ(G1)は、がちがちの本命「タニノギムレット」を軸にして、「アグネスソニック」・「カノヤバトルクロ ス」・「サードニックス」・「メジャーカフェ」へと馬連で4点買いをした。 その結果は、 着順 1 テレグノシス 2 アグネスソニック 3 タニノギムレット 4 メジャーカフェ 5 カノヤバトルクロス 6 サードニックス そう、1着以外は全部きているのです。 今年のG1はこんな調子でどこか狂っている! |
5.2 | 表紙の写真は、自宅の車庫の入り口に咲いているスミレです。 コンクリートとアスファルトのわずかばかりの隙間に、毎年可憐な花を咲かせてくれます。 |
5.1 | 「晴れた五月の青空を、歌声高く響かせて ・・・」と、歌いながら歩いたのは昔のこと。 メーデーは、その存在感を失ってしまい、労働者の祭典は、雇用の確保に苦しんでいるのが浮き彫りになっていた。 |