あと あと のあと  2014年 8月

8.31
 いつもこの時期に行われる、市の地震総合防災訓練は、「午前7時20分、駿河
 湾沖を震源域とするマグニチュード8.0の東海地震が発生し、本市で震度6弱を観
 測。市内各地で建物が倒壊し、死傷者が多数出ている」という想定で行われた。
 自治組合の「自主防災会」の組織図には、トップである自治組合長の下から横に
 線が出て、そこに民生児童委員が位置付けされている。つまり、全体をサポートし
 ろということだ。
 今回のものは「安否確認訓練」だったから、住民が避難をするというものではなか
 ったが、一戸につきひとり以上が集会所前に集まって、家族の安否の状態を報告
 した。 ただ、実際の災害発生時に、この訓練が役立つかどうかはわからない。
8.30
 地区にそれまであった、集会所とか会所とか分館とか呼ばれていた建物が、「いき
 いき交流センター
」と名称を変えて建設されたのは、5年ほど前のこと。これは、国
 の「地域介護予防拠点施設整備事業」の補助を受けて建てられたものだ。
 補助事業の性格として、こんどはその施設を有効に利用することが求められてくる。
 そのために、自治組合単位で2名、「プラチナリーダー」と称する推進役が存在して
 いる。今夜は、その方々が主催する会議に、民生児童委員という立場で出席した。
 国が目指しているのは、高齢者が、介護を必要としない、元気な状態でいることを
 作り出すことにあるようだが、今の時代、このような取り組みを進めるのはたいへん
 難しい。
 方向としては、今ある、サロン(小さなまとまり)を中心に、健康促進の活動を組み
 込むような働きかけを、していくことになった。 

8.29
 政治記者をやってきていろんな記者会見を聞いてきたが、そのなかでも出色は、小泉純一郎首相
 2005年、郵政民営化法案の是非を問う衆院解散時のものだった。
 「国会では否決されたが、国民の声を聞いてみたい」
 「地動説を説を唱えたガリレオは有罪判決を受けたが、それでも地球は動くと言ったそうだ」
 このフレーズにはしびれた。午後8時過ぎのゴールデンタイムの実況中継で、瞬間視聴率は21%を
 超えた、といわれる。例の刺客戦術とあいまって、この会見こそが、郵政解散で
小泉氏を圧勝させる
 2大要素だったと思う。
            あの日、8月8日は長い一日だった。衆院で可決された法案を参院がどう判断するか。最後まで
 票読みが続くなか、午後1時からの参院本会議で法案が否決された後はまっしぐらに解散に向
 かった。
 
小泉氏は、解散に消極的な神崎公明党代表を説得、臨時閣議では解散に反対する島村宣伸農
 水相を罷免し、午後7時、衆院本会議での解散詔書読み上げに至る。
 ここまでくればやれやれだ。記者会見までの間に時間が空いた。
 そこからが
小泉氏の本領か。弁当の心配をする周辺にそれを断り、経済人との会食をキャンセル
 せずに出席、そこで「これだけのご馳走にもったいない」と日本酒を1杯せがみ、さらに「俺は顔に
 出ないから大丈夫」と2杯目も空けた上で会見場に乗り込んだ。
 「今でも人の前で話すのは緊張するし、上がってしまう」と意外な告白をする
小泉氏。その緊張感
 があるからこそ、いい話ができるんだ、ともいう。若干のアルコールを加えたことで、あの会見が
 勢いと色気を増したとすれば、歴史的酒気帯び会見とも言える。

                 「倉重篤郎のサンデー時評」  「サンデー毎日」  2014.9.7号より抜粋しました。

 小泉首相の記者会見は、桑名の会社の駐車場で聞いていた。カチガチのリベラルであった私が、だだ一回だけ自
 民党に投票したのがあの総選挙だったのだから、よほど説得力があったのだろう。

8.28
 
おじいさんが入院している病院の、主治医の先生から、今後の治療方針についての説
 明があった。
 入院した当時の状況からは、白血球の数も正常に戻っていることからも、改善されてい
 ることははっきりしているけれど、慢性の気管支炎のため、棺桶に入るまで抗生物質の
 投与を続けなければならない。今は、点滴で注入しているけれど、これを飲み薬に切り
 替えるタイミングを探っている。
 気管支の入り口を広げる治療を進めていて、これについては効果が表れているが、肺
 が堅くなっているため、機能が低下しているのはどうしようもなくて、酸素の補助をはず
 せるかどうかが問題で、これには半年から一年かかってしまう。
 点滴から飲み薬に切り替えることができれば自宅で過ごすことができても、酸素ボンベ
 を備え付けた環境で過ごすことが必要になってくる。
 といった状況で、まだ退院する目途は立っていません。ただ、もう自分で歩いてトイレに行くことができているし、お
 じいさんは「そんなことをしたってしょうがない」と言っているけれど、歩行に対するリハビリにも取り組んでいるとこ
 ろです。
 
8.27  
 
 たった2日半自宅を空けただけなのに、帰って来てみると、畑に雑草
 が密生していた。この何日間か、お湿りが続いていたので、成長には絶
 好のコンディションだったのだろう。
 このほうれん草の畝(うね)のものは、指でつまんで抜き取ったが、他の
 部分のものは、ある程度土が乾かないと、効率のいい処理ができない。
 田んぼには、ヒエが生えていて、
 稲穂がかすんでしまうほどだ。
 稲作は他所に依頼しているか
 ら、このようなヒエを抜かなくて
 もいいのだけれど、自宅のすぐ
 下にある田んぼだから、放っておけないではないか。
 何年か前に、耕作をお願いした後で土手の刈りを行ったところ、「一度
 始めたらずっとやりなさい」とおばあさんに言われた。だから今も、刈り
 を続けている。
 このヒエは、明日の朝抜こうと思っているけれど、どうやら来年も続けない
 と、自分の気持ちがスッキリしそうにもない。

8.26  
 このところ、長袖のパジャマをキャリーバッグに詰めて出掛けて来ている。
 ホテルには、半袖であったり、前開きのものであったり、ひどい場合は和風の浴衣が部
 屋着として備え付けられているからだ。
 夏は特に、掛け布団を掛けることがないから、このパジャマは身体を冷えから守ってくれ
 ている。
 もうひとつの必需品はカーディーガンだ。それは、電車の中の冷房が、ギンギンに効い
 ているため、何らかの防御をする必要があるからだ。
 原発を稼働しないため、電力不足が唱えられているなかで、この冷房の強さは異常だ。

8.25  
 カエデの木が、何かの虫にやられている。少し離れた場所にある、もう一
 本も同じ症状だ。
 このカエデは、もう40年くらい前に、山に下草刈りに行ったときに採ってき
 て、自宅の庭に植えたもの。想い出は詰まっているかもしれないけれど、
 山に生えているごく普通のカエデの木だ。
 1ヶ月くらい前に発見したので、殺虫剤をスプレーしておいたけれど、あま
 り効果がないようだ。 どう対処すればいいのか、今はわからない。

8.24  
 パセリの中に、人参虫を見つけた。それも一匹ではなくて、五匹もいた。
 昨日から今日にかけての野良仕事は、キュウリの棚を壊して、カボチャ
 やインゲンやズッキーニを引っこ抜いて、細かくきざんだあと堆肥にする
 ために積んで、石灰窒素を振りかけておいた。
 
長女の婿が手伝ってくれて、草刈りをした土手のも全部集めたから、
 これで、昨年の倍くらいの堆肥が出来上がることでしょう。
 そのあとには、冬季保存用の白菜大根の種を蒔きました。こうやって、
 野菜畑は、夏野菜から秋野菜へと、衣替えの真っ最中です。
8.23  
 
「河童の妙薬」や「かつら淵の河童」の民話が残るかっぱの里・駒ヶ根市で開催される、
 天竜川への親しみを込めた「
天竜かっぱ祭り」(旧 天竜ふるさとまつり)。
 豪快で楽しい天竜かっぱ川下り(ラフティング)大会や芸能大会、金魚すくい、魚のつか
 み取りなどが行われる。祭りのラストを飾る花火大会では、天竜川と新宮川の合流付
 近から約200番付・約2,000発を一気に打上げる。なかでも二尺玉は見応え満点。

                           (天竜かっぱ祭りのウェブサイトより)

 車庫でバーペキューをしながら、眼下の天竜川端で展開された花火の観戦でした。
 このお祭りがくると、毎年夏の終わりを感じさせられます。
 頬にあたる風は冷ややかで、道端の草むらの中から、虫の声が聞こえてきます。

8.22
 
カルピス社の、「L-92乳酸菌」を取り込んだ「アレルケア」を飲み始めた。これは、文字通り
 「
アレルギー」を「ケア」するサプリメントだ。
 毎年花粉症に悩む私は、今までいろいろな方法にチャレンジしてきたが、これもその流れの
 中で、採り入れることにしたもの。
 きっかけになったのは新聞広告だったが、商品の内容よりも、「
カルピス社」というブランドに
 安心感を植え付けられたのだった。
 このように、人は、その人の中に内在する「
イメージ」によって動かされることが多い。だから、
 何をやるにしても、まずは
信頼感を得られないと、次に進むことができないのです。 

8.21b
 名古屋にいた私のところに、長男からのメールが届いたのは14時27分。
 かかりつけ医が往診に来て、肺炎だからすぐに
入院しないといけないと
 言っているのに、おじいさんが拒否しているとのこと。
 そこで、近所に住んでいるおばあさんの実家のおばさんや、市内にいる
 叔母さんたちに来てもらい、
説得を試みたのだが、頑として嫌だと言い張
 っている。そこで、かかりつけ医にもう一度来てもらい、話をしてもらった。
 ずいぶん時間がかかった後、「負けた」と言って
同意した様子を見て、叔
 母さんたちは嬉しくて涙が出たそうだ。

 
救急車で運ばれて、診断を受けた結果は、肺炎ではなくて気管支炎。病
 室に入ったおじいさんは、点滴と酸素マスクを装着され、おとなしく横たわ
 っていました。  


8.21  
 9月3日(水)に、東京の「
きゅりあんで開催される講
 演会は、定員1,000名に対して、お盆のお休み前に
 950名に達したところでいったん募集を中断し、またこ
 こで1,050名に枠を広げて再募集をしている段階だ
 と、昨夜、主催者から連絡があった。
 私は、参加者がこんなにも多いことに、ただただ驚いて
 いる次第。
                         きゅりあん

8.20
 女子バレー「ワールドグランプリ2014・決勝ラウンド」が、東京・有明コロシアムで
 開幕した。そして、初戦の
ロシア戦に勝利した。
 トルコ、香港、マカオで行われた予選では、決して調子がよかったといえずに敗戦
 を重ねていたから、この大会も不安を抱えながらのテレビの生中継の観戦だったけ
 れど、ひとり一人が持ち味を発揮した、見事な戦いだった。
 新戦術の「
ハイブリッド6」は、ミドルブロッカーを一般的な2人から、状況に応じて1
 ~0人にするもので、全員がすべてのポジションをこなすことが要求される。それだ
 け難しい戦術なのだが、右肩の故障で観客席から見ていることしかできなかった迫
 田がこれに加われば、さらにパワーアップされることが期待できる。
 今夜の2時間半は、手に汗を握る瞬間の連続で、何度手を叩いて喜んだかしれな
 い。さあ明日は、予選で1セットも奪えなかった
トルコとの一戦だ。 

8.19  
 昨日は、お盆の帰省ラッシュの影響が残っていたため、あずさは、3便先の
 ものでないと
空席がないという状態だった。
 電車を使っての移動時間は、読書をしたり、パソコンを操作したりの貴重なひ
 とときだったのに、このところ、本を読み出すとたくなってしまい、浅い
 のなかに埋もれてしまっている。
 確かにこのは動き回っていたし、気温が大きく変動したこともあったから、
 体にダメージが蓄積されているのだと思う。
 でも、このさが懐かしくなってしまう季節が、もうすぐそこまで来ている。

8.18  
 3ヶ月に1回、科医院に通っている。
 担当の
科衛生士さんは、歯周ポケットを測ってくれたり、石を取ったり、歯のクリー
 ニングをするなどの処置をしてくれる。
 おかげさまで、
周病はないけれど、以前に神経を抜いたが徐々に弱っている。
 私が自分の歯に関心を持つようになったのは、長女が
科衛生士の学校に通うように
 なってからだから、その時にはすでに何本もの
を失っていた。
 過ぎたことを悔やんでも仕方がないけれど、
は、予防措置の効果があるのです。
8.17
 種子が入っている袋に、「暑さ
 に強い」
と書かれていたので、
 この時期にも適応するのではな
 いかと思って蒔いたほうれん草
 の種が、芽を出しました。
 他の野菜が衰えて、葉っぱが黄
 色くなっていく中で、このみずみ
 ずしさ
は、なにか勇気を与えてく
 れているみたいです。

8.16  
 夕方のたそがれどき、自宅の木戸の前の道路に座り
 込み、缶ビールのプルトップを「プシュッ!」と開ける幸
 せなひとときは、この時期でないと味わうことができな
 い。
 アスファルトの道路は、日中の熱をため込んでいるた
 め、直に座っても心地いいし、ときには縁台を持ってく
 るときもある。
 この至福のひとときは、野良作業で汗を流した後の充
 実感に裏付けされているものだから、ただ漫然と日常
 をやり過ごしているやつになんか、決して感じることは
 できない、のだと、思いたい……。

8.15  
 昭和16年(1941)年9月6日、帝国日本の首脳陣が宮中に集まって、御前会議が開か
 れた。
昭和天皇はその日、列席者の前で、明治天皇の御製(ぎょせい)を読み上げた。

   よもの海 みなはらからと思うふ世に など波風のたちさわぐらむ

 昭和天皇はさらに、この和歌に込められた明治天皇の「平和愛好の御精神」を臣下たち
 に説いた。アメリカとの戦争が刻々と迫りくる時にあって、この日は、
昭和天皇が戦争へ
 の流れに「待った」をかけ、「平和」にもっとも近づいた日であった。

      
「昭和天皇『よもの海』の謎  平山周吉  新潮選書  から抜粋しました。

8.14  
 和尚さんは、何種類ものお経をすべて記憶しているから、よどみなく唱えることができる。
 私には到底不可能なことだから、尊敬してしまうほどだ。
 私は、とにかく記憶力が弱い。人の名前を覚えられないのが特技になっているし、昔の
 出来事の詳細なんか、ほとんど忘れてしまっている。書棚にある本を見ても、そのストー
 リーを覚えているものなんか皆無に近い。だから、学校のテストではいい点数が取れな
 かった。
 だけど、今の仕事に関わることは、決して忘れないので、継続して務まっているのです。
 その理由は、仕事の内容が、単なるノウハウやスキルから発生しているものではなく、
 感性
から生み出されているからです。だから、後継者を育成するのは無理です。

8.13
 迎え盆の13日、この地方では、あかし(松
 脂がつまった松の枝)を、夕方木戸先で焚
 きます。
 そして夜になったので、玄関先で花火をしま
 した。
 新盆(新盆)の親戚詣では、今日が2軒、明
 日が2軒といったあわただしさです。
8.12
 12日の下りの鉄道は、混むのがあたりまえだと思ったから、あらかじめ身延
 線
の「ふじかわ号」と、中央線の「あずさ」の座席指定券を確保しておいた。 
 ところが、大雨の影響で身延線が徐行運転となったため、甲府着が45分も遅
 れてしまった。本来、甲府駅での乗り換え時間が32分もあったから安心して
 いたのに、乗り換えるはずだったあずさは、もう出てしまったあと。
 みどりの窓口で、指定席を次の便に変更してもらい待っていたあずさは、甲府
 で大量の客が降りてしまったこともあるが、ガラガラの状態で拍子抜けしてしま
 いました。
 お盆の帰省客は、いったいいつ移動してしまったのでしょうか?

8.11  
 たいていの人は、ふうっと最後のを吐き尽くした時に死ぬものだと思い込んでいる。
 ところがね、違うんですよ。
 人がね、死のうとする時は、
を吸うんです。
 吸うんだけども、空気がそれ以上入っていかなくなって、それで死ぬんです。
 
をひきとる、というのはそういうことなんです。

           『怪談』  小池真理子  集英社 ¥1512  からの抜粋です。  

 夏は、「怪談」のシーズンです。
 これは短編集です。 短い物語の展開ですが、ついつい引き込まれてしまいます。
 小池真理子は、本当に文章表現がうまいなあと、私が評価しているひとりです。
8.10b
 3週間にわたって開催された、新日本プロレスの「
G1 CLIMAX24」は、今日の西武ドーム
 大会で幕を閉じた。
 11人の総当たり戦を勝ち抜いてきた、Aグループの中邑真輔と、Bグループのオカダカズチ
 カが決勝戦であたり、
レインメーカー・オカダカズチカが、一昨年に続いて2回目の栄冠を手
 にした。
 
G1クライマックスは全試合を見届けたのだが、すべてシングル戦で、お互いが一歩も引か
 ない意地の張り合いが続いたため、いずれも見応えがある試合だった。ただ、この激しい試
 合の連続で、選手の身体の消耗具合を心配してしまうほどだ。
 プロレスに興味のない人には全然理解することができないだろうけれど、こんなに
感情移入
 ができる「スポーツ」は、他にはない。
 
8.10a  
 お盆の、祭壇用の(かや)の敷物を編んだ。
 おばあさんの実家用と、わが家のものと2枚編んだのだが、今年は

 成長がおもわしくなくて、やっと2枚分が足りたというところだった。
 昨日から今日にかけては雨模様だが、このところ日照りが続いていたた
 め、田んぼの土手の
の成長が、例年に比べると大人しい。
 したがって、
刈りについては若干楽をさせてもらっているが、この雨で、
 勢いを盛り返してくるかもしれない。
8.9
 朝から4時間くらいかけて、おじいさんの部屋の
大掃除をした。最近、介護保険の関係で、
 部屋をお見せする機会が多くなっているからだ。
 
襖の張り替えは、昨日から始めているから、朝ご飯の前に少し手がけただけで、合計6
 本が真新しくなっている。
 おじいさんの部屋は、たまに
掃除機をかけるくらいはしていたが、抜本的なお掃除はやら
 れてなかった。それは、元気なころ「俺の部屋をかまうな」と、みんながいる場所に怒鳴り
 込んでくるような状態だったからだ。
 今日は、押し入れやタンスから衣類や書類を引っ張り出して、分類して、表示した。そこ
 で気が付いたのだが、タンスや衣装ケースの
防虫剤を交換してなかったことだ。
 おばあさんがいなくなってからは、おそらく一回も交換してなかった思われ、中身がなくな
 った容器や包み紙だけが残されていた。だから、本人が嫌がっていても、ある程度手を出さなければいけなかった
 と、反省しています。
 

8.8  
 ガリバーにマジェスタの査定をお願いしたところ、担当の方が岐阜からやってきた。
 「綺麗に乗られていますね」と言いながらチェックを始めたのだが、そのうちに、「右
 側の前のドアを
交換していますね。そして後ろ側のドアは板金されています」と言
 い出した。そうだ、トヨタのディーラーに点検に出したときに、ぶつけられて
修理した
 ことを全く忘れてしまっていた。
 ドアを
交換したことくらいまではわかっても、板金はドアだけでは終わらずに、車体のトランクの際まで達している
 んて、普通見ただけではわからないのに、この人はいとも簡単に見抜いてしまった。
 プロのスキルとはこういうもの。アマチュアとは圧倒的な差をつけなければならないのだ。

8.7  
今日お伺いした名古屋の会社では、みんなが慌ただしく動き回っていて、私などに対応
している余裕がない様子がわかった。
昨夜の
落雷でコンピュータシステムがダメージを受け、おびただしい数の製品の仕分け
を、みんなで手作業により処理しなければならなかったのだ。
映画「GODZILLA」に登場する「ムートー」による
電磁波攻撃は、電気系統の機能を喪
失させてしまうために、コンピュータで制御されている飛行機でさえ、墜落させてしまう
ほどの破壊力だった。
科学は自然には到底かなわないし、極めて不安定な環境の中で私たちは生活している。

8.6
 
介護保険の認定日。市から担当者が認定調査においでになり、状況調査をされ
 ていった。
 認定のどのランクに位置づけられるかは、介護認定審査会の判定待ちになるの
 だが、担当の方の非公式の見解によると、今までの経験からは、「支援」ではな
 くてその上のランクの「介護」になるだろうとのこと。
 国や自治体は、社会福祉関係の費用を切り詰めるために、在宅におけるケアー
 を推進している。家族としては、少しでも動く機会を与えるためにディサービス
 希望しているのだが、「誰にも迷惑をかけていないから放っておいてくれ」と言っ
 ているおじいさんに、それを期待するのはもう無理なことはわかっている。
 あとは、担当ケアーマネージャーの長女のケアープラン待ちになっています。 

8.5
 「
GODZILLA」が「ムートー」に浴びせた、青白い炎はすごかった。
 124分にわたる上映時間の間、ひとときも集中力を欠かさずにスクリーンに熱中で
 きた、CGによる作品としてはめずらしいケースだ。
 錦糸町の映画館は2館あって、タイミングが合った方に入ったのだが、結果として
 D版
だった。もう少し待てば、もう一方では3D版を上映したのだが、この作品だけは
 3D版も観たかったような気がしている。
 カリフォルニア沖の海に去って行ったGODZILLA」。早くも続編が計画されている
 という。
 原子力発電所の
放射能事故に対する問題提起は、観た人が判断すればいいのだ
 ろう。
 
8.4
 今夜宿泊した「
東横INN津田沼駅北口」は、1ヶ月前くらい前にネットで予約しよ
 うとしたところ、全室が満室だった。電話で確認したところ、この地区でインター
 ハイが開催されるのだという。
 
東横インだけではなく、この辺りのホテルは全部満室で、何回も検索を繰り返し
 たところ、ほとんど奇跡的に、「
東横INN千葉駅前」のデラックスツインが瞬間的に空き室になっていた。 だから、
 「地獄に仏」とばかりに、そこを予約しておいた。
 それでもキャンセルが発生しないものかと、毎日定期的に検索を繰り返していたが、状況は全く変化しなかった。
 ところが、昨日の夕方に検索していたところ、たくさんの部屋が空室になっていたのだ。何かの間違いかと思い電
 話をしたところ、なんと禁煙のシングルは17室も空いているという。
 
東横インは、当日の16時までのキャンセルは無料のため、このような現象が発生するのだが、確認したわけでは
 ないけれど、インターハイの予選で負けたチームが、前日になってキャンセルしたのではないかと思う。
 

8.3
 先に蒔いた
トウモロコシは、収穫の時期を過ぎてしまったものがあるが、
 2週間後に蒔いた方のものは、今が食べ頃だ。
 どんな野菜にも共通して言えることだが、たくさん取れすぎて、食べきれ
 ないうちに旬が過ぎてしまうのは、ある程度仕方がないこと。
 野菜を作っている人たちが集まると、「今年の
ナスは出来が悪いね」とい
 う話題が出る。「秋
ナスは嫁に食わすな」という言葉があるように、ナス
 取れる期間は長くて、まだ衰えるような時期ではないのだが、今年は写
 真の向こう側にあるように、葉っぱが黄色くなって実を付けなくなっている。
 それを見越して植えたのが、手前の若々しい
ナス、今やわが家の期待の
 星です。
 

8.2  
 わが家の屋号は「大
羽場」という。
 すぐ南側にある家の屋号は、常会が異なるけれど「
羽場」という。そしてそ
 の常会には、「
羽場」という苗字の家が何軒かある。
 ネットで検索しても「
羽場」の意味らしいものは見当たらないが、「苗字由
 来ネット」の解説によると、「長野県である信濃国伊那郡が起源(ルーツ)
 である」と書かれていた。
 お隣さんの屋号は「山口」といって、以前は山の麓にあったものが、わが
 家の隣に移ってきたからわかりやすいが、「
羽場」本当の由来はよくわか
 らない。
 このように、さまざまな歴史を積み重ねた上で今の自分があることを、自
 覚しなければならないのです。


8.1  
  普段自分の顔をじっくり見ることなんかないから、一昨日床屋さんの椅子に座って、
  目の前に映し出された自分の顔にびっくりした。日焼けをしていて真っ黒なのだ。
  これが、海水浴とかゴルフをしたことによるものならばかっこいいのだが、すべて野良
  仕事の結果なのだからいやになってしまう。
  もう顔のシミを気にする年齢でもないが、日焼けが健康の証だったのは過去のことで、
  現代は、シミに限らず皮膚ガンの原因にもなることがわかったから、少し気にしている。
  肌が白かったおばあさんも、この時期は真っ黒に日焼けをしていた。草取りや畑仕事
  で動きっぱなしだったからだ。それに比べると、まだまだ私の動きは甘いのかな?