あと あと のあと  2014年 2月

2.28
 12日の衆議院予算委員会で、集団的自衛権の行使容認について、民主党の議員
 が法制局に質問をした。すると、
安倍さんは何度も手を挙げ、自分が答えるとアピー
 ル。そして、こういい放った。
 「先程来、法制局長の答弁を(質問者が)求めているが、最高の責任者は私だ。私は
 責任者であって、政府の答弁にも私が責任を持って、その上において、私たちは選
 挙で国民から審判を受けるんですよ」。
 あのぅ、
三権分立って知ってます?小学6年生のときに社会科で習う。立法、行政、
 司法--つまり国会、内閣、裁判所の三つの独立した機関が相互に抑制し合って、
 権力の濫用を防ぎ、国民の権利と自由を保障する、憲法でそう決まっている。中学受
 験では基礎中の基礎、低レベルの問題だ。
 
安倍さんは、小学生でも知っているそのことを知らなかった?いや~、いくらなんでも
 まさかね。
 とすれば、いつの間にかこの国の
ルールが変わっている。?あたしはこういうところが
 怖い。

       「しがみつく女 独裁国家を目指している?」   室井佑月  
                              「週刊朝日」  2014.3.7号からの抜粋です。

2.27
 第二次世界大戦中の1945年7月27日、当時の鈴木貫太郎首相は、ポツダム宣言の存
 在をそれとなく新聞に漏らした。翌28日の『読売新聞』は「笑止、対日降伏條件」、『毎日
 新聞』は「笑止、米英蒋共同宣言、自惚れを撃破せん、聖戦飽くまで完遂」などと大々的
 に報道した。
 鈴木貫太郎首相はその日、記者会見し「共同聲明はカイロ會談の焼直しと思ふ、政府とし
 ては重大な価値あるものとは認めず『黙殺』し、断固戦争完遂に邁進する」と述べた。
 これは致命的な
失言だった。この発言は「ignore it entirely (全面的に無視)」と翻訳され
 ロイターとAP通信は「Reject(拒否)」と報道した。
 アメリカのトルーマン大統領は日本が、
ポツダム宣言条文最後の「迅速且完全ナル壊滅」
 を望むということか?と解釈し、広島・長崎への原爆投下を決断した。日本がポツダム宣
 言を受諾しないという理由で、ソ連は参戦した。
 古い話を書いてしまったが、安倍内閣の面々は「
口は災いの元」を肝に銘じてほしい。

     「牧 太郎の 青い空 白い雲  ~『ポツダム宣言黙殺』」の大失言を肝に銘じろ!~」
                          「サンデー毎日」   2014.3.9号からの抜粋です。
  
2.26  
 綿花畑の奴隷として生まれたセシル・ゲインズは、一人で生きていくため、見
 習いからホテルのボーイとなり、遂には、大統領の執事にスカウトされる。
 それ以来30年間、ホワイトハウスで過ごし、7人の大統領に仕えてきた。キ
 ューバ危機、ケネディ暗殺、ベトナム戦争・・・目の前で時代が大きく揺れ動く
 中、セシルは忠実に働き続ける。黒人として、そして身に付けた執事としての
 誇りを胸に。だが、執事であると同時に“夫”であり“父”でもあった彼は、世界
 の中枢にいながらも家族と共に歴史に翻弄されていく。
(TOHO CINEMAS) 

 CGを駆使したアクション映画ではなく、こういう作品を観たかったのです。
2.25
 東京から名古屋に、新幹線で移動する途中で、浜松駅に降り立った。
 この仕事を始めた初年度に、お客さんになってくれた上場企業があって、そこに「派
 遣社員」をお世話する仕事を一緒に手がけた人と、ほぼ
5年ぶりに会うためだ。
 駅構内の喫茶店でお話をしようとしたところ、なんとその入り口で、その上場企業の、
 一緒に改善活動に取り組んだ方と、ばったり顔を合わせたのだ。
 こんなことは滅多にあることではない。
5年ぶりにお会いした方も、「森田さんは相変
 わらず強い
のもとにあるね」と、驚いていらした。
 初詣のおみくじは「末吉」だったけれど、まだ「
」には見放されてはいないのかな? 
2.24  
 ソチオリンピックが終わった。
 試合の中継が夜中になることもあって、まともに見たのは女子のカーリングくらいのものだ
 けれど、
オリンピックをやっているということだけで、なんだか落ち着かない日々が続いてい
 たのも事実。
 今回は、上村愛子のモーグルしかり、高梨沙羅のジャンプしかりで、テレビの生中継で見
 るのが怖いという気持ちになったのは、どうしてだろう。
 
浅田真央は、僅差で金メダルを取れなかったなら、こんなにもたくさんの感動を見た人に与
 えることはできなかっただろう。ショートプログラムが16位という最悪の状態から立ち直り、
 フリーであれだけの演技ができたことにこそ意味がある。 だから、すごい!
 
2.23  
 うちの並びははじめに中山っつう、ひとり屋旅館ちゅうよなもんで。それから金
 喜湯(きんきゆ)っちゅうお風呂屋で、ほしてうちがあって。
 ほいから内藤っつう貴金属の、ほれから原っつう歯医者、中田っつうメリヤス屋
 さ。ほいから磯川っつう区会議員がおったで。ほいからあと2軒ほどあったけれ
 ど角が小野部っつうタオル。まえでは薬局で、ほいから八百屋さで、書道塾。
 ほいから路地になっとって、古川っつう刃物屋さが電車通りにあって、そこのう
 ち、飯を食べに来たりする。ほいから萩原、石橋さん、ほいから伊東さんっつっ
 て髪結い屋さ……。


 これは、
おじいさんがまだ十代の頃、東京で丁稚奉公のような仕事をしていた
 お店の、隣近所の様子だ。ここまで細かく
覚えていることに、ただ驚くしかない。
 だから、延々と、4時間近くも、話を進めることができる。人一倍物
覚えが悪くて、話す言葉を自然に思い浮べること
 ができない私では、おそらく話をする時間は5分ともたないだろう。
 
おじいさんに何回ものチェックを無理矢理頼んで、2007年に語ってくれたおじいさんの「人生」を、やっと文字とし
 てまとめることができました。このような戦時中の貴重な体験を、あとの世に残すことも、私たちの世代の役割であ
 り、責任でもあるのです。
 
2.22  
 琉くんも舜くんも、生後6ヶ月になったときからスィミングに行ってい
 るから、琉くんなど、3年以上通い続けていることになります。
 どの子も最初は
に慣れないから泣いてばかりいて、親が根負け
 してしまうことが多いといわれているのです。
 舜くんはどうやらそれを乗り越えたようで、琉くんに至っては「

 得た子供」のようにはしゃぎながら、動きまわっています。
 手前が琉くんのジュニアクラス、奥の方が舜くんのベビークラスで
 す。 
                        (拡大写真はありません)

2.21b  
 スポーツ人気の高い中国ではソチ五輪のフィギュアスケートに注目している人が多
 く、浅田ファンやフィギュアファンのみならず、浅田の演技に対するコメントが殺到。
 中国版ツイッターと呼ばれる簡易投稿サイトでは「浅田真央」が検索ランキング1位
 となり、ハッシュタグ「♯ 浅田真央」に17万件近いコメントがつくなど、盛り上がりを
 見せている。以下は主なコメント。

 「演技を終えて涙を流したMao!この瞬間、テレビの前のどれだけ多くの人が喜び、
 感動し、あなたと一緒に涙したことか。素晴らしい演技と感動をありがとう!」
 「素晴らしい演技だった。外国人選手の試合で初めて泣いた。諦めなかったトリプル
 アクセル。失敗しかり、成功しかり。あなたはキム・ヨナより素晴らしい、本当に」
 「真のスポーツ精神とは金メダルをいくつ獲得したかではなく、自分を乗り越えて、
 自分に勝てたかどうか。浅田真央の完璧な幕引きは金メダルよりも確かなものだ」

 「王者が優勝するとは限らない」
 「フィギュアはよくわからないんだけど、なんだかとても感動して、書き込んでいます」
 「日本人の浅田真央へのプレッシャーはとてつもない。彼女はまたいい子だから、その期待や圧力をすべて受け止 
 めてしまう。かわいそうだ。でもよくやったと思う」   「雪辱を果たした!」
 「技術も演技も完璧だった。滑走順が前すぎたことが悔やまれる」
 「あなたをずっと応援してきた者にとって、ずっと見たかった完璧な試合」
 「4年前、私は泣かなかった。今回は本当に泣いた」

 「息もできないほど素晴らしいパフォーマンスだった。本当にありがとう。今後どんな道を進むにしても、平坦で幸せ
 なものでありますように」
 「なめらかなスケーティング。これまでとは違った感覚がした。この瞬間に真に成熟したかのよう。大好きです」
 「キム・ヨナは早熟すぎた。商業化は彼女の将来には有利かもしれないけど。キム・ヨナの今日のフリーはまとまっ
 ていて彼女に合っていたけど、純粋な夢追い人ではない。これこそが私たちが真央を愛し尊敬している理由」
 「他の選手は審判を征服し、Maoは観客を征服した!」


       浅田真央の演技に全中国が泣いた!感動コメント殺到、
       中国版ツイッターで検索1位に
 
2.21a  
 昨日の夜中は、真央ちゃんのショートプログラムを見たあとれなくなり、まんじりと
 したまま朝をむかえた。
 8 時に町田のホテルを出て、小田急の新百合ヶ丘にある会社で9時から17時まで
 仕事をし、そのあと小田原経由で2時間かけて沼津まで移動した。そしてホテルに
 着いたのが19時30分。その夜は、お客さんが迎えにくるのが21時30分だったか
 ら、少しだけでも
ろうとベッドに横になってみたが、こういう器用なことが私には出
 来ない。
 そして、夜中に仕事から帰ってきて、よせばいいものをまた真央ちゃんのフリーの演
 技を見てしまい、またまた
れなくなってしまった。結局、昨日から24時間、睡眠
 取れなかったことになる。
 身延線が今日から開通したが、「特急ふじかわ号」は運休だったため、2時間かけて
 甲府まで移動した。乗り継ごうと思っていた「スーパーあずさ」は、窓が割れたとかで
 1時間半も
れている。ようやくやってきて乗り込んだものの、その便は飯田線の乗り継ぎ駅である岡谷には止ま
 らないというのだ。
 仕方がないので、上諏訪で降りて普通列車で岡谷まで行ったのだが、こんどは飯田線の電車が出るまでに1時間
 以上もある。そんなわけで、最終的に、自宅に帰るまでの移動に、
8 時間もかかってしまいそうだ。
 飯田線の、隣の座席に座っている老夫婦は、「
こうやってのんびりするのもいいね」などと言っている。男性の平均
 年齢は79歳で、それまであと15年しかないというのに、こんなことをやっていていいのかと、思わないわけではな
 いけれど……。
 
2.20
 夜中に目が覚めたのでテレビを点けたところ、ちょうど浅田真央がショートプログラムの演
 技を始めるところで、気のせいか表情は硬く、どこか悲壮感さえ漂わせていた。
 そして、
トリプルアクセルの転倒だけならまだしも、コンビネーションジャンプを組み込むこ
 とができなかったという、最悪の結果で終わってしまった、
 前日の練習では、
トリプルアクセルに5回挑んで2回成功させたと、テレビは成功した場面
 だけを何回も映し出していたが、アマチュアゴルファーの場合、練習場での成功率が40%
 程度では、コースに出ても全然スコアにならないことを意味する。
 こらえ性のない私だったら、たぶん次の
フリースタイルは棄権してしまうだろうが、たくさん
 のコマーシャルをかかえ、国民的にも注目されている彼女は、明日の
フリースタイルに、ど
 のような
気持ちで臨むのだろうか。 
2.19  
 宮内庁が「天皇陵」の学術的調査を認めない、本当の理由は何か。もちろん、それは、
 「公式見解」ではないから、新聞・雑誌には一度も載ったことはない。だが、事情通の間 
 では、これが真の理由だと噂されるものがある。
 本来、風聞に過ぎないものは、あえて取り上げるべきではないのかもしれない。しかし、
 このことは日本の古代史を考える上で非常に有益な材料であるので、あえて噂のまま
 記してみよう。
 それは、「
天皇陵を発掘すると天皇家と朝鮮半島の関係が明らかになるから、反対して
 いるのだ」という見方である。もっと具体的に言えば、「
天皇家の祖先が朝鮮半島から渡
 来したことの証拠が出てくる恐れがあるからだ」ということだ。
 私自身は「
天皇家の祖先が朝鮮半島から渡来した」のかどうか、まだ確固たる見解はな
 い。しかし「可能性がある?」と問われたら「充分にある」と答えるだろう。
 もう一つ言えることは、もしそうであったとしても、一向にかまわないということだ。そういう
 ことは歴史上、決して珍しいことではないのである。したがって、もしそうであったとしても
                  隠す必要はまったくないと思う。
 もちろん、
天皇は現人神(あらひとがみ)であり、天皇家は天孫が降臨した神の家系であるという「神話」に絶対の
 価値を置き、これに対する批判は一切許さないという立場をあくまで守るつもりなら、「隠す」必要はあるかもしれな
 い。だから、逆に言うなら、宮内庁が前項で詳述したように合理的な根拠もないのに
「天皇陵」の学術調査を一切
 拒絶するのが、もしこの理由によるものとしたら、宮内官僚たちはいまだに戦前の絶対
天皇制の復活を夢みている
 のだ、とみなされても仕方がないのである。

               
「逆説の日本①・古代黎明偏」  井沢元彦  小学館    から抜粋しました。
 
2.18  
 結局、特急あずさは今日も全日運休で、中央道の上り線は
 開通したものの、高速バスはやっぱり運休していた。
 仕方がないので、運行されている高速バスで名古屋に出て、
 新幹線で東京までやってきた。
 それができたのも、金曜日の民生児童委員の研修会が延
 期になったから、朝戻る必要がなくなったため。
 「長野市から来る講師の足の確保が難しいため」というのが
 その理由だが、せっかく日程を確保してあったのに、代替の
 日のやりくりをまたしなければならないかと思うと、頭が痛い。

2.17  
 JRの中央線の特急あずさは、昨日のうちから全日運休が決まっている。
 中央道は、山梨県のあたりでまだ車が立ち往生している状況だから、
 速バス
が運行できるわけがない。
 このように、今日中に、東京に行かなければならない私にとって、移動す
 る手段がなくなってしまっているのだ。
 今朝の新聞で知ったのだが、ただひとつ、名古屋まで高速バスで行って、
 新幹線で東京に向かう方法があるらしい。ただそれも、成立しない理由
 がある。
 なぜかというと、金曜日の12時50分から、駒ヶ根で「民生児童委員」の
 研修があるから、それまでに戻らなければならないためだ。
 前日の夜は静岡の工場に入っているから、朝、駒ヶ根に向けて出発するしかなくて、その移動経路を時系列で追
 っていくと、あずさの停車駅である茅野市の駐車場に、車を置いておく必要性が生じてくる。つまり。高速バスを利
 用したのでは、帰ってくるときの手段がなくなってしまうことになるのだ。
 たから今のところ、明日の朝までに、あずさが運行できるようになることを、祈っているしかないのです。
 
2.16
 おじいさんの話を、ボイスレコーダーから文字に変える作業は、今の
 ところ4万文字だから、400字詰めの原稿用紙に換算すると、なんと
 100枚にも達していることになる。。
 この倦怠感の原因は、雪掻きをしたこともあるだろうが、この作業
 よる影響も大きいと思う。
 雪掻きのような肉体労働は、ひと晩寝るとずいぶん軽くなり、その影
 響も2~3日すればなくなるけれど、頭を使ったことからくる疲労は、
 カウンターブローのように、徐々に体をむしばんでいくのです。
 
2.15
 最近、「逆説の日本史」にはまっている。
 出版されたばかりの「逆説の世界史」を、書店で買って読んだのだ
 が、そこに書かれている「古代エジプトと中華帝国の興廃」がたい
 へん面白くて、次に「逆説の日本史」を読みたくなり、№1から3ま
 での文庫本を購入した。
 ところがである。自分の書斎の書棚に、その単行本が並んでいる
 のに気が付いたのだ。もう前のことになるけれど、「週刊ポスト」で
 連載されていた「逆説の日本史」に興味を覚えて、購入してあった
 のだ。そのときには、このような感動は覚えなかった。
 井沢元彦さんは、歴史学者の論理のなかにある、「滑稽ともいうべ
 き史料至上主義
」と「宗教的知識の無視ないし軽視」と「権威主義
 からの脱却をベースとして、きわめてユニークな、独自の歴史論を展開している。それ
 が説得力があるのである。
 歴史というのは、「事実」を自ら確認することは出来ないし、過去を推測する材料など
 簡単に出現するものではない。それなのに、この深い洞察力には敬服するしかない。
 このシリーズを読み始めると、ありきたりの小説やミステリーを読むことが、単なる時間の労費ではないかと思えて
 きてしまうのだ。今は、出雲大社の成り立ちと、卑弥呼の正体解明を、夢中になって読み進めている。
 
2.14
 またまた大雪になって、午後に予定されていた、市の民生児童委員の例会は中止
 になった。そのかわり、ひとり暮らしの家庭のフォローをするようにとの指示だった。
 私が強運だと思うのは、先週も今週も、こうやって大雪が移動と重ならないこと。
 お隣さんが、トラクターで幹線の雪掻きをしてくれるので、それぞれの家は木戸だけ
 を対応すればいいから楽だ。それでも今日は、ずっと降り止むことがなかったので、
 昼と夕方の2回、雪掻きをしなければならなかった。そして、まだ雪は降り続いてい
 る。
 ショックだったのは、車のバンパーに傷をつけてしまったこと(強運じゃないな…)。
 雪で視界が狭くなっていたことが原因のひとつだが、傷でなく割れてしまったので、
 たぶん修理は無理で、交換するとなると、多大な出費を余儀なくされそうだ。
 
2.13
 冬は冷えるから、自然とおしっこが近くなる。そのために夜中に起きることはないが、問
 題なのは眠りにつく前の時間だ。
 私はベッドに入ってから読書をする習慣があるから、膀胱の中を空っぽにして臨んだつ
 もりでも、本を読んでいるうちに尿意をもよおしてくるのだ。
 ホテルの場合はトイレが近いからいいものの、自宅の場合は離れのそれも2階で寝て
 いるから、トイレに行くのが面倒くさくなってしまうのだ。
 30歳の頃、千葉県の松戸のアパートでひとり暮らしをしていたときは、枕元にジュース
 の空き缶を置いておき、その中にした。まさか自宅でそれをするわけにもいかないから、
 かくなるうえは……。
 
2.12b
 なぜだかわからないけれど、高梨沙羅の試合を見るのが辛いような気がして、明日
 の朝のニュースで結果を知ればいいやと思い床についたけれど、夜中の2時半ころ
 自然と目が覚めてしまい、残酷な結果を同時進行で見ることになってしまった。
 そのとき真っ先に思ったのは、新聞社は明日の号外を用意していただろうに、どうす
 るのだろうかという余分な心配。そして、ホテルのテレビの小さな画面ではわからな
 かったけれど、2本ともテレマークを入れることができなかったことを、今日の新聞で
 知った。17歳の時の挫折が、これからの人生にとって大きな宝物になってくれること
 を、今は願ってやまない。
 
2.12a  
 自民党の石破幹事長は原発を止めたままにしておくと、火力発電所のエネルギーを
 買うために、年間三兆六千億円のお金が海外に流出して、国家として大きな損失だ
 と述べているが、これはおかしな理屈である。
 この金は結局は電気料金に加算されるのだから、
原発より安全な火力発電の方が多
 少高くともよいとの消費者の選択の問題だ。国富が流出するから海外から物を買うな
 と主張する指導者が、今日びの世界にいるだろうか(北朝鮮は別だよ)。
 
原発を止めたら景気が悪くなると言うが、目先のことしか考えない短絡思考だ。将来、
 大事故が起きるリスクが全くゼロでない以上、電力は足りているのだから、危険な

 発
を稼働する根拠はない。「のど元過ぎれば熱さを忘れる」という諺をまっさきに忘れ
 るのが為政者である国に未来はない。
 たとえ、
原発に事故がなくとも、溜まり続ける高濃度の放射性廃棄物の安全な処理は
 目途さえ立っていない。目途が立ったとしても、その費用は天文学的な額になるだろ
 う。オレはもうすぐ死ぬから困らないが、若い人は可哀想だ。


          「池田教授の机上の放論」 池田清彦    週刊朝日 2014.2.21 からの抜粋です。 

2.11
 いま履いている靴の底が減ってしまったり、雨道を歩くと水がしみ込んできたりし
 ていたので、リーガルショップに行きたかったけれど、その機会がなかなかとれな
 かった。そして昨夜、新宿の小田急エースのリーガルショップに行って新しい靴を
 購入した。
 今まで履いていた靴を買ったのは、2012年3月16日。それから1年11ヶ月履い
 たことになるから、一日あたりのコストを計算してみた。その結果は、26円になる。
 リーガルシューズは確かに高価だけれど、こうやって計算してみると、コストパフォーマンスはかなり高いといっても
 いいだろう。
 
2.10
 今年の確定申告は、昨年東京で知り合った税理士さんにお願いすることに
 した。そして今夜、秋葉原で打合せを行った。
 昔は電気部品を買うためによく秋葉原に来たけれど、今はなんといっても
 KB48
のホームグランドだ。
 AKB48劇場を見たいという私のリクエストに応えて、連れて行ってもらった
 ところがここだけれど、これは劇場ではなかったみたい。いつか、劇場で公
 演を見てみたいというのが、私のささやかなだ。
 
2.9
 2007年3月21日に、おじいさんが妹や弟を中心とする親戚の人たちを
 呼んで、昔のことを話して聞かせた。そのときの内容を文章にしようと思い
 ついたのは、先週の旅先でのこと。
 おじいさんに、戦争の体験や、この家の成り立ちを文章にしておかないと、
 次世代の人たちに伝わらないと何回お願いしても、「そんなものを書いた
 ってしょうがない」と言って全然受け付けてもらわなかったこともあり、なん
 とかして残そうという気持ちが働いたものだと思う。そして昨日からその作
 業に着手した。
 ボイスレコーダーに録音してある音声を少しずつ再生して、それを文章
 していくものだが、ものすごい集中力が求められるため、たいへん疲れる
 作業だ。そして困ったのは、出来るだけ言葉を忠実に文章にしようとすると、ワープロ機能が限界をきたすことであ
 る。
 「来れん(来られない)」、「書かしても(書かせても)」、「乗してくる(乗せてくる)」、「行っとって(行っていて)」、とい
 った具合だったが、何回か入力を繰り返しているうちに学習機能が働いて、私のワープロはおじいさんバージョンへ
 と変化していった。
 これをおじいさんに見せて校正をしてもらうつもりだけれど、はたしてどのような反応を示すのだろうか。
 画像は、今朝の日の出前の、自宅の庭の様子です。
 
2.8
 昨夜から降り続いているは、今日も吹混じりで一日中降っていて、積は約50
 センチにもなった。
 そのため、掻きに追われて、あっという間に一日が終わってしまった。掻いた
 捨てる場所に苦労するなどということは、このかたなかったことだ。
 長男は常会長だから、地区内のことにかかりきりで、お嫁さんと次女と私の3人での
 掻きだった。変則勤務の次女が、たまたまお休みだったので助かった。
 家の敷地が広いというのも考えものだけれど、この疲れが、心地よい睡眠をプレゼン
 トしてくれそうだ。
 
2.7  
 JR富士駅から甲府まで、身延線に乗って帰って来た。特急ふじかわ号の出発時刻まで1時
 間以上あったのに、目の前に甲府行きの普通列車がスタンバイしていたから、それに乗って
 全39駅に停車するというのんびりした時間を過ごしてきた。
 2両編成の車両に乗客は5~6名しかいなかったのに、車掌が車内放送で、「車内で切符を
 販売していますからお求めください」と何度となく叫んだので、通りがかった車掌を呼び止め
 て、あらかじめ購入してあった切符を提示してから、「切符は持っていますからご安心くださ
 い」と言ってやった。
 たぶん、車掌はマニュアル通りの行動をしただけなのだろうに、かわいそうなことをしてしまっ
 たのかな?
2.6
 22歳でウォール街の投資銀行へ飛び込んだジョーダンは、学歴もコネも
 経験もなかったが、誰も思いつかない斬新な発想と巧みな話術で瞬く間
 になりあがっていく。26歳で証券会社を設立し、年収4,900万ドルを稼ぐ
 ようになった
ジョーダンは、常識外れな金遣いの荒さで世間を驚かせる。
 全てを手に入れ「ウォール街のウルフ」と呼ばれるようになった
ジョーダン
 だったが、その行く末には想像を絶する破滅が待ち受けていた。

                            (映画.com)

 3時間にも及ぶ大作だったが、最後まで集中して観ることができた。
 
2.5
 私は観たことがないから、ドラマの内容まではわからないが、「明日、ママ
 がいない」の全
スポンサーがCMを自粛するというのは、あまりにも異常な
 事態だ。
 キリンの缶チューハイ「本絞り」のCMが打ち切られたのは、タキシード姿
 のカエルが、「未成年者の関心を誘い、飲酒を誘発しかねない」と指摘を
 受けたからだという。指摘は1件のみだったが、
アルコール問題に取り組
 むある団体からだったそうだ。
 ファミリーマートは、4日後に予定していた「ファミマプレミアム黒毛和牛入
 りハンバーグ弁当~フォアグラパテ添え」の発売を中止した。「フォアグラ
 は
生産方法が残虐」との意見が、22件届いたのが原因だという。では、
 家畜の「生産」は動物にやさしいとでも言いたいのだろうか。
 1893年創業の老舗和菓子店「竹風堂」は、1979年発売の「お一人さまの栗かの子」と、1984年発売の「お一
 人さま栗ようかん」の「お一人さま」を、「小形」の改めた。「夫を亡くしたばかりの身には
心ない商品名だ」という声
 が、何件か届けられたからだという。
 これらは、「
サンデー毎日」の記事からいただいたものであるが、今の世の中、どこかが狂ってきてはいないかい?
 
2.4
 著者の「若杉冽」は無論ペンネームだろうが、「現在、霞ヶ関の省庁に勤務」という略歴は本当
 なのだろうか。
 自民党は保守党に、民主党は民自党に、新潟県は新崎県に、そして東京電力は関東電力に
 名称が置き換えられているけれど、古賀茂明とか平野博文とかいった実名が突然登場したり
 して、この本を読んでいると、
ドキュメンタリーなのか創作物である小説なのかがよくわからな
 くなってくる。
 表紙には、「現役キャリア官僚のリアル告発ノベル」とうたわれているが、とにかく、「原子力村」
 の内部事情が詳しく書かれているから、とてもフィクションとは思えない内容だ。ただ、結末が
 いかにも
小説っぽくて、そこで一気に空想の世界に引き戻されてしまう。
 
2.3b  
 大阪市の橋下市長の記者会見をテレビで見ていた。
 今回の辞任に基づく市長選挙を、
都構想の是非を問うものではなく、設計図(協定書)
 を作っていいかどうかを市民に問うためにの出直し選挙だと位置づけていたが、私は 
 次のふたつの理由により、無理があるのではないかと思う。
 ひとつは、
都構想に反対している人たちが、改めて設計図を見た上で判断するなどと
 いう、寛大な意志を持ち合わせてはいないだろうということ。
 もうひとつは、日本の選挙は、政策よりも「
情緒」に流されてしまいがちだということ。
 一時は政権交代を果たした民主党が、今や6%台の支持率しかないことをみてもわかる。
 二重行政のムダを取り除かなければならないことはよく理解できるが、
維新の会は「余分」なことをやり過ぎた。国
 政への進出がその代表的な例だが、市民はいや国民は、その人の総合的な人間性なり所属政党の進め方を、政
 策よりも前に、
判断の材料としてクローズアップしてしまうのが常なのだ。

2.3a
 今年になってから、高梨沙羅が出場するワールドカップは、録画をしておいてだけれど、全
 試合見ている。そして、昨日も今日も、逆転で勝利し、今シーズン10勝目をあげた。
 土曜日には、NHKスペシャルで、「金メダルへの挑戦『小さな大ジャンパー 高梨沙羅17
 歳』が放映された。
 その中で、まだ小さい頃のあどけない表情をした彼女が、「とおくにとべなかった」と、卓球
 の福原愛ちゃんみたいに、べそをかきながらコーチの所に駆け寄ってくる姿が、とても印象
 的だった。
 これだけ強いと、「天才だ!」などと賞されるが、この成績が、ものすごい努力の上に成り立
 っているのだということを、その番組を見て今さらながら知ったのです。 

2.2
 南天の剪定をする時期がつかめないでいたが、お隣の姉さん(この地方で
 は女主人のことをこう呼ぶ)がはじめたので、私もやらなくてはいけないと
 思って、昨日から取り組んだ。
 今朝は、今日中にやってしまおうと意気込んで起きたが、あいにく雨が降
 っていて手がつかず。午後3時頃になってようやく雨が止んだので、家の
 まわりにあるたくさんの
南天の剪定をやり終えることができた。
 そこでわかったことは、実がうまくつかないのは、たぶん木が混み入って、
 ひとつの株から数本もの
幹が出ているからだと思う。写真の左側がビフォ
 ー、右側がアフター。右側のは、決して枯れているのではありません。
 
2.1b
 野良仕事がないからというわけでもないが、製本作業に取り
 組んでいる。
 印刷した紙を1枚1枚折りたたみ、木工用ボンドで固定して…
 と、いくつかの工程を経て
が出来上がるのだが、困ったこと
 に、2年ぶりに行った作業のため、その詳細を忘れてしまって
 いるのだ。
 伊勢神宮で、建築技術を継承させるために、20年に1回社殿
 を建て替える意味が、こんなことからもよくわかる。
 折りたたみの時に使用する
木製のローラーは、結局どこから
 も出て来なかったために、お師匠さんから再購入しました。
 
2.1a
 昨年の12月に、民生児童委員の就任式があったあと、名刺が必要
 ならば、「市の社会福祉協議会の福祉共同作業所に依頼してくださ
 い」ということだったので、住所や電話番号などを文書にしたためて郵
 送しておいた。
 それから1ヶ月以上も経つのに、何ら音沙汰がないので電話で問い合
 わせたところ、どうやら私からの注文がもれていたようだ。こういうとこ
 ろがお役所仕事のダメな部分。
 
名刺が出来上がったら、担当地区の一人暮らしの世帯をまわろうと思
                   っていたから、
名刺にかこつけて、未だに実施できないでいる。