あと あと のあと 2008年6月

6.30
 いつものことなのだけれど、この6月は、特に1ヶ月が終わるのが早く感じられた。
 月に1回、床屋さんに髪の毛を切ってもらいに行っているのだけれど、入り口のドアを開けて中に入ると、つい先週
 行ったばかりのような感覚に見舞われた。
 少し時間の余裕があったら、松本空港から夏の北海道に行ってみようと思っていたけれど、スケジュール表には、
 
9月までの日程は全部埋まってしまっています。
 このぶんでは、おそらく年末になって、「あっという間に
1年が過ぎてしまいました」と、書くことになりそうです。

6.29
 優勝するのは時間の問題だと言われ続けてきた有村智恵が、「プロミスレディスゴルフト
 ーナメント」で、国内女子ツアーの初優勝を果たした。
 かなりのプレッシャーがあるはずの最終組で、不動裕理と大山志保という歴代の賞金女
 王に追いかけられても、ひとつもショットやパットが乱れずに、2位と5打差をつける堂々と
 した勝ちっぷりだった。
 若い人たちみんなに一度は優勝させたいと思っているから、いつもこちらの方がひやひや
 しながら応援しているのです。
 有村智恵は、ポニーテールにした髪の毛の結び目のところに、スペアー用のティーを差し
 ながらプレーしているのに、今日、気が付きました。

6.28  
 朝5時から「全米女子オープン」、9時からは松坂が登板する「レッドソックス」の試合、午後1時からは「プロミスレ
 ディスゴルフトーナメント
」と、見たいスポーツ中継が目白押しだ。
 貴重な土曜日の休日は、田んぼの土手の草刈りをして、事務所に行って請求書を作成して、同級会の幹事会を開
 催し、夕方は床屋さんに行って髪の毛を切った。
 だから、 今週録画した「課長島耕作」と、前の週に収録した「古畑任三郎スペシャル」の鑑賞には、まだ手が着い
 ていない。

6.27  
 中央道の双葉SAでを買ってきた。
 ついこの間、花を見に行ったばかりなのに、もうこんなに大
 きなに成長していた。
 日中に行くことができないから無理だろうけれど、木になっ
 ているの写真を撮りたい。

6.26  
 交差点にさしかかると、目の前の信号がことごとく色に変わってしまう。そんな間合いの悪い日が今日でした。
 これは、あせらずに、落ち着いて行動しなさいという暗示だと思ったから、イライラせずに信号がに変わるのを待
 つことができました。
 こんな具合に、おおらかな気持ちでのぞめば、信号も苦にならないのです。

6.25  
 大きな手術を経験して…、やはり体調的には以前とは違う。何かが不調な気がする。
 手術そのものは成功で、ガンの病巣を完全に取り去ることができたようだが…、人間の体はメスを入れることで何
 かが狂ってしまうことがあるようだ。
 こういう経験をしない限り、「
健康」についてあまり真剣に考えようとはしないものだと思うが…。今の僕は健康に勝
 る幸せはない!と断言できるのだ。
 
健康であれば、多少のキツイ仕事も笑顔で乗り切る自身がある。すべては健康というスタート地点から始まる。   

                            吉田拓郎  「アルバム・歩道橋の上で」 から

6.24  
 ブログを更新する気力もない中、眠れるか眠れないかに関係なく、夜はただホテルのベッドに横たわって休むことに
 専念したこの何日間。
 予定通り咳が痰を含むものになり、風邪が遠ざかりつつあります。
 体に異常を感じてから約1週間、風邪は、一定の時間をかけないと治らないものなんですね。
 熱があっても、だるくても、休むことができないから、もっと健康管理に気を付けなければならないのです。

6.23  
 朝、起床したときの体調は最悪だったけれど、京都の会社でいちばん効く風邪薬を
 買ってきてもらい、それを飲んだらいくぶん楽になってきたので、夕方は三室戸寺に
 紫陽花を見に行った。
 あいにくの雨で境内は薄暗く、写真を撮るには条件はよくなかったけれど、紫陽花
 はこんな雰囲気がよく似合っていた。
 7月になると、本堂の前にある蓮の花が開花します。

6.22  
 鼻風邪だと思っていたものが悪化して、本格的な風邪の様相を呈してきた。
 先週の強行軍で体力が弱っていたときに、ホテルで目が覚めると掛け布団を蹴飛ばしている状
 態が何回かあったから、そこに風邪のやつが飛び込んできたようだ。
 背中の一部が痛いというか引きつるようにヒリヒリしていて、微熱がなかなか治まらない。
 少しだけ出る咳が痰がらみになってこないと終結に向かわないだろうから、これはたちが悪そうだ。

6.21  
 2年ぶりに、地元に帰ってきた知人に会うために、昨夜は長男を誘って伊那の街に繰り出した。
 私は鼻風邪を引いてしまい、体調は万全ではなかったけれど、やらなければならないことを先送りにしたくなかった
 ので、焼酎の水割りをちびりちびりと口にして、しばしのあいだ旧交を温めた。
 帰りは代行車を利用したのだけれど、長男は途中でコンビニに寄ってもらうことを頼んだ。そして、自分の買い物の
 ついでに、缶コーヒーをふたつ買ってきて、運転手さんに渡している。
 雨の中をどこに走っていくのかと思ったところ、後ろをついてくる代行車の運転手に渡しに行ったのだ。
 私には決して考えつかない思いやりを、彼はごく自然におこなっていた。

6.20  
 この時期、車で移動していると、道路端に立葵の花をよく見かける。
 一重のもの八重のもの、赤、白、ピンク、紫と、いろいろな色の立葵の花に
 目を奪われている。
 自宅のまわりにも、子供の頃からいくつか咲いていたけれど、今年は1本も
 見かけなくなってしまった。
 もしかしたら、草刈りのときになぎ倒してしまうため、絶えてしまったのかも
 しれない。 
 私はこの花が好きだから、来年のために種を探して蒔こうとしている。

6.19  
 「中島みゆきコンサートツアー 2007」が、DVD「歌旅」になって発売された。
 これは、昨年、松本まで見に行ったものと同じ内容のコンサートを、東京国際ホールで収録し
 たもの。
 あれから8ヶ月経っているけれど、DVDを見ると、そのときの会場の雰囲気に引き戻される。
 全部の歌に、中島みゆきの情念が込められており、「ファイト」のみ1曲を見るだけでも、この
 DVDを買った価値があるくらいだ。
 今年も、11月から12月は東京で、来年の1月と2月には大阪で「夜会」が催される。
 DVDを見ていると無性に行きたくなるけれど、チケットを予約するかしないかで、今は迷っている。

6.18  
 ホテルのチェックアウトの時間を延長して、今朝はお寝坊を決め込もうとしていたのに、9時きっかりに隣のビルの
 工事がはじまった。
 「タンタンタン」という連続した振動音が絶え間なく続き、眠っていられないばかりか部屋の中にいるのも苦痛の状
 態だ。
 フロントにいつまで続くのかを問い合わせたところ、「森田さんのために反対側の部屋を用意させていただきました」
 と言っているが、工事そのものはまだビルを解体している段階で、いつになったら静かになるのか見通しが立たな
 いという。
 このホテルは2年間に渡って常宿になっていたけれど、先の予約を全部キャンセルして、別のホテルを探そうとしている。

6.17  
 朝6時に自宅を出て、9時に八王子の会社に入った。
 午後は埼玉県・入間市の工場に移動して、夕方は所沢の工場にも立ち寄った。そして、また
 王子
に帰ってきて、夜の11時から再び工場に入る。
 この会社は24時間稼働だから、全部をフォローするためにはこのようなスケジュールになってし
 まう。    それにしても、密度の濃い1日だね。

6.16  
 本年度の、「市民税・県民」と「国民健康保険」の、納通知書が届いた。
 納額は、確定申告をするときにだいたいわかっていたけれど、改めて金額を知ると、その大きさにぞっとする。
 これから、「市民・県民」は4回に分けて、「国民健康保険」は10回に分けて払っていかなければならない。
 サラリーマンの頃は、あらかじめ天引きされていたから、手取りの金額だけを気にしていればよかったけれど、自営
 業者の場合は、昨年の所得に対する金を、これから払っていかなければならない。だから、仕事を辞めた次の年
 の負担が大きなものになってしまう。
 いずれにしても、一所懸命働いて支払う金、無駄づかいだけはして欲しくないものだ。

6.15  
 昨日から始まったNHK・土曜ドラマは「監査法人」という題名。
 不況に苦しむ企業を救うためには、多少の粉飾も見逃そうという「ぬるま湯監査」派
 と、不良企業は切り捨て、いかなる不正も認めないという「厳格監査」派とのせめぎ
 合いを描いている。
 昨年の「ハゲタカ」に続いて、骨のあるドラマがスタートした。

6.14  
 「弥勒世 上・下」   馳星周   小学館 ¥ 1,890 (税込)

 何ヶ月もかけて、この本を読み切った。
 自宅の枕元に置いてあったので、たまにページを繰ると、それまでのス
 トーリーを忘れてしまっていて、何度も読み返さなければならなかった。
 私には、新作が出ると必ず購入する、好きな作家が何人かいて、馳星
 周
もそのひとりです。
 この作品は、沖縄の施政権返還の頃を描いた、彼にしてはおとなしい
 部類の、ハードボイルド小説です。

6.13  
 アオコに覆われ、かつて「汚れた湖」の代名詞だった諏訪湖が、30年間で1千万円を投入した下
 水道整備により、水質が大幅に向上してきた。
 ところが、それに伴って、ワカサギの漁獲量がこの10年間で半分になってしまったという。
 その理由としては、植物プランクトンの増殖が抑えられた結果、それを餌とするユスリカなどの動
 物プランクトンも連鎖的に減り、したがって動物プランクトンを食べているワカサギが減ったという
 図式のようだ。
 諏訪湖を源流とする天竜川は私の家の近くを流れているけれど、前みたいに水流が緑色をして
 いるなどということはなくなったから、自然に近いかたちに戻ったということだ。

6.12  
 スピード社製の水着をめぐる競泳五輪代表の着用問題は、選択を選手の自由にするこ
 とで決着をみた。
 誰もが思っているだろうけれど口に出さないことは、本当に平等を追求するのなら、
 着
をつけないですっ裸で競技をすればいいのではないかということ。
 事実、古代ローマ時代には、水泳に限らず競技は全裸で行われていたというし、大学
 時代に水泳部に所属していた知人(女性)は、裸で練習することもあったという。
 ただし、体の凸凹をなくすために、胸やお尻の部分にポリウレタンのフィルムを貼り付
 けているスピード社の水着に比べると、大幅にタイムをロスするであろうことは疑いのないことだけれど…。

6.11  
 昨日の夜大阪から帰って来て、今日の夕方横浜に移動しなければならない平日の空白の1日。やりたい(やらなけ
 ればならない?)ことをいっぱい詰め込んだ。

 まずは記帳欄がいっぱいになってしまった貯金通帳の更新。日曜日には受け付けてくれなかったATMの自動更新
 機能が、今日はちゃんと働いた。ということは、この機能は平日限定ということなのかい?いちばん必要となるのは
 休日なのに、これはまだ未確認です。

 歯医者では、インプラント治療のカウンセリング。若い頃歯をなくしたため、時間が経ってアゴの骨がやせ細って薄く
 なってしまっている。それでもオペは可能だとの判断で、8月18日を予約した。

 年金相談会では、支給開始になる年齢や所得の条件などは国民年金のことであり、厚生年金については、収入の
 あるなしにかかわらず、60歳から満額支給されることがわかった。
 そのあとは地方事務所に行って、更新申請してあったバスポートの新しいものを受け取った。どこに行くといった予
 定はないけれど、これから10年間は更新不要です。

 あとは、親戚に顔を出してお茶をいただいたり、従兄弟が草刈りをしているのを見学したりで、そのあと高速道路を
 車を走らせて、今、横浜に着きました。

6.10  
 タクシーに乗車したところ、「シートベルトを締めていただけませんか」と言われた。道路交通法の改正により、この
 6月1日から、後部座席でもシートベルトの着用が義務づけられている。
 市街地を走行しているときに事故に遭遇したとしても、はたしてシートベルトの効果があるのだろうかと疑問に思っ
 たのだが、案の定、今回の改正は、高速道路限定での罰則付き義務化になっているようだ。
 ただし、観光バスも対象になっているというから、浸透するまでには時間がかかりそうだ。

6.9  
 甲子園球場に、セパ交流戦・阪神 vs オリックス戦を見に行った。
 一度行ってみたいと思っていたところ、4月の利益が予定通り出たことのご褒美に、
 京都の会社が連れて行ってくれました。
 座席は一塁側アルプススタンドの、阪神の応援団のまっただ中で、甲子園独特の熱
 い雰囲気を味わうことができたのです。
 7回の攻撃の前に行われるジェット風船飛ばしの動画を、家に帰ったらアップします
 ので、ぜひ見て下さい。

6.8  
 「週刊朝日 6月13日号」に、身近な冤罪の記事が掲載されている。

 新宿発松本行きの最終電車「あずさ35号」に乗ろうとしていたところ、窃盗事件に巻き込ま
 れる。最終電車に乗る人に言いがかりをつけ、発車時刻が迫っている弱みにつけ込んで、
 金品を脅し取るという恐喝事件が、新宿駅や東京駅といった最終電車の始発駅で横行して
 いるという。
 今回の例も、事実経過をみていくと、若い男女が仕組んだ罠にはまってしまったということに
 なるが、問題は、警察裁判所の対応である。
 日本の刑事裁判では、検察側が有罪を証明するハードルが驚くほど低く、「疑わしきは被告
 人の利益に」ではなく、「有罪立証が疑わしくても、弁護側が無実を証明できなければ有罪」
 が現状のようだ。

 地方公務員であった「被害者」は、バックから2万円が入った財布を抜き取ったという疑いで、懲役1年2ヶ月の実
 刑判決を受け、約15年勤めてきた市役所を辞めさせられた。
 「私が犯人だという証拠はあるんですか?」という問いかけに、「証拠なんていらないんだ。お前を自白させるから」
 と、担当した副検事は答えたという。
 やったことを「認めれば」起訴されることがなかったかもしれないのに、「私は、自分の子どもたちに『うそをついては
 いけない』と教えてきた。それなのに、やってもいないことを認めて楽になるわけはいかない。否認し続けることで死
 刑になるとするなら、それでもかまわないと思いました」と、その「被害者」は話している。

 日本の刑事裁判では、起訴された事件の99.9%が有罪になっているため、裁判所は、起訴された事件を最初か
 ら有罪と決めつける危険性があるという。

6.7  
 東京・霞ヶ関の公務員が、深夜帰宅のタクシーで、運転手から現金や商品券の提供や、ビールなどの飲食の接待
 を受けていた問題。
 道路運送法は、タクシーの運転手などについて、「料金を割り引く目的で客に金品を提供する」行為を禁じている。
 現金や商品券を渡すのは行き過ぎかもしれないけれど、お客さんに冷えたビールのサービスを提供することくらい
 は、民間の企業だったなら当然考えられる発想だ。
 それよりも問題なのは、自分の懐が痛まないタクシーチケットを「自由」に使えて、それが恒常的になってしまってい
 ること。一度発生した「異常」が日常的になる前に、本来は自浄作用が働かなければならないのに、お役所にはそ
 ういった機能がないのだ。

6.6  
 1週間ぶりに自宅に帰ってきたところ、「年金相談会」の通知が届いていた。
 手術をする前は、年金なんかもらわずに、一生働き続けようなんて思っていたけれど、体力がなくなってからは、
 金
をもらって、その金額の範囲以内で、のんびり暮らしたいという気持ちにもなっている。
 チャレンジ精神が弱くなってしまったということではなくて、年相応の考え方になってきたのだと捉えている。
 だって、同世代の人たちは、みんな定年の時期を迎えているのだもの。

6.5  
 火曜日の夜は、八王子から中央線と山手線を乗り継いで御徒町に、水曜日は宇都宮線で大宮
 に、木曜日はその逆のルートで八王子へと、この3日間は電車による移動だった。
 車の運転に比べてどちらが楽かというと、電車の場合も重い荷物を担いでラッシュの中に飛び込
 まなければなないから、そしていくつもの駅に停車をすることにいらだちながらの移動だから、慣
 れている車の方がいいのかなと思ったりもする。
 だけど、この2〜3日、背中の張りからくる首の痛みを感じることがなかった。ということは、やっぱ
 り車による長距離移動が体には負担になっているということなのだろう。

6.4  
 ホテルのフロントで、「少し広めのお部屋を用意させていただきましたので、そのままご利用下さい」と言われること
 がかなりある。
 私はシングルの禁煙の部屋を予約してあるのに、ドアを開けるとツインベッドが横たわっているので、その瞬間少し
 だけリッチな気分に誘われる。
 だけど、シングルの料金しか払ってないのだからと、利用する以外のベッドや、2組あるタオルの片方には手を触れ
 ないようにしようと、余計な気を遣ってしまうのです。

6.3  
 「15歳次男に『タスポ』貸す。喫煙制止せず」

 たばこ自動販売機用の成人識別ICカード「タスポ」を塗装工見習いの15歳の次男に貸し、未成
 年者の喫煙を制止しなかったとして、福岡県警南署などは2日、母親の清掃員を未成年者喫煙
 禁止法違反の疑いで書類送検した。

                             「日本経済新聞 6月3日号 から」
 
 「タスポ」が導入されることを知ったときに、真っ先に思いついたのは、個人の識別がされないの
 だから、貸し借りに対しては無防備なのではないかということだった。そして、闇取り引きで売買されるなんてことが
 発生してしまうのではないかという不安だ。
 この記事で、貸したのが家族でさえも摘発されるということを知って、とりあえず不安は解消されたのです。

6.2  
 朝を食べる気分になれなくて、コップ1杯の水をんで済ました。
 昼はバイキングだったけれど、少ししかべられなくて、それもそのあと下痢で排出してしまった。
 あちこちを移動していると、寒いときがあったり暖かいときがあったりで、この時期はがついていくのにたいへん
 みたいだ。
 だから、睡眠を十分取りたいのだけれど、状況がそれを許してくれないのです。

6.1  
 昨日・今日は、今日中に発送しなければならない文書の作成に集中した。
 途中、罫線で作成した図を移動しようとしたところ、「容量不足のため実行できません」とのメッセージが出て、全58
 ページの文書の中の斜線の罫線が全部消滅してしまった。
 その瞬間は青くなったけれど、たまたまその直前にバックアップを取ってあったので、何とか事なきを得た。
 このように、何かと世話を焼かせる「一太郎」なのです。