3.31 |
マンガを読む場合、絵と吹き出しの台詞を同時に視野におさめながら、ほとんどフィーリングに
近い感覚でページを繰っていく。
ふと思ったのだけれど、マンガの絵を描く作業は時間がかかるだろうに、それとは比較にならな
いスピードで読者は読み進んでいく。
絵を構成するひとつひとつの線や模様なんかに込められている作者の思いを、もっとゆっくりと
味わってあげないといけないのだろうに、そんなことにはおかまいなしにストーリーだけを追って
いくから、消耗品に近い存在になってしまったマンガたちが哀れなのです。
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3.30 |
長野の山沿いを走る農道の夜の気温は−2℃という低さだった。
地面が湿っていて凍っている恐れがあったので、ノーマルタイヤに履き替えていた私の車は、ブレーキをかけないよ
うに注意しながら、ゆっくりと走るしかなかった。
それにしても、4月になるというのに異常な寒さだ。
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3.29 |
東大阪にいて、ナビゲーションに四日市をセットしたところ、奈良県を横切るルートが選択された。
一般道は渋滞や信号があったりで時間がかかるだろうけれど、今日はナビゲーションの指示通りに行ってみようと
車をスタートさせた。
ところが、なんと阪名自動車は一般道なのに、高速道路のようにノンストップの行程だった。
ナビゲーションが想定した時間を、どのくらい短縮したかを言うと、スピードを出したことがばれるから内緒だけれど、
今後の行動に結びつく、いいルートを体験させていただいた。
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3.28 |
昨夜行った日本料理屋さんの、お膳に添えられていた桜の花の小枝。
ホテルに持ち帰って洗面所のコップに挿しておいたところ、一晩で開花した。
こうやって、幹から切り取られても花を咲かせようとする、生命の持つ偉大な使命感
に感激している。
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3.27 |
ケンウッドの山形工場は1月から看板のオーディオ製品の生産を上海から移管。人件費は上海の6〜7倍だ が、
山形では組み立て工程を徹底改善、上海工場の14人分の仕事を1人でこなせるようにした。上海の2倍 の生産
性を実現し、『国内回帰』を可能にした。
「日本経済新聞」 3月27日号 から
14人の分業ラインを1人生産方式にし、在庫のロスやリードタイムなどをふくめたトータル的な生産性を2倍にした
ということだと思うのですが、どうなのですか?
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3.26 |
「梅は つぼみより 香あり」 ← 「栴檀は 二葉より 芳し」 と 同じ意味です。
桜の開花がニュースになっているけれど、長野では梅の花がやっと咲き始めました。
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3.25 |
「となりのトトロ」に出てくる、「まっくろくろすけ」の“あざやかな黒色”を突然思い出した。
あの“あざやかな黒色”は、いったいどうやって表現しているのだろう?
映画は、フイルムに光を透過させ、その色をスクリーンに映し出すのだが、黒色は光を全然通さない
はずだ。それなのに、ものすごく“あざやかな黒色”の「まっくろくろすけ」がスクリーンの中を飛び回る。
何とも不思議だなあ!
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3.24 |
富山のどこかの会社から、新社屋に移転したという挨拶のはがきが届いた。
ところが、はがきの表にも裏にも社名が入っていない。
「なお電話番号は従来通りでありますことを併せてお知らせ致します」という文面では、こちらから連絡をすることも
出来ない。
このはがきを受け取った身近な人たちがきっと気付くだろうから、もう一度お詫びを添えたはがきが届くのだろうか?
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3.23 |
3月7日のプログに書いたリフレクソロジーのお店、1階は「ピンスポット」という美容院なんだけれど、2階に開店し
たお店の名は、「ビエンエスタール」だって。
今日の地元の新聞に広告が載っていたのでスキャンしてみました。
縮小すると字がぼけてしまうので、スキャンしたデーターの原寸大で表示しました。
見にくいけれど、一度目を通してください。そしてぜひ体験してみてください。
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3.22 |
夜、恵那山トンネルを抜けると、長野県側は雪が降っていた。
恐れていたことが起きたわけだけれど、さいわいまだチェーン規制にはなっていない。
これから、長野県を北上しなければならないのに、雪は強まるばかりだ。
本当は事務所に寄ってやりたいこともあったけれど、1秒でも早く目的地に到着したくて、そのまま通り過ぎてしま
った。
いつもならまだタイヤは履き替えない時期なのに、今年だけはなんでだかわからないけれど、車の足回りを軽くし
たかったのです。
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3.21 |
やっと、やっと、やっと、タイヤをスタッドレスからノーマルの 新品に交換した。
それなのに、夕方の天気予報では、明日の夜、雪が降るかもしれないと言っている。
かんべんしてよ!
それにしても、タイヤが1シーズンしか保(も)たないなんて、あまりにも不経済だ。
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3.20 |
ぽかぽか陽気の東京は、いつ桜の花が開花してもおかしくないような暖かさだった。
最初に乗った中央快速の車内はJTB貸し切りのキャンペーン、そこには世界各国の観光地の写真が氾濫してい
た。
次に乗った山手線の車内は、「恋するために、生まれて、着たの。」という○I○I(丸井)のコマーシャル一色。
車両1両分が1社の広告で占領されている状態は、インパクトが強くて迫力がある。
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3.19 |
天然ウナギの産卵場が発見されたという。
場所は、北緯14度・東経142度、グアム島の北北西300kmの地点だそうだ。
ウナギは、なぜ日本から数千キロも離れたマリアナの海にまで行かなければ、卵を産むことが出来ないのだろう
か?
江戸時代、蒲焼きの職人は、「四季いつ裂いてみても卵をもつものがない。ウナギは雄だけ」と説いていたそうな。
ここで産まれたレプトケファルス(仔魚)は、黒潮の流れに乗って、はるか彼方の日本や東南アジアの沿岸にやっ
て来る。 ウナギの生き方は、ロマンに満ちているのだ。
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3.18 |
中央道の、いちばん東京よりにある石川P.Aで、食パンを販売していた。
その食パンの商標は「MIYABI」というもの。たまたま長女の名前と同じであったから買って帰ろ
うと、ビニール袋に入った食パン1斤をレジに持っていった。
ところが、2斤単位でないと売らないという。食パンを置いてある場所には、「2斤 945円」と表示
されている。食パン1斤というのははかなり大きなかたまりで、2斤買っていっても始末に困るくら
いの量だ。
2斤がひとまとまりになってビニール袋に入っているのならまだわかるが、1斤単位の包装なのに
ふたつ買わないといけないというのだ。
ここで妥協して2斤買ってしまっては消費者の負けだと思い、何も買わずに帰ってきてしまった。どこかが何かが狂
っている。
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3.17 |
父のわずかばかりの年金に所得税がかかり、おまけに扶養家族の限度額から外れてしまった
ため、私の扶養家族にできなかった今年の確定申告。
あまり目に見えなかった増税の影響が、こんな形でひたひたと押し寄せている。
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3.16 |
「僕の野球人生で最も屈辱的な1日」とイチローがコメントした、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)」の
対韓国戦。またもや悔しい負け方をしてしまった。
ほとんどミスがなかった韓国チームに対して、気持ちばかりが空回りをして足が地に着いていなかった日本チーム。
考えさせられたことはふたつ。ひとつは野球は個人プレーではなくチームプレーだとの再認識。もうひとつは、勝つ
ための試合をしている韓国に対して、どこかで見せるプレーを意識しているかのような日本。
アメリカ大リーグに人材が流出してしまっている日本のプロ野球の問題が、そこには凝縮されているようだった。
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3.15 |
事務所にあるシュレッターが、ピーピー警報音を出してやかましい。
去年メーカーに問い合わせたところ、紙詰まりのセンサーが汚れているからそこを掃除すればいいとの回答があっ
た。
しばらくはそれでよかったのだが、最近になってまた頻繁に鳴り出した。
仕方がないのでまたメーカーに電話で問い合わせたところ、「窓際に置いてありませんか?」との答え。窓の外か
ら差し込む光に反応するのではないかというのだ。
だったら最初からそう言ってくれればいいのに、カーテンを閉めたらとたんに鳴り止んだ。
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3.14 |
内視鏡(胃カメラ)による胃の検診を行った。
「ガンの可能性は極めて低い」ということだけれど、念のために2箇所からサンプルを採取した。
結果は1ヶ月後に判明する。
胃潰瘍になったり治ったりした後があって、これはピロリ菌の影響が大きいという。血液検査の
結果を見て、ピロリ菌除去の治療をすることになった。
胃カメラが食道のあたりを通過するいちばん苦しいとき、付き添っていた看護婦(師)さんが、絶
妙のタイミングで私の手を握ってくれた。不思議なことに、これだけで気持ちが落ち着いてしまう
のだ。
さすがはプロだと思わせる所作と、スキンシップの大切さを教えられた瞬間だった。
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3.13 |
「ワールド・ベースボール・クラシック」の 対 アメリカ戦 を朝からテレビで観戦していた。
パワーヒッター揃いのアメリカに対して、日本は互角の戦いをしていたけれど、結果として9回裏のサヨナラ 負け。
惜しい場面がいっぱいあっただけに、悔しくて悔しくて、こんな日は一日中気分が冴えない。
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3.12 |
なかなか上達しないゴルフだけれど、自分で何が悪いのかを考えながら練習をしている。
体の柔らかくない私は、左肩が思うように深く入らずに、手打ちになってしまうことが多かった。左肩を意識すると、
こんどは右肩の回転が弱くなり体が開いた状態になってしまう。
こんな試行錯誤を繰り返しながら、今シーズンもチャレンジしていきたいと思っているのです。
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3.11 |
十年ほど前に、スタンフォード大学の教授が私の家に遊びに来ました。秋だったのですが、夕方
ごはんを食べていると、網戸の向こうから虫の音が聞こえてきました。そのときこの教授は『あの
ノイズは何だ』と言いました。スタンフォードの教授にとっては虫の音はノイズ、つまり雑音であっ
たのです。
その言葉を聞いたとき、私は信州の田舎に住んでいたおばあちゃんが、秋になって虫の音が聞
こえ、枯れ葉が舞い散り始めると、「ああもう秋だねえ」と言って、目に涙を浮かべていたのを思
い出しました。
「なんでこんな奴らに戦争で負けたんだろう」 と思ったのをよく覚えています。
『 国家の品格 』 藤原正彦 新潮新書 ¥680
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3.10 |
「みのもんた朝ズバ!」を見ていたら、国家予算の特別会計の特集をやっていた。
それは、先日衆議院を通過した一般会計の何倍もの額が、特別会計としてあまり審議されることなく処理され、「ム
ダ遣い」がはなはだしいというものだった。
その中で、公務員は雇用保険を払っていないという話題が出た。お役所は倒産することがないから、失業すること
を想定していないのだそうだ。
本当にそんなことがあるの?
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3.9 |
私は、どうしてこんなにも写真うつりが悪いのだろう?
素材がダメだといえばそれまでだが、鏡の前で最高の表情を作り、それを携帯電話で撮影した画面を見ると、まっ
たく別の人格がそこには存在している。
だから、私が写っている写真をいただいても、すぐにシュレッターの餌食になってしまうのだ。
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3.8 |
ネット利用が生活の一部に組み込まれる中、その匿名性は個人の胸元にも攻撃を仕掛ける。匿
名の情報発信が犯罪に発展するケースも多い。
兵庫県尼崎市役所の男性職員(48)は非営利組織(NPO)を名乗るホームページで、「女性を
ホテルに誘った」など身に覚えのない中傷を1年以上受けた。警察の捜査で昨年末逮されたの
は同僚の男性職員(47)。匿名の犯人は隣にいた。
内部告発に代表されるように、匿名には立場の弱い人が正義を主張できるメリットがある。
しかし、ネットの匿名性を隠れみのに無責任な発言が飛び交う社会が健全であるはずがない。
日本経済新聞 3月7日号 「顔なき社会 〜第2部 匿名の魔力〜」 からの抜粋です。
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3.7 |
行きつけの美容院が、近日中にリフレクソロジーの営業を始める。
開店前に体験してみないかとお声がかかったので、好奇心旺盛な私はいそいそと出掛けて行った。
いろいろなコースがあるというけれど、ゲルマニウム温浴と、フットレッグリフレクソロジーというやつを、施していた
だいた。
合計時間は2時間を超えたけれど、決して長いとは感じないひとときだった。心地よい疲れに包まれた体は、しば
しの休息を味わっている。
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3.6 |
JAの支所から電話がかかってきたのは夕方の5時を過ぎていた。
今日お渡しした下水道の料金引き落としのリストが一太郎バージョンのため、新しいコンピュータシステ
ムでは処理することができないのだという。
担当者は明日手入力で打ち込むと言うけれど、膨大な量のデーターだから、とてもそんなことは考えら
れない。そこでたまたま事務所にいた私があわてて飛んでいった。
担当者が本所と交渉している様子を見ていたが、なんとかお願いしたいというレベルで、仕事としての
展開になっていない。こういうことは支所の責任者が交渉すべきだと思ったが、もう帰ってしまっていない
という。仕方がないから私が電話を替わって、本所の担当者とメールのやり取りをしながら解決策を見い
だしていった。
問題点はふたつ。ひとつは支所の責任者が帰ってしまってそこにはいないということ。みんなが帰るまで残っていろ
と言うのではない。最低限その時点での問題点を把握し、方向付けをすることが管理者としての仕事なのだ。一方
では、主婦である従業員は帰ることが出来ないため、自宅に電話を入れて子供たちに対応をお願いしているではな
いか。部下がこんなにも困っている状況を作り出してはいけない。
もうひとつは、私がやり取りをした本所のスタンス。「どうすれば出来るか」という発想が弱く、言っていることは「だ
から出来ない」というものばかりだ。
管理者の仕事というのは、いつも部下がどんな問題を抱えているのかを把握しながら、解決する方法を示してやる
こと。そして、従業員は、困難なことに立ち向かうためにこそ給料をいただいたいるのだということを、自覚しなくては
いけない。
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3.5 |
この1月からの高鳥谷(たかずや)神社の総代(任期3年・回り順)に選出され、その研修会に参加した。
上伊那地区から120名もの参加者があったわけだが、ネクタイを着用している人はそのうちの約7割。残りの3割
の人たちもジャケットできちんと身を固めての参加だった。
私といえば、ベージュ色のチノパンに派手な柄をしたセーター。こんな服装の人は他には誰もいなかった。
いかに、信心が薄いかということを物語っている。
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3.4 |
国家公務員の有給休息廃止」、こんな見出しの記事が日本経済新聞に掲載されていた。
8時間勤務の場合、現行の昼休みは、30分の休憩時間の前後に15分ずつ有給の休憩時間を設け、合計で1時
間にしているのだという。
1949年以来続いている制度だというが、なんという時代錯誤、こんな化石みたいなことがまだ残っていたんだ。
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3.3 |
朝、ホテルの自動販売機で新聞を買い、席を確保する意味で食堂のテーブルの上に置いておい
た。
それから、コップに牛乳を注ぎ、トレイにパンを2個乗せてテーブルに戻ったところ、新聞がなくな
っている。席を離れたのは1分くらいしかないはず、係員に聞いても知らないという。
1人だけ同じ社名の新聞を呼んでいるお客がいたので、もしかしたら置いていくのかと思ったけれ
ど、その人は席を立つときに新聞も一緒に持って行ってしまった。
おかしなことが起きるものだ。油断も隙もあったもんじゃない。
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3.2 |
吉田拓郎 & かぐや姫 コンサート in つま恋2006
9月23日に静岡県つま恋多目的広場で行われるコンサートの、インターネット先行予約に申し込みをした。
1975年に、5万人を集めて行われた伝説のコンサートの再現だ。
さすがに今回は「朝までやるぞ!」とはいかないだろうけれど、おじさんたちが大騒ぎできるイベントだ。
しかし、あれからもう30年も経っているんだね。
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3.1 |
今日の夕刊を見てびっくりした。なぜかというと、サッカーのボスニア戦は2対2の引き分けになっていたからだ。
昨夜は9時からテレビで試合を観戦していたけれど、後半に逆転されてロスタイムになってしまったので、敗戦の
瞬間を見るのが嫌でチャンネルを切り替えてしまった。
ところが、そのわずかな時間の間に、中村−中田の連係プレーで1点を取ったのだ。それを見逃してしまった。
だけど試合は完全に敗戦ペース。ボールのキープ力も、ゴールに飛び込む突進力も、明らかに見劣っていた。
もうみんなの共通の認識になってしまっているかもしれないが、ドイツのワールドカップが思いやられる。
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