足あと 爪あと 夢のあと 2006年10月 |
静かな静かな 里の秋 お背戸に木の実の 落ちる夜は ああ 母さんと ただ二人 栗のみ 煮てます いろりばた |
10.31 | 夜中の高速道路を、車をとばして家に帰ってくる。 夜の11時に現場に入るまでに、寝付けなくて仮眠を取ることができなかったけれど、不思議と眠気を感じず心地よ い疲れに支配されている。 そのわけは、さっき入った現場での改善がきちんと結果を出していて、合格点を与えることができたからだ。 ひとつ階段を上ることによって、今度は次のステップに挑戦することができる。そんな満足感に包まれて、しばしの 眠りにつくのです。 |
10.30 | 八王子のこのホテルは、インターネットの接続条件がすこぶる悪くて、繋がるのだけれどメールを受信す るところまでいかず、何回試みても時間オーバーになってしまう。 フロントで、ISDNかADSLかどちらなのかを訊くのだけれど、ちっとも要領を得た答えが返ってこない。 八王子という街は、光通信がまだ普及していないのだろうか?その都度ホテルを変えてもう3つめ、いい かげん嫌になっている。 |
10.29 | 原村で、義父の三回忌の法事があった関係で、午後の2時頃には東京に向けて出発した。 さすがの小仏トンネル付近も、この時間帯では渋滞も少なく、目標の4時には八王子のホテルに到着することがで きた。 したがって、福嶋晃子と横峯さくらのプレーオフも、安藤美姫の力強いフィギアの滑りも、十分堪能することができた のです。 |
10.28 | 先週はPATの口座に現金を入れるのを忘れて、菊花賞の馬券を買えなかった。 今週は、わかっていたのだけれど、ATMのところに行く機会が作れなかった。したがって、明日の天皇賞 も指をくわえてみているしかないのです。 |
10.27 | インターネットで「くたばれ!ISO。」を検索すると、おびただしい数のウェブサイトが現れてくる。そのなかで一番 多いのはインターネット・ショッピングで、その次は図書館の新着図書のお知らせだ。 そして、ひとつずつクリックしていくと、たまに個人のブログに遭遇することがある。今日発見したものは、感動的な 内容だったから、内容の一部を紹介させてください。 (前略)本書を昨年に読んでいれば、私の取り組みのありようもずいぶんと変わっただろうにな、と思う。 私のような個人自営業者でも取り組みを決意したとき、それなりに切実な事情というもの(動機)があるし、 何かを実現したいという強固な目標(目的)がある。(中略)よく分かったとか自信が持てたとかといった読 後感もあるが、それだけではなくて、私の動機と目的を「そこから始めていいんですよ」と受容してもらえそ うな気がした。(後略) なんだか、読んでいて涙が出てきそうな内容でした。 私の拙い書籍を、購入していただいて、そして読んでいただいて、ありがとうございました。 |
10.26 | 北海道日本ハムファイターズ、日本シリーズ優勝おめでとうごさいます! そして新庄選手、感動をありがとうございました。 (追伸) ところが、27日にお伺いした名古屋の会社の社長はごきげん斜めでした。 そうだよね。中日ファンにしてみれば、やりきれない負け方だものね。 |
10.25 | いただきもののデジタルカメラ CASIO EX-Z700 は、コンパクトな図体なのに機能的にはたいへんな優れもの。 512MBのメモリーを入れておくと、2000KBのサイズの画像を224枚も撮影することができ、動画については 6分以上もノンストップで記録が可能だ。 そのために、6年前に購入したデジタルカメラはもうお役ごめんになっている。技術の進歩というのはめまぐるしいも の。 けれど、コンパクトタイプではマクロの撮影時の微妙な焦点合わせができないから、やっぱり一眼レフタイプのやつ が欲しくなっている。 |
10.24 | 日刊工業新聞に、「くたばれ!ISO。」の広告を掲載することになった。 大きさは タテ66mm×ヨコ193mm、1週間に1回のスパンで、5回掲載します。 日本経済新聞には、1面の「出版 3段×1/8」の欄に、1回だけ掲載することになりました。 いずれも、個人のレベルとしては多額の費用がかかるのですが、こういう本があるということを、できるだけ多くの人 に知らせたいのです。 |
10.23 | 日本シリーズの中継をテレビで観ていて気になるのは、ワンバウンドしたボールを頻繁に交換していること。 キャッチャーが主審に汚れたポールを渡すので、主審は新しいボールと交換した後、それをボールボーイの方に投 げている。 それは白球の方がいいに決まっているけれど、ちょっと神経質になりすぎているのではないかと思うのだ。 大リーグの主審なんかは、一度返されたボールをチェックして、まだ使えそうなものについては自分のポケットに戻 しているよ。 こんなつまらないことにばかり目がいく、貧乏性の私なのです。 |
10.22 | 干し柿にするための渋柿を、なっている木から取った。 長女に、「おばあさんがやっていたことをしてあげてよ!」と言ったところ、私が取った柿のヘタを 揃えて皮を剥く準備の仕事を手伝ってくれた。 たまたまやってきた友人が、「お手伝いをするんだ!」と驚いたような表情をした。 そうだね、今の子供たちには、家のお手伝いをしようなどという気持ちはなくなってしまったね。 私の子供の頃は、学校から帰ってくると、おやつを食べたあと田んぼか畑にいくものと決まってい た。 一家が生活していくということは、家族全員の総力戦だったんだ。 |
10.21 | アイアンショットで、ボールが右に出てしまう理由がわかった。 それは、インパクトの瞬間に、左腕の肘が曲がってしまうからだ。そのために体が開いてしまい、フェースの面が斜 めに入ってしまう。 スイングのフォローがきちんととれなかった理由もこれと一緒で、どこかで手打ちになってしまっていたために、トッ プになったりダフッたりすることが多かった。 もちろんこれできちんと打てるわけではないけれど、ゴルフは一歩後退二歩前進なのです。 |
10.20 | 公務用携帯電話の使用をめぐり、長野県議会総務委員会が、地方自治法に基づく特別監査を請求する決議案を 全会一致で可決したのは18日のこと。 その対象となった丸山勝司・県代表監査委員は、19日に突然退職してしまったけれど、「パケット通信料」は19万 5000円余だという。 私が24時間勤務の職場の部門長だった頃、会社から貸与されていた携帯電話の通信内容を、経費を管理する部 門がチェックするという「異常事態」に抗議して、私はその電話を買い取ってしまったことがある。 「税金の無駄遣い」は誰もが肯定できることではないけれど、組織は時として正論ばかりを主張することがある。 私が通信内容を調べられたとき思ったのは、「そんなに信用ができないのか」ということだ。そして、「だったら、こん な大変な職場を、おまえらが管理してみろよ」と言いたかった。 そんな、忘れてしまいたかった過去のことを、思い出してしまった。 |
10.19 | 手の爪の、真ん中より少し先っぽの横方向に、線上のくぼみができている。 5月に入院したときに、満足にものが食べられなくて栄養が不足した影響が、こんな形で現れて いる。 30歳の頃、千葉に会社を作ったけれどうまくいかなくて、1年間収入がなかったときは、もっとは っきりとくぼみが表れたものだった。 毎日、何もつけない食パンと、インスタントラーメンだけしか食べられなかったため、栄養失調気 味だったのだ。 それに比べると今は豊かなものだ。食べるものに困るなどと言うことは考えられないばかりか、どうやってカロ リー を摂取しないかに苦労しているのだから。 |
10.18 | 昨日、信濃毎日新聞の記者が取材をしてくれた記事が、翌日の今日の朝刊に掲載された。 「問い合わせ先」として、私の事務所の電話番号が載っていたものだから、転送されてくる私の携帯電話が一日中 鳴りっぱなしだった。 その内容は、「どうすれば本を購入することができるか?」というもので、ISOの抱えている問題に対する関心の深さ がうかがわれるものだった。 「ものすごい反響でしたよ!」と記者の方にお礼の電話をしたところ、記事はもっといっぱい書いたのだけれど、かな り削られてしまったため不本意だったとのこと。 私が驚いたのは、翌日には記事になるという、新聞のスピードの早さに対してだ。 |
10.17 | 日曜日の夜の東京への移動は、この行楽の時期はたいへんだ。 中央道の小仏トンネルの辺りが必ず渋滞し、その距離は延々と25キロにも及ぶ。 それも無理がないと思うのは、談合坂SAの付近では4車線もあるものが、突然2車線になってしまうのだ。 道路公団の考えが甘いというのか、利用者の便宜を第一優先にしようとする体質がないからこうなってしまうのか よくわからないけれど、月に2回はこの大渋滞と付き合っている。 |
10.16 | アマゾンにレビューを寄せてくれた東京都千代田区の「品質管理担当」さんが、お詫びのメールをくれました。 「星5つで出したのに、どうしてか星の数が3つになっている」というものです。 いいのです。本を購入してくれて、レビューを書いてくれるという気持ちがうれしいのです。 他のお二人が星5つにしてくれてあるので、平均値は星4.5になっています。 |
10.15 | 秋華賞の馬券を買おうとしたところ、「購入金額を訂正してください」という表示が出た。残高がないのだという。 先週の京都大賞典を当てたから、その配当金が入金されているはずなのに、残高を調べたところ本当にない。 今となっては調べようがないけれど、どうやら開催競馬場かレースの番号を入力するときに間違えたようだ。 したがって、秋華賞の馬券は購入できなかったけれど、結果からみると私の予想はかすりもしなかった。 そんなわけで、もし今日の予想が当たっていたなら熱かったけれど、ムダな出費はなかったことになるし、1週間幸 せな気分になれたから、まあよしとしよう。 |
10.14 | 隣組長さんが「赤い羽根」を持ってきた。 この募金は、本当に世の中の役に立つために使われるのだろうかと思いながら、1000円を封 筒の中に入れて渡した。 その昔、街頭で募金を行っている頃は、胸に「赤い羽根」がついていないとしつこく迫ってきたの で、いつも外さないようにしていたことを記憶している。 本当に世の中のためになることをしたいとは思っているけれど、この強制的な募金というのが今ひとつなじめない。 |
10.13 | 中央道の談合坂SAの大型バスから降り立った女性客の集団が、真っ先に行ったところはトイレではなくて喫煙所 だ。 その団体は幼稚園関係だと見えて、たばこを吸っているのはお母さんたちだった。 どうしてわかったというと、お母さんたちの腰のあたりに、それぞれ子供たちがまとわりついていたからだ。 たばこを吸うなとは言わないけれど、育児と喫煙とが私の中ではどうしても結びつかないのだ。 そんなことを感じるくらいたくさんのお母さんたちが、灰皿に群がるようにしてたばこを吸っている光景を目にした。 |
10.12 | 「長野日報」が、出版の記事を掲載してくれた。 社会面のいちばん目立つところに載せてくれたので、うれしかったしいろいろな人から電話が来た。 昨日は、日本経済新聞と信濃毎日新聞に電話をし、それぞれ取材のお願いをした。 今チャレンジしているのは、日本経済新聞の全国版に広告を掲載すること。通常は目の玉が飛び出るく らいの値段がするので、何かいい方法はないかと探っているのです。 |
10.11 | 今夜はテレビを見るのに忙しい。 パ・リーグのプレーオフ第2ステージ第1戦、北海道日本ハムvs.福岡ソフトバンク戦を見て、日本ハムを応援し、休 む間もなく、AFCアジアカップ2007予選・グループA第5節のインド対日本の一戦に切り替える。 20歳のダルビッシュはよく投げた。何とか日本ハムを優勝させてやりたい。 特に理由はないけれど、いろいろなチームが優勝することが、望ましいと思うのです。 |
10.10 | 水野美紀の「恋人」が携帯電話を紛失し、そこに移っていた仲むつまじい写真が流出し、写真週刊誌に掲載されて いるという。 記者が偶然拾うなんてことはないだろうから、拾った人が写真週刊誌に売ったのではないかと、ラジオのニュース は報道していた。 他人の色恋に関心はないけれど、プライバシーを売るという行為は、いくら他人のことでも、決して気持ちいいもの じゃあないよ。 |
10.9 | 女性どもがみんな出掛けてしまったものだから、お昼ご飯は「ほっかほっか亭」のお弁当にした。 そこまではよかったのだけれど、そのあと、なんだか口が寂しくなってお菓子を何個か食べてしまった。 その結果、胃の許容量以上に食べ過ぎてしまったみたいで、額に脂汗をかくほどの苦しみが襲ってきた。 救われるのは、それでも食べた総量としては普通の人よりもはるかに少ないため、少し横になっているだけで胃に あった内容物が腸に移ってしまうことだ。したがって、1時間くらいで楽になった。 |
10.8 | 不幸があった家は秋祭りに参加できないことになっているので、今日の休日は家でテ レビ三昧だった。 京都大賞典(GII・芝2400m)は、3馬ボックスで買った馬が1〜3着に入り、秋のG1に 向けて弾みがついた。 女子ゴルフ:SANKYOレディースオープンは、諸見里しのぶを冷や冷やしながら応援 し、初優勝を見届けた。 そんなわけで、まだ原稿は書いてないのです。 |
10.7 | 友人から届いたメール。 「くたばれ!ISO。」ですが読み終わりました。素人の私でも、大変過激さを感じ取 れました。 きっと、特定の方達は両手をあげて大喜びをし、また、特定の方達は苦虫を噛んだ 心境で読まれるのでしょうね。先生、ゴルゴ13に狙撃されてしまうかもしれません よ。(笑) 「そのときは助けてくれる?」という私の返事に対する友人からのメールは、「先生、お任せ下さい。必ずお助け致し ます。 ゴルゴ13の行動はさいとうたかお氏のファイルで研究済みです」 というものだった。 彼は、さいとうたかおのファンなのです。 |
10.6 | 連載している記事とコラムの校正用原稿が送られてきた。 ということは、次の原稿を送らなければならない時期になったということだ。 「工場運営の光と影」は、テーマを頭の中で煮詰めてあるから、それをはき出せばいいのだけれど、「他人に聞こえ るひとりごと」は、何について書けばいいのか構想が全く白紙の状態だ。 単行本が出版されて、少しらっくりしていたのに、またこんなふうに追い詰められている。 |
10.5 | 今日は月に1回の検診日。 伊那中央病院では、先月採取した血液検査の結果が出ていたけれど、特に異常はなく引き続き治療は不要とのこ と。中山中先生とは、一度街でお酒を飲む約束をした。 そのあと行ったすこやかクリニックでは、最新設備による体脂肪の測定をしてもらった。 体脂肪率は19.0%。測定結果の総合評価は、やや運動不足気味だけれど体内年齢33才というもの。 そんなわけで、私の回復状態は、すこぶる順調なのです。 |
10.4 | 俳人・萩原井泉(せいせん)のエッセーには、「好く出来た好漢(おとこ)」の条件と豆腐の性質には、共 通点があると述べられている。 @ 柔らかさがあり、しかも身を崩さぬだけのしまりは持っている。 A 煮ても焼いてもよろしく、それぞれの味を出す。 B 相手を嫌わず、自然にすべて順応する。 さて、このうちのいくつが、私には備わっているのだろう。 |
10.3 | 旅から帰ってきて自宅に着くと、必ず玄関の横にある両親のいる部屋の戸を開けたものだ。 すると、それまでテレビを見ていたおばあちゃんが、私の気配を察して振り返り、「おかえり!」と大きな声でいつも 呼びかけてくれた。 それがなくなってしまったことが、今頃になって切なくなってきた。 |
10.2 | 美容院に行ったら、「頭がひとまわり小さくなったね!」って言われた。 もう長い間美容院をやっているけれど、今までの中でこういう人は二人目だという。 10キロ近く体重が減ったから、頭ばかりだけでなく靴もゆるゆるになったみたいだ。 痩せたのではなくて、体重が今の私の現状に合ったのだと考えれば、平均して細身になったことが納得できる。 |
10.1 | 「凱旋門賞」のディープインパクトは、残念ながら3位だった。 レース展開も、最終コーナーの馬の位置も申し分のない状態だったけれど、2頭に差される結果になってしまった。 相手の3歳馬は負担重量が3.5キロも軽いというけれど、最終的には力負けだった。 日本女子オープンも、韓国勢に歯が立たなかったし、スポーツ面では悔しいことが続いた。 |