あと あと のあと 2025年 1月

1.31
 先月、皮膚科の医院に行って、右側の頬の「老人性色素斑」といわれるシミが時
 間とともにもりあがった、「脂漏性角化症」と言われているものを取ってもらった。

 治療方法は、その部分に液体窒素を吹きかけるものだが、以前に左側にできた同
 様のものを、同じ方法で取ってもらったことがあるからだ。
 若い頃から日焼けなど気にしていなかったから、当然の帰結である。
 
 そしてその何日か後に、泌尿器科の医院で、「前立腺のガンの可能性があるから
 生体検査を受けましょう」と言われた。

 それを聞いたあと、顔にできたシミなど少しも気にならなくなった。
 命に影響を及ぼすガンに比べれば、顔のシミなどちっぽけな問題だ。
 どちらも、現実をきちんと受け入れなければならないのです。

1.30
 400人超もの報道陣が詰めかけただけに、質問は1回に
 つき2問までとされたが、ルール無視で何回も
質問する人、
 高圧的に
質問する人、長々と“演説”したり自分語りする人、
 
質問中にヤジる者が目立った。
 同じような
質問が相次ぎ、論点が脱線。怒号で質問は遮ら
 れ、進行にも影響が出た。まさに“無法地帯”だった。

 ネット上では「公開いじめ」「集団リンチ」「公開処刑」
 などと
質問する側に非難の声が相次ぎ、フジテレビ側に同
 情が集まるなど、記者の
も厳しく問われる会見となった。
 報道機関として真実追究のために厳しい目を向けるのはも
 ちろんのこと、冷静な姿勢で核心に迫ることが必要だと改
 めて思わされた、長い長い一日だった。
               
(デイリースポーツ取材班)
                「Yahoo!JAPANニュース」 1/29(水) 5:00配信 からいただきました。

 下半身が自分のものではない状態で病室に戻り、点滴のチューブとカテーテルにつながれ、ただテレビを見るし
 かなかった手術後。
 テレビでは「フジテレビ」の記者会見が始まっていた。

 すぐに違和感を感じたのだが、それはこの記事に書かれているように、質問者である記者(フリーランスもいっ
 ぱいいた)のに疑問を持ったからだ。
 私なんか叩けばいっぱい埃が出るわけだが、あの人たちは聖人君子だとでもいうのだろうか。
 
1.29
 森永卓郎さんが昨日の午後、原発不明がんのためお亡くなりに
 なった。

 森永さんは2023年12月に「膵臓(すいぞう)がん」のス
 テージ4との診断を受け、「来年のは見られないかもしれま
 せんよ」と、医師から余命4ヵ月の宣告をされた。

 それからいろいろな治療を選択しながら、1年以上生き続けた
 ことになる。
 その間少しも手を緩めることはなく、メディアに頻繁に出演し
 たり、本を何冊も出版した。

 私はこの間の本は全部購入して、にわか「森卓信者」になった
 くらいだ。
 もしも私自身がこのように余命宣告をされた場合、森永さんの
 ように「前向き」に生き抜くことができるだろうか。
 
1.28
 朝6時に、点滴の針を腕から抜いた。
 そして、膀胱に繋がっていたカテーテルを外した。
 
 このあと尿が出れば退院となるのだが、幸いすぐにそれは
 実現した。
 シャワーを浴びて私服に着替え、9時からの医師の巡回を
 待った。
 そして10時ころに退院することができました。

 昨日は仕事に穴を開けてしまったわけですが、その会社の
 社員の方からのメールは、心温まるものでした。

  お聞きした検査内容は確かに気が重いものですが、すべ
  ての検査結果が良好であることを心より願っております。
  どうか
入院中はゆっくりとお過ごしください。
  気持ちに寄り添うことの大切さを、いつも先生から学ばせていただいておりますが、僭越ではありますが、今
  度は私どもよりお気持ちに寄り添わせていただければ幸いです。

 
 3日間の入院中は、ゆっくりできたかどうかはわかりませんが、退院したあと東京に移動してきました。
  
1.27d
 胸椎を骨折しているから、そこから脊髄に麻酔薬を入れる場所がうまく
 見つからずに少し手間取ったけれど、手術はそれ以外は順調に終わりま
 した。

 決して楽ではなかったけれど、冗談を飛ばし合ったなごやかな手術で、
 冷たいステンレスの台ではありませんでした。

 それにしても、下半身だけに麻酔が効くなんて、なんと不思議なことな
 のだろう。

 膀胱まで届いているカテーテルからはまだ血尿が出ていて、点滴もまだ
 続いているから、これらは朝まで外せません。

 今回感じたのは、病院の医師、看護婦(師)、職員のみなさんの、あた
 たかさと医療に対する情熱の強さです。
 こういうことは、入院を体験してみないとわかるものではありません。

 壱岐で買った「健康御守」が、役に立ってくれたかもしれません。 
1.27c
 何とも魅力的な表紙の書籍で、それは「おきざりにした悲しみは」は 岡本
 おさみが作詞し、それに吉田拓郎が曲を付けた歌だから。

    生きてゆくのは ああ みっともないさ
    あいつが死んだ時も おいらは飲んだくれてた
    そうさ おいらも罪人のひとりさ
    ああ また あの悲しみを おきざりにしたまま


    まつりごとなど もう問わないさ
    気になることといえば 今をどうするかだ
    そうさ あいつとうまくやらなければ
    ああ また あの悲しみを おきざりにしたまま


     「おきざりにした悲しみは」  詞:岡本おさみ 曲:吉田拓郎

 個室は消灯がない(あるけれど消さなくてもいい)ので、そして病室では
 何もやることがないので、この書籍を読んでしまいました。
 もう一冊持ってくればよかったです。 
1.27b
 病院から説明された生体検査の内容です。

  腰椎麻酔(下半身麻酔)をします。
  肛門から超音波検査の機械を入れ、まず
前立腺の内部の
  様子を調べます。
  その後、会陰部から直径1.5mmの針を前立腺に向かっ
  て12ヶ所刺し、
前立腺の組織を採取します。

 考えただけでも痛そうだけれど、問題は麻酔が切れた後で
 す。
 紙おむつを履かされて、尿道にはカテーテルを入れて、ベ
 ッドに横になった状態のまま、病室に帰ってくるようです。

 画像は昨日の夕食。 今朝は6時から飲水も禁止で、点滴
 を受けているところです。 

1.27a  
 4階の病室からは雄大な南アルプスが展望できます。

 日の出を撮影したかったけれど、生憎の曇り空で、太陽は
 姿を見せませんでした。

  21日に入院の説明があって、そのときに事情をお話しし
 て個室を希望しました。
 担当の看護婦(師)さんは、「今は混んでいるけれど全力
 で取ります」と言ってくれて、個室が実現したわけです。

 シャワーも備わっていて、ホテルと同じくらいの環境です。
1.26
 伊那中央病院に入院した。

 PSA値が基準値の4.0を上回ってからからずっと泌尿
 器科の医院に通院していた。
 診断は左の前立腺が3倍になってるということで、前立腺
 肥大の投薬を続けてきた。

 PSA値は相変わらず高いけれど、安定しているから様子
 を見ましょうと言われ続けてきたのだが、12月に測定し
 た値が半年前よりも2ポイント高くなっていて、「ガンの
 可能性があるから生体検査をしましょう」と、今回の入院
 となったもの。

 「硬膜動静脈瘻」のときは、耳鼻科医がその場で伊那中央
 病院に連絡してくれたのだが、私はことの重大さを認識せ
 ずに、自分のスケジュールを優先させ、通院したのは2週
 間後だった。 だからそのときの反省を込めて、今回は病院の言うとおりの日程にした。

 今までの経緯からいって、かなりの高確率でガン細胞が検出されると思う。
 かかりつけ医は、「ガンの中で早期発見が有効なのは前立腺だけで、今はいろいろな治療方法があります」と言
 ってくれたけれど、抗がん剤治療で髪の毛が抜けるのは嫌だ。

 そんなわけで、75歳の後期高齢者の誕生日は、冷たいステンレスの手術台の上で迎えます。
 
1.25
 
 南天の剪定。
 今年は従兄弟の家の分もやらなければならないので、いつもの年の倍の量をこなしました。

 南天も、酷暑の影響を受けてか、途中で落ちてしまうものが多く、赤い実も黒くなってしまっています。
 
1.24c
 正月に壱岐に行ったとき、 選抜高校野球大会の21世紀枠
 として、壱岐高校が選ばれるかどうかが話題になっていた。

 壱岐高校は、玄界灘に浮かぶ人口約2万4000人の壱岐
 島に所在する公立校で、部員全員が島内出身だということ
 だった。

 対外試合のため、島外に出る際には、フェリーで佐賀県や
 福岡県の港に行くだけで片道2時間かかる環境だ。

 おめでとう!
 みんな喜んでいるだろうな。

 それとは全然関係ないけれど、壱岐の住吉神社で、「健康
 御守」を買ってきました。
 
1.24b
 年末年始の量ほどではないが、今も毎日、かなりの数の迷惑メールが届
 いている。

 私のパソコンのサポートをしてくれている会社が、届いたメールの差出
 人の後ろに、迷惑メールの場合は(SPAM)という表示が出るように
 してくれたから、何も確認せずにたただ消去すればよかった。

 私は、何か覚えておかなければならないことがあると、スマホから自分
 のパソコンにあててメールをしておく。
 パソコンでは毎日何回もメールを確認するから、メモ帳の役割を持たせ
 ているわけだ。

 ところが先日から、そのメールにも(SPAM)という表示がされるよ
 うになってきた。
 だから今までのように、(SPAM)と表示されたメールも、簡単には
 削除できなくなってしまっている。

1.24a  
中居正広さんの引退の報、そしてここまでの顛末を見るにつけ、一つの時
代の終焉を感じずにはいられない。
あえて言葉にすれば、「
フジテレビ的」なものの終焉といえばいいだろうか。

軽い「内輪のノリ」で女性や番組スタッフをモノのように扱いながら笑い
を取り、「業界」の中心的な存在として振る舞いながら、周囲はそれをあ
りがたがる。
かつて
フジテレビ系のローカルテレビ局に勤め、その「ノリ」の輪の端っ
こにいたかもしれない自分にとって、今回の顛末はどうにも人ごととは思
えないのだ。

私が
フジテレビを頻繁に見るきっかけとなったのが、子どもの頃によく見
た『とんねるずのみなさんのおかげです』という番組だった。
木梨憲武さんが扮する「小港さん」が現在の港浩一社長であることを懐か
し思う元視聴者も多いことだろう。
 バラエティ番組にプロデューサーやディレクターが出演する手法は
フジテレビがよく使うものだったが、一般人
 であるはずのスタッフが芸能人と共に画面に登場するシーンを何度も視聴するうち、そのグループの一員になっ
 たような錯覚を抱いた視聴者も多かったのではないだろうか。

 内輪の
ノリだから、その内側にだけ笑いが伝わればいい。女性タレントがどんなに嫌がっても、「面白ければO
 K」と押し切り、「イジリ」には愛があると思い込み、そこで反対の声を上げる人たちを「
ノリが悪い」追い出
 してしまう。
 それがあの時代のテレビの「
ノリ」だったのではないか。

 それを見せられ、ゲラゲラと笑うことができたのは、私たちも閉じた世界にいたからだ。そうした内輪の価値観
 を補強し、修正する機会もなく出世してきてしまったのが港社長だったのではないか。
 あのひどい会見の様子を伝えるニュースに触れて、港社長はテレビ局が
報道機関であることすら忘れてしまった
 のではないかと思ってしまった。


    「フジ的『ノリ』が凝縮」 かつて系列局で記者・地域活動家 小松理虔
                          「信濃毎日新聞」 1月24日 からいただきました。

 バラエティ番組しか流すことができない地上波の民放は、もう以前から「報道機関」なんかではないと思ってい
 たよ。

1.23
 おびただしい量の枝を、丸一日かけてやしきった。
 まだ乾燥しきってはいなかったけれど、火力の強さで
 した。

 化繊の衣類を着ていると、飛んできたの粉で穴が空く。
 えさかっている焼却炉の中に、枝の束を投げ入れなけれ
 ばならないから、そのときに光線を浴びる。

 ニット帽を深く被らないと眉毛を焦がしてしまうけれど、
 睫毛はどうしようもないから、もうなくなっているかもし
 れない。

 一日中「炙りの刑」状態だったので、体力をかなり消耗
 している模様です。
 
1.22
 小学生の頃、鉄棒のさかあがりができなかった。

 放課後練習をしていると、一年生か二年生だろうか、まだ体の小さな下級生の
 女の子が、その子には少し高く思えるような鉄棒のところにやってきた。
 そうして、くるっと
さかあがりして鉄棒に上がったかと思ったら、驚くことに
 くるくると空中
さかあがりで回り始めた。
 私は愕然とした。

 私が一生懸命に練習をしている横で、その子は止めることなくくるくると回っ
 ている。
 もちろん、練習をしているわけではない。遊んでいるのだ。
 その子の顔はとても楽しそうだった。
 私はバカらしくなった。

 その子は、私のように一生懸命練習をしたとは思えない。しかし、練習しなく
 ても
さかあがりが簡単にできる人がいる。しかもその子は、さかあがりを楽し
 んでいるのだ。
 頑張ってもできないことがある。努力をしても越えられない壁がある。
 これはすべて
遺伝子のせいだ。
 私たちの姿かたちや能力は、生まれたときからすべて
遺伝子で定められている。
 運動ができるのもできないのも、結局は
遺伝子の違いによるものだ。
 世の中はなんて不公平なのだろう。
 そして、神様はどうしてこんなに不公平な世界を作ったのだろう。

 運動ができるかどうかは
遺伝ではない。努力や練習だという考え方も世の中にはある。
 「
さかあがりができないのは、練習量が足りなかっただけではないか」と言われれば、確かにそうかもしれない。
 もっともっと血のにじむような努力をすれば、私は彼女のようにくるくると鉄棒を回ることができたかもしれな
 い。
 しかし、どうだろう。
 血のにじむような努力をしなくても、
さかあがりができる人がいる。
 誰にも教わっていないのに、初めてやった
さかあがりが成功する人もいる。
 どうして、その差を努力で埋めなければならないのだ。
 やっぱり、神様は不公平だ。


            「遺伝子はなぜ不公平なのか?」 稲垣栄洋  「朝日新書」からいただきました。

 近頃、こんなに面白い本は読んだことがない。
 ここに書き出したい内容がたくさんある。
 私たちがふだんあたり前だと考えていることも、すべて遺伝子たちの戦略の延長線上にあった。
 
1.21
 来たるアメリカ大統領選挙直前の10月11日、全米公開となる若き日の
 
ドナルド・トランプを描いた衝撃作。

 世界中で最もヤバい大統領と呼ばれた
ドナルド・トランプ。その発言や行
 動は規格外で、耳を疑うようなエピソードであふれている。だが、怪物は
 決して生まれた時から怪物だったわけではなかった。

 成功を夢見る初々しい20代の
トランプが、伝説の弁護士に導かれて驚愕
 の変身を遂げ、トップへと成り上がるまでの道のりを暴く衝撃の問題作が
 誕生した。

 1980年代、まだ20代の
ドナルド・トランプは父の会社が政府に訴え
 られ破産寸前に追い込まれる中、悪名高き弁護士ロイ・コーンと出会う。
 コーンは、トランプに〈勝つための3つのルール〉を伝授し、彼を洗練さ
 せていく。
 コーンは次第に
トランプを一流の実業家へと成功に導くが、やがてコーン
 の想像を超える怪物へと変貌を遂げる。

 監督はこれまで様々な問題作を描き、そのすべてがカンヌ国際映画祭に出
 品されているアリ・アッバシ。
 敵にまわせば
命取りになりかねない存在に覚悟を決めて向き合った渾身の
 力作となった本作もカンヌ国際コンペティション部門に正式出品され、高い評価を得た。
                                      
 (映画.com)

 トランプ大統領の就任式の日にこの作品と出会うのも、何かの因縁かな?
                                (kino cinéma 立川髙島屋S.C.館 にて)
 
1.20  
 クレジットカードからの引き落としをなくそうと動いている。
 その理由は、従兄弟が亡くなったあとの手続きが、煩雑を極
 めていることを知ったからだ。

 余命を宣告された場合は自分で何とかするけれど、突然いな
 くなった場合は、残された者への負担はとんでもないものに
 なる。

 税金の口座引き落としも止めようとしていて、請求された分
 だけを支払うようにしたい。
 キャッシュレスの時代には逆行するけれど、こういう人がい
 てもいいじゃないか。
 
1.19
 昭和12年生まれの叔母さん(父の妹)は、料理を作るのが億劫に
 なっているというので、毎週欠かさずに、スーパーで惣菜やパンや
 果物を買って届けている。

 昨日食品売り場に行って気がついたことは、いろいろなものの価格
 が驚くほど上昇しているということ。
 食品を全部購入しなければならないとなるとこれは大変なことだ。
 逆の見方をすれば、私の野菜作りが少しは役に立っているというこ
 とになる。

 叔父さんと叔母さんは、毎日テレビを眺めながら過ごしているけれ
 ど、私の老後も、このような生活になってしまうのだろうか。 
1.18
 土曜日の夜だというのに、「みのわボウル」は閑散として
 いて、しばらく経ったら私たちひとグループだけになって
 しまった。

 今どきボーリングなど流行らないかもしれないけれど、こ
 んな状態では経営が維持できなくなってしまう。

 そういえば、ネットのスポーツニュースの中に、もはや
 ーリング
は登場してこない。

 昨年、地元のいちばん大きなゴルフ場が倒産した。
 世の中の変遷につれて、経済活動を伴わないスポーツは、
 当然のように衰退していく。 
1.17
 従兄弟の家で剪定した甘柿ともみじのを、我が家の芝生
 に運びました。

 剪定で木を切るよりもそれを整理することの方が大変です。
 我が家の場合は焼却炉で燃やせるからまだいいけれど、都
 会では薪ストーブの匂いが問題になっているというから、
 庭木を育てる人がいなくなってしまいそうです。

 これはまだ乾燥していないからやせないけれど、昨年の
 うちに切った枝は、明日からやし始めます。
 
 それにしても、あと10日で後期高齢者になるというこの
 人は、よく動き回れるものです。 
1.16
 昨日の夜の出来事です。

 品川駅の常磐線のホームに着いたときには、30分遅れの
 特急「ひたち」が発車間際だったので、指定券を買わず
 にそのまま飛び乗った。

 コロナ禍以来そうなっているのだが、窓ぎわのにみんな
 が座っている中で、通路側には座りにくい雰囲気になって
 いる。
 そのときは窓ぎわのは全て埋まっていたから、赤いラン
 プが付いている空を探すことになった。

 ところが、赤いランプが付いている空には、窓ぎわの
 に座っている乗客の荷物がことごとく置かれていた。
 「ここに座りたいのですが…」と言えない小心者の私は、何も置かれていない座を探して座った。
 そこにいた乗客は、荷物を座ではなく足元に置いていた。

 荷物を置くのだったなら、2座分の料金を払えよ。 
 最近は、このような心遣いが出来ない、自分勝手な行動をする人たちが増えている。

 車掌が来たら特急料金を払おうとSuicaを用意して待っていたのに、土浦に着くまで一度も巡回してこなか
 ったから、結局特急料金は払わずに終わった。
  
1.15
この10日に、BS10が新たに開局した。

これは、全国無料のBS放送局「BSJapanext」と映画専門有
料チャンネル「BS10スターチャンネル」が合併したもの。

スターチャンネルは有料放送だったから、映画の主軸はネッ
トでの配信に移っている現在、視聴者が頭打ちになっている
ことは容易に想像することができる。

「BSJapanext」は、通信販売の番組を主にしていたが、そ
 れにチャンネルを合わせてわざわざ見る人は決して多くはなかっただろう。

 私にとっての朗報は、毎週水曜日に「日清食品Presents 麻雀オールスター BS10チャンピオンシップ」が放送さ
 れること。
 Mリーグの放送は月・火・木・金だから、これにこの番組の水曜日が加わることにより、平日の夜は全日麻雀
 埋まってしまったことになる。

 これで私の「暇な時間」がさらになくなってしまう。
 
1.14c
 ところで、斎藤氏(兵庫県知事)が再選を果たした原因は何だろう。
 NHKの出口調査では、投票する際に最も参考にしたものとして、
 「
SNSや動画サイト」が30%に上がり、テレビや新聞よりも多か
 った。その7割以上が
斎藤氏に投票したと答えている。

 では、「
SNSや動画サイト」はうそやデマばかり流したのだろうか。
 
斎藤陣営が何を発信したのかといえば、県立大学の入学金・授業料の
 無償化、プレミアム付き商品券などの物価高騰対策、不妊治療の支援、
 学校トイレの改修などの有権者の政策に密接した対策だ。
 ほかにも、行財政改革による県の貯金の大幅な増加、巨額の費用が掛
 かる県庁舎の建て替え計画の白紙撤回、知事公用車の高級車「センチ
 ュリー」の解約もあった。

 さらには、県職員OBの外郭団体への再就職について65歳以上の天
 下りの制限、県と密接に関係する32団体の廃止や統合の検討など、
 既得権益にメスを入れることも
斎藤氏は公約にしてきた。

 こうした政策はテレビや新聞などではあまり目にすることがない。
 あったとしてもスキャンダラスな話題の洪水に埋もれて目立たない。有権者の関心は
メディアが報じないところ
 にある。

 物価高や格差の拡大で経済的に苦しい現役世代は多い。
 身近な生活への不安に政治がどう取り組もうとしているのか、切実な関心を募らせている人が増えているのだろ
 う。政治スキャンダルや政争に興味を持つ余裕がないのだとも思う。
 NHKの出口調査では、投票で重視したことは「政策、公約」や「改革姿勢」との回答が上位を占め、いずれも
 半数以上が
斎藤氏に投票している。

 こうした現象は兵庫県知事選にとどまらないだろう。
 情報の入手先が「中高年は
メディア」「若年層はSNS」と分断されているだけではない。政策や改革姿勢を知
 りたいという切実なニーズに
メディアは応えることが出来ていないのである。

   「令和の幸福論 ~SNS選挙と既存メディア~」   毎日新聞 1月14日 夕刊 から抜粋しました。
 
1.14b
 には命がある。
 日本では毎年約7000頭のサラブレッドが競走
になるために生産されてい
 る。
 その一方で、毎年、約5000頭の内国産
がと畜されている。この5000
 頭の中には、サラブレッド以外の品種も含まれるが、内国産馬の約8割はサラ
 ブレッドなので、その多くが競
を引退したではないかと推測できる。

 業界で競争引退後に消息がわからなくなるのは珍しいことではなく、「その後
 の進路は追わない(調べない)」という。〝暗黙の了解〟が存在しているの
 だ。

 競
があるから多くのが生まれ、多くの馬が行方不明となる。
 決して覆らない事実が眼前にそびえたっているのにもかかわらず、困ったこと
 に、私たちは競
を嫌いになることができない。
 だから私もこの問題に蓋をして、光だけを見ようとしてきた。しかし、引退

 への高まりつつある今こそ、この問題をしっかりと見つめることが必要なので 
 はないだろうか。


 「サラブレッドはどこへ行くのか ~『引退』」から見る日本競馬~」
         平林健一  「NHK出版新書」 からいただきました。
 
1.14a
1.13b

成人の日

     成人のブルース

   さんざめく街の明かりに 喜びがきらめく今宵 きらめく今宵
   望みあるこの道なれば 仰ぎ見る星の光りに
   あゝ成人の 成人のブルース

   ほのかなる愁いはあれど 夢淡くつぶらな恋よ つぶらな恋よ
   うら若き君に寄り添い さりげなく語る言葉に 
   あゝ成人の 成人のブルース

   悲しみも恨みもいつか 美しき想い出となる 想い出となる
   若き日は 豊かなる海 いつの日も共に歌おう
   あゝ成人の 成人のブルース


      「成人のブルース」   詞:丘灯至夫 曲:遠藤 実
 
1.13a

成人の日

 3年前に買ったシクラメンが、今年は一人前に花を付けた。

 以前は毎年全ての色のミニシクラメンを買っていたのだが、
 それは一年こっきりで、翌年に花を付けることはなかった。

 この3鉢も、いつもと同じように夏は屋外に出して、秋に
 室内に取り入れたものだが、売っているものと遜色のない
 ような姿を見せてくれた。

 これはこれで嬉しいのだが、もしかしたら気候の変動の影
 響ではないかと思うと、素直に喜べない。  
1.12

 芝き。
 乾燥しているからよくえます。

 毎年このあと芝がまだ伸びてきて、それも枯れたものなので、もう一回く予定です。
 
1.11b
         確かな朝焼けを

       登り来る初日の 輝きをもて
       買いしめ 投機 物価値上げと
       生活を圧迫する
       インフレ政策のもとでも

       虚空に広がる星雲の 展望をもて
       高度成長の破綻を
       しかめっ面でごまかし
       いなおる田中内閣のもとで

       肌をさす寒風の きびしさをもて
       政治的な石油危機が
       経費節減という名のもとに
       合理化を正当化させる中で

       静まりかえる大地の 落ち着きをたもて
       帝国主義の芽が
       強大な軍事力を背景に
       着々と経済侵略をすすめる中で

       労働者階級の明日は
       今日を斗うことからはじまる
       確かな朝焼けをめざして     1974年1月7日 発行
       今、決意も新たに        全国金属労働組合 原電気支部 機関誌 「激流」 に掲載
 
1.11a  



 私が参加したわけではないけれど、とのさまが南箕輪の地区のどんど焼
 き
の写真を送ってくれました。

 夕べ食事を一緒にしたときに、餅をアルミフォイルに包んだものに、ど
 うやって名前を書けばいいのかという話になったけれど、どうしたので
 しょうか。

 我が家の地区は、明日の朝、注連飾りを集めて、そのあとどんど焼き
 す。
1.10

 今日も寒くて外気温は-1℃だったけれど、日中は陽が差して暖かく感じられたので、午後から従兄弟の家の
 の木の剪定に取り組みました。

 途中で、電動チェーンソーのバッテリーがなくなってしまったので、作業は途中で終了です。
 明日続きをやるのですが、高いところの太い枝は切ることができそうにありません。
 
1.9
 去年の11月1日から「フリーランス新法
 が施行されたとの連絡が、お客さんの会社か
 らあった。
 そんな法律ができたことは全然知らなかった。
 
 この法律は、組織に所属せず個人で働くフリ
 ーランス
の労働環境を保護することが目的だ
 ということだが、どうしてもピンとこない。

 私もフリーランスの端くれだけれど、「安定
 した不自由」を選ばずに、「不安定な自由」
 を自分の意志で選んだ。

 だから、誰かに依存しようという甘ったれた気持ちは持ち合わせてはいないし、いつ仕事がなくなろうとも、そ
 れは自分自身の行動の結果であるのだと思ってやってきた。

 契約書にしたって、それがないことが最高の信頼関係だと思っているし、誰にもへつらわずに、何でも指摘する
 ことができる「外部の人」という関係を維持するためには、企業の庇護のもとにあってはいけないと考えている。

 進んでフリーランスなろうとするにはそれなりの覚悟が必要だし、たゆまぬ努力が求められる。
 この法律もひとつの事象であるけれど、どうも日本の国が作り出しているいろいろな環境が、人々の「甘え」を
 助長しているように思えてならない。
  
1.8
 私が年末・年始に旅行に行ったことを知っている人から、「ゆっくりでき
 ましたか?」と聞かれるけれど、7日間緊張しっぱなしだった。

 まずは忘れ物
 先月は宿泊したホテルに電動歯ブラシを忘れてきてしまい、着払いで送っ
 てもらったことがあった。

 そしてこの旅の前日泊まった品川のホテルでは、パソコンのマウスを忘れ
 て
きたことに気がつき、新橋の「ビッグカメラ」までわざわざ買いに行っ
 た。

 最近はこんなことが続いているから細心の注意をしているのだが、対馬の
 ホテルの集合場所に行ってから、カメラにキャップが付いていないことに
 気がつき、あわててルームキーを戻してもらい、部屋に取りに行く始末だ
 った。

 そして集合時間
 私は地理音痴だから、バスが見えるところまでしか行くことができず、か
 なり時間的に余裕をもって戻っていった。
 集合時間に遅れるなんてことがあると、みんなに迷惑をかけてしまう。

 そしてこんなこともあった。
 だだっ広くて人混みの博多駅では、3人でまとまって行動していた人たちが、迷子になってしまい帰れなくなっ
 ていた。
 添乗員が電話をかけるのだが通じず、新幹線の発車時間が迫っていたから、ギリギリまで待つという添乗員を集
 合場所に残して、他のメンバーはホームに移動した。

 結局なんとか間に合ったわけだが、こんなときは、添乗員は最終的には間に合わなかった人を見捨てるのだとい
 う。
 添乗員が新幹線の団体切符を持っているのだからそうなってしまうけれど、もしそれが本当に起こったなら、こ
 の帰省ラッシュの中で、その人たちはその後どうするのだろうか。

 そんなわけで、ゆっくりした時間を送るのには、どこにも出掛けずに自宅にいるのがいちばんなのです。
  
1.7
 「東横イン」は、会員なら6ヶ月先まで予約することができる。

 3月いっぱいまでホテル予約してあるからなんて安心していたのに、
 気がついたらもう1月で、4月以降の予約をしようと思い予約のペー
 ジを開いたところ、東京都内のホテルはすでに満室になっていた。

 東京のホテルが取りにくいことはわかっていたのに、そしてお客さん
 が親切にも9月までスケジュールを提示してくれてあったのに、私と
 したことが油断をしてしまった。

 ホテルが満室になるのは、「インパウンド」の影響が大きいと思う。
 予約をするときに、宿泊の目的について、観光・旅行、出張・ビジネ
 ス、コンサート・スポーツ・イベントのどれかを選択することが求め
 られているのだから、日本の経済活動を後押しする意味でも、「ビジ
 ネス」のための客の枠を、なんとか確保してもらいたいものだ。
 
1.6
 今年いただいた年賀状の中に、「シンガーソングライター
 なのですね」というメッセージがあった。

 それで調子づいたわけではないけれど、3月2日に塩尻で
 行われる「NHK・のどじまん」への出場を申し込んだ。

 「後期高齢者です。
  先日、塩尻の老人ホームでミニコンサートを行いました。
  ギターを弾きながら、あいみょんのマリーゴールドを歌
  わせてください」

 募集要項の中に、「予選会・本選ともにカラオケで歌唱いただきます」とあるからたぶん無理だろうけれど、N
 HKに遊び心があるのなら、せめて予選会だけでも出場させて欲しい。
 
1.5  
 
 博多発12時27分の「のぞみ」で
 帰路につきました。

 今回のツアーの参加者は16名。
 男性5名、女性11名という構成で
 した。

 参加者の最高年齢は90歳で、私よ
 り年上だと思える人が何人もいまし
 た。

 私がこの手のツアーに申し込む場
 合、年齢を見たツアー会社が心配するのではないかと思っていたけれど、それは杞憂に終わりました。
 年末年始に、わざわざ対馬・壱岐などという場所にひとりで行こうとする人は、きっと変わっている人なのでし
 ょうが、みなさんお元気で団体行動をとることができました。

 出掛ける前は、これが最後の遠距離旅行になるのだろうと思っていたけれど、もしかしたらそうではないかもし
 れません。 ただし、健康でいられるという条件付きです。
 
1.3b

 観光地のホテルは、4~5人で一部屋という構成になっているから、一人で泊まるところがないのです。
 したがって、必然的に「おひとり様」の旅行は、ビジネスホテルを利用することになります。
 まさか対馬に来てまで、「東横イン」に泊まるとは思ってもみませんでした。

 その代わりと言ってはなんですが、食事はどこも豪華なので、ついつい食べ過ぎてしまっています。
 
1.3a


 昨日の夕方対馬からフェリーで渡ってきた壱岐は、小さい島だから、チャーターした大型バスは、神社を中心に
 あちこちを回りました。

 メンバーの中には、御朱印帳に記入してもらうのを楽しみにしている人もいましたが、私は神社にはあまり興味
 がないので、ここには海に関わる画像を載せたところです。

 「一支(壱岐のことを、魏志倭人伝にはこう記されている)国博物館」に行って知ったことですが、対馬と同じ
 く壱岐も元寇の大襲撃を受けていて、土地のあちこちにそのときの遺物が残っています。
 
1.2b  
 対馬の中心地厳原は城下町だったので、武家屋敷だった一
 角には細い路地が当時のままに残っています。
 そしてそこには、ここでしか見られない石積みの塀があり
 ます。

 これは「鏡積み」という対馬独特の技術で、石材の最も広
 い面を表とする技法だそうです。
 路地に沿う大きなキャンバスに、見事な模様が描かれてい
 ます。

 ガイドさんの説明によると、一度崩してしまうと、二度と
 同じようには組み立てられないということでした。
1.2a

 対馬に来るテーマだった、「南北の島は繋がっているのか途切れているのか」を検証しに、万関橋にやって来ま
 した。
 結論から言うと、今は繋がっていませんでした。「今は」という表現をしたのは、元々は繋がっていたからです。
 明治34年(1901年)に、日本海軍が水雷艇を対馬海峡東水道に出撃させるため、、久須保水道(万関瀬戸)
 を開削したのです。 だから今は運河になっています。

    第二八番  中吉

 思いもかけぬ嬉しいことが季(とき)ならぬ鶯(うぐいす)
 の声のように幸福を告げるでしょう。
 常日頃の信仰のたまものです。
 何事も節度を持って行いを正しくすれば苦難は去って新し
 い天地が開かれます。

   病気  軽し 神様のお助けあり
   事業  自重し多事は控えよ
   
            「綿津見神社」のおみくじ から
 
元旦 c

 対馬の今日の最高気温は10℃。 寒くもなく暑くもなくといったところですが、夜になって冷えてきました。

 対馬に対する想いがどこにあったかというと、蒙古襲来の時に真っ先に上陸され、どれほどの蹂躙を受けたのか
 ということにあった。
 その想いは若い頃からずっと今まで続いていた。

 そして対馬に行こうと思ったのは、一昨年、「ブラタモリ」の中で紹介されたことからだ。
 その興味は、南北の島が繋がっているのか途切れているのかという、単純な疑問からだった。
 その現場には明日行くことになっている。

 対馬には、福岡から「ジェットフォイル」で、約2時間かけて辿り着いた。 そして観光バスでほぼ縦断した。
 不思議だったのは、すれ違いができるかどうかというくらいの狭い道だったのに、対向車がほとんどなかったこ
 と。
 元旦だったからということもあったかもしれないが、観光客が少ないのはうれしいことでした。

 日本最北西端の棹崎公園からは、韓国の釜山が薄(うっす)らとですが望めました。
 
元旦 b  
 自分で考えなくてもいいツアーの場合、前もっての予習はほとんどしないから、つい最近まで、初日の出は対馬
 で見られるものとばかり思っていた。
 午前7時33分、太宰府のホテルの部屋から眺めた初日の出です。

 朝食はバイキングだったけれど、お雑煮がありました。

元旦 a  

 明けましておめでとうございます。
 今年もよろしくお願いします。



 門松を飾るのは、縁起物だからということと、作る職人を失いたくない
 からです。

 いろいろな日本の文化が失われていく傾向にあるなかで、門松も伝統を
 受け継いでもらいたいもののひとつです。

 右と左を比べて、右の方が少し背が高いのに気が付かれたでしょうか?
 それは注文をしてあったグリーンファームで、車に積み込むときに
 部分を持ったため、少し抜けてしまったからです。
 慌てて押し込んだけれど、元には戻りませんでした。