「雨音」 の表紙です。   

             水玉をイメージしました。

            詩集の題名は、これから先も漢字の2文字にしようと決めました。 

            ガリ版刷りは、黒いベタをだすのがたいへんです。

            少しでも油断をすると、ロウ原紙が破れてしまうのです。

                    発行  1971.12.31    部数  200

 

 



          あとがきに掲載した「うた」

 

          明日に架ける橋 

                       PAUL SIMON

           君がへこたれて ゆううつなときには
           君の瞳に涙がいっぱいのときには
           その涙を乾かしてあげよう
           君の味方だもの
           つらいときがきて
           頼る友達もいないときには
           逆巻く水に架ける橋のように
           ぼくは身を投げかけてあげる

           君が打ちのめされたとき
           あてもなく通りをさ迷うとき
           つらい夕暮れがやってきたときには
           君を慰めてあげるだろう
           君の苦しみと代わってあげよう
           暗闇がやってきて
           苦痛があたりにたちこめたら
           逆巻く水に架ける橋のように
           ぼくは身をなげかけてあげるだろう

           銀色の少女よ 出帆しよう
           どこまでも船を進めてお行き
           君の輝くときがきたんだよ
           君の夢は全部すぐそこまできてる
           ごらん、そこで輝いているのを
           もし友達が必要なら
           君のすぐあとをついていってあげる
           明日に架ける橋のように
           君の心を楽にしてあげよう

                 BRIDGE OVER TROUBLED WATER