私の
闘いに対する原点は
太平洋戦争に突入する以前
日本が
急速に軍国主義への道をたどるために
治安維持法をつきつけてきた中
非合法活動を続け
拷問を受け
「転向」しさえすれば
すぐ娑婆へ戻れたものを
それができないばかりに
虐殺されていった人たちの
痛みや苦しみです
そして
その多くは日本共産党員でした
彼らは
殺されることが
名誉でなんかなかったはずです
あとに続く人たちのあてもないまま
悔しさをいっぱいかみしめて
殺されていったのでしょう
それが 彼らの闘いでした
だから
「甘ったるい日常はたたきつぶせ!」
「惰眠をむさぼるな!」 と
いつも 自分に
声をかけていくのです
(1978.11.6)