どうしようか



          体を張ってまで
          と言っても大げさでないほど
          生活のすべてをそそいだ
          全金原電気支部での組合活動
          怒りは
          働く仲間を裏切り
          会社の意見を代弁する
          執行部に向けられた
          支えられていたものは
          かたく手をつないだ仲間と
          ときおり執行部の表情に浮かぶ罪悪感
          そして 明確な展望

          1年半のブランクがあって
          生活の基盤が変わり
          はじまった活動は
          長野県社会福祉のシンボル的存在
          西駒郷のなかの事業団労組
          おりしもかけられた
          事業団化という合理化攻撃

          県の攻撃は
          組合の分断という
          もっとも卑劣な形で表われ
          同じ職場で働く
          ふたつの組合の方針が異なり
          県の主張と
          わが組合の主張が一致している

          原電気とちがうことは
          指導者に罪悪感がなく
          純粋な気持ちで
          反階級的な行動を起こし
          自分たちのカラを作ってしまっていること

          県職労西駒郷分会の
          正しい情勢把握と
          盛り上がる闘いを横目で見て
          うしろめたさと
          やりきれなさに
          完全に包み込まれながら
          俺は
          これから1年間
          執行委員をつとめる