利益を生み出すプロセス改善


 問題が何かがわかるようにする  
 
   現状を変えたいのだけれど、どこから手をつけたら
   よいのかわからない。
   どんな方法を採用すれば、一番効果が出るのだろ
   うか。
   まずは現状をきちんと分析します。誰もが共通の認
   識をもてるように、できるだけ数値に置き換えます。
   問題を問題として明らかにさせる方策をとっていき
   ます。




 ムダを徹底して取り除く  

   どんな仕事も、それぞれ必要があってやっていることで
   すが、本当に効果が出ているのでしようか?
   ちょっと切り口を変えてみるだけで、隠れているムダが
   見えてくるものです。
   手段か゜目的になってしまっていると、多くのエネルギー
   を注いでもいい結果が出ません。
   ムダ取りを実施することによって、少ない労力の投入で、
   最大の結果が生み出すことのできる体制を築きます。




 人を育て戦力アップを図る  

   企業の差は人材の差です。
   ところが、人の能力というのは、そんなに差がないもの
   なのです。
   つまり、その人を活かしているかどうか、活躍できる条
   件が整えられているかどうかです。
   そこで動機付けが重要になってきます。なぜそれを行
   うのかという目的をはっきりさせ、それをその人自身の
   課題にしていくのです。
   具体的で努力すれば到達できる目標を与え、結果を出
   した喜びを何度となく体感していけば、人は成長してい
   くものです。
 



 職場の風通しをよくする  

   自分ひとりだけで何かを遂行すれば、それがいちばん
   風通しがいい状態です。
   判断するための条件を全部把握しているから、すぐに
   決断をすることができます。
   ところが、組織が絡むと情報が停滞したり消えてしまっ
   たりします。
   基本は「報告・連絡・相談」です。それを精神論でなく、
   仕組みとして実施できるようにするのです。
   あたり前のことがあたり前にできる職場、それが風通し
   のよい職場です。



 戦略会計を導入する  

   税金を計算するための税務会計ではなく、問題を浮き
   彫りにさせるための戦略会計を導入します。
   売り上げ・固定費・変動費をその性格ごとに分類し、月
   次単位の目標金額を設定します。
   1ヶ月が終了したところで、できるだけ早く実績数字を
   集計し、差が出じた原因を解明します。
   原因がはっきりした問題は、次月の活動方針となって
   きます。
   このことを繰り返しながら、できるものから月次→週次
   →日次へと転換させていくのです。




 付加価値生産性を高める  
   企業の目的は利益を出すことです。
   それも、瞬間的ではなく、継続して出し続けることです。
   そのために企業は、常に改善活動に取り組まなければ
   なりません。
   きわめて舵取りが難しくなっている経済情勢の中で、製
   造業もサービス業もそれに適応するための変化をし続
   け、生き残りを図らなければなりません。
   仕事の進め方を変えること、つまり効果的なプロセス改
   善を、今こそ、推し進めましょう。