2.13 |
立場
いちばん悪い条件にいなければ
本当の気持ちはわからないのだろう
そうすると
未組織の 労働基準法すら守られない
退職金制度なんかない
そんな職場で働かなければならない
真の差別がわかるには
常に差別される側にいなければならないのだろう
そうすると
今の境遇を破壊し
「障害」さえ自分に押しつけなければならない
観念的に 主観的に
ものをとらえることも必要だけれど
いまの自分の立場でも 物事の道理はわかる
階級の仕組みさえ認識していれば
闘いを組むことができる
自分の中にある差別意識は
押さえつけることで変えることはできない
エゴは精一杯主張し
差別意識はもろにだして ぶつかっていこう
そうすれば 「立場」は乗り越えられる (1979.7.10)
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2.12 |
「人を轢いたかもしれない」厳格な父親からの一本の電話。それが悪夢の始
まりだった。
80歳目前の武は、教職退任後、市民講座で教える地元の名士。
父の武と同じ教職に就く敏明は、妻の香苗と反抗期の息子・幹人との平凡な
生活を送っていた。
このところ父の愛車に傷が増え、危険運転が目に余るようになってきたた
め、敏明は免許返納を勧めるが武は固く拒絶する。
さらに、市民講座の生徒である西尾千代子と武との親密な関係を怪しむ噂が
広がり、敏明は悩みを深めていた。
そんなある日、近隣で悪質な轢き逃げ事件が発生。「あれって――まさか」
疑念に駆られ、事件の真相を探る敏明が辿り着いた“おぞましい真実”とは?
(e book)
363ページに及ぶこの作品は、小説の命であるドキュメントに引き付けら
れて読み進めたのだが、最後の3ページは事件解決までのあらすじが書かれ
ているだけで、いささか拍子抜けしてしまった。
単行本にするのには枚数が多くなってしまうからなのか、連載されていた「小説すばる」の期限が限られていたのかはわからないが、テーマが興味深かっただけに残念だ。
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2.11 |
前々から考えていてほのめかしてきたことだが、今日行った
会社で、「週休3日制」を具体的に提案した。
週の労働時間の制限は40時間だから、1日10時間で4日
間勤務することになる。
その会社は、365日休みなしで、24時間動きっぱなしだ
から、有効な組合せが構成できると思う。
祝祭日は3日間の休日に吸収し、これは法律を変えないとで
きないことだが、有給休暇を年間10日間に削減する。
若者は、「手取り」と同じように休日を欲しているようだ。
こうでもしないと、その会社においては、新しい人材を採用
することができない。
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2.10 |

1940年8月、ベルリン。
18 歳のステラ・ゴルトシュラークは、アメリカに渡りジャズシンガーに
なることを夢見ていたが、ユダヤ人の両親を持つ彼女にとって、それは儚
い夢だった…。
3年後、工場で強制労働を強いられていたが、ユダヤ人向けの偽造パスポ
ートを販売するロルフと出会い、恋に落ちると、同胞や家族が隠れて生活
する中、ロルフの手伝いをしながら街中を歩き、自由を謳歌していた。
しかし、ゲシュタポに逮捕されると、アウシュヴィッツへの移送を免れる
ため、ベルリンに隠れているユダヤ人逮捕に協力を強いられる。
生き残るために同胞を裏切ったステラは、終戦後、裏切ったユダヤ人仲間
から裁判をかけられる…。
人質のようなかたちでいる両親を守ろうとし、拷問をかけられて痛めつけら
れるのがもし自分だったなら、「裏切る」ことを押しとどめられるだろうか。
600万人ものユダヤ人が、ナチの手によって虐殺された。
(新宿武蔵野館 にて) |
2.9b |
 寒かったので屋外作業はやめよ
うと思っていたけれど、朝から
外に出て家の周りを片付けてい
たところとのさまが来てくれた
ので、思い描いていた作業を始
めた。
それは、高い土手の真ん中に通
路を作るというもの。
土地改のときにはあった通路が
ほとんどなくなってしまったの
で、草刈りのとき自走機がコン
トロールしにくかった。
でもこんなバカなことを考える
人はそうはいないだろう。
削った土はほとんど砂利状態だ
ったので、篩(ふるい)で石だ
けを取り出したり、根っこを付
けた草は堆肥に積んだりで、大
変な作業だった。
一日やって半分くらいできたけれど、残りをいつやればいいのだろうか。 もうクタクタです。
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2.9a |
「ニオイバンマツリ」は、花の色が青から白へと変化する
珍しい花だ。
鉢植えのものを大切にしてきたのだが、夏に外に出してい
たときに枯れてしまった。
そこで通販で新しい苗を2本買った。
そのうちの1本が花を付けたのです。
花を付けている真ん中と右側のものが新しく買ったもので、
真ん中の青い花の色は白く変化しています。
左側が枯れたと思っていたのに息を吹き返した前からある
もので、この様子だとこれから花を付けてくれそうです。
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2.8 |
私には子どもの頃から、ずっと引きずっていることがいくつかある。
・寝つきが悪いこと。
・記憶力が劣っていること。
・集団になじめないこと。
・運動神経が鈍いこと。
これらは生まれつきのことだから、いくら努力をしても改善されることがない。
だから、今までの人生は、コンプレックスとの闘いだった。
この中で「記憶力」については、お客さんの苗字をいつまでも覚えることができなかったり、本を読んでいても、
昨日までのストーリーが頭の中に残っていないので、少し前まで遡って読まなければならない状態だ。
自分が作った曲でさえ空で歌えることができないから、「あいみょん」の「マリーゴールド」の歌詞をどうやっ
ても覚えることができない。
それにギターコードを付け加えることなど不可能に近い。 だから努力することを昨夜で諦めました。
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2.7 |
 
風で玉ネギのマルチシートが剥がれかけていた。
このまま放っておくと全部が剥がれてしまうし、玉ネギの葉は伸びていかれなくなってしまう。
そこで、凍っている土を鍬で起こして、再度マルチシートを覆った。
朝食を食べて少し経ってから始めたから、外気温は-1℃でした。
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2.6b |

都内の高級住宅地で起こった火災。
焼け跡からは都議会議員と元女優の夫婦の遺体が発見された。
当初無理心中と思われていたが一転、殺人事件に様変わりした。
警視庁捜査一課の五代は所轄の刑事、山尾と捜査を始めることになるが—
——。
華やかな人生を歩んできた二人に一体何があったのか。
(幻冬舎 特設ページから)
このところしばらく東野圭吾の作品に触れていなかったのは、私の中に「マ
ンネリ」感が生まれていたからだった。
誰かの弱みを握って、それをSNSで公開されたくないのなら、指定の口
座(架空の持ち主)にお金を振り込ませる。 そしてそれを「闇バイト」を
使って引き出させる。
こんな今どきの風潮をミステリーにし、読む人をどんどん物語の中に引き込
んでいく。
久しぶりに彼の作品に触れたのだが、やっぱり東野圭吾の小説家としての力
量はすごい。 |
2.6a |
生体検査の結果を聞きに伊那中央病院に行ってきました。
想定はしていたのですが、やっぱりガンでした。
8ヶ所採取した中から、3ヶ所にガン細胞が見つかったということです。
何もないことをちょっぴりは期待していたのですが、まあ後になって見つかるより、早く発見さ
れてよかったと思っています。
次のステップは、骨に転移しているかどうかを調べる「骨シンチグラフィ」。ここまできたら焦ることもないの
で、仕事が入っていない日を選択させてもらいました。
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2.5 |
退院日に移動するのも無謀だったかもしれないが、それ以上に応
えたのは麻雀だ。
うっかりしていて写真を撮らなかったのでここには載せなかった
が、先週の土曜日は、朝10時から夜の7時まで雀荘で麻雀をし
ていた。
途中から具合が悪くなって、そのあとの打ち上げをキャンセルし
ようとも思ったけれど、運転手がいなくなってはみんなを送り届
けることができない。
そのときのダメージが今も影響している。
後期高齢者は、それなりのわきまえた行動をしなければい
けないのだけれど……。 |
2.4 |
筒井康隆の同名小説を、「桐島、部活やめるってよ」「騙し絵の牙」の吉
田大八監督が映画化。穏やかな生活を送っていた独居老人の主人公の前に、
ある日「敵」が現れる物語を、モノクロの映像で描いた。
大学教授の職をリタイアし、妻には先立たれ、祖父の代から続く日本家屋
にひとり暮らす、渡辺儀助77歳。毎朝決まった時間に起床し、料理は自
分でつくり、衣類や使う文房具一つに至るまでを丹念に扱う。
時には気の置けないわずかな友人と酒を酌み交わし、教え子を招いてディ
ナーも振る舞う。この生活スタイルで預貯金があと何年持つかを計算しな
がら、日常は平和に過ぎていった。そんな穏やかな時間を過ごす儀助だっ
たが、ある日、書斎のパソコンの画面に「敵がやって来る」と不穏なメッ
セージが流れてくる。 (映画.com)
映画を観るのは時間つぶしではないから、常にターゲットを絞っている。
「敵」は、事前に筒井康隆の文庫本を買って読み始めたのだが、途中で挫
折してしまった。
だから、仕切り直しの鑑賞だけど、評判通りの作品でした。
(テアトル新宿 にて)
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2.3b |
ATMから、いつも使っていないカードで10万円を引き出し
た。
そのあとそれでは足りないことに気がついて、もう一度引き出
そうとしたところ、「支払限度額を超えています」という表示
が出た。
そこで銀行に行って理由を訊いたところ、「70歳以上の人は
支払限度額が10万円になっています」との答えだった。
その場で限度額引き上げの手続きをしてくれたが、最近は「特
殊詐欺」にひっかかるのは高齢者だけではない。
新聞に頻繁に出てくる記事の内容を見ていると、「投資詐欺」
とか「ロマンス詐欺」とかいった、高齢者に限定されない内容のものの方が多い。 そして何回も繰り返して振
り込むことにより、被害額が高額になってしまっている。
だから銀行も、いつまでも「高齢者対策」にこだわらずに、「繰り返し振り込み」を検出するシステムを構築し
た方がいい。
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2.3a |
明け方に夢を見た。
「泡沫(うたかた)の夢」と言われているように、夢はすぐ消えてしま
い、それがどんな内容だったのか、後になってみるとほとんど覚えてい
ない。
今朝の夢はうっすらだけれど、場所は私の事務所だった。
以前南箕輪に、ワンフロアのだだっ広い事務所を構えていた。
そこに何組かのお客さんが来ていて、その中に私に来て欲しいという会
社の方がいた。
私はその人に、「ガンが見つかったら仕事をやめて、野菜作りに専念し
ます」、と言ったことだけははっきりと覚えている。 |
2.2b |
 
畑や土手から出てきた石は、最初の頃は親戚の叔父さんに運転してもらった軽トラで河原に、その次は地元の土
建会社の土場に棄てに行っていたのだが、それも一杯になってしまった。
そこで新たな捨て場所を自宅に作ることにした。
これが、焼却炉の横に作った石垣です。
おじいさんは「石や」だったから、積んだ石垣が地元のあちこちに残っている(背景のものもそう)。
この完成した石垣を見て、おじいさんの遺伝子が受け継がれているのかなと、密かに満足をしている私です。
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2.2a |
94歳になるクリント・イーストウッドの、監督引退作とも囁かれ
る映画「陪審員2番」が、「U-NEXT」でひっそりと配信公開され
ている。
日本では劇場公開はなく、米国でも50館以下の限定上映で、2度
のアカデミー作品賞・監督賞に輝いた巨匠の最新作としては、なん
とも寂しい扱いだと報道された。
だが、監督41作目となる本作でも衰えを見せず、切れ味鋭い名作
を生む手腕は健在だという。
私なんか、彼がいつまで映画作成に関われるのだろうかと心配しな
がら、次の作品の劇場公開を心待ちにしていた。
日本にも、その様な人たちが多いことだろうにねえ。 |
2.1b |
見たいテレビ番組はあらかじめ予約をしておく。
何年か前に、遠隔で操作できるDVDプレーヤーを買ったのはそのため。
そして週末に、それを見ては消していた。
でも、入院や仕事で丸々1週間家にいなかったから、録りだめておいた番組がこなせない。
ということは、私にとって魅力がある番組が、この週はたくさんあったということ。
だけど、今週はとても見きれそうにもない。
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2.1a |

あいみょんの曲が難しいのは、ブレス(息継ぎ)が小節の
間ではなく真ん中に入っていて、それを八分休符のときに
しなければならないからだ。
だからなかなかタイミングを取ることができないため、楽
譜を目で追いながら、耳ではYouTubeから流れる曲を聞い
て、頭の中にたたき込んでいる。
何のため?
そう、NHK「のど自慢」に出場するため。
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