「クサノオウ」の語源にはいろいろな説があります。
@ 「草の黄」であるという説は、茎や葉を切断すると中から黄色い汁をだすところからきている。実はこの黄色い汁こそ毒であり薬であることを強
調したものだという。
A 「草の王」であるという説は、薬草の王という意味で、昔からこの野草は鎮痛や鎮静剤、あるいは皮膚病全般に薬効があると言われていた。そ
んなところから草の王と呼ばれたという。
B 「瘡(くさ)の王」であるという説は、瘡とは皮膚病の総称で、皮膚病を直すという意味からきているという。
確かに子どもの頃は、「クサノウ」の汁をイボに付ければ治るからという理由で、「イボコロリ」と呼んでいました。