おじいさんが私がいる部屋の窓をコツコツたたく。
   何かと思ったら、さつまいもが見事だから、畑まで見に来いと言うのだ。
 
   畑に行くと、葉っぱだけを刈り取って、サツマイモが顔を出している畝(うね)があった。
   以前のようにたくさんの野菜を作らないから、サツマイモの畝も1本だけだ。
 
   一緒に見に行った長女が、これから食べたいと言ってひと蔓(つる)持ち帰ってきた。
   今夜はみんなでサツマイモの試食です。