高鳥谷神社の本殿にある木彫りの竜です。
祭事の最中に、日光が差し込んできて、照明の役目を果たしてくれました。
現在の「高鳥谷神社」の本殿は、文政12年(西暦1812年)立川和四郎2代富昌の作で、かの
「諏訪大社」上社・下社の御社殿や神楽殿を作られた方と同じ方の作です。
立川氏は諏訪の方ですから、地元の諏訪大社は全費用80両で請け負ったといわれていますが、
当社は180両と米100俵とありますから、費用からも素晴らしい彫刻が施されていることが分
かるかと思います。
この写真は、昨年11月の新嘗祭の時に撮影しました。
このように、本殿に日光が差し込んできて、竜の存在を浮きただせてくれるタイミングは、そんな
に多くあることではないでしょう。
貴重な瞬間に出会ったということです。