平安神宮に行ったのは、ウェブサイトの京都の桜情報の中で、 桜マーク が5つついていたから
   です。
   
   平安神宮は、平安遷都1100年を記念して明治28年(1895年)に建てられたものですから、平安
   神宮という名称でも、平安時代に建てられたものではありません。

   この桜がある池泉回遊式庭園は、明治以降を代表する庭師である「植治」こと小川治兵衛の作
   です。この小川治兵衛という人は、結構人工的な石を使うのが好きだったようで、この神苑にも
   臥龍橋という、いかつい名前の飛び石があります。
   これに使われている石は、もともと鴨川にかかっていた三条・五条大橋の礎石に使われていた
   ものだそうです。
   この結構大きな石が、絶妙の配列で、実際観光客も渡れる橋となっています。

   ピンク色をした桜も華やかでいいのですが、この写真のように白い色の桜は、このような風情
   のある庭園の中ではなまめかしく見えます。