奈良市 西大寺 765年、称徳天皇が鎮護国家と平和祈願のため7尺の金銅四天王の造立を発願されたのが、西 大寺のはじまり。 南都七大寺の一つに数えられ、当初は、110もの堂宇が立ち並ぶほど栄えた。 平安時代に火災などによって一時衰退したが、1235年、叡尊上人が当寺に入寺して再興し、密・ 律兼修の根本道場として発展した。現在の堂宇は1502年の火災で焼失したのちに、江戸時代に 再建されたものである。 写真は東塔の跡です。 奈良時代には東西両塔が建てられ、創建当初のものはともに平安時代に焼失。 東塔は藤原後期に再建されたが、これも室町時代文亀2年(1502)に焼失した。 跡から推定すると、八角七重塔の基壇の規模を示している。 |