土手や道ばた、草原などに生えるケシ科の越年草。
茎は中空で、高さ30〜80cmになる。全体がやわらかく、縮れた毛が生えて白っぽく見える。
葉は互生し、羽状に切れ込み、枝先に黄色で径2cmほどの4弁花を数個つける。
茎や葉を傷つけると黄色の汁を出し、有毒。毒は薬としても用いられ鎮痛、解毒の薬効があるとされる。
瘡(くさ)とは丹毒(たんどく)のことで、それを治す薬草であるということからこの名前が付いたという。
子供の頃は、この草の液をイボにつけれぱ治ると教えられました。
春に咲く花のようですが、9月の田んぼの土手でも見かけたものです。