奈良の法隆寺には、金堂や五重塔をはじめ現存する木造建築では世界最古といわれる建造物
   がいらかを並べています。
   斑鳩(いかるが)の地に法隆寺が建立されたのは607年(推古十五年)のことで、推古天皇と聖徳
   太子が用明天皇の病を治すために、薬師像を祀る斑鳩寺(現法隆寺)の建築を進めたことが始
   まりとされています。

   現在の法隆寺は672年から689年にかけて再建を始めたものとされています。
   1400年の年月を経て18万7千平方メートルもの広大な敷地内には、19棟の国宝建築物をはじめ、
   建立以来人々をひきつけてきた幾つもの文化財が存在し、文化史上重要な寺院であることから
   1993年12月に世界文化遺産に指定されました。

   写真は、右が五重塔、左が金堂です。