「毒婦の甘い唇」、イチイは昔から矢の毒として使われていました。

   樹高は10m程で、樹形は円錐形になります。
   葉は平たい線形で、先端はやや尖り、濃緑色。
   種子は球形で、赤い多汁質の仮種皮に覆われています。

   耐陰性、耐寒性があり、刈り込みにも耐え、雪にも強く北海道でよく見られる強健な樹種です。
   幹、茎、種子には毒性の強いアルカロイド系のタキシンが含まれますが、葉は乾燥して生薬の
   一位葉(いちよう)としても利用されます。